JPH09188716A - ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質 - Google Patents

ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質

Info

Publication number
JPH09188716A
JPH09188716A JP8317892A JP31789296A JPH09188716A JP H09188716 A JPH09188716 A JP H09188716A JP 8317892 A JP8317892 A JP 8317892A JP 31789296 A JP31789296 A JP 31789296A JP H09188716 A JPH09188716 A JP H09188716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl
copolymer
hydroxybenzal
acetate copolymer
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8317892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2749031B2 (ja
Inventor
Jin Baek Kim
鎭伯 金
Hyun Woo Kim
賢友 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Korea Advanced Institute of Science and Technology KAIST
SK Hynix Inc
Original Assignee
Korea Advanced Institute of Science and Technology KAIST
Hyundai Electronics Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Korea Advanced Institute of Science and Technology KAIST, Hyundai Electronics Industries Co Ltd filed Critical Korea Advanced Institute of Science and Technology KAIST
Publication of JPH09188716A publication Critical patent/JPH09188716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2749031B2 publication Critical patent/JP2749031B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F216/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/28Condensation with aldehydes or ketones

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の主な目的は、ビニル 4−ヒドロキ
シベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共
重合体及び前記共重合体のビニル 4−ヒドロキシベン
ザル基の全部、又は一部をt−ブトキシカルボニル基で
保護した重合体を提供することである。 【解決手段】 本発明はポリ(ビニル アルコール)を
4−ヒドロキシベンズアルデヒドでアセタル化させたビ
ニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニル アルコール−ビ
ニル アセテート共重合体、前記重合体の4−ヒドロキ
シベンザル基の全部又は一部をt−ブトキシカルボニル
基で保護したビニル 4−t−ブトキシカルボニルオキ
シベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共
重合体(共重合体(II))又はビニル 4−t−ブトキ
シカルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシ
ベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重
合体(共重合体(III))、それらの製造方法及びそれ
ら共重合体のフォトレジストとしての用途に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体、ビニル 4−ブトキシカルボニルオキシベ
ンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合
体、ビニル 4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザ
ル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニル アルコー
ル−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及び
フォトレジスト物質に関する。より詳細には、本発明は
ビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニル アルコール−
ビニル アセテート共重合体、前記共重合体のビニル 4
−ヒドロキシベンザル基の全部、又は一部をt−ブトキ
シカルボニル基で保護したビニル 4−t−ブトキシカ
ルボニルオキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル
アセテート共重合体、又はビニル 4−t−ブトキシカ
ルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベン
ザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合
体、これらの製造方法及びこれらの重合体のフォトレジ
ストとしての用途に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高度化に従い、その核
心技術である微細加工工程に用いられるフォトレジスト
は今まで種々開発されてきた。その中でも一番有望な期
待を集めており実用化されているものとしては、露光の
際、遠紫外線を利用するために現在この分野で発展した
技術をそのまま用いることができるt−ブトキシカルボ
ニル基で保護されたポリビニルフェノール樹脂(参照:
USP4,491,628;USP4,405,708;USP4,670,50
7)及びポリ(4−t−ブトキシカルボニルオキシスチ
レン)樹脂がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリビニルフ
ェノール樹脂はその構造内にベンゼン基を含んでいるの
で、250nm付近での光吸収度が大きいという短所を有
していることが知られている。さらに、ポリ(4−t−
ブトキシカルボニルオキシスチレン)樹脂は、露光後の
熱処理(PEB)の際、重さの損失が非常に大きく、接
着性が低下し、露光波長である250nm付近での吸光度
が高いので透明性が低いという短所を有するものとして
報告されている。
【0004】例えば、平均分子量が10,000である4−t
−ブトキシカルボニルオキシスチレンを単量体で用いる
場合、2、2’−アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)を開始剤に用いて重合した樹脂は250nmでの紫外
線の吸光度が1μmの厚さの時0.170であり、ベンゾ
イルパーオキシド(BPO)を開始剤に用いて重合した樹
脂は1μmの厚さで紫外線吸光度が0.140であり、全
て樹脂の吸光度が高く透明性が低い。
【0005】本発明の主な目的は、ビニル 4−ヒドロ
キシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート
共重合体及び前記共重合体のビニル 4−ヒドロキシベ
ンザル基の全部、又は一部をt−ブトキシカルボニル基
で保護した重合体を提供することである。本発明の他の
目的は、前記重合体の製造方法を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、前記重合体のフォトレジス
トとしての用途を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここに、本発明者等は前
記の従来技術の問題点を解決すべくと鋭意努力した結
果、新規化合物であるビニル 4−t−ブトキシカルボ
ニルオキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセ
テート共重合体及び、ビニル 4−t−ブトキシカルボ
ニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル
−ビニル アルコール ビニル アセテート共重合体は、
高い熱的安定性と機械的強度を有しながら、露光と熱処
理の際の少ない重量損失で微細回路の解像度を増進さ
せ、250nmでの吸光が低く透明性が非常に優秀であ
り、シリコン ウェーハに対する接着性を向上させるこ
とを発見し、本発明を完成することになった。
【0007】本発明の請求項1記載のビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体は、一般式(I)で表されるものである。
【化4】 (式中、aが5〜70モル%に対応し、bが1〜60モ
ル%に対応し、cが0〜40モル%に対応する。) なお、上記式中のa、b、cは、ビニル 4−ヒドロキ
シベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共
重合体におけるビニル 4−ヒドロキシベンザルの部
分、ビニル アルコールの部分、ビニル アセテートの部
分の数をそれぞれ示すものである。そして、上記各部分
を仮に分子とみなし、一つの上記共重合体に含まれる各
部分のモル数の総和と各部分のモル数との比をモル百分
率で表した場合に、上記aはビニル 4−ヒドロキシベ
ンザルの部分のモル百分率が5〜70モル%となる値と
され、上記bはビニル アルコールの部分のモル百分率
が1〜60モル%となる値とされ、上記cはビニル ア
セテートの部分のモル百分率が0〜40モル%となる値
とされることが好ましい。また、上記共重合体の各部分
の並び方は、規則的なものでも、不規則でランダムなも
のでも良い。
【0008】本発明の請求項2記載のビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体の製造方法は、ジメチルホルムアミド又は蒸
留水を溶媒とし、酸触媒下で50〜140℃の温度でポ
リ(ビニル アルコール)と4−ヒドロキシベンズアル
デヒドとを反応させることにより請求項1記載の共重合
体を製造することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3記載のビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体の製造方法は、上記酸触媒が塩酸、硫酸、燐
酸で構成されたグループから選択されることを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項4記載のビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体の製造方法は、上記酸触媒が全反応溶液10
0重量部に対し1〜20重量部を添加することを特徴と
する。
【0011】本発明の請求項5記載のビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体の製造方法は、上記ポリ(ビニル アルコー
ル)の平均分子量が8,000〜200,000であることを特徴と
する。
【0012】本発明の請求項6記載のビニル 4−t−
ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル アルコー
ル−ビニル アセテート共重合体は、一般式(II)で表
されるものである。
【化5】 (式中、xが5〜70モル%に対応し、yが1〜60モ
ル%に対応し、zが0〜40モル%に対応する。) なお、上記式中のx、y、zは、ビニル 4−t−ブト
キシカルボニルオキシベンザル−ビニル アルコール−
ビニル アセテート共重合体におけるビニル 4−t−ブ
トキシカルボニルオキシベンザルの部分、ビニル アル
コールの部分、ビニル アセテートの部分の数をそれぞ
れ示すものである。そして、上記各部分を仮に分子とみ
なし、一つの上記共重合体に含まれる各部分のモル数の
総和と各部分のモル数との比をモル百分率で表した場合
に、上記xはビニル 4−t−ブトキシカルボニルオキ
シベンザルの部分のモル百分率が5〜70モル%となる
値とされ、上記yはビニル アルコールの部分のモル百
分率が1〜60モル%となる値とされ、上記zはビニル
アセテートの部分のモル百分率が0〜40モル%とな
る値とされることが好ましい。また、上記共重合体の上
記各部分の並び方は、規則的なものでも、不規則でラン
ダムなものでも良い。
【0013】本発明の請求項7記載のビニル 4−t−
ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル アルコー
ル−ビニル アセテート共重合体の製造方法は、請求項
1記載の共重合体を溶媒であるジメチルホルムアミドと
水素化ナトリウムを用いてジ(t−ブチルジカルボネー
ト)と反応させ、請求項1記載の共重合体の4−ヒドロ
キシベンザル基全部をt−ブトキシカルボニル基で保護
することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8記載のビニル 4−t−
ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル アルコー
ル−ビニル アセテート共重合体の製造方法は、上記水
素化ナトリウムの代りにt−ブトキシド、トリエチルア
ミン及び炭酸カルシウムで構成されたグループから選択
される物質を用いることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9記載のビニル 4−t−
ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール− ビニル アセテ
ート共重合体は、一般式(III)で表されるものであ
る。
【化6】 (式中、mが1〜50モル%に対応し、nが5〜60モ
ル%に対応し、oが1〜60モル%に対応し、pが0〜
40モル%に対応する。) なお、上記式中のm、n、o、pは、ビニル 4−t−
ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒド
ロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニルアセテー
ト共重合体におけるビニル 4−ヒドロキシベンザルの
部分、ビニル 4−t−ブトキシカルボニルオキシベン
ザルの部分、ビニル アルコールの部分、ビニル アセテ
ートの部分の数をそれぞれ示すものである。そして、上
記各部分を仮に分子とみなし、一つの上記共重合体に含
まれる各部分のモル数の総和と各部分のモル数との比を
モル百分率で表した場合に、上記mはビニル 4−ヒド
ロキシベンザルの部分のモル百分率が1〜50モル%と
なる値とされ、上記nはビニル 4−t−ブトキシカル
ボニルオキシベンザルの部分のモル百分率が5〜60モ
ル%となる値とされ、上記oはビニル アルコールの部
分のモル百分率が1〜60モル%となる値とされ、上記
pはビニル アセテートの部分のモル百分率が0〜40
モル%となる値とされることが好ましい。また、上記共
重合体の上記各部分の並び方は、規則的なものでも、不
規則でランダムなものでも良い。
【0016】本発明の請求項10記載のビニル 4−t
−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒ
ドロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテ
ート共重合体の製造方法は、請求項1記載の共重合体を
溶媒であるジメチルホルムアミドと水素化ナトリウムを
用いてジ(t−ブチルジカルボネート)と反応させ、請
求項1記載の共重合体の4−ヒドロキシベンザル基の一
部をt−ブトキシカルボニルで保護することを特徴とす
る。
【0017】本発明の請求項11記載のビニル 4−t
−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒ
ドロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテ
ート共重合体の製造方法は、上記水素化ナトリウムの代
りにt−ブトキシド、トリエチルアミン及び炭酸カルシ
ウムで構成されたグループから選択される物質を用いる
ことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項12記載のフォトレジスト
物質は、請求項6記載の共重合体を主成分とする。本発
明の請求項13記載のフォトレジスト物質は、請求項9
記載の共重合体を主成分とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより具体的に説明
することにする。本発明の新規物質であるビニル 4−
ヒドロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセ
テート共重合体、ビニル 4−t−ブトキシカルボニル
オキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体及び、ビニル 4−t−ブトキシカルボニル
オキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビ
ニルアルコール−ビニル アセテート共重合体は下記の
ような方法で製造する。
【0020】先ず、平均分子量が8,000〜200,000である
ポリ(ビニル アルコール)をジメチルホルムアミド
(DMF)に溶解させ5〜20wt%の濃度になるように
した後、酸を添加し50〜140℃の温度で1〜5時間
の間、撹拌する。次いで、4−ヒドロキシベンズ アル
デヒドを添加して前記と同一条件で撹拌させ、蒸留水で
沈殿する生成物をジメチルホルムアミドに再び溶解させ
蒸留水での再沈殿過程を2〜3回繰返す。
【0021】その次に、沈殿物を真空減圧下で乾燥させ
純粋なビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニル アルコ
ール −ビニル アセテート共重合体を得る。この際、酸
としては、塩酸、硫酸又は燐酸等を用いることができ、
これら酸の添加量は全反応溶液100重量部に対し1〜
20重量部になるようにする。なお、前記で溶媒に用い
られたジメチルホルムアミドの代りに蒸留水を用いて反
応を進行させることもできるが、この場合には、反応が
進行するに従い、共重合体が沈殿するので、沈殿物を漉
すとともに洗滌して望む共重合体を得る。
【0022】前記で製造したビニル 4−ヒドロキシベ
ンザル−ビニル アルコール−ビニルアセテート共重合
体をジメチルホルムアミドに溶解させ3〜20wt%の濃
度になるようにした後、水素化ナトリウム(NaH)、
t−ブトキシド(t-butoxide)、トリエチルアミン或は
炭酸カルシウム(CaCO3)を添加し、約1時間の間
撹拌させる。
【0023】次いで、ジ(t−ブチルジカルボネート)
(di(t-butyldicarbonate))を添加し、常温で30分
〜2時間の間撹拌させた後、蒸留水で沈殿する生成物を
ジメチルホルムアミドに再び溶解させ蒸留水での再沈殿
過程を2〜3回繰返す。その次に、沈殿物を真空減圧下
で乾燥させ純粋なビニル 4−t−ブトキシカルボニル
オキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテー
ト共重合体又は、ビニル 4−t−ブトキシカルボニル
オキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビ
ニル アルコール ビニル アセテート共重合体を得る。
【0024】この際、ジ(t−ブチルジカルボネート)
をビニル 4−ヒドロキシベンザル基のモル数以上に添
加すれば、バルキなビニル 4−ヒドロキシベンザル基
が全てt−ブトキシカルボニル基で保護され、ビニル
4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル
アルコール−ビニル アセテート共重合体が製造され、
ジ(t−ブチルジカルボネート)の量をビニル 4−ヒ
ドロキシベンザル基のモル数より少なく添加すれば、ビ
ニル 4−ヒドロキシベンザル基の一部がt−ブトキシ
カルボニル基で保護され、ビニル 4−t−ブトキシカ
ルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベン
ザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体
が製造される。
【0025】これら共重合体に内在する各官能基の比率
に従い共重合体の特性が変化するため、前記共重合体が
フォトレジストに用いられるためには官能基が一定範囲
内に存在しなければならない。まず、ビニル 4−t−
ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル アルコー
ル−ビニル アセテート共重合体では、4−t−ブトキ
シカルボニルオキシベンザル基(ビニル 4−t−ブト
キシカルボニルオキシベンザルの部分)が5モル%以下
であれば、脱保護による現像液での溶解も差が小さいの
で実用的ではなく、70モル%以上になれば基質に対す
る接着性が低下する欠点がある。
【0026】また、ヒドロキシ基(ビニル アルコール
の部分)が60モル%以上であれば共重合体の溶媒に対
する非露光部の現像液に対する溶解度が大きくなる欠点
がある。また、アセテート基(ビニル アセテートの部
分)が40モル%以上であれば游離転移温度が著しく低
くなる欠点がある。従って、ビニル 4−t−ブトキシ
カルボニルオキシベンザル−ビニル アルコール−ビニ
ル アセテート共重合体で、4−t−ブトキシカルボニ
ルオキシベンザル基は5〜70モル%、ヒドロキシ基は
1〜60モル%及びアセテート基は0〜40モル%の範
囲内にあることが好ましい。
【0027】なお、ビニル 4−t−ブトキシカルボニ
ルオキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテ
ート共重合体の原料となるビニル 4−ヒドロキシベン
ザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体
においては、t−ブトキシカルボニル基で保護されて4
−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル基となる4−
ヒドロキシベンザル基(ビニル 4−ヒドロキシベンザ
ルの部分)が5〜70モル%、ヒドロキシ基は1〜60
モル%及びアセテート基は0〜40モル%の範囲内にあ
ることが好ましい。
【0028】本発明のビニル 4−ヒドロキシベンザル
−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体及
び、ビニル 4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザ
ル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体は
一般式(I)及び(II)で表される。この際、各鎖は規
則的、又は不規則的に形成される。
【化7】 (式中、aが5〜70モル%に対応し、bが1〜60モ
ル%に対応し、cが0〜40モル%に対応する。)
【化8】 (式中、xが5〜70モル%に対応し、yが1〜60モ
ル%に対応し、zが0〜40モル%に対応する。)
【0029】同時に、ビニル 4−t−ブトキシカルボ
ニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル
−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体は、
ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニル アルコール−
ビニル アセテート共重合体のビニル 4−ヒドロキシベ
ンザル基の一部をt−ブトキシカルボニル基を保護せず
に残すことにより、保護されないアセタル構造により共
重合体の機械的強度の向上、游離転移温度の上昇、残存
するフェノールによる感度の増加により一層優れた特性
を現わす。
【0030】t−ブトキシカルボニル基で保護されない
4−ヒドロキシベンザル基は、4−t−ブトキシカルボ
ニル基が脱保護により適宜な溶解度の差を現さなければ
ならないため50モル%を超過することはできない。従
って、本発明のビニル 4−t−ブトキシカルボニルオ
キシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニ
ル アルコール−ビニル アセテート共重合体は一般式
(III)で表示される。
【化9】 (式中、mが1〜50モル%に対応し、nが5〜60モ
ル%に対応し、oが1〜60モル%に対応し、pが0〜
40モル%に対応する。)
【0031】前記重合体(II)及び(III)は主鎖中の
アセタル構造により高い熱的安定性と機械的強度を有し
ながら、露光後の熱処理の際に分解され脱離することに
より、物質の特定溶媒に対する溶解度を変化させるt−
ブトキシカルボニル基がアセタル構造にのみ置換され熱
処理段階での重量損失が少なくレジスト フィルムの厚
さ損失を防止することができる。さらに、紫外線分光分
析で現れた前記共重合体の250nmでの吸光度は平均分
子量が約10,000である場合、1μmの厚さで約0.021であ
り、この数値はポリ(4−t−ブトキシカルボニルオキ
シスチレン)樹脂吸光度の1/8〜1/7程度に該当する
ため、前記共重合体の透明性は非常に優れている。併せ
て、前記共重合体の高分子鎖に残っているアルコールと
アセテートの親水性によりシリコン ウェーハに対する
接着性も向上させることができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例を介し本発明を一層詳細に説明
する。これら実施例は、ただ本発明をより具体的に説明
するためのもので、本発明の範囲がこれら実施例に限ら
れないことは当業界で通常の知識を有した者においては
自明である。
【0033】実施例1:共重合体(II)の製造(1) 下記の共重合体(II)の合成に用いられる共重合体
(I)を製造するため、カルシウム管、滴下漏斗、窒素
導入管及び温度計が装着された250mL4球フラスコに
ジメチルホルムアミド(DMF)100mLとポリ(ビニ
ルアル コール)(鹸化度;80%、平均分子量:9,000
〜10,000)5gを添加し、50℃で5時間撹拌させ完全
に溶解させた後、36%塩酸溶液3mLを添加した。次い
で、4−ヒドロキシベンズアルデヒド3gをジメチルホ
ルムアミド50mLに溶解させた溶液を滴下漏斗を利用し
前記フラスコに1時間の間滴下し、常温で1時間の間撹
拌させた。
【0034】このようにして得た生成物を滴下漏斗を利
用して蒸留水800mLが入ったビーカに徐々にて落下さ
せ、撹拌させて生成する沈殿物を真空減圧下で24時間
の間乾燥させた。このように乾燥された沈殿物を再びジ
メチルホルムアミドに溶解させ、蒸留水で再沈殿させる
過程を2回繰り返し真空減圧下で乾燥させ、純粋な共重
合体(I)を80%の歩留りで得た。
【0035】前記で製造した共重合体の下記のようなN
MR及びIRスペクトル分析から、共重合体(I)が製
造されたことを確認した。さらに、NMRスペクトルの
分析から、前記共重合体の4−ヒドロキシベンザル基:
アルコール基(ヒドロキシ基):アセテート基のモル比
は37:49:14であることが分った。以下に、NM
Rのδ値及びIRのピークの波数を示す。1 H - NMR(300 MHz DMSO - d6 ) : δ9.43(s, Ph-OH),
7.18(s, o-Ph), 6.75〜6.65(d, m-PH), 5.38(s,-O-CH-O
-), 4.0〜3.80(d, CH-OH), 2.86(s,-OH), 2.71(s, -O
H), 1.9(s, -CH3), 1.75〜1.30(m, -CH2-) IR(NaCl)cm-1 : 3331, 1734, 1662, 1520, 1437〜1340,
1248, 1103,1019
【0036】一方、共重合体(II)を合成するため、カ
ルシウム管、窒素導入管及び温度計が装着された4球フ
ラスコに水素化ナトリウム1.4gを添加し密封した
後、注射器を利用してジメチルホルムアミド100mLを
加え、20℃で30分の間撹拌させた。次いで、反応器
の温度を0℃に下げ、前記で合成した共重合体(I)3
gをジメチルホルムアミド100mLに溶解させた溶液を
注射器を利用して反応器に少しずつ注入し30分の間撹
拌させた。温度を常温に上げ1時間の間撹拌させ再び0
℃に下げた後、ジ(t−ブチルジカルボネート)(di
(t-butyldicarbonate))12gをジメチルホロムアミ
ド20mLに溶解させた溶液を注射器を利用して反応器に
少しずつ注入し、30分の間撹拌させた。
【0037】この反応物の温度を再び20℃に上げて5
時間の間撹拌させ、反応を終結させた後、生成物を蒸留
水に沈殿させて得た。この沈殿物をジメチルホルムアミ
ドに再び溶解させて蒸留水で再沈殿させ、得られた沈殿
物を真空減圧下で24時間乾燥させ純粋な共重合体(I
I)を70%の歩留りで得た。前記で製造した共重合体
の下記のようなNMR及びIRスペクトル分析から、共
重合体(II)が製造されたことを確認した。さらに、N
MRスペクトルの分析から、前記共重合体の4−t−ブ
トキシカルボニルオキシベンザル基:アルコール基:ア
セテート基のモル比は37:49:14であることが分
かった。
【0038】以下に、NMRのδ値及びIRのピークの
波数を示す。1 H - NMR(200 MHz DMSO - d6 ) : δ7.42(s, o-Ph), 7.
17〜7.13(d, m-PH), 5.51(s,-O-CH-O-), 4.0〜3.8(d, b
r, CH-OH), 2.93(s,-OH), 2.77(s, -OH), 1.94(s, -CH
3), 1.71〜1.67, 1.22〜1.09(m, -CH2-), 1.47(s, C(CH
3)3) IR(NaCl)cm-1 : 3389, 1757, 1738, 1372, 1148
【0039】実施例2:共重合体(II)の製造(2) 下記の共重合体(II)合成に用いられる共重合体(I)
は、平均分子量が 124,000〜186,000であるポリ(ビ
ニル アルコール)を130℃の温度でジメチルホルム
アミド(DMF)に溶解させた点を除いては実施例1と
同様な方法で78%の歩留りに製造し、NMR及びIR
スペクトル分析で共重合体(I)を確認した。さらに、
NMRスペクトルの分析から、前記共重合体の4−ヒド
ロキシベンザル基:アルコール基:アセテート基のモル
比は42: 45:13であることが分かった。
【0040】一方、共重合体(II)は、前記で合成した
共重合体(I)を用いる点を除いては実施例1と同様な
方法で65%の歩留りに製造し、NMR及びIRスペク
トル分析で共重合体(II)を確認した。さらに、NMR
スペクトルの分析から、前記共重合体の4−t−ブトキ
シカルボニルオキシベンザル基:アルコール基:アセテ
ート基のモル比は42:45:13であることが分かっ
た。
【0041】実施例3:共重合体(II)の製造(3) 下記の共重合体(II)合成に用いられる共重合体(I)
は溶媒としてジメチルホルムアミド(DMF)の代りに
蒸留水を用い、4−ヒドロキシベンズアルデヒドが溶解
した溶液を滴下し60℃で8時間の間撹拌させた後、沈
殿した生成物を漉して数回蒸留水で洗滌し乾燥させる点
を除いては実施例1と同様な方法で60%の歩留りに製
造し、NMR及びIRスペクトル分析で共重合体(I)
を確認した。さらに、NMRスペクトルの分析から、前
記共重合体の4−ヒドロキシベンザル基:アルコール
基:アセテート基のモル比は10:75:15であるこ
とが分かった。
【0042】一方、共重合体(II)は前記で合成した共
重合体(I)を用いる点を除いては実施例1と同様な方
法で65%の歩留りに製造し、NMR及びIRスペクト
ル分析で共重合体(II)を確認した。さらに、NMRス
ペクトルの分析から、前記共重合体の4−t−ブトキシ
カルボニルオキシベンザル基:アルコール基:アセテー
ト基のモル比は10:75:15であることが分かっ
た。
【0043】実施例4:共重合体(III)の製造 下記の共重合体(III)合成に用いられる共重合体
(I)は、平均分子量が 124,000〜186,000であるポリ
(ビニル アルコール)を130℃の温度でジメチルホ
ルムアミド(DMF)に溶解させた点を除いては実施例
1と同様な方法で78%の歩留りに製造し、NMR及び
IRスペクトル分析で共重合体(I)を確認した。さら
に、NMRスペクトルの分析から、前記共重合体の4−
ヒドロキシベンザル基:アルコール基:アセテート基の
モル比は44:45:11であることが分かった。
【0044】一方、共重合体(III)は水素化ナトリウ
ム0.7g、前記で合成した共重合体(I)及びジ(t
−ブチルジカルボネート)6gを用いる点を除いては実
施例1と同様な方法で70%の歩留りに製造し、NMR
及びIRスペクトル分析で共重合体(III)を確認し
た。さらに、NMRスペクトルの分析から、前記共重合
体の4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル基:4
−ヒドロキシベンザル基:アルコール基:アセテート基
のモル比は18:24:45:11であることが分かっ
た。
【0045】
【発明の効果】以上のように詳細に説明し、かつ、立証
したように、本発明はビニル 4−ヒドロキシベンザル
−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体、前
記共重合体のビニル 4−ヒドロキシベンザル基の全部
又は一部を、t−ブトキシカルボニル基で保護したビニ
ル 4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニ
ル アルコール−ビニル アセテート共重合体(共重合体
(II))又はビニル 4−ブトキシカルボニルオキシベ
ンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニル アル
コール−ビニル アセテート共重合体(共重合体(II
I))、それらの製造方法及びそれら重合体のフォトレ
ジストとしての用途を提供する。前記共重合体(II)及
び(III)のフォトレジストとしての用途を提供する。
前記共重合体(II)及び(III)をフォトレジストとし
て微細加工技術に利用すれば、透明性と熱的安定性、機
械的強度、シリコン ウェーハに対する接着性及び露光
と熱処理の際の少ない重量損失で微細回路の解像度を向
上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/039 501 G03F 7/039 501 H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 金 賢友 大韓民国ソウル特別市松波区蠶室7洞 ア ジア選手村ART 7−807 (54)【発明の名称】 ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t −ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル 4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコー ル−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表されるビニル 4−ヒ
    ドロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテ
    ート共重合体。 【化1】 (式中、aが5〜70モル%に対応し、bが1〜60モ
    ル%に対応し、cが0〜40モル%に対応する。)
  2. 【請求項2】 ジメチルホルムアミド又は蒸留水を溶媒
    とし、酸触媒下で50〜140℃の温度でポリ(ビニル
    アルコール)と4−ヒドロキシベンズアルデヒドとを
    反応させることにより請求項1記載の共重合体を製造す
    ることを特徴とするビニル 4−ヒドロキシベンザル−
    ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 上記酸触媒は、塩酸、硫酸、燐酸で構成
    されたグループから選択されることを特徴とする請求項
    2記載のビニル 4−ヒドロキシベンザル−ビニル アル
    コール−ビニル アセテート共重合体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記酸触媒は、全反応溶液100重量部
    に対し1〜20重量部を添加することを特徴とする請求
    項2又は請求項3記載のビニル 4−ヒドロキシベンザ
    ル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 上記ポリ(ビニル アルコール)は平均
    分子量が8,000〜200,000であることを特徴とする請求項
    2〜4のいずれか一つに記載のビニル 4−ヒドロキシ
    ベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重
    合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(II)で表されるビニル 4−t
    −ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル アルコ
    ール−ビニル アセテート共重合体。 【化2】 (式中、xが5〜70モル%に対応し、yが1〜60モ
    ル%に対応し、zが0〜40モル%に対応する。)
  7. 【請求項7】 請求項1記載の共重合体を溶媒であるジ
    メチルホルムアミドと水素化ナトリウムを用いてジ(t
    −ブチルジカルボネート)と反応させ、請求項1記載の
    共重合体の4−ヒドロキシベンザル基の全部をt−ブト
    キシカルボニル基で保護することを特徴とするビニル
    4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル
    アルコール−ビニル アセテート共重合体の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記水素化ナトリウムの代りにt−ブト
    キシド、トリエチルアミン及び炭酸カルシウムで構成さ
    れたグループから選択される物質を用いることを特徴と
    する請求項7記載のビニル 4−t−ブトキシカルボニ
    ルオキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル アセテ
    ート共重合体の製造方法。
  9. 【請求項9】 一般式(III)で表されるビニル 4−t
    −ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒ
    ドロキシベンザル−ビニル アルコール− ビニル アセ
    テート共重合体。 【化3】 (式中、mが1〜50モル%に対応し、nが5〜60モ
    ル%に対応し、oが1〜60モル%に対応し、pが0〜
    40モル%に対応する。)
  10. 【請求項10】 請求項1記載の共重合体を溶媒である
    ジメチルホルムアミドと水素化ナトリウムを用いてジ
    (t−ブチルジカルボネート)と反応させ、請求項1記
    載の共重合体の4−ヒドロキシベンザル基の一部をt−
    ブトキシカルボニルで保護することを特徴とするビニル
    4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル
    4−ヒドロキシベンザル−ビニル アルコール−ビニル
    アセテート共重合体の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記水素化ナトリウムの代りにt−ブ
    トキシド、トリエチルアミン及び炭酸カルシウムで構成
    されたグループから選択される物質を用いることを特徴
    とする請求項10記載のビニル 4−t−ブトキシカル
    ボニルオキシベンザル−ビニル 4−ヒドロキシベンザ
    ル−ビニル アルコール−ビニル アセテート共重合体の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の共重合体を主成分とす
    るフォトレジスト物質。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の共重合体を主成分とす
    るフォトレジスト物質。
JP8317892A 1995-11-28 1996-11-28 ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質 Expired - Fee Related JP2749031B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019950044162A KR100191126B1 (ko) 1995-11-28 1995-11-28 비닐4-t-부톡시카르보닐옥시벤잘-비닐 알코올-비닐 아세테이트 공중합체와 비닐 4-t-부톡시카르보닐옥시벤잘-비닐 4-히드록시벤잘-비닐 알코올-비닐 아세테이트 공중합체 및 그들의 제조방법
KR1995P-44162 1995-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09188716A true JPH09188716A (ja) 1997-07-22
JP2749031B2 JP2749031B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=19435992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8317892A Expired - Fee Related JP2749031B2 (ja) 1995-11-28 1996-11-28 ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6235836B1 (ja)
JP (1) JP2749031B2 (ja)
KR (1) KR100191126B1 (ja)
DE (1) DE19649447B4 (ja)
GB (1) GB2307686B (ja)
TW (1) TW452588B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141883A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 積水化学工業株式会社 リチウム二次電池電極用組成物
JP2022541524A (ja) * 2019-07-18 2022-09-26 バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド 放射線不透過性ポリマー

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100191126B1 (ko) 1995-11-28 1999-06-15 윤덕용 비닐4-t-부톡시카르보닐옥시벤잘-비닐 알코올-비닐 아세테이트 공중합체와 비닐 4-t-부톡시카르보닐옥시벤잘-비닐 4-히드록시벤잘-비닐 알코올-비닐 아세테이트 공중합체 및 그들의 제조방법
KR100220951B1 (ko) * 1996-12-20 1999-09-15 김영환 비닐 4-테트라히드로피라닐옥시벤잘-비닐 4-히드록시벤잘-비닐 테트라히드로피라닐에테르-비닐 아세테이트 공중합체, 비닐 4-테트라히드로피라닐옥시벤잘-비닐 테트라히드로피라닐에테르-비닐 아세테이트 공중합체 및 그들의 제조방법
WO2000003303A1 (fr) * 1998-07-10 2000-01-20 Clariant International Ltd. Composition pour film empechant la reflexion de fond et nouveau colorant polymere utilise dans celle-ci
US20080039414A1 (en) * 2002-02-20 2008-02-14 Sima Therapeutics, Inc. RNA interference mediated inhibition of gene expression using chemically modified short interfering nucleic acid (siNA)
KR100759442B1 (ko) * 2001-08-10 2007-10-04 삼성에스디아이 주식회사 포토레지스트 중합체 및 이를 포함하는 포토레지스트조성물과 형광막 조성물
US6783913B2 (en) * 2002-04-05 2004-08-31 Kodak Polychrome Graphics Llc Polymeric acetal resins containing free radical inhibitors and their use in lithographic printing
US8174410B2 (en) * 2009-01-16 2012-05-08 Dell Products L.P. Ultra mobile keyboard

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3362822A (en) * 1965-08-25 1968-01-09 Polaroid Corp Film formation in silver and color diffusion transfer processes
US3459691A (en) * 1967-01-24 1969-08-05 Ppg Industries Inc Ungelled,organic solvent-soluble interpolymers containing benzaldehyde and coating compositions made therefrom
JPS4944601B1 (ja) * 1970-05-15 1974-11-29
US3793033A (en) * 1972-09-05 1974-02-19 Minnesota Mining & Mfg Development-free printing plate
JPS5280022A (en) 1975-12-26 1977-07-05 Fuji Photo Film Co Ltd Light solubilizable composition
US4272620A (en) * 1978-08-09 1981-06-09 Agency Of Industrial Science And Technology Polyvinyl alcohol-styrylpyridinium photosensitive resins and method for manufacture thereof
SU833990A1 (ru) * 1979-07-17 1981-05-30 Воронежский технологический институт Поливинилкеталь в качестве св зующеголАКОКРАСОчНыХ пОКРыТий
JPS56161537A (en) * 1980-05-16 1981-12-11 Kimoto & Co Ltd Photosensitive material and its developing method
US4491628A (en) 1982-08-23 1985-01-01 International Business Machines Corporation Positive- and negative-working resist compositions with acid generating photoinitiator and polymer with acid labile groups pendant from polymer backbone
JPS6459832A (en) 1987-08-31 1989-03-07 Toshiba Corp Manufacture of semiconductor device
JPH0448715A (ja) 1990-06-15 1992-02-18 Nec Corp 半導体装置の製造方法
AU635453B2 (en) * 1990-12-17 1993-03-18 Mitsui Toatsu Chemicals Inc. Benzaldehyde acetal compounds, preparation process thereof, and herbicidal compositions containing the same as active ingredients
US5262270A (en) * 1991-07-30 1993-11-16 Eastman Kodak Company Photosensitive compositions and lithographic printing plates containing binary acetal polymers
US5275907A (en) * 1992-07-23 1994-01-04 Eastman Kodak Company Photosensitive compositions and lithographic printing plates containing acid-substituted ternary acetal polymer and copolyester with reduced propensity to blinding
US5691101A (en) * 1994-03-15 1997-11-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Photosensitive composition
KR100191126B1 (ko) 1995-11-28 1999-06-15 윤덕용 비닐4-t-부톡시카르보닐옥시벤잘-비닐 알코올-비닐 아세테이트 공중합체와 비닐 4-t-부톡시카르보닐옥시벤잘-비닐 4-히드록시벤잘-비닐 알코올-비닐 아세테이트 공중합체 및 그들의 제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141883A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 積水化学工業株式会社 リチウム二次電池電極用組成物
JP2022541524A (ja) * 2019-07-18 2022-09-26 バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド 放射線不透過性ポリマー
US11744916B2 (en) 2019-07-18 2023-09-05 Biocompatibles Uk Limited Radiopaque polymers

Also Published As

Publication number Publication date
GB9624698D0 (en) 1997-01-15
KR970027127A (ko) 1997-06-24
US6235836B1 (en) 2001-05-22
US6559228B2 (en) 2003-05-06
JP2749031B2 (ja) 1998-05-13
DE19649447B4 (de) 2006-03-30
TW452588B (en) 2001-09-01
DE19649447A1 (de) 1997-06-05
GB2307686B (en) 2000-04-26
GB2307686A (en) 1997-06-04
KR100191126B1 (ko) 1999-06-15
US20010020065A1 (en) 2001-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100220951B1 (ko) 비닐 4-테트라히드로피라닐옥시벤잘-비닐 4-히드록시벤잘-비닐 테트라히드로피라닐에테르-비닐 아세테이트 공중합체, 비닐 4-테트라히드로피라닐옥시벤잘-비닐 테트라히드로피라닐에테르-비닐 아세테이트 공중합체 및 그들의 제조방법
JP4808597B2 (ja) 有機反射防止重合体およびその製造方法
CN1983029B (zh) 使用氟化氩光致抗蚀剂的方法和装置
US6866984B2 (en) ArF photoresist copolymers
JP2000204115A (ja) 有機反射防止膜塗布重合体およびその準備方法
JPH11286469A (ja) 単量体、重合体、単量体製造方法、重合体製造方法、フォトレジスト、フォトレジスト製造方法および半導体素子
JP2001098024A (ja) 有機反射防止重合体およびその製造方法
JP2002088124A (ja) 縮合環の芳香族環を含む保護基を有する感光性ポリマー及びこれを含むレジスト組成物
JP2000264921A (ja) 有機反射防止重合体およびその製造方法
TWI222968B (en) Cross-linking monomers for photoresist, and process for preparing photoresist polymers using the same
KR100549574B1 (ko) 유기 반사 방지막용 중합체 및 그의 제조방법
JPH10130340A (ja) 化学増幅型のレジスト組成物
JP4268249B2 (ja) 共重合体樹脂とその製造方法、フォトレジストとその製造方法、および半導体素子
KR100334387B1 (ko) 공중합체수지와그제조방법및이수지를이용한포토레지스트
JP2749031B2 (ja) ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、ビニル4−t−ブトキシカルボニルオキシベンザル−ビニル4−ヒドロキシベンザル−ビニルアルコール−ビニルアセテート共重合体、これらの製造方法及びフォトレジスト物質
JP3643491B2 (ja) 化合物、共重合体とその製造方法、フォトレジスト組成物とこれを利用したフォトレジストパターン形成方法、および半導体素子
KR100427440B1 (ko) 유기 반사방지 화합물 및 그의 제조방법
KR100721182B1 (ko) 유기반사방지막 조성물 및 그의 제조방법
JP2001083696A (ja) 反射防止用重合体とその製造方法、反射防止膜組成物、パターン形成方法および半導体素子
JP3848551B2 (ja) 有機反射防止膜の組成物及びその製造方法
JPS6210104A (ja) 新規な感光性樹脂の製造方法
JPH09197674A (ja) 化学増幅形レジスト用のベース樹脂およびその製造方法
KR950000702B1 (ko) N-t-부톡시카르보닐말레이미드와 스티렌유도체의 공중합체 제조방법 및 N-t-부톡시카르보닐말레이미드와 스티렌유도체의 공중합체를 이용한 내열성 포지티브 레지스트 화상 형성 방법
KR100218743B1 (ko) 접착성이 뛰어난 ArF 감광막 수지
KR0148622B1 (ko) N-(터셔리-부틸옥시카보닐옥시)말레이미드를 이용한 공중합체 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080220

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees