JPS6149134A - ガスタ−ビン発電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガスタービン発電装置に関し、特に、可及的
に静粛化したガスタービン発電装置に関する。

一般に、ガスタービンの騒音は、ディーゼル機関等と相
違し、回転開城で、かつ、連続燃焼であるので振動音は
少なく、大量のガスや空気の流れと、圧縮吸音やタービ
ンの羽根との間で生ずる圧力騒音が主であって、高周波
成分が多い。かかる高周波騒音は圧縮機吸入部およびガ
スタービン排気部で磯外に放出される。かかる騒音のた
め、ガスタービン発電装置においては、ディーゼル発電
装置と同様、全体囲い（キユービクル）を施し可及的に
低騒音化している。

〔従来の技術とその問題点〕

従来、全体囲いしたガスタービン発電装置は、ｔａｌｌ
えば、特開昭５７−２４４２４号公報で示されている。

かかる従来装置では、ガスタービン用の吸気通路を専用
化し、しかも、ガスタービンの吸気ダクトとパッケージ
に設けて空気取入口とを接近させているので、空気取入
口より高周波騒音は放出され易い。

一方、発電装置の騒音を可及的に抑制するため、吸気用
および発電機等冷却用の空気取入口を一つにまとめたキ
ユービクル型のガスタービン発電装置が知られている。

かかる一つにまとめた空気取入口を有する装置において
は、吸気通路は専用でないため、エンジン運転中内部点
検をするために、パッケージの扉の開閉をすれば、パッ
ケージ内の空気圧力が変動し、この変ｆＪ＋のため吸気
ダクトにおける吸気圧力が変動し、特に、ガスタービン
の低回転時には、虚心圧縮機に激しい圧力変動を誘起さ
せ、つまり、サージング現象を惹起し、圧縮（幾の迎転
維持が困難に陥るおそれがあった。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明は、これら従来のかかる不都合を解消しよ
うとして創作されたもので、ガスタービンと発電機とを
減速機を介して直結し、パッケージで全体囲いしたガス
タービン発電装置において、発電機が配設されている方
のパッケージの前面には吸気兼冷却用空気取入口を設け
、該パッケージの後面に燃焼器および排気管を水平状に
並列して突出し、前記空気取入口に連通した空気通路を
前記パッケージの天井に設け、該空気通路に複数の吸気
スプリッタを設け、これら吸気スプリッタ間に開口部を
設け、該開口部より発電機等を冷却する空気を流下させ
るとともに、吸気通路の奥部とガスタービンの吸気ダク
トとを連通させたことを特徴とするガスタービン発電装
置を提供する。

以下、本発明の構成を第１図および第２図に示す実施例
により詳細に説明する０本実施例は、二機−軸型ガスタ
ービン発電装置であって、殊に、病院等における、実停
電時に使用される非常用ガスタービン発電装置を示す、
１はガスタービン（他の一部は図示せず）２は発電機で
共通の基台３に載置されている。４は全体囲い（キユー
ビクル）用のパッケージで、該パッケージ４における発
電機２が配設されている方の前面には、吸気および発電
機等冷却を兼用して吸入する空気取入口５を設け、パッ
ケージ４の後面には、排気結合管６を設けている。該空
気取入口５に連投通した吸気通路７をパッケージ４の天
井部に設け、該吸気通路７には、その入口側に、第２図
に示すごとく、吸背板８．８を並設したスプリッタ９を
２段にして内蔵し、その奥の方には、同様のスプリッタ
９を１段にして内蔵しである。これらスプリッタ９．９
の間には、第１開口部１０を形成し、吸気通路７を流れ
る外気の一部をここより第１の空気流ＩＩＩとし流下さ
せ、発電機２の上部に吹込んでいる。

該吸気通路７の外側下面に、発電機２を跨乗するバッフ
ルプレート１１を吊設し、発電機２上に吹込まれた外気
を第１図示矢印のように回流させている。

１２はガスクービン１への吸気ダクトで、咳吸気ダクト
＋２は、吸気通路７の奥部末端近傍に開口した第２開口
部１３より流下する第２の空気流Ａ２を流入させている
。

１４は潤ｌｈ油オイルクーラで、該オイルクーラ１４は
吸気通路７の末端に設け、吸気通路７を流れる外気の、
すなわち第３の空気流Δ３の残部を貫流させている。ま
た、該オイルクーラ１４の両袖部および上下部には遮断
板１９．１９’　、１９”（第２図示）を設け、第１開
口部１０より流下した第１の空気流ＡＩが、ガスタービ
ン１等を冷却した後、その一部が該遮断板１９によって
第３開口部１５を浮上し、オイルクーラ１４をＮ流させ
ている。第１の空気流Ａ１の残りは、前記遮断板１９’
″によって、共通台３の下を通気口１６を介して迂回し
、排気結合管７へ流出させている。

排気結合管７には、ガスタービン１の燃焼器１７および
排気管１８が並列して突入し、譲排気管１８にディフュ
ーザ２０ガスタービン臨没している。

咳ディフューザ２０はサイレンサ（図示せず）を内蔵し
た煙道２１、つまり、煙突下部に突設している。したが
って、第１の空気流ＡＩおよび第３　　　。

の空気流Ａ３はともに、排気管１８およびディフューザ
２０によるエジェクター効果によって吸引されている。

なお、２１は炉料用供給管、２２は潤ｆ１／［ｌ］用配
管、２３は金網（一般のエアクリーナに相当）、２４は
横向きの排気口を示し、パッケージ４の内側にはガラス
ウールなどの防音材が内装されている。

本芙施例は以上のどと（構成されているので、その作用
、特にパッケージ４内を流れる空気流についていえば、
空気流は空気取入口５より吸引されるが、その吸引は排
気管１８およびディフューザ２０のエジェクター効果に
よって行われる。勿論、吸引ファンを併用してもよい。

空気取入口５より吸引された外気は、第１の空気ｍＡｌ
として、発電胤２の外周および内部を貫流した後、゛ガ
スタービン１の外周を通ってそれぞれを冷却する。ガス
タービン１を冷却した第１の空気流Ａ１は、分流され、
その一部はオイルクーラ１４をＮ／！ＬＬ、他は共通台
３の下を迂回して、再び合流してディフューザ２０に吸
引される。第２の空気流Ａ２は２箇所のスプリッタ９を
経由して吸気ダクト１２に吸引される。したがって、ガ
スタービンｌの圧ｔｉｉｉ機による高周波音は空気取入
口５より放出されることはないし、また、パッケージ４
の−（■す面に設けた、一部を枢支し、把手で開閉する
ドアタイプの開閉扉（図示せず）を開閉しても、吸気通
路７内の空気圧に影響を与えず、特に、吸気ダクト１２
を流れる第２の空気流Ａ２の圧力は変動せず、その吸気
量に変動を与えない、第３の空気流Ａ３は、オイルクー
ラ１４を経由して第１の空気流へ１と合流し、ディフュ
ーザ２０を介してサイレンサで消音されながら、高い煙
道２１を経て、大気に放出される。

本発明は、叙上のごとく構成されているので、以下のご
とき列挙した効果を奏する。

〔発明の効果〕

■空気取入口を吸気用および冷却用と兼用したので、キ
ユービクル内の騒音の放出が抑制されるのは勿論、ガス
タービンの吸気ダクトより最も離れたところで外気を取
入れるので、圧縮段による高周波騒音等が放出されない
。

■パッケージの長手方向天井部に、比較的長い吸気通路
を形成でき、該通路に吸音装置を複数１［ＡＩ直列設置
できるので、一般にいう高周波騒音が遮蔽板によって容
易に減衰させる特性、を巧みに利用することができ、そ
の大気への放出が抑制できる。

■複数個の吸音装置の間より、発電機等用冷却空気を流
下させるので、パッケージの一側面に設けた開閉扉を開
閉しても、吸気ダクトを流れる吸気圧に影響を与えず、
ひいては、ガスタービンのサージングを惹起しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実旅例の側断面図、第２図は第１図の
Ａ−Ａ矢視断面図を示す。 １・・・ガスタービン、２・・・発電機、４・・・パッ
ケージ、５・・・空気取入口、８，８・・・吸音板、９
・・・スプリッタ、１０・・・第１開口部、１２・・・
吸気ダクト、１３・・・第２開口部、１７・・・燃焼器
、１８・・・排気管、２０・・・ディフューザ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガスタービンと発電機とを減速機を介して直結し、パッ
   ケージで全体囲いしたガスタービン発電装置において、
   該発電機が配設されている方のパッケージの前面には、
   吸気兼冷却用空気取入口を設け、該パッケージの後面に
   はガスタービンの燃焼器および排気管を水平状に並列し
   て突出させ、パッケージの一側面には開閉扉を設け、前
   記燃焼器および排気管に対面してディフューザを設け、
   前記空気取入口に連設した空気通路をパッケージの天井
   に設け、該空気通路内に複数の吸音装置を直列状にして
   内蔵し、直列した該吸音装置の間に冷却空気用開口部を
   設けて、該開口部より発電機等用冷却空気を流下させる
   とともに、空気通路の奥部で該吸音装置を介してガスタ
   ービンの吸気ダクトに連通したことを特徴とするガスタ
   ービン発電装置。