JP2001122364A - 二重エアゾール容器 - Google Patents

二重エアゾール容器

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JP2001122364A
JP2001122364A JP30554599A JP30554599A JP2001122364A JP 2001122364 A JP2001122364 A JP 2001122364A JP 30554599 A JP30554599 A JP 30554599A JP 30554599 A JP30554599 A JP 30554599A JP 2001122364 A JP2001122364 A JP 2001122364A
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container
hair
aerosol container
double aerosol
hair dye
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JP30554599A
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Kazuo Kato
和夫 加藤
Fumio Nakanishi
文雄 中西
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Hoyu Co Ltd
Original Assignee
Hoyu Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them
    • B65D83/682Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them the products being first separated, but finally mixed, e.g. in a dispensing head

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物を収容する内容器と、内容器を収納す
る外容器とからなる二重エアゾール缶において、内容器
に残っている内容物の分量を簡便に確認できるようにす
る。 【解決手段】 二重エアゾール容器2は、開口部4aを
有する外容器4と、開口部4aを閉塞するように外容器
4に取り付けられるバルブユニット6と、バルブユニッ
ト6に固着される内袋8とからなり、内袋8には内容物
として酸性染毛料が収容される。外容器4は、ポリエチ
レンテレフタレートから形成され、しかも全体が透明を
呈している。一方、内袋8はプリーツ形状に形成され、
酸性染毛料を内袋8から排出していくと、ひだおり部分
が互いに寄せ合うようにして収縮変形する。使用者は外
容器4を通して内袋8の収縮変形を確認でき、変形の度
合を基にして、残っている酸性染毛料の分量を簡便に確
認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪化粧剤等の内
容物を内側に収容する内容器と、この内容器を内側に収
納する外容器とからなる二重容器構造を有し、内容器と
外容器との間に充填された噴射剤の圧力によって、内容
器の内部の毛髪化粧剤を外部に排出する二重エアゾール
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の二重エアゾール容器
としては、例えば、内容器が合成樹脂やアルミニウムか
らなり、しかも適度に柔軟性を持たせた上で袋状に形成
されたものが知られ、他方、外容器がブリキやアルミニ
ウムからなり、しかも硬質に形成されたものが知られて
いる。
【0003】そして、内容器の上部には開口部が設けら
れ、更にこの開口部には、押下することにより内容物を
排出するためのステムが設けられている。また、内容器
と外容器との間には噴射剤が充填され、ステムが押下さ
れた際には、この噴射剤の圧力によって、内容器の内部
の内容物がステムを介して外部に噴射されるようになっ
ている。
【0004】このように構成された二重エアゾール容器
は、例えば、内容物としてクリーム状等の剤型を有する
毛髪化粧剤を収納するものとして利用されることも多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような二
重エアゾール容器では、使用者が例えば毛髪化粧剤を使
用した後等、内容器にどのくらいの毛髪化粧剤が残って
いるかを判断するのは難しく、エアゾール缶を手に持っ
た時の重み等の感覚を基にして、毛髪化粧剤の残量を推
定するしかなかった。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、毛髪化粧剤を収容する内容器と、内容器を収
納する外容器とからなる二重エアゾール缶において、内
容器に残っている内容物の分量を簡便に確認できるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段,発明の実施の形態及び発
明の効果】かかる目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、内容物を収容すると共に、押下する
ことにより該内容物を排出するためのステムが設けられ
た内容器と、前記内容器を内側に収納する外容器とを備
え、前記ステムが押下された際に、前記内容器と前記外
容器との間に充填された噴射剤の圧力によって該内容器
が収縮変形することによって、内部の内容物を該ステム
を通じて外部に排出するように構成された二重エアゾー
ル容器であって、前記外容器の少なくとも一部を透明ま
たは半透明にして、該内容器の収縮変形の状態を外部か
ら確認できるようにしたことを特徴とする。
【0008】このように、本発明(請求項1)の二重エ
アゾール容器では、ステムが下げられると、内容器が収
縮変形して内容器の内部の内容物がステムを介して外部
に排出されるが、外容器の少なくとも一部を透明または
半透明にしているため、内容器の収縮変形の状態を外部
から(即ち、二重エアゾール容器の外側から)目視にて
確認することができるようになる。
【0009】そのため、本発明(請求項1)では、確認
した内容器の収縮変形の状態(例えば、大きさや形状
等)を基にして、内容器に残っている内容物の分量を簡
便に確認することができる。尚、透明または半透明を呈
するように外容器を形成するには、外容器に内容器を収
納した際に、内容器の状態を確認できるようにするのが
重要である。そのためには、内容器全体を見通せるよう
に形成するのが好ましい。例えば、外容器全体を透明ま
たは半透明を呈するように形成してもよい。
【0010】ここで、特に内容物として毛髪化粧剤を収
容する場合において、外容器を透明または半透明にする
ための好適な形成材料としては、例えば、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、高密度ポリエチレン(HD
PE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリ
エチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L
LDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物
(EVOH)、ポリアクリルニトリル、ポリプロピレン
(PP)、ビニール、ナイロン等の合成樹脂の中からい
ずれか1つ選択された合成樹脂の単層、或いは、上記合
成樹脂の中から二つ以上選択されたものからなる合成樹
脂を積層したもの等が挙げられる。尚、以上に示した形
成材料の中でも、PETを単層にて使用するのが、噴射
剤からの圧力に対する耐圧性や、透光性の点からみて好
ましい。
【0011】また、外容器の一部を透明または半透明に
形成するには、例えば、以上に示した形成材料を用いて
外容器全体を形成した上で、透明または半透明を呈する
部分以外の部分を所望の色に着色したり、或いは不透明
なフィルム材等を外表面に添付するなどすればよい。ま
た更に、外容器の表面に、使用者が手に持った際に滑り
落ちたりしないように滑り止め加工を施すようにしても
よい。滑り止め加工を施すには、例えば、外容器の表面
に適度に高低差を有する凹凸を形成することによっても
実現することができる。
【0012】一方、特に内容物として毛髪化粧剤を収容
する場合において、内容器が収縮変形できるようにする
ための内容器の好適な形成材料としては、例えば、HD
PE、MDPE、LDPE、LLDPE等のポリエチレ
ン類(PE)、EVOH、ポリアクリルニトリル、PE
T、PP、ポリエステル、ビニール、ナイロン等の合成
樹脂の中からいずれか1つ選択された合成樹脂の単層、
或いは、上記合成樹脂の中から二つ以上選択されたもの
からなる合成樹脂を積層したもの等が挙げられる。ま
た、以上に示した形成材料の他に薄膜状のアルミニウム
を積層するようにしてもよい。尚、以上に示した形成材
料の中でも、PE/EVOH/PE積層体を使用するの
が、毛髪化粧剤を収容した際に外部へ毛髪化粧剤が透過
するのを防止できるようになるだけでなく、噴射剤を内
部に透過するのをも防止できるようになるといった点か
ら見て好ましい。
【0013】また、内容器と外容器との間に充填する噴
射剤としては、圧縮ガス(例えば、圧縮空気や圧縮窒素
ガス)、LPG/DMEを使用するようにすればよい。
この中でも、圧縮窒素ガスを使用するのが不活性である
点から見て好ましく、たとえ上述した内容器を圧縮窒素
ガスが透過しても、収納した内容物(例えば、毛髪化粧
剤等)に悪影響を及ぼすことがない。
【0014】ところで、毛髪化粧剤には、構成する組成
物が全て混合された状態の単剤型のものや、酸化染料中
間体を含有する第1の毛髪化粧剤(以下、単に第1剤と
もいう)と、酸化剤を含有する第2の毛髪化粧剤(以
下、単に第2剤ともいう)とからなり、それらを混合し
て使用するようになっている2剤型のものとがある。
【0015】そして、毛髪化粧剤が単剤型の場合には、
1つの内容器と、この内容器を収納する外容器とからエ
アゾール容器を構成すればよい。また、このような単剤
型の毛髪化粧剤を使用する場合には、エアゾール缶から
一旦トレイ上に吐出し、ヘラや刷毛等ですくって毛髪に
塗布するようにして使用することができる。
【0016】一方、毛髪化粧剤が2剤型の場合には、単
剤型の場合に使用するエアゾール缶を二本使用し、それ
ぞれに第1,第2剤を収容してもよい。そして、この毛
髪化粧剤を使用する際には、例えば、これら第1,第2
剤を各エアゾール缶からトレイ上に吐出して、ヘラや刷
毛等にて混合した後に、毛髪に塗布したり、或いは、ブ
ラシ上に直接それぞれ吐出してそのまま毛髪に塗布する
ようにして使用することができる。
【0017】また、特に、内容物としてこのような2剤
型の毛髪化粧剤を収容するには、請求項2に記載のよう
に、第1剤を収容する第1の内容器と、第2剤を収容す
る第2の内容器とから内容器を構成すると共に、毛髪化
粧剤を排出する際には、各第1,第2剤を合流して外部
に排出するための合流部材を備えるようにしてもよい。
【0018】つまり、本発明(請求項2)の二重エアゾ
ール容器では、1つの外容器に対して第1,第2の内容
器からなる2つの内容器を収納し、これら第1,第2の
内容器にそれぞれ第1,第2剤を収容した上で、毛髪化
粧剤を排出する際には、合流部材にて第1,第2剤を合
流して外部に排出するのである。
【0019】このようにすれば、一部が透明または半透
明を呈する外容器の外部から、各第1,第2の内容器の
状態を一目にて同時に確認することができるので、各第
1,第2の内容器に残っている毛髪化粧剤の分量を確認
し易くなるのである。また、第1,第2剤が合流して排
出されるので、混合作業をスムーズに行えるようにな
り、化粧操作自体をスムーズに行えるようになる。
【0020】ここで、本発明(請求項1,2)の二重エ
アゾール缶の内容器に収容する毛髪化粧剤としては、酸
化染毛剤、酸性染毛料、毛髪脱色剤等の公知の染毛剤が
挙げられる。以下に、酸化染毛剤,酸性染毛料,毛髪脱
色剤の順にそれぞれを構成する各種成分等を説明する。
【0021】[酸化染毛剤]酸化染毛剤としては、アル
カリ剤および酸化染料の少なくとも一方が配合された第
1剤(酸化染毛剤第1剤)と、酸化剤が配合された第2
剤(酸化染毛剤第2剤)とからなる2剤型のものが広く
利用されている。この内、酸化染料は、酸化されてカッ
プリング呈色反応を引き起こす化合物である酸化染料中
間体と、この酸化染料中間体と組み合わせることによっ
て種々の色調を作り出す化合物(以下、カップラーとい
う)とから構成されるものである。以下に、2剤型の酸
化染毛剤を調製するのに用いることができる各種成分の
一例を、(a)酸化染毛剤第1剤、(b)酸化染毛剤第
2剤の順に示す。
【0022】(a)酸化染毛剤第1剤 (1)酸化染料中間体 p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミ
ン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4’
−ジアミノジフェニルアミン、p−メチルアミノフェノ
ール、o−アミノフェノール、p−アミノフェノール、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレ
ンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジ
アミン、o−クロル−p−フェニレンジアミン、4−ア
ミノ−m−クレゾール、2−アミノ−4−ヒドロキシエ
チルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、
及び、これらの塩から選択される1種または2種以上の
成分。尚、酸化染毛剤全体の質量に対して0.01〜1
0%の範囲内の質量となるように、以上に示した酸化染
料中間体を配合するが好適である。
【0023】(2)カップラー レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロログルシ
ン、没食子酸、ハイドロキノン、5−アミノ−o−クレ
ゾール、m−アミノフェノール、5−(2−ヒドロキシ
エチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−フェニレ
ンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、
トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、2,6
−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、2−メチルレ
ゾルシン、N,N−ジエチル−m−アミノフェノール、
フェニルメチルピラゾロン、3,3’−イミノジフェニ
ール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、タンニン酸、
及び、これらの塩から選択される1種または2種以上の
成分。尚、酸化染毛剤全体の質量に対して0.01〜1
0%の範囲内の質量となるように、カップラーを配合す
るのが好適である。また、酸化染料中間体とカップラー
との質量比が、1:10〜10:1の範囲内となるよう
に、以上に示したカップラーと酸化染料中間体とを組み
合わせるのが好適である。
【0024】(3)その他の染料成分 カップラーと酸化染料中間体とを組み合わせた上で、こ
れら組み合わせ成分に対して配合することができるその
他の染料成分の一例を以下に示す。2−アミノ−4−ニ
トロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、
2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、4−ニトロ−o
−フェニレンジアミン、4−ニトロ−m−フェニレンジ
アミン、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)−2,
5−ジアミノ−1,4−キノンジイミン、2−ヒドロキ
シ−5−ニトロ−2’,4’−ジアミノアゾベンゼン−
5’−スルホン酸ナトリウム、2−アミノ−6−クロロ
−4−ニトロフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸
ナトリウム、1−アミノ−4−メチルアミノアントラキ
ノン、1,4−ジアミノアントラキノン、ヘマテイン、
及び、これらの塩から選択される1種または2種以上の
成分。尚、カップラーと酸化染料中間体との組み合わせ
成分全体の質量に対して0.01〜10%の範囲内の質
量となるようにこれらの染料成分を配合するのが好適で
ある。また、酸化染料中間体,カップラー,その他の染
料成分の質量比が、1:0.01〜10:0.01〜1
0の範囲内となるように、以上に示したその他の染料成
分を配合するのが好適である。
【0025】(4)アルカリ剤 酸化染毛剤第1剤に対してアルカリ剤を配合する場合の
アルカリ剤成分の一例の以下に示す。アンモニア、トリ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノー
ルアミン、イソプロパールアミン、ジイソプロパノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、
L−アルギニン、リジン、炭酸アンモニウム、炭酸水素
アンモニウム、ケイ酸ナトリウム、塩基性炭酸マグネシ
ウム、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、水酸化ナト
リウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、塩化
アンモニウム、炭酸ナトリウム、硝酸アンモニウムから
選択される1種または2種以上の成分。尚、酸化染毛剤
第1剤がpH8〜11の範囲内のpHとなるように、以
上に示したアルカリ剤を配合するのが好適である。
【0026】(5)酸化防止剤 酸化染料が酸化して変質してしまうのを防止するため
に、酸化染毛剤第1剤に対して配合することができる酸
化防止剤の一例を以下に示す。亜硫酸塩、亜硫酸水素
塩、メタ重亜硫酸塩、アスコルビン酸とその塩、エリソ
ルビン酸とその塩、チオグリコール酸とその塩、L−シ
ステインとその塩、システイン誘導体(例えば、N−ア
セチル−L−システイン、L−システインメチルエステ
ル、L−システインエチルエステル等)から選択される
1種または2種以上の成分。尚、酸化染毛剤全体の質量
に対して0.1〜5%の範囲内の質量となるように、以
上に示した酸化防止剤を配合するが好適である。
【0027】(b)酸化染毛剤第2剤 (1)酸化剤 過酸化水素、過酸化尿素、過炭酸塩、過ホウ酸塩、臭酸
塩等の成分。尚、酸化染毛剤全体の質量に対して0.1
〜10%の範囲内の質量となるように、以上に示した酸
化剤を配合するのが好適である。
【0028】(2)安定化剤 上記した酸化剤において過酸化水素は、比較的分解しや
すい性質を有しているため、例えば、酸化染毛剤第2剤
に対して酸化剤として過酸化水素を配合し、酸化染毛剤
第1剤及び酸化染毛剤第2剤を混合して使用すると、本
来酸化染毛剤が有している染毛能力よりも低い能力しか
発揮できなくなることがある。このため、酸化剤として
過酸化水素を配合する場合には、安定化剤を配合するの
が望ましい。その一例を以下に示す。
【0029】フェセナチン、アセトアニリド、硫酸オキ
シキノリン、スズ酸ナトリウム、尿素、1−ヒドロキシ
エタン−1,1−ジホスホン酸とその塩から選択される
1種または2種以上の成分。尚、酸化染毛剤全体の質量
に対して0.01〜2%の範囲内の質量となるように、
以上に示した安定化剤を配合するのが好適である。
【0030】また、上記した酸化染毛剤第1剤及び酸化
染毛剤第2剤の成分中において、塩とは、ナトリウム塩
やアンモニウム塩等を指し、特に指定はない。以上に示
した酸化染毛剤(酸化染毛剤第1,第2剤)を使用する
場合には、毛髪を染毛する作業を実施する直前に、酸化
染毛剤第1剤と酸化染毛剤第2剤とを、それぞれ質量比
が3:1〜1:3の範囲内の質量となるような割合で混
合して毛髪に塗布した後、5〜30分の間放置し、更に
その後、毛髪に付着している酸化染毛剤を洗い流せれば
よい。尚、このような割合で混合された酸化染毛剤は、
pH8〜10の範囲内のpHとなる。
【0031】[酸性染毛料]酸性染毛料は、酸性染料、
有機溶剤、酸からなり、酸性染料が毛髪のケラチンタン
パク質とイオン結合することにより毛髪が染色されるよ
うになっている。この内、有機溶剤は、酸性染料が毛髪
に染着するのを促進するための浸透促進剤として配合す
るものである。そして、このような酸性染毛料を用いて
染毛した場合には、2〜3週間に亘って染毛された状態
が持続することから、酸性染毛料は一般に半永久染毛剤
(パーマネントヘアカラー)とも呼ばれている。
【0032】また、この種の酸性染毛料としては、酸性
染毛料全体に対する酸化染料及び有機溶剤の濃度をより
低くして配合することによって、例えば数回に分けて染
毛すれば白髪が目立たなくなるように構成されたカラー
リンスやカラートリートメントといったものが知られて
いる。最近では、単に染毛するだけでなく、毛髪に対し
て艶や鮮やかな色調を持たせたり、或いは毛髪の感触を
改良することができるヘアマニキュアが広く利用される
ようになってきている。更に、この種のヘアマニキュア
には、酸性染料をほとんど配合されてなく、艶や感触と
いった効果を得ることを主目的とした透明マニキュアも
ある。
【0033】以下に、酸性染毛料として調製するのに用
いることができる各種成分の一例を示す。 (a)酸性染料 酸性染料としては、「医薬品等に使用することができる
タール色素を定める省令」(昭和41年告示,厚生省)
により定められた、赤色2号、赤色3号、赤色102
号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤
色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の
(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、
赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色50
6号、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄
色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色20
3号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色40
6号、黄色407号、だいだい色205号、だいだい色
207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204
号、緑色205号、緑色401号、紫色401号、青色
1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色2
05号、褐色201号、黒色401号等の色素成分から
選択される1種または2種以上の色素成分。尚、酸性染
毛料全体の質量に対して0.001〜5%の範囲内の質
量となるように、以上に示した酸性染料を配合するのが
好適である。
【0034】(b)有機溶剤 低級アルコール(例えば、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、ブタノール等)、多価アルコー
ル(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、イソプレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ポリエチレ
ングリコール等)、エチレングリコールエーテル(例え
ば、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチルカル
ビトール、エチルカルビトール等)、芳香族アルコール
(例えば、ベンジンアルコール、フェネチルアルコー
ル、γ−フェニルプロピルアルコール、桂皮アルコー
ル、アニスアルコール、p−メチルベンジルアルコー
ル、α−ジメチルフェネチルアルコール、α−フェニル
エタノール、フェノキシエタノール、フェノキシイソプ
ロパノール、2−ベンジルオキシエタノール等)、N−
アルキルピロリドン(例えば、N−メチルピロリドン、
N−オクチルピロリドン、N−ラウリルピロリドン
等)、アルキレンカーボネート(例えば、エチレンカー
ボネート等)から選択される1種または2種以上の成
分。尚、酸性染毛料全体の質量に対して1〜60%の範
囲内の質量となるように、以上に示した有機溶剤を配合
するのが好適である。
【0035】(c)酸 リン酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、
乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草
酸、シュウ酸、マレイン酸、マンデル酸等の成分。尚、
酸性染毛料がpH1.5〜4の範囲内のpHとなるよう
に、以上に示した酸を配合するのが好適である。
【0036】以上に示した酸性染毛料を使用する場合に
は、毛髪に酸性染毛料をそのまま塗布し、塗布後にその
ままの状態で乾燥、或いは加湿して5〜30分の間放置
し、更にその後、毛髪に付着している酸性染毛料を洗い
流せればよい。 [毛髪脱色剤]毛髪脱色剤は、酸化剤、アルカリ剤、酸
化促進剤(ブースター)からなり、酸化剤が毛髪に付着
することによって、毛髪中のメラニン色素が脱色される
ようになっている。以下に、毛髪脱色剤として調製する
のに用いることができる各種成分の一例を示す。
【0037】(a)酸化剤 過酸化水素、過炭酸ナトリウム等の成分。尚、毛髪脱色
剤を実際に使用する際(即ち、二重エアゾール容器から
噴射された際)において、毛髪脱色剤全体の質量に対し
て0.1〜50%の質量となるように、以上に示した酸
化剤を配合するのが好適である。
【0038】(b)アルカリ剤 上記した酸化染毛剤の説明中において、(a)酸化染毛
剤第1剤の(4)アルカリ剤の項で示したアルカリ剤成
分の中から選択された1種または2種以上の成分。尚、
酸化染毛剤全体の質量に対して0.5〜10%の範囲内
の質量となるように、以上に示したアルカリ剤を配合す
るのが好適である。このように配合された毛髪脱色剤
は、pH8〜13の範囲内のpHとなる。
【0039】(c)酸化促進剤 過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウ
ム等の成分。尚、毛髪脱色剤を実際に使用する際(即
ち、二重エアゾール容器から噴射された際)において、
毛髪脱色剤全体の質量に対して1〜50%の質量となる
ように、以上に示した酸化促進剤を配合するのが好適で
ある。
【0040】以上に示した毛髪脱色剤を使用する場合に
は、毛髪に毛髪脱色剤をそのまま塗布し、塗布後にその
ままの状態で乾燥、或いは加湿して5〜30分の間放置
し、更にその後、毛髪に付着している毛髪脱色剤を洗い
流せればよい。ところで、本発明(請求項1,2)の二
重エアゾール容器に収容する毛髪化粧剤を、1000〜
100000cpsの粘度の範囲内となるように調製す
るのが望ましい。つまり、粘度が1000〜10000
0cpsの範囲内にあれば、毛髪化粧剤が二重エアゾー
ル容器から容易に排出されるようになると共に、毛髪に
対して毛髪化粧剤が付着し易くなるのである。しかも、
毛髪化粧剤を化粧したい毛髪の箇所全体にスムーズに延
ばすことができる上に、毛髪に対して均一に塗布するこ
とができるのである。そのため、塗布ムラを生じてしま
うことがなくなり、毛髪化粧剤の化粧能力を十分に発揮
させることが可能となる。
【0041】特に、5000〜50000cpsの粘度
の範囲内であれば、二重エアゾール容器からブラシ上に
直接吐出してもブラシから垂れ落ちることがない。ま
た、櫛歯が取り付けられ、毛髪化粧剤を排出する際に
は、櫛歯にからみつくように櫛歯の間から毛髪化粧剤が
排出されるように二重エアゾール容器を構成することも
できるが、このような粘度の範囲内(即ち、5000〜
50000cps)であれば、櫛歯の間から毛髪化粧剤
が不用意に垂れ落ちることがなくなるため、毛髪化粧剤
を化粧したい毛髪の箇所全体にスムーズに、簡単に延ば
すことができる上に、毛髪に対して均一に塗布すること
ができるのである。
【0042】以上、本発明(請求項1,2)の二重エア
ゾール容器について説明したが、内容器に収容する内容
物としては、上記した毛髪化粧剤に限定されず、例え
ば、皮膚等の化粧するための化粧品、塗装剤、殺虫剤、
洗剤、カビ取り剤等を収納するものとして構成してもよ
い。
【0043】
【実施例】以下、本発明を具体化した各実施例について
図を用いて説明する。まず、第1実施例の二重エアゾー
ル容器2について説明する。図1は、二重エアゾール容
器2の概略構成を表し、(a)は縦断面図、(b)は
(a)中に示したA−A線断面図である。
【0044】二重エアゾール容器2は、上部に開口部4
aを有する有底円筒状の外容器4と、開口部4aを閉塞
するように外容器4に取り付けられるバルブユニット6
と、開口端側がバルブユニット6の下端側に固着される
内袋(内容器)8とからなり、内袋8には、内容物とし
て毛髪化粧剤の一種である酸性染毛料が収容される。
【0045】外容器4は、形成材料としてポリエチレン
テレフタレート(PET)が用いられて形成されてい
る。しかも、外容器4は、全体が透明を呈するように形
成されていることから、二重エアゾール容器2の外側か
ら外容器4を通してその内側が透けて見えるようになっ
ている。
【0046】一方、バルブユニット6は、ガスケット1
0を介して配置されるバルブハウジング12と、バルブ
ハウジング12中にて上下動可能となるように挿入さ
れ、側壁に横穴14aを有する公知のステム14と、ス
テム14を開閉すると共に、横穴14aを塞ぐためのス
テムラバー16と、ステム14の上部側を突出させた状
態でこれらガスケット10,バルブハウジング12,ス
テムラバー16を外容器4の開口部4aに一体的に取り
付けるマウンティンカップ18とからなる。
【0047】そして、バルブハウジング12は、外容器
4の開口部4aの内面に嵌入される有底筒状の本体部1
2aと、その上部外側に広がるフランジ部12bと、本
体部12aの下方に延びる筒部12cとからなる。ま
た、本体部12aの内部には、ステム14を上下動自在
に収容する筒状の空所12dが設けられ、その内面には
ステム14をガイドするリブ12eが放射状に設けられ
ている。尚、空所12dと筒部12cの筒内とは孔12
fで連通している。尚、フランジ部12bはバルブハウ
ジング12を外容器4に固定するための部分であり、筒
部12cは内袋8を固着するための部分である。
【0048】また、バルブハウジング12において、本
体部12aの空所12dの底面と、ステム14との間に
は弾性部材としてコイルスプリング20が配置され、ス
テム14はこのコイルスプリング20によって常に上方
に付勢された状態となっている。
【0049】一方、内袋8は、ポリエチレン類(PE)
(例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポ
リエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等)
と、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物(EVO
H)とを積層したPE/EVOH/PE積層体から形成
されている。
【0050】しかも、内袋8は、A−A線断面を示す図
1(b)のように、ひだおりのプリーツ形状に形成され
ているため、内袋8に酸性染毛料を充填した後、この酸
性染毛料を内袋8から排出していくと、ひだおり部分が
互いに寄せ合うようにして収縮変形するように機能す
る。また、内袋8の上端部は開口されており、筒部12
cの下端側がこの開口部を介して内袋8の内側上部に引
き込まれた状態で、内袋8とバルブハウジング12とが
互いに固着されている。これによって、バルブハウジン
グ12の空所12dと、内袋8の内部とが互いに連通し
た状態となっている。
【0051】そして、外容器4と内袋8との間には、内
袋8に収容した酸性染毛料を外部に排出するための噴射
剤が充填されている。尚、本実施例では、噴射剤として
窒素ガスが用いられている。尚、二重エアゾール容器2
の内袋8に収容する酸性染毛料は、上記した課題を解決
するための手段及び発明の効果の項にて示したように、
酸性染毛料として調製するのに用いることができる各種
成分(酸性染料,有機溶剤,酸)の中からそれぞれ適宜
選択した上で、同じく課題を解決するための手段及び発
明の効果の項にて示したように、選択した各種成分を好
適な割合となるように配合・調製したものである。
【0052】このように構成された二重エアゾール容器
2では、ステム14が押下されると、ステムラバー16
にて塞がれていたステム14の横穴14aが開放され、
横穴14a,本体部12aの空所12dにおける各リブ
12e間の空間,孔12f,筒部12cの筒内が互いに
連通するようになる。そして、収容された酸性染毛料が
噴射剤の圧力によって各空間(即ち、各リブ12e間,
孔12f,筒部12cの筒内等、それぞれが有する空
間)及びステム14内を通って外部に排出されるように
なる。
【0053】また、二重エアゾール容器2では、酸性染
毛料が内袋8に十分充填されている場合には、内袋8の
ひだおり部分がやや広がった状態を呈しており、二重エ
アゾール容器2の使用者は、透明を呈する外容器4を通
してその状態(即ち、ひだおり部分がやや広がった状
態)を外部から目視にて容易に確認することができるの
である。
【0054】そして、使用者がステム14を押下する度
に、内袋8に収容された酸性染毛料がステム14を介し
て外部に排出されるため、内袋8の内部の酸性染毛料が
減少していくが、それにつれて前述の内袋8のひだおり
部分が寄せ合って、内袋8が収縮変形していくようにな
る。しかも、使用者は、外容器4を通してその状態(即
ち、内袋8が収縮変形する状態)を外部から目視にて容
易に確認することができるのである。
【0055】つまり、使用者は外容器4を通して内袋8
の収縮変形の度合を確認でき、その変形の度合を基にし
て、内袋8に残っている酸性染毛料の分量を簡便に確認
することができるのである。ところで、上記した二重エ
アゾール容器2では、実際には使用者がステム14を押
下するための操作部材や、酸性染毛料を所定方向に噴射
するためのノズル等の部材が必要となる。そこで、その
ような部材として、図2に示すように、操作部材として
の機能を有する肩カバー30と、肩カバー30を二重エ
アゾール容器2に取り付けるために外容器4の上部に設
けられる連結部40と、肩カバーと連結され、ノズルと
しての機能を有する櫛部50とをエアゾール容器2に取
り付け、いわば、櫛付き二重エアゾール容器となるよう
に容器2を構成してもよい。
【0056】ここで、肩カバー30は、図2(a)に示
すように、円筒の上端側を絞った半紡錘形に形成され、
その内部には、二重エアゾール容器2に取り付けられた
際にステム14を押下すると共に、ステム14から排出
された酸性染毛料を櫛部50側に導くための導出部32
が設けられている。また、肩カバー30の外周には、肩
カバ30ーが連結部40から外れるのを防止するための
係止部34が設けられている(図2(b)参照)。一
方、肩カバー30の内部において上端の開口付近には支
持体受け36が設けられている。
【0057】連結部40は略円筒形状に形成され、二重
エアゾール容器2の上部側面周囲(即ち、マウンティン
カップ18の外周面)と連結部40の下部とを嵌合させ
るのに用いる嵌着部42が設けられている。また、連結
部40の外周面には、図2(b)に示すように、係止口
44が設けられ、更に内面にはガイド46が設けられて
いる。
【0058】このように構成された肩カバー30及び連
結部40では、肩カバー30が連結部40に挿入される
と、連結部40の内周面とガイド46とが肩カバー30
の外周面を支持するようになる。また、導出部32がス
テム14に当接すると共に、係止部34が係止口44に
嵌合する。そして、肩カバー30の内周面、連結部40
の外周面及びガイド46によって、連結部空洞Sが形成
される。
【0059】また、係止部34は、肩カバー30が上下
動可能となるように、係止口44よりも小さく形成され
ており、肩カバー30上部の押下部30aが押下される
と、肩カバー30は更に深く連結部40に挿入され、連
結部空洞Sが減少すると共に、ステム14は導出部32
により押下され、その結果内袋8に収容された酸性染毛
料がステム14から排出されるようになる。尚、係止部
34を指で押すことで肩カバー30を連結部40から外
すことができる。
【0060】一方、櫛部50は、上端が閉塞し下端が開
口した有底筒状の支持体52と、支持体52の長手方向
に対して直交する方向に植設された複数の櫛歯54とか
ら構成されている。支持体52は櫛歯54を支持するた
めの部分であり、その下部は、肩カバー30の支持体受
け36に嵌合されている。
【0061】そして、支持体52の内部には、ステム1
4から排出されて導出部32を通過した酸性染毛料を導
入する充填室52aが形成されている。また、支持体5
2には、櫛歯54を植設するための植設口52bが形成
され、この植設口52bそれぞれに対応して櫛歯54が
植設されている。尚、支持体52に櫛歯54を植設して
いない状態では、充填室52aはこの植設口52bを通
して外部と連通している。
【0062】櫛歯54は、その基部から先端付近に亘っ
て幅がほぼ等しく、先端部分は丸く形成されている。ま
た、櫛歯54の側壁途中において、各櫛歯54が向かい
合う側にはノズル54aが形成され、櫛歯54の内部に
は櫛歯54の基部からノズル54aに向けて酸性染毛料
を排出する誘導路としての誘導路54bが形成されてい
る。つまり、櫛歯54を支持体52の植設口52bに植
設した状態では、充填室52aはノズル54aを通じて
外部と連通される。
【0063】尚、列設された櫛歯54の両端には、支持
体52と一体に形成された両端櫛歯56が設けられてい
る。この二本の両端櫛歯56は充填室52aと連通した
誘導路を持たず、従ってノズルも持たない。また、櫛部
50は、支持体52の長手方向が二重エアゾール容器2
の中心軸の軸線方向に平行となるように二重エアゾール
容器2に取り付けられる。
【0064】このように、肩カバー30,連結部40,
櫛部50を備えたエアゾール容器2では、肩カバー30
の押下部30aが押下されると、肩カバー30自体が押
下され、これに伴い導出部32がステム14を押下する
ことになる。この結果、導出部32の内部に酸性染毛料
が導入され、更に充填室52aを介して櫛歯54に達
し、ノズル54aから吐出される。また、ノズル54a
から吐出した酸性染毛料は、各櫛歯54のノズル54a
の周囲付近で保持された状態となる。
【0065】そして、使用者は、このように櫛歯54に
酸性染毛料が保持された状態の櫛部50にて毛髪を梳く
だけで、酸性染毛料を簡便に毛髪に塗布することができ
るようになるのである。しかも、ノズル54aから吐出
した酸性染毛料はノズル54aの周囲付近で保持された
状態であるため、毛髪を梳く際に櫛歯54の先端が頭皮
に当たるようなことがあっても、酸性染毛料が頭皮に付
着する可能性を低くすることができるのである。
【0066】次に、第2実施例の二重エアゾール容器6
0について説明する。図3は、二重エアゾール容器60
の概略構成を表す縦断面図である。二重エアゾール容器
60は、上部に開口部62aを有する有底円筒状の外容
器62と、開口部62aを閉塞するように外容器62に
取り付けられるバルブユニット6’と、一対の第1内袋
64a及び第2内袋64bと、各内袋64a,64bそ
れぞれの内容物を合流してステム14に排出するため
に、バルブユニット6’の下端側及び各内袋64a,6
4bの内側上部側に固着される管継手66とからなる。
尚、管継手66は、請求項2に記載の合流部材としての
機能を果たすように構成されている。
【0067】また、各内袋64a,64bには、内容物
として毛髪化粧剤の一種である2剤型の酸化染毛剤が収
容されるようになっており、内袋64aには酸化染毛剤
第1剤が収容され、内袋64bには酸化染毛剤第2剤が
収容される。ここで、二重エアゾール容器60が、第1
実施例の二重エアゾール容器2と大きく異なる点は、二
重エアゾール容器60では内袋が二つ設けられ、これら
内袋の内容物が合流してステムから排出されるようにな
っている点と、内袋が二つ設けられるのに伴って、開口
部を含め径が大きくなるように外容器が形成されている
点にある。また、バルブユニット6’において、ガスケ
ット、マウンティンカップ、バルブハウジングのフラン
ジは上記した二重エアゾール容器2のバルブユニット6
の外径を大きくして外容器62の形状に対応させただけ
であり、その他のバルブユニットの構成部材はバルブユ
ニット6と全く同じである。従って、以下の説明におい
て、上記した第1実施例の二重エアゾール容器2と同じ
構成部材については、同じ符号を用いてその詳細な説明
を省略する。
【0068】外容器62は、形成材料としてPETが用
いられ、二重エアゾール容器2の外容器4と同様に全体
が透明を呈するように形成されている。内袋64a,6
4bは、PE/EVOH/PE積層体から形成され、し
かも、図1(b)に示す二重エアゾール容器2の内袋8
と同様の機能を有するように、ひだおりのプリーツ形状
に形成されている。また、各内袋64a,64bの上部
は開口されている。
【0069】一方、管継手66は、円筒状の管本体66
aと、管本体66aの両端部をそれぞれ管本体66aの
長手方向に直交するように、しかもそれぞれ同じ方向に
折り曲げることによって形成され、しかも開口部66
b,66cをそれぞれ有する二つの筒状部と、管本体6
6aのほぼ中央において、開口部66b,66cが設け
られた側とは反対側に管本体66aの中央から突設さ
れ、しかも開口部66dを有する筒状部とが設けられた
形態の継手である。また、開口部66b,66c側を、
内袋64a,64bの開口部を介して各内袋64a,6
4bの内側上部に引き込んだ状態で、内袋64a,64
bと管継手66とが互いに固着されている。これによっ
て、バルブハウジング12の空所12dと、各内袋64
a,64bの内部とが互いに連通した状態となってい
る。
【0070】そして、外容器62と各内容器64a,6
4bとの間には、各内容器64a,64bに収容した酸
化染毛剤第1,第2剤を外部に排出するための噴射剤が
充填されている。尚、本実施例では、噴射剤として窒素
ガスが用いられている。尚、二重エアゾール容器60の
各内袋64a,64bにそれぞれ収容する酸化染毛剤第
1,第2剤は、上記した課題を解決するための手段及び
発明の効果の項にて示したように、酸化染毛剤として調
製するのに用いることができる各種成分(酸化染毛剤第
1剤では、酸化染毛剤中間体,カップラー,その他の染
料成分,アルカリ剤,酸化防止剤。酸化染毛剤第2剤で
は、酸化剤,安定剤)の中からそれぞれ適宜選択した上
で、同じく課題を解決するための手段及び発明の効果の
項にて示したように、選択した各種成分を好適な割合と
なるように配合・調製したものである。
【0071】このように構成された二重エアゾール容器
60では、ステム14が押下されると、収容された酸化
染毛剤第1,第2剤が噴射剤の圧力によって各内袋64
a,64bの開口部から排出されると共に、管継手66
の開口部66b,66cに導入される。しかも、酸化染
毛剤第1,第2剤は管継手66の管本体66aで合流さ
れ、開口部66dを介してバルブハウジング12の内部
の空間(即ち、各リブ12e間,孔12f,筒部12c
の筒内等、それぞれが有する空間)及びステム14内を
通って外部に排出されるようになる。
【0072】また、二重エアゾール容器60では、酸化
染毛剤第1,第2剤がそれぞれ内袋64a,64bに十
分充填されている場合には、各内袋64a,64bのひ
だおり部分がやや広がった状態を呈しており、二重エア
ゾール容器60の使用者は、透明を呈する外容器62を
通して、その状態(即ち、ひだおり部分がやや広がった
状態)を外部から目視にて容易に確認することができる
のである。
【0073】そして、使用者がステム14を押下する度
に、各内袋64a,64bにそれぞれ収容された酸化染
毛剤第1,第2剤が外部に排出されるため、各内袋64
a,64bの内部の酸化染毛剤第1,第2剤が減少して
いくが、それにつれて前述の各内袋64a,64bのひ
だおり部分が寄せ合って、各内袋64a,64bがそれ
ぞれ収縮変形していくようになる。しかも、使用者は、
外容器62を通してその状態(即ち、各内袋64a,6
4bが収縮変形する状態)を外部から目視にて容易に確
認することができるのである。
【0074】つまり、使用者は外容器62を通して内袋
64a,64bの収縮変形の度合を確認でき、その変形
の度合を基にして、各内袋64a,64bに残っている
酸化染毛剤第1,第2剤の分量を簡便に確認することが
できる、といったようにエアゾール容器2と同様の効果
を得ることができるのである。
【0075】ところで、上記した二重エアゾール容器6
0を、図4に示すように、いわば櫛付き二重エアゾール
容器となるように容器を構成してもよい。即ち、二重エ
アゾール容器60に対して、外部から操作することによ
ってステム14を押下できる機能及び酸化染毛剤を吐出
するノズルとしての機能を有する櫛部70と、櫛部70
を二重エアゾール容器60に取り付けるための連結部8
0とを取り付けるのである。
【0076】ここで、櫛部70は、筒状の支持体72
と、支持体72の長手方向と平行な方向に突設された複
数の櫛歯74とから構成されている。支持体72は櫛歯
74を支持するための部分である。また、支持体72の
下部側には、円筒の上端側をやや絞った半紡錘形に形成
された部分である肩部76が形成され、更に支持体72
の内部には、二重エアゾール容器60に取り付けられた
際にステム14を押下すると共に、ステム14から排出
された酸化染毛剤を櫛歯74側に導くための導出部78
が設けられている。そして、支持体72の内部には、ス
テム14から排出されて導出部78を通過した酸化染毛
剤を導入する充填室72aが形成されている。また、支
持体72の外周には、支持体70が連結部80から外れ
るのを防止するための係止部79が設けられている(図
4(b)参照)。
【0077】櫛歯74は、その基部から先端付近に亘っ
て幅がほぼ等しく、先端部分は丸く形成されている。ま
た、櫛歯74の側壁途中において、各櫛歯74が向かい
合う側にはノズル74aが形成され、櫛歯74の内部に
は櫛歯74の基部からノズル74aに向けて酸化染毛剤
を排出する誘導路としての誘導路74bが形成されてい
る。
【0078】また、櫛部70は、二重エアゾール容器6
0に取り付けられた際には、その支持体72の長手方向
が二重エアゾール容器60の中心軸の軸線方向に平行と
なるように二重エアゾール容器60に取り付けられるよ
うになっている。一方、連結部80は略円筒形状に形成
され、二重エアゾール容器60の上部側面周囲(即ち、
マウンティンカップの外周面)と連結部80の下部とを
嵌合させるのに用いる嵌着部82が設けられている。ま
た、連結部80の外周面には係止口84が設けられ、更
に内面にはガイド86が設けられている。
【0079】このように構成された櫛部70及び連結部
80では、櫛部70が連結部80に挿入されると、連結
部80の内周面とガイド86とが櫛部70の外周面を支
持するようになる。また、導出部78がステム14に当
接すると共に、係止部79が係止口84に嵌合する。そ
して、肩部76の外周面、連結部80の内周面及びガイ
ド86によって、連結部空洞Sが形成される。
【0080】また、係止部79は、肩部76が上下動可
能となるように、係止口84よりも小さく形成されてお
り、肩部76(ひいては櫛部70自体)が押下される
と、肩部76は更に深く連結部80に挿入され、連結部
空洞Sが減少すると共に、ステム14は導出部78によ
り押下され、その結果各内袋64a,64bに収容され
た酸化染毛剤第1,第2剤が排出され、更に管継手66
にて合流し、その後ステム14から排出されるようにな
る。
【0081】そして、ステム14から排出された酸化染
毛剤は、導出部78の内部に導入され、更に充填室72
aを介して櫛歯74に達し、ノズル74aから吐出され
る。また、ノズル74aから吐出した酸化染毛剤は、各
櫛歯74のノズル74aの周囲付近で保持された状態と
なる。
【0082】そして、使用者は、このように櫛歯74に
酸化染毛剤が保持された状態の櫛部70にて毛髪を梳く
だけで、酸化染毛剤を簡便に毛髪に塗布することができ
るようになるのである。また、図4(b)に示すよう
に、ノズル74aが設けられた側の櫛歯面はノズルが設
けられていない側である側面よりもはるかに面積が大き
く、ノズル74aから吐出した酸化染毛剤を各櫛歯74
間(各櫛歯面間)に多量に保持することができるため、
染毛作業の効率を向上させることができる。
【0083】次に、第3実施例の二重エアゾール容器1
00について説明する。図5は、二重エアゾール容器1
00の概略構成を表す。尚、二重エアゾール容器100
は、第2実施例の二重エアゾール容器60と同様に一対
の内袋を備えているものの、二重エアゾール容器60で
は、内容物を合流してステム14から排出するように構
成されているのに対し、二重エアゾール容器100で
は、各内袋に対応する専用のステムをそれぞれ設けた点
で二重エアゾール容器60と大きく異なる。また、以下
の説明において、上記した第1実施例の二重エアゾール
容器2及び第2実施例の二重エアゾール容器60と同じ
構成部材については、同じ符号を用いてその詳細な説明
を省略する。
【0084】二重エアゾール容器100は、上部に開口
部62aを有する外容器62と、外容器62の開口部6
2aを閉塞するように外容器62に取り付けられるバル
ブユニット102と、一対の第1内袋64a及び第2内
袋64bとからなる。また、各内袋64a,64bに
は、二重エアゾール容器60と同様に、それぞれ内容物
としてそ2剤型の酸化染毛剤を構成する酸化染毛剤第
1,第2剤が収容される。
【0085】バルブユニット102は、ガスケット10
4を介して配置されるバルブハウジング106と、バル
ブハウジング106中にて上下動可能となるように挿入
され、側壁が穿孔されることによって形成された横穴1
4aを有する二つのステム14と、各ステム14を開閉
すると共に、各ステム14の横穴14aを塞ぐためのス
テムラバー108と、これらガスケット104,バルブ
ハウジング106,ステムラバー108を外容器62の
開口部62aに一体的に取り付けると共に、各ステム1
4の上部側を突出させるための開口部を有するマウンテ
ィンカップ109とからなる。
【0086】そして、バルブハウジング106は、外容
器62の開口部62aの内部に配置される有底筒状の第
1本体部106a及び第2本体部106bと、それらの
上部外側に広がるフランジ部106cと、各本体部10
6a,106bの下方に延びる筒部12cとからなる。
また、各本体部106a,106bの内部には、ステム
14を上下動自在に収容する筒状の空所12dが設けら
れ、その内面にはステム14をガイドするリブ12eが
放射状に設けられている。尚、空所12dと筒部12c
とは孔12fで連通している。
【0087】また、バルブハウジング106において、
各本体部106a,106bの各空所12dの底面と各
ステム14との間には弾性部材としてコイルスプリング
20がそれぞれ配置されている。また、各本体部106
a,106bの筒部12cの下端側は、それぞれ各内袋
64a,64bの開口部を介して各内袋64a,64b
の内側上部に引き込まれた状態で、各内袋64a,64
bと各本体部106a,106b(即ち、バルブハウジ
ング106)とが互いに固着されている。これによっ
て、各本体部106a,106bの空所12dと、各内
袋64a,64bの内部とが互いに連通した状態となっ
ている。
【0088】そして、外容器62と各内容器64a,6
4bとの間には、各内容器64a,64bに収容した酸
化染毛剤第1,第2剤を外部に排出するための噴射剤が
充填されている。尚、本実施例では、噴射剤として窒素
ガスが用いられている。このように構成された二重エア
ゾール容器100では、ステム14が押下されると、ス
テムラバー108にて塞がれていた各ステム14の横穴
14aが開放され、横穴14a,各本体部106a,1
06bの空所12dにおける各リブ12e間の空間,孔
12f,筒部12cの筒内が互いに連通するようにな
る。そして、噴射剤の圧力によって収容された酸化染毛
剤第1,第2剤が各内袋64a,64bの開口部から排
出されると共に、排出された酸化染毛剤第1,第2剤が
それぞれ各空間(即ち、各リブ12e間,孔12f,筒
部12cの筒内等、それぞれが有する空間)及び各ステ
ム14内を通って外部に排出されるようになる。
【0089】しかも、二重エアゾール容器100では、
各内袋64a,64bに残っている酸化染毛剤第1,第
2剤の分量を、透明を呈する外容器62を通して外部か
ら目視にて簡便に確認することができる、といったよう
に二重エアゾール容器60と同様の効果を得ることがで
きるのである。
【0090】次に、上記した第3実施例の二重エアゾー
ル容器100を変形した変形例について説明する。図6
は、二重エアゾール容器110の概略構成を表し、
(a)は斜視図、(b)は概略構成を示す分解斜視図で
ある。尚、二重エアゾール容器110は、上部に開口部
を有する有底筒状の外容器112と、二重エアゾール容
器60,100が備える内袋と同様に構成された一対の
第1内袋及び第2内袋(いずれも図示略)と、バルブユ
ニット(図示略)とからなる。そして、外容器112は
断面略楕円状に形成されている。しかも、外容器112
は形成材料としてPETが用いられて形成され、二重エ
アゾール容器2,60,100の外容器と同様に全体が
透明を呈するように形成されている。
【0091】また、バルブユニットは、二重エアゾール
容器100のバルブユニット102と同様の各種構成部
材からなるが、バルブユニット102と異なる点は、バ
ルブハウジング,フランジ,ガスケット,マウンティン
カップ等の形状(例えば、外形)が、外容器112の形
状に対応している点のみである。
【0092】このように、二重エアゾール容器110
は、外容器112の形状が二重エアゾール容器100の
外容器62と異なるものの、基本的に二重エアゾール容
器100と同様に構成されたものである。また、各内袋
64a,64bには、それぞれ2剤型の酸化染毛剤を構
成する酸化染毛剤第1,第2剤が収容される。
【0093】二重エアゾール容器110は、外部から操
作することによって各ステム14を同時に押下できる機
能、及び酸化染毛剤第1,第2剤を吐出するノズルとし
ての機能を有する吐出ヘッド114と、吐出ヘッド11
4を二重エアゾール容器110に固定するための固定具
116とが取り付けられている。
【0094】そして、固定具116は、二重エアゾール
容器110の上部側面周囲と当該固定具116とを嵌合
するための嵌着部116aと、二重エアゾール容器11
0に固定した際に各ステム14を、固定具116の外部
に突出させるための二つの突出孔116bと、吐出ヘッ
ド114を固定するための固定用突起116cとを有し
ている。
【0095】一方、吐出ヘッド114は、断面略楕円状
に形成された筒状のヘッド本体118と、ヘッド本体1
18の中空部に各ステム14の押下方向に沿って摺動自
在に収納され、二重エアゾール容器110から排出され
た酸化染毛剤をあらかじめ定められた方向に噴射するノ
ズル120と、ヘッド本体118の中空部に収納されて
固定され、外部からノズル120自体を押下することが
できる(詳しくは、ノズル120自体を各ステム14の
押下方向に沿って押下することができる)操作部122
とを備えている。
【0096】そして、ノズル120は、中空状のノズル
本体124と、このノズル本体124に突設され、二重
エアゾール容器110から排出された酸化染毛剤第1,
第2剤を合流して外部に噴射するノーズ部126と、ノ
ズル本体124の下面に設けられ、各ステム14に係合
して二重エアゾール容器110から排出された酸化染毛
剤第1,第2剤をノズル本体124に導入する一対のス
テム係合部128とからなる。尚、ノーズ部126は、
請求項2に記載の合流部材としての機能を果たすように
構成されている。
【0097】一方、操作部122は、一部がヒンジ固定
され、上下方向に揺動自在な操作片122bと、ノズル
120を覆うようにして内包できる中空部を内側に有す
る本体部122aとを備えている。尚、操作片122b
が押下されると、ヒンジ部分を支点として操作片122
b自体が下方に下がり、内包したノズル120自体を押
下するようになっている。従って、操作片122bを押
下すると、各ステム14が押下され、酸化染毛剤第1,
第2剤が各内袋64a,64bから排出されるようにな
る。
【0098】このように構成された二重エアゾール容器
130では、操作片122bが押下されると、酸化染毛
剤第1,第2剤が噴射剤の圧力によって各内袋64a,
64bの開口部から排出されると共に、排出された酸化
染毛剤第1,第2剤がそれぞれ各ステム14内を通って
吐出ヘッド114のノズル本体124内に導入されるよ
うになる。そして、導入された酸化染毛剤第1,第2剤
はノーズ部126から互いに合流して噴射されるように
なる。
【0099】また、二重エアゾール容器110では、二
重エアゾール容器60,100の場合と同様に、各内袋
64a,64bに残っている酸化染毛剤第1,第2剤の
分量を外部から目視にて簡便に確認することができるの
である。しかも、二重エアゾール容器110では、酸化
染毛剤第1,第2剤が合流して噴射されるので、例え
ば、トレイ上に噴射した場合には第1,第2剤を速やか
に混合することができる。また、ブラシ上に噴射した場
合にはそのまま直接毛髪を梳くことによって簡単に染毛
作業を行うことができるのである。
【0100】以上説明したように、本発明では二重エア
ゾール容器の外容器を透明に形成することにより、内袋
(内容器)に残っている毛髪化粧剤(例えば、酸性染毛
料,酸化染毛剤等)の分量を外部から目視にて簡便に確
認することができ、化粧途中で毛髪化粧剤がなくなると
いった不具合の発生を回避することができるようにな
る。
【0101】また、上記した各実施例では、内袋をプリ
ーツ状に形成し、しかも、図1(b)に示すように、等
間隔でそのひだおり部分が形成されているため、ひだお
り部分が均等に広がったり、均等にひだおり部分が寄せ
合うようにして収縮変形するようになる。従って、内袋
自体に適度の美観(または機能美)を持たせることもで
き、使用者にとっては外容器を通して内袋を見て楽しむ
こともできる。また、二重エアゾール容器を化粧台、洗
面台、浴室等に置いた際にも、二重エアゾール容器自体
を装飾物として見て楽しむこともできるのである。
【0102】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、図
6に示した二重エアゾール容器110は、各ステム14
を外部から同時に押下する機能、及び酸化染毛剤を吐出
する機能を有する吐出ヘッド114と、吐出ヘッド11
4を二重エアゾール容器110に固定するための固定具
116とが取り付けられているが、このような機能を備
えた吐出ヘッド及び固定具を取り付ける対象物として
は、二重エアゾール容器110に限定されることはな
い。
【0103】図7は、吐出ヘッド及び固定具を取り付け
た他の例としての二重エアゾール容器130の概略構成
を表す斜視図である。以下に、この二重エアゾール容器
130について説明する。尚、二重エアゾール容器13
0は、図1に示した二重エアゾール容器2と同様に構成
された二重エアゾール容器二本(二重エアゾール容器1
30a,130b)が並列配置されて構成されたもので
ある。そして、二重エアゾール容器130には、後述す
る固定具140及び吐出ヘッド114が取り付けられて
いる。そして、二重エアゾール容器130a,130b
の内袋には、内容物としてそれぞれ2剤型の酸化染毛剤
を構成する酸化染毛剤第1,第2剤が収容される。
【0104】また、以下の説明において、上記した図1
に示した二重エアゾール容器2、図6に示した吐出ヘッ
ド114及び固定具116等と同じ構成部材について
は、同じ符号を用いてその詳細な説明を省略する。固定
具140は、二重エアゾール容器130a,130bを
並列配置して固定するために、各二重エアゾール容器1
30a,130bの頭頂部(例えば、マウンティンカッ
プ18が取り付けられている部分)を挿入可能な固定孔
142が2箇所設けられている。また、固定具140に
は、吐出ヘッド114を固定するための固定用突起14
4を有している。
【0105】更にまた、二重エアゾール容器130で
は、各二重エアゾール容器130a,130bの周囲を
一周するシュリンクフィルム150が設けられ、上記し
た固定具140と共に、二重エアゾール容器130a,
130bを一体固定するようになっている。尚、シュリ
ンクフィルム150はPETから形成され、しかも透明
を呈するように形成されている。
【0106】このように構成された二重エアゾール容器
130では、操作片122bが押下されると、各二重エ
アゾール容器130a,130bにそれぞれ収容した酸
化染毛剤第1,第2剤が噴射剤の圧力によって各内袋8
の開口部から排出されると共に、排出された酸化染毛剤
第1,第2剤がそれぞれ各ステム14内を通って吐出ヘ
ッド114のノズル本体内に導入されるようになる。そ
して、導入された酸化染毛剤第1,第2剤はノーズ部1
26から互いに合流して噴射されるようになる。
【0107】そして、二重エアゾール容器110では、
各二重エアゾール容器130a,130bの内袋8に残
っている酸化染毛剤第1,第2剤の分量を、透明を呈す
るシュリンクフィルム150及び外容器4を通して目視
にて簡便に確認することができるのである。
【0108】しかも、二重エアゾール容器130では、
酸化染毛剤第1,第2剤が合流して噴射されるので、上
記した二重エアゾール容器110と同様の効果を得るこ
とができる。ところで、上記した各実施例では、内袋
を、縦方向に複数の折り目を有するプリーツ状に形成す
るようにしたが、このような形状となるように内袋を形
成するのに限定されず、例えば、横方向に複数の折り目
を有する提灯状等、収縮変形するならば他の形状に形成
してもよい。
【0109】また、上記した各実施例では、毛髪化粧剤
の一種である酸性染毛料、或いは酸化染毛剤を収容する
ものとして二重エアゾール容器を構成したが、これに限
定されず、毛髪化粧剤の一種である毛髪脱色剤を収容す
るものとして二重エアゾール容器を構成してもよい。そ
の場合でも、上記した各実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0110】更に、第1実施例で説明した肩カバー3
0,連結部40,櫛部50、第2実施例で説明した櫛部
70,連結部80、第3実施例の変形例として説明した
吐出ヘッド114,固定具116等についても、外容器
と同様に透明を呈するように形成してもよい。このよう
にすれば、毛髪化粧剤が吐出されるまでの課程を外側か
ら確認することができる上に、毛髪化粧剤の目詰まり等
の発生を外部から目視にて確認することができる。
【0111】そして、外容器を含め、櫛部等までも透明
を呈するように形成した場合には、二重エアゾール容器
全体に一層の美観(機能美)を持たせることができ、使
用者にとっては二重エアゾール容器を楽しみつつ使用で
きるといった効果を奏するようになる。
【0112】更にまた、上記した外容器等では透明を呈
するようにしたが、透明を呈しつつ他の色(例えば、
赤,黄,青,緑等)をも呈するようにしてもよい。ま
た、透明を呈するのに限定されず、半透明や半透明を呈
しつつ他の色をも呈するようにしてもよい。このように
しても、内容器を外部から目視して確認することがで
き、しかも、二重エアゾール容器全体に美観を持たせる
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二重エアゾール容器2の概略構成を示す説明
図である。
【図2】 肩カバー30,連結部40,櫛部50を取り
付けた二重エアゾール容器2の概略構成を示す説明図で
ある。
【図3】 二重エアゾール容器60の概略構成を示す説
明図である
【図4】 櫛部70,連結部80を取り付けた二重エア
ゾール容器60の概略構成を示す説明図である。
【図5】 二重エアゾール容器100の概略構成を示す
説明図である。
【図6】 吐出ヘッド114及び固定具116を取り付
けた二重エアゾール容器110を示す説明図である。
【図7】 吐出ヘッド114及び固定具140を取り付
けた二重エアゾール容器130を示す説明図である。
【符号の説明】
2,60,100,110,130(130a,130
b)…二重エアゾール容器、4,62…外容器、8,6
4a,64b…内袋(内容器)、14…ステム、66…
管継手(合流部材)、126…ノーズ部(合流部材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を収容すると共に、押下すること
    により該内容物を排出するためのステムが設けられた内
    容器と、前記内容器を内側に収納する外容器とを備え、 前記ステムが押下された際に、前記内容器と前記外容器
    との間に充填された噴射剤の圧力によって該内容器が収
    縮変形することによって、内部の内容物を該ステムを通
    じて外部に排出するように構成された二重エアゾール容
    器であって、 前記外容器の少なくとも一部を透明または半透明にし
    て、該内容器の収縮変形の状態を外部から確認できるよ
    うにしたことを特徴とする二重エアゾール容器。
  2. 【請求項2】 前記内容物は第1の毛髪化粧剤と第2の
    毛髪化粧剤からなり、互いに混合して使用する2剤型の
    毛髪化粧剤であって、 該内容器は、該第1の毛髪化粧剤を収容する第1の内容
    器と、該第2の毛髪化粧剤を収容する第2の内容器とか
    らなり、 該第1の内容器及び該第2の内容器に収容された各毛髪
    化粧剤を合流して排出するための合流部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の二重エアゾール容
    器。
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