JP2001120531A - X線透視撮像装置 - Google Patents

X線透視撮像装置

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JP2001120531A
JP2001120531A JP30466299A JP30466299A JP2001120531A JP 2001120531 A JP2001120531 A JP 2001120531A JP 30466299 A JP30466299 A JP 30466299A JP 30466299 A JP30466299 A JP 30466299A JP 2001120531 A JP2001120531 A JP 2001120531A
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ray
ray irradiation
angle
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JP30466299A
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Hirotaka Isono
浩孝 磯野
Wataru Miyamoto
渉 宮本
Toru Nakayama
徹 中山
Osamu Wakizawa
修 脇沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数回の往復動作を行いながらX線撮像を行う
場合でもX線照射及びX線照射停止を正確なタイミング
で安定した状態でX線照射を継続できるX線透視撮像装
置を提供する。 【解決手段】制御手段63aは操作部61からX線撮像
指示があった場合、X線照射開始角θ1、X線照射終了
角θ2、及びX線撮像が継続してなされる支持アームの
往復回転数についての情報を受け取り、X線照射開始角
θ1とX線照射終了角θ2をX線照射開始角設定部63
b及びX線照射終了角設定部63cに設定する。次に、
位置センサ27aからの角度出力をモニターし、角度出
力がX線照射開始角θ1となったのを確認した後一時許
可信号発生部63dに対して一時許可信号を出力させ、
操作部61から指示された往復回転運動の回数に基づ
き、位置センサ27aからの角度出力がX線照射開始角
θ1となる回数をカウントしたのち一時許可信号の出力
を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線照射手段と
X線像検出手段が相互に対向するように配置された支持
アームを往復運動させながらX線透視撮像を行うX線透
視撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療現場では、X線透視撮像装置を使用
することにより得られる患者(被検体)の各種の透視X
線像が、適切な診断・治療を行う上で極めて有用なもの
となっている。透視X線像の具体例としては、例えば、
造影剤を用いた臓器(肝臓など)血管の透視X線像(い
わゆる血管造影透視像)が挙げられる。
【0003】ここで、臓器(肝臓など)血管等の診断を
行う場合それらを多方向から観察したほうがより病変部
の発見などが容易になることから、多方向からのX線撮
像が可能なX線透視撮像装置が広く用いられている。
【0004】図5は、このタイプのX線透視撮像装置の
要部の概略構成を模式的にあらわしている。図5におい
て、X線管92とX線像検出器93が円弧状支持アーム
(C形支持アーム)97に相互に対向するように配置さ
れており、この支持アーム97が円弧の周方向(Z軸回
り)に沿って往復移動すると共に、患者95の体軸方向
と垂直方向回り(X軸回り)に回転可能なように構成さ
れている。そして、Z軸回り及びX線回りの回転動作を
組み合わせることによって、3次元的な複雑な動きが可
能となり多方向から患者95のX線撮像が可能になる。
【0005】かかる構成のX線透視撮像装置により多方
向からX線撮像を行う場合について説明する。まず、図
5に示されるように患者95を所定の位置に位置決め
し、図6に示されるタイミングで、インジェクタ(図示
省略)等より造影剤を患者95に注入する一方、造影剤
の注入開始の直ぐあとに続いて患者95に対するX線管
92によるX線照射を開始すると同時に、支持アーム9
7にX軸回り及びZ軸回りの2つの動きを同時進行で開
始する。
【0006】具体的には、図6に示すように、支持アー
ム97のX軸回り及びZ軸回りの動作を時刻tに対し
て、a・sintとa・costのように同じ振幅で9
0°位相がずれた状態となるよう制御する。この場合、
X線管92とX線像検出器93の移動軌跡は、図7に示
されるように、真円C1,C2となり、矢印T1〜T4
に示すように3次元的な動きとなることから、造影剤注
入を行った後にかかる動作を行いX線を照射させること
によってX線透視は立体感を有し診断に適したX線透視
像が得られることとなる。
【0007】ここで、DSA撮像を行う場合、血管に造
影剤を注入した後に、撮像した血管像と骨が重なったラ
イブ像から、骨のみの画像であるマスク像を引き算する
ことにより、血管像のみを抽出するが、かかる場合、ラ
イブ像撮像とマスク像撮像を高精度に同一位置で撮像す
ることが必要となる。
【0008】すなわち、図6及び図7に示されるよう
に、ライブ像撮像及びマスク像撮像共にX線照射開始位
置θ1で撮像を開始し、所定回往復回転運動をした後X
線照射終了位置θ2で撮像を停止する必要が生じる。
【0009】このため、図8に示されるように、従来の
X線透視撮像装置では、制御手段100からソフト的に
X線照射開始角θ1と、X線照射終了角θ2とをスター
ト角設定部101と終了角設定部102に設定し、Z軸
回り位置検出センサ103からの位置信号がかかるX線
照射開始角θ1とX線照射終了角θ2間にある場合に比
較回路104からX線照射指示を行うためのX線許可信
号を出力する構成を備える。
【0010】ただし、このままでは一往復するたびにX
線照射非照射が繰り返されることになるため、制御手段
100は、Z軸回り位置検出センサ103からの位置信
号がX線照射開始角θ1を最初に超えた後、終了角設定
部102への設定角度を一時的に動作範囲外の値に書き
換え、位置信号が最後にX線照射開始角θ1を通過した
ことを確認した後再度X線照射終了角θ2を終了角設定
部102に設定する。これにより、X線照射開始角θ1
でX線の照射を開始し、複数往復動作中X線照射が継続
され、その後X線照射終了角θ2においてX線照射が終
了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成のX線透視撮像装置では、X線照射終了角θ2を書
き換えた際に比較回路104に対する設定データが安定
するまで所定期間を要し、その間設定データが安定しな
いため、比較回路104から出力されるX線許可信号が
一時的にオフ状態となる場合がある。また、X線照射開
始角θ1とX線照射終了角θ2で規定される動作範囲と
支持アームの動作速度によっては書き換えそのものが間
に合わない場合が生じる。
【0012】かかる場合、X線許可信号がハザード状の
パルスとなってしまい、X線透視撮像装置そのものを誤
動作させてしまう恐れが生じる。
【0013】そこで、本発明はかかる課題を解決するた
めに創案されたものであって、複数回の往復動作を行い
ながらX線撮像を行う場合であってもX線照射及びX線
照射停止を正確なタイミングで行うことができ、しかも
安定した状態でX線照射を継続できるX線透視撮像装置
の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、X線照射手
段とX線像検出手段が相互に対向するように配置された
支持アームと、この支持アームに往復回転運動を行わせ
るアーム駆動手段とを備え、複数回の往復動作を行いな
がらX線撮像を行うX線透視撮像装置において、前記支
持アームの動作位置を検知する位置検知手段と、前記位
置検知手段から出力される位置信号がX線照射開始位置
とX線照射終了位置の範囲にある場合に前記X線照射手
段に対してX線照射許可信号を出力する比較回路と、前
記位置信号が最初に前記X線照射開始位置となった後、
次にX線照射終了位置となるまでに、前記比較回路の出
力に拘わらず前記X線照射手段にX線を照射させる一時
許可信号を出力すると共に、所定の複数回往復動作がな
された後に、前記位置信号が最後にX線照射終了位置と
なる前であってその直前のX線照射開始位置となった後
に、前記一次許可信号の出力を停止する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0015】請求項2のX線透視撮像装置は、さらに造
影剤注入前に撮像されたX線像から造影剤注入された状
態で撮像されたX線像を引き算する演算手段を備えたD
SA撮像用のX線透視撮像装置であることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
かかるX線透視撮像装置全体の要部構成をあらわす概略
図である。同図において、X線透視撮像装置1は、X線
管(X線照射手段)2とイメージインテンシファイヤ
(I.I管)およびTV撮像管などを具備するX線像検
出器(X線像検出手段)3とが相互に対向するように配
置された円弧状の支持アーム(C形支持アーム)4を有
し、この支持アーム4に種々の動きを行わせながら、X
線管2により検診台6の上の患者(被検体)7に対しX
線照射を行う一方、このX線照射に伴ってX線像検出器
3から出力される映像信号に基づき、患者7の透視X線
像を表示モニタ(画像表示手段)55上に表示するよう
構成されている。以下、X線透視撮像装置1の各部の構
成を具体的に説明する。
【0017】X線管2とX線像検出器3が設置された支
持アーム4は、撮像中心であるアイソセンターOを中心
として互いに直交するX,Y,Zの各軸について次の3
つの動きが個別に行える構成となっている。すなわち、
第1の動きは、矢印R1で示すようにX軸を回転軸とす
る正逆回転移動であって、X線管2とX線像検出器3が
X軸のまわりを正逆回転することになる。第2の動き
は、矢印R2で示すようにZ軸を回転軸とする正逆回転
移動であって、X線管2とX線像検出器3がZ軸のまわ
りを正逆回転することになる。第3の動きは、矢印R3
で示すようにZ軸方向に沿う直線的往復移動であって、
X線管2とX線像検出器3もZ軸方向に直線的往復移動
することになる。
【0018】支持アーム4にこれら第1〜3の三つの動
きを個別に行わせることができるのは、次のような装置
構成となっているからである。つまり、支持アーム4
は、アーム保持腕部11に円弧の周方向に沿って往復移
動可能に保持されるとともに、このアーム保持部11が
支持アーム4ごとX軸を回転軸として回転可能に懸垂腕
部12に保持される一方、懸垂腕部12がアーム保持部
11ごとZ軸方向に直線移動可能に上方から吊設されて
いる。
【0019】支持アーム4とアーム保持腕部11の間に
は、ラック26とピニオン27およびモータ28などか
らなる回転移動機構21が設けられている。この回転移
動機構21はラック・ピニオン式の機構ではなくベルト
式の機構でもよい。アーム保持腕部11と懸垂腕部12
とのあいだには、回転モータ29を具備する回転移動機
構22が設けられており、懸垂腕部12の上方はレール
式の直線往復移動機構23が設けられている。また、ピ
ニオン27には、不図示の位置センサ27a(図2)が
配設されており、支持アーム4のZ軸回りの回転角を検
知しX線照射制御部63に出力する。
【0020】レール式の直線往復移動機構23は、天井
にZ軸方向に沿って平行に架設された二本のレール3
1,32と同レール31,32に沿って動く往復移動体
33を備えており、この往復移動体33の下面に懸垂腕
部12の上面を取り付けることにより懸垂腕部12が吊
設されていて、往復移動体33の動きに連動して懸垂腕
部12が動くようになっている。そして、往復移動体3
3の側面の車輪34がレール31,32の溝に嵌まり込
む一方、レール31,32に沿ってエンドレスに掛け渡
されたチェーン35に往復移動体33が取り付けられて
いて、回転モータ36の回転に伴うチェーン35の動き
に連れて往復移動体33がレール31,32沿いに引か
れて走る仕組みになっている。もちろん、回転モータ3
6の回転方向を変えれば往復移動体33の移動方向が変
わる。チェーン35の代わりにベルトを用いてもよい。
【0021】そして、支持アーム4の動きを司るモータ
28,29,36の駆動態様は、操作部61で設定され
る。操作部61での設定に従って、移動制御部62から
出力される制御信号により各モータ28,29,36
は、単独で回転駆動されたり、複数のモータが同時平行
的に回転駆動されたりすることになる。したがって、X
線透視撮像装置1の場合は、アーム移動手段が、回転移
動機構21、回転移動機構22、レール式の直線往復移
動機構23、操作部61および移動制御部62からなる
ことになる。
【0022】一方、X線照射に伴ってX線像検出器3か
ら出力される映像信号は、アナログ信号の状態で増幅部
51で増幅されたあとAD変換部52へ送られてディジ
タルビデオ信号に変換される。そして、ディジタルビデ
オ信号は、AD変換部52の後段に設けられた信号処理
部53で信号処理されたあと画像用データとして画像信
号メモリ部54へ格納されるとともにTVモニタなどの
表示モニタ55へX線透視像として表示される。なお、
信号処理部53で行われる信号処理の種類としては、差
分(サブトラクション)処理、ノイズ低減フィルタ処
理、画像強調処理(コントラスト強調処理)などが挙げ
られる。血管造影透視を行う場合、造影剤注入前の画像
と造影剤注入後の画像を引き算して、血管のみの画像を
得るサブトラクション処理が有用である。また、画像信
号メモリ部54へ格納されたデータは随時に読みだして
表示モニタ55にX線透視再生画像として表示すること
ができることは言うまでもない。
【0023】X線照射系に関しては、操作部61で設定
されたX線照射条件に従って、X線管制御部64がX線
管2の照射をコントロールすると共に、支持アーム4を
歳差運動など回転往復運動させながらX線撮像を行う場
合などにおいて、X線照射制御部63が、X線照射のタ
イミングをコントロールする構成となっている。例え
ば、X線照射制御部63は、図4に示されるように、支
持アーム4を歳差運動させる場合等において支持アーム
4のZ軸回りのX線照射開始角θ1において正確にX線
照射を開始し、2周期後のX線照射終了角θ2において
X線照射を停止させる制御を行う。
【0024】図2は、X線照射制御部63のブロック図
を示しており、制御手段63aは操作部61に接続さ
れ、操作部61からの撮像指示に基づいてZ軸回りのX
線照射開始角θ1をX線照射開始角設定部63bに設定
すると共にX線照射終了角θ2をX線照射終了角設定部
63cに設定する。また、一時許可信号発生部63dに
対して一次許可信号を出力させるための指示を行う。な
お、図1では示されていないが、Z軸回りの回転角を検
知するためにピニオン27には位置センサ27aが配設
されており、位置センサ27aの角度出力は制御手段6
3a及び比較回路63eに入力される。
【0025】X線照射開始角設定部63b及びX線照射
終了角設定部63cはそれぞれ制御手段63aによって
設定されたX線照射開始角θ1及びX線照射終了角θ2
を保持し、比較回路63eに供給する。比較回路63e
は周知のハードウエア論理回路で構成されており、位置
センサ27aから出力される支持アーム4のZ軸回りの
角度がX線照射開始角θ1からX線照射終了角θ2の範
囲内にある場合にX線許可信号をOR回路63fを介し
てX線管制御部64に出力する。また、一時許可信号発
生部63dは制御手段63aの指示に基づき一時的X線
許可信号を一時許可信号発生部63dを介してX線管制
御部64に対して出力する。このため、比較回路63e
或いは一時許可信号発生部63dのいずれかの許可信号
が出力されればX線管制御部64はX線管2に対してX
線の照射を指示することとなる。
【0026】次に、これらの構成を用いて支持アーム4
を図4に示される動作をさせながらX線を照射しX線透
視撮像を行う場合の作用について、制御手段63aの動
作を示す図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0027】まず、制御手段63aは操作部61からX
線撮像指示がなされるのを待つ(S1)。ここで、制御
手段63aは操作部61からX線撮像指示があった場
合、X線照射開始角θ1、X線照射終了角θ2、及びX
線撮像が継続してなされる支持アーム4の往復回転数に
ついての情報を受け取る。なお、X線照射開始角θ1
は、図4に示されるように支持アーム4が移動した後一
定速度に到達する位置に設定され、また、X線照射終了
角θ2は、支持アーム4の制動開始点付近に設定され
る。これにより、支持アーム4が一定速度で動作してい
るときのみX線撮像がなされるため、DSA撮像などに
おいてより精度の高いX線診断像を得る事が可能とな
る。
【0028】操作部61から撮像指示があった場合、制
御手段63aは指示されたX線照射開始角θ1とX線照
射終了角θ2をX線照射開始角設定部63b及びX線照
射終了角設定部63cに対して設定する(S2)。
【0029】次に、位置センサ27aからの角度出力を
モニターし、設定されたX線照射開始角θ1となるのを
待ち(S3)、位置センサ27aからの角度出力がX線
照射開始角θ1となったのを確認した後一時許可信号発
生部63dに対して一時許可信号を出力するよう指示す
る(S4)。これにより、位置センサ27aからの角度
出力がX線照射開始角θ1に到達したときハードウエア
で構成された比較回路63eは極めて正確なタイミング
でX線許可信号を発生するため、非常に正確なX線照射
タイミングの制御が可能となる。一方、位置センサ27
aからの角度出力がX線照射終了角θ2に達し、比較回
路63eがX線許可信号の発生を停止しても、一時許可
信号発生部63dから一時許可信号が出力されているた
め、X線は継続して照射されることとなる。
【0030】制御手段63aは、操作部61から指示さ
れた往復回転運動の回数に基づき、位置センサ27aか
らの角度出力がX線照射開始角θ1となる回数をカウン
トし(S5)、本実施形態では図4に示されるように3
回カウントしたことを確認した後に、一時許可信号の出
力を解除する(S6)。これにより、設定された支持ア
ーム4の複数回転運動の後に、X線照射終了角θ2にお
いて精度の高いタイミングでX線の照射を終了させるこ
とが可能となる。なお、上述した実施の形態では、X線
照射開始角度として、Z軸回りの回転角度を用いたが、
本発明はこれに限らず、X軸回りの回転角度を用いても
良い。
【0031】また、一時許可信号については、制御手段
63aがX線照射開始角θ1及びX線照射終了角θ2を
認識してソフト的にその出力及び解除指示を行っている
が、一時許可信号の発生は、位置センサ27aからの位
置信号が最初に前記X線照射開始位置となった後、次に
X線照射終了位置となるまでになされればよく、また、
その解除は、前記位置信号が最後にX線照射終了位置と
なる前であってその直前のX線照射開始位置となった後
になされればよい。
【0032】上述した実施の形態では、支持アームを複
数回往復回転運動させながらX線撮像を行う場合につい
て説明したが、DSA撮像を行う場合には、造影剤を注
入しない場合と、注入した場合のそれぞれについて同一
のX線照射開始角θ1及びX線照射終了角θ2の設定を
行い、上述した撮像を行い、それぞれ得られた撮像デー
タを一旦図1に示される画像信号メモリ部54に読み込
み、信号処理部53において両撮像データの差分処理を
行えば良い。この場合、両撮像データのX線照射開始角
θ1及びX線照射終了角θ2を極めて正確に一致させる
ことができると共に、安定したX線照射がなされるた
め、きわめて正確な血管像などが得られることとなる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、支持アームを複数回往
復回転運動させながらX線撮像を行う場合において、設
定されたX線照射開始角において正確なタイミングでX
線照射を開始させ、複数回往復運動させた後、設定され
たX線照射終了角において正確なタイミングでX線照射
を終了させることが可能となると共に、その間X線を安
定した状態で照射させることが可能となる。このため、
DSA撮像を行う場合においては、造影剤注入前のX線
透視像であるマスク像と造影剤を注入して撮像したX線
透視像であるライブ像ともにX線照射開始角及びX線照
射終了角を極めて正確に一致させることができると共
に、安定したX線照射像が得られるため、正確なDSA
撮像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のX線透視撮像装置を示す
概略図である。
【図2】本発明の一実施形態のX線照射制御部を示すブ
ロック図である。
【図3】X線照射タイミング制御の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】X線透視時の各部の動作状況を示すタイムチャ
ートである。
【図5】X線管とX線像検出器の動作を示す説明図であ
る。
【図6】X線透視時の各部の動作状況を示すタイムチャ
ートである。
【図7】X線管とX線像検出器の描く軌跡を示す説明図
である。
【図8】従来のX線照射制御部のブロック図である。
【符号の説明】
1…X線撮像装置 2…X線管(X線照射手段) 3…X線像検出器(X線像検出手段) 4…支持アーム 21…回転移動機構 22…回転移動機構 23…直線往復移動機構 55…表示モニタ(表示手段) 63a…制御手段 63b…X線照射開始角度設定部 63b…X線照射終了角度設定部 63d…一時許可信号発生部 63e…比較回路 63f…OR回路
フロントページの続き (72)発明者 中山 徹 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 (72)発明者 脇沢 修 京都市中京区西ノ京下合町26番地 島津エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 4C093 AA16 AA24 DA02 EB02 EC03 EC16 EC28 EC33 FA19 FA45 FA55 FD01 FD05 FF03 FF07 FF34 FH02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線照射手段とX線像検出手段が相互に
    対向するように配置された支持アームと、この支持アー
    ムに往復回転運動を行わせるアーム駆動手段とを備え、
    複数回の往復動作を行いながらX線撮像を行うX線透視
    撮像装置において、 前記支持アームの動作位置を検知する位置検知手段と、 前記位置検知手段から出力される位置信号がX線照射開
    始位置とX線照射終了位置の範囲にある場合に前記X線
    照射手段に対してX線照射許可信号を出力する比較回路
    と、 前記位置信号が最初に前記X線照射開始位置となった
    後、次にX線照射終了位置となるまでに、前記比較回路
    の出力に拘わらず前記X線照射手段にX線を照射させる
    一時許可信号を出力すると共に、所定の複数回往復動作
    がなされた後に、前記位置信号が最後にX線照射終了位
    置となる前であってその直前のX線照射開始位置となっ
    た後に、前記一次許可信号の出力を停止する制御手段と
    を備えたことを特徴とするX線透視撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のX線透視撮像装置において、
    さらに造影剤注入前に撮像されたX線像から造影剤注入
    された状態で撮像されたX線像を引き算する演算手段を
    備えたことを特徴とするDSA撮像用のX線透視撮像装
    置。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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