JP2001122912A - インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品 - Google Patents

インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品

Info

Publication number
JP2001122912A
JP2001122912A JP30492699A JP30492699A JP2001122912A JP 2001122912 A JP2001122912 A JP 2001122912A JP 30492699 A JP30492699 A JP 30492699A JP 30492699 A JP30492699 A JP 30492699A JP 2001122912 A JP2001122912 A JP 2001122912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indene
containing polymer
producing
organic solvent
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30492699A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Yoshida
明弘 吉田
Tetsuo Yamanaka
哲郎 山中
Yukihiko Yamashita
幸彦 山下
Shuichi Iwata
修一 岩田
Keiko Ushikubo
恵子 牛窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP30492699A priority Critical patent/JP2001122912A/ja
Publication of JP2001122912A publication Critical patent/JP2001122912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F232/00Copolymers of cyclic compounds containing no unsaturated aliphatic radicals in a side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic ring system
    • C08F232/08Copolymers of cyclic compounds containing no unsaturated aliphatic radicals in a side chain, and having one or more carbon-to-carbon double bonds in a carbocyclic ring system having condensed rings

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 収率及び重量平均分子量を向上させることが
できるインデン含有重合体の製造方法並びに低吸水性、
耐熱性、機械強度、光特性に優れたインデン含有重合体
を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及びこれらを用
いた光学用部品を提供する。 【解決手段】 下記のモノマ成分(a)及びモノマ成分
(b)の合計100重量部をカチオン重合する際に、あ
らかじめ芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有機溶媒
中にルイス酸を溶解させた溶液又は分散させた懸濁液を
調製して、カチオン重合反応の開始時及び開始後、上記
単量体が反応中に消費されるまでの間に、上記のルイス
酸溶液または懸濁液の添加を少なくとも一回行うことを
特徴とするインデン含有重合体の製造方法。 (a)一般式(I)で表されるインデンまたはインデン
系単量体 5〜99.5重量部。 (b)一般式(II)で表される単量体 0.5〜95
重量部。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のモノマ配合
比から得られるインデン含有重合体の製造方法及びこの
製造方法により得られる重合体を用いて、低吸水性、耐
熱性、機械強度及び光特性に優れる成形材、フィルムま
たは添加剤及びこれらを用いた光学用部品に関する。
【0002】
【従来の技術】インデン及びその誘導体(インデン系単
量体)は、C9留分中に多量に含まれ、安価に入手でき
る化合物として、主に薬品の原料(特開平7−2582
39号公報)に使用されている。これらの単量体を導入
したポリマーは、耐熱性の向上、低吸湿性等の特性を有
することが期待されているが、ラジカル重合反応性が低
いため、インデン誘導体と等モル以上のN置換マレイミ
ドや無水マレイン酸が必須成分となっている(特開平5
−301930号公報)。しかし、この方法で得られる
樹脂は、N置換マレイミドや無水マレイン酸に含まれる
親水性な置換基によって、吸水率が高くなってしまう。
一方、カチオン重合においても重合温度が−40℃以下
でのみ高分子量体が得られるため、、工業化が難しい状
況となっている。
【0003】インデン誘導体と同じように、環状構造の
二重結合をもつポリマーの原料として、シクロオレフィ
ンがある。このシクロオレフィンから、開環重合により
得られる脂環式ポリオレフィン樹脂は、高耐熱性、透明
性、低吸湿性等の優れた特性を有しており、光学用部
品、電子材料及び医療器材等の素材として利用されてい
る。しかし、この脂環式ポリオレフィンを製造する際に
は、重合触媒にモリブデン、タングステンの塩化物等の
レアメタルを使用する必要があり、また、大抵の場合に
有機金属共触媒として、トリエチルアルミニウム等の禁
水性の化合物を用いる等の制約があり、簡易に製造する
ことはできない。また、脂環式ポリオレフィンの主な用
途であるレンズ等の光学用部品は、射出成形法により製
造されるが、この際に成形品内に大きな複屈折が発生す
るという問題点がある。
【0004】この複屈折に関しては、特定のアクリル樹
脂において、正及び負の複屈折性を有するモノマーをラ
ンダム共重合することによって、射出成形を行っても成
形品全面においても複屈折がほとんど発生しないことが
明らかにされている(光学第20巻第2号、p.80
(30)、1991年)。このようなアクリル樹脂は、
懸濁重合法等により容易に製造することができる。しか
し、アクリル樹脂は、吸水性が高く、また耐熱性も低い
ので、優れた光学特性を有しているにも拘らず、光学用
部品等への利用範囲は制限されている。アクリル樹脂の
耐熱性は、N置換マレイミドをモノマーに用いて、主鎖
に環状構造を導入することによって得られる(特開昭6
1―95011号公報)が、吸水性の点で問題がある。
【0005】そこで、安価に工業的に入手できることが
可能であり、また耐熱性や低吸湿性が有するモノマーを
鋭意探索した結果、インデン及びその誘導体が、ポリマ
ー構造に環状構造を導入することが可能であり、また、
炭素及び水素原子のみで構成されているため、ポリマー
の吸水率が極めて低い特性が得られることが見出され
た。インデンはカチオン重合より(共)重合体を得るこ
とが可能である。しかし、一般に知られているカチオン
重合では、四塩化スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ
素、濃硫酸及びアルキルアルミニウム等の活性の強い
(つまり空気中の水分とも激しく発熱又は発火する)触
媒を用いて行われる。
【0006】カチオン重合では、成長反応に比べて、連
鎖移動反応や停止反応の活性化エネルギーが大きいた
め、低温で重合が行われ、例えばイソブテンのカチオン
重合は、高分子量体を得るために、―100℃付近の温
度で行われる(高分子化学序論、化学同人、p.248
ー249、1984)。しかし、通常のカチオン重合で
は高分子量体を簡単に合成することは難しく、工業的に
簡単な系で、インデン系重合体を得る製造方法を見い出
す必要がある。
【0007】インデン含有重合体の高分子量化を目的と
して、以下の方法が行われている。 (1)インデンとN−置換マレイミド及び/又は無水マレ
イン酸が、ラジカル重合により交互共重合体を与えるこ
とを利用する方法(特開平5―301930号公報)。 (2)リビングカチオン重合による方法(J. M. S.-PURE A
PPL. CHEM.,A30(4),PP.253-267(1993))。
【0008】しかし、(1)の方法では、必ずインデンの
当量以上のN−置換マレイミド及び/又は無水マレイン
酸をモノマ成分としなければならないので、インデンの
好ましい特徴である低吸水性が失われる問題がある。ま
た、(2)の方法では、連鎖移動反応及び停止反応を抑え
るために、極めて純粋な化合物を使用しなければならな
いため、C9留分をそのまま重合体の製造原料として使
用できず、また、重合が非常に低い温度(約−80℃)
で行われるため、工業的に安価な重合体が供給できな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インデンま
たはインデン系単量体を必須成分とする特定の単量体混
合物に、あらかじめ芳香族及び/又はハロゲンを含む有
機溶媒にルイス酸を溶解した溶液又は分散させた懸濁液
を調製して、カチオン重合反応の開始時及び開始後、上
記単量体が反応中に消費されるまでの間に上記のルイス
酸溶液の添加を少なくとも一回行うインデン含有重合体
の製造方法を提供するものである。また、この製造方法
により得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは
添加剤及びこれらを用いた光学用部品を提供するもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記のモノマ
成分(a)及びモノマ成分(b)の合計100重量部を
カチオン重合する際に、あらかじめ芳香族有機溶媒及び
/又はハロゲン化有機溶媒中にルイス酸を溶解させた溶
液又は分散させた懸濁液を調製して、カチオン重合反応
の開始時及び開始後、上記単量体が反応中に消費される
までの間に、上記のルイス酸溶液または懸濁液の添加を
少なくとも一回行うことを特徴とするインデン含有重合
体の製造方法並びにこの製造方法より得られる重合体を
用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び、成形材、フ
ィルムまたは添加剤を用いた光学用部品に関する。 (a)一般式(I)で表されるインデンまたはインデン
系単量体 5〜99.5重量部。
【化3】 (但し、R1、R2、R3、R4及びR5は水素原子、又は
ハロゲン原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、リン原
子及びケイ素原子のいずれか1種以上を含む置換基を示
し、nは1〜4の整数を示す。但し、nが複数の場合、
5は同一であっても異なってもよい。) (b)一般式(II)で表される単量体 0.5〜95
重量部。
【化4】 (但し、R6、R7及びR8は、水素原子、又はハロゲン
原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、リン原子及びケ
イ素原子のいずれか1種以上を含む置換基を示し、nは
1〜5の整数を示す。但し、nが複数の時は、R8は同
一であっても異なってもよい。)
【0011】本発明においては、モノマ成分(a)及び
モノマ成分(b)と共重合可能なモノマ成分(c)が、
モノマ成分(a)及びモノマ成分(b)の合計100重
量部に対して0.5〜30重量部であることが好まし
い。
【0012】本発明においては、芳香族有機溶媒及び/
又はハロゲン化有機溶媒にルイス酸を溶解した溶液又は
分散させた懸濁液において、ルイス酸の配合量が、上記
の有機溶媒合計量に対して0.001〜20重量%であ
ることが好ましい。
【0013】本発明においては、芳香族有機溶媒及び/
又はハロゲン化有機溶媒中にルイス酸を溶解した溶液又
は分散させた懸濁液において、上記の単量体の合計量に
対して、ルイス酸の総添加量が0.001〜10重量%
であることが好ましい。
【0014】本発明においては、ルイス酸がハロゲン化
金属から選ばれる少なくとも1種の化合物であることが
好ましい。
【0015】本発明においては、芳香族及び/又はハロ
ゲンを含む有機溶媒が、ベンゼン、アルキルベンゼン
類、ハロゲン化アルキル類、ハロゲン化ベンゼン類、ア
ルコキシベンゼン類、エステル含有ベンゼン類、窒素含
有ベンゼン類からなる群から選ばれる少なくとも1種の
化合物であることが好ましい。
【0016】本発明においては、重合温度が、−100
〜100℃の範囲にあることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のインデン含有重合
体の製造方法並びにこの製造法より得られる樹脂を用い
た成形材、フィルムまたは添加剤及びこれらを用いた光
学用部品の実施形態を具体的に説明する。
【0018】本発明に用いられる、一般式(I)で表さ
れるインデンまたはインデン系単量体(a)としては、
インデン、1−メチルインデン、2−メチルインデン、
3−メチルインデン、4−メチルインデン、5−メチル
インデン、6―メチルインデン、7−メチルインデン、
1,4−ジメチルインデン、1,5−ジメチルインデ
ン、1,6−ジメチルインデン、1,7−ジメチルイン
デン、4−エチルインデン、5−エチルインデン、6−
エチルインデン、7−エチルインデン等のアルキルイン
デン類、4−クロロインデン、5−クロロインデン、6
−クロロインデン、7−クロロインデン、4−ブロモイ
ンデン、5−ブロモインデン、6−ブロモインデン、7
−ブロモインデン、4−ヨードインデン、5−ヨードイ
ンデン、6―ヨードインデン、7−ヨードインデン、4
−フルオロインデン、5−フルオロインデン、6−フル
オロインデン、7−フルオロインデン等のハロゲン化イ
ンデン類、4−フェニルインデン、5−フェニルインデ
ン、6−フェニルインデン、7−フェニルインデン等の
アリールインデン類、4−メトキシインデン、5−メト
キシインデン、6−メトキシインデン、7−メトキシイ
ンデン等のアルコキシインデン類、4−メトキシカルボ
ニルインデン、5−メトキシカルボニルインデン、6−
メトキシカルボニルインデン、7−メトキシカルボニル
インデン等のアルコキシカルボニルインデン類、4−メ
チルカルボニルオキシインデン、5−メチルカルボニル
オキシインデン、6−メチルカルボニルオキシインデ
ン、7−メチルカルボニルオキシインデン等のアシルオ
キシインデン類、4−トリメチルシリルインデン、5−
トリメチルシリルインデン、6−トリメチルシリルイン
デン、7−トリメチルシリルインデン等のアルキルシリ
ルインデン類、4−トリーn―ブチルスタンニルインデ
ン、5−トリーn―ブチルスタンニルインデン、6−ト
リーn―ブチルスタンニルインデン、7−トリーn―ブ
チルスタンニルインデン等のアルキルスタンニルインデ
ン類等が挙げられる。これらは単独で、又は2種以上を
組合せて用いることができる。
【0019】本発明においては、モノマ成分(a)が、
インデン、アルキルインデン類、ハロゲン化インデン
類、アリールインデン類、アルコキシインデン類、アル
コキシカルボニルインデン類、アシルオキシインデン
類、アルキルシリルインデン類及びアルキルスタンニル
インデン類からなる群から選ばれる少なくとも1種の化
合物であることが好ましい。これらの中でも、耐熱性、
低吸湿性の点から、インデン及びアルキル置換インデン
がより好ましく、インデン、メチルインデン、エチルイ
ンデンがさらに好ましい。
【0020】本発明に用いられる、一般式(II)で表
される単量体(b)としては、スチレン、m−メチルス
チレン、p―メチルスチレン、o―メチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレ
ン、3,4−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチ
レン、p−tert―ブチルスチレン等のアルキルスチ
レン類、p−クロロスチレン、m−クロロスチレン、o
―クロロスチレン、p−ブロモスチレン、m−ブロモス
チレン、o―ブロモスチレン、p−フルオロスチレン、
m−フルオロスチレン、o―フルオロスチレン、o―メ
チルーp−フルオロスチレン等のハロゲン化スチレン
類、4−ビニルビフェニル、3−ビニルビフェニル、2
−ビニルビフェニル等のビニルビフェニル類、1−(4
−ビニルフェニル)ナフタレン、2−(4−ビニルフェ
ニル)ナフタレン、1−(3−ビニルフェニル)ナフタ
レン、2−(3−ビニルフェニル)ナフタレン、2−
(3−ビニルフェニル)ナフタレン、1−(2−ビニル
フェニル)ナフタレン、2−(2−ビニルフェニル)ナ
フタレン等のビニルフェニルナフタレン類、1−(4―
ビニルフェニル)アントラセン、2−(4―ビニルフェ
ニル)アントラセン、9−(4―ビニルフェニル)アン
トラセン、1−(3―ビニルフェニル)アントラセン、
1−(3―ビニルフェニル)アントラセン、2−(3―
ビニルフェニル)アントラセン、9−(3―ビニルフェ
ニル)アントラセン、1−(2―ビニルフェニル)アン
トラセン、2−(2―ビニルフェニル)アントラセン、
9−(2―ビニルフェニル)アントラセン等のビニルフ
ェニルアントラセン類、1−(4―ビニルフェニル)フ
ェナントレン、2−(4―ビニルフェニル)フェナント
レン、3−(4―ビニルフェニル)フェナントレン、4
−(4―ビニルフェニル)フェナントレン、9−(4―
ビニルフェニル)フェナントレン、1−(3―ビニルフ
ェニル)フェナントレン、2−(3―ビニルフェニル)
フェナントレン、3−(3―ビニルフェニル)フェナン
トレン、4−(3―ビニルフェニル)フェナントレン、
9−(3―ビニルフェニル)フェナントレン、1−(2
―ビニルフェニル)フェナントレン、2−(2―ビニル
フェニル)フェナントレン、3−(2―ビニルフェニ
ル)フェナントレン、4−(2―ビニルフェニル)フェ
ナントレン、9−(2―ビニルフェニル)フェナントレ
ン等のビニルフェニルフェナントレン類、1−(4−ビ
ニルフェニル)ピレン、2−(4−ビニルフェニル)ピ
レン、1−(3−ビニルフェニル)ピレン、2−(3−
ビニルフェニル)ピレン、1−(2−ビニルフェニル)
ピレン、2−(2−ビニルフェニル)ピレン等のビニル
フェニルピレン類、4−ビニルーp―ターフェニル、4
−ビニルーm―ターフェニル、4−ビニルーo―ターフ
ェニル、3−ビニルーp―ターフェニル、3−ビニルー
m―ターフェニル、3−ビニルーo―ターフェニル、2
−ビニルーp―ターフェニル、2−ビニルーm―ターフ
ェニル、2−ビニルーo―ターフェニル等のビニルター
フェニル類、4−(4−ビニルフェニル)―p−ターフ
ェニル等のビニルフェニルターフェニル類、4−ビニル
ー4'―メチルビフェニル、4−ビニルー3'―メチルビ
フェニル、4−ビニルー2'―メチルビフェニル、2−
メチルー4―ビニルビフェニル、3−メチルー4―ビニ
ルビフェニル等のビニルアルキルビフェニル類、4−ビ
ニルー4'―フルオロビフェニル、4−ビニルー3'―フ
ルオロビフェニル、4−ビニルー2'―フルオロビフェ
ニル、4−ビニルー2―フルオロビフェニル、4−ビニ
ルー3―フルオロビフェニル、4−ビニルー4'―クロ
ロビフェニル、4−ビニルー3'―クロロビフェニル、
4−ビニルー2'―クロロビフェニル、4−ビニルー2
―クロロビフェニル、4−ビニルー3―クロロビフェニ
ル、4−ビニルー4'―ブロモビフェニル、4−ビニル
ー3'― ブロモビフェニル、4−ビニルー2'― ブロモ
ビフェニル、4−ビニルー2―ブロモビフェニル、4−
ビニルー3―ブロモビフェニル等のハロゲン化ビニルビ
フェニル類、4−ビニルー4'―メトキシビフェニル、
4−ビニルー3'―メトキシビフェニル、4−ビニルー
2'―メトキシビフェニル、4−ビニルー2―メトキシ
ビフェニル、4−ビニルー3―メトキシビフェニル、4
−ビニルー4'―エトキシビフェニル、4−ビニルー3'
―エトキシビフェニル、4−ビニルー2'―エトキシビ
フェニル、4−ビニルー2―エトキシビフェニル、4−
ビニルー3―エトキシビフェニル等のアルコキシビフェ
ニル類、4−ビニルー4'―メトキシカルボニルビフェ
ニル、4−ビニルー4'―エトキシカルボニルビフェニ
ル等のアルコキシカルボニルビフェニル類、4−ビニル
ー4'―メトキシメチルビフェニル等のアルコキシアル
キルビフェニル類、4−ビニルー4'―トリメチルスタ
ンニルビフェニル、4−ビニルー4'―トリブチルスタ
ンニルビフェニル等のトリアルキルスタンニルビフェニ
ル類、4−ビニルー4'―トリメチルシリルメチルビフ
ェニル等のトリアルキルシリルメチルビニルビフェニル
類、4−ビニルー4'―トリメチルスタンニルメチルビ
フェニル、4−ビニルー4'―トリブチルスタンニルメ
チルビフェニル等のトリアルキルスタンニルメチルビフ
ェニル類、p−クロロエチルスチレン、m−クロロエチ
ルスチレン、o―クロロエチルスチレン等のハロゲン置
換アルキルスチレン類、p−メトキシスチレン、m−メ
トキシスチレン、o−メトキシスチレン、p−エトキシ
スチレン、m−エトキシスチレン、o−エトキシスチレ
ン等のアルコキシスチレン類、p−メトキシカルボニル
スチレン、m−メトキシカルボニルスチレン等のアルコ
キシカルボニルスチレン類、アセチルオキシスチレン、
エタノイルオキシスチレン、ベンゾイルオキシスチレン
等のアシルオキシスチレン類、p−ビニルベンジルプロ
ピルエーテル等のアルキルエーテルスチレン類、p−ト
リメチルシリルスチレン等のアルキルシリルスチレン
類、p−トリメチルスタンニルスチレン、p−トリブチ
ルスタンニルスチレン、p−トリフェニルスタンニルス
チレン等のアルキルスタンニルスチレン類、ビニルベン
ゼンスルフォン酸エチル、ビニルベンジルジメトキシフ
ォスファイド、p―ビニル等のビニルスチレン類、α―
メチルスチレン、α―エチルスチレン等のα―アルキル
スチレン類、β―メチルスチレン、β―エチルスチレン
等のβ―アルキルスチレン類等が挙げられる。これらは
単独で、又は2種以上を組合せて用いることができる。
【0021】本発明においては、モノマ成分(b)が、
スチレン、アルキルスチレン類、ハロゲン化スチレン
類、ビニルビフェニル類、ビニルフェニルナフタレン
類、ビニルフェニルアントラセン類、ビニルフェニルフ
ェナントレン類、ビニルフェニルピレン類、ビニルター
フェニル類、ビニルフェニルターフェニル類、ビニルア
ルキルビフェニル類、ハロゲン化ビニルビフェニル類、
アルコキシビフェニル類、アルコキシカルボニルビフェ
ニル類、アルコキシアルキルビフェニル類、トリアルキ
ルスタンニルビフェニル類、アルキルシリルメチルビニ
ルビフェニル類、トリアルキルスタンニルメチルビフェ
ニル類、ハロゲン置換アルキルスチレン類、アルコキシ
スチレン類、アシルオキシスチレン類、アルコキシカル
ボニルスチレン類、アルキルエーテルスチレン類、アル
キルシリルスチレン類、アルキルスタンニルスチレン
類、ビニルスチレン類、α―アルキルスチレン類及びβ
―アルキルスチレン類からなる群から選ばれる少なくと
も1種の化合物であることが好ましい。
【0022】これらの中でも、インデンまたはインデン
系単量体との反応性、耐熱性、低吸湿性の点から、スチ
レン、アルキルスチレン、パラ置換アルコキシスチレン
及びパラ置換アルキルα−メチルスチレンがより好まし
く、スチレン、4−メチルスチレン、2−メチルスチレ
ン、4−t−ブチルスチレン、4−メトキシスチレン及
びα−メチルスチレンがさらに好ましい。
【0023】本発明において、上記のモノマ成分(a)
及びモノマ成分(b)と共重合可能なモノマ成分(c)
としては、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、プロピルビニルエーテル、n―ブチルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエー
テル、n−ペンチルビニルエーテル、2−メチルブチル
ビニルエーテル、3−メチルブチルビニルエーテル、t
―ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテ
ル、2−メチルペンチルビニルエーテル、3−メチルペ
ンチルビニルエーテル、4−メチルペンチルビニルエー
テル、1−メチルペンチルビニルエーテル、2,2−ジ
メチルブチルビニルエーテル、2,3−ジメチルブチル
ビニルエーテル、2,4−ジメチルブチルビニルエーテ
ル、3,3−ジメチルブチルビニルエーテル、3,4−
ジメチルブチルビニルエーテル、4,4−ジメチルブチ
ルビニルエーテル、2−エチルブチルビニルエーテル、
1−エチルブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニ
ルエーテル等のビニルエーテル類、9−ビニルカルバゾ
ール等のビニルカルバゾール類、1−ビニルー2−ピロ
リジオン等のビニルピロリジオン類、アセナフチレン等
のアセナフチレン類、1,2−エポキシプロパン、1,
2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタン、テトラ
ヒドロフラン等のオキシレン類等が挙げられる。これら
は単独で、又は2種以上を組合せて用いることができ
る。
【0024】これらの中でも、インデンまたはインデン
系単量体との反応性、低吸湿性及び低複屈折性の点か
ら、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プ
ロピルビニルエーテル、n―ブチルビニルエーテル、イ
ソブチルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、
n−ペンチルビニルエーテル、2−メチルブチルビニル
エーテル、3−メチルブチルビニルエーテル、t―ペン
チルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、2
−メチルペンチルビニルエーテル、3−メチルペンチル
ビニルエーテル、4−メチルペンチルビニルエーテル、
1−メチルペンチルビニルエーテル、2,2−ジメチル
ブチルビニルエーテル、2,3−ジメチルブチルビニル
エーテル、2,4−ジメチルブチルビニルエーテル、
3,3−ジメチルブチルビニルエーテル、3,4−ジメ
チルブチルビニルエーテル、4,4−ジメチルブチルビ
ニルエーテル、2−エチルブチルビニルエーテル、1−
エチルブチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエ
ーテル等が好ましい。
【0025】本発明におけるルイス酸としては、塩化鉄
(III)、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化マグネ
シウム、塩化アンチモン、塩化ストロンチウム、塩化マ
ンガン、塩化スカンジウム、塩化ジルコニウム、塩化ス
ズ(IV)、塩化チタン、三フッ化ホウ素、三フッ化ホ
ウ素エーテル錯体、臭化アルミニウム、臭化亜鉛、臭化
スズ、臭化チタン等のハロゲン化金属を単独で、又は二
種以上の組み合わせて用いられる。但し、ここに示した
化合物は一例であり、これらに制限されるものではな
い。これらの中でも、安全性の点から塩化鉄(II
I)、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化マグネシウ
ム、塩化アンチモン等が好ましい。
【0026】本発明における芳香族有機溶媒及び/又は
ハロゲン化有機溶媒としては、ベンゼン、トルエン、o
―キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベン
ゼン、o−ジエチルベンゼン、m−ジエチルベンゼン、
p−ジエチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、n−ペ
ンチルベンゼン、ジ−n−ペンチルベンゼン、1,3,
5−トリ−n−ペンチルベンゼン、テトラ−n−ペンチ
ルベンゼン、n−ドデシルベンゼン、o−ジ−n−ドデ
シルベンゼン、m−ジ−n−ドデシルベンゼン、p−ジ
−n−ドデシルベンゼン、o−n−ペンチルトルエン、
m−n−ペンチルトルエン、p−n−ペンチルトルエ
ン、コールタールナフタ、ソルベントナフタ、p−シメ
ン等のアルキルベンゼン類、クロロメタン、ジクロロメ
タン、トリクロロメタン、四塩化炭素、塩化エチル、
1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、
1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロ
ロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、ペン
タクロロエタン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−
ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロ
エチレン、1,2,3−トリクロロプロパン、2−クロ
ロプロパン、1,2−ジクロロプロパン、1−クロロプ
ロパン、1−クロロペンタン、ジクロロペンタン、1−
クロロヘキサン、2−エチルヘキシルクロリド、ブロモ
メタン、ブロモエタン、1,2−ジブロモエタン、テト
ラブロモエタン、1−ブロモー1−クロロエタン、2−
ブロモー1−クロロエタン等のハロゲン化アルキル類、
クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロ
ベンゼン、p−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリク
ロロベンゼン、ブロモベンゼン、o−ジブロモベンゼ
ン、m−ジブロモベンゼン、p−ジブロモベンゼン、o
−クロロトルエン、m−クロロトルエン、p−クロロト
ルエン等のハロゲン化ベンゼン類、メチルフェニルエー
テル、エチルフェニルエーテル、ジフェニルエーテル、
n−ブチルフェニルエーテル、n−ペンチルフェニルエ
ーテル、o−メトキシトルエン、m−メトキシトルエ
ン、p−メトキシトルエン、p−tert―アミルフェ
ニル−n−ペンチルエーテル、エチルベンジルエーテ
ル、メチルベンジルエーテル、エチルベンジルエーテ
ル、ジベンジルエーテル等のアルコキシベンゼン類、酢
酸ベンジル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香
酸−n−プロピル、安息香酸−n−ブチル、安息香酸イ
ソアミル、安息香酸ベンジル、ケイヒ酸エチル、サリチ
ル酸メチル等のエステル含有ベンゼン類、ニトロベンゼ
ン、o−ニトロフェニルメチルエーテル、m−ニトロフ
ェニルメチルエーテル、p−ニトロフェニルメチルエー
テル、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルア
ニリン、N,N−ジ−n−ブチルアニリン、N,N―ジ
−n−ペンチルアニリン、N,N−ジ−tert―アミ
ルアニリン等の窒素含有ベンゼン類等を単独で、又は二
種以上を組み合わせて用いることができる。但し、ここ
に示した化合物は一例であり、これらに制限されるもの
ではない。
【0027】これらの中でも、得られる重合体の分子量
及び収率が高くなる点から、ベンゼン、トルエン、o―
キシレン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベンゼ
ン、o−ジエチルベンゼン、m−ジエチルベンゼン、p
−ジエチルベンゼン、エチルベンゼン、ニトロベンゼ
ン、クロロベンゼン、クロロメタン、ジクロロメタン、
トリクロロメタン、テトラクロロメタン、クロロエタ
ン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロロ
エタン等が好ましい。
【0028】本発明における一般式(I)で表されるイ
ンデンまたはインデン系単量体(a)の配合量は、単量
体の合計100重量部に対して、5〜99.5重量部と
され、10〜99.5重量部であることが好ましい。単
量体(a)の配合量が5重量部未満であると、得られる
重合体の耐熱性が低下し、また99.5重量部を超える
と、得られる重合体の機械的な強度が低下する。
【0029】本発明における一般式(II)で表される
単量体(b)の配合量は、単量体の合計100重量部に
対して、0.5〜95重量部とされ、0.5〜60重量
部であることが好ましい。単量体(b)の配合量が0.
5重量部未満であると、得られる重合体の複屈折が大き
くなり、また95重量部を超えると得られる重合体のガ
ラス転移温度が低くなる。
【0030】本発明において、モノマ成分(a)及びモ
ノマ成分(b)と共重合可能なモノマ成分(c)が、モ
ノマ成分(a)及びモノマ成分(b)の合計100重量
部に対して、0.5〜30重量部であることが好まし
い。モノマ成分(c)の配合量が0.5重量部未満であ
ると、得られる重合体の複屈折が高くなる傾向があり、
また30重量部を超えると、反応性及び得られる重合体
の吸湿性が高くなる傾向がある。
【0031】本発明における芳香族有機溶媒及び/又は
ハロゲン化有機溶媒にルイス酸を溶解した溶液又は分散
させた懸濁液の配合量は、有機溶媒の合計量に対して、
0.001〜20重量%であることが好ましく、0.0
05〜10重量%であることがより好ましい。ルイス酸
の配合量が0.001重量%未満であると収率が低くな
る傾向があり、また20重量%を超えると重量平均分子
量が低くなる傾向がある。
【0032】本発明における芳香族有機溶媒及び/又は
ハロゲン化有機溶媒にルイス酸を溶解した溶液又は分散
させた懸濁液の総添加量は、単量体の合計量に対して、
0.001〜10重量%が好ましく、0.005〜5重
量%であることがより好ましい。添加量が0.001重
量%未満であると、収率が低くなる傾向があり、また1
0重量%を超えると、重量平均分子量が低くなる傾向が
ある。
【0033】本発明において、芳香族有機溶媒及び/又
はハロゲン化有機溶媒にルイス酸を溶解した溶液又は分
散させた懸濁液のカチオン重合における添加回数は、単
量体が消費される間に、1〜20回に分けて添加するこ
とができ、またその総添加量は、単量体の合計量に対し
て、0.001〜10重量%の範囲が好ましい。
【0034】本発明において、単量体が消費されるま
で、芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有機溶媒に溶
解又は分散したルイス酸溶液の添加を行った後、更に上
記の単量体及び/又は芳香族及び/又はハロゲンを含む
有機溶媒を加えても良く、この時、芳香族及び/又はハ
ロゲンを含む有機溶媒に溶解又は分散したルイス酸溶液
を、新たに添加した単量体の合計量に対して、総添加量
0.001〜10重量%の範囲で更に添加しても良い。
なお、この操作は、再びモノマが消費された段階で、何
回でも繰り返すことができる。その際、単量体が消費さ
れた後に添加する単量体の量は、カチオン重合開始前の
ルイス酸の添加量100重量部に対して、1〜500重
量部であることが好ましい。
【0035】本発明において、芳香族有機溶媒及び/又
はハロゲン化有機溶媒の配合量は、単量体100重量部
に対して、10〜10000重量部であることが好まし
く、50〜5000重量部であることが特に好ましい。
芳芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有機溶媒の配合
量が10重量部未満であると、重量平均分子量が低くな
る傾向にあり、10000重量部をこえると、収率が低
くなる傾向にある。
【0036】本発明における重合温度には、−100〜
100℃の範囲であることが好ましく、−50〜50℃
がより好ましく、−10〜30℃がさらに好ましい。重
合温度が−50℃未満では、固体ハロゲン化金属の溶解
性が著しく低下するため収量が減少する傾向があり、ま
た、重合温度が100℃を超えると、連鎖移動反応が増
加し、得られる重合体の重量平均分子量が低下する傾向
がある。また、重合温度が低すぎる場合は、固体ハロゲ
ン化金属の溶解性が著しく低下するため収量が減少する
といった問題がある。
【0037】本発明のインデン含有重合体を製造するた
めの重合方法としては、溶液重合法が好ましく、通常の
カチオン重合に用いられる共触媒を添加しても良く、そ
の添加量及び添加時期は特に制限はない。
【0038】上記の共触媒としては、水、フェノール、
アルキルフェノール、フェノールスルホン酸、酢酸、無
水酢酸、硫酸、トリフルオロ酢酸、モノクロロ酢酸、ジ
クロロ酢酸、トリクロロ酢酸、トリメチルクロロメタ
ン、2−クロロエチルベンゼン、1−クロロエチルベン
ゼン等を単独で、又は二種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。但し、ここに示した化合物は一例であり、
これらに制限されるものではない。
【0039】本発明においては、通常カチオン重合に用
いられている分子量調整剤として、水、メタノール、1
−メチルエタノール等を必要に応じて添加することがで
き、その時の分子量調整剤の添加量及び添加時期は特に
制限はない。
【0040】本発明においては、重合反応終了後の溶液
段階でルイス酸を除く操作を行うことが好ましい。反応
溶液からルイス酸を除く方法には、特に制限はないが、
例えば、反応有機溶媒に溶解しきれないルイス酸は濾過
等の方法、反応溶液に溶解しているルイス酸は、酸、ア
ルカリ又はキレート試薬やイオン交換樹脂のように使用
するルイス酸と錯形成可能な試薬を添加して、反応有機
溶媒に不溶化後濾過して除く、又は水等を反応溶液に添
加して、ハロゲン化金属を水相に溶解させる方法などが
挙げられる。
【0041】本発明のインデン含有重合体は、劣化防
止、熱的安定性、成形性及び加工性などの観点から、フ
ェノール系、チオエーテル系などの抗酸化剤、脂肪族ア
ルコール、脂肪酸エステル、フタル酸エステル、トリグ
リセライド類、フッ素系界面活性剤、高級脂肪酸金属塩
などの離型剤、その他滑剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外
線吸収剤、難燃剤、重金属不活性化剤などの公知の添加
剤を添加して使用してもよい。
【0042】上記の添加剤の混合方法は、特に制限され
るものではないが、例えば、固体状態の上記2種類の樹
脂を所定量採取混合し、それらを加熱下に溶融混練する
ことにより均一に混合することができる。又は、各々の
樹脂を有機溶媒に溶解した後、両方の溶液を所定量混合
した後、基板状に流延し、有機溶媒を加熱乾燥すること
によっても均一な混合物を得ることができる。又、予め
反応溶液に溶解または分散させておき、反応終了後、芳
香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有機溶媒を蒸留等の
操作で留去しても均一に混合することができる。
【0043】本発明より得られるインデン含有重合体
は、成形材、フィルムに加工され、また電気製品の匡体
や自動車の外装部品に用いられるABS、AAS樹脂か
らなる成形品の強度を高めるための添加剤、エポキシ樹
脂可とう性付与剤等の添加剤、光学用部品として、液晶
プロジェクター用投射レンズ、光ディスク用レーザーピ
ックアップレンズ、光磁気ディスク用レーザーピックア
ップレンズ、光ディスク、光磁気ディスク、DVD用デ
ィスク、液晶セル基板、光拡散シート、プロジェクター
用スクリーン及びプリズム等の射出成形品等、半導体関
連材料、塗料、感光性材料、接着剤、汚水処理剤、重金
属捕集剤、イオン交換樹脂、帯電防止剤、酸化防止剤、
防曇剤、防錆剤、防染剤、殺菌剤、防虫剤、医用材料、
凝集剤、界面活性剤、潤滑剤、個体燃料用バインダー及
び導電処理剤等への適用も可能である。
【0044】本発明になるインデン含有重合体より得ら
れる上記のレンズやシート等は、射出成形法、圧縮成形
法、マイクロモールド法、フローティングモールド法、
ローリンクス法等の公知の成形法で製造することが出来
る。
【0045】また、本発明になるインデン含有重合体を
使用して得られる上記のレンズやシート等は、Mg
2、SiO2などの無機化合物を真空蒸着法、スパッタ
リング法、イオンプレーティング法などによってコーテ
ィングすること、成形品表面にシランカップリング剤な
どの有機シリコン化合物、ビニルモノマー、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂など
をハードコートすることなどによって、耐湿性、光学特
性、耐薬品性、耐磨耗性、曇り止めなどを向上させるこ
とができる。
【0046】
【実施例】次に実施例により本発明を説明するが、本発
明はこれらにより制限されるものではない。
【0047】実施例1 攪拌機及び塩化カルシウム管付き環流冷却管を備えた5
0ミリリットルの3つ口フラスコに、インデン6g、スチレン
4g、トルエン30gを加え、25℃の水浴中で均一に
なるまで攪拌した。次いで、塩化鉄(III)0.10
gをニトロベンゼン6.0gに溶解させた溶液3.0g
を添加して重合を開始した。反応開始24時間後にメタ
ノール50mlを添加してポリマーを反応液内に沈殿さ
せて反応を終了させた。生成した重合体をろ取、メタノ
ール、水でよく洗浄し、減圧下に乾燥し残存しているメ
タノールを除去し、インデン含有重合体を得た。得られ
た重合体を溶融プレス機を用いて厚さ5mmの物性測定
用試験片を作製した。表1に配合と結果を示す。
【0048】実施例2 攪拌機及び塩化カルシウム管付き環流冷却管を備えた5
0ミリリットルの3つ口フラスコに、インデン6g、スチレン
4g、トルエン30gを加え、25℃の水浴中で均一に
なるまで攪拌した。次いで、塩化鉄(III)0.10
gをニトロベンゼン6.0gに溶解させた溶液0.5g
を添加して重合を開始した。反応開始後1時間で、更に
塩化鉄(III)を含む溶液0.5gを添加した。同様
にして、反応開始後3,4,5時間で塩化鉄(III)
を含む溶液をそれぞれ0.5gづつ計6回に分けて添加
し、反応開始後24時間でメタノール50mlを添加し
て重合体を沈殿させて、反応を終了させた。生成した重
合体をろ取、メタノール、水でよく洗浄し、減圧下に乾
燥し残存しているメタノールを除去し、インデン含有重
合体を得た。得られた重合体を溶融プレス機を用いて厚
さ5mmの物性測定用試験片を作製した。表1に配合と
結果を示す。
【0049】比較例1 攪拌機及び塩化カルシウム管付き環流冷却管を備えた5
0ミリリットルの3つ口フラスコに、インデン6g、スチレン
4g、トルエン30gを加え、25℃の水浴中で均一に
なるまで攪拌した。次いで、塩化鉄(III)0.05
gを添加して重合を開始した。反応開始24時間後にメ
タノール50mlを添加してポリマーを反応液内に沈殿
させて反応を終了させた。生成した重合体をろ取、メタ
ノール、水でよく洗浄し、減圧下に乾燥し残存している
メタノールを除去し、インデン含有重合体を得た。得ら
れた重合体を溶融プレス機を用いて厚さ5mmの物性測
定用試験片を作製した。表2に配合と結果を示す。
【0050】得られた試験片について、以下の測定方法
で特性を評価した。結果を表3及び表4に示す。 (1)重量平均分子量 合成したポリマーの重量平均分子量は、テトラヒドロフ
ラン溶液を用いたGPC(日立製作所製L-4000 UV Dete
ctor)により求めた。結果を表3及び表4に示す。 (2)飽和吸水率(%) 試験片(10×10×3mm)をオーブン内で乾燥させ
(90℃、24h)、その重量を測定した後、70℃の
水中に放置し、飽和吸水させた後、重量を測定し、次式
により飽和吸水率を算出した。 飽和吸水率(%)=(飽和吸水後の重量−吸水前の重
量)/(吸水前の重量)×100 (3)曲げ破壊強度(MPa) 試験片の曲げ強度は、島津製作所製 AGS-1000Gを用い
て行った。試験は室温で、テストスピード0.5mm/min、
スパン 20mm、試験片幅10mmの条件で行った。 (4)ガラス転移温度(Tg) 粉末状のポリマーを、示差走査熱量計(リガク製Thermo
Plus DSC8230)用いて、ガラス転移温度(Tg)で耐
熱性を測定した。測定は、昇温速度10℃/minの条件で
行った。 (5)複屈折(nm) 島津製作所製エリプソメータAEP-100型を用いて、25
℃で測定した。レーザ光波長は632.8nmで行っ
た。サンプルは厚み2mmのものを選択し、圧縮成形に
より作製した。それを1.5倍に延伸したシートを試験
片として評価した。 (6)透過率(色相の確認)(%) サンプルの透過率は、日本分光製V-570を用いて、25
℃で測定した。測定波長は500nmでの透過率を測定し
た。サンプルは厚み2mmのものを選択し、圧縮成形に
より作製した。
【0051】表1 実施例1〜2の配合と結果
【表1】
【0052】表2 比較例1の配合と結果
【表2】
【0053】尚、表1及び表2において、INはインデ
ン、MSTはp−メチルスチレン、FeCl3は塩化鉄(I
II)、TLはトルエン、ACはアセトン、CHはシク
ロヘキサン、C65NO2はニトロベンゼンをそれぞれ
示す。
【0054】表3 実施例1〜2の評価結果
【表3】
【0055】表4 比較例1の評価結果
【表4】 *1:比較例1のサンプルは試験片を延伸できなかったの
で、複屈折を測定出来なかった。
【0056】
【発明の効果】本発明のインデン含有重合体の製造方法
によれば、従来の方法と比べて、収率及び重量平均分子
量を向上させることができる。また、この製造方法より
得られるインデン含有重合体は、低吸水性、耐熱性、機
械強度、光特性に優れ、成形材、フィルムまたは添加剤
及びこれらを用いた光学用部品として好適に使用でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 45/00 C08L 101/00 101/00 G02B 1/04 G02B 1/04 B41M 5/26 W (72)発明者 山下 幸彦 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井事業所内 (72)発明者 岩田 修一 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井事業所内 (72)発明者 牛窪 恵子 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井事業所内 Fターム(参考) 2H111 FA35 4F071 AA39 AF29 AF31 BC01 4J002 BK002 BN121 BN151 4J011 NA32 NA34 NB04 NC01 NC02 NC07 4J100 AB00Q AB02Q AB03Q AB07Q AB08Q AB09Q AB10Q AE03R AE04R AE09R AR09P AR10P BA05P BA72P BB01P BB03P BB05P BB07P BC04R BC43P BC48Q BC49Q CA04 CA05 FA04 JA32 JA33

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記のモノマ成分(a)及びモノマ成分
    (b)の合計100重量部をカチオン重合する際に、あ
    らかじめ芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有機溶媒
    中にルイス酸を溶解させた溶液又は分散させた懸濁液を
    調製して、カチオン重合反応の開始時及び開始後、上記
    単量体が反応中に消費されるまでの間に、上記のルイス
    酸溶液または懸濁液の添加を少なくとも一回行うことを
    特徴とするインデン含有重合体の製造方法。 (a)一般式(I)で表されるインデンまたはインデン
    系単量体 5〜99.5重量部。 【化1】 (但し、R1、R2、R3、R4及びR5は水素原子、又は
    ハロゲン原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、リン原
    子及びケイ素原子のいずれか1種以上を含む置換基を示
    し、nは1〜4の整数を示す。但し、nが複数の場合、
    5は同一であっても異なってもよい。) (b)一般式(II)で表される単量体 0.5〜95
    重量部。 【化2】 (但し、R6、R7及びR8は、水素原子、又はハロゲン
    原子、炭素原子、酸素原子、窒素原子、リン原子及びケ
    イ素原子のいずれか1種以上を含む置換基を示し、nは
    1〜5の整数を示す。但し、nが複数の時は、R8は同
    一であっても異なってもよい。)
  2. 【請求項2】 モノマ成分(a)及びモノマ成分(b)
    と共重合可能なモノマ成分(c)が、モノマ成分(a)
    及びモノマ成分(b)の合計100重量部に対して、
    0.5〜30重量部である請求項1記載のインデン含有
    重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有
    機溶媒にルイス酸を溶解した溶液又は分散させた懸濁液
    において、ルイス酸の配合量が、上記の有機溶媒合計量
    に対して0.001〜20重量%である請求項1または
    2に記載のインデン含有重合体の製造方法。
  4. 【請求項4】 芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有
    機溶媒中にルイス酸を溶解した溶液又は分散させた懸濁
    液において、上記の単量体の合計量に対して、ルイス酸
    の総添加量が0.001〜10重量%である請求項1〜
    3のいずれか1項に記載のインデン含有重合体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 ルイス酸がハロゲン化金属から選ばれる
    少なくとも1種の化合物である請求項1〜4のいずれか
    1項に記載のインデン含有重合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 モノマ成分(a)が、インデン、アルキ
    ルインデン類、ハロゲン化インデン類、アリールインデ
    ン類、アルコキシインデン類、アルコキシカルボニルイ
    ンデン類、アシルオキシインデン類、アルキルシリルイ
    ンデン類及びアルキルスタンニルインデン類からなる群
    から選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項1〜
    5のいずれか1項に記載のインデン含有重合体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 モノマ成分(b)が、スチレン、アルキ
    ルスチレン類、ハロゲン化スチレン類、ビニルビフェニ
    ル類、ビニルフェニルナフタレン類、ビニルフェニルア
    ントラセン類、ビニルフェニルフェナントレン類、ビニ
    ルフェニルピレン類、ビニルターフェニル類、ビニルフ
    ェニルターフェニル類、ビニルアルキルビフェニル類、
    ハロゲン化ビニルビフェニル類、アルコキシビフェニル
    類、アルコキシカルボニルビフェニル類、アルコキシア
    ルキルビフェニル類、トリアルキルスタンニルビフェニ
    ル類、アルキルシリルメチルビニルビフェニル類、トリ
    アルキルスタンニルメチルビフェニル類、ハロゲン置換
    アルキルスチレン類、アルコキシスチレン類、アシルオ
    キシスチレン類、アルコキシカルボニルスチレン類、ア
    ルキルエーテルスチレン類、アルキルシリルスチレン
    類、アルキルスタンニルスチレン類、ビニルスチレン
    類、α―アルキルスチレン類及びβ―アルキルスチレン
    類からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であ
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載のインデン含有重
    合体の製造方法。
  8. 【請求項8】 芳香族有機溶媒及び/又はハロゲン化有
    機溶媒が、ベンゼン、アルキルベンゼン類、ハロゲン化
    アルキル類、ハロゲン化ベンゼン類、アルコキシベンゼ
    ン類、エステル含有ベンゼン類、窒素含有ベンゼン類か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である請
    求項1〜7記載のいずれか1項に記載のインデン含有重
    合体の製造方法。
  9. 【請求項9】 重合温度が、−100〜100℃の範囲
    にある請求項1〜8のいずれか1項に記載のインデン含
    有重合体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    インデン含有重合体の製造方法により得られる重合体を
    用いた成形材。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    インデン含有重合体の製造方法により得られる重合体を
    用いたフィルム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    インデン含有重合体の製造方法により得られる重合体を
    用いた添加剤。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか1項に記
    載の成形材、フィルムまたは添加剤を用いた光学用部
    品。
JP30492699A 1999-10-27 1999-10-27 インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品 Pending JP2001122912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30492699A JP2001122912A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30492699A JP2001122912A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001122912A true JP2001122912A (ja) 2001-05-08

Family

ID=17938985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30492699A Pending JP2001122912A (ja) 1999-10-27 1999-10-27 インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001122912A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009102067A1 (ja) * 2008-02-15 2009-08-20 Bridgestone Corporation ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP2009215540A (ja) * 2008-02-15 2009-09-24 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009102067A1 (ja) * 2008-02-15 2009-08-20 Bridgestone Corporation ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP2009215540A (ja) * 2008-02-15 2009-09-24 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
US8722806B2 (en) 2008-02-15 2014-05-13 Bridgestone Corporation Rubber composition and tire using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW304235B (ja)
JP4338951B2 (ja) 可溶性多官能ビニル芳香族共重合体及びその重合方法
WO1992009641A1 (fr) Copolymere styrenique et production de ce copolymere
JP2002121231A (ja) インデン系重合体の製造法並びにこの重合体を用いた成形材、フィルム、添加剤及び光学用部品
JP2001122912A (ja) インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品
JPS6390515A (ja) 耐熱性樹脂組成物の製造方法
TW200415157A (en) Multifunctional monomers and their use in making cross-linked polymers and porous films
JP2001122908A (ja) インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品
JP3844119B2 (ja) 芳香族ポリエステル共重合体
JP2001122929A (ja) インデン含有重合体の製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルムまたは添加剤及び光学用部品
JPH09188716A (ja) ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質
JP2004059732A (ja) インデン系重合体の製造方法、インデン系重合体、成形品及び光学用部品
JP2004067888A (ja) インデン系重合体の製造方法、インデン系重合体、成形品及び光学用部品
JP2002003706A (ja) 低吸湿低複屈折樹脂組成物、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2001342224A (ja) インデンースチレン系グラフトポリマーの製造方法並びにこの製造法より得られる重合体を用いた成形材、フィルム又は添加剤及び光学用部品
JP2002003683A (ja) 低吸湿低複屈折樹脂組成物、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2001089537A (ja) インデン含有重合体、これから得られる成形材、シートまたはフィルム及び光学用部品
JP2002003544A (ja) アセナフチレン誘導体含有共重合体、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2003020316A (ja) インデン系重合体の製造法並びにこの重合体を用いた成形材、フィルム、添加剤及び光学用部品
JP2002003685A (ja) 低吸湿低複屈折樹脂組成物、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2002003543A (ja) アセナフチレン誘導体含有共重合体、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2002003682A (ja) 低吸湿低複屈折樹脂組成物、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2002003684A (ja) 低吸湿低複屈折樹脂組成物、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2002003547A (ja) アセナフチレン誘導体含有共重合体、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品
JP2002003556A (ja) アセナフチレン誘導体含有共重合体、これから得られる成形材、シート又はフィルムおよび光学用部品