JP2001124772A - 免疫クロマトグラフィー試験片、及びクロマトグラフ分析方法 - Google Patents
免疫クロマトグラフィー試験片、及びクロマトグラフ分析方法Info
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Abstract
理を必要せず、また、正確な定性、あるいは定量分析が
可能な免疫クロマトグラフィー試験片、及びクロマトグ
ラフ分析方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 免疫クロマトグラフィー試験片10を、
細胞成分破壊物質を保持する細胞成分破壊物質保持部位
7と、標識試薬を保持する標識物保持部位3と、反応層
4の領域中に特異的タンパク質が固定化された特異的タ
ンパク固定化部5と、を有する構成とし、上記免疫クロ
マトグラフィー試験片10を用い、上記反応層4上の呈
色度合を580nm以上の波長で測定することにより、
定性、あるいは定量分析する。
Description
用して、液体試料を定性あるいは定量分析するための免
疫クロマトグラフィー試験片、及びクロマトグラフ分析
方法に関し、特に、血液などの有色試料を前処理するこ
となく分析可能なものに関する。
試料の化学試験もしくは臨床試験を実施する方法とし
て、抗原抗体反応を利用した免疫クロマトグラフィーに
よる測定方法が汎用されている。一般にクロマトグラフ
ィーとは、混合物をその構成成分に応じて分離し、同定
する方法をいう。クロマトグラフィー試験片は、液体試
料を添加する部分と、液体試料の浸透により移動可能で
あり、かつ、流れてきた液体試料に含まれる分析対象物
に対し特異的に結合する物質を備えた標識試薬が保持さ
れた部分と、標識試薬と分析対象物との結合反応が行わ
れる部分と、流れてきた試料を吸収する部分とを備え
る。クロマトグラフィー試験片に液体試料を添加し、放
置しておくことにより、一定時間後に発色または変色を
ともなう呈色反応が起こり、目視的な検出様式によって
定性的な判定を行うことができる。
反応の特異性を利用して、抗原または抗体を同定し、検
出するものである。免疫クロマトグラフィー試験片は、
上述の一般のクロマトグラフィー試験片に対し、さら
に、液体試料に含まれる分析対象物と標識試薬との複合
体に対して抗原抗体反応を起こす抗体あるいは抗原の固
定化された部分を備えたものである。免疫クロマトグラ
フィー試験片に分析対象物を含む液体試料を添加する
と、液体試料により標識試薬が溶解して、浸透方向に展
開し、抗体あるいは抗原の固定化された測定領域に所定
の呈色が生じる。したがって、測定領域の呈色の有無に
より、液体試料中に特定の分析対象物が含まれていたか
否かを判断することができる。この分析結果は、呈色反
応によって判定されるため、目視的な検出様式によって
記録される。このように、免疫クロマトグラフ分析方法
は、分析結果の判定が非常に容易であり、さまざまな分
析対象物の分析に利用することができる。
析は定性的なものであるが、定量的な分析方法も開発さ
れている。特開平8−240591号公報には、免疫ク
ロマトグラフィー試験片に試料を添加し、反応が行われ
た後に、検出計器を用いて試験片上の呈色部分の吸収や
反射などの信号を測定することにより、呈色度合を定量
化する方法が開示されている。また、特開平8−334
511号公報には、呈色した免疫クロマトグラフィー試
験片を、イメージセンサを用いて撮像し、画像変換され
た階調画像を解析処理することにより、呈色度合を定量
的に測定する方法が開示されている。
グラフィー試験片には、液体試料の浸透速度を機械的に
コントロールする手段がなく、人為的に浸透速度を制御
することができないために、上記浸透速度は試験片の浸
透性に左右される。この試験片を用いて血液のような細
胞成分を含む液体試料を分析する場合、液体試料の粘性
や、細胞成分の存在が、反応層担体に目詰まりを生じて
液体試料の浸透を妨げ、その結果、測定時間が大幅に長
くなり、この間に液体試料の乾燥等が発生して反応の正
確性や定量性能を欠くことになるという問題があった。
度合を測定する免疫クロマトグラフ分析方法には、有色
試料に含まれる色素、例えば血液成分の持つ血色素(赤
色)が、抗原抗体反応によって生じた呈色反応の読み取
りを妨げ、定量測定時の感度の低下と、測定誤差とを生
じるという問題があった。
有色試料、特に全血の場合には、予め該試料に含まれる
色素、すなわち血色素を含む血球成分を取り除く、遠心
分離等の前処理が必要とされてきた。しかし、そのよう
な前処理を行うことは、免疫クロマトグラフ分析方法を
煩雑なものとし、また、コストの上昇と作業性の低下と
を招くものであった。
ものであり、細胞成分等により、液体試料の試験片への
浸透が妨げられることを防止し、また、試料に含まれる
有色成分、特に血色素に由来するバックグラウンドの影
響を受けずに抗原抗体反応の結果である呈色度合を定量
的に読み取り、さらに、添加する液体試料、特に血液に
対する遠心分離等の前処理を必要としない、免疫クロマ
トグラフィー試験片、及びクロマトグラフ分析方法を提
供することを目的とする。
め、請求項1にかかる免疫クロマトグラフィー試験片
は、有色試料に含まれる分析対象物の定性、あるいは定
量分析時に使用する免疫クロマトグラフィー試験片にお
いて、標識物それ自体、あるいは標識物が産生する物質
が、分析対象物を含む試料の吸収波長と異なる吸収波長
を有する、あるいは同じ吸収波長であっても試料の吸収
係数よりも十分に高い吸収係数を有する、波長領域を持
っているものである。
フィー試験片は、有色試料に含まれる分析対象物の定
性、あるいは定量分析時に使用する免疫クロマトグラフ
ィー試験片において、反応終了後の標識物あるいは、標
識物による反応物が、分析対象物を含む試料の吸収波長
と異なる吸収波長を有する、あるいは同じ吸収波長であ
っても試料の吸収係数よりも十分に高い吸収係数を有す
る、波長領域を持っているものである。
フィー試験片は、請求項1または2に記載の免疫クロマ
トグラフィー試験片において、上記試料が血液である場
合、上記試験片上に生じた呈色に特異的な吸収波長が5
80nm以上である、ものである。
フィー試験片は、請求項1ないし請求項3のいずれか一
つに記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、上
記試料に含まれる細胞成分を破壊する物質を保持する領
域を有するものである。
フィー試験片は、請求項4に記載の免疫クロマトグラフ
ィー試験片において、細胞成分を破壊する物質が、無機
物、界面活性剤、あるいはサポニン類を含むものであ
る。
フィー試験片は、請求項5に記載の免疫クロマトグラフ
ィー試験片において、上記無機物が、塩化物を含むもの
である。
フィー試験片は、請求項5に記載の免疫クロマトグラフ
ィー試験片において、上記界面活性剤が、非極性界面活
性剤を含むものである。
フィー試験片は、請求項1ないし請求項7のいずれか一
つに記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、分
光光度計により、呈色度合を定性、あるいは定量分析す
るものである。
フィー試験片は、請求項1ないし請求項8のいずれか一
つに記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、上
記標識物が、金属ゾル、酸化金属粒子、非金属ゾル、染
料ゾル、着色粒子、色素、あるいは酵素から選択される
少なくとも一つを含むものである。
ラフィー試験片は、請求項1ないし請求項9のいずれか
一つに記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、
上記分析対象物が血漿蛋白質、細菌、ウイルスの少なく
とも一つを含むものである。
分析方法は、免疫クロマトグラフィー試験片を用いたク
ロマトグラフ分析方法において、上記免疫クロマトグラ
フィー試験片に分析対象物を含む有色試料を添加し、上
記試験片上の呈色度合を、上記呈色に特異的な吸収波長
において測定する、ことを特徴とし、標識物それ自体、
あるいは標識物が産生する物質が、上記分析対象物を含
む有色試料の吸収波長と異なる吸収波長を有する、ある
いは同じ吸収波長であっても有色試料の吸収係数よりも
十分に高い吸収係数を有する、波長領域を持つものであ
る。
分析方法は、免疫クロマトグラフィー試験片を用いたク
ロマトグラフ分析方法において、上記免疫クロマトグラ
フィー試験片に分析対象物を含む有色試料を添加し、上
記試験片上の呈色度合を、上記呈色に特異的な吸収波長
において測定する、ことを特徴とし、反応終了後の標識
物、あるいは標識物による反応物が、上記分析対象物を
含む試料の吸収波長と異なる吸収波長を有する、あるい
は同じ吸収波長であっても試料の吸収係数よりも十分に
高い吸収係数を有する、波長領域を持つものである。
分析方法は、請求項11または12に記載のクロマトグ
ラフ分析方法において、上記試料が血液である場合、呈
色領域における標識物からの信号を、580nm以上の
任意の波長で測定することにより、分析対象物を定性あ
るいは定量分析するものである。
分析方法は、請求項11ないし請求項13のいずれか一
つに記載のクロマトグラフ分析方法において、上記免疫
クロマトグラフィー試験片は、試料中の細胞成分を破壊
する物質が保持された領域を含むものである。
分析方法は、請求項14に記載のクロマトグラフ分析方
法において、細胞成分を破壊する物質が、無機物、界面
活性剤、あるいはサポニン類を含むものである。
分析方法は、請求項15に記載のクロマトグラフ分析方
法において、上記無機物が、塩化物を含むものである。
分析方法は、請求項15に記載のクロマトグラフ分析方
法において、上記界面活性剤が、非極性界面活性剤を含
むものである。
分析方法は、請求項11ないし請求17のいずれか一つ
に記載のクロマトグラフ分析方法において、分光光度計
により、呈色度合を定性、あるいは定量分析するもので
ある。
分析方法は、請求項11ないし請求項18のいずれか一
つに記載のクロマトグラフ分析方法において、上記標識
物が、金属ゾル、酸化金属粒子、非金属ゾル、染料ゾ
ル、着色粒子、色素、あるいは酵素から選択される少な
くとも一つを含むものである。
分析方法は、請求項11ないし請求項19のいずれか一
つに記載のクロマトグラフ分析方法において、上記分析
対象物が血漿蛋白質、細菌、ウイルスの少なくとも一つ
を含むものである。
実施の形態1による免疫クロマトグラフィー試験片、及
びクロマトグラフ分析方法について、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本実施の形態1による免疫クロマ
トグラフィー試験片10を示す図である。図1におい
て、免疫クロマトグラフィー試験片10は、反応層担体
支持体1と、試料添加部2と、標識物保持部位3と、反
応層4と、特異的タンパク固定化部5と、吸水部6とを
備える。
ラスチックなどからなり、クロマトグラフィー材料を支
持する。試料添加部2は、吸収性の大きい不織布などか
らなり、液体試料が添加あるいは塗布される。標識物保
持部位3は、不織布などに溶解可能なように標識試薬を
保持する。反応層4は、ニトロセルロースなどからな
る。特異的タンパク固定化部5は、反応層4の領域上
に、反応形式にあわせて、抗体あるいは抗原のような分
析対象物に対して特異的に結合反応する特異的タンパク
質を固定化する。吸水部6は、液体試料を最終的に吸収
する。以上、試料添加部2、標識物保持部位3、反応層
4、特異的タンパク固定化部5、及び吸水部6は、反応
層担体支持体1の上部に形成されている。標識試薬、及
び特異的タンパク質は、分析する試料、及び分析対象物
に合わせて適切なものを選択する必要がある。
標識物が特異的タンパク固定化部5に産生する発光が可
能な物質であり、反応終了後の標識物とは、例えば呈色
反応により呈色した後の標識物であり、標識物による反
応物とは、例えば標識物が酵素である場合に、その標識
物が固定化された特異的タンパク固定化部5に基質を加
えることなどにより呈色した後の物質である。その標識
物保持部位3に保持される標識試薬としては、染料ゾ
ル、水溶性色素、金コロイドなどの金属ゾル、セレニウ
ムや炭素などの非金属ゾル、フェライトなどの酸化金属
粒子、ラテックスなどの着色粒子、あるいは、酵素など
を含む、分析対象物と特異的に結合する物質との複合体
を用いる。
片10の構造は一例であり、クロマトグラフィーを行う
構造であればいかなる構造をとってもよく、使用する部
材も任意の担体や試薬によって構成されていてもよい。
また、免疫クロマトグラフィー試験片10としては、ニ
トロセルロースやガラス繊維濾紙のような、任意の多孔
質性担体で構成されたクロマトグラフィー材料からなる
試験片が用いられる。
グラフィー試験片10、及びクロマトグラフ分析方法に
ついて説明する。図1において、液体試料が試料添加部
2に添加されると、試料添加部2に浸透し、標識物保持
部位3に達する。次に、標識物保持部位3の領域に保持
された標識試薬が、液体試料の浸透により溶解され、液
体試料とともに反応層4に浸透する。反応層4の領域上
には、特異的タンパク質が固定化された特異的タンパク
固定化部5がある。液体試料が分析対象物を含む場合
は、特異的タンパク質が分析対象物と標識試薬との複合
体に対して抗原抗体反応を起こし、特異的タンパク固定
化部5の領域に何らかの呈色反応が見られる。液体試料
が分析対象物を含まない場合は、抗原抗体反応は起こら
ず、呈色反応も見られない。最終的に、液体試料は吸水
部6に吸収され、反応は終了する。
て、呈色領域における標識物からの信号を測定する。試
料が全血の場合は、例えば580nm以上の任意の波長
において測定することが好ましい。これにより、呈色の
有無と、呈色度合との定性的、あるいは定量的分析を行
なうことができる。上記分析により、液体試料が分析対
象物を含むか否かを検知することができ、また、含む場
合にはその分量を測定することができる。なお、上述の
「標識物からの信号」とは、具体的には、それ自体着色
物である標識物の色、UVの照射あるいは電圧の印加等
による発光、あるいは呈色反応による呈色などを意味す
る。
の測定においては、任意の一波長で吸光度あるいは吸光
度分布の積分値を測定する場合の他、任意の幅を持った
波長領域で吸光度を測定してもよく、その場合には吸光
度を特定の波長領域で積分し、定量分析することも可能
である。
クロマトグラフィー試験片、及びクロマトグラフ分析方
法によれば、免疫クロマトグラフィー試験片10上の呈
色領域における標識物からの信号を、例えば580nm
以上の任意の波長で測定することにより、有色成分、特
に血液中の血色素を含む試料の分析において、血液の吸
収波長である200〜580nm以外の波長で呈色度合
を測定することになる。したがって、液体試料に含まれ
る有色成分、特に血色素によるバックグラウンドの影響
を受けない呈色度合の定性的、あるいは定量的測定を行
うことが可能となり、測定誤差を低減でき、より高感度
で、より高性能な免疫クロマトグラフィーによる定性、
あるいは定量分析を実現できる効果がある。また、使用
する標識試薬によっては、有色試料の目視によるクロマ
トグラフ定性分析も可能となる。
識物複合体と分析対象物との結合反応と、この反応体と
固定化物との結合反応からなるサンドイッチ反応を例に
説明したが、分析対象物と標識物複合体が競争的に固定
化物と反応する競合反応でも測定が可能である。
場合には、標識物からの信号を580nm以上の任意の
波長で測定するとしたが、好ましくは、580nmから
700nmの間の任意の波長にて測定を行なう。
析方法では、免疫クロマトグラフィー試験片10の呈色
度合を測定する検出計器として、例えば、反射型分光光
度計を用いることも可能であり、本実施の形態1と同様
の効果に加え、反応層4を支持する反応層担体支持体1
として不透明な材料を使用することが可能となるため、
材料選択の幅が広がり、さらに、反応層4の裏面状態を
気にすることなく測定することが可能となる効果があ
る。
析方法では、免疫クロマトグラフィー試験片10の呈色
度合を測定する検出計器として、例えば、透過型分光光
度計を用いることも可能であり、本実施の形態1と同様
の効果に加え、反応層4の深部の呈色度合をも測定する
ことが可能となるため、より高感度で、より高性能な定
性、あるいは定量分析が可能となる効果がある。また、
標識試薬として、低濃度のものを用いることが可能とな
る。
む試料として、特に血液を用いたが、これは一例であっ
て、血液以外の有色成分を含む試料も分析可能である。
例えば、尿、便潜血、食品の破砕液などが挙げられる。
この場合、分析する試料、及び分析対象物に合わせて、
標識試薬、及び特異的タンパク質を選択する必要があ
る。すなわち、呈色反応に特異的な波長での吸収係数
が、試料の同じ波長での吸収係数より、十分に高いもの
である必要がある。また、検出計器による呈色度合の測
定においては、呈色反応に特異的な波長で測定すればよ
い。なお、上述の「特異的な波長」とは、有色試料が持
つ最大波長領域を除く、任意の一波長、もしくは、任意
の幅を持った広範な波長領域を意味する。また、上述の
「十分に高い」とは、呈色反応による標識物からの信号
が、定性、あるいは定量分析に対して信頼できる結果が
得られる程度に高いことを意味する。
態2による免疫クロマトグラフィー試験片、及びクロマ
トグラフ分析方法について、図面を参照しながら説明す
る。図2は、本実施の形態2による免疫クロマトグラフ
ィー試験片10を示す図である。図2において、免疫ク
ロマトグラフィー試験片10は、反応層担体支持体1
と、試料添加部2と、標識物保持部位3と、反応層4
と、特異的タンパク固定化部5と、吸水部6と、細胞成
分破壊物質保持部位7とを備える。
ラスチックなどからなり、クロマトグラフィー材料を支
持する。試料添加部2は、吸収性の大きい不織布などか
らなり、液体試料が添加あるいは塗布される。標識物保
持部位3は、不織布などに溶解可能なように標識試薬を
保持する。反応層4は、ニトロセルロースなどからな
る。特異的タンパク固定化部5は、反応層4の領域上
に、反応形式にあわせて、抗体あるいは抗原のような分
析対象物に対して特異的に結合反応する特異的タンパク
質を固定化する。吸水部6は、液体試料を最終的に吸収
する。細胞成分破壊物質保持部位7は、細胞成分を破壊
する物質を保持する。以上、試料添加部2、標識物保持
部位3、反応層4、特異的タンパク固定化部5、吸水部
6、及び細胞成分破壊物質保持部位7は、反応層担体支
持体1の上部に形成されている。標識試薬、及び特異的
タンパク質、及び細胞成分破壊物質は、分析する試料、
及び分析対象物に合わせて適切なものを選択する必要が
ある。
標識物が特異的タンパク固定化部5に産生する発光が可
能な物質であり、反応終了後の標識物とは、例えば呈色
反応により呈色した後の標識物であり、標識物による反
応物とは、例えば標識物が酵素である場合に、その標識
物が固定化された特異的タンパク固定化部5に基質を加
えることなどにより呈色した後の物質である。その標識
物保持部位3に保持される標識試薬としては、染料ゾ
ル、水溶性色素、金コロイドなどの金属ゾル、セレニウ
ムや炭素などの非金属ゾル、フェライトなどの酸化金属
粒子、ラテックスなどの着色粒子、あるいは、酵素など
を含む、分析対象物と特異的に結合する物質との複合体
を用いる。
される細胞成分破壊物質としては、塩化ナトリウムある
いは塩化カリウムなどの塩化物、トライトン系あるいは
ツイーン系などの非極性界面活性剤、極性界面活性剤、
あるいはサポニン類などを使用する。
片10の構造は一例であり、細胞成分破壊物質保持部位
7を含んだ、クロマトグラフィーを行う構造であればい
かなる構造をとってもよく、使用する部材も任意の担体
や試薬によって構成されていてもよい。
としては、ニトロセルロースやガラス繊維濾紙のよう
な、任意の多孔質性担体で構成されたクロマトグラフィ
ー材料からなる試験片が用いられる。
グラフィー試験片10、及びクロマトグラフ分析方法に
ついて説明する。図2において、液体試料が試料添加部
2に添加されると、試料添加部2に浸透して細胞成分破
壊物質保持部位7の領域に達し、この領域に含まれる細
胞成分破壊物質の作用により、液体試料中の細胞成分が
破壊される。この細胞成分の破壊された液体試料が、標
識物保持部位3に達する。次に、標識物保持部位3の領
域に保持された標識試薬が、液体試料の浸透により溶解
され、液体試料とともに反応層4に浸透する。反応層4
の領域上には、特異的タンパク質が固定化された特異的
タンパク固定化部5がある。液体試料が分析対象物を含
む場合は、特異的タンパク質が分析対象物と標識試薬と
の複合体に対して抗原抗体反応を起こし、特異的タンパ
ク固定化部5の領域に何らかの呈色反応が見られる。液
体試料が分析対象物を含まない場合は、抗原抗体反応は
起こらず、呈色反応も見られない。最終的に、液体試料
は吸水部6に吸収され、反応は終了する。
て、呈色領域における標識物からの信号を測定する。試
料が全血の場合は、例えば580nm以上の任意の波長
において測定することが好ましい。これにより、呈色の
有無と、呈色度合との定性的、あるいは定量的分析を行
なうことができる。上記分析により、液体試料が分析対
象物を含むか否かを検知することができ、また、含む場
合にはその分量を測定することができる。なお、上述の
「標識物からの信号」とは、具体的には、それ自体着色
物である標識物の色、UVの照射あるいは電圧の印加等
による発光、あるいは呈色反応による呈色などを意味す
る。
の測定においては、任意の一波長で吸光度あるいは吸光
度分布の積分値を測定する場合の他、任意の幅を持った
波長領域で吸光度を測定してもよく、その場合には吸光
度を特定の波長領域で積分し、定量分析することも可能
である。
クロマトグラフィー試験片、及びクロマトグラフ分析方
法によれば、免疫クロマトグラフィー試験片10上の呈
色領域における標識物からの信号を、例えば580nm
以上の任意の波長で測定することにより、有色成分、特
に血液中の血色素を含む試料の分析において、血液の吸
収波長である200〜580nm以外の波長で呈色度合
を測定することになる。したがって、液体試料に含まれ
る有色成分、特に血色素によるバックグラウンドの影響
を受けない呈色度合の定性的、あるいは定量的測定を行
うことが可能となり、測定誤差を低減でき、より高感度
で、より高性能な免疫クロマトグラフィーによる定性、
あるいは定量分析を実現できる効果がある。
部分を設けたことで、細胞成分を含む液体試料の分析時
に、細胞成分が破壊され反応層4上の浸透がスムーズに
なり、測定時間が短縮され、より正確に定量分析できる
効果がある。さらに、血液など、細胞成分を有する試料
に対する遠心分離等の前処理が不要になるため、コスト
の低下と作業性の向上を実現できる効果もある。また、
使用する標識試薬によっては、有色試料の目視によるク
ロマトグラフ定性分析も可能となる。
識物複合体と分析対象物との結合反応と、この反応体と
固定化物との結合反応からなるサンドイッチ反応を例に
説明したが、分析対象物と標識物複合体が競争的に固定
化物と反応する競合反応でも測定が可能である。
場合には、標識物からの信号を580nm以上の任意の
波長で測定するとしたが、好ましくは、580nmから
700nmの間の任意の波長にて測定を行なう。
析方法では、免疫クロマトグラフィー試験片10の呈色
度合を測定する検出計器として、例えば、反射型分光光
度計を用いることも可能であり、本実施の形態2と同様
の効果に加え、反応層4を支持する反応層担体支持体1
として不透明な材料を使用することが可能となるため、
材料選択の幅が広がり、さらに、反応層4の裏面状態を
気にすることなく測定することが可能となる効果があ
る。
析方法では、免疫クロマトグラフィー試験片10の呈色
度合を測定する検出計器として、例えば、透過型分光光
度計を用いることも可能であり、本実施の形態2と同様
の効果に加え、反応層4の深部の呈色度合をも測定する
ことが可能となるため、より高感度で、より高性能な定
性、あるいは定量分析が可能となる効果がある。また、
標識試薬として、低濃度のものを用いることが可能とな
る。
び細胞成分を含む試料として、特に血液を用いたが、こ
れは一例であって、血液以外の有色成分、及び細胞成分
を含む試料も分析可能である。例えば、体液、細菌を含
む液体、食品の破砕液などが挙げられる。この場合、分
析する試料、及び分析対象物に合わせて、標識試薬、及
び抗体を選択する必要がある。すなわち、呈色反応に特
異的な波長での吸収係数が、試料の同じ波長での吸収係
数より、十分に高いものである必要がある。また、検出
計器による呈色度合の測定においては、呈色反応に特異
的な波長で測定すればよい。なお、上述の「特異的な波
長」とは、有色試料が持つ最大波長領域を除く、任意の
一波長、もしくは、任意の幅を持った広範な波長領域を
意味する。また、上述の「十分に高い」とは、呈色反応
による標識物からの信号が、定性、あるいは定量分析に
対して信頼できる結果が得られる程度に高いことを意味
する。
をさらに詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施
例になんら制約されるものではない。 (血液中hCGの定量)ニトロセルロース膜中に抗hC
G−β抗体固定化ライン、及び抗hCG−α抗体と金コ
ロイドとの複合体の広いバンドを含む免疫クロマトグラ
フィー試験片を製造した。この試験片を図2に示す。図
中、試験片は、抗体固定化部5と、それよりも前にある
抗hCG−α抗体と金コロイドとの複合体が含有された
領域である標識物保持部位3と、試料添加部2とを含
む。これらの試験片は、次のようにして製造した。
β抗体溶液を準備した。この抗体溶液を溶液吐出装置を
用いて、ニトロセルロース膜上に塗布した。これによ
り、ニトロセルロース膜上に検出用の抗体固定化ライン
が得られた。このニトロセルロース膜を乾燥後、1%ス
キムミルクを含有するTris−HCl緩衝溶液中に浸
漬して30分間緩やかに振った。30分後、Tris−
HCl緩衝溶液槽に膜を移動し、10分間緩やかに振っ
た後に、別のTris−HCl緩衝溶液槽にてさらに1
0分間緩やかに振り、膜の洗浄を行なった。2度洗浄を
行った後に、膜を洗浄液から取り出して、室温で乾燥さ
せた。
中の100℃溶液に1%クエン酸溶液を加えることによ
って調製した。還流を30分間続けた後に、冷却した。
0.2Mの炭酸カリウム溶液によって、pH9に調製し
た前記金コロイド溶液に、抗hCG−α抗体を加えて数
分間攪拌した後に、10%BSA(牛血清アルブミン)
溶液pH9を最終1%になる量だけ加えて攪拌すること
で、抗体金コロイド複合体(標識抗体)を調製した。前
記標識抗体溶液を4℃、20000Gで50分間遠心分
離することによって、標識抗体を単離して、それを洗浄
緩衝液(1%BSA・リン酸緩衝液)中に懸濁した後
に、前記遠心分離を行って、標識抗体を洗浄単離した。
この標識抗体を洗浄緩衝液で懸濁して、0.8μmのフ
ィルタにて濾過した後に、当初の金コロイド溶液量の1
0分の1に調製して、4℃で貯蔵した。
して、抗hCG−β抗体固定化乾燥膜上の抗体固定化位
置から離れた位置に塗布した後に、膜を乾燥させた。こ
れによって、固定化膜上に標識抗体保持部位が得られ
た。
む抗体固定化膜を、反応層担体支持体上に貼付け、溶血
剤として界面活性剤を含浸した後に乾燥させた不織布を
試料添加部として、ガラス繊維ろ紙を吸水部として、付
け加えてから0.5cm幅の細片に切断して、試験片を
作製した。
ット値45%になるように調製した。この血液に既知濃
度のhCG溶液を加えることにより、さまざまな既知濃
度のhCG溶液を調製した。
以上添加して、吸水部方向へと展開処理して、抗原抗体
反応をさせて抗体固定化部における呈色反応を行った。
この試験片への試料添加から5分後の呈色状況を反射型
分光光度計(CS9300;島津製作所製)を用いて計
測して、呈色度を演算処理した。
のhCGを含有する血液(ヘマトクリット値45%)を
試験片に添加して展開処理した。各hCG濃度の血液に
対する試験片上の抗体固定化部の呈色状況を反射型分光
光度計で測定した。520nmと610nmの波長にお
ける吸光度を計測して、予め作成しておいたhCG濃度
と吸光度との関係を示す検量線に代入した。その結果を
図3に示す。本来、例えば1000U/lのhCGを含
有する血液の吸光度を計測し、その吸光度を検量線に代
入すると、hCG濃度は1000U/lとなるはずであ
るが、実際には、少しずれる。そのずれの大きさによ
り、その測定の正確さを知ることができる。
ける吸光度を、520nmの波長で測定した場合(a)
と、610nmの波長で測定した場合(b)との定量性
能を示す図である。横軸は、試験片に添加した試料のh
CG濃度を表す。縦軸は、試験片上の呈色領域における
標識物からの信号を検量線に代入して求めた抗原濃度の
換算値を表す。
て、580nm以下の波長で測定した場合と、580n
m以上の波長で測定した場合について、その効果を説明
する。図3において、免疫クロマトグラフィー試験片に
液体試料を添加し、5分後の呈色度合の測定値をもと
に、分析対象物の濃度を換算した結果を表している。こ
の際に使用した標識試薬は、(a)、(b)共に同じ抗
体−金コロイド複合体を使用している。まず、610n
mで測定した場合(図3(b))は、CV値(変動係
数)が0〜15%であるのに対して、520nmで測定
した場合(図3(a))は、血球色素の影響を受け、C
V値が35〜45%と、大きなばらつきを示し、定量性
能が悪いことがわかる。
用いて結果を説明したが、金コロイドは580nm以上
の波長での吸収を持つ粒径が好ましい。また、それ以外
の標識物では、着色粒子や水溶性色素であれば、着色さ
れた色素の最大吸収波長、例えば、青色粒子または青色
色素であれば650nm周辺の波長で、カーボンブラッ
クであれば、580nm以上の任意の波長で測定を行な
うことが望ましく、測定波長はその反応呈色物の持つ吸
収波長に由来する。
び請求項10の免疫クロマトグラフィー試験片によれ
ば、有色試料に含まれる分析対象物の定性、あるいは定
量分析時に使用する免疫クロマトグラフィー試験片にお
いて、標識物それ自体、あるいは標識物が産生する物質
が、分析対象物を含む試料の吸収波長と異なる吸収波長
を有する、あるいは同じ吸収波長であっても試料の吸収
係数よりも十分に高い吸収係数を有する、波長領域を持
っているものとしたことで、有色成分を含む試料の分析
において、上記有色成分によるバックグラウンドの影響
を受けない呈色度合の定性、あるいは定量分析が可能と
なり、高感度で、高性能なクロマトグラフ分析を実現で
きる効果がある。
ラフィー試験片によれば、請求項1ないし請求項3のい
ずれか一つに記載の免疫クロマトグラフィー試験片にお
いて、上記試料に含まれる細胞成分を破壊する物質を保
持する領域を有するものとしたことで、上記請求項1な
いし請求項3の効果に加え、細胞成分を含む試料の分析
時に、上記細胞成分が破壊されて、上記試料の試験片へ
の浸透がスムーズになり、測定時間が短縮され、より正
確に定量分析できる効果がある。また、血液など、細胞
成分を有する試料に対する遠心分離等の前処理が不要に
なるため、コストの低下と作業性の向上を実現できる効
果もある。
によれば、請求項1ないし請求項7のいずれか一つに記
載の免疫クロマトグラフィー試験片において、分光光度
計により、呈色度合を定性、あるいは定量分析するもの
としたことで、上記請求項1ないし請求項7の効果に加
え、反射型分光光度計を用いた場合には、反応層を支持
する支持体として不透明な材料を使用することができ、
さらに、反応層の裏面状態を気にすることなく測定を行
なうことが可能となり、また、透過型分光光度計を用い
た場合には、反応層の深部の呈色度合をも測定すること
が可能となり、高感度で、高性能な定性、あるいは定量
分析が可能となる効果がある。
9、及び請求項20のクロマトグラフ分析方法によれ
ば、免疫クロマトグラフィー試験片を用いたクロマトグ
ラフ分析方法において、上記免疫クロマトグラフィー試
験片に分析対象物を含む有色試料を添加し、上記試験片
上の呈色度合を、上記呈色に特異的な吸収波長において
測定する、ことを特徴とし、標識物それ自体、あるいは
標識物が産生する物質が、上記分析対象物を含む有色試
料の吸収波長と異なる吸収波長を有する、あるいは同じ
吸収波長であっても有色試料の吸収係数よりも十分に高
い吸収係数を有する、波長領域を持つものとしたこと
で、有色成分を含む試料の分析において、上記有色成分
によるバックグラウンドの影響を受けない呈色度合の定
性、あるいは定量分析が可能となり、高感度で、高性能
なクロマトグラフ分析を実現できる効果がある。
ラフ分析方法によれば、請求項11ないし請求項13の
いずれか一つに記載のクロマトグラフ分析方法におい
て、上記免疫クロマトグラフィー試験片は、試料中の細
胞成分を破壊する物質が保持された領域を含むものとし
たことで、上記請求項11ないし請求項13の効果に加
え、細胞成分を含む試料の分析時に、上記細胞成分が破
壊されて、上記試料の試験片への浸透がスムーズにな
り、測定時間が短縮され、より正確に定量分析できる効
果がある。また、血液など、細胞成分を有する試料に対
する遠心分離等の前処理が不要になるため、コストの低
下と作業性の向上を実現できる効果もある。
れば、請求項11ないし請求項17のいずれか一つに記
載のクロマトグラフ分析方法において、分光光度計によ
り、呈色度合を定性、あるいは定量分析するものとした
ことで、上記請求項11ないし請求項17の効果に加
え、反射型分光光度計を用いた場合には、反応層を支持
する支持体として不透明な材料を使用することができ、
さらに、反応層の裏面状態を気にすることなく測定を行
なうことが可能となり、また、透過型分光光度計を用い
た場合には、反応層の深部の呈色度合をも測定すること
が可能となり、高感度で、高性能な定性、あるいは定量
分析が可能となる効果がある。
フィー試験片を示す図である。
フィー試験片を示す図である。
波長で測定した場合(a)と、610nmの波長で測定
した場合(b)との定量性能を示す図である。
Claims (20)
- 【請求項1】 有色試料に含まれる分析対象物の定性、
あるいは定量分析時に使用する免疫クロマトグラフィー
試験片において、 標識物それ自体、あるいは標識物が産生する物質が、分
析対象物を含む試料の吸収波長と異なる吸収波長を有す
る、あるいは同じ吸収波長であっても試料の吸収係数よ
りも十分に高い吸収係数を有する、波長領域を持ってい
ることを特徴とする免疫クロマトグラフィー試験片。 - 【請求項2】 有色試料に含まれる分析対象物の定性、
あるいは定量分析時に使用する免疫クロマトグラフィー
試験片において、 反応終了後の標識物、あるいは標識物による反応物が、
分析対象物を含む試料の吸収波長と異なる吸収波長を有
する、あるいは同じ吸収波長であっても試料の吸収係数
よりも十分に高い吸収係数を有する、波長領域を持って
いることを特徴とする免疫クロマトグラフィー試験片。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の免疫クロマト
グラフィー試験片において、 上記試料が血液である場合、上記試験片上に生じた呈色
に特異的な吸収波長が580nm以上であることを特徴
とする免疫クロマトグラフィー試験片。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか一つ
に記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、 上記試料に含まれる細胞成分を破壊する物質を保持する
領域を有することを特徴とする免疫クロマトグラフィー
試験片。 - 【請求項5】 請求項4に記載の免疫クロマトグラフィ
ー試験片において、 細胞成分を破壊する物質が、無機物、界面活性剤、ある
いはサポニン類を含むことを特徴とする免疫クロマトグ
ラフィー試験片。 - 【請求項6】 請求項5に記載の免疫クロマトグラフィ
ー試験片において、 上記無機物が、塩化物を含むことを特徴とする免疫クロ
マトグラフィー試験片。 - 【請求項7】 請求項5に記載の免疫クロマトグラフィ
ー試験片において、上記界面活性剤が、非極性界面活性
剤を含むことを特徴とする免疫クロマトグラフィー試験
片。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか一つ
に記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、 分光光度計により、呈色度合を定性、あるいは定量分析
することを特徴とする免疫クロマトグラフィー試験片。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか一つ
に記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、 上記標識物が、金属ゾル、酸化金属粒子、非金属ゾル、
染料ゾル、着色粒子、色素、あるいは酵素から選択され
る少なくとも一つを含むことを特徴とする免疫クロマト
グラフィー試験片。 - 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか一
つに記載の免疫クロマトグラフィー試験片において、 上記分析対象物が血漿蛋白質、細菌、ウイルスの少なく
とも一つを含むことを特徴とする免疫クロマトグラフィ
ー試験片。 - 【請求項11】 免疫クロマトグラフィー試験片を用い
たクロマトグラフ分析方法において、 上記免疫クロマトグラフィー試験片に分析対象物を含む
有色試料を添加し、 上記試験片上の呈色度合を、上記呈色に特異的な吸収波
長において測定する、 ことを特徴とし、 標識物それ自体、あるいは標識物が産生する物質が、上
記分析対象物を含む有色試料の吸収波長と異なる吸収波
長を有する、あるいは同じ吸収波長であっても有色試料
の吸収係数よりも十分に高い吸収係数を有する、波長領
域を持つことを特徴とするクロマトグラフ分析方法。 - 【請求項12】 免疫クロマトグラフィー試験片を用い
たクロマトグラフ分析方法において、 上記免疫クロマトグラフィー試験片に分析対象物を含む
有色試料を添加し、 上記試験片上の呈色度合を、上記呈色に特異的な吸収波
長において測定する、 ことを特徴とし、 反応終了後の標識物、あるいは標識物による反応物が、
上記分析対象物を含む試料の吸収波長と異なる吸収波長
を有する、あるいは同じ吸収波長であっても試料の吸収
係数よりも十分に高い吸収係数を有する、波長領域を持
つことを特徴とするクロマトグラフ分析方法。 - 【請求項13】 請求項11または12に記載のクロマ
トグラフ分析方法において、 上記試料が血液である場合、呈色領域における標識物か
らの信号を、580nm以上の任意の波長で測定するこ
とにより、分析対象物を定性あるいは定量分析すること
を特徴とするクロマトグラフ分析方法。 - 【請求項14】 請求項11ないし請求項13のいずれ
か一つに記載のクロマトグラフ分析方法において、 上記免疫クロマトグラフィー試験片は、試料中の細胞成
分を破壊する物質が保持された領域を含むことを特徴と
するクロマトグラフ分析方法。 - 【請求項15】 請求項14に記載のクロマトグラフ分
析方法において、 細胞成分を破壊する物質が、無機物、界面活性剤、ある
いはサポニン類を含むことを特徴とするクロマトグラフ
分析方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載のクロマトグラフ分
析方法において、 上記無機物が、塩化物を含むことを特徴とするクロマト
グラフ分析方法。 - 【請求項17】 請求項15に記載のクロマトグラフ分
析方法において、 上記界面活性剤が、非極性界面活性剤を含むことを特徴
とするクロマトグラフ分析方法。 - 【請求項18】 請求項11ないし請求項17のいずれ
か一つに記載のクロマトグラフ分析方法において、 分光光度計により、呈色度合を定性、あるいは定量分析
することを特徴とするクロマトグラフ分析方法。 - 【請求項19】 請求項11ないし請求項18のいずれ
か一つに記載のクロマトグラフ分析方法において、 上記標識物が、金属ゾル、酸化金属粒子、非金属ゾル、
染料ゾル、着色粒子、色素、あるいは酵素から選択され
る少なくとも一つを含むことを特徴とするクロマトグラ
フ分析方法。 - 【請求項20】 請求項11ないし請求項19のいずれ
か一つに記載のクロマトグラフ分析方法において、 上記分析対象物が血漿蛋白質、細菌、ウイルスの少なく
とも一つを含むことを特徴とするクロマトグラフ分析方
法。
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