JPH0972904A - 微量なヘモグロビン▲A1c▼測定用乾式試験片 - Google Patents
微量なヘモグロビン▲A1c▼測定用乾式試験片Info
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- JPH0972904A JPH0972904A JP26341595A JP26341595A JPH0972904A JP H0972904 A JPH0972904 A JP H0972904A JP 26341595 A JP26341595 A JP 26341595A JP 26341595 A JP26341595 A JP 26341595A JP H0972904 A JPH0972904 A JP H0972904A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】(i)溶血剤を塗布した溶血層4、(i
i)ヘモグロビンAを捕捉する機能を有する測定層5、
(iii)展開残液を吸収する吸収層6、をこの順序で
有する一個の連続した展開層2と、(iv)溶血剤,変
性剤,微粒子を塗布した溶血層7、(v)微粒子一個に
つき複数個の抗ヘモグロビンA1c抗体が固定化されて
いる微粒子を含む凝集層8、(vi)凝集微粒子のみを
捕捉する測定層9、(vii)展開残液を吸収する吸収
層10、をこの順序で有する一個の連続した展開層3と
が、一個の支持体1上に並べて設置してあり、iからi
iiまでの間並びにivからviiまでの間を液体が移
動しうることを特徴とする、血液検体用乾式測定用具。 【効果】大型の分析装置を用いず、前処理を要せずに患
者自身が在宅でも簡単な操作でヘモグロビンA1cを測
定できる。さらに、目的物質を標識しないので、標識化
による抗体の変性の危険性もない。
i)ヘモグロビンAを捕捉する機能を有する測定層5、
(iii)展開残液を吸収する吸収層6、をこの順序で
有する一個の連続した展開層2と、(iv)溶血剤,変
性剤,微粒子を塗布した溶血層7、(v)微粒子一個に
つき複数個の抗ヘモグロビンA1c抗体が固定化されて
いる微粒子を含む凝集層8、(vi)凝集微粒子のみを
捕捉する測定層9、(vii)展開残液を吸収する吸収
層10、をこの順序で有する一個の連続した展開層3と
が、一個の支持体1上に並べて設置してあり、iからi
iiまでの間並びにivからviiまでの間を液体が移
動しうることを特徴とする、血液検体用乾式測定用具。 【効果】大型の分析装置を用いず、前処理を要せずに患
者自身が在宅でも簡単な操作でヘモグロビンA1cを測
定できる。さらに、目的物質を標識しないので、標識化
による抗体の変性の危険性もない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検体となる血中のヘモ
グロビンA(HbAと略する)と、そのグリコヘモグロ
ビンであるヘモグロビンA1c(HbA1cと略する)
とを同時に簡易測定するための乾式の試験片に関する。
特に、検体中にHbA1cが非常に少ない場合に有用な
試験片に関する。
グロビンA(HbAと略する)と、そのグリコヘモグロ
ビンであるヘモグロビンA1c(HbA1cと略する)
とを同時に簡易測定するための乾式の試験片に関する。
特に、検体中にHbA1cが非常に少ない場合に有用な
試験片に関する。
【0002】
【従来の技術】血中のヘモグロビンに糖が結合(グリコ
シル化)したグリコヘモグロビンは、その濃度が過去1
〜2ケ月間の平均的な血中糖濃度を反映するため、糖尿
病の診断あるいは糖尿病の経過観察に適した指標として
広く利用されている。
シル化)したグリコヘモグロビンは、その濃度が過去1
〜2ケ月間の平均的な血中糖濃度を反映するため、糖尿
病の診断あるいは糖尿病の経過観察に適した指標として
広く利用されている。
【0003】グリコヘモグロビンを測定する場合には、
全体のヘモグロビン量を対照とした際のグリコヘモグロ
ビン量の比率で示される。ヘモグロビンの種類(ヘモグ
ロビンA,S,CおよびE)のうち、ヘモグロビンA
(HbA)中の特定のグリコシル化ヘモグロビンであ
る、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の割合を指標と
して用いることが臨床的に一般化されており、HbA全
体に対するHbA1cの比率で示すと、通常約4〜6%
がその目安とされている。
全体のヘモグロビン量を対照とした際のグリコヘモグロ
ビン量の比率で示される。ヘモグロビンの種類(ヘモグ
ロビンA,S,CおよびE)のうち、ヘモグロビンA
(HbA)中の特定のグリコシル化ヘモグロビンであ
る、ヘモグロビンA1c(HbA1c)の割合を指標と
して用いることが臨床的に一般化されており、HbA全
体に対するHbA1cの比率で示すと、通常約4〜6%
がその目安とされている。
【0004】このグリコヘモグロビンの測定法として
は、電気泳動法,イオン交換クロマトグラフィー法,ボ
ロン酸アフィニティクロマトグラフィー法,イムノアッ
セイ法などが知られているが、中でも所要時間や分離性
などの点からイオン交換クロマトグラフィー法が主流と
なっている。しかし、最近では特異性の高い『抗体』を
用いたイムノアッセイ法でも測定されるようになってき
た。
は、電気泳動法,イオン交換クロマトグラフィー法,ボ
ロン酸アフィニティクロマトグラフィー法,イムノアッ
セイ法などが知られているが、中でも所要時間や分離性
などの点からイオン交換クロマトグラフィー法が主流と
なっている。しかし、最近では特異性の高い『抗体』を
用いたイムノアッセイ法でも測定されるようになってき
た。
【0005】従来のグリコヘモグロビンのイオン交換ク
ロマトグラフィー法およびイムノアッセイ法では、比較
的大型の分析装置を必要とし、大きな病院の検査室や検
査センターで測定が行なわれている。
ロマトグラフィー法およびイムノアッセイ法では、比較
的大型の分析装置を必要とし、大きな病院の検査室や検
査センターで測定が行なわれている。
【0006】イムノアッセイ法は、使用する抗体の特異
性が高いため、イオン交換クロマトグラフィー法におい
て問題とされる不安定型グリコヘモグロビン,カルバミ
ル化ヘモグロビン,アセトアルデヒド化ヘモグロビン,
およびアセチル化ヘモグロビンなどの影響を受けず、迅
速かつ検体処理能力が高い長所がある。
性が高いため、イオン交換クロマトグラフィー法におい
て問題とされる不安定型グリコヘモグロビン,カルバミ
ル化ヘモグロビン,アセトアルデヒド化ヘモグロビン,
およびアセチル化ヘモグロビンなどの影響を受けず、迅
速かつ検体処理能力が高い長所がある。
【0007】しかし、グリコヘモグロビンに対する特異
抗体は、ヘモグロビンとの化学構造の相違する部位(つ
まりヘモグロビンに糖の結合した部分)をエピトープと
している上に、HbA1cの場合は特にそのその部位が
十分に露出していないため、イムノアッセイ法を行う
際、多くの場合その部位を露出させるための溶血および
/又は変性操作が必要である。
抗体は、ヘモグロビンとの化学構造の相違する部位(つ
まりヘモグロビンに糖の結合した部分)をエピトープと
している上に、HbA1cの場合は特にそのその部位が
十分に露出していないため、イムノアッセイ法を行う
際、多くの場合その部位を露出させるための溶血および
/又は変性操作が必要である。
【0008】イムノアッセイ法を応用したもので、血中
ヘモグロビン(ヘモグロビンA、S、CおよびE)を目
視により判定する使い捨てタイプの乾式検査具(Scr
eening3,67〜76,1994)も知られてい
る。この乾式検査具は患者自身でも測定することが可能
であるが、前処理として溶血操作を必要とし、HbA
1c等のグリコヘモグロビンの測定用ではない。前処理
を患者自身が行う場合、操作の煩雑さの他に汚染も問題
である。
ヘモグロビン(ヘモグロビンA、S、CおよびE)を目
視により判定する使い捨てタイプの乾式検査具(Scr
eening3,67〜76,1994)も知られてい
る。この乾式検査具は患者自身でも測定することが可能
であるが、前処理として溶血操作を必要とし、HbA
1c等のグリコヘモグロビンの測定用ではない。前処理
を患者自身が行う場合、操作の煩雑さの他に汚染も問題
である。
【0009】HbA1c等を測ることができ、かつ検体
を前処理せずに測定可能な乾式試験片が開発されればそ
のメリットは極めて大きいわけであるが、現在まだ知ら
れていない。
を前処理せずに測定可能な乾式試験片が開発されればそ
のメリットは極めて大きいわけであるが、現在まだ知ら
れていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、溶血
および/又は変性の前処理操作を必要とせず、大型の分
析装置を使わずに小型機器を用いて、検体数の少ない中
小の病院や開業医、又は患者自身でも簡単な操作でHb
AとHbA1cとを同時に直接測定できる乾式試験片を
提供することを目的とする。また、検体中にHbA1c
が特に少ない場合でも良好に測定できる乾式試験片を提
供することも目的とする。
および/又は変性の前処理操作を必要とせず、大型の分
析装置を使わずに小型機器を用いて、検体数の少ない中
小の病院や開業医、又は患者自身でも簡単な操作でHb
AとHbA1cとを同時に直接測定できる乾式試験片を
提供することを目的とする。また、検体中にHbA1c
が特に少ない場合でも良好に測定できる乾式試験片を提
供することも目的とする。
【0011】上記目的は、以下の構成すなわち i)溶血剤,変性剤,微粒子を塗布した溶血層 ii)微粒子一個につき複数個の抗HbA1c抗体が固
定化されている微粒子を含む凝集層 iii)凝集した微粒子を捕捉する機能を有する測定層 iv)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層と、以下のv
からviiの構成すなわちv)溶血剤を塗布した溶血層 vi)ヘモグロビンAを捕捉する測定層 vii)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層とが、一個の
支持体上に並べて設置してあり、iからivまでの間お
よびvからviiまでの間を液体が移動しうる試験片で
解決できる。
定化されている微粒子を含む凝集層 iii)凝集した微粒子を捕捉する機能を有する測定層 iv)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層と、以下のv
からviiの構成すなわちv)溶血剤を塗布した溶血層 vi)ヘモグロビンAを捕捉する測定層 vii)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層とが、一個の
支持体上に並べて設置してあり、iからivまでの間お
よびvからviiまでの間を液体が移動しうる試験片で
解決できる。
【0012】また、上記目的は、以下の構成すなわち i)溶血剤,変性剤,微粒子を塗布した溶血層 ii)微粒子一個につき複数個の抗HbA1c抗体が固
定化されている微粒子を含む凝集層 iii)凝集した微粒子を捕捉する機能を有する第一の
測定層 iv)凝集しない微粒子を捕捉する機能を有する第二の
測定層 v)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層からなり、i
からvまでの間を液体が移動しうる乾式試験片でもまた
解決できる。
定化されている微粒子を含む凝集層 iii)凝集した微粒子を捕捉する機能を有する第一の
測定層 iv)凝集しない微粒子を捕捉する機能を有する第二の
測定層 v)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層からなり、i
からvまでの間を液体が移動しうる乾式試験片でもまた
解決できる。
【0013】血液検体を溶血層へ点着し、展開液等で展
開させた後、測定層において光学的に測定してHbAと
HbA1cの量を同時に求め、それぞれの値を用いてH
bAに対するHbA1cの比率を算出することができ
る。本発明の試験片で測定する際の血液検体としては、
全血は勿論のこと、分離された赤血球も使用できる。
開させた後、測定層において光学的に測定してHbAと
HbA1cの量を同時に求め、それぞれの値を用いてH
bAに対するHbA1cの比率を算出することができ
る。本発明の試験片で測定する際の血液検体としては、
全血は勿論のこと、分離された赤血球も使用できる。
【0014】検体中にHbA1cが微量しか含まれずと
も、凝集層中の抗HbA1c抗体を、一個の微粒子につ
き複数の抗HbA1c抗体が固定化されている状態でそ
の微粒子を凝集層中に含ませることにより感度を上げる
ことができる。詳細は後述する。
も、凝集層中の抗HbA1c抗体を、一個の微粒子につ
き複数の抗HbA1c抗体が固定化されている状態でそ
の微粒子を凝集層中に含ませることにより感度を上げる
ことができる。詳細は後述する。
【0015】免疫凝集反応は、市販の着色ビーズを使用
するので、色素等で抗体を標識する必要がない。目的物
質を標識しないので、標識化による抗体の変性の危険性
もない。このとき、溶血層における微粒子は、ヘモグロ
ビンと光学的に区別して検出しうる色に着色されている
ものだと、検出時に都合がよい。
するので、色素等で抗体を標識する必要がない。目的物
質を標識しないので、標識化による抗体の変性の危険性
もない。このとき、溶血層における微粒子は、ヘモグロ
ビンと光学的に区別して検出しうる色に着色されている
ものだと、検出時に都合がよい。
【0016】測定層での凝集微粒子の捕捉の方法は、濾
過することで捕捉することが一般的であるが、抗体やイ
オン交換樹脂を使用する方法も使用できる。
過することで捕捉することが一般的であるが、抗体やイ
オン交換樹脂を使用する方法も使用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による試験片の一
つの態様の平面図と側面図である。これを試験具Aとす
る。
つの態様の平面図と側面図である。これを試験具Aとす
る。
【0018】支持体1の上に、展開可能な材質からなる
2つの展開膜2および3が装着されている。本発明で
は、液を通すことの出来る材質を「展開膜」と呼び、そ
の展開膜へ溶血層や凝集層などの構成層を設けたものを
「展開層」と呼ぶことにする。一方の展開膜2には順
次、展開開始点Pと,溶血剤を塗布した溶血層4と,抗
HbA抗体またはイオン交換物質を固定化した測定層5
と,展開残液を吸収させる吸収剤からなる吸収層6とが
設けられている。他方の展開膜3には順次,展開開始点
P’と,溶血剤と変性剤と微粒子を塗布した溶血層7
と,微粒子一個につき複数個の抗HbA1c抗体が固定
化されている微粒子を塗布した凝集層8と,凝集微粒子
のみを捕捉しうる測定層9と,展開残液を吸収させる吸
収剤からなる吸収層10とが設けられている。図中の側
面図は、展開膜3を長方向に横切る断面図である。
2つの展開膜2および3が装着されている。本発明で
は、液を通すことの出来る材質を「展開膜」と呼び、そ
の展開膜へ溶血層や凝集層などの構成層を設けたものを
「展開層」と呼ぶことにする。一方の展開膜2には順
次、展開開始点Pと,溶血剤を塗布した溶血層4と,抗
HbA抗体またはイオン交換物質を固定化した測定層5
と,展開残液を吸収させる吸収剤からなる吸収層6とが
設けられている。他方の展開膜3には順次,展開開始点
P’と,溶血剤と変性剤と微粒子を塗布した溶血層7
と,微粒子一個につき複数個の抗HbA1c抗体が固定
化されている微粒子を塗布した凝集層8と,凝集微粒子
のみを捕捉しうる測定層9と,展開残液を吸収させる吸
収剤からなる吸収層10とが設けられている。図中の側
面図は、展開膜3を長方向に横切る断面図である。
【0019】使用する際には、まず試験具Aの溶血層4
と溶血層7へ血液検体を同量づつ点着することにより始
まる。溶血層4において血液が溶血され、次いで展開液
を展開開始点Pに加えてHbAを展開させる。展開され
たHbAは測定層5に固定化されている抗Hb抗体又は
イオン交換物質に捕捉され、展開残液は吸収層6に吸収
される。一方、溶血層7において血液は溶血と同時に変
性され、HbA1cを含むHbAは微粒子に吸着され
る。引き続き展開液を展開開始点P’に加えると、その
微粒子は展開され、微粒子は凝集層8に塗布されている
抗HbA1c抗体と反応して凝集し、凝集した微粒子は
測定層9に捕捉され、凝集していない微粒子を含む展開
残液は吸収層10に吸収される。測定層5に捕捉された
HbAの着色度と、測定層9に捕捉された微粒子自身
(HbA1cに相当)の着色度とを光学的方法によって
測定する。その結果からそれぞれHbAおよびHbA
1c量を求めた後、HbAに対するHbA1cの比率を
算出する。
と溶血層7へ血液検体を同量づつ点着することにより始
まる。溶血層4において血液が溶血され、次いで展開液
を展開開始点Pに加えてHbAを展開させる。展開され
たHbAは測定層5に固定化されている抗Hb抗体又は
イオン交換物質に捕捉され、展開残液は吸収層6に吸収
される。一方、溶血層7において血液は溶血と同時に変
性され、HbA1cを含むHbAは微粒子に吸着され
る。引き続き展開液を展開開始点P’に加えると、その
微粒子は展開され、微粒子は凝集層8に塗布されている
抗HbA1c抗体と反応して凝集し、凝集した微粒子は
測定層9に捕捉され、凝集していない微粒子を含む展開
残液は吸収層10に吸収される。測定層5に捕捉された
HbAの着色度と、測定層9に捕捉された微粒子自身
(HbA1cに相当)の着色度とを光学的方法によって
測定する。その結果からそれぞれHbAおよびHbA
1c量を求めた後、HbAに対するHbA1cの比率を
算出する。
【0020】ここで、もしも検体中にHbA1cが非常
に少ない場合、微粒子一個に吸着するHbA1cがたっ
たの一個という状況になる。これでは、普通に抗HbA
1c抗体を単品で塗布している凝集層においては、抗H
bA1c抗体を介して微粒子どうしが繋がらず、結果と
して凝集反応が起こらない。そういった場合でも、本発
明の試験具Aは、複数の抗HbA1c抗体を固定化した
微粒子を中心に、HbA1cが一個吸着している微粒子
が集まり、凝集が起こる。抗HbA1c抗体を固定化し
た微粒子は、溶血層に含まれる微粒子と同質のものに抗
HbA1c抗体を公知の方法(「酵素免疫測定法」医学
書院,1987年)等により固定化したものが使用でき
る。
に少ない場合、微粒子一個に吸着するHbA1cがたっ
たの一個という状況になる。これでは、普通に抗HbA
1c抗体を単品で塗布している凝集層においては、抗H
bA1c抗体を介して微粒子どうしが繋がらず、結果と
して凝集反応が起こらない。そういった場合でも、本発
明の試験具Aは、複数の抗HbA1c抗体を固定化した
微粒子を中心に、HbA1cが一個吸着している微粒子
が集まり、凝集が起こる。抗HbA1c抗体を固定化し
た微粒子は、溶血層に含まれる微粒子と同質のものに抗
HbA1c抗体を公知の方法(「酵素免疫測定法」医学
書院,1987年)等により固定化したものが使用でき
る。
【0021】ここで、各構成の材質としてはいずれも公
知の物質でよいが、具体的には次のようなものである。
知の物質でよいが、具体的には次のようなものである。
【0022】支持体は、光透過性でも光非透過性でも良
いが、展開終了後の測定を支持体下部から行うのである
ならば、透明なポリエチレンテレフタレートなどが望ま
しい。その他の例;ポリスチレン、ポリエステル、酢酸
セルロースなど
いが、展開終了後の測定を支持体下部から行うのである
ならば、透明なポリエチレンテレフタレートなどが望ま
しい。その他の例;ポリスチレン、ポリエステル、酢酸
セルロースなど
【0023】液をクロマトさせる、展開層全体を形成し
ている展開膜の材質は、液を通しやすい物質が望まし
い。例えば、濾紙といったセルロース、酢酸セルロー
ス、ニトロセルロース、ガラスファイバーなどがある。
ている展開膜の材質は、液を通しやすい物質が望まし
い。例えば、濾紙といったセルロース、酢酸セルロー
ス、ニトロセルロース、ガラスファイバーなどがある。
【0024】吸収剤の条件としては、展開残液を吸収す
るのに十分な細孔容積を有するマトリクッス的な物質
か、乾燥ゲルといった吸水性に優れた物質が好ましい。 その他の例:セルロース、酢酸セルロース、ポリアクリ
ル酸、ポリビニールアルコールなど
るのに十分な細孔容積を有するマトリクッス的な物質
か、乾燥ゲルといった吸水性に優れた物質が好ましい。 その他の例:セルロース、酢酸セルロース、ポリアクリ
ル酸、ポリビニールアルコールなど
【0025】凝集した微粒子を捕捉するための測定層
は、濾過材を用いて濾過することで捕捉することが一般
的であるが、抗体やイオン交換樹脂を使用する方法もあ
る。濾過材を用いる際の材質の例としては、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリスルオン、ポリプロピレン、ポ
リビニリデンジフロライド、セルロース混合エステルな
どがある。
は、濾過材を用いて濾過することで捕捉することが一般
的であるが、抗体やイオン交換樹脂を使用する方法もあ
る。濾過材を用いる際の材質の例としては、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリスルオン、ポリプロピレン、ポ
リビニリデンジフロライド、セルロース混合エステルな
どがある。
【0026】目的物質を吸着させるための微粒子と、複
数の抗HbA1c抗体を固定化した微粒子は、一般の免
疫凝集反応で使用される市販の着色ラテックスや、着色
または無着色金属コロイド(金、銀、銅)など(着色
は、ヘモグロビンの色と光学的に区別して測定できるも
の)が使用できる。
数の抗HbA1c抗体を固定化した微粒子は、一般の免
疫凝集反応で使用される市販の着色ラテックスや、着色
または無着色金属コロイド(金、銀、銅)など(着色
は、ヘモグロビンの色と光学的に区別して測定できるも
の)が使用できる。
【0027】支持体上へ展開膜を配置する方法として
は、細長くテープ状に加工した展開膜を両面テープや接
着剤やホットメルトを用いて物理的に固定する。テープ
状に加工する際の幅・長さは、クロマトグラフィー技術
に準ずる。
は、細長くテープ状に加工した展開膜を両面テープや接
着剤やホットメルトを用いて物理的に固定する。テープ
状に加工する際の幅・長さは、クロマトグラフィー技術
に準ずる。
【0028】溶血剤としてはサポニンが有力であるが、
さらに界面活性剤も使用でき、その種類としては、ポリ
ソルベート、ポリエチレングリコール−p−イソオクチ
ルエーテルなどが挙げられる。その中でも溶血能の点か
ら、トリトンX−100が市販品として特に望ましい。
さらに界面活性剤も使用でき、その種類としては、ポリ
ソルベート、ポリエチレングリコール−p−イソオクチ
ルエーテルなどが挙げられる。その中でも溶血能の点か
ら、トリトンX−100が市販品として特に望ましい。
【0029】溶血層に塗布される変性剤は、HbA1c
を変性させてHbAとの化学構造の相違する部位(つま
り糖結合部分)を露出させ、抗HbA1c抗体が免疫的
に認識し易くする役割を有する。チオシアン酸塩のよう
な酸や、プロテアーゼのような加水分解酵素が好ましい
が、環境を単に酸性にするのみでも良い。
を変性させてHbAとの化学構造の相違する部位(つま
り糖結合部分)を露出させ、抗HbA1c抗体が免疫的
に認識し易くする役割を有する。チオシアン酸塩のよう
な酸や、プロテアーゼのような加水分解酵素が好ましい
が、環境を単に酸性にするのみでも良い。
【0030】展開に用いる展開液としては、通常のイム
ノアッセイ法に使用されるような、少量の蛋白質、塩、
界面活性剤などを含む緩衝液が望ましく、一例として
は、0.1%ウシ血清アルブミンと、0.01%トリト
ンX−100と、0.9%塩化ナトリウムとを含む0.
1Mリン酸緩衝液が挙げられる。展開層に各層を設ける
ために、展開膜へ各種試薬を含浸・塗布または結合させ
る。手法としては当業者間で公知の方法で良く、施すべ
き物質を1種以上の溶液に溶かし込み、塗り付けること
で含浸したり、インクジェットプリンターで噴霧した
り、化学的に結合する(「酵素免疫測定法」医学書院、
1987)ことがされる。いずれにしても、最終的には
乾燥させる。
ノアッセイ法に使用されるような、少量の蛋白質、塩、
界面活性剤などを含む緩衝液が望ましく、一例として
は、0.1%ウシ血清アルブミンと、0.01%トリト
ンX−100と、0.9%塩化ナトリウムとを含む0.
1Mリン酸緩衝液が挙げられる。展開層に各層を設ける
ために、展開膜へ各種試薬を含浸・塗布または結合させ
る。手法としては当業者間で公知の方法で良く、施すべ
き物質を1種以上の溶液に溶かし込み、塗り付けること
で含浸したり、インクジェットプリンターで噴霧した
り、化学的に結合する(「酵素免疫測定法」医学書院、
1987)ことがされる。いずれにしても、最終的には
乾燥させる。
【0031】凝集層に塗布された抗HbA1c抗体と、
測定層に固定化された抗HbA抗体は、ポリクローナル
抗体かモノクローナル抗体のいずれも使用できる。
測定層に固定化された抗HbA抗体は、ポリクローナル
抗体かモノクローナル抗体のいずれも使用できる。
【0032】HbAを測定する方の展開膜の測定層に固
定化されたイオン交換物質は、ジエチルアミノエチルセ
ルロースやカルボキシメチルセルロースなどが使用でき
る。
定化されたイオン交換物質は、ジエチルアミノエチルセ
ルロースやカルボキシメチルセルロースなどが使用でき
る。
【0033】図2は、本発明による試験片のもう一つの
態様の平面図である。これを試験片Bとする。
態様の平面図である。これを試験片Bとする。
【0034】支持体21の上に、液を展開可能な材質で
できた展開膜22を装着し、展開膜22に順次、溶血剤
・微粒子および変性剤を塗布した溶血層23と、微粒子
一個につき複数個の抗HbA1c抗体が固定化されてい
る微粒子を塗布した凝集層24と、凝集微粒子を捕捉で
きる孔径を有する濾過剤でできた測定層25と、凝集し
ない微粒子を捕捉する濾過剤でできた測定層26と、展
開残液を吸収する吸収剤からなる吸収層27とが設けて
ある。
できた展開膜22を装着し、展開膜22に順次、溶血剤
・微粒子および変性剤を塗布した溶血層23と、微粒子
一個につき複数個の抗HbA1c抗体が固定化されてい
る微粒子を塗布した凝集層24と、凝集微粒子を捕捉で
きる孔径を有する濾過剤でできた測定層25と、凝集し
ない微粒子を捕捉する濾過剤でできた測定層26と、展
開残液を吸収する吸収剤からなる吸収層27とが設けて
ある。
【0035】試験片Bの溶血層23に血液検体を点着す
ると、検体は溶血および変性され、HbA1cを含むH
bAは微粒子に吸着される。次いで展開液を展開開始点
Pに加えると、その微粒子は凝集層24に塗布されてい
る抗HbA1c抗体と免疫反応して凝集する。つまりそ
の凝集塊は、HbAのうち、HbA1cのみが原因で凝
集している。続いて凝集した微粒子(HbA1c由来)
は孔径の大きい濾過膜である測定層25に捕捉され、一
方凝集していない微粒子(HbA由来)は孔径の小さい
濾過膜である測定層26に捕捉され、その他の展開残液
は吸収層27に吸収される。測定層25および26中の
HbAの着色度と、測定層25に捕捉された微粒子自身
の着色度(HbA1c量に相当)とを光学的に測定し、
その結果からそれぞれHbAおよびHbA1cを求めた
後、HbAに対するHbA1cの比率を算出する。抗H
bA1c抗体固定化微粒子の働きで、検体中にHbA
1cが非常に少なくとも凝集反応を起こすために、測定
が可能である。
ると、検体は溶血および変性され、HbA1cを含むH
bAは微粒子に吸着される。次いで展開液を展開開始点
Pに加えると、その微粒子は凝集層24に塗布されてい
る抗HbA1c抗体と免疫反応して凝集する。つまりそ
の凝集塊は、HbAのうち、HbA1cのみが原因で凝
集している。続いて凝集した微粒子(HbA1c由来)
は孔径の大きい濾過膜である測定層25に捕捉され、一
方凝集していない微粒子(HbA由来)は孔径の小さい
濾過膜である測定層26に捕捉され、その他の展開残液
は吸収層27に吸収される。測定層25および26中の
HbAの着色度と、測定層25に捕捉された微粒子自身
の着色度(HbA1c量に相当)とを光学的に測定し、
その結果からそれぞれHbAおよびHbA1cを求めた
後、HbAに対するHbA1cの比率を算出する。抗H
bA1c抗体固定化微粒子の働きで、検体中にHbA
1cが非常に少なくとも凝集反応を起こすために、測定
が可能である。
【0036】図3は、本発明による試験片のもう一つの
態様の平面図である。これを試験片Cとする。
態様の平面図である。これを試験片Cとする。
【0037】支持体31の上に液を展開可能な材質でで
きた展開層32を装着し、展開層32に順次、溶血剤・
微粒子および変性剤を塗布した溶血層33と、微粒子一
個につき複数個の抗HbA1c抗体が固定化されている
微粒子を塗布した凝集層34と、凝集微粒子のみを捕捉
しうる濾過膜でできた測定層35と、展開残液を吸収さ
せる吸収剤からなる吸収層36とを設けてある。これは
第2図の試験片Bのうち、凝集しない微粒子を捕捉する
濾過材でできた測定層26と、展開残液を吸収する吸収
剤からなる吸収層27とを一つにまとめた、図2の試験
片Bの別態様というべきものである。使用方法は試験片
Bと同じで、測定対象物質HbA1cが関与する微粒子
は凝集して測定層35に捕捉され、凝集していない微粒
子を含む展開残液は吸収層36に吸収される。このと
き、測定層35と吸収層36中のHbAの着色度と、測
定層35に捕捉された微粒子の着色度を光学的方法によ
り分別測定して、その結果からHbAおよびHbA1c
を求めた後、HbAに対するHbA1cの比率を算出す
る。抗HbA1c抗体固定化微粒子の働きで、検体中に
HbA1cが非常に少なくとも凝集反応を起こすため
に、測定が可能である。
きた展開層32を装着し、展開層32に順次、溶血剤・
微粒子および変性剤を塗布した溶血層33と、微粒子一
個につき複数個の抗HbA1c抗体が固定化されている
微粒子を塗布した凝集層34と、凝集微粒子のみを捕捉
しうる濾過膜でできた測定層35と、展開残液を吸収さ
せる吸収剤からなる吸収層36とを設けてある。これは
第2図の試験片Bのうち、凝集しない微粒子を捕捉する
濾過材でできた測定層26と、展開残液を吸収する吸収
剤からなる吸収層27とを一つにまとめた、図2の試験
片Bの別態様というべきものである。使用方法は試験片
Bと同じで、測定対象物質HbA1cが関与する微粒子
は凝集して測定層35に捕捉され、凝集していない微粒
子を含む展開残液は吸収層36に吸収される。このと
き、測定層35と吸収層36中のHbAの着色度と、測
定層35に捕捉された微粒子の着色度を光学的方法によ
り分別測定して、その結果からHbAおよびHbA1c
を求めた後、HbAに対するHbA1cの比率を算出す
る。抗HbA1c抗体固定化微粒子の働きで、検体中に
HbA1cが非常に少なくとも凝集反応を起こすため
に、測定が可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明による乾式試験片を用いると、大
型の分析装置を用いず、しかも前処理を要せずに患者自
身が在宅でも簡単な操作でHbAとHbA1cを同時に
測定できる。また、免疫凝集反応を利用し、市販の着色
ビーズを使用するので抗体を標識する必要もない。さら
に、目的物質を標識しないので、標識化による抗体の変
性の危険性もない。また、検体中にHbA1cが非常に
少なくとも凝集反応を起こすために、測定が可能であ
る。
型の分析装置を用いず、しかも前処理を要せずに患者自
身が在宅でも簡単な操作でHbAとHbA1cを同時に
測定できる。また、免疫凝集反応を利用し、市販の着色
ビーズを使用するので抗体を標識する必要もない。さら
に、目的物質を標識しないので、標識化による抗体の変
性の危険性もない。また、検体中にHbA1cが非常に
少なくとも凝集反応を起こすために、測定が可能であ
る。
【0039】
【図1】は、本発明の試験片Aの平面図と側面図であ
る。
る。
【図2】は、本発明の試験具Bの平面図である。側面図
は図1と同じなので省略した。
は図1と同じなので省略した。
【図3】は、図2の試験具の別態様(試験具C)の平面
図である。側面図は図1と同じなので省略した。
図である。側面図は図1と同じなので省略した。
1,21,31 : 支持体 2,3,22,32 : 展開層 4,7,23,33 : 溶血層 8,24,34 : 凝集層 5,9,25,26,35 : 測定層 6,10,27,36 : 吸収層 P,P’: 展開開始点
Claims (7)
- 【請求項1】血液検体中のヘモグロビンA1cを測定す
るための乾式試験片であって、以下のiからivの構成
すなわち i)溶血剤,変性剤,微粒子を塗布した溶血層 ii)微粒子一個につき複数個の抗ヘモグロビンA1c
抗体が固定化されている微粒子を含む凝集層 iii)凝集した微粒子を捕捉する機能を有する測定層 iv)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層と、以下のv
からviiの構成すなわち v)溶血剤を塗布した溶血層 vi)ヘモグロビンAを捕捉する測定層 vii)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層とが、一個の
支持体上に並べて設置してあり、iからivまでの間並
びにvからviiまでの間を液体が移動しうることを特
徴とする、血液検体用試験片。 - 【請求項2】溶血層における微粒子が、ヘモグロビンと
光学的に区別して検出しうる色に着色されている、特許
請求の範囲第1に記載の試験片。 - 【請求項3】測定層での凝集微粒子の捕捉の方法が、濾
過材による濾過によるものである、特許請求の範囲第1
又は2項に記載の試験片。 - 【請求項4】血液検体中のヘモグロビンA1cを測定す
るための試験片であって、以下のiからvの構成すなわ
ち i)溶血剤,変性剤,微粒子を塗布した溶血層 ii)微粒子一個につき複数個の抗ヘモグロビンA1c
抗体が固定化されている微粒子を含む凝集層 iii)凝集した微粒子を捕捉する機能を有する第一の
測定層 iv)凝集していない微粒子を捕捉する機能を有する第
二の測定層 v)展開残液を吸収する吸収層 をこの順序で有する一個の連続した展開層からなり、i
からvまでの間を液体が移動しうることを特徴とする、
血液検体用試験片。 - 【請求項5】溶血層における微粒子が、特定物質と光学
的に区別して検出しうる色に着色されている、特許請求
の範囲第4に記載の試験片。 - 【請求項6】測定層での凝集微粒子の捕捉の方法が、濾
過材による濾過によるものである、特許請求の範囲第4
又は5項に記載の試験片。 - 【請求項7】ivの第二の測定層がvの吸収層を兼ねて
いる、特許請求の範囲第5から9項のいずれかに記載の
試験片。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26341595A JPH0972904A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 微量なヘモグロビン▲A1c▼測定用乾式試験片 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26341595A JPH0972904A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 微量なヘモグロビン▲A1c▼測定用乾式試験片 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972904A true JPH0972904A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17389180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26341595A Pending JPH0972904A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 微量なヘモグロビン▲A1c▼測定用乾式試験片 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0972904A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001031340A1 (fr) * | 1999-10-25 | 2001-05-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piece de test de chromatographie immunitaire et procede d'analyse chromatographique |
JP2007521492A (ja) * | 2003-10-29 | 2007-08-02 | エムイーシー ダイナミクス コーポレイション | アッセイを実施するための微小機械的方法およびシステム |
JP2007315776A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Sekisui Chem Co Ltd | ヘモグロビンA1cの測定方法及びヘモグロビンA1c測定用測定キット |
US7432111B2 (en) | 2005-02-02 | 2008-10-07 | Standard Diagnostics, Inc. | Non-continuous immunoassay device and immunoassay method using the same |
US7915051B2 (en) | 2000-06-01 | 2011-03-29 | Panasonic Corporation | Biosensor and blood component analytical method |
JP2015025820A (ja) * | 2014-11-04 | 2015-02-05 | 株式会社東芝 | 光導波路型測定システムおよび糖化ヘモグロビンの測定方法 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP26341595A patent/JPH0972904A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001031340A1 (fr) * | 1999-10-25 | 2001-05-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piece de test de chromatographie immunitaire et procede d'analyse chromatographique |
CN100430726C (zh) * | 1999-10-25 | 2008-11-05 | 松下电器产业株式会社 | 免疫色谱试验片及色谱分析方法 |
US7915051B2 (en) | 2000-06-01 | 2011-03-29 | Panasonic Corporation | Biosensor and blood component analytical method |
US7998752B2 (en) | 2000-06-01 | 2011-08-16 | Panasonic Corporation | Biosensor and blood component analytical method |
JP2007521492A (ja) * | 2003-10-29 | 2007-08-02 | エムイーシー ダイナミクス コーポレイション | アッセイを実施するための微小機械的方法およびシステム |
JP2010145418A (ja) * | 2003-10-29 | 2010-07-01 | Mec Dynamics Corp | アッセイを実施するための微小機械的方法およびシステム |
US7939030B2 (en) | 2003-10-29 | 2011-05-10 | Mec Dynamics Corp. | Micro mechanical methods and systems for performing assays |
US7432111B2 (en) | 2005-02-02 | 2008-10-07 | Standard Diagnostics, Inc. | Non-continuous immunoassay device and immunoassay method using the same |
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JP2015025820A (ja) * | 2014-11-04 | 2015-02-05 | 株式会社東芝 | 光導波路型測定システムおよび糖化ヘモグロビンの測定方法 |
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