JP2001120767A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001120767A
JP2001120767A JP30723999A JP30723999A JP2001120767A JP 2001120767 A JP2001120767 A JP 2001120767A JP 30723999 A JP30723999 A JP 30723999A JP 30723999 A JP30723999 A JP 30723999A JP 2001120767 A JP2001120767 A JP 2001120767A
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高明 市原
Katsuhiko Hayashi
勝彦 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部がリーチ図柄配列を形成しないで変動
を停止した場合であっても、遊技者の抱く大当たりに対
する期待感や緊迫感を高めることができる遊技機を提供
する。 【解決手段】 パチンコ機等の遊技機に関し、特別図柄
表示器の画面20a上にリーチ図柄配列を形成しない場
合であっても、右図柄表示列150の上段に表示されて
いる図柄「7」を左図柄表示列110の下段に複写すれ
ばリーチ図柄配列となるため、右図柄表示列150の3
つの図柄(「7」,「6」,「5」)の複写図柄を、
(図中の矢印A1,B1,C1で示すように)中図柄表
示列130の図柄「7」を中心とした左図柄表示列11
0上の点対称位置に表示する。複写図柄表示後は、左図
柄表示列110及び中図柄表示列130の2つの図柄
「7」でリーチラインが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に遊技機の表示部に図柄を変動させて表示する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一つであるパチンコ機では、所
定領域にパチンコ球が入賞または通過すると、表示部
(例えば特別図柄表示器)の複数の図柄表示領域(例え
ば左図柄表示列、中図柄表示列、右図柄表示列)は変動
を開始する。そして、各図柄表示列が変動を停止して表
示された表示図柄が大当たり図柄配列を形成した(例え
ば、3つの同じ図柄が1つのライン上に揃って停止し
た)場合を「大当たり」と呼び、それ以外の図柄配列
(はずれ図柄配列)を形成した場合を「はずれ」と呼
ぶ。また、例えば3つの図柄表示列のうちの2つ(例え
ば左図柄表示列と右図柄表示列)が停止して、1つのラ
イン(以下、「リーチライン」という)上に大当たり図
柄配列を形成する可能性があることを認識させる図柄配
列を表示した場合を「リーチ」と呼ぶ。
【0003】ここで、一つの具体例として、5種類のリ
ーチラインを形成可能な5ライン機の場合について図1
5,図16を参照しながら説明する。ここで、図15,
図16は特別図柄表示器の画面に表示される画面内容の
一例を示す図である。図15に示すように、画面220
aには、特別図柄を表示する位置に左図柄表示列21
0、中図柄表示列230、右図柄表示列250がある。
図柄表示列210,230,250の縦方向は、それぞ
れ3つ分の図柄を表示可能な大きさに形成されている
(3行3列に配置されている)。そして、図柄表示列2
10,230,250に表示された図柄によって形成さ
れる3つの横ライン、2つの斜めラインの計5つのライ
ンのうち、少なくとも1つのラインに大当たり図柄配列
を形成した場合が「大当たり」であり、それ以外のはず
れ図柄配列を形成した場合は「はずれ」である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような5ライン機
において、左図柄表示列210、中図柄表示列230、
右図柄表示列250の順に変動を停止して画面220a
に図15に示すようなはずれ図柄配列を表示する場合が
ある。この図柄配列では、左図柄表示列210及び中図
柄表示列230が停止した時点ではリーチにはならな
い。しかし、最後に右図柄表示列250の上段位置に図
柄「7」を表示して停止すると、中図柄表示列230及
び右図柄表示列250にわたって形成されるラインL2
00上に図柄「7」が並んで表示されるため、遊技者は
はずれ図柄配列ではあるもののこの図柄配列に対して非
常に残念な気持ちを抱くことがあった。そこで、従来
は、中図柄表示列230と右図柄表示列250でリーチ
になると、図16に示すように既に停止している左図柄
表示列210を再度変動させることによって、遊技者の
抱く大当たりに対する期待感や緊迫感を高めるように構
成されている。しかしながら、このような構成によれ
ば、最後に変動を停止する最終図柄表示列が右図柄表示
列250から左図柄表示列210へ変更されるため、図
柄表示列の制御が複雑化するという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、表示部がリー
チ図柄配列を形成しないで変動を停止した場合であって
も、遊技者の抱く大当たりに対する期待感や緊迫感を高
めることができる遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段1】上記した課題を解決す
るための手段1は請求項1に記載した通りである。ここ
で、請求項1、また他の請求項及び発明の詳細な説明に
記載した用語については以下のように解釈する。 (1)「図柄」には、特別図柄のみならず、普通図柄等
のように遊技に関係して表示部に表示する全ての図柄
(英数字、漢字、仮名等の文字、記号、絵柄、図形、静
止画、動画等の画像など)が含まれる。また、図柄の個
数は一つのみならず、複数の場合も含む。 (2)「表示部」は、1つの特別図柄表示器のみなら
ず、複数の特別図柄表示器をも含む。複数の図柄を表示
する場合には、1つの特別図柄表示器で全ての図柄を表
示する態様と、複数の特別図柄表示器に複数の図柄を振
り分けてそれぞれ表示する態様とがある。 (3)「図柄表示列」は、特別図柄表示器等の表示部に
おいて、図柄の変動に伴ってこの変動方向に形成される
図柄の列である。通常は、表示部に向かって縦方向に図
柄表示列が形成されるが、図柄表示列が表示部に向かっ
て横方向に形成されて変動する場合等も含む。 (4)「大当たり図柄配列」とは、表示部が変動を停止
してこの図柄配列で確定した場合に遊技者に所定の特典
(例えば、大当たり遊技)を付与するものである。一般
には、同じ図柄がライン上に揃って確定した場合を「大
当たり図柄配列」という。これに対し「はずれ図柄配
列」とは、「大当たり図柄配列」以外の図柄配列であ
る。また、「リーチ図柄配列」とは、大当たり図柄配列
を形成する可能性があるリーチ状態の場合の図柄配列を
いい、一般には、最後に変動を停止する図柄表示列以外
の図柄表示列に同じ図柄が揃って停止している場合をい
う。
【0007】当該手段1によれば、表示部がリーチ図柄
配列を形成しないで変動を停止した場合であっても、所
定の図柄表示列の複写図柄を別の図柄表示列に表示させ
ることによってリーチ図柄配列を形成するため、遊技者
の抱く大当たりに対する期待感や緊迫感を高めることが
できる。ここで、1つの具体例として、左図柄表示列、
中図柄表示列、右図柄表示列の順に変動を停止する3つ
の図柄表示列を備えた5ライン機(パチンコ機)におい
て、リーチ図柄配列でないはずれ図柄配列状態で変動を
停止しても、最後に右図柄表示列が変動を停止して中図
柄表示列及び右図柄表示列に同じ図柄が表示されると、
この図柄の複写図柄を左図柄表示列の所定の位置に表示
し左図柄表示列と中図柄表示列によってリーチ図柄配列
を形成するように構成することができる。このように構
成すれば、はずれ図柄配列で停止した場合であってもそ
の後リーチになるため、遊技者は大当たりに対する期待
感や緊迫感が高まる。
【0008】
【課題を解決するための手段2】また、課題を解決する
ための手段2は請求項2に記載した通りである。当該手
段2によれば、最後に変動を停止する最終図柄表示列に
表示されている図柄の複写図柄を、既に停止している別
の図柄表示列に表示するため、遊技者は複写図柄の表示
に関する規則性を認識し易い。
【0009】
【課題を解決するための手段3】また、課題を解決する
ための手段3は請求項3に記載した通りである。当該手
段3によれば、複写図柄は、別の図柄表示列のうち遊技
者に有利な位置に表示されるため、遊技者の興趣を高め
ることができる。例えば、所定の図柄表示列の複写図柄
を別の図柄表示列に表示する場合に、別の図柄表示列の
うち複数のリーチラインが形成されるような位置に複写
図柄を表示させれば、大当たりになる確率が見かけ上ア
ップする。従って、遊技者の抱く大当たりや付加特典に
対する期待感や緊迫感がより一層高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1実施の
形態〜第3実施の形態を図面に基づいて説明する。 〔第1実施の形態〕まず、第1実施の形態は本発明を第
1種パチンコ機に適用したものであって、図1〜図6を
参照しながら説明する。第1実施の形態では、5種類の
リーチラインを形成可能ないわゆる5ライン機の特別図
柄表示器(本発明の表示部に対応している)の画面に表
示される図柄の表示態様の一例について説明する。ここ
で、図1には第1種パチンコ機の外観を正面図で示す。
図2には拡大して表した複合装置を正面図で示す。ま
た、図3〜図6には特別図柄表示器の画面に表示された
画面内容の一例を示す。
【0011】まず図1において、パチンコ機10の遊技
盤面12上には、複合装置14、第1種始動口30、大
入賞口34、下部始動口62、一般の入賞口等を適宜に
配置している。第1種始動口30は始動口センサ56を
有し、パチンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞
球(賞品球)を払い出す。中ゲート32はゲートセンサ
54を有し、パチンコ球が通過しても賞球を払い出さな
い。大入賞口34は蓋66を有し、当該蓋66はソレノ
イド50によって開閉される。また、大入賞口34はV
ゾーン52を有し、そのVゾーン52はVゾーンセンサ
48を有する。大入賞口開放期間内にパチンコ球がVゾ
ーン52に入賞すると、大当たり遊技を所要回数(例え
ば16回)内で継続することができる。上記大入賞口開
放期間としては、例えば大入賞口34にパチンコ球が1
0個入賞するか、開放してから30秒間を経過するまで
のいずれか早いほうが該当する。さらに蓋66の下部に
は、第1種始動口30と同等の機能を備えた下部始動口
62を配置している。下部始動口62は始動口センサ5
6と同様の機能を備えた始動口センサ60を有する。こ
こで、始動口センサ56,60は、それぞれの始動口に
入賞したパチンコ球を検出する。Vゾーンセンサ48は
Vゾーン52に入賞したパチンコ球を検出する。ゲート
センサ54は中ゲート32を通過したパチンコ球を検出
する。なお上記ゲートセンサ54、始動口センサ56,
60、Vゾーンセンサ48には、例えば近接センサやマ
イクロスイッチ、光センサ(発光体と受光体)等を用い
る。
【0012】また、遊技盤面12には1個または複数個
の装飾ゲートを有し、この例では左ゲート23、右ゲー
ト24を有する。装飾ゲートは上記中ゲート32と異な
り、パチンコ球の通過を検出するゲートセンサを有しな
い。右ゲート24は普通図柄表示器26を有するが、左
ゲート23は普通図柄表示器を有しない。普通図柄表示
器26は1個または複数個の発光体(この例では2個の
LED)を有し、当該発光体の点灯・消灯が普通図柄と
なる。普通図柄は、例えば中ゲート32にパチンコ球が
通過したときに点滅が始まり、その後に各発光体につい
てそれぞれ点灯または消灯する。そして、各発光体の点
灯または消灯の態様に応じて(例えば2個のLEDのう
ち右側のLEDが点灯すると)、下部始動口62の蓋を
一定期間(例えば4秒間)だけ開ける。なお普通図柄表
示器26には、液晶表示器、CRT、LED表示器、プ
ラズマ表示器等のように普通図柄が表示可能な他の表示
器を用いてもよい。この場合には、普通図柄として、例
えば英数字や記号等を用いることができる。さらには、
普通図柄と特別図柄とを同じ表示器(例えば特別図柄表
示器20)に表示するようにしてもよい。また、ランプ
類16は電球やLED等の発光体を用いており、図示し
た位置には限らずパチンコ機10の種類や遊技内容等に
合わせて適切な位置に配置する。
【0013】次に、図2を参照しながら複合装置14の
構成について説明する。図2に示すように、複合装置1
4には、天入賞口14a、特別図柄表示器20等が設け
られている。天入賞口14aは一般の入賞口の一つであ
る。特別図柄表示器20には、例えば液晶表示器を用い
る。特別図柄表示器20の画面20aには特別図柄等を
表示する。なお、特別図柄として用いる図柄は、文字
(英数字や漢字等)、記号、図形、絵柄等がある。ま
た、背景図柄には、例えば動画(映像、アニメーション
等)や静止画等がある。また、特別図柄表示器20は液
晶表示器以外に、CRT、LED表示器、プラズマ表示
器等のように特別図柄等が表示可能な表示器を用いても
よい。また、画面20aの下方位置には、特別図柄用の
保留球ランプ28が表示されている。保留球ランプ28
は、ほぼ水平状に並べて複数(例えば4個)設けられ、
特別図柄の図柄変動中に第1種始動口30に入賞したパ
チンコ球の個数を表示する。その他、複合装置14には
ランプ等の発光体や装飾板等を有し、装飾効果を発揮さ
せて遊技者の目を楽しませる。
【0014】画面20aは方形に形成され、特別図柄を
表示する位置には、3つの図柄表示列(左図柄表示列1
10、中図柄表示列130、右図柄表示列150)があ
る。図柄表示列110,130,150の縦方向は、そ
れぞれ3つ分の図柄を表示可能な大きさに形成されてい
る(3行3列に配置されている)。そして、各図柄表示
列が変動を停止して画面20aに表示された図柄の配列
によって遊技者に大当たり遊技を付与する大当たりか否
かを判別する。具体的には、図柄表示列110,13
0,150に表示された図柄によって形成される3つの
横ライン、2つの斜めラインの計5つのうち、少なくと
も1つのラインに大当たり図柄配列を形成した場合が
「大当たり」であり、それ以外の図柄配列を形成した場
合は「はずれ」である。なお、図柄表示列110,13
0,150に表示される図柄はいずれも「0」〜「9」
の計10種類である。
【0015】次に、第1実施の形態の特別図柄表示器2
0の画面20aに表示される態様について、図3〜図6
を参照しながら詳細に説明する。ここで、図3〜図6
は、いずれも特別図柄表示器20の画面20aに表示さ
れる表示内容の一例を示している。図1において第1種
始動口30にパチンコ球が入賞すると、特別図柄表示器
20の3つの図柄表示列110,130,150は順変
動方向(図2中の矢印10方向)にほぼ一斉に変動を開
始する。そして、各図柄表示列110,130,150
の変動が停止して所定の図柄配列を形成する。具体的に
は図3に示すように、例えば、先ず左図柄表示列11
0、中図柄表示列130の順に変動が停止し、(図中の
矢印で示すように)変動を継続していた右図柄表示列1
50が最後に停止するように構成されている。そして、
図4に示すように、はずれ図柄配列で停止したが、いず
れかのライン上に位置する図柄表示列130及び右図柄
表示列150の図柄が同じ場合(本実施の形態では、ラ
インA1上に図柄「7」が位置する)には、右図柄表示
列150に表示されている図柄の複写図柄を、所定の規
則に従って左図柄表示列110に表示する。すなわち、
右図柄表示列150の複写図柄が左図柄表示列110に
表示される位置としては、複写図柄を表示した後に左図
柄表示列110と中図柄表示列130とに表示されてい
る図柄によってリーチ図柄配列が形成されるような位置
が選択される。
【0016】例えば、図4に示す図柄配列状態では、右
図柄表示列150の上段に表示されている図柄「7」を
左図柄表示列110の下段に複写すればリーチ図柄配列
となるため、右図柄表示列150の3つの図柄
(「7」,「6」,「5」)の複写図柄は、キャラクタ
の出現等を契機として、(図4中の矢印A1,B1,C
1で示すように)中図柄表示列130の図柄「7」を中
心とした左図柄表示列110上の点対称位置に表示され
る。例えば、左図柄表示列110上の図柄(「0」,
「9」,「8」)に重ねて表示される。これにより、図
5に示すように、左図柄表示列110及び中図柄表示列
130の2つの図柄「7」でリーチラインL1が形成さ
れる。なお、右図柄表示列150に表示されていた3つ
の図柄(「7」,「6」,「5」)は、それらの複写図
柄が左図柄表示列110に表示され、その後右図柄表示
列150は(図中の矢印で示すように)再度変動を開始
する。また、複写図柄が表示される前に左図柄表示列1
10に表示されていた3つの図柄(「8」,「9」,
「0」)は、複写図柄(「7」,「6」,「5」)が重
ねられた状態で半透明表示されて徐々に消去される。複
写図柄の表示後、図6に示すように、右図柄表示列15
0がリーチラインL1上に図柄「7」を表示して停止す
ると「大当たり」になり、それ以外は「はずれ」にな
る。また、大当たりになると遊技者に大当たり遊技が付
与されるが、大当たり図柄配列を形成する図柄(本実施
の形態では図柄「7」)が確率変動図柄であれば、遊技
者には更に確率変動遊技が付与される。なお、右図柄表
示列150は本発明の最終図柄表示列に対応し、左図柄
表示列110は本発明の別の図柄表示列に対応してお
り、以下に示す第2及び第3実施の形態についても同様
である。
【0017】このように、上記第1実施の形態によれ
ば、リーチ図柄配列が形成されることなくはずれ図柄配
列で停止した場合であっても、右図柄表示列150に表
示されている図柄の複写図柄を左図柄表示列110に表
示することによってリーチ図柄配列(リーチ状態)を形
成することができる。従って、遊技者の抱く大当たりに
対する期待感や緊迫感が増幅され、遊技の興趣を高める
ことができる。また、複写図柄を表示した後のリーチ図
柄配列が確率変動図柄によって形成された場合には、大
当たり遊技に加えて確率変動遊技が遊技者に付与される
可能性があるため、遊技者は各図柄表示列の変動に対す
る注目度が増し、確率変動に対する期待感や緊迫感が高
まる。なお、確率変動遊技とは、確率変動図柄(例えば
「3」、「5」、「7」等の奇数)が揃って大当たり図
柄を形成すると、大当たり遊技後の次回の大当たり発生
までの確率が通常の遊技よりもアップするものである。
従って、確率変動図柄でリーチになると、遊技者は確率
変動図柄で大当たりになることを期待する。従って、大
当たりに加えて確率変動に対する遊技者の期待感や緊迫
感が高まる。
【0018】〔第2実施の形態〕第2実施の形態は、第
1実施の形態と同様に本発明を第1種パチンコ機に適用
したものであって、図7〜図10を参照しながら説明す
る。この第2実施の形態では、第1実施の形態と同様に
5ライン機の表示態様の一例について説明する。ここ
で、図7〜図10には特別図柄表示器の画面に表示され
た表示内容の一例を示す。なお、これらの図において、
図3〜図6に示す要素と同一の要素には同一の符号を付
している。
【0019】図7に示すように、第2実施の形態も第1
実施の形態と同様に、先ず左図柄表示列110、中図柄
表示列130の順に変動が停止し、(図中の矢印で示す
ように)変動を継続していた右図柄表示列150が変動
に停止するように構成されている。なお、図柄表示列1
10,130,150に表示される図柄はいずれも
「0」〜「9」に加え「★」の計11種類である。図8
に示すように、はずれ図柄配列で停止したが、いずれか
のライン上に位置する中図柄表示列130及び右図柄表
示列150の図柄が同じ場合(本実施の形態では図柄
「6」及び「7」)には、右図柄表示列150に表示さ
れている図柄の複写図柄を、所定の規則に従って左図柄
表示列110に表示する。すなわち、右図柄表示列15
0の複写図柄が左図柄表示列110に表示される位置と
しては、複写図柄を表示した後に左図柄表示列110と
中図柄表示列130とに表示されている図柄によってリ
ーチ図柄配列が形成されるような位置が選択される。
【0020】例えば、図8に示す図柄配列形態では、右
図柄表示列150の上段に表示されている図柄「7」を
左図柄表示列110の上段または下段に複写すれば、リ
ーチ図柄配列となる。ここでは、右図柄表示列150の
上段に表示されている図柄「7」を左図柄表示列110
の上段に複写し、右図柄表示列150の下段に表示され
ている図柄「6」を左図柄表示列110の下段に複写す
ると2つのリーチラインが形成されるため、この方が遊
技者にとってより有利である。従って、図柄「6」及び
「7」を含む右図柄表示列150の3つの複写図柄
(「7」,「★」,「6」)は、キャラクタの出現等を
契機として、(図8中の矢印A2,B2,C2で示すよ
うに)中図柄表示列130を中心とした左図柄表示列1
10上の線対称位置に表示される。なお、このように複
写図柄が左図柄表示列110のうち、2つのリーチライ
ンが形成される位置へ表示される表示動作が、本発明の
「複写図柄は、別の図柄表示列のうち遊技者に有利な位
置に表示される」に対応している。これにより、図9に
示すように、左図柄表示列110及び中図柄表示列13
0の2種類の図柄「6」,「7」で2つのリーチライン
L2,L3が形成される。また、この複写動作と同時
に、右図柄表示列150は(図中の矢印で示すように)
再度変動を開始する。複写図柄の表示後、図10に示す
ように、右図柄表示列150がリーチラインL3上に図
柄「7」を表示して停止するか、あるいはリーチライン
L2上に図柄「6」を表示して停止して図柄が確定する
と「大当たり」になり、それ以外は「はずれ」になる。
また、例えば、図柄「7」が確率変動図柄であって図柄
「6」がそうでない場合に図10に示すように図柄
「7」で大当たり図柄配列を形成すると遊技者には大当
たり遊技に加えて更に確率変動遊技が付与される。
【0021】このように、上記第2実施の形態によれ
ば、左図柄表示列110と中図柄表示列130によって
2つのリーチラインL2,L3を形成するため、大当た
りになる確率が見かけ上アップする。また、リーチライ
ンL3上に図柄「7」が停止すると遊技者には大当たり
遊技に加えて確率変動遊技が付与される。従って、遊技
者の抱く大当たりや確率変動に対する期待感や緊迫感が
より一層高まる。
【0022】〔第3実施の形態〕第3実施の形態は、第
1及び第2実施の形態と同様に本発明を第1種パチンコ
機に適用したものであって、図11〜図14を参照しな
がら説明する。この第3実施の形態では、1つのリーチ
ラインを形成可能ないわゆる1ライン機の表示態様の一
例について説明する。ここで、図11〜図14には特別
図柄表示器の画面に表示された表示内容の一例を示す。
これらの図において、図3〜図6に示す要素と同一の要
素には同一の符号を付している。なお、パチンコ機10
の構成等は第1実施の形態と同様であるので、説明を簡
単にするために第3実施の形態では第1実施の形態と異
なる点について説明する。すなわち第3実施の形態が第
1実施の形態と異なるのは、特別図柄表示器の画面の表
示内容等である。
【0023】図11に示すように、画面20aは、特別
図柄を表示する位置に3つの図柄表示列(左図柄表示列
110,中図柄表示列130,右図柄表示列150)を
備えた1行3列に構成されている。そして、それぞれの
図柄表示列に図柄「0」〜「9」の10種類の図柄を表
示することができるように構成されている。また、各図
柄表示列は、左図柄表示列110、中図柄表示列13
0、右図柄表示列150の順に変動を停止する。図11
では先ず左図柄表示列110及び中図柄表示列130の
変動が停止して右図柄表示列150が変動を継続してい
る様子を矢印で示している。そして、図12に示すよう
に、中図柄表示列130及び右図柄表示列150に同じ
図柄(本実施の形態では図柄「7」)が表示されはずれ
図柄配列で停止した場合には、右図柄表示列150の図
柄の複写図柄を左図柄表示列110に表示する。
【0024】例えば、図12に示す図柄配列形態では、
右図柄表示列150に表示されている図柄「7」を左図
柄表示列110に複写すれば、リーチ図柄配列となるた
め、右図柄表示列150の図柄「7」の複写図柄は、キ
ャラクタの出現等を契機として、(図12中の矢印B3
で示すように)左図柄表示列110に表示される。そし
て、図13に示すように図柄「7」でリーチラインL4
を形成する。また、この複写図柄の表示と同時に、右図
柄表示列150は(図中の矢印で示すように)再度変動
を開始する。複写図柄の表示後、図14に示すように右
図柄表示列150が図柄「7」で停止すると「大当た
り」になり、それ以外は「はずれ」になる。また、例え
ば、図柄「7」が確率変動図柄である場合には、遊技者
には大当たり遊技に加えて更に確率変動遊技が付与され
る。
【0025】このように、上記第3実施の形態によれ
ば、リーチ図柄配列が形成されることなくはずれ図柄配
列で停止した場合であっても、右図柄表示列150の図
柄「7」の複写図柄を左図柄表示列110に表示するこ
とによってリーチ図柄配列(リーチ状態)を形成するこ
とができる。従って、遊技者の抱く大当たりに対する期
待感や緊迫感が増幅され、遊技の興趣を高めることがで
きる。
【0026】〔他の実施の形態〕なお、上述したパチン
コ機(遊技機)10において、他の部分の構造、形状、
材質、個数、配置及び動作条件等については、上記実施
の形態に限定されるものでなく、必要に応じて種々変更
可能である。例えば、上記実施の形態を応用した次の各
形態を実施することもできる。
【0027】(A)上記実施の形態では、右図柄表示列
150に表示されている図柄の全ての複写図柄を左図柄
表示列110に一度に表示するように構成したが、複写
図柄の数、複写図柄を表示する回数等は限定されず必要
に応じて種々変更可能である。また、複写図柄のもとに
なる図柄表示列と複写図柄を表示する図柄表示列の数は
対応していなくてもよく、例えば、右図柄表示列150
に停止した図柄の複写図柄を、左図柄表示列110及び
中図柄表示列130の両方に重ねて表示することもでき
る。
【0028】(B)また、上記実施の形態では右図柄表
示列150に表示されている図柄の複写図柄を、左図柄
表示列110であって中図柄表示列130に対して点対
称あるいは線対称となるような位置に表示したが、複写
図柄を表示する位置はこのような規則に限定されず各種
の規則に従って決めることができる。
【0029】(C)また、上記実施の形態では画面20
aに表示する図柄の表示態様を3行3列あるいは1行3
列としたが、他の表示形態であってもよい。他の表示形
態としては、1行4列、4行4列等のような表示態様に
ついて本発明を適用することができる。
【0030】(D)また、上記実施の形態では複写図柄
を表示した後に形成されるリーチラインの数が1つある
いは2つの場合について記載したが、リーチラインの数
は限定されず、パチンコ機のタイプや図柄配列等に応じ
て種々変更可能である。
【0031】(E)また、上記実施の形態では左図柄表
示列→中図柄表示列→右図柄表示列の順に図柄表示列の
変動を停止するように構成したが、変動を停止する順は
必要に応じてい種々変更可能である。例えば、左図柄表
示列→右図柄表示列→中図柄表示列の順に停止する5ラ
イン機であってもよい。
【0032】(F)また、上記実施の形態では5ライン
機あるいは1ライン機の画面20aの図柄表示列の表示
態様について記載したが、他のタイプのパチンコ機にお
ける表示態様であってもよく、例えば8ライン機に本発
明を適用することもできる。
【0033】(G)また、上記実施の形態ではパチンコ
機10に本発明を適用した。この形態に代えて、第1種
パチンコ機以外の遊技機(例えば第3種パチンコ機、ス
ロットマシン、アレンジボール機、テレビゲーム機等)
であって図柄を変動して表示する表示部を有するものに
ついても同様に本発明を適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示部がリーチ図柄配列を形成しないで変動を停止した
場合であっても、遊技者の抱く大当たりに対する期待感
や緊迫感を高めることができる遊技機を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】複合装置を拡大して表した正面図である。
【図3】第1実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図4】第1実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図5】第1実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図6】第1実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図7】第2実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図8】第2実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図9】第2実施の形態の特別図柄表示器の画面に表示
される表示内容の一例を示す図である。
【図10】第2実施の形態の特別図柄表示器の画面に表
示される表示内容の一例を示す図である。
【図11】第3実施の形態の特別図柄表示器の画面に表
示される表示内容の一例を示す図である。
【図12】第3実施の形態の特別図柄表示器の画面に表
示される表示内容の一例を示す図である。
【図13】第3実施の形態の特別図柄表示器の画面に表
示される表示内容の一例を示す図である。
【図14】第3実施の形態の特別図柄表示器の画面に表
示される表示内容の一例を示す図である。
【図15】従来の特別図柄表示器の画面に表示される表
示内容の一例を示す図である。
【図16】従来の特別図柄表示器の画面に表示される表
示内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機(遊技機) 20…特別図柄表示器(表示部) 20a…画面 26…普通図柄表示器 28…保留球ランプ 30…第1種始動口 34…大入賞口 56,60…始動口センサ 62…下部始動口 110…左図柄表示列 130…中図柄表示列 150…右図柄表示列

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に図柄を変動させて表示する遊技
    機において、 表示部が遊技者に大当たり遊技を付与する可能性がある
    ことを認識させるリーチ図柄配列を形成しないで変動を
    停止した場合に、前記表示部の所定の図柄表示列の複写
    図柄を別の図柄表示列に表示させることによってリーチ
    図柄配列を形成するように構成されている遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遊技機であって、 前記所定の図柄表示列は、最後に変動を停止する最終図
    柄表示列であることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した遊技機であ
    って、 前記複写図柄は、前記別の図柄表示列のうち遊技者に有
    利な位置に表示されることを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1170224A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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