JP2001120716A - ゲーム装置 - Google Patents

ゲーム装置

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JP2001120716A
JP2001120716A JP30816499A JP30816499A JP2001120716A JP 2001120716 A JP2001120716 A JP 2001120716A JP 30816499 A JP30816499 A JP 30816499A JP 30816499 A JP30816499 A JP 30816499A JP 2001120716 A JP2001120716 A JP 2001120716A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯者が追加ベットしようとする意欲を向上
させ、1ゲームあたりのベット数を増加させることが可
能なゲーム装置を提供すること。 【解決手段】 ゲームの入賞パターンとベット数とに応
じた基準配当を複数表示する配当表示部を有するゲーム
装置2であって、遊戯者の指定したベット数が2以上と
なった場合に、当該ベット数に対応する基準配当を当該
基準配当よりも値の大きな特典配当に変更するか否かを
決定する配当変更決定手段38と、配当変更決定手段3
8が基準配当を特典配当に変更すると決定した場合に、
基準配当を特典配当に変更する配当変更手段24と、基
準配当が特典配当に変更されたことを報知する配当変更
報知手段30とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン、
ポーカーゲーム、競馬ゲーム等のゲーム装置に関し、特
に、遊戯者が指定したベット数に応じてゲームコイン等
の払い戻し数或いは入賞得点(配当)を定めるゲーム装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ゲーム開始前に遊戯者が任意
の回数だけベットをし、このベット数及びゲームの入賞
パターンに基づいて遊戯者に払い出すゲームコインの数
或いは入賞得点(配当)を定めるゲーム装置が知られて
いる。このようなゲーム装置は、通常、ベット数が増加
するにつれて配当が高くなるように設計されている。例
えば、ポーカーゲームにおいて、1ベットで入賞パター
ンがツーペアの場合の配当が2、スリーカードの場合の
配当が3となっている場合、2ベット時の各配当は、ツ
ーペアで4、スリーカードで6となる。また、一般的
に、このようなベット数と入賞パターンとの関係は、遊
戯者が把握できるようにディスプレイ等の表示装置に一
覧表示されている。
【0003】ところで、遊戯者がベット数を定めること
のできるゲーム装置においては、1ゲームに遊戯者がよ
り多くのベットをすればする程、当然、売り上げは増加
し、当該ゲーム装置を設置するゲームセンターやカジノ
側の満足感を向上させることになる。つまり、1ゲーム
あたりのベット数を増加させることは、ゲーム装置の購
入者が着目する重要なポイントであるといえる。
【0004】そして、この点を考慮したゲーム装置とし
て、例えば、いわゆる最高ベット(以下、「MAXベッ
ト」と称する)時に最高の入賞パターンとなった場合
に、大当たりとして1ベット時の配当に総ベット数を乗
じた値よりも大きな配当が遊戯者に払い出されるものが
知られている。具体的に説明すると、例えば、ポーカー
ゲームの最高の入賞パターンであるロイヤルストレート
フラッシュの配当が1ベット時に50で、MAXベット
数が5であるとする。すなわち、単純に計算すると、ベ
ット数が最高の5の場合は配当が250ということにな
る。ところが、実際は、MAXベット時に最高の入賞パ
ターンとなった場合の配当を250にせず、例えば50
0とするのである。そして、このような入賞パターンと
ベット数の関係は、遊戯者に認識させるべくディスプレ
イ等の表示装置に一覧表示されており、この一覧表を見
てMAXベットのメリットを把握した遊戯者は、MAX
ベットをする頻度が多少は高くなる傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゲーム装置には、次のような問題があった。す
なわち、たとえMAXベット時に最高の入賞パターンと
なった場合の配当を大きく設定したとしても、遊戯者は
この関係をディスプレイ等の表示装置によって予め把握
することになり、遊戯者にとっては意外性、趣向性に欠
けるといえる。また、遊戯者はゲームが入賞するか否か
を予測してベットするが、入賞しないと予測した場合は
追加ベットをすることを望まない。このため、遊戯者の
MAXベットをしようとする意欲は徐々に低下し、1ゲ
ームあたりのベット数を著しく増加させることは望めな
い。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、遊戯者が追加ベットしようとする意欲を向上
させ、1ゲームあたりのベット数を増加させることが可
能なゲーム装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ゲームの入賞パターンとベット数とに応
じた基準配当を複数表示する配当表示部を有するゲーム
装置であって、遊戯者の指定したベット数が2以上とな
った場合に、当該ベット数に対応する基準配当を当該基
準配当よりも値の大きな特典配当に変更するか否かを決
定する配当変更決定手段と、配当変更決定手段が基準配
当を特典配当に変更すると決定した場合に、基準配当を
特典配当に変更する配当変更手段と、基準配当が特典配
当に変更されたことを報知する配当変更報知手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】本発明に係るゲーム装置によれば、遊戯者
がベットをする前は、入賞パターンとベット数とに応じ
た通常の基準配当がディスプレイ等の配当表示部に表示
されている。そして、遊戯者が2以上ベットすると、配
当変更決定手段は、このベット数に対応する基準配当を
より値の大きな特典配当に変更するか否かを決定する。
基準配当を特典配当に変更することになった場合、配当
変更手段は、基準配当を特典配当に変更する。この変更
は、ディスプレイ等の表示装置、スピーカ等の配当変更
報知手段によって報知され、遊戯者は配当が変更された
ことを把握することができる。このように、本発明のゲ
ーム装置によれば、遊戯者が2以上ベットすると配当が
増加する可能性があるため、遊戯者は追加ベットするこ
とにメリットがあると把握し、遊戯者にとって意外性、
趣向性が大きくなる。これにより、遊戯者のベットしよ
うとする意欲が向上し、1ゲームあたりのベット数を増
加させることができる。
【0009】また、本発明のゲーム装置において、基準
配当が特典配当に変更された場合に、基準配当及び特典
配当の双方を配当表示部に表示することが好ましい。
【0010】このような構成を採用した場合、遊戯者は
基準配当及び特典配当の双方を同時に見ることができ、
配当が大きくなったことを実感することができる。これ
により、遊戯者のベットしようとする意欲を更に向上さ
せることができる。
【0011】また、本発明に係るゲーム装置において、
ベット数を1だけ増加させる第1のベット入力手段と、
ベット数を2以上増加させる第2のベット入力手段とを
備え、第2のベット入力手段が作動させられた場合は、
第1のベット入力手段が作動させられた場合よりも、基
準配当が特典配当に変更される確率が高くされているこ
とが好ましい。
【0012】このような構成を採用した場合、遊戯者は
第1のベット入力手段でなく、第2のベット入力手段を
作動させる傾向が高まり、1ゲームあたりのベット数を
増加させることができる。
【0013】また、本発明に係るゲーム装置において、
ベット数を1だけ増加させる第1のベット入力手段と、
ベット数を2以上増加させる第2のベット入力手段とを
備え、第1のベット入力手段が作動させられた場合は、
基準配当は特典配当に変更されないことも好ましい。
【0014】このような構成を採用した場合も、遊戯者
は第1のベット入力手段でなく、第2のベット入力手段
を作動させる傾向が高まり、1ゲームあたりのベット数
を増加させることができる。
【0015】また、本発明に係るゲーム装置において、
ベット数に上限が定められており、ベット数が上限に達
するまでに、少なくとも一回は基準配当が特典配当に変
更されることが好ましい。
【0016】このような構成を採用した場合、遊戯者が
上限までベットすれば少なくとも一回は基準配当が特典
配当に変更されるため、遊戯者は不公平感を抱かなくな
り、遊戯者のゲームに対する意欲を高めることができ
る。これにより、1ゲームあたりのベット数を増加させ
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るゲーム装置の好適な実施形態について詳細に説
明する。尚、同一要素には同一符号を用いるものとし、
重複する説明は省略する。
【0018】図1は、本実施形態のゲーム装置2を示す
斜視図である。このゲーム装置2は、いわゆる3リール
タイプのスロットマシンであり、ゲーム装置2の前面に
は、3つのリール4,6,8、複数の押しボタンが設け
られたスイッチパネル10、ゲームコインが投入される
ゲームコインセレクタ12、ゲームコインが払い出され
るゲームコイン払出口14、及び配当をデジタル表示す
るディスプレイ(配当表示部)30等が設けられてい
る。また、ゲーム装置2の側部には、リール4,6,8
を回転させ始めるためのスタートレバー20が備えられ
ている。なお、スタートレバー20の代わりに、スイッ
チパネル10にスタートボタンを設け、このスタートボ
タンを押すことでゲームがスタートするようにしてもよ
い。
【0019】スイッチパネル10には、遊戯者がベット
数を決定するためのベットボタン13a,13bが配設
されており、ベットボタン13aを一回押す度に1ベッ
トが追加され、ベットボタン13bを押すといわゆるM
AXベットとなる。なお、本実施形態のゲーム装置2に
おいては、1ゲームあたりのMAXベット数は5とされ
ている。また、スイッチパネル10には、ベットボタン
13a,13bの他に、遊戯者が獲得した入賞得点と相
応するゲームコインを払い戻すためのペイアウトボタン
15が備えられている。
【0020】図2は、ディスプレイ30の拡大図であ
る。ディスプレイ30上には、ゲームの入賞パターンと
ベット数とに応じた基準配当がマトリックス表示されて
いる。詳しくは、“7”のマークや“スイカ”のマーク
が3つ揃ってなる7種類の入賞パターンが図中縦方向に
並べられ、1から5までのベット数が横方向に並べられ
ており、全部で35通りの基準配当がディスプレイ30
上に表示されている。
【0021】図3は、ゲーム装置2の回路構成を示すブ
ロック図である。ゲーム装置2内に設けられた制御部2
2には、各種演算処理を行うCPU24が内蔵されてお
り、当該CPU24には、入力ポート25を介して、上
述のスイッチパネル10と、ゲームコインセレクタ12
に投入されたゲームコインを検知するゲームコイン投入
センサ26と、スタートレバー20が操作されたことを
検知するレバーセンサ28とが入力可能に接続されてい
る。また、CPU24には、出力ポート27を介して、
ゲームコインをゲームコイン払出口14等へ移動させる
ホッパ34を駆動するドライバ32と、上述のディスプ
レイ30と、が出力可能に接続されている。
【0022】制御部22には、ゲームの進行を制御する
ゲーム制御部36、配当変更決定部38、ROM40、
及びRAM42が備えられており、これらはCPU24
に接続されている。
【0023】ゲーム制御部36には、スロットマシンゲ
ームの実行に必要な乱数発生器、モータ駆動回路、及び
パルス発生器等の公知の要素が組み込まれており、さら
に、基準配当に関するデータも記憶されている。また、
ゲーム制御部36には、ステッピングモータ42,4
4,46が電気的に接続されており、このステッピング
モータ42,44,46の回転に伴ってリール4,6,
8が回転するように構成されている。また、リール4,
6,8の外周部には、リセット信号を得るための突起4
a,6a,8aが突設されている。さらに、リール4,
6,8から所定の間隔を隔てて、各突起4a,6a,8
aを検出するためのフォトセンサ48,50,52が設
けられている。
【0024】配当変更決定部38は、ディスプレイ30
に表示された基準配当を、より値の大きな特典配当に変
更するか否かを決定するものである。基準配当を特典配
当に変更する過程は、次の通りである。まず、遊戯者が
ベット数を2以上とした場合に、配当が変更される最低
条件を満たしたことになる。そして、配当変更決定部3
8は、乱数発生器44により発生させられた数値に基づ
いて、特典配当に変更するか否かを決定し、さらに特典
配当の値をも決定する。
【0025】次に、図4,図5のフローチャート及び図
3を参照して、ゲーム装置2のCPU24の制御手順を
説明する。
【0026】まず、ゲームコインが投入されている状態
で、CPU24は、遊戯者がベットするのを待つ(ステ
ップ101:以下、「ステップ」を“S”とする)。遊
戯者によってベットがなされたら、CPU24は、その
時のベット数が2以上であるか否かを判断する(S10
2)。そして、ベット数が2より小さい場合、すなわ
ち、一回ベットされただけの場合は、ステップ114に
進み、スタート信号を待つ。スタート信号は、スタート
レバー20が遊戯者によって引かれたことを検知したレ
バーセンサ28から発せられるものである。そして、ス
タート信号を受信した場合、CPU24は、ゲーム開始
指令をゲーム制御部36に送信し(S111)、この指
令を受信したゲーム制御部36は、スロットマシンゲー
ムを開始させる。スロットマシンゲームの進行過程につ
いては、後述する。なお、ステップ114においてスタ
ート信号を受信しない場合、CPU24は、ステップ1
02に戻り、この間に追加ベットがされた場合はステッ
プ103に進む。
【0027】一方、ステップ102において、ベット数
が2以上であると判断した場合は、CPU24は、ま
ず、ディスプレイ30に“Wait”と表示させ(S10
3)、遊戯者がスタートレバー20を引いてもスロット
ゲームが開始しない状態となる。なお、このステップ1
03は省略してもよい。次いで、CPU24は、配当変
更決定部38に配当変更判断指令を送信する。この指令
を受信した配当変更決定部38は、乱数発生器44によ
り発生させられた数値に基づいて、ディスプレイ30に
表示された基準配当を特典配当に変更するか否かを決定
する。また、配当を変更する場合、配当変更決定部38
は、乱数に従って特典配当の値も決定する。また、本実
施形態では、7種類全ての入賞パターンに対応する基準
配当が変更され得る対象となる。このため、例えばベッ
ト数が2であるとすると、入賞パターンが最もランクの
低い“ぶどう” の際の配当2から、入賞パターンが最
もランクの高い“王冠”の際の配当500までの全ての
基準配当が、特典配当に変更される可能性がある。例え
ば、入賞パターンが“リンゴ”の際の配当が10から2
0に変更されたり、入賞パターンが“7”の際の配当が
200から400に変更される。
【0028】なお、ゲーム制御部36が予め設定された
ペイアウト率と実際のペイアウト率との差を常時把握で
きるように設計し、さらに、実際のペイアウト率が設定
されたペイアウト率よりも低い場合は基準配当を特典配
当に変更する確率を高め、反対に、実際のペイアウト率
が設定されたペイアウト率よりも高い場合は基準配当を
特典配当に変更する確率が低くなるように設定してもよ
い。これにより、遊戯者へのゲームコインの払い戻し率
ををほぼ一定に維持することができ、ゲームセンターや
カジノ側の利益損失を抑えることができる。
【0029】また、本実施形態では、特典配当へ変更す
るか否かを乱数によって決定しているため、遊戯者が同
一のゲーム装置2で何度ゲームを行っても特典配当に変
更されないという事態が起こり得る。このような事態は
遊戯者に不公平感を与え、遊戯者のゲームに対する興味
を失わせることにもなりかねない。そこで、かかる事態
を回避するために、以下のような手法が考えられる。す
なわち、1ゲームにつき、MAXベット(上限)に至る
まで遊戯者が追加ベットする間に、最低一回は基準配当
が特典配当に変更されるように設定するのである。つま
り、本実施形態では、遊戯者が5ベットするまでに、少
なくとも一回は配当が変更されることになる。これによ
り、少なくとも5ベットすれば必ず配当が変更されるた
め遊戯者は不公平感を抱かなくなり、遊戯者のゲームに
対する意欲を高めることができる。さらに、ベット数が
高くなったとき(例えば4や5)に配当が変更される確
率が高くなるように設定すれば、遊戯者の1ゲームあた
りのベット数を高めることができる。
【0030】なお、ゲーム装置2をこのように構成した
場合に、遊戯者が5ベットするまでに基準配当が特典配
当に変更される回数を一回に限定してもよいし、複数回
変更されるように設定してもよい。配当の変更が複数回
なされる場合、すなわち、複数のベットラインにわたっ
て変更される可能性がある場合は、一度配当が変更され
ても、さらに上位のベットラインで配当が変更される可
能性があるため、遊戯者のベットする意欲をより一層向
上させることができる。また、配当が複数回変更される
ように構成した場合において、一つの入賞パターンにつ
いて一回に限り配当が変更されるようにしてもよいし、
一つの入賞パターンについて何度も配当が変更されるよ
うに構成してもよい。
【0031】特典配当に変更する旨の情報を配当変更決
定部38から受信すると、CPU24は、ディスプレイ
30へ表示変更指令を送信し(S106)、ディスプレ
イ30において特典配当が表示される。例えばベット数
が2で、入賞パターンがラッキーセブンであるときの基
準配当(値は300)が特典配当(値は500)に変更
された場合のディスプレイ30の表示状態を図6に示
す。同図に示すように、基準配当(300)が表示され
ていた欄において、基準配当が左上隅に表示されると共
に、特典配当(500)が中央部分に表示される。すな
わち、本実施形態では、ディスプレイ30は、基準配当
が特典配当に変更されたことを報知する配当変更報知手
段の役割を果たしている。
【0032】このように、本実施形態のゲーム装置2に
よれば、遊戯者が2以上ベットすると配当が増加する場
合があるため、遊戯者にとって意外性、趣向性が大きく
なる。これにより、遊戯者のベットしようとする意欲が
向上し、1ゲームあたりのベット数を増加させることが
できる。さらに、遊戯者は基準配当及び特典配当の双方
を同時に見ることができ、配当が大きくなったことを実
感することができる。これにより、遊戯者のベットしよ
うとする意欲を更に向上させることができる。
【0033】なお、配当が変更された旨は、この他、ス
ピーカを備えて音声によって報知してもよいし、ディス
プレイ30の他の領域に表示して報知してもよい。ま
た、配当が変更された場合に効果音、短い音楽などを流
すようにすれば、遊戯者をエキサイトさせることがで
き、遊戯者のベットする意欲を更に高めることができ
る。さらに、ゲーム装置2にビデオスクリーンを装備
し、キャラクタを用いたアニメーション等で派手派手し
く配当が変更された旨を表現すれば、遊戯者を一層エキ
サイトさせることができる。
【0034】ディスプレイ30へ表示変更指令を送信し
た後、CPU24は、ゲーム制御部36へ基準配当が特
典配当へ変更された旨の情報を送信し(S107)、ゲ
ーム制御部36に予め記憶された基準配当を特典配当に
変更する。すなわち、CPU24は、配当変更手段の役
割を果たしている。次いで、CPU24は、ベット数が
最大の5になっているか否かを判断する(S108)。
なお、ステップ105において基準配当を特典配当に変
更しないことになった場合も、このステップ108に進
む。そして、ベット数が最大値になっている場合は、遊
戯者はそれ以上ベットすることができず、CPU24
は、ディスプレイ30に“START”と表示させる(S1
09)。その後、この表示を見た遊戯者がスタートレバ
ー20を引くと、レバーセンサ28がスタート信号をC
PU24に送信する。スタート信号を受信したCPU2
4は(S110)、ゲーム制御部36にゲーム開始指令
を送信する(S111)。なお、ステップ110を経る
ことなく、自動的にゲームがスタートするようにしても
よい。
【0035】一方、ステップ108において、ベット数
がMAXに達していない場合は、CPU24はステップ
116に進み、ディスプレイ30に“START or BET?”
と表示させる(S116)。そして、遊戯者がスタート
レバー20を引いた場合は、レバーセンサ28がスター
ト信号をCPU24に送信し、スタート信号を受信した
CPU24は(S117)、ゲーム制御部36にゲーム
開始指令を送信する(S111)。一方、遊戯者が更に
ベットをした場合はステップ103に戻り(S11
8)、上述と同様の制御が行われる。
【0036】ステップ111の制御によりゲーム開始指
令を受信したゲーム制御部36は、ステッピングモータ
42,44,46にパルス信号を送信し、リール4,
6,8を回転させ始める。リール4,6,8が一回転す
る毎に各突起4a,6a,8aがフォトセンサ48,5
0,52により検出され、ゲーム制御部36は、この検
出をもとに、各リール4,6,8の停止位置まで残り何
パルスをステッピングモータ42,44,46に出力す
べきかを把握することができる。その他、ゲーム制御部
36は、スロットマシンゲームの実行にあたり数種の制
御を行うが、これについては公知の事項であるため説明
を省略する。リール4,6,8が停止した後、ゲーム制
御部36は、ゲームが入賞となったか否かを確認し、さ
らに、入賞の場合は、入賞パターン及びベット数に基づ
いてゲームコインの払出し枚数あるいは入賞得点数を算
出する。なお、ゲーム制御部36が、各リール4,6,
8の停止位置を予め定めておくようにしてもよい。
【0037】その後、ゲーム制御部36は、入賞パター
ン及びゲームコインの払出し枚数に関するデータをCP
U24に送信する。そして、ゲームが入賞となった場
合、CPU24は、ゲームコインを遊戯者に払い出すた
めにドライバ32に駆動信号を送信する。そして、駆動
信号を受信したドライバ32はホッパ34を駆動させ、
ゲームコインがゲームコイン払出口14へ払い出され
る。或いは、遊戯者がペイアウトボタン15を押すと、
CPU24は、遊戯者がそれまで獲得し保有していた入
賞得点を遊戯者に払い出すためにドライバ32に駆動信
号を送信する。これにより、CPU24の一連の制御手
順が終了し、ゲーム終了となる。なお、ステップ112
においてゲームが入賞とならなかった場合は、そのまま
ゲーム終了となる。
【0038】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、以下のような変形例が
考えられる。
【0039】例えば、MAXベット数が100等の高い
値のゲーム装置においては、1ベットボタン(第1のベ
ット入力手段)、MAXベットボタンの他に、中間の値
の例えば10ベットボタン(第2のベット入力手段)等
を備えるとよい。そして、このようなゲーム装置におい
て、遊戯者が10ベットボタンを作動させた(押した)
場合は、1ベットボタンが押された場合よりも、基準配
当が特典配当に変更される確率を高く設定してもよい。
さらに、1ベットボタンでは、特典配当に変更されない
ように設定してもよい。これにより、遊戯者が1ベット
ボタンではなく10ベットボタンを押す傾向が高まり、
1ゲームあたりのベット数を増加させることができる。
【0040】また、上記実施形態では、あるベットライ
ンで全ての入賞パターンが変更される可能性があった
が、複数ある入賞パターンのうち一つのパターンのみが
特典配当に変更されるようにしてもよい。これにより、
遊戯者に払い出すゲームコインの枚数を抑制することが
でき、ゲームセンターやカジノ側の利益損失を抑えるこ
とができる。
【0041】また、上記実施形態では、特典配当の値を
乱数に基づいて決定していたが、特典配当の値を基準配
当よりも1ベット上の配当の値としてもよい。図2を参
照して具体的に説明すると、2ベットでラッキーセブン
となった場合の基準配当(200)が、3ベットのライ
ンの300となるのである。また、乱数発生器は、ソフ
トウエア乱数であってもよい。
【0042】さらに、本発明のゲーム装置はスロットマ
シーンに限られず、入賞パターンとベット数に応じて配
当を定めるものであれば、トランプゲーム、麻雀ゲー
ム、競馬ゲーム等、種々のものに適用することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のゲーム装
置によれば、遊戯者が2以上ベットすると配当が増加す
る可能性があるため、遊戯者にとって意外性、趣向性が
大きくなる。これにより、遊戯者のベットしようとする
意欲が向上し、1ゲームあたりのベット数を増加させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲーム装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示すゲーム装置のディスプレイを示す拡
大図である。
【図3】ゲーム装置の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】ゲーム装置に内蔵されたCPUの制御手順を示
すフローチャートである。
【図5】ゲーム装置に内蔵されたCPUの制御手順を示
すフローチャートである。
【図6】ディスプレイに基準配当及び特典配当が表示さ
れた状態を示す図である。
【符号の説明】
2…ゲーム装置、10…スイッチパネル、12…ゲーム
コインセレクタ、13a,13b…ベットボタン、22
…制御部、24…CPU(配当変更手段)、25…入力
ポート、26…ゲームコイン投入センサ、27…出力ポ
ート、28…レバーセンサ、30…ディスプレイ(配当
変更報知手段)、32…ドライバ、34…ホッパ、36
…ゲーム制御部、38…配当変更決定部、44…乱数発
生器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲームの入賞パターンとベット数とに応
    じた基準配当を複数表示する配当表示部を有するゲーム
    装置であって、 遊戯者の指定した前記ベット数が2以上となった場合
    に、当該ベット数に対応する前記基準配当を当該基準配
    当よりも値の大きな特典配当に変更するか否かを決定す
    る配当変更決定手段と、 前記配当変更決定手段が前記基準配当を前記特典配当に
    変更すると決定した場合に、前記基準配当を前記特典配
    当に変更する配当変更手段と、 前記基準配当が前記特典配当に変更されたことを報知す
    る配当変更報知手段とを備えることを特徴とするゲーム
    装置。
  2. 【請求項2】 前記基準配当が前記特典配当に変更され
    た場合に、前記基準配当及び前記特典配当の双方を前記
    配当表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の
    ゲーム装置。
  3. 【請求項3】 ベット数を1だけ増加させる第1のベッ
    ト入力手段と、 ベット数を2以上増加させる第2のベット入力手段とを
    備え、 前記第2のベット入力手段が作動させられた場合は、前
    記第1のベット入力手段が作動させられた場合よりも、
    前記基準配当が前記特典配当に変更される確率が高くさ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    ゲーム装置。
  4. 【請求項4】 ベット数を1だけ増加させる第1のベッ
    ト入力手段と、 ベット数を2以上増加させる第2のベット入力手段とを
    備え、 前記第1のベット入力手段が作動させられた場合は、前
    記基準配当は前記特典配当に変更されないことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のゲーム装置。
  5. 【請求項5】 ベット数に上限が定められており、 ベット数が前記上限に達するまでに、少なくとも一回は
    前記基準配当が前記特典配当に変更されることを特徴と
    する請求項1記載のゲーム装置。
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