JP2001126440A - テープ媒体カートリッジおよびテープミニカートリッジアダプタ - Google Patents

テープ媒体カートリッジおよびテープミニカートリッジアダプタ

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JP2001126440A
JP2001126440A JP2000278392A JP2000278392A JP2001126440A JP 2001126440 A JP2001126440 A JP 2001126440A JP 2000278392 A JP2000278392 A JP 2000278392A JP 2000278392 A JP2000278392 A JP 2000278392A JP 2001126440 A JP2001126440 A JP 2001126440A
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reel
adapter
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Cappabianca Leo
レオ・カッパビアンカ
A Deru Jenio Joseph
ジョセフ・エイ・デル・ジェニオ
M Finkel Steven
スティーブン・エム・フィンケル
Cosack Joseph
ジョセフ・コザック
P Rinzurii Bradford
ブラッドフォード・ピィ・リンズリー
George A Saliba
ジョージ・エイ・サリバ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準化された特徴を有するテープミニカート
リッジと、ミニカートリッジの標準化された特徴を適合
させるためのミニカートリッジアダプタとを提供する。 【解決手段】 テープミニカートリッジは、より大きい
業界標準のテープカートリッジと機能的に互換性のあ
る。ミニカートリッジアダプタは、より大きい標準のテ
ープカートリッジによって与えられるような、標準の構
造的および機能的要素をテープドライブに与えることに
よって標準のテープドライブと互換性を持つようにミニ
カートリッジを適合させる。標準のカートリッジは、標
準ドライブによって係合される書込保護フラグと、リー
ダバックルガイドとリールロックとを含む複数の構造的
要素を有するので、カートリッジアダプタは、これらの
係合および力をミニカートリッジに効率的に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、互いにおよび標準のフルサイ
ズの媒体カートリッジと互換性のあるサイズの縮小され
たデータ記憶媒体カートリッジおよびカートリッジアダ
プタに関する。この発明は、より小さいカートリッジが
より大きい業界標準のテープカートリッジを受け入れる
テープドライブ内で使用可能なように、ハウジング内に
より小さいテープカートリッジを保持するためのアダプ
タを提供する。
【0002】カートリッジテープドライブは、コンピュ
ータ化されたユーザデジタル情報のアーカイブ式バック
アップのために広範に使用され、特にいわゆる「ワール
ドワイドウェブ」または「インターネット」上の情報ラ
イブラリツールとしてますます使用されるようになって
いる。テープが書込ヘッド要素を通って引出されるかま
たは「ストリームされる」と、情報は典型的には、磁束
遷移の線形トラックとしてテープ上に書込まれる。典型
的には、テープのブロックは、これが「テープの開始」
または「BOT」インジケータから「テープの終了」ま
たは「EOT」インジケータへと高速で移動すると、テ
ープへ連続的にストリームされる。代替的に、テープが
ビデオカセット記録技術において採用されるタイプのヘ
リカルスキャン、回転ヘッドアレイを通って引かれる
と、デジタル情報は横トラック内に書込まれ得る。
【0003】磁気記録テープは、片面に磁気記憶材料が
被覆された非常に薄い可撓性プラスチックストリップで
あるので、これは損傷を受けやすい。テープは引き伸ば
され反らされる可能性があり、その端は損傷を受けるか
または擦り切れる可能性がある。したがって、テープカ
ートリッジは、テープドライブにテープを装填しかつ取
外す際のテープに対する物理的損傷を最小限にするため
に、開発されてきた。テープカートリッジには以下の2
つの基本的なタイプがある、すなわち、自給式送りおよ
び巻取リールカートリッジと、単一のカートリッジに巻
きつけられて供給されるテープのリーダ端における結合
またはバックリングメカニズムを含む単一の送りリール
カートリッジとである。
【0004】商業的成功を獲得するために、特定の標準
に従うカートリッジが、標準カートリッジ設計を処理す
るよう設計されたテープドライブによって受容されかつ
使用され得るように、業界はテープカートリッジおよび
カートリッジ内のテープを標準化する必要があった。標
準化は、第2のおよびさらにより厳しい制約を課してお
り、合意によって定められた標準を維持するために、よ
り新しいテープカートリッジ設計がより古いテープドラ
イブとの旧版互換性を有するべきであり、(かつ、より
新しいテープドライブが同様により古いテープカートリ
ッジとの旧版互換性を有するべきである)ことを意味す
る。この発明は、DLTTM コンパクテープTM(DLTTM
Compactape TM)ブランドの下でこの発明の譲受人によ
って市場に現在出されている単一リールのテープカート
リッジのための標準化されたカートリッジ設計に対する
改良を提供する。このカートリッジは、たとえば、米国
規格協会標準ANSI X3.197−1991標準で
あって、「情報交換のための未記録磁気テープおよびカ
ートリッジ−1/2インチ(12.65mm)、直列蛇
行、22トラック、6 667ftpi(262ftp
mm)および48トラック、10 000ftpi(3
94ftpmm)」と題する標準によって、標準化され
る。この業界標準カートリッジ仕様は、関連の背景材料
としてここに引用により援用される。
【0005】標準化されたカートリッジ10(図1に概
略的に示されかつ図2および図3により構造的に詳細に
示される)は、2部品の、ほぼ方形の箱型構造であっ
て、テープの単一の送りリール16を含み、5つの堅固
な壁とドアまたはシャッタ34を有する第6の壁の少な
くとも一部とを備え、このドアまたはシャッタは、リー
ル16に巻付けられて供給されるテープの結合端へのテ
ープドライブアクセスを可能にするために、カートリッ
ジ10が互換性のあるテープドライブ内に挿入される
と、開く。カートリッジ10は、たとえば、2つの規定
された開口部36および38を含み、これは2つの内部
リールロック30および32に通じる。リールロック3
0および32は、リール16の直径に作用するように位
置し、ロックは、送りリールが回転することを防ぎ、テ
ープパンケーキが、カートリッジ処理中に標準のテープ
ドライブの外側に解れることを防ぐ。テープリーダは、
バックリングメカニズムを含み、カートリッジ10は典
型的には、開口部に隣接する規定された位置にバックリ
ングメカニズムを制止するための特徴を含む。
【0006】標準のテープドライブのカートリッジ処理
部分20が、図1に機能的に示される。標準化されたカ
ートリッジ10のための互換性のあるテープドライブ
は、ベース成型体(図示せず)を有し、これに、成形さ
れたプラスチックのカートリッジレシーバ50がしっか
りと固定される。前面開口部から見ると、レシーバ50
は、標準の単一のリールテープカートリッジ10を受容
するよう適合させられている。レシーバ50は、左端5
2、右端54および上面56を有するほぼU字型の溝構
造をしており、前面および後部に開口部を規定する。金
属板床58は、スピンドル開口部を有し、溝構造に取付
けられ、箱を形成する。成形されたプラスチックドライ
ブカバー(図1には示されない)が、レシーバおよびベ
ース成型体の前面壁に取付けられる。レシーバ50は、
カートリッジを受容するための前面開口部を含み、回転
可能ハンドルメカニズム66(図1に概略的に示され
る)のためのジャーナルを与える。
【0007】ハンドルメカニズム66は、2つのレバー
を回転させ、その第1のレバー(図1には示されない)
は、第1のフィンガを有し、これは、カートリッジ10
が挿入された後ハンドルが前面カバー68と同じ高さに
押されると、カートリッジの底部の標準化された位置付
けホールに入る。他方のレバー66は、第2のフィンガ
68を有し、これもまた、カートリッジ10と係合する
ようにされる。この第2のフィンガ68は、二次的な位
置付け機能を有してもよいが、第2のフィンガ68の主
な機能は、カートリッジ10内の送りリールロックの1
つを解除することである。
【0008】2つのレバーの間に懸下されるのは、僅か
な回転の自由度と中心開口部とを備えるプレート70で
ある。ハンドルが開放位置にあって、テープカートリッ
ジを受入れるとき、レバーは、レシーバから下方に押し
下げられ、プレートは、ばね荷重されたクラッチメカニ
ズムを、ドライブベースに固定された送りリールモータ
に係合させる。この動作は、テープスピンドルアセンブ
リを押し下げ、カートリッジ10の経路から押出す。反
対に、ハンドルメカニズムが、その係合された、前面パ
ネルに対して同じ高さの位置に戻されると、クラッチプ
レート70がスピンドルを解除し、プレート70は、ス
ピンドルを持上げ、カートリッジ10内の単一のリール
と名目上作動的に係合する。
【0009】スピンドルの環状の歯付きリング72は、
カートリッジ内の送りリールの相補の環状の歯付きプレ
ートと係合する。送りリールモータ74は、ドライブリ
ング72を回転させるよう直接結合され、これによって
標準カートリッジ10内のリールを回転させる。カート
リッジ10内のばねメカニズムは、送りリールにバイア
ス力を与え、この力は、スピンドルリングが送りリール
歯付きプレートと係合するとき克服される。リングおよ
びプレートに傾斜を付けることによって、スピンドルが
係合されるときスピンドル上にリールを中心寄せするこ
とが促進される。公開された標準に従うばねでバイアス
された送りリールを含むテープカートリッジの一例は、
「テープカートリッジ軸受」(“Tape Cartridge Beari
ng”)と題するジョンソン(Johnson)らに付与された
米国特許番号第5,027,249号に記載され、その
開示はここに引用により援用される。
【0010】レシーバ50の左側壁52上の固定された
カートリッジドア駆動構造76は、カートリッジ10の
ドア開放構造78と協働し、このためカートリッジ10
がレシーバ50内に押込まれると、固定された構造76
がカートリッジドア解除構造78と係合することによっ
て、カートリッジのドア34を自動的に開けて、テープ
バックリングメカニズムを露出する。レシーバの右側壁
上には、ソレノイド駆動され、蝶番式に取付けられたロ
ックドック64が、カートリッジ10内に規定される第
3の標準化された開口部42内に延在する。この第3の
開口部42は、カートリッジ10の右側壁内のノッチを
含む。ソレノイドによるロックドック64の回転が、ハ
ンドルメカニズム66のラッチを外し、ハンドルが開け
られることを可能にする。さもなくば、一旦カートリッ
ジ10がレシーバ50内に装填されると、カートリッジ
ロックドック64は、カートリッジが出てくることを防
ぐ。ロックドック構造はまた、第2のマイクロスイッチ
を担持し、これはユーザ駆動の書込保護メカニズム44
を感知し、これはノッチ42に隣接するカートリッジの
側壁内に形成された書込保護窓46を開きかつブロック
する。
【0011】カートリッジ10がレシーバ50内に適切
に装填されると、カートリッジの右側壁および開口部3
8は、レシーバ50の基準データ面と正確に位置合わせ
され、これによって、テープドライブの送りリールスピ
ンドルリング72と位置合わせされる。同時に、ドアお
よび2つの直径方向に対向するリールロックを含むカー
トリッジテープ保護特徴は、それぞれ、開かれかつ開放
され、これによってテープドライブメカニズムがテープ
バックリングメカニズムとバックリングし、かつドライ
ブ内の規定されたテープ経路に沿ってテープを引出すこ
とを可能にし、テープの張りは、送りリールモータ74
および、テープドライブ内の巻取リールに対して巻取リ
ールモータによって与えられる反対方向トルクによって
制御される。
【0012】図2および図3に示すこの例では、標準化
されたカートリッジ10は、2部品の成形されたプラス
チックハウジングを含み、このハウジングは、上部カバ
ー12および下部カバー14を含む。テープリール16
は、磁気記録テープ18のスプール18に巻かれる。リ
ール16は、図3に示されるとおり上部フランジのみを
含んでもよく、好ましくは上部および下部フランジを含
んでもよい。フランジは、「テープドライブおよびテー
プカートリッジのストリーミングにおける楔止めされた
リール」(“Wedged Reels in Streaming Tape Drives
and Tape Cartridges”)と題する、同一人に譲渡され
た米国特許番号第5,474,253号の教示に従うテ
ープ楔止め機能を設けてもよい。
【0013】リール16の回転の中心は、コイルばね2
1によって上カバー12から下カバー14に向けてバイ
アスされる。ばね荷重されるハブ構造22は、玉軸受ア
センブリ24と係合し、その外側軌道は、プラスチック
リール16の円柱形フランジと係合する。カートリッジ
10が互換性のあるテープドライブ50のレシーバメカ
ニズム20内に装填されると、リール16の回転の中心
のまわりに環26として形成されるリール係合歯は、リ
ールがスピンドルリング72およびスピンドルモータ7
4によって回転されることを可能にする。リール16の
1つのリールフランジは、外周歯28を有し、これはリ
ールロック30および32の歯付き爪と係合する。リー
ルロック30および32は、リール周辺に向けてばねで
バイアスされ、リールを適所にロックする。
【0014】カートリッジ10は、蝶番式に取付けられ
たドア34を含み、これは、カートリッジ10が受容さ
れると、互換性のあるレシーバ20の構造的特徴76に
よって自動的に開けられ、その結果、テープ18のテー
プリーダのバックル35が露出し、そこで自動テープバ
ックリングメカニズムと係合して、ドライブリーダをテ
ープリーダにバックリングし得る。好適な2部品のテー
プバックリングメカニズムは、「リールからテープを引
出すための手段」(“Means for Pulling TapeFrom a R
eel”)と題する、ハートリッチ(Hertrich)に付与さ
れた同一人に譲渡された米国特許番号第4,572,4
60号に示される。標準のドライブ内のテープバックリ
ングメカニズムの2つの部品の係合および解放は、「単
一リールカートリッジテープ記録のための改良されたテ
ープバックリングメカニズム」(“Improved Tape Buck
ling Mechanism for Single Reel Cartridge Tape Reco
rding”)と題する、1996年6月19日出願の、同
一人に譲渡された、係属中の米国特許出願連続番号第0
8/666,854号により特定的に記載され、その開
示はここに引用により援用される。
【0015】業界標準のカートリッジ10には、カート
リッジを位置付けるためのいくつかの特徴が備えられて
おり、これは、側壁スロット36と、2つの底面壁スロ
ット38および40と、側面の凹部42とを含む。加え
て、書込保護メカニズム44が、代替的に、カートリッ
ジ10の側壁内の窓46をブロックしかつ露出する。底
面壁スロット36は、リールロック30を解除するため
のアクセスを与え、底面壁スロット38は、リールロッ
ク32を解除するためのアクセスを与える。
【0016】再び図1を参照すると、レシーバメカニズ
ム52は、基準側壁54と、上壁56と、底面壁58と
端壁60とを含む。これらの面は、レシーバ50内にカ
ートリッジ10を位置付けるためのデータ面としての役
割を果たす。端壁60は、固定されたピン62を含み、
ピンは端壁スロット36を貫通し、リールロック30と
係合することによって、リール16の歯付きの周辺28
から離れるようこれを回転させる。ばねでバイアスされ
たラッチング爪64は、歯の付けられた部分を含み、こ
れは、側面の凹部42に入り、これによってカートリッ
ジ10をレシーバの内側にロックする。回転ラッチメカ
ニズム66は、位置付け/解除ピン68を含み、これは
端壁開口部38を貫通して他方のリールロック32を解
除する。位置合わせピン(図示せず)が、他方の端壁開
口部40に入る回転ラッチメカニズムの一部として設け
られ、カートリッジ10をレシーバ10内にさらに位置
合わせしてもよい。正確な位置合わせは、歯を付けられ
た係合リング26がリールモータドライブメカニズムの
中心に置かれかつこれと係合することを確実にするため
に必要とされる。加えて、正確な位置合わせは、巻取リ
ーダノーズと供給リーダフープとの間の正確なはめあわ
せを確実にするためにも必要とされる。
【0017】標準のテープカートリッジ10および標準
のテープドライブ50の記載された組合せは、長年の間
うまく機能してきたが、カートリッジの「形状要因」お
よびテープドライブの「形状要因」が長年の間実質的に
変わらないままであったという主な不利益がある。この
組合せは、コンピュータの、全高(full-height)5.
25インチドライブベイまたは半高(half-height)
5.25インチドライブベイのいずれかを占有してき
た。最近の傾向では、より小さい「形状要因」のディス
クおよびテープドライブを設けるようになってきてい
る。ある広く一般的に用いられている形状要因は、いわ
ゆる3.5インチ形状要因である。というのも、5.2
5インチドライブベイよりも3.5インチドライブベイ
を、多くのコンピュータ設計者が指定し、かつコンピュ
ータキャビネットもこれを設けているからである。
【0018】テープドライブ形状要因を低減して物理的
により小さい計算システムに適うようにする必要性が認
識されてきた。同様の傾向は、ハード(取外し不可能)
ディスクドライバ技術および光学ディスク技術において
経験されてきた。取外し可能媒体ドライブ、特定的には
バックアップまたはアーカイブ式データ記憶サービスを
行なうものについては、旧版互換性が重大かつ制約条件
となっている。より小さい媒体ユニットを、より大きい
媒体ドライブによる互換性のある処理のために適合させ
るためのカートリッジアダプタが提案されてきた。
【0019】一例は、多くの手持ち式のビデオカセット
レコーダ製品に用いられるよく見られるVHS−Cカー
トリッジと、小さいVHSテープビデオカメラカートリ
ッジを標準サイズのVHSカートリッジおよびVCR再
生ユニットに適合させる驚くべき複雑さのVHS−Cア
ダプタユニットとである。少なくともある形状では、V
HS−Cカートリッジアダプタは、乾電池を担持し、バ
ッテリで作動されるDCモータを含み、これが従来のセ
ットトップVHSビデオ記録/再生装置内で処理可能と
なる前にアダプタ内にVHS−Cカートリッジを装填し
かつ取外す。このカートリッジアダプタは広く用いられ
ているが、これはまたかなり複雑であり、比較的高価な
ものである。
【0020】別の例は、「カートリッジとともに用いら
れるビデオテープアダプタ」(“Videotape Adapter fo
r Use With A Cartridge”)と題する米国特許番号第
5,402,954号と、「ビデオカートリッジアダプ
タインターロックシステム」(“Video Cartridge Adap
ter Interlock System”)と題する米国特許番号第5,
082,196号とに提供されている。カートリッジア
ダプタのさらなる例は、「カートリッジアダプタ」
(“Cartridge Adapter”)と題する米国特許番号第
5,331,627号に記載される。’627特許は、
130mm光学ディスクカートリッジを受容ように適合
されるドライブ内に90mm光学ディスクカートリッジ
を保持するための光学ディスクカートリッジアダプタを
記載する。「擬似スピンドル」(pseudo-spindle)が設
けられ、ドライブスピンドルをより小さいディスクスピ
ンドル開口部と相互接続する。加えて、バイアスフィー
ルドを与えて、より小さいカートリッジ内の90mm光
磁気媒体の書込を可能にするために、より小さいカート
リッジのシャッタ開口部上に直接に、回転永久磁石が設
けられた。
【0021】これらの先行技術の、広く異なるカートリ
ッジへの方策の各々は、機能可能な最小化されたカート
リッジおよび互換性のあるカートリッジアダプタを提供
することが困難な技術的課題であり得ると示唆する。こ
の課題は、より大きいサイズの標準のカートリッジを処
理するよう設計されたドライブまたはカートリッジロー
ダによって処理するために異なった設計の最小化された
カートリッジが適合させられる標準のカートリッジの特
定の特徴および要件に大きく依存する。標準のカートリ
ッジに多くの独特の特徴を盛込んで、位置決め、リール
ロックおよび解除、書込保護などを行なっているので、
より小さい形状要因のカートリッジとの互換性のある使
用のために規定された標準を適合させることの困難は、
明らかにより複雑なものとなっている。
【0022】したがって、従来未解決の必要性が、標準
の形状要因のテープドライブがミニカートリッジ内に記
憶されるテープを処理しかつアクセスすることを可能に
する、形状要因が低減された単一のリールテープミニカ
ートリッジおよびカートリッジアダプタに対して残って
いる。
【0023】この発明の一般的目的は、標準化された特
徴または形態を有するテープミニカートリッジと、ミニ
カートリッジの標準化された特徴を適合させるためのミ
ニカートリッジアダプタとを提供し、先行技術の制限お
よび欠点を克服するような態様で、より大きい形状要因
の業界標準テープカートリッジと機能的に互換性がある
ようにすることである。
【0024】別の一般的目的は、テープカートリッジア
ダプタであって、力付与要素によって標準テープカート
リッジの特徴または形態に与えられる複数個の機能的力
を、標準テープカートリッジよりより小さくかつこのカ
ートリッジアダプタ内に担持されるミニカートリッジの
構造的かつ機能的に等価の特徴または形態に伝達するテ
ープカートリッジアダプタを提供することである。
【0025】さらなる目的は、テープカートリッジアダ
プタの支援によって、サイズの低減されたテープカート
リッジが、テープドライブメカニズム内のより大きい業
界標準テープカートリッジとの機能的互換性を獲得する
ような、機能的特徴および構造的特徴を備えるサイズの
低減された単一リールのテープカートリッジを提供する
ことである。
【0026】この発明のもう1つの目的は、サイズの低
減された単一リールのテープカートリッジであって、よ
り大きい標準化されたテープカートリッジを処理する標
準のテープドライブが、互換性のあるカートリッジアダ
プタ内に担持されたサイズの低減されたテープカートリ
ッジとともに使用されることが可能であるように、より
大きい標準化されたテープカートリッジのハブスピンド
ル係合部と互換性あるようにサイズ決めされ位置決めさ
れるスピンドル係合部分を有するスピンドルハブを備え
るサイズの低減された単一リールのテープカートリッジ
を提供することである。
【0027】この発明のさらに別の目的は、先行技術の
制約および欠点を克服するリールロッキングメカニズム
を備える単一リールのテープカートリッジを提供するこ
とである。
【0028】この発明のさらなる目的は、単一リールの
テープカートリッジであって、リールがテープドライブ
スピンドルと係合するときリールをバイアスして、カー
トリッジハウジングとロッキング係合させる改良された
ばねバイアス力メカニズムを備える単一リールのテープ
カートリッジを提供することである。
【0029】この発明のもう1つの目的は、単一リール
のテープカートリッジであって、2つの動作係合位置に
テープバックルを与え、一方の位置は、サイズの低減さ
れたテープカートリッジがサイズの低減されたテープド
ライブに装填されるとバックラによって係合され、他方
の位置は、カートリッジアダプタ内に担持されているサ
イズの低減されたテープカートリッジがフルサイズの標
準のテープドライブ内に装填されると、バックラによっ
て係合される、回動するテープリーダガイドを備えるサ
イズの低減された単一リールのテープカートリッジを提
供することである。
【0030】したがって、この発明のある局面では、テ
ープミニカートリッジアダプタは、より大きい業界標準
テープカートリッジの標準化された外形にテープミニカ
ートリッジを適合させるために提供される。標準のカー
トリッジは、単一リールのタイプであり、標準テープド
ライブの歯付きスピンドルリングによって係合される標
準寸法の歯付きハブおよび内部リールを有する。テープ
ミニカートリッジは、カートリッジハウジングを含み、
ハウジングは、標準寸法のテープの供給が巻かれたハウ
ジング内のテープリールを含む。ミニカートリッジハウ
ジングは、ほぼ環状の高台状になった領域を含み、これ
は、ミニカートリッジハウジングの主表面から外向きに
延在し、標準寸法の歯付きハブは、ほぼ環状の高台領域
を通って露出し、これと実質的に同じ高さにある。ミニ
カートリッジアダプタは、その中にミニカートリッジを
受容するためのアダプタハウジングを有する。アダプタ
ハウジングは、主表面を有し、これはスロットを規定し
て、ミニカートリッジおよびミニカートリッジアダプタ
がミニカートリッジリールの標準寸法の歯付きハブを、
ドライブの送りリールスピンドルに対して標準化された
位置および高さで標準テープドライブに与えるように主
表面と実質的に同一平面上に整列させられる高台領域を
受容する。望ましくは、ミニカートリッジの高台領域お
よびアダプタは、ある意図された係合配向にミニカート
リッジのアダプタへの挿入を制限するための相補のキー
となる特徴を含む。
【0031】この発明の関連する局面では、テープミニ
カートリッジアダプタは、ミニカートリッジを標準化さ
れたカートリッジの特徴または形態に適合させて、テー
プドライブの機械的力付与要素を受容する。力付与要素
は、標準カートリッジハウジングの標準化された開口部
を介して標準カートリッジに与えられ、複数個の異なっ
た方向から入る。テープミニカートリッジアダプタは、
複数個の内部構造メカニズムを含み、これは、ミニカー
トリッジアダプタのアダプタハウジングの標準化された
開口部を介して力付与要素を受容し、ミニカートリッジ
の機能的に等価の構造要素に力を伝達する。このメカニ
ズムは、ロッカーアーム部材と、標準テープドライブか
らミニカートリッジへの所望の力の変換を達成するため
の結合されたリングピボット部材とを含んでもよく、こ
のためミニカートリッジは、これに対するいかなる構造
的変形をも伴わずに、従来のテープドライブによって処
理可能となる。
【0032】この発明の別の関連する局面では、標準の
カートリッジは、標準のテープリーダとバックルメカニ
ズムと、標準カートリッジの前面開口部に対して標準位
置にバックルメカニズムを制止するための固定された構
造とを含む。この発明のこの局面では、ミニカートリッ
ジは、内部リールと、リーダバックルを係合しかつ制止
する回動するリーダバックルガイド部材とを有する。ガ
イド部材は通常は、ミニカートリッジの前面開口部に隣
接する第1の位置にバックルを与えるが、テープリーダ
を引き伸ばしたり破損したりすることを避けるような態
様で、標準カートリッジの前面開口部に対して標準のテ
ープカートリッジ位置にバックルを与えるように変位可
能である。ミニカートリッジアダプタは、ミニカートリ
ッジがミニカートリッジアダプタ内に挿入されたとき、
リーダバックルガイド部材を第1の位置から変位させて
標準の位置にバックルを与えるためのばね荷重される爪
を含む。
【0033】この発明のもう1つの関連する局面では、
テープカートリッジは、少なくとも2つの主壁を備える
ボックス形状のハウジングを有する。ハウジング内のテ
ープリールは、巻付けられて供給される記録テープを含
む。リールは、一方の主壁に隣接して位置する少なくと
も1つのフランジを有する。歯付きのスピンドルリング
は、テープドライブの標準化されたスピンドルリングに
よって係合されるようにサイズ決めされかつ位置決めさ
れる。一方の主ハウジング壁は、開口部に隣接するほぼ
環状の高台領域を規定して、これとほぼ同じ高さに歯付
きスピンドルリングを受容する。ばねバイアスメカニズ
ムは、他方の主壁から力を与えて、リールを一方の壁に
向かうよう促す。ロッキング歯の1対の隣接して面する
リングが、環状の高台領域の内側表面上と、歯付きスピ
ンドルリングに隣接するフランジの隣接して面する表面
上とに形成される。ばね力は、リールの歯を促して、高
台領域の歯とロッキング係合するようにして、リールを
ロックする。テープドライブスピンドルは、歯付きスピ
ンドルリングと係合し、リールを変位させて対のロッキ
ング歯それぞれを解除し、これによって、テープドライ
ブ動作中に、リールがハウジング内で自由に回転するこ
とを可能にする。
【0034】この発明のさらに別の局面では、改良され
たリールプリロード構成が、テープ媒体カートリッジの
ために設けられる。この局面では、テープ媒体カートリ
ッジは、少なくとも2つの主壁を備えるほぼボックス形
状のハウジングを含む。単一のリールは、その上に記録
テープのコイルを含み、リールは、プラスチック材料か
ら形成され、これは、リールの回転の軸と整列する接触
点を有する支持窪みを規定する。プランジャが、プラス
チック材料から形成され、支持窪みと面する平らな面部
分を有する。コイル圧縮ばねが、2つの主壁の一方とプ
ランジャとの間に挟まれ、これによってバイアス力を、
接触点でプランジャを介してリールに伝達する。この構
成は、損耗が最小限にされた、プラスチックの上でプラ
スチックを支持する構成を可能にし、これによって媒体
カートリッジのコストを低減する。
【0035】この発明のこれらのおよび他の目的、利
点、局面および特徴は、添付の図面と関連して提示され
る、好ましい実施例の以下の詳細な記載を考慮すると当
業者にはより十分に理解され認められるであろう。
【0036】この発明の原理および局面に従い、好まし
い実施例の一例として、テープミニカートリッジ100
およびミニカートリッジアダプタ200が、入れ子状に
重ねられた状態で物理的に組合されて、上述したより大
きい業界標準のテープカートリッジ10に代わる機能的
互換性を提供し得る。図4Aの図では、ミニカートリッ
ジ100およびアダプタ200は、組合されたユニット
として、図4Aに示されるドライブ80などの、従来の
テープドライブのレシーバ50内に挿入される。従来の
テープドライブ80は、全高または半高の5.25イン
チドライブの確立された形状要因に従い、この特定のド
ライブ形状要因を受容するよう寸法決めされた記憶アレ
イハウジングまたはコンピュータのドライブベイに嵌ま
る。
【0037】代替的かつ等しく満足なように、ミニカー
トリッジ100は、より小さいテープカートリッジ10
0を受容しかつ処理するよう具体的に適合させられたテ
ープドライブ内で使用可能である。図4Bは、小さい形
状要因のテープドライブ90を示し、これは、アダプタ
200の必要または要求なしに、ミニカートリッジ10
0を直接に受容し処理する。もちろん、より小さいテー
プドライブ90は、従来のフルサイズのカートリッジ1
0を受容または処理することはできない。
【0038】情報は、より大きいドライブ80またはよ
り小さいドライブ90のいずれか上のミニカートリッジ
100内のテープに記録され、他のサイズのドライブ上
で再生されてもよいが、より大きいドライブ80は、ミ
ニカートリッジ100がカートリッジアダプタ200内
に設置されることを必要とすることが理解される。さら
に、ミニカートリッジ100を標準のドライブ80上で
用いるために、カートリッジアダプタ200は、従来の
カートリッジ10と同じような構造的および機能的外形
を標準ドライブ80に与える必要がある。従来のカート
リッジ10は、標準のドライブ80と係合する複数個の
構造要素を有するので、カートリッジアダプタ200
は、互換性のある機能を与えるような態様で、これらの
係合および力をミニカートリッジに効率的に伝達する必
要がある。この困難な課題をどのように達成するかを、
ミニカートリッジ100の構造的詳細をまず検討してか
ら、カートリッジアダプタ200の構造的および機能的
詳細を検討することによって、これ以降に説明する。
【0039】ミニカートリッジ100 図5では、ミニカートリッジ100は、たとえば成形さ
れたプラスチックの下部シェル102を含み、これにた
とえば成形されたプラスチックの上部シェル104が、
たとえばねじまたは超音波溶接によってしっかりと固定
されているものとして示される。成形されたプラスチッ
クが、現在のところ、2シェルのハウジングを形成する
ために好まれるが、型で打ち抜かれた板金などの他の材
料を用いてもよい。ミニカートリッジ100は、単一の
リール120を含み、この上に、たとえば1/2インチ
磁気記録テープ121の供給が巻かれて、テープ「パン
ケーキ」を形成する。テープ121の内端は、リールハ
ブ122にしっかりと固定される。リール120は下部
リールフランジ130を含み、これは好ましくはリール
120と一体となって形成される。リール120は、上
部フランジ131を含んでもよく、これは典型的には、
別個のディスクとして形成され、たとえば好適な接着剤
またはプラスチック溶剤によってリールハブ123にし
っかりと固定される。
【0040】図7に示すとおり、ミニカートリッジの2
ピースハウジング102、104は、一連の機能開口部
を規定する。第1の右側面窓開口部106は、書込保護
フラグ124を露出する。第2の右側面窓開口部108
は、カートリッジアダプタ200の爪240を受入れて
テープリーダガイド190を引込められた位置から広が
った位置に回転させるように設けられる。ミニカートリ
ッジ100の左側面上の開口部110は、フィンガを受
容して、ばねでバイアスされたリールロックメカニズム
126を解除する。背面の側壁における開口部121お
よび関連する構造は、書込保護フラグ124を含む書込
保護スライドメカニズム122を受容し、このフラグ
は、オペレータ駆動の書込保護スライドメカニズム12
2の設定に依存して、書込保護窓106を代替的にブロ
ックしかつブロック解除する。細長い前面開口部160
は、リーダガイド190によって保持されるテープおよ
びテープバックリングメカニズムへのアクセスを可能に
する。テープパンケーキ121を完全に包んで保護する
ために、ミニカートリッジ100がテープドライブカー
トリッジレシーバまたはカートリッジアダプタ200の
外側に位置するかまたは処理されるときには、ハウジン
グに蝶番式に取付けられたドア162が、開口部160
を覆う。
【0041】ミニカートリッジ100の2部品ハウジン
グ102、104は、図7に示すとおり、傾斜をつけら
れた側壁セグメント112、114、116および11
8を設けることによって、魅力的に形成される。傾斜を
つけられた表面112〜118は、より小さいテープド
ライブ90のカートリッジレシーバ内へ、またはカート
リッジアダプタ200内へミニカートリッジ100を機
能的に案内する。カートリッジアダプタ200は、案内
および中心よせ壁、たとえば壁206を含み、これは、
ミニカートリッジ100の前方へと傾斜をつけられた壁
セグメント114、116と接触する。
【0042】図8A、8Bおよび8Cに示すとおり、下
部シェル102から外向きに延在する中心環状リング1
36は、2つの独特のキーとなる特徴180および18
2を含む。タブ180は、中心寄せのための特徴として
の役割を果たし、切欠された端特徴182は確実に、ミ
ニカートリッジ100が1つの配向/挿入方向にのみ、
アダプタ200または小さいテープドライブ90などの
互換性のあるレシーバによって受容されることが可能な
ようにする。
【0043】図7に示すとおり、ミニカートリッジ下部
シェル102は、成形された垂直ジャーナルポスト13
2を含む。ポスト132は、成形されたプラスチックリ
ールロック126を受容する。図6、7、9Aおよび9
Bに示されるとおり、ミニカートリッジリールロック1
26の第1の好ましい実施例は、ハブ部分142を含
み、これは、ジャーナルポスト132を受容するための
横方向に作用する円柱状開口部を有する。いくぶん曲が
った部分140は、ハブ142から第1の方向にロック
ドックエンド141まで延在する。別の部分146は、
ハブ142から異なる方向にフラグ部分146まで延在
する。ほぼ三角形のウェブ部分143は、ボス144ま
で延び、ボス144は、コイルばね128の一方の端と
係合する。コイルばね128の他方の端は、ボス139
にしっかりと固定され、ボス139は、たとえば図12
Aに示すとおり、下部シェル102の床から上方向に延
在する。
【0044】この好ましい実施例では、ロック126の
ロックドックエンド141は、テープリール120の下
部リールフランジ130の切欠された外周端面133に
向かってコイルばね128によってばねでバイアスさ
れ、通常これと係合する。窓110を介してリールロッ
ク126の解除フラグ部分146に与えられるリールロ
ック解除力が、ばね128によって与えられるバイアス
力を克服し、ポスト132についてリールロック126
を回転させて、ロックドック部分141を外向きに動か
してリールフランジ130とのロッキング係合から離さ
れるようにする。この動作はテープリール120を、カ
ートリッジハウジングに対する回転に抗してロックされ
ることから解除する。解除されると、リール120は、
たとえば従来のディスクドライブ80の、スピンドルリ
ング72などの、スピンドルリングの上向きの係合によ
って持上げられ、たとえば、ドライブの送りリールスピ
ンドルモータ74によって自由に回転可能であるように
なってもよい。同様に構成されたスピンドルリングメカ
ニズムおよびスピンドルモータは、図4Bの小さい形状
要因のテープドライブ90内に含まれる。
【0045】図10Aおよび図10Bは、リールロック
126Aの代替の好ましい実施例を示し、これはロック
126と実質的に交換可能である。この代替の好ましい
実施例では、リールロック126Aはまた、単一ユニッ
トのプラスチック成形物として形成され、これはわずか
に曲がったレバーアーム140を含み、このアームは末
端がロックドックエンド141で終わっている。ハブ1
42は、レバーアーム140の他方の端に、ジャーナル
ポスト132を受容するための横方向に作用する円柱状
開口部を有する。この実施例では、金属コイルばね12
8は、薄い細長い活ばね部143Aと置き換えられ、ば
ね部は、プラスチックリールロック構造126Aの他の
要素と一体となって形成される。活ばね部143Aは、
ハブ142から、アーム140および145と異なった
方向に延在し、好適なばね長さを有し、突出部144を
含み、この突出部は、図10Aに示すとおり、たとえば
ミニカートリッジ100の下部シェル102の角度をつ
けられた側壁114の内側と接触する。
【0046】大きな従来のテープドライブ80およびよ
り小さいドライブ90の両方に満足なように機能するた
めに、ミニカートリッジ100は、ばねでバイアスされ
た摺動可能に回動するリーダガイド190を含み、これ
は、リーダバックル184と係合しこれを制止する。リ
ーダガイド190は、たとえば、ミニカートリッジ10
0がカートリッジアダプタ200内に据えられロックさ
れたときの広がった位置にあるものとして図6に示され
る。リーダガイド190は、図9Aでは、その通常の引
込められた位置にあるものと示される。ミニカートリッ
ジ100をより小さいテープドライブ90内で用いたと
き、リーダガイドは、図9Aの概略図に示す位置にある
ものとして、バイアスばね191によってテープリール
120の周辺に向かって回転方向にバイアスされる。リ
ーダガイド190は、以下により詳細に説明される。
【0047】リールロック126および下部フランジ1
30は、2部品リールロックメカニズムの一部を形成す
る。他の部品は、2つの噛み合わせリングによって形成
される。すなわち、図11に示すとおりリール下部フラ
ンジ130の環状の高台部分135上に形成される回転
するリールフランジ噛み合わせリング147と、図12
Aに示すようなハウジング環状フランジ136の上壁上
に形成される固定された歯148のリングとによって形
成される。下部フランジ130の底部はまた、内側の歯
付きスピンドルリング149を規定し、このリングは、
図1および図Aに示す従来のドライブ80のスピンドル
リング72などの、標準のスピンドルリングと係合する
ようサイズ決めされかつピッチをつけられる歯を有す
る。
【0048】回転するリールフランジ歯リング147お
よび固定の相補の歯リング148は通常、リールプリロ
ードバイアス力によってロッキング係合で噛み合わされ
る。歯リング147および148は、リールロック12
6が引込められ、歯付きスピンドルリング149が、図
1および図4に示すドライブ80の従来のスピンドルリ
ング72などの標準化された相手方のスピンドルリング
と係合した後に、ベース102に対してリール120の
上向き移動によって相互ロッキング係合から解除され
る。スピンドルリングによる係合はまた、図12Bに示
すような解除位置へとリールをわずかに上方に動かすこ
とも伴う。
【0049】内部リールプリロードメカニズム150
は、プラスチックの上でプラスチックを支持することを
実現し、上部シェル104とリール120との間にバイ
アス力を与える。図14に示すとおり、プリロードメカ
ニズム150は、つるまきコイルばね152を含み、こ
のばねは、力を成形されたプラスチックの円柱形プラン
ジャ154に伝達する。プランジャ154は、平らなデ
ィスク面155を含み、この面は、プラスチックリール
120内に形成された上向きにカーブした支持窪み15
6に面する。円柱形煙突形状部158は、上部シェル1
04の一部として形成される。プランジャ154は、煙
突形状部158の内側に摺動可能に据えられ、コイルば
ね152は、煙突形状部158の外側を取り囲むように
装着される。プランジャディスク面155のフランジ延
長部159は、コイルばね152の自由端と係合し、ば
ね152の固定された端は、煙突形状部158が外向き
に隣接する上部シェル104の内側表面を押さえつける
ように据えられる。フィン付きの環状の補強構造151
は、上部シェル104の一部として形成され、煙突形状
部158を取囲む。
【0050】ばね荷重されるプランジャ154は、上部
シェル104とプランジャ154との間にばね152に
よって与えられるプリロード力に応答して、プラスチッ
クリールの支持窪み156を押える。支持窪み156は
一般的に、半球形をしており、リールがスピンドルと係
合し回転したとき、支持窪み156の接触点が常に(図
14の断続線として示されるとおり)ミニカートリッジ
ハウジングおよびプランジャ154に対してリール12
0の回転の中心と実質的に整列するように、プランジャ
の平らなディスク面155と接触する。最も好ましく
は、支持窪み156およびプランジャ154は、耐摩耗
性および/または潤滑性プラスチック材料から形成され
る。支持窪み156は、接触点でのこれらのプラスチッ
ク要素間の摩耗が最小限となるような態様でプランジャ
の平らな表面155との最小の径方向の接触点を確立
し、大量生産および高い使用公差とを可能とするため
に、接触点が平らなディスク面155に沿って相対的に
移動することを可能にする。支持窪み156は、リール
120の一体となった部品として成形されてもよく、別
個の部品であってリール120に成形される開口部にし
っかりと固定されてもよい。同様に、平らなディスク面
155は、プランジャ154内に一体となって成形され
てもよく、または、円柱形のプランジャ本体が好適に結
合されるかまたはしっかりと固定される別個の部品であ
ってもよい。
【0051】プリロードメカニズム150の利点は、回
転主要部、すなわちリール120とともに形成される支
持窪み156を含み、一方でプランジャ154の平らな
表面155は、非回転主要部、すなわちプランジャとと
もに形成される。具体的には、支持インターフェイスの
回転する方のハーフ上に窪みを位置付けることによっ
て、この2つの表面が非整列状態にあるときに互いにつ
いての摩耗表面の相対速度を低減する。その結果、支持
による摩耗が低減される。加えて、平らな表面155
は、窪み支持表面がこれに対して横方向に動くことを可
能とする。これは、プリロード力がリール120に対し
て通常であるようにすることを可能にし、これによっ
て、横向きのベクトルを誘導してリールハブの一方の側
がリールドライバから持上がらないようになる。したが
って、横向きのテープ運動(LTM)が回避され得る。
【0052】代替的に、支持窪み156を、リール12
2にしっかりと固定される鋼球と置き換えてもよい。プ
ラスチック支持窪み156に関してここに以上に記載し
た機能的局面および利点はすべて、同様に当てはまるで
あろう。
【0053】図12Aおよび図13に示す下部シェル1
02Aおよび上部シェル104Aは、図7に示すシェル
102および104と少し異なっている。ミニカートリ
ッジハウジングの図12Aおよび図13の実施例では、
傾斜をつけられた表面112および118は、それぞ
れ、丸くされた角112Aおよび118Aに変えられ
た。変更されたシェル12および13は、誤った配向で
カートリッジレシーバに挿入される可能性の低いミニカ
ートリッジハウジングを提供する。
【0054】図15A〜Cに示すとおり、ミニカートリ
ッジ100の前面壁は、細長い開口部160を規定す
る。図9Aに示すとおり、ドア162は、両端に2つの
ピボットピン164および166を含む。ピボットピン
は、カートリッジ100の上部シェル104内に規定さ
れるジャーナル165および167と係合する。ドア1
62の角度をつけられた角表面168は、カートリッジ
がアダプタ200に入ると、位置170に位置決めされ
るドア開口部ピン(図示せず)と接触する。図15Bに
示すとおり、位置170での解除力が、ドア162をま
ず左側に押して、ドアロックボス172を、上部シェル
104に形成されるノッチから外し、これによってドア
162を解除し、これが図15Cに示す開放位置へと上
向きに回転することを可能にする。図9Aおよび図15
Bに示すつる巻き圧縮ばね176は、ピン166上に置
かれ、ばね176がボス172を溝174へと、ドア1
62を図15Bに示す閉鎖位置へと同時に促すように、
その一方端はドア162と係合し、その他方端は上部シ
ェル104と係合する。ジャーナル165および167
が差し入れられ、ピン164および166が、0.15
0インチなどの予め定められた小さい量分、背面に向か
ってドア開放位置内に摺動することを可能にし、これに
よってドア162は、カートリッジアダプタ200によ
って規定される内部空間内にぴったりと嵌まるようにな
る。
【0055】図16Aはリーダバックル184を示し、
これはたとえば、上述した、同一人に譲渡された米国特
許番号第4,572,460号に例示される標準化され
たバックリング構成に従って、ミニカートリッジテープ
リーダ188を相補的ドライブリーダにバックリングす
るために用いられる。バックル184は、2つの横向き
に延在するバックル耳またはタブ延長部185Aおよび
185Bと、長手方向に延びる中心の回り止めスロット
186とを含む。リーダバックル184は、図6、9A
および11に示すとおり回動するリーダガイド190に
よって係合され捕らえられるよう設計される。
【0056】回動するテープリーダガイド190は、図
16Bにより詳細に示され、主本体部分192を含む。
主本体部分192は、2つの軸方向に整列する円柱形の
後部ボス193Aおよび193Bと、2つの軸方向に配
列する楕円形の前方ボス194Aおよび194Bとを含
む。これらの2対のボス193および194はそれぞ
れ、図12Aおよび図13に示すとおり下部シェル10
2および上部シェル104内にそれぞれ形成されるボス
ガイド171および173と協働する。楕円形ボスガイ
ド171Aおよび173Aは、下部シェル102内に形
成され、カーブしているスロットボスガイド171Bお
よび173Bは、上部シェル内に形成される。シェル1
02および104が互いに接続されたとき、ボスガイド
171Aはボスガイド171Bと整列し、ボスガイド1
73Aはボスガイド173Bと整列する。図11に最も
よくわかるとおり、コイルばね191は、図9Aおよび
11に示す引込んだ位置にリーダガイド190をバイア
スする。ボスガイド171A、Bおよび173A、B
は、ミニカートリッジ100がカートリッジアダプタ2
00内に装着されたときに必要とされる図6に示す広が
った位置にリーダガイドを案内する。
【0057】ボスガイド171Aおよび171Bは、ボ
ス193Aおよび193Bがミニカートリッジ内にほぼ
長手方向に動くことを可能とし、ボスガイド173Aお
よび173Bは、ボス194Aおよび194Bがミニカ
ートリッジ内でほぼ横方向に動くことを可能にする。こ
の前方および横方向の動きは、リーダガイド190が、
テープを引き伸ばすことなしにカートリッジアダプタ2
00によって必要とされる図16Cに示される広がった
位置へと回動することを可能にする。なぜなら、リーダ
ガイド190の回転の真の中心は、リール120の下
(および上)に存在するからである。言い換えれば、長
手方向および横方向の限られた相対変位がなければ、リ
ールロックメカニズムをまず解除することなしに、リー
ル120の周辺外側のピボット点へリーダガイド190
を回転させようとし、その結果テープリーダ188が延
びるかまたは裂ける可能性があるだろう。3つのリンク
からなるメカニズムなどの他のメカニズムが、図17に
示される変位位置を獲得することが知られているが、そ
の動作の簡素性および信頼性のためにこのリーダガイド
190が好ましい。
【0058】テープリーダガイド190のバックル係合
部分198は、2つの差し込まれる係合フィンガ、すな
わち、フォークの歯状に形成された上部フィンガ198
Aおよび198Bと、フォークの歯状に形成されたフィ
ンガ198Cおよび198Dとを含む。単一のフォーク
の歯状フィンガが図9Aおよび図11に示されるが、図
16Bに示されるダブルのフォークの歯状フィンガが最
も好ましい。これらの2つのダブルのフォークの歯状フ
ィンガはそれぞれ、テープが供給リール120に完全に
巻かれているとき、テープバックルのバックル延長部1
85Aおよび185Bを受容する。回り止めフック19
6が、リーダガイド本体192の中心ウェブ部分から延
在し、バックル回り止め186を受容するように寸法決
めされる。対向するレバー部分199は、リーダガイド
本体192からボス193Aおよび193Bに隣接して
延在し、リーダガイドを外方向に回動しかつ従来の大き
い形状要因のテープドライブ80の相補的バックルと係
合する位置にバックル184を置くために、カートリッ
ジアダプタ200の回動する爪と係合することが可能で
ある。さもなくば、コイルばね191によって、回動す
るリーダガイドは、ミニカートリッジの供給リール12
0の外周に隣接する位置に保たれる。対向するレバー部
分199は、ミニカートリッジの右側側壁の細長いスロ
ット108を介して係合可能である(たとえば、図7、
12Aおよび13参照)。
【0059】ミニカートリッジアダプタ200 図18を参照すると、ミニカートリッジアダプタ200
は、たとえば成形されたプラスチック下部シェル202
を含み、これに成形されたプラスチック上部シェル20
4が、たとえばねじによってしっかりと固定される。組
立てられると、ミニカートリッジアダプタ200は、た
とえば図1〜3に示されるフルサイズの標準化されたテ
ープカートリッジ10の特定の寸法および開口部のすべ
てを含む。下部シェル202は、ミニカートリッジ10
0のカートリッジフランジ136を受入れるようサイズ
決めされる中心開口部207を含む。図18は、カート
リッジアダプタ200内に挿入されロックされているミ
ニカートリッジ100を示す。フルサイズの標準のカー
トリッジ10に匹敵するために、カートリッジアダプタ
200は、テープドライブレシーバまたはテープハンド
リングメカニズムと等価の機能的外形を呈していなけれ
ばならない。したがって、標準化された外形に加えて、
複数個の伝達メカニズムが、アダプタ200に与えられ
る外部の力をミニカートリッジ100の適切な機能的位
置に伝達するために必要とされる。
【0060】図19は、たとえば3つのカートリッジア
ダプタ伝達メカニズム、すなわち、書込保護伝達メカニ
ズム220、リーダガイドアクチュエータ爪メカニズム
240およびコーナーリールロック伝達メカニズム25
0を示す。2つのカートリッジアダプタジャーナルポス
ト208および210は、下部シェル202の底部壁か
ら上向きに延在する。書込保護伝達メカニズム220
は、ポスト208に軸受され、リーダガイドアクチュエ
ータレバーメカニズム240は、ポスト210に軸受さ
れる。
【0061】図20は、カートリッジアダプタ200の
上部シェル204の内側を示す。角度をつけられた面2
06は、図6および図19の配向と反対向きの配向で示
される。アダプタ200の前面端にある硬質ストップ横
リップ212は、ミニカートリッジ100をアダプタ2
00内の意図された位置に止め、角度をつけられた面2
06は、カートリッジが対向する案内レール215にも
たれるようにする。レール215内の開口部213は、
リーダガイドアクチュエータ爪メカニズム240を受入
れる。前面端壁214は、そこに主開口部を有し、リー
ダガイド190がバックル184をそこから外向きに位
置付けることを可能にする。シェル204の、角度をつ
けられた壁206と同じ側上の案内レール216はま
た、ミニカートリッジ100をその所望の位置に案内す
る。壁215は、背面開口部207へと延在するフレア
部分217を有し、壁216は、これもまた背面開口部
207へと延在するフレア部分218を有する。
【0062】図21Aおよび21Bを参照すると、カー
トリッジアダプタ200の下部シェル202は、主底面
壁にスロットを規定してミニカートリッジ100のカー
トリッジリング136を受容する。差し込まれる開口部
の一方の端203は、リング136の切欠された端整列
特徴182を通すよう寸法決めされる。この構成は、ミ
ニカートリッジ100がカートリッジアダプタ200内
で逆向きに挿入されることを防ぐ。片持重ね板ばね21
1は、切欠された端特徴182に隣接するよう延在し、
戻り止めボール部213を含み、戻り止めボール部は、
たとえば図21Bに示すとおり、ミニカートリッジ10
0をカートリッジアダプタ200内にリング136のま
わりでスナップロックする。底面壁202のカーブをつ
けられた端219は、ミニカートリッジ下部リング13
6から延在する整列タブ特徴180と係合するよう適合
される。
【0063】図6および19に示すとおり、書込保護伝
達メカニズム220は好ましくは、堅固なレバー本体部
分222を有する成形されたプラスチック部品を含み、
このレバー本体部分は、ポスト208においてジャーナ
ルを形成するハブから延在し、ミニカートリッジの書込
保護フラグ124(たとえば図7参照)の位置を感知す
るための中間角度センサ延長部224を有する。書込保
護インジケータフランジ部分225は、レバー本体部分
222の末端に形成され、ミニカートリッジ書込保護メ
カニズム122の位置を、標準化された従来のカートリ
ッジ10の窓46と同じ位置にある外部書込保護窓46
Aにまねる。書込保護伝達メカニズム220は、コイル
ばね227によってミニカートリッジ書込保護窓に向か
ってバイアスされ、コイルばね227は、図6および図
19に示すとおり下部アダプタシェル202の側壁を圧
迫する。堅固なレバー本体222は、センサ延長部22
4とフラグ部分225との間に角度付けされた面229
を有し、これは、乗り越え難い障害なしに、ミニカート
リッジ100がカートリッジアダプタ200に受容され
かつそこから引出されることを可能にするために、ミニ
カートリッジハウジングから離れるよう角度をつけられ
る。
【0064】リーダガイドアクチュエータ爪メカニズム
240は実質的に、ミニカートリッジ100の細長いス
ロット108に向かってばね242によってばねでバイ
アスされるフックとして機能する。爪240は、くの字
型フック部分244を含み、このフック部分は、ミニカ
ートリッジ100がカートリッジアダプタ200内に挿
入されるとき、リーダガイド190のアーム199を引
っかける。爪240の位置は、ミニカートリッジ100
がアダプタ200に入ると、ピボットピン210の位置
によって固定されるので、爪240はリーダガイドを図
19に示す位置へ回転させる。くの字型フック部分24
4は、カートリッジが障害なしにアダプタ200に挿入
されそこから引出されることが可能であるように、カー
トリッジ100に対して角度付けされる。
【0065】リールロック伝達メカニズム250は、図
22A、図22Bおよび図22Cに詳細に示される。こ
こでは、メカニズム250は、2つの別個の構造要素、
すなわち長手方向に変位するリンク部材252とピボッ
トレバー254とを含むものとして示される。どちらの
要素も最も好ましくは、好適なプラスチック材料から形
成される。リンク部材252は、ノッチ255内に傾斜
をつけられて係合する面を有し、ノッチは、標準のテー
プカートリッジ10の開口部38と同じ位置にあるカー
トリッジアダプタ200内に形成される開口部38Aを
部分的に覆うように位置する。標準のカートリッジ10
の場合と同じように、解除アーム68が、開口部38A
に入り、図22Aの太矢印Dによって示される方向に、
アダプタ200の前面に向かって線形運動でリンク部材
252を動かす。この変位は、馬蹄型活ばね256によ
って抵抗され、この活ばねは、アダプタ200の下部シ
ェル202の狭い横方向側壁表面258を圧迫する末端
を有する。
【0066】図22Bおよび図22Cに示すとおり、リ
ンク部材252は、U字型の部分260を含み、このU
字型部分はピボットレバー254のクランクピン262
と係合する。ピボットレバー254は、ベース202に
対してジャーナルポスト256で軸受される。アーム6
8が開口部38Aを通過し、ノッチ255に入り、リン
ク部材の傾斜をつけられた表面253と係合し、リンク
部材252を前方に駆動すると、リールロック解除カム
258が回転して、カートリッジ下部シェル102内の
開口部109を介して背面側リールロック128の面1
46と係合するように、クランクピン262はジャーナ
ルポスト256から横方向にオフセットされる。
【0067】当業者には、多くの変更および変形が、こ
の発明の精神から逸脱することなしに好ましい実施例の
前の説明を考慮すると容易に明らかであり、その範囲
は、前掲の特許請求の範囲に特定的に指摘される。たと
えば、この発明の多くの局面および特徴は、記憶ディス
クカートリッジおよび記憶ディスクカートリッジアダプ
タなどに容易に適合され適用されることが可能である。
この記載および開示は、例示のためのみであって、前掲
の特許請求の範囲に特定的に指摘されるこの発明の範囲
を制限するものと解釈されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 業界標準のテープカートリッジおよび、標準
のカートリッジを処理するために適合されるテープドラ
イブのテープレシーバメカニズムの関連する機能部分の
分解等大図である。
【図2】 隠れた概略図におけるリール係合歯およびリ
ールロックを示しかつドアが開きテープバックルを露出
しているところを示す図1の業界標準テープカートリッ
ジの底面平面図である。
【図3】 ばね荷重されるリールおよびテープを示す図
1のカートリッジの立面および側面図である。
【図4】 Aは、図1の業界標準テープカートリッジ
と、この発明の原理に従うミニカートリッジおよびアダ
プタを受容しかつ使用するための従来のテープドライブ
とを示す概略的正面図であり、Bは、この発明の原理に
従うアダプタなしのAのミニカートリッジを受容しかつ
使用するミニカートリッジテープドライブの概略的正面
図である。
【図5】 この発明の原理に従う、従来の単一リールの
カートリッジと互換性のあるサイズに対してミニカート
リッジを受容するためのアダプタおよびミニカートリッ
ジを例示する図である。
【図6】 そのさまざまな構成要素および要素を例示し
理解を促すためにミニカートリッジのカバー部分および
アダプタのそれぞれが除去されている、完全に係合した
状態で示される図5のミニカートリッジおよびアダプタ
の分解概略図である。
【図7】 書込保護特徴を例示する図5のカートリッジ
ハウジングの拡大された分解等大図である。
【図8】 図5の2部品ミニカートリッジ外側ハウジン
グの図であり、Aは上面図であり、Bは側部立面図であ
り、Cは底面平面図である。
【図9】 Aは、2部品ハウジングが取外されている、
図5のミニカートリッジの、それぞれの位置にあるリー
ルロック、書込保護メカニズム、テープリール、リーダ
ガイドおよびドアの拡大された等大の概略上面図であ
り、Bは、Aのリールロックの拡大された底面等大図で
ある。
【図10】 Aは、この発明の局面に従う活ばねバイア
ス部分を有するリールロックの代替の好ましい実施例を
例示する図5のミニカートリッジの一部の平面図であ
り、BはAのリールロックの拡大された底面等大図であ
る。
【図11】 リールロック歯を形成する外側環状領域お
よびスピンドル係合歯を形成する内側環状領域を備える
テープリールと、リールロックと、書込保護メカニズム
と、(この図では取外されている)2部品ハウジングに
ついて組立位置にある図5のミニカートリッジの、リー
ダガイドおよびドアとを示す拡大された等大の概略的底
面図である。
【図12】 Aは、図5のミニカートリッジの下部シェ
ルの内側の等大図であり、Bは、この発明の局面に従う
下部シェル壁を備える下部リールフランジのロッキング
歯の噛み合わせを示す側面および立面の詳細図である。
【図13】 テープリールプリロードメカニズムを支持
するための中心円柱形煙突形状構造物を示す図5のミニ
カートリッジの上部シェルの内側の等大図である。
【図14】 図5のミニカートリッジのテープリールを
下部シェルに向かってバイアスすることによって、この
発明の局面に従う対向して面するリールロッキング歯の
噛み合わせ係合を促進するためのばねでバイアスされた
テープリールプリロードメカニズムの側部立面および側
面図である。
【図15】 図5のミニカートリッジのアクセスドア構
成に従う図であり、Aは、ミニカートリッジハウジング
の上部シェルのドア特徴を示す等大図であり、Bは、上
部シェルに設置され閉鎖位置にあるドアを示す等大図で
あり、Cは、開放しており、ミニカートリッジハウジン
グの上部シェルに対して背面方向に変位された位置にあ
るドアを示す等大図である。
【図16】 この発明の局面に従うリーダバックルおよ
び回動するリーダガイドの図であり、Aは、Bのリーダ
ガイドど係合するテープガイドリーダバックルの拡大図
であり、Bは、回動するリーダガイド自体の拡大図であ
る。
【図17】 この発明の局面に従う、図5のミニカート
リッジがカートリッジアダプタ内にあるときの通常の位
置および広がった位置にあるリーダガイドの拡大概略的
平面図である。
【図18】 カートリッジが適所にあるアダプタのカー
トリッジ挿入端から見た図5のテープカートリッジアダ
プタの等大図である。
【図19】 アダプタおよびカートリッジの上部シェル
がカートリッジおよびアダプタの要素間の機械的関係を
示すために除去されている、図5のカートリッジアダプ
タおよびカートリッジの上面平面図である。
【図20】 図18のカートリッジアダプタの上部シェ
ルの等大図である。
【図21】 Aは、カートリッジなしのカートリッジア
ダプタの底面等大図であり、Bは、この発明の局面に従
うカートリッジとアダプタとの間の適切な関係を確実に
するためのいくつかのキーおよびスナップロック特徴を
例示するカートリッジアダプタおよびカートリッジの底
面図である。
【図22】 Aは、この発明の局面に従うミニカートリ
ッジ内の第2のリールロックを解除するためにミニカー
トリッジの側壁開口部へ、カートリッジアダプタの底面
壁に与えられるリールロック解除力を伝達するための第
2のリールロック伝達メカニズムの拡大された概略的等
大図であり、Bは、Aの伝達メカニズムのピボットレバ
ー要素の拡大された概略的等大図であり、Cは、Aの伝
達メカニズムのリンク部材の拡大された概略的等大図で
ある。
【符号の説明】
100 ミニカートリッジ、102、104 ミニカー
トリッジの2部品ハウジング、120 リール、200
ミニカートリッジアダプタ、202 カートリッジア
ダプタの下部シェル、204 ミニカートリッジアダプ
タの上部シェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ・エイ・デル・ジェニオ アメリカ合衆国、01752 マサチューセッ ツ州、マールボロー、カリネイン・ドライ ブ、119 (72)発明者 スティーブン・エム・フィンケル アメリカ合衆国、30188 ジョージア州、 ウッドストック、トーンウッド・ドライ ブ、107 (72)発明者 ジョセフ・コザック アメリカ合衆国、01007 マサチューセッ ツ州、ベルチャータウン、フレッチャー・ アベニュ、19 (72)発明者 ブラッドフォード・ピィ・リンズリー アメリカ合衆国、01569 マサチューセッ ツ州、アクスブリッジ、ダッチェス・パ ス、3 (72)発明者 ジョージ・エイ・サリバ アメリカ合衆国、01532 マサチューセッ ツ州、ノースボロ、ハワード・ストリー ト、9

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 より大きい業界標準のテープカートリッ
    ジのボックス形状の外形にテープミニカートリッジを適
    合させるためのテープミニカートリッジアダプタであっ
    て、標準のカートリッジは、内部リールおよび標準化さ
    れた寸法の歯付きハブを有する単一リールのタイプであ
    り、 テープミニカートリッジは、カートリッジハウジングお
    よびハウジング内のテープリールを含み、 カートリッジハウジングは、カートリッジハウジングの
    主表面から外向きに延在するほぼ環状の高台領域を含
    み、テープリールは、ほぼ環状の高台領域を通ってこれ
    と実質的に同一平面上に露出する標準化された寸法の歯
    付きハブを有し、 ミニカートリッジアダプタは、その中にミニカートリッ
    ジを受容するためのアダプタハウジングを有し、アダプ
    タハウジングは、主表面と実質的に同一平面上に整列す
    る高台領域を受容するためのスロットを規定する主壁表
    面を有し、 これによって、ミニカートリッジおよびミニカートリッ
    ジアダプタは、ミニカートリッジおよびミニカートリッ
    ジアダプタを受容するためのテープドライブの送りリー
    ルスピンドルに対して標準の位置および高さでテープド
    ライブにミニカートリッジリールの標準化された寸法の
    歯付きハブを与える、テープミニカートリッジアダプ
    タ。
  2. 【請求項2】 ほぼ環状の高台領域は、少なくとも1つ
    のキーとなる特徴を規定し、高台領域を受容するための
    スロットは、ミニカートリッジが係合の単一の位置でミ
    ニカートリッジアダプタ内に置かれることが可能なよう
    にキーとなる特徴でキー止めするための構造を含む、請
    求項1に記載のテープミニカートリッジアダプタ。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つのキーとなる特徴は、高
    台領域の片側を切り取る長手方向に延在するノッチを含
    む、請求項2に記載のテープミニカートリッジアダプ
    タ。
  4. 【請求項4】 キーとなる特徴でキー止めするための主
    壁表面構造は、ミニカートリッジを所望の位置でアダプ
    タ内にロックするためのスナップロックメカニズムを含
    む、請求項3に記載のテープミニカートリッジアダプ
    タ。
  5. 【請求項5】 主壁表面構造は、弾性プラスチック材料
    から形成され、スナップロックメカニズムは、長手方向
    に延在するノッチと隣接して面する端と、長手方向に延
    在するノッチと背面側で隣接するよう高台領域の一部と
    係合する重ね板ばねの末端にある戻り止めボールとを有
    する片持プラスチック重ね板ばねセグメントを含む、請
    求項4に記載のテープミニカートリッジアダプタ。
  6. 【請求項6】 テープミニカートリッジリールは、リー
    ルバックルと、テープミニカートリッジの前面端でバッ
    クルと係合する回動するテープガイドリーダを有するテ
    ープリールリーダとを含み、テープミニカートリッジア
    ダプタは、回動するテープガイドリーダと隣接する開口
    部を含んで、テープドライブリーダのバックルがテープ
    リールリーダのリールバックルにバックリングされるこ
    とを可能にする、請求項4に記載のテープミニカートリ
    ッジアダプタ。
  7. 【請求項7】 テープミニカートリッジは、回動するテ
    ープガイドリーダに隣接する開口部を覆うための回動す
    るドアカバーを含み、テープミニカートリッジアダプタ
    は、テープミニカートリッジがテープミニカートリッジ
    アダプタ内に挿入されることに付随する開放位置にドア
    カバーを回動するための構造的特徴を含む、請求項6に
    記載のテープミニカートリッジアダプタ。
  8. 【請求項8】 テープガイドリーダを回動してテープミ
    ニカートリッジアダプタの外側面に隣接してリールバッ
    クルを与えるために、テープミニカートリッジがテープ
    ミニカートリッジアダプタ内に挿入されることに付随し
    て回動するテープガイドリーダを係合するための回動す
    る力付与メカニズムをさらに含む、請求項6に記載のテ
    ープミニカートリッジアダプタ。
  9. 【請求項9】 テープミニカートリッジは解除可能リー
    ルロックを有し、テープミニカートリッジアダプタの外
    側標準壁位置にテープドライブによって供給されるリー
    ルロック解除力をテープミニカートリッジの解除可能リ
    ールロックに伝達するためのリールロック解除力伝達メ
    カニズムをさらに含む、請求項1に記載のテープミニカ
    ートリッジアダプタ。
  10. 【請求項10】 より大きい業界標準の媒体カートリッ
    ジの外形に記憶媒体を含むミニカートリッジを適合させ
    るためのミニカートリッジアダプタであって、標準のカ
    ートリッジの外形は、複数個の異なった方向から標準の
    カートリッジのハウジングの複数個の標準の開口部を介
    して与えられる媒体ドライブの複数個の機械的力付与要
    素を受容する標準化された特徴を有し、ミニカートリッ
    ジアダプタは、ミニカートリッジアダプタのハウジング
    の標準化された開口部を介して力付与要素の予め定めら
    れた1つを受容しかつ、予め定められた1つからミニカ
    ートリッジハウジングを介して標準カートリッジの構造
    要素と機能的に等価であるミニカートリッジの内側の構
    造要素に力を伝達するための少なくとも1つの内部力伝
    達メカニズムを含む、ミニカートリッジアダプタ。
  11. 【請求項11】 記憶媒体は、ミニカートリッジ内の単
    一のリール上に巻かれる磁気記録テープを含む、請求項
    10に記載のミニカートリッジアダプタ。
  12. 【請求項12】 標準の開口部は、カートリッジアダプ
    タおよび標準のカートリッジの少なくとも3つの異なっ
    た壁表面上に形成される、請求項10に記載のミニカー
    トリッジアダプタ。
  13. 【請求項13】 ミニカートリッジアダプタの少なくと
    も1つの内部力伝達メカニズムは、第1の方向にテープ
    ドライブの機械的力付与要素によって与えられる力を、
    第1の方向と異なった第2の方向にミニカートリッジに
    与えられる力に変換する、請求項10に記載のミニカー
    トリッジアダプタ。
  14. 【請求項14】 ミニカートリッジアダプタの少なくと
    も1つの内部力伝達メカニズムは、ミニカートリッジか
    ら書込保護センサにカートリッジアダプタの外側に書込
    保護表示を伝達するための回動するロッカーアームメカ
    ニズムを含む、請求項10に記載のミニカートリッジア
    ダプタ。
  15. 【請求項15】 回動するロッカーアームメカニズム
    は、機械的力付与要素によって与えられる力の不在下で
    ロッカーアームメカニズムをバイアスしてミニカートリ
    ッジと係合させるためのバイアスばねを含む、請求項1
    4に記載のミニカートリッジアダプタ。
  16. 【請求項16】 回動するロッカーアームメカニズムお
    よびバイアスばねは、単一のユニットからなる成形され
    たプラスチック部材として形成され、バイアスばねは、
    部材の活ばね部分である、請求項14に記載のミニカー
    トリッジアダプタ。
  17. 【請求項17】 バイアスばねは、金属コイルばねであ
    る、請求項14に記載のミニカートリッジアダプタ。
  18. 【請求項18】 ミニカートリッジアダプタの少なくと
    も1つの内部力伝達メカニズムは、機械的力付与要素に
    よって与えられる力を直線的な変位に変換するためのリ
    ンク部材と、アダプタに対して回動させられリンク部材
    の直線的な変位に応答する中心からずれたクランクピン
    とリンク部材の直線的な変位に応答してミニカートリッ
    ジ内へ回転するカムとを有する第2の部材とを有するメ
    カニズムを含む、請求項10に記載のミニカートリッジ
    アダプタ。
  19. 【請求項19】 機械的力付与要素は、アダプタの主表
    面壁内に規定される開口部に入り、構造的特徴は、ミニ
    カートリッジの側壁開口部を介して力を伝達する、請求
    項18に記載のミニカートリッジアダプタ。
  20. 【請求項20】 機械的力付与要素によって与えられる
    力は、標準のカートリッジ内のロックを解除するための
    ものであり、ミニカートリッジアダプタは、力を伝達し
    てミニカートリッジ内のミニカートリッジロックを解除
    する、請求項18に記載のミニカートリッジアダプタ。
  21. 【請求項21】 記憶媒体は、ミニカートリッジ内の単
    一のリール上に巻かれた磁気記録テープを含み、ミニカ
    ートリッジロックは、ミニカートリッジ内の自由回転か
    らリールをロックする、請求項20に記載のミニカート
    リッジアダプタ。
  22. 【請求項22】 ミニカートリッジリールロックは、単
    一のリールのリールフランジをミニカートリッジのハウ
    ジングの第1の主壁に向けて押しやるためのロックドッ
    ク部分を含む、請求項21に記載のミニカートリッジア
    ダプタ。
  23. 【請求項23】 ミニカートリッジハウジングの第1の
    主壁およびリールは、相補的に面する環状のロッキング
    歯を含み、単一のリールを第1の主壁に向けて相補的に
    面する環状のロッキング歯を噛み合わされた位置に維持
    するためのばね手段をさらに含み、リールロックドック
    部分は、リールをミニカートリッジハウジングとロック
    された係合でしっかりと固定するためのものである、請
    求項22に記載のミニカートリッジアダプタ。
  24. 【請求項24】 より大きい業界標準のテープカートリ
    ッジの外形にテープミニカートリッジを適合させるため
    のテープミニカートリッジアダプタであって、標準のカ
    ートリッジは、標準の内部リールおよび標準のテープリ
    ーダおよびバックルメカニズムを有する単一リールのタ
    イプであり、標準カートリッジは、標準カートリッジの
    前面開口部に対して標準の位置にバックルメカニズムを
    制止するための固定された構造を有し、ミニカートリッ
    ジは、内部リールと、バックルと係合しかつこれを制止
    する回動するリーダバックルガイド部材とを有し、ガイ
    ド部材は通常、ミニカートリッジの前面開口部に隣接す
    る引込められた位置にバックルを与え、標準のカートリ
    ッジの前面開口部に対して標準の位置にバックルを与え
    るように変位可能であり、ミニカートリッジアダプタ
    は、ミニカートリッジがミニカートリッジアダプタ内に
    あるときにガイド部材を引込められた位置から標準の位
    置に変位させるための爪手段を含む、テープミニカート
    リッジアダプタ。
  25. 【請求項25】 カム手段は、ミニカートリッジがミニ
    カートリッジアダプタ内に挿入されるとリーダバックル
    ガイドの一部と係合するための爪手段を含む、請求項2
    4に記載のテープミニカートリッジアダプタ。
  26. 【請求項26】 少なくとも2つの主壁を備えるほぼボ
    ックス形状のハウジングと、その上に記録テープのコイ
    ルを含む単一のリールとを有し、リールは、プラスチッ
    ク材料から形成され、リールの回転の軸と整列する接触
    点を有する支持窪みを規定し、さらに、プラスチック材
    料からなり支持窪みに面する平らな面部分を有するプラ
    ンジャと、前記2つの主壁の一方とプランジャとの間に
    挟まれ接触点においてプランジャを介してリールへバイ
    アス力を伝達するコイル圧縮ばねとを有するテープ媒体
    カートリッジ。
  27. 【請求項27】 前記2つの主壁の前記一方は、中空の
    煙突形状部を規定し、プランジャは、前記中空煙突形状
    部の内側に摺動可能に入れ子状にされる本体を有し、前
    記コイル圧縮ばねは、前記中空煙突形状部を外側に取囲
    む、請求項26に記載のテープ媒体カートリッジ。
  28. 【請求項28】 プランジャは、平らな面部分に隣接す
    るフランジを含み、コイル圧縮ばねは、前記フランジを
    圧迫する、請求項26に記載のテープ媒体カートリッ
    ジ。
  29. 【請求項29】 前記2つの主壁の前記一方は、前記中
    空構造物を取囲む補強構造を規定する、請求項27に記
    載のテープ媒体カートリッジ。
  30. 【請求項30】 リールは、テープドライブの標準化さ
    れたスピンドルリングと係合するようサイズ決めされ位
    置付けられる歯付きスピンドルリングを含み、前記2つ
    の主壁の他方は、歯付きスピンドルリングをほぼそれと
    同じ高さで受容するための、開口部と隣接するほぼ環状
    の高台領域を規定し、ロッキング歯の隣接して面する配
    列は、環状の高台領域の内側表面上と歯付きスピンドル
    リングに隣接するフランジの隣接して面する表面上とに
    形成される、請求項26に記載のテープ媒体カートリッ
    ジ。
  31. 【請求項31】 リールの外周を前記2つの主壁の前記
    他方の壁に向けてロックすることによって、ロッキング
    歯の隣接して面する配列の係合を維持する少なくとも1
    つのリールフランジロックメカニズムをさらに含む、請
    求項30に記載のテープカートリッジ。
  32. 【請求項32】 リールフランジロックメカニズムは、
    前記2つの主壁の前記他方の隣接して面する部分に向け
    て下部フランジの周辺端領域を押しやるための曲がった
    ロックドック部分を有するばねでバイアスされるロッキ
    ングアームを含む、請求項31に記載のテープカートリ
    ッジ。
  33. 【請求項33】 ばねでバイアスされるロッキングアー
    ムは、金属コイルばねによってバイアスされる、請求項
    32に記載のテープカートリッジ。
  34. 【請求項34】 ばねでバイアスされるロッキングアー
    ムは、活ばね部を含む単一のプラスチック構造物として
    形成され、これは、カートリッジハウジングの側壁を圧
    迫してロッキングアームおよびロックドック部分にバイ
    アス力を与える、請求項32に記載のテープカートリッ
    ジ。
  35. 【請求項35】 ほぼ環状の高台領域は、テープカート
    リッジをテープカートリッジレシーバメカニズムにキー
    止めするための少なくとも1つのキーとなる特徴を規定
    する、請求項30に記載のテープカートリッジ。
  36. 【請求項36】 少なくとも1つのキーとなる特徴は、
    ほぼ環状の高台領域に沿って長手方向に延在する切欠さ
    れた端を含む、請求項35に記載のテープカートリッ
    ジ。
  37. 【請求項37】 少なくとも1つのキーとなる特徴は、
    ほぼ環状の高台領域からリールの回転の軸から延在する
    半径に沿って直接にテープカートリッジのテープ係合端
    壁に延在する曲がったタブを含む、請求項35に記載の
    テープカートリッジ。
  38. 【請求項38】 2つのキーとなる特徴を含み、前記特
    徴の一方は、ほぼ環状の高台領域に沿って長手方向に延
    在する切欠された端を含み、前記特徴の他方は、ほぼ環
    状の高台領域からリールの回転の軸から延在する半径に
    沿って直接にテープカートリッジのテープ係合端壁に延
    在する曲がったタブを含む、請求項35に記載のテープ
    カートリッジ。
  39. 【請求項39】 記録テープは、リーダおよびテープバ
    ックルを含み、テープカートリッジは、テープがリール
    上に完全に巻かれているときテープバックルと係合しこ
    れを制止するための回動するテープリーダガイドを含
    む、請求項26に記載のテープカートリッジ。
  40. 【請求項40】 テープバックルは、2つの側部タブ延
    長部を含み、テープリーダガイドは、テープがリール上
    に完全に巻かれているときテープバックルの2つの側部
    タブ延長部と接触する2つの係合フィンガを含む、請求
    項39に記載のテープカートリッジ。
  41. 【請求項41】 2つの係合フィンガは、テープバック
    ルの2つの側部タブ延長部を受容する差し込まれるフィ
    ンガを含む、請求項40に記載のテープカートリッジ。
  42. 【請求項42】 テープバックルは、中心の回り止めス
    ロットを含み、テープリーダガイドは、テープリーダガ
    イドのウェブ部分から外向きに延在して回り止めスロッ
    トと係合する回り止めボスを含む、請求項39に記載の
    テープカートリッジ。
  43. 【請求項43】 カートリッジハウジングは、細長い開
    口部を有するタブ係合端壁を含み、細長い開口部を覆う
    ための蝶番式に取付けられる回転するドア手段をさらに
    含む、請求項26に記載のテープカートリッジ。
  44. 【請求項44】 蝶番式に取付けられた回転するドア手
    段は、細長い開口部を覆うようサイズ決めされる細長い
    ドアを含み、ドアは、両端に軸方向に整列するヒンジピ
    ンを有してカートリッジハウジングによって規定される
    ジャーナルと係合し、ドアをある位置にバイアスするた
    めのカートリッジハウジングとドアとの間にあるばね手
    段は、開口部を閉じ、ドアを開放位置に回転させるため
    のドア開放手段は、テープカートリッジレシーバのドア
    解除特徴によって接触されると、細長い開口部のブロッ
    クを解除する、請求項43に記載のテープカートリッ
    ジ。
  45. 【請求項45】 ドア開放手段は、テープカートリッジ
    レシーバの解除ピンが係合構造と接触しドアを開放位置
    に回転させるように、ドアの回転の軸から変位される係
    合構造を含む、請求項44に記載のテープカートリッ
    ジ。
  46. 【請求項46】 係合構造は、解除ピンによる係合によ
    ってドアが長手方向および回転方向に変位し、それによ
    ってロッキングボスをノッチから外してドアを回転可能
    にするように、カートリッジハウジング内に規定される
    ノッチと係合するロッキングボスおよび傾斜した表面を
    さらに含む、請求項45に記載のテープカートリッジ。
  47. 【請求項47】 ドアが長手方向および回転方向に変位
    可能であるようにジャーナルが差し込まれる、請求項4
    4に記載のテープカートリッジ。
  48. 【請求項48】 カートリッジハウジングの端壁からア
    クセス可能であり、スライドレバーに隣接する位置のカ
    ートリッジハウジングの側壁の書込保護窓を選択的に露
    出しかつブロックする書込保護スライドレバーをさらに
    含む、請求項26に記載のテープカートリッジ。
  49. 【請求項49】 カートリッジハウジングは、成形され
    たプラスチックの上部シェルと、成形されたプラスチッ
    クの下部シェルとを含む、請求項26に記載のテープカ
    ートリッジ。
  50. 【請求項50】 カートリッジハウジングは、テーパ状
    になったセグメントを有する側壁を含む、請求項26に
    記載のテープカートリッジ。
  51. 【請求項51】 少なくとも2つの主壁を備えるボック
    ス形状のハウジングと、その上に巻きつけられて供給さ
    れる記録テープを含むリールとを有し、リールは、2つ
    の主壁の一方の壁に隣接する少なくとも1つのフランジ
    を有し、さらに、テープドライブの標準化されたスピン
    ドルリングと係合するようサイズ決めされかつ位置決め
    される歯付きスピンドルリングを有し、前記一方の壁
    は、開口部と隣接するハウジングロッキング歯の環状領
    域を規定して歯付きスピンドルリングをこれとほぼ同じ
    高さになるように受容し、さらに、2つの主壁の他方の
    壁からリールへとバイアス力を与えるためのバイアスば
    ね手段を有し、リールは、リールがばねでバイアスされ
    て前記一方の壁と接触するとハウジングロッキング歯と
    係合するロッキング歯の環状領域を含む、テープカート
    リッジ。
  52. 【請求項52】 前記2つの主壁の前記一方の壁に向け
    てリールのリールフランジの外周をロックすることによ
    って、隣接して面する環状のロッキング歯の係合を維持
    する、少なくとも1つのリールフランジロックメカニズ
    ムをさらに含む、請求項51に記載のテープカートリッ
    ジ。
  53. 【請求項53】 リールフランジロックメカニズムは、
    下部フランジの周辺端領域を前記2つの主壁の前記他方
    の隣接して面する部分に向けて押しやるために、曲がっ
    たロックドック部分を有するばねでバイアスされるロッ
    キングアームを含む、請求項52に記載のテープカート
    リッジ。
  54. 【請求項54】 ばねでバイアスされるロッキングアー
    ムは、金属コイルばねによってバイアスされる、請求項
    53に記載のテープカートリッジ。
  55. 【請求項55】 ばねでバイアスされるロッキングアー
    ムは、単一のプラスチック構造物として形成され、これ
    は、カートリッジハウジングの側壁を圧迫してロッキン
    グアームおよびロックドック部分にばね力を与える活ば
    ね部を含む、請求項53に記載のテープカートリッジ。
  56. 【請求項56】 少なくとも1つのリールフランジロッ
    クメカニズムは、カートリッジの壁内に規定される開口
    部を介して外部の解除力を加えることによって、解除さ
    れる、請求項52に記載のテープカートリッジ。
  57. 【請求項57】 少なくとも2つの主壁を備えるボック
    ス形状のハウジングと、その上に巻きつけられて供給さ
    れる記録テープを含む単一のリールとを有するテープカ
    ートリッジであって、リールは、テープドライブの標準
    化されたスピンドルリングと係合するようにサイズ決め
    されかつ位置決めされる歯付きのスピンドルリングと、
    2つの主壁の前記一方の壁に隣接する少なくとも1つの
    フランジとを有し、テープハウジングは、側壁に沿った
    細長いテープアクセス開口部を有し、記録テープは、テ
    ープバックルおよびリーダを含み、テープカートリッジ
    は、テープがリール上に完全に巻かれているときテープ
    バックルを係合しかつこれを制止する回動するテープリ
    ーダガイドを含み、回動するテープリーダガイドは、ハ
    ウジングに対して少なくとも2つの異なった位置にテー
    プバックルを与える、テープカートリッジ。
  58. 【請求項58】 テープバックルは、2つ側部タブ延長
    部を含み、回動するテープリーダガイドは、テープがリ
    ール上に完全に巻かれているときテープバックルの2つ
    の側部タブ延長部と係合する2つの係合フィンガを含
    む、請求項57に記載のテープカートリッジ。
  59. 【請求項59】 テープバックルは、中心の回り止めス
    ロットを含み、回動するテープリーダガイドは、テープ
    リーダーガイドのウェブ部分から外向きに延在して回り
    止めスロットと係合する回り止めボスを含む、請求項5
    7に記載のテープカートリッジ。
  60. 【請求項60】 回動するテープリーダガイドは、第1
    の位置に向けてばねでバイアスされる、請求項57に記
    載のテープカートリッジ。
  61. 【請求項61】 回動するテープリーダガイドは、2つ
    の軸に沿ってある位置から別の位置に移動して変位され
    る、請求項57に記載のテープカートリッジ。
  62. 【請求項62】 回動するテープリーダガイドは、少な
    くとも2つのピボットボスを含み、一方のボスは2つの
    軸の1つにほぼ沿って整列する第1の固定されたガイド
    スロットと係合し、別のボスは、2つの軸の他方にほぼ
    沿って整列する第2の固定されたガイドスロットと係合
    する、請求項61に記載のテープカートリッジ。
  63. 【請求項63】 支持窪みは、鋼球を含む、請求項26
    に記載のテープ媒体カートリッジ。
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