JP2001117180A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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JP2001117180A
JP2001117180A JP29931399A JP29931399A JP2001117180A JP 2001117180 A JP2001117180 A JP 2001117180A JP 29931399 A JP29931399 A JP 29931399A JP 29931399 A JP29931399 A JP 29931399A JP 2001117180 A JP2001117180 A JP 2001117180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】露光中にカット印画紙が露光後搬送部に進行し
ても、露光後搬送部がこの露光搬送中のカット印画紙に
不必要な負荷を与えない。 【解決手段】プリントサイズに合わせてカットされたカ
ット印画紙2を副走査方向に搬送する露光搬送部8dと
しての第1・第2露光搬送ローラユニットと、前記露光
搬送部8dとの間に配置される露光ヘッド5aと、前記
カット印画紙の搬送を露光搬送部から引き継ぐ露光後搬
送部8eとを備えた画像露光装置において、前記露光後
搬送部は駆動ローラ91a、92a、94aとこの駆動
ローラに対して遠近変位可能な圧着ローラ91b、92
b、94bとからなる複数の露光後搬送ローラユニット
から構成され、各露光後搬送ローラユニットの圧着ロー
ラはカット印画紙の露光完了後に初めてそのカット印画
紙を圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントサイズに
合わせてカットされたカット印画紙を副走査方向に搬送
する露光搬送部としての第1露光搬送ローラユニットと
第2露光搬送ローラユニットと、前記第1・第2露光搬
送ローラユニットの間に配置されるとともに前記搬送さ
れるカット印画紙をライン露光する主走査方向に延びた
露光ヘッドと、前記カット印画紙の搬送を前記露光搬送
部から引き継ぐ露光後搬送部とを備えた画像露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像露光装置では、光源からの照
明光を写真フィルムに照射し、写真フィルムを透過した
透過光で印画紙を露光することで写真フィルムに撮像さ
れた画像を印画紙に焼き付けており、この露光済みの印
画紙を現像処理することで写真プリントを得ていた。最
近、このような投影露光式の画像露光装置に代えて、フ
ィルム画像を光電変換することで取得したデジタル画像
データに適当な画像処理を施してプリントデータを生成
し、このプリントデータに基づいてデジタル露光ヘッド
が印画紙を露光する、いわゆるデジタル露光式の画像露
光装置が登場している。
【0003】このようなデジタル露光式は、取得したデ
ジタル画像データを画像処理技術を用いて自由に加工す
ることができるため、画像合成や部分修正などの作業が
容易となる利点があるが、投影露光式に匹敵する高い解
像度を得るためには、主走査方向に延びた露光ヘッドを
用い、この露光ヘッドに対してプリントサイズに合わせ
てカットされたカット印画紙を主走査方向に直交する副
走査方向に搬送することにより、フィルム画像全体の露
光を完了するリニア露光方式を採用している。このた
め、高い仕上がり品質を得るためには、カット印画紙の
副走査搬送を十分な精度をもって行わなければならない
ので、高い精度をもって製作された露光搬送部がこの副
走査搬送を、つまりカット印画紙の露光搬送を行い、さ
らにそのカット印画紙の搬送を露光後搬送部に引き継が
せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような画像露
光装置における露光搬送では、カット印画紙の先端部に
無用な余白が形成されることを避けるためには、まず第
1露光搬送ローラユニットによって露光すべきカット印
画紙が挟持搬送された後、露光ヘッドによる露光が開始
され、次いで第2露光搬送ローラユニットがそのカット
印画紙を挟持搬送することになるが、露光中のカット印
画紙の先端が第2露光搬送ローラユニットに突入する際
の生じる搬送負荷が露光むらを引き起こすことになる。
このような搬送負荷を抑えるため、例えば、特開昭62
−135064号公報などでは、印画紙搬送方向下流側
のローラ対の、つまり第2露光搬送ローラユニットの圧
着ローラを対応する駆動ローラに対して遠近変位可能と
し、露光中のカット印画紙が第2露光搬送ローラユニッ
トを通過してから圧着ローラを変位させて駆動ローラと
の間でカット印画紙を挟むようにしている。
【0005】ところがこのような画像露光装置において
も、印画紙搬送方向に長いカット印画紙を露光する場合
露光中にもかかわらずその先端は露光後搬送部まで進行
して露光後搬送ローラユニットに突入し、やはり露光中
印画紙の搬送負荷となり露光むらを引き起こす。上記実
状に鑑み、本発明の課題は、露光搬送部によって露光搬
送されている長めのカット印画紙に対しても露光後搬送
部ができるだけ搬送負荷を与えない画像露光装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、プリントサイズに合わせてカットされたカット印画
紙を副走査方向に搬送する露光搬送部としての第1露光
搬送ローラユニットと第2露光搬送ローラユニットと、
前記第1・第2露光搬送ローラユニットの間に配置され
るとともに前記搬送されるカット印画紙をライン露光す
る主走査方向に延びた露光ヘッドと、前記カット印画紙
の搬送を前記露光搬送部から引き継ぐ露光後搬送部とを
備えた画像露光装置において、本発明では、前記露光後
搬送部は駆動ローラとこの駆動ローラに対して遠近変位
可能な圧着ローラとからなる複数の露光後搬送ローラユ
ニットから構成され、各露光後搬送ローラユニットの圧
着ローラは露光中のカット印画紙の少なくとも一部が通
過した後に初めてそのカット印画紙を圧着する。
【0007】この構成によれば、露光搬送部のみならず
露光後搬送部も駆動ローラに対して遠近変位可能な圧着
ローラを備えており、各圧着ローラはカット印画紙の露
光が完了した後露光中のカット印画紙を圧着するので、
長いカット印画紙を扱うときでさえ、露光中のカット印
画紙の先端が閉じられた駆動ローラと圧着ローラとの間
に突入することがなくなり、露光搬送中の搬送負荷変動
が抑制され、高い露光品質が得られる。
【0008】前記露光後搬送部における圧着ローラの圧
着制御にあたって、露光完了時においてカット印画紙が
通過している圧着ローラは印画紙長さによって異なるこ
とを考慮するならば、前記露光後搬送部における圧着ロ
ーラを露光されている印画紙の長さに応じて別々に圧着
制御するように構成することが望ましい。
【0009】また、数多くある露光後搬送部の圧着ロー
ラを遠近変位させる構造を簡単化するため、本発明の好
適な実施形態では、前記露光後搬送部は印画紙搬送方向
上流側が第1露光後搬送部として、印画紙搬送方向下流
側が第2露光後搬送部として形成されており、直接露光
搬送部の印画紙搬送方向下流側に位置する前記第1露光
後搬送部の各圧着ローラはカット印画紙の搬送タイミン
グなどによってそれぞれ異なる圧着変位をしなければな
らないので個別に圧着制御できるように構成されるが、
前記第2露光後搬送部の各圧着ローラはカット印画紙の
長さが長い時にだけ露光搬送部との印画紙搬送の引継を
行うだけなので圧着制御機構を共通化して全圧着ローラ
が一体的に圧着制御するように構成する。
【0010】また、本発明の好適な実施形態の1つとし
て、前記第1露光後搬送部がターン搬送部として構成
し、前記第2露光後搬送部を直線搬送部として構成する
ならば、印画紙搬送ラインを露光搬送部を境として所望
の方向に方向転換することができるので、搬送ラインの
設計的自由度が得られるとともに画像露光装置の全体構
成をコンパクトにすることにも貢献する。
【0011】さらに、露光後搬送部の各圧着ローラの変
位を制御する好適なしくみとして、前記ターン搬送部の
各圧着ローラはカム体が回転する回転カム機構によって
圧着制御され、前記直線搬送部の各圧着ローラはカム体
が直動するスライドカム機構によって圧着制御されるこ
とが提案される。特に数多くの圧着ローラが含まれる直
線搬送部はスライドカム機構の採用により、カム体の簡
単なスライド操作だけで全圧着ローラを一体的に変位さ
せることが可能である。本発明によるその他の特徴及び
利点は、以下図面を用いた実施例の説明により明らかに
なるだろう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による画像露光装置を搭載
した写真処理装置の概略ブロック図が図1に示されてい
る。この写真処理装置はデジタル露光式を採用してお
り、ここでは図示されていないフィルム現像機によって
現像処理された写真フィルム(以後単にフィルムと称
す)1のコマ画像をデジタル画像データとして取得する
フィルムスキャナー3と、取得されたデジタル画像デー
タを処理してプリントデータを作成するコントローラ7
と、このプリントデータに基づいて印画紙2にコマ画像
に対応する画像を露光するデジタルプリント部5と、露
光された印画紙2を現像処理する現像処理部6とを備え
ている。現像処理部6で現像された印画紙2は、乾燥工
程を経て仕上がりプリントとして排出される。
【0013】フィルムスキャナ3は、主な構成要素とし
て、照明光学系31、撮像光学系32、光電変換素子と
してラインCCDセンサを用いた光電変換部33、フィ
ルム1に対する光の照射範囲を決定するとともにフィル
ム1をスキャニングのために副走査方向に搬送するオー
トフィルムマスク9を備えている。
【0014】照明光学系31は、白色光源としてのハロ
ゲンランプ31a、調光フィルタ31b、ミラートンネ
ル31cなどから構成され、光源からの光ビームの色分
布や強度分布を整えてフィルム1を照射する。フィルム
2からの透過光ビームを処理する撮像光学系32は、レ
ンズユニット32bと光の方向を変えるミラー32aと
から構成されている。
【0015】撮像光学系32によって導かれた光ビーム
を光電変換する光電変換部33は、ラインCCDセンサ
としてRGBの各色を検出するために割り当てられた3
つのCCDセンサ33a、33b、33cを備えてお
り、各CCDセンサは多数(例えば5000個)のCC
D素子が主走査方向、つまりフィルム1の幅方向に配列
されている。赤色用CCDセンサ33aの撮像面にはフ
ィルム1を透過した光の赤色成分のみを通過させるカラ
ーフィルタが、緑色用CCDセンサ33bの撮像面には
フィルム1を透過した光の緑色成分のみを通過させるカ
ラーフィルタが、青色用CCDセンサ33cの撮像面に
はフィルム1を透過した光の青色成分のみを通過させる
カラーフィルタが設けられており、それぞれ、青色成
分、赤色成分、緑色成分のみを光電変換する。
【0016】フィルム1のコマ画像がオートフィルムマ
スク9に設定されているスキャン位置に位置決めされる
と、コマ画像の読取処理が開始され、コマ画像の透過光
は、フィルム搬送機構9aによるフィルム1の送りによ
り、順次3つのCCDセンサ33a、33b、33cに
よって読み取られるが、各CCDセンサがフィルム1の
搬送方向に沿って数画素分の間隔を隔てて配置されてい
るので、同一の画素におけるR、G、Bの各成分色の検
出タイミングには時間差が生じるが、これは光電変換部
33の後段での信号処理により同一の画素のR、G、B
画像信号が対応づけられてコントローラ7の所定のメモ
リに格納される。このような、フィルムスキャナー3の
照明光学系31、撮像光学系32、光電変換部33、及
びオートフィルムマスク9の各制御はコントローラ7に
よって行われる。
【0017】デジタルプリント部5には、この実施形態
では、PLZTシャッター方式が採用されている。つま
り、露光ヘッド5aとして、PLZT素子からなるシャ
ッタアレイを採用したものである。このPLZT素子か
らなるシャッタアレイは、チタン酸ジルコン酸鉛にラン
タンを添加することにより得られる透明強誘電性セラミ
ックス材料から構成され、その材料の有する電気光学効
果を利用したもので、各シャッターには光源5bから多
数の光ファイバを介してR、G、B各色の光が導入され
る。このシャッタアレイは印画紙2の幅方向、つまり搬
送方向の横断方向に沿って2列に並んだ印画紙2にわた
って延びている。各シャッターに所定レベルの電圧が印
加されると、光透過状態になり、その電圧の印加が停止
されると光遮断状態となる。従って、コントローラ7か
らプリントデータに基づいて各画素に対応するシャッタ
ーに駆動電圧が印加されると、そのシャッターが開いて
光源から導入されている色の光が印画紙2に照射され
る。光源5bには、R、G、Bの3色の光学フィルタか
らなる回転フィルタが備えられており、この回転フィル
タを回転位相制御することにより、R、G、Bの内の1
つが選択的に光源に対向し、その色のフィルタを介して
選択色の光が光ファイバーを通じてシャッターに送られ
る。デジタルプリント部の方式としては、このPLZT
シャッター方式以外に液晶シャッター方式、蛍光ビーム
方式、FOCRT方式、DMD(デジタルマイクロミラ
ーデバイス)方式などが知られており、露光仕様に応じ
て任意に選択することができる。
【0018】このデジタルプリント部5は、複列の、こ
の実施形態では2列に並んだカット印画紙2のそれぞれ
を同時に露光できるものである。このため、印画紙搬送
機構8はカット印画紙2を単列で搬送する印画紙供給ラ
イン8Aと、カット印画紙2を2列で搬送する露光搬送
ライン8Bと現像搬送ライン8Cとに区分けされ、印画
紙供給ライン8Aと露光搬送ライン8Bとの間に、印画
紙供給ライン8Aから順次送られてくる印画紙2を露光
搬送ライン8Bの各列に振り分ける振り分け装置4が設
けられている。
【0019】図2と図3とから明らかなように、印画紙
供給ライン8Aは、乳剤面を外側にして印画紙2をロー
ル状に収納している2つの印画紙マガジン10のいずれ
か一方から選択的に印画紙2を引き出す引き出しローラ
群からなる引き出し搬送部8aと、振り分け装置4に印
画紙2を受け渡す振り分け前搬送部8bとから構成され
ている。
【0020】振り分け前搬送部8bの上流端には、印画
紙マガジン10から引き出された印画紙2をプリントサ
イズに合わせてカットするペーパーカッター11が設け
られており、このペーパーカッター11の下流側に位置
するバックプリント部12が設けられている。バックプ
リント部12は、印画紙2の裏面(非乳剤面)に、フィ
ルムIDやコマ番号、さらにプリントデータ作成時に行
われた画像処理を示す補正情報などを印字するものであ
り、通常ドットインパックトプリンタが用いられてい
る。
【0021】振り分け前搬送部8bは、バックプリント
部12を挟むように配置された、2対の搬送ローラユニ
ットを備えており、特に下流側の搬送ローラユニットは
印画紙供給ライン8Aにおける印画紙搬出エリアを構成
するものであり、印画紙2の非乳剤面側に接当する駆動
ローラ81と乳剤面側に接当する圧着ローラ82から成
り、圧着ローラ82は駆動ローラ81に対して遠近変位
可能で、駆動ローラ81と圧着ローラ82との間で印画
紙2を圧着したり、解放したりすることができる。
【0022】露光搬送ライン8Bは、搬送方向の順で、
中間搬送部8cと、露光搬送部8dと、露光後搬送部8
eとから構成されている。これらの搬送部は全て、カッ
ト印画紙2を2列の横並びで同時搬送することが可能な
ように幅広の搬送ローラユニットと、それぞれの列に対
応させたガイド部材を備えている。ただし、中間搬送部
8cでは、中間駆動ローラ83は2列をカバーする幅広
ローラであるが、中間圧着ローラは、右列用と左列用と
に分けられている。つまり、中間搬送部8cは、露光搬
送ライン8Bの2列の搬入エリアを構成する中間搬送ロ
ーラユニット80Aとして構成されており、カット印画
紙2の非乳剤面側に接当する中間駆動ローラ83とこの
中間駆動ローラ83に対して遠近変位可能な第1中間圧
着ローラ84aと第2中間ローラ84bとからなる。第
1中間圧着ローラ84aは露光搬送ライン8Bの右列を
搬送されるカット印画紙2を圧着し、第2中間圧着ロー
ラ84bは露光搬送ライン8Bの左列を搬送されるカッ
ト印画紙2を圧着するものであり、その圧着・解放操作
は互いに独立的に行うことができる。つまり、2枚のカ
ットカット印画紙2を順番に第1中間圧着ローラ84a
と第2中間圧着ローラ84bで受け取り保持し、同時に
2枚のカット印画紙2を露光搬送部8dへ送り出すこと
ができる。
【0023】振り分け装置4は、ペーパーカッター12
によってカットされた印画紙2を受け取って、中間搬送
ローラユニット80Aの左右の列位置に交互に移載する
2台のチャッカー式のX−Y移動機構から構成されてい
る。もちろん、幅広の大型印画紙2を取り扱う場合は1
列での露光となるので、単に印画紙供給ライン8Aから
受け取った印画紙2をそのまま中間搬送ローラユニット
80Aに引き渡すだけである。
【0024】露光搬送部8dは、デジタルプリント部5
の露光ヘッド5aを挟むように配置された入り口側の第
1露光搬送ローラユニット80Bと出口側の第2露光搬
送ローラユニット80Cとを備えており、第1露光搬送
ローラユニット80Bはカット印画紙2の非乳剤面側に
接当する第1露光駆動ローラ85とこの第1露光駆動ロ
ーラ85に対して遠近変位可能な第1露光圧着ローラ8
6を、そして第2露光搬送ローラユニット80Cはカッ
ト印画紙2の非乳剤面側に接当する第2露光駆動ローラ
87とこの第2露光駆動ローラ87に対して遠近変位可
能な第2露光圧着ローラ88を有している。第1・第2
露光駆動ローラ85、87は1つの駆動源89からのベ
ルト伝動機構89aによって同期駆動されるが、第1・
第2露光圧着ローラ86、88はそれぞれ独立的に対向
する露光駆動ローラに対して遠近変位可能である。この
ため、第1露光圧着ローラ86を遠近変位させる第1駆
動体86aと第2露光圧着ローラ87を遠近変位させる
第2駆動体87aが備えられているが、これらの駆動体
の構成は、モータとリンクの組み合わせや、モータと偏
芯カムの組み合わせなど、仕様に応じた機構を採用する
ことができる。このような構成により、第1露光搬送ロ
ーラユニット80Bのみで、又は第2露光搬送ローラユ
ニット80Cのみで、あるいは第1・第2露光搬送ロー
ラユニット80B、80Cの両方でカット印画紙2を露
光搬送することができる。
【0025】露光後搬送部8eは、ターン搬送部90A
と直線搬送部90Bとから構成されている。ターン搬送
部90Aは垂直に延びた露光搬送部8dから水平に方向
転換する領域に設けられており、カット印画紙2を垂直
方向から水平方向に湾曲させながら搬送する。直線搬送
部90Bはターン搬送部90Aから引き継いだカット印
画紙2をほぼ水平方向に搬送して、現像処理部6に送り
込む。
【0026】図4から最もよく理解することができる
が、ターン搬送部90Aには、印画紙搬送方向の上流側
に、つまり垂直に延びた露光搬送部8dから水平に方向
転換し始める領域に設けられた第1露光後搬送ローラユ
ニット91、印画紙搬送方向の下流側、つまり露光後搬
送ライン8eが水平への方向転換を終える領域に設けら
た第2露光後搬送ローラユニット92、及びカット印画
紙2の方向転換をスムーズに案内するためにこの第1露
光後搬送ローラユニット91から第2露光後搬送ローラ
ユニット92にわたって延びているターンガイド93が
設けられており、このターンガイド93は、乳剤面側の
内側ターンガイド93aと非乳剤面側の外側ターンガイ
ド93bからなる。
【0027】第1露光後搬送ローラユニット91は、カ
ット印画紙2の乳剤面側に接当する第1ターン駆動ロー
ラ91とこの第1ターン駆動ローラ91aに対して遠近
変位可能な第1ターン圧着ローラ91bを、第2露光後
搬送ローラユニット92は、カット印画紙2の乳剤面側
に接当する第2ターン駆動ローラ92aとこの第2ター
ン駆動ローラ92aに対向して取り付けられている第2
ターン圧着ローラ92bを有している。
【0028】直線搬送部90Bにも、複数の露光後搬送
ローラユニット群として直線搬送ローラユニット94が
設けられており、この直線搬送ローラユニット94のそ
れぞれは、乳剤面側に位置する直線駆動ローラ94aと
この直線駆動ローラ94aに対して遠近変位可能な直線
圧着ローラ94bを備えている。さらに直線搬送90B
内でのカット印画紙2の搬送ガイドとして直線ガイド9
5が設けられており、この直線ガイド95は、乳剤面側
の内側直線ガイド95aと非乳剤面側の外側直線ガイド
95bからなる。
【0029】第1ターン駆動ローラ91aと第2ターン
駆動ローラ92aは模式的にしか図示されていないベル
ト伝動機構96を介して同期駆動されている。このベル
ト伝動機構96は同時に直線搬送ユニット90Bの直線
駆動ローラ94aをも同期駆動している。このベルト伝
動機構96によって露光後搬送部8eが作り出す印画紙
搬送速度、つまり第1・第2ターン駆動ローラ91a、
92aや直線駆動ローラ94aが作り出す印画紙搬送速
度は露光搬送部8dが作り出す印画紙搬送速度と実質的
に同じとなるように構成されている。
【0030】図4に示すように、第1・第2ターン圧着
ローラ91b、92bは、回転カム機構50によって位
置変更可能に構成されている。回転カム機構50は、コ
ントローラ7によって制御されるモータ51の回転軸5
1aに取り付けられた第1カム板52と第2カム板5
3、及び第1カム板52のカム面に沿って追従変位する
第1カムフォロア54と第2カム板53のカム面に沿っ
て追従変位する第2カムフォロア55を備えている。第
1ターン圧着ローラ91bは第1揺動軸56a周りで揺
動する二股の第1揺動リンク56の一端に取り付けられ
ており、第1揺動リンク56の他端に第1カムフォロア
54が取り付けられている。従って、第1カム板52の
回転変位にともなって第1ターン圧着ローラ91bは第
1ターン駆動ローラ91aとの間でカット印画紙2を圧
着搬送する圧着搬送位置から圧着解除位置まで揺動変位
することになる。
【0031】同様に、第2ターン圧着ローラ92bは第
2揺動軸57a周りで揺動する二股の第2揺動リンク5
7の一端に取り付けられており、第2揺動リンク57の
他端に第2カムフォロア55が取り付けられている。従
って、第2カム板53の回転変位にともなって第2ター
ン圧着ローラ92bは第2ターン駆動ローラ92aとの
間でカット印画紙を圧着搬送する圧着搬送位置から圧着
解除位置まで揺動変位することになる。第1・第2揺動
リンク56、57、28はそれぞれの圧着ローラ91
b、92bに対する圧着位置方向にバネ付勢されてい
る。
【0032】複数の直線圧着ローラ94bはスライドカ
ム機構60によって位置変更可能に構成されている。こ
のスライドカム機構60は、コントローラによって制御
される回転ソレノイド61の回転軸61aに取り付けら
れた回転板62、回転板62の偏芯位置に立設されたピ
ン63が係入する長孔64aを有する細長いスライドカ
ム体44を備えている。このスライドカム体44は、図
示されないガイドによって印画紙搬送ラインにそって摺
動可能に構成されており、各直線圧着ローラ94bの支
軸94bの延長部を受け入れることができる傾斜面付き
切り欠き部64bを備えている。つまり、この切り欠き
部64bの傾斜面がカム面として、そして直線圧着ロー
ラ94bの支軸94cの延長部がカムフォロアとして作
用するように設計されており、スライドカム体44が長
手方向に摺動することにより支軸94cの延長部が切り
欠き部64bの傾斜面を上ったり下がったりし、全ての
直線圧着ローラ94bが一体的に圧着・圧着解除変位す
る。
【0033】この目的のため、直線圧着ローラ94bは
直線駆動ローラ94aに対して遠近変位するように構成
されているとともに、ばね97によって直線駆動ローラ
94aの方に付勢されている。また、スライドカム体4
4も図4で右方向にばね98によって付勢されている。
従って、回転ソレノイド61が図4で反時計方向に回転
することにより、ピン63が長孔64aを介してスライ
ドカム体44を左方向にばね98に抗してスライドさ
せ、支軸94cの延長部がその切り欠き部64bの斜面
を上ることにより、直線圧着ローラ94bは圧着解除位
置となる。逆に、回転ソレノイド61をOFFにする
と、ばね98によってスライドカム体44は右方向に摺
動し、支軸94cの延長部がその切り欠き部64bの斜
面を下がり、直線圧着ローラ94bは圧着位置となる。
【0034】図4で示された回転カム機構50とスライ
ドカム機構60の位置では、第1ターン圧着ローラ91
b、第2ターン圧着ローラ92b、及び直線圧着ローラ
94bは圧着姿勢となっているが、回転カム機構50と
スライドカム機構60の位置が変わることにより、これ
らの圧着ローラ91b、92b、94bの圧着・解除操
作が行われる。これらの姿勢変更の切り換えの様子を図
5を用いて説明する。
【0035】図5の(イ)では、回転カム機構50の回
転軸51aが図4に比べ反時計方向に約60度回転して
おり、第1カム板52が第1カムフォロア54を図4で
示された位置から少し持ち上げて、第1揺動リンク56
が時計方向に揺動することにより第1ターン圧着ローラ
91bが圧着解除姿勢となっているが、第2ターン圧着
ローラ92bは圧着姿勢のままである。スライドカム機
構50の回転ソレノイド61はOFFとなっており、全
てのターン圧着ローラ94bが圧着解除姿勢となってい
る。
【0036】図5の(ロ)では、回転カム機構50の回
転軸51aが図5の(イ)からさらに反時計方向に約6
0度回転しており、第1カム板52による第1カムフォ
ロア24持ち上げ位置は変わらないので第1ターン圧着
ローラ91bは圧着解除姿勢のままであるが、第2カム
板53が第1カムフォロア55を図4で示された位置か
ら持ち上げることで第2揺動リンク57が時計方向に揺
動することにより第2ターン圧着ローラ92aも圧着解
除姿勢となっている。ターン圧着ローラ94bが圧着解
除姿勢のままである。
【0037】図5の(ハ)では、回転カム機構50は図
5(ロ)の位置の位置を保持しており、第1・第2ター
ン圧着ローラ91b、91bは圧着解除姿勢のままであ
る。ここでは、スライドカム機構60の回転ソレノイド
61が励起され、回転板62が反時計方向に約45度°
回転しており、これにともなってスライドカム体44が
左方向にスライドしているので、支軸94cの延長部が
その切り欠き部64bの斜面を上りきっており、全直線
圧着ローラ94bは圧着解除位置となっている。従っ
て、ここでは第1・第2ターン圧着ローラ91b、92
b、及び直線圧着ローラ94bの全てが圧着解除状態と
なっている。
【0038】この実施の形態では回転カム機構50とス
ライドカム機構60を個別に制御されているので、第1
・第2ターン圧着ローラ91b、92bと直線圧着ロー
ラ94bは互いに独立した関係で圧着・解除姿勢の切り
換えが可能である。また回転カム機構50においても、
第1カム板52と第2カム板のカム面形状を変更するこ
とによって、第1・第2ターン圧着ローラ91b、92
bの圧着・解除姿勢の切り換えタイミングを任意に設定
することが可能である。
【0039】各種処理情報を表示するモニター7aや各
種処理命令を入力するための操作卓7bが接続されてい
るコントローラ7は、CPU、ROM、RAM、I/F
回路などからなるマイクロコンピュータシステムを中核
部材として構成され、上述したようなこの写真処理装置
の制御に必要な各種機能をハードウエア又はソフトウエ
ア或いはその両方で実現させている。ここで実現されて
いる主な機能要素は、図6に示すように、フィルム搬送
機構9とフィルムスキャナー4を制御するスキャナー制
御部71、フィルムスキャナー3によって取得した画像
データに対してホワイトバランスやネガポジ反転や輪郭
強調などの種々の画像処理を行ってプリントデータを生
成する画像処理部72、画像処理部72によって処理さ
れた画像データをモニター7aに表示するためのビデオ
信号を生成するビデオ処理部73、プリントデータに基
づいてデジタルプリント部5を駆動するデジタルプリン
ト制御部74、バックプリント部12を駆動するバック
プリント制御部75、振り分け装置4を制御する振り分
け制御部77、印画紙搬送機構8を制御する印画紙搬送
制御部76、回転カム機構50やスライドカム機構60
を制御するカム機構制御部78である。さらに、コント
ローラ7には、CD−ROMやMOやFDなどの画像デ
ータ記録メディアから画像データを受け付けたり、通信
回線を介して伝送されてくるデジタル画像データを受け
付ける外部画像入力部7cが接続されている。この外部
画像入力部7cが設けられていることにより、この写真
処理装置は、入力されるオリジナル画像として写真フィ
ルムだけでなく、デジタルカメラによって撮像された画
像、外付けのフィルムスキャナーによって読み取られた
画像、コンピュータグラフィックソフトなどで作成され
たCG画像をも取り扱うことができる。
【0040】比較的短い印画紙サイズにおける露光搬送
及び露光後搬送の動作説明図が図7と図8に、長い印画
紙サイズにおける露光サイズの動作説明図が図9と図1
0に示されている。なお、これらの一連の露光搬送動作
は印画紙搬送制御部76とカム機構制御部78によって
制御される。
【0041】まず短いカット印画紙2の場合、 (1)図7(イ)カット印画紙2の先端が第1露光搬送
ローラユニット80Bに達すると、第1露光圧着ローラ
85が第1露光駆動ローラ84の方に変位し、第1露光
駆動ローラ84と第1露光圧着ローラ85との間にカッ
ト印画紙2を挟み込む。この第1露光搬送ローラユニッ
ト80Bの圧着動作の完了後、第1・第2中間圧着ロー
ラ84a、84bを中間駆動ローラ84から遠ざかるよ
うに変位させて中間搬送ローラユニット80Aにおける
カット印画紙2の圧着を解除する。これにより、カット
印画紙2の搬送は、中間搬送ローラユニット80Aから
第1露光搬送ローラユニット80Bに引き継がれたこと
になる。
【0042】(2)図7(ロ)カット印画紙2の先端が
露光ヘッド5aに達すると、露光ヘッド5aが露光動作
し、第1露光搬送ローラユニット80Bによる副走査下
でのカット印画紙2の前端領域の露光が開始する。 (3)図7(ハ)カット印画紙2の先端が第2露光搬送
ローラユニット80Cに達すると、第2露光圧着ローラ
88が第2露光駆動ローラ87の方に変位し、第2露光
駆動ローラ87と第2露光圧着ローラ88との間に2列
のカット印画紙2を挟み込む。これにより、カット印画
紙2の露光搬送は、露光ヘッド5aの両側に配置された
第1露光搬送ローラユニット80Bと第2露光搬送ロー
ラユニット80Cによる二重駆動で行われる。
【0043】(4)図8(ニ)第1露光搬送ローラユニ
ット80Bと第2露光搬送ローラユニット80Cの両方
によるカット印画紙2の露光搬送が、印画紙長さによっ
て異なる所定長さ分だけ行われると、第1露光圧着ロー
ラ86を第2露光駆動ローラ85から遠ざかるように変
位させて第1露光搬送ローラユニット80Bにおけるカ
ット印画紙2の圧着を解除する。これにより、以後のカ
ット印画紙2の搬送は第2露光搬送ローラユニット80
Cによって露光終了まで行われる。第1・第2ターン圧
着ローラ91b、92bは圧着解除姿勢となっており、
露光中のカット印画紙2の先端がフリー状態ででターン
搬送部90Aを通過することができる。直線搬送部90
Bは先に露光したカット印画紙2を現像部6に送り込む
必要があるので、直線圧着ローラ94bは圧着姿勢を保
っている。
【0044】(5)図8(ホ)カット印画紙2の後端が
露光ヘッド5eを通過すると、ターン搬送部90Aの第
1・第2ターン圧着ローラ91b、92bは同時に圧着
姿勢に切り換えられ、露光済みのカット印画紙2はター
ン搬送部90Aによって挟持搬送される。既に搬送すべ
きカット印画紙2は露光を完了しているので、直線搬送
部90Bの直線圧着ローラ94bは圧着姿勢のままで、
カット印画紙2の先端を迎える。これにより、カット印
画紙2の搬送は露光搬送部8dから露光後搬送部8eに
引き継がれたことになる。なお、続いて後続のカット印
画紙2がターン搬送部90Aに入ってくる場合、先行の
カット印画紙2の後端が第1ターン圧着ローラ91bを
過ぎるやいなや第1ターン圧着ローラ91bを圧着解除
し、続いて先行のカット印画紙2の後端が第2ターン圧
着ローラ92bを過ぎるやいなや第2ターン圧着ローラ
92bを圧着解除すればよい。 (6)図8(へ)カッ
ト印画紙2の先端が直線搬送部90Bに進入すると、タ
ーン搬送部90Aの第1・第2ターン圧着ローラ91
b、92bは同時又は第1ターン圧着ローラ91bから
順に圧着解除姿勢に切り換えられ、カット印画紙2の搬
送はターン搬送部90Aから直線搬送部90Bに引き継
がれていき、ターン搬送部90Aは次のカット印画紙2
の受け入れ姿勢を維持する。
【0045】次に、長いカット印画紙2の場合、 (1)図9(イ)上述した図7(イ)の説明に準ずる。 (2)図9(ロ)上述した図7(ロ)の説明に準ずる。 (3)図9(ハ)上述した図7(ハ)の説明に準ずる。
【0046】(4)図10(ニ)直線搬送部90Bが先
に露光したカット印画紙2が現像部6に送り込むと、直
線圧着ローラ94bは圧着解除姿勢に切り換えられ、露
光中のカット印画紙2の先端が送り込まれてくるのを待
つ。この時点では、第1・第2ターン圧着ローラ91
b、92b、及び直線圧着ローラ94bの全てが圧着解
除状態となっており、カット印画紙2は第1露光搬送ロ
ーラユニット80Bと第2露光搬送ローラユニット80
Cによって露光搬送されている。
【0047】(5)図10(ホ)第1露光搬送ローラユ
ニット80Bと第2露光搬送ローラユニット80Cの両
方によるカット印画紙2の露光搬送が、所定長さ分(例
えば、全長200mmのカット印画紙2で約160mm程
度)だけ行われると、第1露光圧着ローラ86を第1露
光駆動ローラ85から遠ざかるように変位させて第1露
光搬送ローラユニット80Bにおけるカット印画紙2の
圧着を解除する。そして、カット印画紙2の露光搬送
は、第2露光搬送ローラユニット80Cによる搬送速度
で露光終了まで行われる。
【0048】(6)図10(ヘ)カット印画紙2の後端
が露光ヘッド5eを通過すると、もはや露光むらの心配
はないので、、第1・第2ターン圧着ローラ91b、9
2b、及び直線圧着ローラ94bの全てが圧着姿勢に切
り換えられ、続いて第2露光搬送ローラユニット80C
の第2露光圧着ローラ88が圧着解除され、印画紙搬送
はターン搬送部90Aと直線搬送部90Bに引き継がれ
る。
【0049】上記の実施の形態では、回転カム機構50
とスライドカム機構60とを別個に構成していたが、例
えば、スライドカム機構60の回転体61を回転カム機
構50の回転軸51aに第3のカム板として取り付け、
このカム板に従動するカムフォロアを一端に設けた適当
な揺動リンクの他端でスライドカム体64を摺動するよ
うに構成することで、回転カム機構50とスライドカム
機構60を一体化することも可能であり、このような構
成も本発明の枠内に入るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複列画像露光装置を採用した写真
処理装置の全体ブロック図
【図2】振り分け装置とデジタルプリント部周辺での印
画紙搬送を説明する説明図
【図3】振り分け装置とデジタルプリント部周辺での印
画紙搬送機構を示す概略側面図
【図4】露光後搬送部の模式図
【図5】回転カム機構とスライドカム機構の動作位置を
説明する模式図
【図6】コントローラの機能を示す機能ブロック図
【図7】短いカット印画紙における露光搬送動作を説明
する説明図
【図8】短いカット印画紙における露光搬送動作を説明
する説明図
【図9】長いカット印画紙における露光搬送動作を説明
する説明図
【図10】長いカット印画紙における露光搬送動作を説
明する説明図
【符号の説明】
2 印画紙(カット印画紙) 4 振り分け装置 5 デジタルプリント部 5a 露光ヘッド 6 現像処理部 7 コントローラ 8 印画紙搬送機構 8a 引き出し搬送部 8b 振り分け前搬送部 8c 中間搬送部 8d 露光搬送部 8e 露光後搬送部 50 回転カム機構 60 スライドカム機構 80A 中間搬送ローラユニット 80B 第1露光搬送ローラユニット 80C 第2露光搬送ローラユニット 90A ターン搬送部 90B 直線搬送部 91a 第1ターン駆動ローラ 91b 第1ターン圧着ローラ 92a 第2ターン駆動ローラ 92b 第2ターン圧着ローラ 93a 直線駆動ローラ 93b 直線圧着ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリントサイズに合わせてカットされたカ
    ット印画紙を副走査方向に搬送する露光搬送部としての
    第1露光搬送ローラユニットと第2露光搬送ローラユニ
    ットと、前記第1・第2露光搬送ローラユニットの間に
    配置されるとともに前記搬送されるカット印画紙をライ
    ン露光する主走査方向に延びた露光ヘッドと、前記カッ
    ト印画紙の搬送を前記露光搬送部から引き継ぐ露光後搬
    送部とを備えた画像露光装置において、 前記露光後搬送部は駆動ローラとこの駆動ローラに対し
    て遠近変位可能な圧着ローラとからなる複数の露光後搬
    送ローラユニットから構成され、各露光後搬送ローラユ
    ニットの圧着ローラはカット印画紙の露光完了後に初め
    てそのカット印画紙を圧着することを特徴とする画像露
    光装置。
  2. 【請求項2】前記露光後搬送部における圧着ローラは露
    光されている印画紙の長さに応じて別々に圧着制御され
    るように構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の画像露光装置。
  3. 【請求項3】前記露光後搬送部は印画紙搬送方向上流側
    が第1露光後搬送部として、印画紙搬送方向下流側が第
    2露光後搬送部として形成されており、前記第1露光後
    搬送部の各圧着ローラは個別に圧着制御され、前記第2
    露光後搬送部の各圧着ローラは一体的に圧着制御される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像露光装置。
  4. 【請求項4】前記第1露光後搬送部がターン搬送部であ
    り、前記第2露光後搬送部が直線搬送部であることを特
    徴とする請求項であることを特徴とする請求項3に記載
    の画像露光装置。
  5. 【請求項5】前記ターン搬送部の各圧着ローラは回転カ
    ム機構によって圧着制御され、前記直線搬送部の各圧着
    ローラはスライドカム機構によって圧着制御されること
    を特徴とする請求項4に記載の画像露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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