JP2010138543A - 車両用ドアロックシステム、キーレスエントリーシステム、ロック制御方法 - Google Patents

車両用ドアロックシステム、キーレスエントリーシステム、ロック制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カーテシスイッチが故障している場合でも適切にオートロック機能が作動する車両用ドアロックシステム等を提供すること。
【解決手段】電子キー30と通信する通信手段12、13と、IDコード信号による電子キーの認証が成立した場合にドアをアンロックするアンロック手段33、15と、アンロック手段がアンロックしてから所定時間内にドアの開扉が検出されてないことを条件に、ドアをロックするドアロック手段32、15と、を有する車両用ドアロックシステム100において、開閉検出手段16がドアの開扉を検出することなく、所定時間が経過した場合、通信手段を用いて車室内に対して電子キーにIDコード信号の送信を要求する電子キー検出手段35、38と、電子キー検出手段35、38が車室内に電子キーを検出した場合、ドアロック手段によるロックを禁止するドアロック禁止手段36と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子キーとの無線通信によるIDコードの照合に基づきドアのアンロック又はロックを実現する車両用ドアロックシステム等に関し、特に、アンロック状態から自動的にロックするオートロック機能を備えた車両用ドアロックシステム、キーレスエントリーシステム及びロック制御方法に関する。
乗員が車両から離れる際にドアロックを忘れた場合に対応するため、ドアを自動的にロックするオートロック機能を備えたドアロックシステムが車両に搭載されることがある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、アンロック後、所定時間内にドアの開扉が検出されない場合ドアをロックするドアロックシステムが開示されている。
ところでオートロック機能によりドアをロックするためには、ドアが閉扉された状態であることが前提であるので、ドアロックシステムは例えばカーテシスイッチによりドアの開閉を検出している。
図10は、従来のオートロックの手順を時系列に説明する図の一例である。キーレスエントリーキーやワイヤレスキーにより車外からアンロックされると、ドアが閉扉であることを条件にタイマーがスタートする。その後、開扉されたか否かを監視しながら、タイマーのカウントが継続され、例えば30秒経過するとオートロック機能が作動してドアがロックされる。このようなオートロック機能によれば、アンロックをしたもののドアロックせずに車両から離れても、自動的にロックされるのでセキュリティを確保できる。
特開昭61−274064号公報
しかしながら、このようなオートロックの手順ではカーテシスイッチが故障している場合に、ロックすべきでない状況でドアをオートロックしてしまうという問題がある。すなわち、カーテシスイッチが故障していると、開扉したのに閉扉のままであると誤検出することがあるため、タイマースタート後、乗員がドアを開扉しても(図10の点線部)それを検出できず、ドアをロックしてしまうことになる。
乗員がドアを開扉して電子キーを車室内に載置した後、閉扉した状態でドアロックされた場合には、電子キーを閉じこめてしまうことになる。例えば、電子キーの入ったバッグを後席やハッチバックの荷室に載置して閉扉した後、運転席に戻った際にはオートロックされており電子キーを閉じこめてしまうことが起こりうる。
本発明は、上記課題に鑑み、カーテシスイッチが故障している場合でも適切にオートロック機能が作動する車両用ドアロックシステム、キーレスエントリーシステム及びロック制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、ドア毎にドアの開閉を検出する開閉検出手段と、無線通信装置を備えた電子キーにIDコード信号の送信を要求し、電子キーから送信されたIDコード信号を受信する通信手段と、IDコード信号による電子キーの認証が成立した場合にドアをアンロックを許可するアンロック手段と、アンロック手段がアンロックしてから第1の所定時間内にドアの開扉が検出されてないことを条件に、ドアをロックするドアロック手段と、を有する車両用ドアロックシステムにおいて、開閉検出手段がドアの開扉を検出することなく、第1の所定時間が経過した場合、通信手段を用いて車室内に対して電子キーにIDコード信号の送信を要求し、電子キーからIDコード信号を受信した場合に車室内に電子キーがあることを検出する電子キー検出手段と、電子キー検出手段が車室内に電子キーを検出した場合、ドアロック手段によるロックを禁止する、ドアロック禁止手段と、を有することを特徴とする。
カーテシスイッチが故障している場合でも適切にオートロック機能が作動する車両用ドアロックシステム、キーレスエントリーシステム及びロック制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図1は、本実施例のキーレスエントリーシステム200によるオートロックの手順を時系列に説明する図の一例である。
1)2)ワイヤレスキー、スマートキー(登録商標)又はキーレスエントリーキー(以下、電子キーという)により車外からアンロック要求があると、ドアロックシステムがドアをアンロックすると共に、タイマーがスタートする。
3)4)その後、開扉が検出されたか否かを監視しながら、タイマーのカウントが継続される。所定時間(以下、ロック待機時間という)が経過する前に、点線で示すようにユーザが開扉すると、カーテシスイッチによりそれを検出する。カーテシスイッチによりドアの開扉が検出されると、開扉した運転者又は乗員(以下、運転者という)がアンロック状態であることを把握していると考えられるので、ドアロックシステムはオートロックをしない。
5)ロック待機時間が経過するまでの間に、カーテシスイッチから開扉が検出されない場合、ドアロックシステムは室内にリクエスト信号を送信しその応答の有無から室内に電子キーが存在するか否かを判定する。
6)7)そしてドアロックシステムは、室内の電子キーから応答がなければオートロックし、室内の電子キーから応答があれば、電子キーの閉じこめを防止するためオートロックを禁止する。
カーテシスイッチにより開扉が検出されない場合に、室内の電子キーを検出してオートロックを禁止するので、カーテシスイッチが故障していても電子キーを閉じこめることを防止できる。
なお、本実施例のロック手順はオートロック機能を備え、無線通信装置が搭載された電子キーを採用したドアロックシステムであれば適用可能である。オートロック機能の作動条件(自動的にロックするための条件)は全ての車両に共通とは限らないが、ユーザがアンロックしたことを意識しにくい無線通信を利用してアンロックした場合に作動するよう設定されていることが多い。以下では、無線通信を利用してアンロックした場合を作動条件として説明するが、メカニカルキーでアンロックした場合に適用してもよい。
〔電子キー30の検知エリア〕
図2は、ドアロックシステム100による電子キー30の検知エリアの一例を示す図である。ドアがロックされるとドアロックシステム100は、車両の外に電子キー30の検知エリアE1〜E3を形成する。検知エリアE1〜E3に電子キー30が進入すると全ドア又はその検知エリアに対応するドアがアンロック可能となり、例えば、運転者がドアノブ等に触れるとそれを検出してアンロックされるようになっている(以下、アンロックが可能となることとアンロックとを区別しない場合がある)。また、電子キー30は操作ボタンを有し、検知エリアE1〜E3よりも遠方からでも所定のボタンを運転者が操作すると、全てのドアがアンロックされる(ワイヤレスアンロック)。本実施例のオートロック機能は、この2つの方法のいずれかでアンロックされると作動を開始する。
なお、例えば運転者が運転席のドアを開扉すると、ドアロックシステム100は検知エリアE4、E5を形成する。このうち検知エリアE4の電子キー30が照合されると、エンジンやメインシステム(ハイブリッド車や電気自動車の場合)の起動が許可される。本実施例のドアロックシステム100は電子キー30の閉じこめを防止するためこの検知エリアE4、E5を利用して、オートロックするか否かを決定する。
〔ドアロックシステム100の構成〕
図3は、ドアロックシステム100のハードウェア構成図の一例を示す。本実施例のドアロックシステム100は、IDコード(電子キー30の識別コード)に基づき電子キー30を認証する照合ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)11と、カーテシスイッチ16からの信号を検出し、また、ドアのロック/アンロックを制御するボディECU14とが通信しながら上記のロック方法を実現する。なお、照合ECU11とボディECU14は互いにCAN(Controller Area Network)やFlexRay等の車載LANを介して相互に通信する。
照合ECU11及びボディECU14は、いずれもCPU、RAM、ROM、不揮発メモリ、CAN通信部、入出力インターフェイス及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えたコンピュータを実体とする。
以下、詳細に説明する。照合ECU11には、送信回路12と受信回路13が接続されている。送信回路12は検知エリアE1〜E5に共通とし、図3では検知エリアE1を形成するアンテナA1と検知エリアE4を形成するアンテナA4のみ示した。ドアがロックされた状態では、照合ECU11はリクエスト信号を送信回路12に送出し、送信回路12はリクエスト信号により搬送波を変調して増幅し、リクエスト電波をアンテナA1〜A3から間欠的に送信する(以下、信号と電波を区別せず、リクエスト信号を搬送する電波をリクエスト信号という)。リクエスト信号の到達範囲が検知エリアE1〜E3となる。
また、受信回路13はアンテナA0と接続されており、アンテナA0が受信した、電子キー30から送信されるIDコード信号を復調し、IDコードを取り出す。IDコードは照合ECU11に送出される。
照合ECU11は、車両のオーナーなどが携帯する電子キー30のIDコードを不揮発メモリに記憶しており、この予め記憶されている電子キー30のIDコードと、電子キー30から受信したIDコードを照合する。照合できた場合電子キー30は認証され、照合ECU11はボディECU14にアンロック要求を送信する。したがって、照合ECU11は特許請求の範囲における認証手段に相当する。なお、検知エリアE4においても電子キー30の認証手順は同様である。
ところで、図3では室外の検知エリアE1〜E3と室内の検知エリアE4,E5の電子キー30からIDコード信号を受信するアンテナA0を共通にしたため、電子キー30が室内と室外のいずれに存在するか、どの検知エリアE1〜E5に存在するかは、リクエスト信号を送信したアンテナがアンテナA1〜A5のいずれであるかから判定される。このため、照合ECU11は検知エリアA1〜A5を選択的に形成することができる。送信回路12は、例えばアンテナA1とA4を切り替える切り替えスイッチを内蔵し、照合ECU11が切り替えスイッチを制御できるようになっている。
一方、電子キー30はそれぞれバッテリで駆動されるマイコン21、受信回路22及び送信回路24、ボタン操作を検出する操作検出部(不図示)を有する。受信回路22はアンテナA1又はA4から送信されたリクエスト信号を、アンテナ23を介して受信し、フィルタリング、中間波の生成、増幅等を施した後、復調することで取り出したリクエスト信号をマイコン21に出力する。
マイコン21はリクエスト信号が入力されると、電子キー30のIDコードに応じたIDコード信号を生成し送信回路24に送出する。送信回路24はIDコード信号により搬送波を変調して、IDコード電波(以下、IDコード信号という)をアンテナ25を介して受信回路13に送信する。なお、電子キー30は、バッテリ切れに対応するため、メカニカルキーを装着しており、また、バッテリが不要なイモビライザ用のトランスポンダを備えていてもよい。
〔ドアロックシステム100の動作手順〕
以上のドアロックシステム100の一般的な動作手順を簡単に説明する。ドアがロックされた状態では、照合ECU11は切り替えスイッチをアンテナA1〜A3側に切り替え、アンテナA1〜A3からリクエスト信号を間欠的に発信し、検知エリアE1〜E3を形成する。電子キー30を携帯した運転者が検知エリアE1〜E3に進入すると、電子キー30のアンテナ23及び受信回路22がリクエスト信号を受信し、これによりマイコン21が起動する。マイコン21はリクエスト信号を解釈してIDコード信号を生成し送信回路24及びアンテナ25から送信する。
照合ECU11はアンテナA0及び受信回路13を介して受信したIDコード信号と、不揮発メモリに記憶しているIDコードを照合し、アンテナA1〜A3からリクエスト信号を送信したことから、電子キー30が車外にあると判定してアンロック要求をボディECU14に送出する。
ボディECU14がロック/アンロックモータ15を駆動すると全ドアがアンロックされ、運転者はドアを開扉して運転席に乗車することができる。この際、運転席のカーテシスイッチ16は運転席のドアの開扉を検出しボディECU14に出力する。
運転者が運転席に乗車してドアを閉扉すると(又は乗車せずに閉扉すると)、カーテシスイッチ16は閉扉を検出しボディECU14に出力する。こうすることで、照合ECU11は切り替えスイッチをアンテナA4側に切り替え、アンテナA1に代えてアンテナA4からリクエスト信号を間欠的に送信する。アンロック時と同様に、運転者が携帯する電子キー30はIDコード信号を送信するので、照合ECU11はアンテナA4からリクエスト信号を送信したことから、電子キー30が運転席にあると判定して、エンジンECUにイグニッションONを許可するよう要求する。運転者がイグニッションノブ(エンジンスタートボタン)を操作するとエンジンを始動させることができる。
ドアロック時の動作手順について簡単に説明する。イグニッションがオフの状態で、カーテシスイッチ16が全ドアの閉扉を検出し、ドアの車外にあるドアロックボタン(不図示)がオンされると、ボディECU14がドアロックのオン信号を照合ECU11に送信する。照合ECU11は、そのドアの周辺に検知エリアE1〜E3を形成できるようにアンテナA1〜A3からリクエスト信号を送信する。いずれかの検知エリアに存在する電子キー30はIDコード信号を送信するので、照合ECU11はこれを受信して電子キー30を認証する。認証により電子キー30が車外にあることを検出すると、照合ECU11はボディECU14にドアロックを要求し、ボディECU14はロック/アンロックモータ15をロック側に駆動してドアをロックする。以上のようにしてドアがロックされ、ロック後は上記のように検知エリアE1〜E3が形成される。
〔本実施例のドアロックシステムの機能〕
図4は、本実施例のドアロックシステム100の機能ブロック図の一例を示す。図示する各機能ブロックは、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行すること又はASIC等のハードウェアにより実現される。照合ECU11が備える照合部38は、IDコードの照合結果とIDコード信号が受信された検知エリアE1〜E5に基づき電子キー30が車内及び車外のどの検知エリアに存在するか判定する。そして、ロック状態で電子キー30の照合が成立すると、アンロック要求をボディECU14に送信する。
ボディECU14のアンロック部33は、ロック/アンロックモータ15をアンロック側に駆動して、全ドアをアンロックする(検知エリアE1〜E3のいずれかに対応するドアをアンロックしてもよい)。このアンロックによりオートロック機能が作動する。このため、アンロックするとアンロック部33は、ロック待機時間を計測するためタイマー部34にタイマーのカウント要求を送出する。
タイマー部34は、アンロック部33により送出されたカウント要求を受信すると、予め定めたロック待機時間のカウントを開始する。ロック待機時間は、運転者がドアを開扉することが可能な時間として考えると開扉までに持ち込む荷物を用意するなどの準備ができるため長い方が好ましいが、余り長いとセキュリティが低下する。このような考え方や各国の車両の使用態様、文化等に応じてロック待機時間は定められている(日本では30秒程度であるがこの時間は各国の仕様で異なる)。タイマー部はロック待機時間の経過をカウントすると照合要求部35とロック部32に通知する。
これによりロック部32は、オートロックを禁止されない限り、ロック/アンロックモータ15をロック側に駆動して全ドアをロックする。
照合要求部35は、タイマー部34からロック待機時間の経過が通知されると、照合ECU11に室内に存在する電子キー30を検出するよう要求する。こうすることで、照合要求部35は照合ECU11の照合部38からキー有り信号又はキーなし信号を受信する。したがって、照合要求部35と照合部38は特許請求の範囲における電子キー検出手段に相当する。
そして、オートロック禁止部36は2つの態様でドアのロックを禁止する。1つは、ロック待機時間が経過するまでに開閉検出部31がカーテシスイッチ16によりドアの開扉を検出した場合である。すなわち、ロック待機時間が経過するまでに一度でもドアの開扉を検出すると、その後、閉扉されても、オートロック禁止部36はドアのロックを禁止するロック禁止要求をロック部32に送出する。これは、運転者がドアを実際に開扉した場合、ロックし忘れることが少ないと考えられるからである。
2つめは、照合部38が室内に電子キー30の存在を検出した場合である(照合要求部35がキー有り信号を受信した場合)。電子キー30が室内に存在する場合、ロックすると電子キー30を閉じこめてしまうためである。すなわち、照合要求部35が室内に電子キー30が有ることをオートロック禁止部に通知すると、オートロック禁止部36はロック禁止要求をロック部32に送出する。
ロック待機時間まで経過した際、ドアの開扉が検出されていないのに、室内に電子キー30が検出されるのはカーテシスイッチ16が故障している場合と考えてよい。したがって、本実施例のドアロックシステム100は、カーテシスイッチ16が故障している状態でも電子キー30の閉じこめを防止できる。なお、例えばドアウィンドウが開いている、破壊されているなどの特殊な状況により電子キー30が室内に存在することもあり得るが、ドアウィンドウの開放や破壊はセンサにより検知されるので除外できる。
また、故障検出部37は、室内に電子キー30が検出されるのはカーテシスイッチ16が故障している場合だけであることを利用して、カーテシスイッチ16の故障を検出する。すなわち、故障検出部37は、車室外からのアンロック後、ドアの開扉が一度も検出されていない状況で照合要求部35から車室内に電子キー30があることを通知されると、ドアのカーテシスイッチ16が故障していることを検出する。複数のドアがある場合、故障したカーテシスイッチ16が取り付けられているドアの特定は困難だが、例えば、電子キー30が検知された車外の検知エリアE1と電子キー30が検知されたエリアE4に最寄りのドアとすれば故障したカーテシスイッチ16を特定できる。故障検出部37は、ドアの特定情報、故障態様、検出時刻などと共にカーテシスイッチ16の故障を記録しておく。
〔カーテシスイッチ16の故障について〕
ところで、カーテシスイッチ16の故障は一時的な場合が多い。図5(a)は、閉扉時のカーテシスイッチ16の概略構成図の一例を、図5(b)は、開扉時のカーテシスイッチ16の概略構成図の一例を、それぞれ示す。カーテシスイッチ16は、車体のドア用の開口部41に、車外側に物理的な変形部16aを向けて取り付けられている。変形部16aにはバネやゴムなどの弾性部材が変形部16aを伸張する方向に付勢された状態で内設されているので、ドアが開扉した状態では変形部16aは伸張状態となり、ドアが閉扉すると変形部16aが圧縮状態となる。カーテシスイッチ16は、伸張状態又は圧縮状態のいずれかでオンになる接点の信号をモニタすることで、ドアの開閉を検出している。
このような構造のカーテシスイッチ16では、変形部16aの変形が制約されると故障となるが、ドアの開閉の衝撃に耐えうるため十分な強度を保つように設計されており、故障しても一時的なものである場合が多い。例えば、ドアの閉扉時又は閉扉後に水分が付着した状態で気温が低下すると、圧縮状態の変形部16aが凍結するため、開扉しても変形部16aが伸張できない。このような場合に、カーテシスイッチ16により開扉が検出できない故障となる。
また、逆に、開扉状態で変形部16aが凍結すれば、閉扉時に変形部16aの変形が困難になり、閉扉を検出できない故障となる。車両ではドアの開閉を検出した制御が数多く搭載されているため、いずれの態様の故障でも、種々のECUのフリーズフレームデータ(FFD)等で異常が記録されうることになる。
しかしながら、この凍結による故障は気温が上昇すると修理することなく解消されるので、FFDを参照して後に故障部位を特定しようとしても、カーテシスイッチ16には異常がないので、FFDの原因を特定できないことになる。
これに対し、本実施例の故障検出部37は、このように一時的な故障の多いカーテシスイッチ16の故障を記録することで、FFDの原因がカーテシスイッチ16の一時的な故障によるものであることを容易に特定可能とすることができる。なお、閉扉が検出できない故障が生じると、ドアロックシステム100はオートロック機能を作動させることがないので(開扉された状態ではロックできない)、本実施例で記録できる故障は主に開扉が検出できない故障である。
〔ドアロックシステム100の動作手順〕
図6は、本実施例のドアロックシステム100がオートロックする手順を示すフローチャート図の一例を示す。駐車状態の車両の照合ECU11はリクエスト電波を間欠的に送信しながら検知エリアE1〜E3を形成しており、そこに電子キー30を携帯した運転者が進入すると電子キー30がIDコード信号を照合ECU11に送信する(S10)。
照合ECU11はIDコード信号が含むIDコードを照合して、照合できればボディECU14にアンロック要求を送信する(S20)。アンロック部33はロック/アンロックモータ15をアンロック側に駆動して全ドアをアンロックする(S30)。また、アンロックした直後からタイマー部34がタイマーのカウントを開始し(S40)、これによりロック待機時間がカウントされる。
タイマーのカウント中、開閉検出部31はカーテシスイッチ16による開扉の検出を監視し(S50)、ロック待機時間が経過するまでこの判定を繰り返す(S60のNo)。
ロック待機時間が経過するまでに開閉検出部31が開扉を検出すると(S50のYes)、オートロック禁止部36はロック部32にロック禁止要求を送出する(S70)。また、ロックが禁止されればロック待機時間の経過をカウントする必要がないので、タイマー部34はタイマーのカウントを停止する(S80)。
開閉検出部31が開扉を検出することなくロック待機時間が経過すると(S60のYes)、照合要求部35は照合ECU11にキー検出要求を送信する(S90)。こうすることで、照合部38はアンテナA4、A5からリクエスト信号を送信し室内の検知エリアE4、E5を形成し、室内に電子キー30があればIDコードを取得することで室内の電子キー30を検出する。照合部38は検知結果に応じて、電子キー有り信号又は電子キーなし信号をボディECU14に送信する(S100)。
照合要求部35は、電子キー30が室内に存在するか否かを判定し(S110)、電子キー30が室内に存在しない場合(S110のNo)、ロック部32は全ドアをロックする(S140)。この場合、車両は駐車状態となり、照合ECU11は再度リクエスト電波を間欠的に送信しながら検知エリアE1〜E3を形成する。
電子キー30が室内に存在する場合(S110のYes)、オートロック禁止部36がロック部32にロック禁止要求を送出する(S120)。また、故障検出部37はカーテシスイッチ16の故障を検出する(S130)。この場合、運転者がドアを開扉したと考えてよいので、最終的にドアは運転者の操作によりロックされる。
なお、運転者が電子キー30を車内に載置したまま車両を離れることを考慮して、オートロック禁止部36がロックを禁止した後、所定時間の経過後にロックの禁止を解除してもよい。また、例えば、所定時間の経過後、ロック後すぐにアンロックする制御を1回以上繰り返し、ロックとアンロックの音で注意喚起することで、運転者にドアのロック状態を意識させてもよい。ロック時とアンロック時の音の違いを運転者が聞き分けることは困難なので、運転者がドアを開閉してドアのロック状態を確認することが期待でき、開扉した後は運転者が操作してロックするように誘導することができる。ロック/アンロックはボディECU14が直接制御できるので、ハードウェアのコスト増を招くこともない。
また、ロック/アンロックの音で注意喚起しても電子キー30が車内に存在したままの場合、電子キー30を車内に載置したまま車両を離れることを考慮してロックの禁止を解除することができる。
電子キー30を車内に載置したままロックした場合、例えば、携帯電話やスマートフォンからサーバにアクセスしたり、車両メーカのユーザーサービスのオペレータに電話をかけ、運転者が本人確認してもらうことで、ネットワーク経由でドアをアンロックする。こうすることで運転者は電子キー30を取り出すことができる。
以上説明したように、本実施例のドアロックシステム100は、カーテシスイッチ16により開扉が検出されない場合に、室内の電子キー30を検出してオートロックを禁止するので、カーテシスイッチ16が故障していても電子キー30を閉じこめることを防止できる。また、室内の電子キー30を検出した場合、カーテシスイッチ16の故障を記録するので、カーテシスイッチ16に起因した部品の異常や一時的な故障が多いカーテシスイッチ16の故障を後に解析できるようになる。
また、本実施例のドアロックシステム100は、ダブルロック機能を備えている場合に乗員の閉じこめを防止できるという効果を有する。ダブルロックとは、室内からロックを解除してインサイドレバーを操作しても開扉を禁止する機能で、主に子供が勝手に開扉しないようにするため搭載される。アンロック後、子供などの乗員が乗車してもカーテシスイッチ16が故障してるため開扉が検出されずオートロックされると、乗員が中から自力では出られないことになるが、本実施例のドアロックシステム100は、乗員が電子キー30を携帯していればオートロックされないので、ダブルロックによる乗員の閉じこめを防止できる。
実施例1では、ボディECU14と照合ECU11が通信しながらオートロックするか否かを決定したが、本実施例では照合ECU11が単体でオートロックするか否かを判定するドアロックシステム100について説明する。ボディECU14と照合ECU11の通信が不要になれば、カーテシスイッチ16は故障していないが、ボディECU14がカーテシスイッチ16の信号を誤って取得するような場合があっても、影響されずにオートロックを禁止でき、また、電子キー30の閉じこめを防止できる。
図7は、本実施例のドアロックシステム100によるオートロックの手順を時系列に説明する図の一例である。1)〜3)までは図1と同じである。
1)2)電子キー30により車外からアンロック要求があると、ドアロックシステムがドアをアンロックすると共に、タイマーがスタートする。
3)その後、開扉が検出されたか否かを監視しながら、タイマーのカウントが継続される。ロック待機時間が経過する前に、点線で示すようにユーザが開扉すると、カーテシスイッチ16によりそれを検出するが、カーテシスイッチが故障している場合は、開扉したのに閉扉であると誤検出してしまう。
4)ところで、電子キー30を認証しボディECU14にアンロック要求を送信するのは照合ECU11である。したがって、照合ECU11にとってオートロック機能が作動したことは既知となる。
5)これを利用して本実施例では、照合ECU11がアンロック要求を出力したことをトリガーに、照合ECU11もタイマーのカウントを開始する。計測時間はロック待機時間よりも若干短い程度の時間(以下、照合待機時間という)である。照合ECU11は、照合待機時間が経過すると、室内にリクエスト信号を送信しその応答の有無から室内に電子キー30が存在するか否かを判定する。
6)7)室内の電子キー30から応答があれば(ある場合のみ)、照合ECU11はボディECU14にロック禁止要求を送信する。こうすることで、電子キー30の閉じこめを防止できる。また、ボディECU14は、ロックの次のタイミングを検知するため、再度、タイマーをスタートさせる。このように、繰り返しタイマーを設定することで、電子キー30が車内から持ち出されれば、最大でもロック待機時間内にロックすることができる。
ボディECU14のタイマーの設定に対応して、5)に示したように、照合ECU11は照合待機時間が経過する度に、照合ECU11も室内にリクエスト信号を送信しその応答の有無から室内に電子キー30が存在するか否かを判定する。したがって、ボディECUのタイマーがロック待機時間をカウントする直前に、照合ECU11がロック禁止要求を送信することを繰り返すことになる。
8)また、ボディECU14は室内に電子キー30がある場合、それを運転者に知らせるためハザードランプを点滅させる。
ボディECU14によるタイマーのカウントはオートロック機能のため従来からボディECU14が備えているので、ボディECU14には何ら変更なく電子キー30の閉じこめを防止することができる。また、照合ECU11は電子キー30が室内に検出されている間、照合待機時間毎に室内の電子キー30を検出すればよいので、ソフト的な修正を最小限に抑制できる。
図8は、本実施例のドアロックシステム100の機能ブロック図の一例を示す。図8において図4と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。図8のボディECU14は、照合ECU11にキー検出要求を送信しないので照合要求部35を有していない。また、ボディECU14はハザードを点滅させるためのハザード点滅部39を有する。ハザードは運転者に電子キー30の閉じこめを警告するものであるので、警告音を吹鳴してもよいし前照灯やウィンカを点灯してもよい。このような注意喚起はいずれもボディECU14の制御下にあるので、ソフト的な修正は小さい。
一方、照合ECU11はタイマー部40を有し、タイマー部40は照合待機時間が経過する度に照合部38に通知する。照合部38は、照合待機時間毎に、アンテナA4、A5からリクエスト信号を間欠的に送信し、室内に電子キー30があるか否かを判定する。なお、照合待機時間は、ロック待機時間が経過する前であればロックを禁止できるので、図1では29秒とした。
図9は、本実施例のドアロックシステム100がオートロックする手順を示すフローチャート図の一例を示す。なお、図9において図6と同一ステップの説明は簡単に行う。
電子キー30を携帯した運転者が進入すると、照合ECU11のタイマー部40はタイマーのカウント開始を開始する(S10〜S40)。また、タイマーのカウント中、開閉検出部31が、ロック待機時間の経過までに開扉を検出すると(S50のYes)、オートロック禁止部36はロック部32にロック禁止要求を送出し(S70)、ボディECU14のタイマー部34はタイマーのカウントを停止する(S80)。なお、開閉検出部31が、ロック待機時間の経過までに開扉を検出すると、ボディECU14は照合ECU11に開扉を通知するので、照合ECU11は以下の処理を実行しない。
一方、照合ECU11のタイマー部40は、アンロック要求を送信するとタイマーのカウントを開始し(S210)、照合待機時間が経過するまでカウントを継続する(S220)。
そして、照合待機時間が経過すると(S220のYes)、照合部38は室内に電子キー30が存在するか否かを判定する(S230)。室内に電子キー30が存在しない場合(S230のNo)、電子キー30を閉じこめる可能性はないので照合ECU11はそのまま処理を終了する。
室内に電子キー30が存在する場合(S230のYes)、ロック待機時間の経過によりボディECU14がドアをロックしてしまうので、照合部38はボディECU14にアンロック要求を送信する(S240)。この場合、再度、照合ECU11はタイマーを再度カウントするので、ステップS210から処理を繰り返す。
一方、ボディECU14は、開扉を検出しない場合(S50のNo)、アンロック要求を受信したか否かを判定し(S250)、アンロック要求を受信した場合(S250のYes)、室内に電子キー30が存在することになるので、ボディECU14のタイマー部34は、再度、タイマーのカウントを開始する(S260)。また、この場合、開閉を検出していないのに室内に電子キー30が存在することになるので、故障検出部37は故障を記録する(S270)。そして、ユーザに電子キー30の閉じこめを警告するため、ハザード点滅部39はハザードを点滅させる(S280)。
ハザードを点滅しても運転者が電子キー30を取り出さない場合、ロックの禁止を解除してもよい。また、ボディECU14がタイマーのカウントを再開する際、ロック待機時間と照合待機時間を、同じだけ少しずつ(例えば、数秒)短縮し、次にハザードが点滅するまでの時間間隔を短くしてもよい。切迫感を演出し電子キー30を取り出すよう促すことができる。
アンロック要求を受信していない場合(S250のNo)、ロック部32はロック待機時間が経過したか否かを判定し(S290)、経過するまではステップS50から処理を繰り返す。ロック待機時間が経過すると(S290のYes)、ロック部32はドアをロックする(S300)。この場合、運転者が車内から電子キー30を取り出したことになる。
本実施例のドアロックシステム100によれば、実施例1の効果に加え、照合ECU11のソフト的な修正を最小限に抑制できコスト増を低減できる。
ドアロックシステムによるオートロックの手順を時系列に説明する図の一例である(実施例1)。 ドアロックシステムによる電子キーの検知エリアの一例を示す図である。 ドアロックシステムのハードウェア構成図の一例である。 ドアロックシステムの機能ブロック図の一例である。 カーテシスイッチの概略構成図の一例である。 ドアロックシステムがオートロックする手順を示すフローチャート図の一例である(実施例1)。 ドアロックシステムによるオートロックの手順を時系列に説明する図の一例である(実施例2)。 ドアロックシステムの機能ブロック図の一例である(実施例2)。 ドアロックシステムがオートロックする手順を示すフローチャート図の一例である(実施例2)。 従来のオートロックの手順を時系列に説明する図の一例である。
符号の説明
11 照合ECU
14 ボディECU
15 ロック/アンロックモータ
16 カーテシスイッチ
30 電子キー
100 ドアロックシステム
200 キーレスエントリーシステム
A0〜A5 アンテナ
E1〜E5 検知エリア

Claims (7)

  1. ドア毎にドアの開閉を検出する開閉検出手段と、
    無線通信装置を備えた電子キーにIDコード信号の送信を要求し、電子キーから送信されたIDコード信号を受信する通信手段と、
    IDコード信号による電子キーの認証が成立した場合にドアをアンロックするアンロック手段と、
    前記アンロック手段がアンロックしてから第1の所定時間内にドアの開扉が検出されてないことを条件に、ドアをロックするドアロック手段と、を有する車両用ドアロックシステムにおいて、
    前記開閉検出手段がドアの開扉を検出することなく、前記第1の所定時間が経過した場合、前記通信手段を用いて車室内に対して電子キーにIDコード信号の送信を要求し、電子キーからIDコード信号を受信した場合に車室内に電子キーがあることを検出する電子キー検出手段と、
    前記電子キー検出手段が車室内に電子キーを検出した場合、前記ドアロック手段によるロックを禁止するドアロック禁止手段と、
    を有することを特徴とする車両用ドアロックシステム。
  2. 前記電子キー検出手段が車室内に電子キーを検出した場合、前記開閉検出手段の故障を検出し、当該開閉検出手段を特定する情報を記録する故障検出手段、
    を有することを特徴とする請求項1記載の車両用ドアロックシステム。
  3. 前記開閉検出手段の故障は、時間が経過すると修理することなく解消する一時的な故障である、
    ことを特徴とする請求項2記載の車両用ドアロックシステム。
  4. ドアのロック・アンロックを制御する第1の電子制御ユニットと、電子キーの認証を制御する第2の電子制御ユニットが別体の場合、
    第2の電子制御ユニットが有する前記電子キー検出手段は、
    前記開閉検出手段がドアの開扉を検出することなく、予め記憶している、前記第1の所定時間よりも短い第2の所定時間が経過した場合、前記通信手段を用いて電子キーにIDコード信号の送信を要求し、
    前記電子キー検出手段が車室内に電子キーを検出した場合、第1の電子制御ユニットに前記第1の所定時間を最初から再度カウントするよう要求すると共に、第2の所定時間を最初から再度カウントする、
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の車両用ドアロックシステム。
  5. ドア毎にドアの開閉を検出する開閉検出手段と、
    無線通信装置を備えた電子キーにIDコード信号の送信を要求し、電子キーから送信されたIDコード信号を受信する通信手段と、
    IDコード信号による電子キーの認証が成立した場合にドアをアンロックするアンロック手段と、
    前記アンロック手段がアンロックしてから第1の所定時間内にドアの開扉が検出されてないことを条件に、ドアをロックするドアロック手段と、を有する車両用ドアロックシステムと、
    IDコード信号の送信要求を受信すると、記憶しているIDコード信号を送信する電子キーとを有する、キーレスエントリーシステムにおいて、
    前記開閉検出手段がドアの開扉を検出することなく、前記第1の所定時間が経過した場合、前記通信手段を用いて車室内に対して電子キーにIDコード信号の送信を要求し、電子キーからIDコード信号を受信した場合に車室内に電子キーがあることを検出する電子キー検出手段と、
    前記電子キー検出手段が車室内に電子キーを検出した場合、前記ドアロック手段によるロックを禁止するドアロック禁止手段と、
    を有することを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  6. 通信手段が、無線通信装置を備えた電子キーにIDコード信号の送信を要求するステップ、
    認証手段が、電子キーから送信されたIDコード信号に基づき電子キーを認証するステップと、
    電子キーが認証されるとアンロック手段がドアをアンロックするステップと、
    開閉検出手段が、ドアがアンロックされてから第1の所定時間内にドアの開扉が検出されたか否かを判定するステップと、
    第1の所定時間内に前記開閉検出手段がドアの開扉を検出しない場合、ドアロック手段が、ドアをロックするステップと、を有する車両用ドアロックシステムのロック制御方法において、
    ドアの開扉が検出されることなく、前記第1の所定時間が経過した場合、電子キー検出手段が、車室内に対して電子キーにIDコード信号の送信を要求するステップと、
    電子キー検出手段が、車室内の電子キーからIDコード信号を受信し、電子キーを検出するステップと、
    車室内の電子キーが検出された場合、第1の所定時間内にドアの開扉が検出されなくても、ドアロック禁止手段がドアのロックを禁止するステップと、
    を有することを特徴とするロック制御方法。
  7. 通信手段が、無線通信装置を備えた電子キーにIDコード信号の送信を要求するステップと、
    電子キーが、前記通信手段から受信したIDコード信号の送信要求に応じて、記憶しているIDコード信号を送信するステップと、
    認証手段が、電子キーから送信されたIDコード信号に基づき電子キーを認証するステップと、
    電子キーが認証されるとアンロック手段がドアをアンロックするステップと、
    開閉検出手段が、ドアがアンロックされてから第1の所定時間内にドアの開扉が検出されたか否かを判定するステップと、
    第1の所定時間内に前記開閉検出手段がドアの開扉を検出しない場合、ドアロック手段が、ドアをロックするステップと、を有するキーレスエントリーシステムのロック制御方法において、
    ドアの開扉が検出されることなく、前記第1の所定時間が経過した場合、電子キー検出手段が、車室内に対して電子キーにIDコード信号の送信を要求するステップと、
    電子キーが、前記電子キー検出手段から受信したIDコード信号の送信要求に応じて、記憶しているIDコード信号を送信するステップと、
    電子キー検出手段が、車室内の電子キーからIDコード信号を受信し、電子キーを検出するステップと、
    車室内の電子キーが検出された場合、第1の所定時間内にドアの開扉が検出されなくても、ドアロック禁止手段がドアのロックを禁止するステップと、
    を有することを特徴とするロック制御方法。
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