JP2001115707A - 車両用スマートエントリシステム及びその制御方法 - Google Patents

車両用スマートエントリシステム及びその制御方法

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JP2001115707A
JP2001115707A JP29770899A JP29770899A JP2001115707A JP 2001115707 A JP2001115707 A JP 2001115707A JP 29770899 A JP29770899 A JP 29770899A JP 29770899 A JP29770899 A JP 29770899A JP 2001115707 A JP2001115707 A JP 2001115707A
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秀則 川崎
Yasuyoshi Okada
康義 岡田
Yoshio Yamamoto
喜雄 山本
Hiroyuki Arai
啓之 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キーレス用のアンロック釦が操作されたとき
に、携帯機が室外アンテナの送信エリア内にあるにも拘
わらずドアがロックされてしまうことを防止する。 【解決手段】アンロック釦が操作されてキーレスレシー
バからキーレスアンロック信号が出力され(S1〜S
3)、スマートエントリECUの内蔵タイマがT時間の
カウントを開始すると同時に、スマートエントリECU
からのアンロック制御信号によりドアロックECU及び
ドアロックモータが制御され、ドアがアンロックされる
(S4、S5)。そして、このT時間以内に、ドアの開
放、メインキーの差し込み、或いはIGスイッチのAC
C位置またはIGON位置への回転操作のどれもなく
(S6のNO)、ドライバが室外アンテナの送信エリア
内に居ると判断されると、スマートエントリECUによ
りドアはアンロックのまま保持される(S8〜S1
0)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に設けられ
た室外アンテナから起動信号を送信し、携帯機が室外ア
ンテナからの起動信号を受信して応答信号を送信するか
どうかによってユーザの車両への接近/離間を制御部に
より認識し、制御部によりドアロック駆動部を制御して
ドアのアンロック/ロックを行い、車室内にて室内アン
テナからの起動信号を携帯機が受信することで携帯機か
ら送信される識別コード信号を制御部により受信し、そ
のコード内容と予め登録されたコード内容とを照合し、
両者が一致していればイグニッションスイッチを回転可
能にする車両用スマートエントリシステム及びその制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車において、キーからの送信
信号を車両側の受信機で受信することで、キーをドア錠
に差し込まずにロック/アンロックを行うキーレスエン
トリシステムが実用化されているが、近年では、特開平
5−106376号公報等に記載のように、ドライバが
携帯機を持って車両に接近/離間することにより、ドア
のアンロック/ロックを行うことが可能なスマートエン
トリと称されるシステムも開発されている。
【0003】一方、車両盗難に対する安全策として、例
えば特開平10−297432号公報に記載のように、
ドライバが携帯するタグ(或いはカードキー)に固有の
IDコードを記憶し、このタグから無線信号により送信
されるIDコードを車両側の受信機で読み取り、読み取
ったIDコードと車両側に登録されているIDコードと
が一致する場合のみ、イグニッションスイッチの操作を
許容するいわゆるイモビレーション機能を持ったシステ
ムも種々開発されている。
【0004】更に、最近では、上記したスマートエント
リ機能とイモビレーション機能の両方を兼ね備えたスマ
ートエントリシステムも提案されている。この種のスマ
ートエントリシステムでは、車両に設けられた室外アン
テナから車室外のドア近辺を送信エリアとして起動信号
を送信し、システム全般を制御するマイクロコンピュー
タ等から成るスマートエントリECUにより、携帯機が
室外アンテナからの起動信号を受信して応答信号を送信
するかどうかによってユーザの車両への接近/離間を認
識し、ドアロック駆動部を制御してドアのアンロック/
ロックを行うと共に、車室内にて室内アンテナからの起
動信号を携帯機が受信することで携帯機から送信される
識別コード信号をスマートエントリECUにより受信
し、そのコード内容と予め登録されたコード内容とを照
合し、両者が一致していればイグニッションスイッチを
回転可能にするようになっている。
【0005】また、このようなスマートエントリシステ
ムにおいて、上記したキーレスエントリ機能をも併せ持
ったものも提案されている。この場合、携帯機(或いは
メインキー)に設けられたキーレス用のロック釦及びア
ンロック釦の操作により無線信号によるロック指令信号
及びアンロック指令信号を送信する送信部を携帯機(或
いはメインキー)に内蔵し、この送信部からのロック指
令信号、アンロック指令信号を受信する受信部を設け、
受信部によりロック指令信号を受信したときに、スマー
トエントリECUによりドアロック駆動部を制御してド
アをロックすると共に、受信部によりアンロック指令信
号を受信したときには、スマートエントリECUにより
ドアロック駆動部を制御してドアをアンロックするよう
になっている。
【0006】このとき、キーレス用のアンロック釦の操
作によりドアはアンロックされるが、盗難防止のため
に、ドアがアンロックされてから予め設定された一定時
間以内にドアの開放がないことを条件に、その一定時間
が経過したときに、スマートエントリECUによりドア
ロック駆動部を制御してドアをアンロック状態からロッ
ク状態に切り換える、いわゆるタイマーロックが行われ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにキ
ーレスエントリ機能を併せ持ったスマートエントリシス
テムの場合、例えば携帯機を携帯したドライバが車室内
に居て、携帯機が室外アンテナの送信エリア内にあった
としても、上記したようなタイマーロック機能が働くこ
とにより、キーレス用のアンロック釦の操作により一旦
ドアがアンロックされた後ロックされるため、ドライバ
の意に反してドアがロックされてしまうという問題があ
った。
【0008】この発明が解決しようとする課題は、キー
レス用のアンロック釦が操作されたときに、携帯機が室
外アンテナの送信エリア内にあるにも拘わらずドアがロ
ックされてしまうことを防止できるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明における車両用スマートエントリシステ
ムは、車両に設けられた室外アンテナから起動信号を送
信し、携帯機が前記室外アンテナからの起動信号を受信
して応答信号を送信するかどうかによってユーザの車両
への接近/離間を制御部により認識し、前記制御部によ
りドアロック駆動部を制御してドアのアンロック/ロッ
クを行い、車室内にて室内アンテナからの起動信号を前
記携帯機が受信することで前記携帯機から送信される識
別コード信号を前記制御部により受信し、そのコード内
容と予め登録されたコード内容とを照合し、両者が一致
していればイグニッションスイッチを回転可能にする車
両用スマートエントリシステムにおいて、前記携帯機に
内蔵され、前記携帯機に設けられたロック釦及びアンロ
ック釦の操作により無線信号によるロック指令信号及び
アンロック指令信号を送信する送信部と、前記送信部か
らのロック指令信号、アンロック指令信号を受信する受
信部とを備え、前記制御部は、前記室外アンテナからの
起動信号に対する前記携帯機からの応答信号がないとき
及び前記受信部により前記ロック指令信号を受信したと
きに、前記ドアロック駆動部を制御してドアをロック
し、前記受信部により前記アンロック指令信号を受信し
たときには、前記ドアロック駆動部を制御してドアを一
旦アンロックし、その後予め設定された設定時間以内に
ドアの開放等がないことを条件に、前記設定時間の経過
後に前記ドアロック駆動部を制御してドアをアンロック
状態からロック状態に切り換えると共に、前記室外アン
テナからの起動信号に対する前記携帯機からの応答信号
があるときには、前記ドアロック駆動部を制御してドア
を優先的にアンロック状態に保持することを特徴として
いる。
【0010】このような構成によれば、アンロック釦の
操作により送信部からのアンロック指令信号が受信部に
より受信されると、制御部によりドアロック駆動部が制
御されてドアが一旦アンロックされ、設定時間以内にド
アの開放がないことを条件に、その設定時間の経過後に
ドアがアンロック状態からロック状態に切り換えられ
る。
【0011】このとき、携帯機が車室内にあれば、携帯
機が室外アンテナからの起動信号を受信することから、
制御部により携帯機からの応答信号が受信され、制御部
によりドアロック駆動部が制御されてドアが優先的にア
ンロック状態に保持され、ドアがロックされることはな
い。そのため、アンロック釦が操作されたときに、携帯
機が室外アンテナの送信エリア内にあるにも拘わらず、
ユーザの意に反してドアがロックされてしまうことを防
止できる。
【0012】また、携帯機が室外アンテナの送信エリア
外に出て室外アンテナからの起動信号を受信できなくな
り、制御部により携帯機からの応答信号を受信できなく
なった場合、及びロック釦の操作によるロック指令信号
が受信部により受信された場合には、いずれも制御部に
よりドアロック駆動部が制御されてドアがロックされ
る。
【0013】また、本発明における車両用スマートエン
トリシステムの制御方法は、前記携帯機に設けられたロ
ック釦及びアンロック釦の操作により無線信号によるロ
ック指令信号及びアンロック指令信号を、前記携帯機に
内蔵の送信部から送信し、これらロック指令信号、アン
ロック指令信号を受信部により受信し、前記室外アンテ
ナからの起動信号に対する前記携帯機からの応答信号が
ないとき、及び前記受信部により前記ロック指令信号を
受信したときに、前記制御部により前記ドアロック駆動
部を制御してドアをロックし、前記受信部により前記ア
ンロック指令信号を受信したときには、前記ドアロック
駆動部を制御してドアを一旦アンロックし、その後予め
設定された設定時間以内にドアの開放等がないことを条
件に、前記設定時間の経過後に前記制御部により前記ド
アロック駆動部を制御してドアをアンロック状態からロ
ック状態に切り換えると共に、前記室外アンテナからの
起動信号に対する前記携帯機からの応答信号があるとき
には、前記制御部により前記ドアロック駆動部を制御し
てドアを優先的にアンロック状態に保持することを特徴
としている。
【0014】このようにすれば、アンロック釦の操作に
より送信部からのアンロック指令信号が受信部により受
信されても、携帯機が車室内にあれば、携帯機が室外ア
ンテナからの起動信号を受信することから、制御部によ
り携帯機からの応答信号が受信され、制御部によりドア
ロック駆動部が制御されてドアが優先的にアンロック状
態に保持され、ドアがアンロック状態からロック状態に
切り換えられることはないため、アンロック釦が操作さ
れたときに、携帯機が室外アンテナの送信エリア内にあ
るにも拘わらず、ユーザの意に反してドアがロックされ
てしまうことを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
1ないし図3を参照して説明する。但し、図1はブロッ
ク図、図2は動作説明図、図3は動作説明用フローチャ
ートである。
【0016】図1に示すように、カード型の携帯機とし
ての電子カードキー1を携帯したドライバが、車両(図
示せず)の例えば運転席側ドアミラー等に内蔵されてい
る室外アンテナ2の送信エリア内に入ると、室外アンテ
ナ2を介してスマートエントリECU3から発信される
起動信号が電子カードキー1により受信されて電子カー
ドキー1が起動する。このとき、室外アンテナ2の送信
エリアは、その出力パワーから運転席側ドアの外側に少
し広がる程度である。
【0017】そして、起動した電子カードキー1からは
無線信号による応答信号が送信され、この応答信号がス
マートエントリチューナ4により受信されてスマートエ
ントリチューナ4からスマートエントリECU3にオー
トアンロック信号が出力され、これにより電子カードキ
ー1を携帯したドライバの車両への接近が認識され、ド
アロックECU5が制御されてドアロックモータ6がド
アをアンロックすべく駆動され、ドアのアンロックが行
われる。ここで、ドアロックECU5及びドアロックモ
ータ6により、ドアロック駆動部が構成されている。
【0018】一方、これとは逆に、電子カードキー1を
携帯したドライバが室外アンテナ2の送信エリア外に出
ると、電子カードキー1からの応答信号がスマートエン
トリチューナ4により受信されなくなり、これにより電
子カードキー1を携帯したドライバの車両への接近が認
識され、スマートエントリチューナ4からスマートエン
トリECU3にオートロック信号が出力される。
【0019】そして、ドアが閉塞されかつ電子カードキ
ー1が室外アンテナ2の送信エリア外に出たことを条件
に、スマートエントリECU3により電子カードキー1
を携帯したドライバの車両からの離間が認識されてドア
ロックECU5が制御され、ドアロックモータ6がドア
をロックすべく駆動されてドアのロックが行われる。
【0020】また、ドライバが電子カードキー1を持っ
て運転席に着座すると、運転席シート内に埋設されてい
る室内アンテナ7を介して、スマートエントリECU3
からイモビレーション機能(以下、イモビ機能と称す
る)の起動信号が設定された時間継続して送信され、電
子カードキー1によりこの起動信号が受信されて電子カ
ードキー1のイモビ機能が起動する。この室内アンテナ
7からの起動信号の送信エリアは、室外アンテナ2より
も狭く車室内の特定エリアに限定されている。
【0021】このとき、室内アンテナ7を介して起動信
号が送信されると、上記した室外アンテナ2からの起動
信号の送信は停止し、イグニッションスイッチ(以下、
IGスイッチと称する)に設けられた後述のイグニッシ
ョンノブがOFF(或いはLOCK)位置に戻される
か、或いはメインキーが抜かれることにより、室外アン
テナ2から再び起動信号が送信されるようになってい
る。また、IGスイッチがイグニッションオン(IGO
N)状態になると、スマートエントリECU3はいわゆ
るスリープ状態になって、システムは停止した状態とな
る。
【0022】そして、電子カードキー1から予め設定さ
れた識別(ID)コード信号が送信され、このIDコー
ド信号がスマートエントリチューナ4により受信され、
スマートエントリECU3により、受信されたIDコー
ド信号のコード内容と、スマートエントリECU3に内
蔵のROM等に予め登録されているIDコードのコード
内容とが照合され、両者が一致すればスマートエントリ
ECU3によりイグニッションノブ回転防止用ソレノイ
ド9が励磁され、ソレノイド9の励磁により、例えばI
Gスイッチのキーシリンダに係止していた係止ピンが外
れてイグニッションノブが回転可能な状態になる。
【0023】ここで、イグニッションノブは、メインキ
ー11を差し込まずに操作できるように、IGスイッチ
のキーシリンダのキー挿入部に操作用摘みが形成された
ものである。従って、通常のキーシリンダにメインキー
11を差し込んで少し押し込みながら回すのと同じよう
に、このイグニッションノブを摘んで少し押し込みなが
ら回すことにより、IGスイッチがOFF(或いはLO
CK)位置からアクセサリ(ACC)位置、IGON
(イグニッションオン)位置を経てスタート(STAR
T)位置へと回転することができるようになる。
【0024】一方、メインキー11によるIGスイッチ
の操作も可能で、メインキー11がIGスイッチのキー
シリンダに差し込まれると、メインキー11に内蔵され
ているIDコード送信機からIDコード信号が送信さ
れ、このIDコード信号が、IGスイッチ近傍に設けら
れたイモビアンテナ12を介してスマートエントリEC
U3により受信される。
【0025】そして、上記した電子カードキー1からの
IDコード信号の場合と同様に、スマートエントリEC
U3により、受信されたメインキー11からのIDコー
ド信号のコード内容と、スマートエントリECU3の内
蔵ROM等に予め登録されているIDコードのコード内
容とが照合され、一致すればスマートエントリECU3
によりイグニッションノブ回転防止用ソレノイド9が励
磁され、IGスイッチが回転可能な状態になる。
【0026】ところで、電子カードキー1には、キーレ
ス用のロック釦15a及びアンロック釦15bが設けら
れると共に、ロック釦15a及びアンロック釦15bを
操作することにより、電子カードキー1からはロック指
令信号及びアンロック指令信号を送信する送信部が内蔵
されている。
【0027】そして、電子カードキー1からのロック指
令信号及びアンロック指令信号を受信する受信部として
のキーレスレシーバ16が設けられ、ロック指令信号及
びアンロック指令信号をそれぞれ受信したキーレスレシ
ーバ16からは、キーレスロック信号及びキーレスアン
ロック信号がスマートエントリECU3に出力されるよ
うになっている。
【0028】このとき、キーレスロック信号及びキーレ
スアンロック信号、並びに上記したスマートエントリチ
ューナ4からのオートロック信号及びオートアンロック
信号は、いずれも4ビットの予め定められたコード内容
から成るコード信号であり、キーレスロック信号とオー
トロック信号とは同じコード内容に設定されているもの
の、キーレスアンロック信号とオートアンロック信号と
は異なるコード内容に設定されている。
【0029】更に、スマートエントリECU3によりこ
れらの信号のコード内容が判別され、スマートエントリ
ECU3によりキーレスロック信号またはオートロック
信号を受けたと判断されると、ドアロックECU5にド
アをロックするためのロック制御信号が出力され、この
ロック制御信号によりドアロックECU5が制御され、
ドアロックモータが駆動されてドアがロックされる。
【0030】一方、スマートエントリECU3によりキ
ーレスアンロック信号またはオートアンロック信号のど
ちらかを受けたと判断されると、スマートエントリEC
U3からドアロックECU5にドアをアンロックするた
めのアンロック制御信号が出力される。このように、ス
マートエントリECU3に入力されるロック、アンロッ
クに関する信号は、そのコード内容からして、上記した
キーレスロック信号及びオートロック信号と、キーレス
アンロック信号と、オートアンロック信号の3種類であ
り、スマートエントリECU3からドアロックECU5
に出力される信号は、ロック制御信号及びアンロック制
御信号の2種類である。
【0031】このとき、スマートエントリECU3によ
りキーレスレシーバ16からのキーレスアンロック信号
を受けたと判断されるときには、アンロック制御信号に
よりドアロックECU5が制御されてドアロックモータ
が駆動され、ドアが一旦アンロックされると同時に、ス
マートエントリECU3に内蔵のタイマ(図示せず)が
駆動されて予め設定された設定時間であるT時間のカウ
ントが開始され、このT時間以内にドアの開放等がない
ことを条件に、タイマによるT時間のカウントアップ後
にドアロックECU5が制御されてドアロックモータ6
が駆動され、ドアがアンロック状態からロック状態に切
り換えられ、いわゆるタイマロックが行われる。
【0032】ところが、スマートエントリECU3によ
りスマートエントリチューナ4からのオートアンロック
信号を受けたと判断されるときには、電子カードキー1
が室外アンテナ2からの起動信号を受信して応答信号を
送信し、スマートエントリチューナ4を介してスマート
エントリECU3により応答信号が受信され、電子カー
ドキー1が室外アンテナ2の送信エリア内にあると判断
できるため、このスマートエントリチューナ4からのオ
ートアンロック信号に基づくアンロック制御信号により
ドアロックECU5が制御され、ドアロックモータ6が
駆動されて優先的にドアがアンロックされる。
【0033】従って、アンロック釦15bが操作された
ときであっても、電子カードキー1が車室内にあれば、
電子カードキー1が室外アンテナ2からの起動信号を受
信できることから、電子カードキー1からの応答信号に
よりスマートエントリチューナ4からオートアンロック
信号がスマートエントリECU3に出力され、スマート
エントリECU3によりこのオートアンロック信号を受
けたと判断されるため、アンロック釦15bの操作に基
づくタイマロック機能により、ドライバの意に反してド
アが勝手にロックされることが防止されている。
【0034】尚、図1において、20はカーテシランプ
の点灯、消灯を制御するためにドアの開、閉に応じてオ
ン、オフするカーテシスイッチ、21はドアのロック、
アンロックに応じてオン、オフするドアロックスイッ
チ、22はメインキー11のIGスイッチへの差し込み
を検出するキー挿入スイッチ、23はイグニッションノ
ブのOFF位置への戻し忘れ及びメインキー11の抜き
忘れを報知する警告ブザー、24はEFI(電子燃料噴
射装置)用ECUである。
【0035】次に、スマートエントリECU3が上記し
たキーレスアンロック信号を受けた場合の動作について
図2のフローチャートを参照して説明する。いま、図2
に示すように、アンロック釦15bが操作されると(S
1)、電子カードキー1の送信部からアンロック指令信
号がキーレスレシーバ16に送信され(S2)、キーレ
スレシーバ16からスマートエントリECU3にキーレ
スアンロック信号が出力される(S3)。
【0036】そして、スマートエントリECU3がこの
キーレスアンロック信号を受けると、スマートエントリ
ECU3の内蔵タイマがセットされてT時間のカウント
を開始すると同時に、スマートエントリECU3からド
アロックECU5にドアをアンロックするためのアンロ
ック制御信号が出力され(S4)、このアンロック制御
信号によりドアロックECU5が制御され、ドアロック
モータが駆動されてドアがアンロックされる(S5)。
【0037】続いて、スマートエントリECU3によ
り、スマートエントリECU3の内蔵タイマによりカウ
ントされるT時間以内に、カーテシスイッチ20の出力
に基づきドアが開放されたか、またはキー挿入スイッチ
22の出力に基づきメインキー11がIGスイッチに差
し込まれたか、またはIGスイッチがACC位置または
IGON位置に回転操作されたか否かの判定がなされ
(S6)、この判定結果がYESであれば車室内にドラ
イバが居ると判断できるため、スマートエントリECU
3の内蔵タイマがリセットされてドアはアンロックのま
ま保持され(S7)、その後動作は終了する。
【0038】一方、上記したステップS6の判定結果が
NOであれば、スマートエントリECU3により室外ア
ンテナ2を介して起動信号が再度送信され(S8)、電
子カードキー1からの応答信号があるか否かの判定がな
され(S9)、この判定結果がYESであれば、ドライ
バは車室外に居るものの室外アンテナ2の送信エリア内
に居ると判断できるため、スマートエントリECU3の
内蔵タイマがリセットされてドアはアンロックのまま保
持され(S10)、その後動作は終了する。
【0039】また、ステップS9の判定結果がNOであ
れば、ドライバは車室外の室外アンテナ2の送信エリア
外に居ると判断できるため、スマートエントリECU3
の内蔵タイマがT時間をカウントしたか否かの判定がな
され(S11)、この判定結果がNOであれば判定結果
がYESになるまで繰り返され、判定結果がYESにな
れば、スマートエントリECU3からドアロックECU
5にドアをロックするためのロック制御信号が出力され
(S12)、このロック制御信号によりドアロックEC
U5が制御され、ドアロックモータが駆動されてドアが
ロックされ(S13)、その後動作は終了する。
【0040】このように、電子カードキー1のアンロッ
ク釦15bの操作により電子カードキー1からのアンロ
ック指令信号がキーレスレシーバ16により受信される
と、スマートエントリECU3によりドアロックECU
5及びドアロックモータ6が制御されてドアが一旦アン
ロックされ、スマートエントリECU3の内蔵タイマに
よるT時間以内にドアの開放等がないことを条件に、そ
のT時間の経過後にドアがアンロック状態からロック状
態に切り換えられる。
【0041】このとき、電子カードキー1が車室内にあ
れば、電子カードキー1が室外アンテナ2からの起動信
号を受信することから、スマートエントリECU3によ
りドライバの車両への接近が認識され、スマートエント
リECU3によりドアロックECU5及びドアロックモ
ータ6が制御されて優先的にドアがアンロック状態に保
持され、ドアがロックされることはない。
【0042】また、電子カードキー1が室外アンテナ2
の送信エリア外に出て室外アンテナ2からの起動信号を
受信できなくなり、スマートエントリチューナ4が電子
カードキー1からの応答信号を受信できなくなった場
合、及びロック釦15aの操作によるロック指令信号が
キーレスレシーバ16により受信されてキーレスロック
信号が出力された場合には、いずれもスマートエントリ
ECU3によりドアロックECU5及びドアロックモー
タ6が制御されてドアがロックされる。
【0043】従って、上記した実施形態によれば、アン
ロック釦15bが操作されたときに、電子カードキー1
が室外アンテナ2の送信エリア内にあるにも拘わらずド
アがタイマロック機能により勝手にロックされてしまう
ことを防止できる。
【0044】なお、上記した実施形態では、図2のステ
ップS6に示すように、スマートエントリECU3の内
蔵タイマによりカウントされるT時間以内に、ドアが開
放されること、メインキー11がIGスイッチに差し込
まれること、或いはIGスイッチがACC位置またはI
GON位置に回転操作されることのいずれかが成立する
ことを条件としているが、この条件はドアの開放だけで
あってもよい。
【0045】また、上記した実施形態では、スマートエ
ントリECU3の内蔵タイマにより設定時間であるT時
間をカウントするようにした場合について説明したが、
外付けのタイマによりカウントするようにしても構わな
い。
【0046】また、上記した実施形態では、メインキー
11だけでなく、メインキー11を差し込まずにイグニ
ッションノブを摘んで少し押し込みながら回すことによ
り、IGスイッチを回転できるようにした場合について
説明しているが、必ずしもこのようなイグニッションノ
ブを設ける必要はなく、メインキー11によってのみI
Gスイッチを回転可能にする場合であっても、本発明を
適用可能であるのは勿論である。
【0047】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1、3に記載の発
明によれば、アンロック釦の操作により送信部からのア
ンロック指令信号が受信部により受信されても、携帯機
が例えば車室内にあれば、携帯機が室外アンテナからの
起動信号を受信することから、制御部により携帯機から
の応答信号が受信され、制御部によりドアロック駆動部
が制御されてドアが優先的にアンロック状態に保持さ
れ、ドアがアンロック状態からロック状態に切り換えら
れることはないため、アンロック釦が操作されたとき
に、携帯機が室外アンテナの送信エリア内にあるにも拘
わらずドアがロックされてしまうことを防止でき、使い
勝手の良い高機能のスマートエントリシステムを提供す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 電子カードキー(携帯機) 2 室外アンテナ 3 スマートエントリECU(制御部) 5 ドアロックECU(ドアロック駆動部) 6 ドアロックモータ(ドアロック駆動部) 7 室内アンテナ 11 メインキー 15a ロック釦 15b アンロック釦 16 キーレスレシーバ(受信部)
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月27日(2000.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両用スマートエントリシステム
及びその制御方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に設けられ
室外検知用アンテナから起動信号を送信し、携帯機が
室外検知用アンテナからの起動信号を受信して応答信号
を送信するかどうかによってユーザの車両への接近/離
間を制御部により認識し、制御部によりドアロック駆動
部を制御してドアのアンロック/ロックを行い、車室内
にて室内検知用アンテナからの起動信号を携帯機が受信
することで携帯機から送信される識別コード信号を制御
部により受信し、そのコード内容と予め登録されたコー
ド内容とを照合し、両者が一致していればイグニッショ
ンスイッチを回転可能にする車両用スマートエントリシ
ステム及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車において、キーからの送信
信号を車両側の受信機で受信することで、キーをドア錠
に差し込まずにロック/アンロックを行うキーレスエン
トリシステムが実用化されているが、近年では、特開平
5−106376号公報等に記載のように、ドライバが
携帯機を持って車両に接近/離間することにより、ドア
のアンロック/ロックを行うことが可能なスマートエン
トリと称されるシステムも開発されている。
【0003】一方、車両盗難に対する安全策として、例
えば特開平10−297432号公報に記載のように、
ドライバが携帯するタグ(或いはカードキー)に固有の
IDコードを記憶し、このタグから無線信号により送信
されるIDコードを車両側の受信機で読み取り、読み取
ったIDコードと車両側に登録されているIDコードと
が一致する場合のみ、イグニッションスイッチの操作を
許容するいわゆるイモビレーション機能を持ったシステ
ムも種々開発されている。
【0004】更に、最近では、上記したスマートエント
リ機能とイモビレーション機能の両方を兼ね備えたスマ
ートエントリシステムも提案されている。この種のスマ
ートエントリシステムでは、車両に設けられた室外アン
テナから車室外のドア近辺を送信エリアとして起動信号
を送信し、システム全般を制御するマイクロコンピュー
タ等から成るスマートエントリECUにより、携帯機が
室外アンテナからの起動信号を受信して応答信号を送信
するかどうかによってユーザの車両への接近/離間を認
識し、ドアロック駆動部を制御してドアのアンロック/
ロックを行うと共に、車室内にて室内アンテナからの起
動信号を携帯機が受信することで携帯機から送信される
識別コード信号をスマートエントリECUにより受信
し、そのコード内容と予め登録されたコード内容とを照
合し、両者が一致していればイグニッションスイッチを
回転可能にするようになっている。
【0005】また、このようなスマートエントリシステ
ムにおいて、上記したキーレスエントリ機能をも併せ持
ったものも提案されている。この場合、携帯機(或いは
メインキー)に設けられたキーレス用のロック釦及びア
ンロック釦の操作により無線信号によるロック指令信号
及びアンロック指令信号を送信する送信部を携帯機(或
いはメインキー)に内蔵し、この送信部からのロック指
令信号、アンロック指令信号を受信する受信部を設け、
受信部によりロック指令信号を受信したときに、スマー
トエントリECUによりドアロック駆動部を制御してド
アをロックすると共に、受信部によりアンロック指令信
号を受信したときには、スマートエントリECUにより
ドアロック駆動部を制御してドアをアンロックするよう
になっている。
【0006】このとき、キーレス用のアンロック釦の操
作によりドアはアンロックされるが、盗難防止のため
に、ドアがアンロックされてから予め設定された一定時
間以内にドアの開放がないことを条件に、その一定時間
が経過したときに、スマートエントリECUによりドア
ロック駆動部を制御してドアをアンロック状態からロッ
ク状態に切り換える、いわゆるタイマーロックが行われ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにキ
ーレスエントリ機能を併せ持ったスマートエントリシス
テムの場合、例えば携帯機を携帯したドライバが車室内
に居て、携帯機が室外アンテナの送信エリア内にあった
としても、上記したようなタイマーロック機能が働くこ
とにより、キーレス用のアンロック釦の操作により一旦
ドアがアンロックされた後ロックされるため、ドライバ
の意に反してドアがロックされてしまうという問題があ
った。
【0008】この発明が解決しようとする課題は、キー
レス用のアンロック釦が操作されたときに、携帯機が室
外アンテナの送信エリア内にあるにも拘わらずドアがロ
ックされてしまうことを防止できるようにすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明における車両用スマートエントリシステ
ムは、車両に設けられた室外検知用アンテナから起動信
号を送信し、携帯機が前記室外検知用アンテナからの起
動信号を受信して応答信号を送信するかどうかによって
ユーザの車両への接近/離間を制御部により認識し、前
記制御部によりドアロック駆動部を制御してドアのアン
ロック/ロックを行い、車室内にて室内検知用アンテナ
からの起動信号を前記携帯機が受信することで前記携帯
機から送信される識別コード信号を前記制御部により受
信し、そのコード内容と予め登録されたコード内容とを
照合し、両者が一致していればイグニッションスイッチ
を回転可能にする車両用スマートエントリシステムにお
いて、前記携帯機に内蔵され、前記携帯機に設けられた
ロック釦及びアンロック釦の操作により無線信号による
ロック指令信号及びアンロック指令信号を送信する送信
部と、前記送信部からのロック指令信号、アンロック指
令信号を受信する受信部とを備え、前記制御部は、前記
室外検知用アンテナからの起動信号に対する前記携帯機
からの応答信号がないとき及び前記受信部により前記ロ
ック指令信号を受信したときに、前記ドアロック駆動部
を制御してドアをロックし、前記受信部により前記アン
ロック指令信号を受信したときには、前記ドアロック駆
動部を制御してドアを一旦アンロックし、その後予め設
定された設定時間以内にドアの開放等がないことを条件
に、前記設定時間の経過後に前記ドアロック駆動部を制
御してドアをアンロック状態からロック状態に切り換え
ると共に、前記室外検知用アンテナからの起動信号に対
する前記携帯機からの応答信号があるときには、前記ド
アロック駆動部を制御してドアを優先的にアンロック状
態に保持することを特徴としている。
【0010】このような構成によれば、アンロック釦の
操作により送信部からのアンロック指令信号が受信部に
より受信されると、制御部によりドアロック駆動部が制
御されてドアが一旦アンロックされ、設定時間以内にド
アの開放がないことを条件に、その設定時間の経過後に
ドアがアンロック状態からロック状態に切り換えられ
る。
【0011】このとき、携帯機が車室内にあれば、携帯
機が室外検知用アンテナからの起動信号を受信すること
から、制御部により携帯機からの応答信号が受信され、
制御部によりドアロック駆動部が制御されてドアが優先
的にアンロック状態に保持され、ドアがロックされるこ
とはない。そのため、アンロック釦が操作されたとき
に、携帯機が室外検知用アンテナの送信エリア内にある
にも拘わらず、ユーザの意に反してドアがロックされて
しまうことを防止できる。
【0012】また、携帯機が室外検知用アンテナの送信
エリア外に出て室外検知用アンテナからの起動信号を受
信できなくなり、制御部により携帯機からの応答信号を
受信できなくなった場合、及びロック釦の操作によるロ
ック指令信号が受信部により受信された場合には、いず
れも制御部によりドアロック駆動部が制御されてドアが
ロックされる。
【0013】また、本発明における車両用スマートエン
トリシステムの制御方法は、前記携帯機に設けられたロ
ック釦及びアンロック釦の操作により無線信号によるロ
ック指令信号及びアンロック指令信号を、前記携帯機に
内蔵の送信部から送信し、これらロック指令信号、アン
ロック指令信号を受信部により受信し、前記室外検知用
アンテナからの起動信号に対する前記携帯機からの応答
信号がないとき、及び前記受信部により前記ロック指令
信号を受信したときに、前記制御部により前記ドアロッ
ク駆動部を制御してドアをロックし、前記受信部により
前記アンロック指令信号を受信したときには、前記ドア
ロック駆動部を制御してドアを一旦アンロックし、その
後予め設定された設定時間以内にドアの開放等がないこ
とを条件に、前記設定時間の経過後に前記制御部により
前記ドアロック駆動部を制御してドアをアンロック状態
からロック状態に切り換えると共に、前記室外検知用ア
ンテナからの起動信号に対する前記携帯機からの応答信
号があるときには、前記制御部により前記ドアロック駆
動部を制御してドアを優先的にアンロック状態に保持す
ることを特徴としている。
【0014】このようにすれば、アンロック釦の操作に
より送信部からのアンロック指令信号が受信部により受
信されても、携帯機が車室内にあれば、携帯機が室外検
知用アンテナからの起動信号を受信することから、制御
部により携帯機からの応答信号が受信され、制御部によ
りドアロック駆動部が制御されてドアが優先的にアンロ
ック状態に保持され、ドアがアンロック状態からロック
状態に切り換えられることはないため、アンロック釦が
操作されたときに、携帯機が室外検知用アンテナの送信
エリア内にあるにも拘わらず、ユーザの意に反してドア
がロックされてしまうことを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
および図2を参照して説明する。但し、図1はブロッ
ク図、図2は動作説明用フローチャートである。
【0016】図1に示すように、カード型の携帯機とし
ての電子カードキー1を携帯したドライバが、車両(図
示せず)の例えば運転席側ドアミラー等に内蔵されてい
室外検知用アンテナ2の送信エリア内に入ると、室外
検知用アンテナ2を介してスマートエントリECU3か
ら発信される起動信号が電子カードキー1により受信さ
れて電子カードキー1が起動する。このとき、室外検知
用アンテナ2の送信エリアは、その出力パワーから運転
席側ドアの外側に少し広がる程度である。
【0017】そして、起動した電子カードキー1からは
無線信号による応答信号が送信され、この応答信号がス
マートエントリチューナ4により受信されてスマートエ
ントリチューナ4からスマートエントリECU3にオー
トアンロック信号が出力され、これにより電子カードキ
ー1を携帯したドライバの車両への接近が認識され、ド
アロックECU5が制御されてドアロックモータ6がド
アをアンロックすべく駆動され、ドアのアンロックが行
われる。ここで、ドアロックECU5及びドアロックモ
ータ6により、ドアロック駆動部が構成されている。
【0018】一方、これとは逆に、電子カードキー1を
携帯したドライバが室外検知用アンテナ2の送信エリア
外に出ると、電子カードキー1からの応答信号がスマー
トエントリチューナ4により受信されなくなり、これに
より電子カードキー1を携帯したドライバの車両への接
近が認識され、スマートエントリチューナ4からスマー
トエントリECU3にオートロック信号が出力される。
【0019】そして、ドアが閉塞されかつ電子カードキ
ー1が室外検知用アンテナ2の送信エリア外に出たこと
を条件に、スマートエントリECU3により電子カード
キー1を携帯したドライバの車両からの離間が認識され
てドアロックECU5が制御され、ドアロックモータ6
がドアをロックすべく駆動されてドアのロックが行われ
る。
【0020】また、ドライバが電子カードキー1を持っ
て運転席に着座すると、運転席シート内に埋設されてい
室内検知用アンテナ7を介して、スマートエントリE
CU3からイモビレーション機能(以下、イモビ機能と
称する)の起動信号が設定された時間継続して送信さ
れ、電子カードキー1によりこの起動信号が受信されて
電子カードキー1のイモビ機能が起動する。この室内検
知用アンテナ7からの起動信号の送信エリアは、室外検
知用アンテナ2よりも狭く車室内の特定エリアに限定さ
れている。
【0021】このとき、室内検知用アンテナ7を介して
起動信号が送信されると、上記した室外検知用アンテナ
2からの起動信号の送信は停止し、イグニッションスイ
ッチ(以下、IGスイッチと称する)に設けられた後述
のイグニッションノブがOFF(或いはLOCK)位置
に戻されるか、或いはメインキーが抜かれることによ
り、室外検知用アンテナ2から再び起動信号が送信され
るようになっている。また、IGスイッチがイグニッシ
ョンオン(IGON)状態になると、スマートエントリ
ECU3はいわゆるスリープ状態になって、システムは
停止した状態となる。
【0022】そして、電子カードキー1から予め設定さ
れた識別(ID)コード信号が送信され、このIDコー
ド信号がスマートエントリチューナ4により受信され、
スマートエントリECU3により、受信されたIDコー
ド信号のコード内容と、スマートエントリECU3に内
蔵のROM等に予め登録されているIDコードのコード
内容とが照合され、両者が一致すればスマートエントリ
ECU3によりイグニッションノブ回転防止用ソレノイ
ド9が励磁され、ソレノイド9の励磁により、例えばI
Gスイッチのキーシリンダに係止していた係止ピンが外
れてイグニッションノブが回転可能な状態になる。
【0023】ここで、イグニッションノブは、メインキ
ー11を差し込まずに操作できるように、IGスイッチ
のキーシリンダのキー挿入部に操作用摘みが形成された
ものである。従って、通常のキーシリンダにメインキー
11を差し込んで少し押し込みながら回すのと同じよう
に、このイグニッションノブを摘んで少し押し込みなが
ら回すことにより、IGスイッチがOFF(或いはLO
CK)位置からアクセサリ(ACC)位置、IGON
(イグニッションオン)位置を経てスタート(STAR
T)位置へと回転することができるようになる。
【0024】一方、メインキー11によるIGスイッチ
の操作も可能で、メインキー11がIGスイッチのキー
シリンダに差し込まれると、メインキー11に内蔵され
ているIDコード送信機からIDコード信号が送信さ
れ、このIDコード信号が、IGスイッチ近傍に設けら
れたイモビアンテナ12を介してスマートエントリEC
U3により受信される。
【0025】そして、上記した電子カードキー1からの
IDコード信号の場合と同様に、スマートエントリEC
U3により、受信されたメインキー11からのIDコー
ド信号のコード内容と、スマートエントリECU3の内
蔵ROM等に予め登録されているIDコードのコード内
容とが照合され、一致すればスマートエントリECU3
によりイグニッションノブ回転防止用ソレノイド9が励
磁され、IGスイッチが回転可能な状態になる。
【0026】ところで、電子カードキー1には、キーレ
ス用のロック釦15a及びアンロック釦15bが設けら
れると共に、ロック釦15a及びアンロック釦15bを
操作することにより、電子カードキー1からはロック指
令信号及びアンロック指令信号を送信する送信部が内蔵
されている。
【0027】そして、電子カードキー1からのロック指
令信号及びアンロック指令信号を受信する受信部として
のキーレスレシーバ16が設けられ、ロック指令信号及
びアンロック指令信号をそれぞれ受信したキーレスレシ
ーバ16からは、キーレスロック信号及びキーレスアン
ロック信号がスマートエントリECU3に出力されるよ
うになっている。
【0028】このとき、キーレスロック信号及びキーレ
スアンロック信号、並びに上記したスマートエントリチ
ューナ4からのオートロック信号及びオートアンロック
信号は、いずれも4ビットの予め定められたコード内容
から成るコード信号であり、キーレスロック信号とオー
トロック信号とは同じコード内容に設定されているもの
の、キーレスアンロック信号とオートアンロック信号と
は異なるコード内容に設定されている。
【0029】更に、スマートエントリECU3によりこ
れらの信号のコード内容が判別され、スマートエントリ
ECU3によりキーレスロック信号またはオートロック
信号を受けたと判断されると、ドアロックECU5にド
アをロックするためのロック制御信号が出力され、この
ロック制御信号によりドアロックECU5が制御され、
ドアロックモータが駆動されてドアがロックされる。
【0030】一方、スマートエントリECU3によりキ
ーレスアンロック信号またはオートアンロック信号のど
ちらかを受けたと判断されると、スマートエントリEC
U3からドアロックECU5にドアをアンロックするた
めのアンロック制御信号が出力される。このように、ス
マートエントリECU3に入力されるロック、アンロッ
クに関する信号は、そのコード内容からして、上記した
キーレスロック信号及びオートロック信号と、キーレス
アンロック信号と、オートアンロック信号の3種類であ
り、スマートエントリECU3からドアロックECU5
に出力される信号は、ロック制御信号及びアンロック制
御信号の2種類である。
【0031】このとき、スマートエントリECU3によ
りキーレスレシーバ16からのキーレスアンロック信号
を受けたと判断されるときには、アンロック制御信号に
よりドアロックECU5が制御されてドアロックモータ
が駆動され、ドアが一旦アンロックされると同時に、ス
マートエントリECU3に内蔵のタイマ(図示せず)が
駆動されて予め設定された設定時間であるT時間のカウ
ントが開始され、このT時間以内にドアの開放等がない
ことを条件に、タイマによるT時間のカウントアップ後
にドアロックECU5が制御されてドアロックモータ6
が駆動され、ドアがアンロック状態からロック状態に切
り換えられ、いわゆるタイマロックが行われる。
【0032】ところが、スマートエントリECU3によ
りスマートエントリチューナ4からのオートアンロック
信号を受けたと判断されるときには、電子カードキー1
室外検知用アンテナ2からの起動信号を受信して応答
信号を送信し、スマートエントリチューナ4を介してス
マートエントリECU3により応答信号が受信され、電
子カードキー1が室外検知用アンテナ2の送信エリア内
にあると判断できるため、このスマートエントリチュー
ナ4からのオートアンロック信号に基づくアンロック制
御信号によりドアロックECU5が制御され、ドアロッ
クモータ6が駆動されて優先的にドアがアンロックされ
る。
【0033】従って、アンロック釦15bが操作された
ときであっても、電子カードキー1が車室内にあれば、
電子カードキー1が室外検知用アンテナ2からの起動信
号を受信できることから、電子カードキー1からの応答
信号によりスマートエントリチューナ4からオートアン
ロック信号がスマートエントリECU3に出力され、ス
マートエントリECU3によりこのオートアンロック信
号を受けたと判断されるため、アンロック釦15bの操
作に基づくタイマロック機能により、ドライバの意に反
してドアが勝手にロックされることが防止されている。
【0034】尚、図1において、20はカーテシランプ
の点灯、消灯を制御するためにドアの開、閉に応じてオ
ン、オフするカーテシスイッチ、21はドアのロック、
アンロックに応じてオン、オフするドアロックスイッ
チ、22はメインキー11のIGスイッチへの差し込み
を検出するキー挿入スイッチ、23はイグニッションノ
ブのOFF位置への戻し忘れ及びメインキー11の抜き
忘れを報知する警告ブザー、24はEFI(電子燃料噴
射装置)用ECUである。
【0035】次に、スマートエントリECU3が上記し
たキーレスアンロック信号を受けた場合の動作について
図2のフローチャートを参照して説明する。いま、図2
に示すように、アンロック釦15bが操作されると(S
1)、電子カードキー1の送信部からアンロック指令信
号がキーレスレシーバ16に送信され(S2)、キーレ
スレシーバ16からスマートエントリECU3にキーレ
スアンロック信号が出力される(S3)。
【0036】そして、スマートエントリECU3がこの
キーレスアンロック信号を受けると、スマートエントリ
ECU3の内蔵タイマがセットされてT時間のカウント
を開始すると同時に、スマートエントリECU3からド
アロックECU5にドアをアンロックするためのアンロ
ック制御信号が出力され(S4)、このアンロック制御
信号によりドアロックECU5が制御され、ドアロック
モータが駆動されてドアがアンロックされる(S5)。
【0037】続いて、スマートエントリECU3によ
り、スマートエントリECU3の内蔵タイマによりカウ
ントされるT時間以内に、カーテシスイッチ20の出力
に基づきドアが開放されたか、またはキー挿入スイッチ
22の出力に基づきメインキー11がIGスイッチに差
し込まれたか、またはIGスイッチがACC位置または
IGON位置に回転操作されたか否かの判定がなされ
(S6)、この判定結果がYESであれば車室内にドラ
イバが居ると判断できるため、スマートエントリECU
3の内蔵タイマがリセットされてドアはアンロックのま
ま保持され(S7)、その後動作は終了する。
【0038】一方、上記したステップS6の判定結果が
NOであれば、スマートエントリECU3により室外検
知用アンテナ2を介して起動信号が再度送信され(S
8)、電子カードキー1からの応答信号があるか否かの
判定がなされ(S9)、この判定結果がYESであれ
ば、ドライバは車室外に居るものの室外検知用アンテナ
2の送信エリア内に居ると判断できるため、スマートエ
ントリECU3の内蔵タイマがリセットされてドアはア
ンロックのまま保持され(S10)、その後動作は終了
する。
【0039】また、ステップS9の判定結果がNOであ
れば、ドライバは車室外の室外検知用アンテナ2の送信
エリア外に居ると判断できるため、スマートエントリE
CU3の内蔵タイマがT時間をカウントしたか否かの判
定がなされ(S11)、この判定結果がNOであれば判
定結果がYESになるまで繰り返され、判定結果がYE
Sになれば、スマートエントリECU3からドアロック
ECU5にドアをロックするためのロック制御信号が出
力され(S12)、このロック制御信号によりドアロッ
クECU5が制御され、ドアロックモータが駆動されて
ドアがロックされ(S13)、その後動作は終了する。
【0040】このように、電子カードキー1のアンロッ
ク釦15bの操作により電子カードキー1からのアンロ
ック指令信号がキーレスレシーバ16により受信される
と、スマートエントリECU3によりドアロックECU
5及びドアロックモータ6が制御されてドアが一旦アン
ロックされ、スマートエントリECU3の内蔵タイマに
よるT時間以内にドアの開放等がないことを条件に、そ
のT時間の経過後にドアがアンロック状態からロック状
態に切り換えられる。
【0041】このとき、電子カードキー1が車室内にあ
れば、電子カードキー1が室外検知用アンテナ2からの
起動信号を受信することから、スマートエントリECU
3によりドライバの車両への接近が認識され、スマート
エントリECU3によりドアロックECU5及びドアロ
ックモータ6が制御されて優先的にドアがアンロック状
態に保持され、ドアがロックされることはない。
【0042】また、電子カードキー1が室外検知用アン
テナ2の送信エリア外に出て室外検知用アンテナ2から
の起動信号を受信できなくなり、スマートエントリチュ
ーナ4が電子カードキー1からの応答信号を受信できな
くなった場合、及びロック釦15aの操作によるロック
指令信号がキーレスレシーバ16により受信されてキー
レスロック信号が出力された場合には、いずれもスマー
トエントリECU3によりドアロックECU5及びドア
ロックモータ6が制御されてドアがロックされる。
【0043】従って、上記した実施形態によれば、アン
ロック釦15bが操作されたときに、電子カードキー1
室外検知用アンテナ2の送信エリア内にあるにも拘わ
らずドアがタイマロック機能により勝手にロックされて
しまうことを防止できる。
【0044】なお、上記した実施形態では、図2のステ
ップS6に示すように、スマートエントリECU3の内
蔵タイマによりカウントされるT時間以内に、ドアが開
放されること、メインキー11がIGスイッチに差し込
まれること、或いはIGスイッチがACC位置またはI
GON位置に回転操作されることのいずれかが成立する
ことを条件としているが、この条件はドアの開放だけで
あってもよい。
【0045】また、上記した実施形態では、スマートエ
ントリECU3の内蔵タイマにより設定時間であるT時
間をカウントするようにした場合について説明したが、
外付けのタイマによりカウントするようにしても構わな
い。
【0046】また、上記した実施形態では、メインキー
11だけでなく、メインキー11を差し込まずにイグニ
ッションノブを摘んで少し押し込みながら回すことによ
り、IGスイッチを回転できるようにした場合について
説明しているが、必ずしもこのようなイグニッションノ
ブを設ける必要はなく、メインキー11によってのみI
Gスイッチを回転可能にする場合であっても、本発明を
適用可能であるのは勿論である。
【0047】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1、3に記載の発
明によれば、アンロック釦の操作により送信部からのア
ンロック指令信号が受信部により受信されても、携帯機
が例えば車室内にあれば、携帯機が室外検知用アンテナ
からの起動信号を受信することから、制御部により携帯
機からの応答信号が受信され、制御部によりドアロック
駆動部が制御されてドアが優先的にアンロック状態に保
持され、ドアがアンロック状態からロック状態に切り換
えられることはないため、アンロック釦が操作されたと
きに、携帯機が室外検知用アンテナの送信エリア内にあ
るにも拘わらずドアがロックされてしまうことを防止で
き、使い勝手の良い高機能のスマートエントリシステム
を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【符号の説明】 1 電子カードキー(携帯機) 2 室外検知用アンテナ 3 スマートエントリECU(制御部) 5 ドアロックECU(ドアロック駆動部) 6 ドアロックモータ(ドアロック駆動部) 7 室内検知用アンテナ 11 メインキー 15a ロック釦 15b アンロック釦 16 キーレスレシーバ(受信部)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 喜雄 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 荒井 啓之 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB12 BB35 DD06 FF23 FF24 FF28 FF36 HH01 JJ01 JJ02 JJ03 KK03 LL00 LL01 SS02 SS03 SS04 SS11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた室外アンテナから起動
    信号を送信し、携帯機が前記室外アンテナからの起動信
    号を受信して応答信号を送信するかどうかによってユー
    ザの車両への接近/離間を制御部により認識し、前記制
    御部によりドアロック駆動部を制御してドアのアンロッ
    ク/ロックを行い、車室内にて室内アンテナからの起動
    信号を前記携帯機が受信することで前記携帯機から送信
    される識別コード信号を前記制御部により受信し、その
    コード内容と予め登録されたコード内容とを照合し、両
    者が一致していればイグニッションスイッチを回転可能
    にする車両用スマートエントリシステムにおいて、 前記携帯機に内蔵され、前記携帯機に設けられたロック
    釦及びアンロック釦の操作により無線信号によるロック
    指令信号及びアンロック指令信号を送信する送信部と、
    前記送信部からのロック指令信号、アンロック指令信号
    を受信する受信部とを備え、 前記制御部は、前記室外アンテナからの起動信号に対す
    る前記携帯機からの応答信号がないとき及び前記受信部
    により前記ロック指令信号を受信したときに、前記ドア
    ロック駆動部を制御してドアをロックし、前記受信部に
    より前記アンロック指令信号を受信したときには、前記
    ドアロック駆動部を制御してドアを一旦アンロックし、
    その後予め設定された設定時間以内にドアの開放等がな
    いことを条件に、前記設定時間の経過後に前記ドアロッ
    ク駆動部を制御してドアをアンロック状態からロック状
    態に切り換えると共に、前記室外アンテナからの起動信
    号に対する前記携帯機からの応答信号があるときには、
    前記ドアロック駆動部を制御して優先的にドアをアンロ
    ック状態に保持することを特徴とする車両用スマートエ
    ントリシステム。
  2. 【請求項2】 車両に設けられた室外アンテナから起動
    信号を送信し、携帯機が前記室外アンテナからの起動信
    号を受信して応答信号を送信するかどうかによってユー
    ザの車両への接近/離間を制御部により認識し、前記制
    御部によりドアロック駆動部を制御してドアのアンロッ
    ク/ロックを行い、車室内にて室内アンテナからの起動
    信号を前記携帯機が受信することで前記携帯機から送信
    される識別コード信号を前記制御部により受信し、その
    コード内容と予め登録されたコード内容とを照合し、両
    者が一致していればイグニッションスイッチを回転可能
    にする車両用スマートエントリシステムの制御方法にお
    いて、 前記携帯機に設けられたロック釦及びアンロック釦の操
    作により無線信号によるロック指令信号及びアンロック
    指令信号を、前記携帯機に内蔵の送信部から送信し、こ
    れらロック指令信号、アンロック指令信号を受信部によ
    り受信し、 前記室外アンテナからの起動信号に対する前記携帯機か
    らの応答信号がないとき、及び前記受信部により前記ロ
    ック指令信号を受信したときに、前記制御部により前記
    ドアロック駆動部を制御してドアをロックし、前記受信
    部により前記アンロック指令信号を受信したときには、
    前記ドアロック駆動部を制御してドアを一旦アンロック
    し、その後予め設定された設定時間以内にドアの開放等
    がないことを条件に、前記設定時間の経過後に前記制御
    部により前記ドアロック駆動部を制御してドアをアンロ
    ック状態からロック状態に切り換えると共に、前記室外
    アンテナからの起動信号に対する前記携帯機からの応答
    信号があるときには、前記制御部により前記ドアロック
    駆動部を制御して優先的にドアをアンロック状態に保持
    することを特徴とする車両用スマートエントリシステム
    の制御方法。
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