JP2001116244A - 吸気音発生部よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラ - Google Patents

吸気音発生部よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラ

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JP2001116244A
JP2001116244A JP29727799A JP29727799A JP2001116244A JP 2001116244 A JP2001116244 A JP 2001116244A JP 29727799 A JP29727799 A JP 29727799A JP 29727799 A JP29727799 A JP 29727799A JP 2001116244 A JP2001116244 A JP 2001116244A
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JP
Japan
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sound
air
boiler
sound absorbing
absorbing duct
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Application number
JP29727799A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takashima
博史 高島
Ryoji Takeuchi
了治 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAMSON CO Ltd
Toho Gas Co Ltd
Original Assignee
SAMSON CO Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気流入の障害となることなく、送風機が空
気吸い込み時に発生する吸気音による騒音を低減する。 【解決手段】 火炎を燃焼させる燃焼室1、燃焼室内へ
燃料を送り込む燃料供給経路、燃焼室内へ燃焼用空気を
送り込む送風機2を持ち、送風機の空気取り込み口4で
は空気流によって吸気音が発生するボイラであって、送
風機の空気取り込み口の空気流上流側に、内側表面に吸
音材5をはり付けている吸音ダクト6を設け、吸音ダク
ト6には吸音ダクト内空気の出口である吸音ダクト出口
開口部10と、吸音ダクト内への空気の入口である吸音
ダクト入口開口部11を設けておき、送風機の空気取り
込み口は吸音ダクト出口開口部10に接続し、吸気音発
生部よりも空気流上流側に吸音ダクト6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸気音発生部よりも空気
流上流側に吸音ダクトを設けたボイラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ボイラの運転を行うと、給水ポンプ等の
モータ音、燃焼装置の燃焼音、燃焼用空気の吸気音や燃
焼排ガスの排気音などの騒音が発生するため、騒音を低
減する研究が行われている。最も一般的な騒音低減手段
は、騒音発生部を遮へいして音が外部へ漏れることを防
止することであり、騒音発生部を遮へいすることで騒音
は大幅に低下する。しかし、送風機の空気取り込み口に
おいて、燃焼用空気を送るために周囲の空気を吸引する
際に発生している吸気音の場合、吸気音発生部を遮へい
したのでは空気を取り込むことができなくなるため、遮
へいするという手段は使用できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、空気流入の障害となることなく、送風機が
空気吸い込み時に発生する吸気音による騒音を低減する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】火炎を燃焼させる燃焼
室、燃焼室内へ燃料を送り込む燃料供給経路、燃焼室内
へ燃焼用空気を送り込む送風機を持ち、送風機の空気取
り込み口では空気流によって吸気音が発生するボイラで
あって、送風機の空気取り込み口の空気流上流側に、内
側表面に吸音材をはり付けている吸音ダクトを設け、吸
音ダクトには吸音ダクト内空気の出口である吸音ダクト
出口開口部と、吸音ダクト内への空気の入口である吸音
ダクト入口開口部を設けておき、送風機の空気取り込み
口は吸音ダクト出口開口部に接続し、吸気音発生部より
も空気流上流側に吸音ダクトを設ける。
【0005】また、ボイラはボイラ本体とその補機類を
一体化し、ボイラの上面及び側面をケーシングで覆った
ケーシング付ボイラであって、吸音ダクトはケーシング
上面よりも上方に設け、ケーシング内へ空気を導入する
ためのケーシング開口部をケーシングの底部に設けてお
き、吸音ダクト入口開口部はケーシング内の空間と接続
し、ケーシングの内側表面にも吸音材をはり付けること
で、騒音をより低減させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図1は本発明を実施しているボイラの一部断
面図である。ボイラは燃焼室1等を設けたボイラ本体3
と、送風機2等の補機類を一体化したものであり、送風
機2はボイラ本体3の上面に載せ置いている。また、火
炎を発生させるバーナ(図示せず)もボイラ本体の上部
に設けており、バーナには燃料を供給する燃料供給経路
を設けておく。ボイラには側面と上面を覆うケーシング
7を設けておき、ケーシング7の内側表面には吸音材5
をはり付けておく。ケーシング7の上面に載せ置くよう
に吸音ダクト6を設け、吸音ダクト6の内面にも吸音材
5をはり付ける。
【0007】吸音ダクト6は下面に2か所の開口部を設
けておき、図の右側の開口部を吸音ダクト内空気の出口
である吸音ダクト出口開口部10、左側の開口部を吸音
ダクト内への空気の入口である吸音ダクト入口開口部1
1とする。吸音ダクト6の2か所の開口部分に当たる所
のケーシング7も穴を開けることで、吸音ダクト6内と
ケーシング7内をつなげておく。送風機2は空気取り込
み口4から空気を取り込むものであるが、空気取り込み
口4を吸音ダクト出口開口部10に接続し、送風機2は
吸音ダクト6内の空気を取り込む構造とする。ボイラは
炉圧のかかる燃焼室内に空気を送り込む必要があるた
め、空気取り込み口4では空気の流速が高くなる。ケー
シング7は底部にケーシング開口部8を設け、ケーシン
グ開口部8によってケーシングの内部と外部をつないで
おり、ケーシング7内への空気導入はケーシング底部の
開口部から行う。
【0008】ボイラの燃焼時には、燃焼室1内へ燃料と
燃焼用空気が送り込まれる。燃焼用空気の供給は、送風
機2を稼働することで行われ、送風機2の稼働を行う
と、空気取り込み口4が接続されている吸音ダクト6内
の空気が送風機2によって燃焼室1内へ送り込まれる。
吸音ダクト6内の空気が吸引されると、その分ケーシン
グ7内の空気が吸音ダクト入口開口部11を通して吸音
ダクト6内へ送られ、ケーシング下部のケーシング開口
部8からケーシング内へ空気が導入される。
【0009】送風機2の稼働を行った場合、断面積の小
さな空気取り込み口4に多量の空気が流れ込むため、空
気の流れによって吸気音(風切り音)が発生する。空気
取り込み口4で発生し、吸音ダクト6側に波及した吸気
音は、吸音ダクト6内へ入り、吸音ダクト内面の吸音材
5によって音のエネルギーが吸収される。その後さらに
空気の流れと逆方向に波及していく吸気音は、吸音ダク
ト6のもう一方の開口部である吸音ダクト入口開口部1
1からケーシング7内へと達する。吸音ダクト入口開口
部11は吸音ダクト出口開口部10と同じ吸音ダクト6
の下面に設けているため、空気取り込み口4で発生した
吸気音が直接吸音ダクト入口開口部11へ達することは
なく、吸音ダクト内で反射・吸収が繰り返され、吸音ダ
クトで減衰した後の吸気音がケーシング7内へ波及され
る。
【0010】ケーシングの内部と外部をつなぐケーシン
グ開口部8はケーシングの底部に設けているものである
ため、ケーシング7内へ達した吸気音がケーシング外部
へ出るためにはケーシング7内を縦断する必要がある。
ケーシング内にはボイラが収容されているため、吸気音
はケーシング内のボイラやケーシング内側の表面に衝突
しながら進む。ケーシングの内面にも吸音材5をはり付
けているため、ケーシング内でも音の減衰があり、吸気
音はさらに低減される。ケーシング底部のケーシング開
口部8に達した吸気音はケーシングの外側へ漏れ出す
が、音のレベルはそれまでに十分に低下しているため、
騒音のレベルは非常に小さくなる。
【0011】空気の流れは、ボイラ外部からケーシング
開口部8を通って大型の箱体であるケーシング内へ入
り、更に吸音ダクト入口開口部11を通って小型の箱体
である吸音ダクトを通り、空気取り込み口4から送風機
2へ送られるため、空気の吸い込みは特に大きな抵抗と
なることなく行うことができる。空気取り込み口4で発
生し、ボイラ外部へ漏れ出る吸気音は、空気流とは逆方
向に伝わり、騒音発生部よりも空気流の上流側に設けた
一段目の減音手段である吸音ダクト6内へ入って減音さ
れ、更に空気流上流側の二段目の減音手段であるケーシ
ング7内で減音された後で、ボイラ外部に漏れ出る。そ
のため、吸気音はボイラ外部に出るまでに十分に低減す
ることができる。また、ケーシング開口部8は底部に設
けており、ボイラの周囲にいる人の耳から遠いところよ
り吸気音が漏れ出ることとなるため、吸気音が更に小さ
く感じることになる。
【0012】なお、空気取り込み口4で発生した吸気音
の内、空気の流れと同方向に波及した吸気音は燃焼室内
に入り、燃焼室内は外部と遮断されている空間であるた
めにボイラ外へ漏れ出ることなく減衰し、煙突9から出
ていくために問題とはならない。また、ケーシング開口
部8や吸音ダクト入口開口部11部分の開口部面積を十
分に大きなものとし、空気の流れを緩やかにしておけ
ば、ケーシング開口部8や吸音ダクト入口開口部11で
は特に騒音は発生しない。
【0013】
【発明の効果】本発明を実施することにより、空気流入
の障害となることなく燃焼用空気吸引時に発生する吸気
音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施しているボイラの一部断面図
【符号の説明】
1 燃焼室 2 送風機 3 ボイラ本体 4 空気取り込み口 5 吸音材 6 吸音ダクト 7 ケーシング 8 ケーシング開口部 9 煙突 10 吸音ダクト出口開口部 11 吸音ダクト入口開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火炎を燃焼させる燃焼室、燃焼室内へ燃
    料を送り込む燃料供給経路、燃焼室内へ燃焼用空気を送
    り込む送風機を持ち、送風機の空気取り込み口では空気
    流によって吸気音が発生しているボイラであって、送風
    機の空気取り込み口の空気流上流側に、内側表面に吸音
    材をはり付けた吸音ダクトを設け、吸音ダクトには吸音
    ダクト内空気の出口である吸音ダクト出口開口部と、吸
    音ダクト内への空気の入口である吸音ダクト入口開口部
    を設けておき、送風機の空気取り込み口を吸音ダクト出
    口開口部に接続しておくことを特徴とする、吸気音発生
    部よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の吸気音発生部よりも空
    気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラにおいて、ボイ
    ラはボイラ本体とその補機類を一体化し、ボイラの上面
    及び側面をケーシングで覆ったケーシング付ボイラであ
    って、吸音ダクト入口開口部は吸音ダクトよりも大きな
    ケーシング内の空間と接続しておくことを特徴とする吸
    気音発生部よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボ
    イラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の吸気音発生部よりも空
    気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラにおいて、ケー
    シングの内側表面にも吸音材をはり付けておくことを特
    徴とする吸気音発生部よりも空気流上流側に吸音ダクト
    を設けたボイラ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の吸気音発生部
    よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラにおい
    て、吸音ダクトはケーシング上面よりも上方に設け、ケ
    ーシング内へ空気を導入するためのケーシング開口部を
    ケーシングの底部に設けたことを特徴とする吸気音発生
    部よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラ。
JP29727799A 1999-10-19 1999-10-19 吸気音発生部よりも空気流上流側に吸音ダクトを設けたボイラ Pending JP2001116244A (ja)

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