JP2001112756A - 超音波内視鏡 - Google Patents
超音波内視鏡Info
- Publication number
- JP2001112756A JP2001112756A JP29584999A JP29584999A JP2001112756A JP 2001112756 A JP2001112756 A JP 2001112756A JP 29584999 A JP29584999 A JP 29584999A JP 29584999 A JP29584999 A JP 29584999A JP 2001112756 A JP2001112756 A JP 2001112756A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balloon
- ultrasonic
- distal end
- installation groove
- side face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
場合でも、バルーンの破裂及び挿入部からの脱落を確実
に防止した超音波内視鏡を提供すること。 【解決手段】後端側バルーン設置溝39は、直線状の底
面39aと2側面部39b,39cとで構成され、後端
側バルーン設置溝39は、所定の深さ寸法の底面39a
に対して垂直な2側面部39b,39cを有するいわゆ
る角溝を形成している。一方、先端側バルーン設置溝4
9は、一方の側面部である基端側側面49bを底面49
aに対して垂直な側面部とし、他方の側面部である先端
側側面49cを底面49aから開口側に向かうにしたが
って溝幅寸法が徐々に広がる傾斜面として形成してい
る。このため、脱気水がバルーン90内に多く流れ込ん
で内圧が上昇することにより、Oリング部92が傾斜面
である先端側側面49cに沿って移動して挿入部前方方
向に脱落して、脱気水がバルーン内から排出される。
Description
た超音波振動子を内包する先端キャップを超音波伝達媒
体が充満されるバルーンによって覆い包む超音波内視鏡
に関する。
波が組織の音響インピーダンスの境界面で反射するとい
う特性を利用して体内の組織断層象を得る超音波診断
と、光学象による観察又は診断とを行うため、内視鏡先
端に超音波振動子を設けた超音波内視鏡が広く利用され
ている。
けられる先端キャップ内に超音波振動子が内包されてお
り、超音波観察を行う際、バルーン内に生体の音響イン
ピーダンスと略同様な水などの超音波伝達媒体を注入し
て膨張させ、この膨張したバルーンを観察部位に密着さ
せ、超音波振動子を走査することによって超音波画像が
得られるようになっている。
には体腔内に挿入して使用される超音波内視鏡の先端
に、360゜の広い範囲の超音波像を得られる超音波送
受信操作部を容易に着脱自在に取り付けられる改良した
超音波内視鏡が示されている。また、実公昭63−34
412号公報には超音波振動子を内蔵した挿入部の外周
壁面部にバルーンの周縁部分を嵌め込む溝に特徴を持た
せてバルーン膨張時にバルーンが溝より外れ難い構造に
した超音波内視鏡が示されている。
開昭61−168337号公報に示されている超音波内
視鏡及び実公昭63−34412号公報に示されている
超音波内視鏡では、バルーン内に過剰に超音波伝達媒体
が注入されたとき、シール部がバルーン取付溝から外れ
ることによってバルーンが体腔内に脱落したり、バルー
ンが破裂してバルーンの一部が体腔内に飛散するおそれ
があった。
あり、バルーン内に超音波伝達媒体が過剰注入された場
合でも、バルーンの破裂及び挿入部からの脱落を確実に
防止した超音波内視鏡を提供することを目的にしてい
る。
鏡は、挿入部の先端側に配置され、超音波振動子を内包
した先端キャップと、この先端キャップを覆い包む前記
挿入部先端部に着脱自在で超音波伝達媒体が充満される
バルーンとを具備する超音波内視鏡であって、前記バル
ーン内に超音波伝達媒体を注入してこのバルーンを膨張
させるとき、前記バルーンが超音波伝達媒体の過剰注入
によって、破裂したり、挿入部から脱落することを防止
する脱落/破裂防止手段を有している。
達媒体が過剰に注入された場合、脱落/破裂防止手段の
作用によって、バルーンの破裂及び脱落が防止される。
実施形態に係り、図1は超音波内視鏡を備える超音波内
視鏡システムの構成を説明する図、図2は超音波内視鏡
の先端部分の構成を説明する図、図3は図2に示した超
音波内視鏡の先端部分を正面、側面及び下面から見たと
きの図、図4は図3(a)のA−A線断面図、図5は挿
入部に設けた脱落/破裂防止手段の一構成例を説明する
図、図6は超音波探触子の構成を説明する図、図7は超
音波内視鏡の先端部分の断面図、図8はガイドチューブ
基端側の構成を説明する図、図9はバルーン膨張状態を
示す図、図10は脱落/破裂防止手段の作用を説明する
図、図11はバルーンが体腔壁に密着して超音波観察を
行っている状態を示す図である。なお、図3(a)は超
音波内視鏡先端部分の正面図、図3(b)は超音波内視
鏡先端部分の側面図、図3(c)は超音波内視鏡先端部
分の下面図、図7(a)は図4のB−B断面図、図7
(b)は図4のC−C断面図である。
鏡システムは、超音波診断装置として挿入部10の先端
硬性部11から突出する超音波送受部2に後述する超音
波探触子を備えた超音波内視鏡(以下内視鏡と略記す
る)1と、この内視鏡1に設けられている図示しない照
明光学系に照明光を供給する光源部や前記超音波探触子
から伝送される電気信号を画像信号に処理する信号処理
部等を備えた超音波観測装置3と、この超音波観測装置
3で生成された映像信号を表示するモニタ4と、このモ
ニタ4に表示された画像を記録するビデオ装置やビデオ
プリンタからなる画像記録装置5とで主に構成されてい
る。
性を有する挿入部10と、この挿入部10の基端部に連
結された把持部を兼ねた主操作部6Aと、この主操作部
6Aの後端部に設けられ接眼部7を備え内部にサーボモ
ータ(不図示)等の回転駆動源を配設した副操作部6B
と、前記主操作部6Aの側部から延出して基端部に図示
しない光源部に着脱自在に接続される光源用コネクタ8
aを備えた光源ケーブル8と、前記副操作部6Bの側部
から延出して基端部に前記超音波観測装置3の信号処理
部に着脱自在に接続される超音波用コネクタ9aを備え
た超音波コード9とで主に構成されている。
た先端硬性部11、上下左右方向に湾曲自在な湾曲部1
2、細長で柔軟なシースで形成された可撓管部13を先
端側から順に連接して構成されている。
操作部6Aを挿通する後述する処置具挿通用チャンネル
14に連通する処置具挿入口6aや前記湾曲部12を例
えば上下方向に湾曲操作するための湾曲操作ノブ6b、
送気及び送液の操作を行う送気・送液ボタン6c、吸液
の操作を行う吸液ボタン6d等が設けられている。
部11には超音波送受部2を構成する先端キャップ20
が配置される先端キャップ配置凹部31及びイメージガ
イド32の周囲にライトガイド33を配置して構成した
観察光学部34が挿通配置され、体液の吸液や体腔内へ
処置具を案内する処置具挿通用チャンネル35を形成し
た柱状支持部(以下支持部と略記する)36が設けられ
ている。つまり、この支持部36は、前記先端キャップ
20に略平行して設けられている。
には超音波透過性を有するラテックスやテフロンゴム等
の膨縮自在なバルーン部材で両端が開口した略チューブ
状のバルーン90の一端部に形成したOリング部91を
配置する周溝である後端側バルーン設置溝39が形成さ
れている。
る先端キャップ20は、超音波透過性に優れた高密度ポ
リエチレン、ポリメチルペンテン等のプラスチック材料
や超音波を透過する弾性体で袋状に形成されている。こ
の先端キャップ20の内部には、前記回転駆動源の回転
力を伝達するフレキシブルシャフト21によって回転す
る超音波探触子50が配設されており、超音波を挿入部
長手軸方向に対して直交する方向に出射してラジアル走
査を行う。なお、前記先端キャップ20の先端面には超
音波伝達媒体を注入するための透孔23が形成されてい
る。
用ビス38によって先端カバー40が一体的に螺合固定
されるようになっている。この先端カバー40の外周面
には前記バルーン90の他端部に形成したOリング部9
2を配置する周溝である先端側バルーン設置溝49が形
成されている。そして、この先端側バルーン設置溝49
及び前記後端側バルーン設置溝39にそれぞれバルーン
90に設けられているOリング部91,92を係入する
ことによって前記先端キャップ20を覆い包むバルーン
90が配置される。
バルーン90の先端側に設けられている先端細径部(不
図示)を外側方向に連続的に丸めてOリングの作用を有
するように形成したものである。
配置されるバルーン設置溝39,49の溝形状について
説明する。図5に示すように前記後端側バルーン設置溝
39は、直線状の底面39aと2側面部39b,39c
とで構成され、2側面部39b,39cで構成される開
口端幅寸法と底面幅寸法とを略同寸法に形成している。
つまり、後端側バルーン設置溝39は、所定の深さ寸法
の底面39aに対して垂直な2側面部39b,39cを
有するいわゆる角溝として形成されている。
直線状の底面49aと2側面部49b,49cとで構成
され、一方の側面部である基端側側面49bは前記後端
側バルーン設置溝39の2側面部39b,39cと同
様、底面49aに対して垂直な側面部になっている。こ
れに対して、他方の側面部である先端側側面49cは底
面49aから開口側に向かうにしたがって溝幅寸法が徐
々に広がる、脱落/破裂防止手段となる傾斜角θの傾斜
面を形成している。
40の先端面側には前記固定用ビス38が配置される座
ぐり部41と、前記支持部36の先端部を構成する先端
凸部36aが係入する位置決め透孔42と、前記先端キ
ャップ20の先端部を構成する凸部20aが係入する透
孔30が形成されている。この凸部20aには先端キャ
ップ20内に透孔23を介して超音波伝達媒体を注入す
るための媒体注入用貫通孔43が形成されている。
7を外周面に配置した開口閉塞ネジ48が配置されるよ
うになっており、この開口閉塞ネジ48を配置すること
によってに先端キャップ20内に注入された超音波伝達
媒体が漏出することを防止している。なお、前記先端キ
ャップ20内に注入される超音波伝達媒体は、超音波を
伝達する特性を有する流動パラフィン、水、カルボキシ
ルメチルセルロース水溶液、KYゼリー等である。
置凹部31の外周面であって、前記超音波探触子50に
対向する探触子対向面には、前記超音波探触子50から
出射される超音波を吸音する作用を有するウレタンゴ
ム、フェライトゴム等の吸音シート82が貼付されてい
る。そして、探触子対向面と先端キャップ20との間に
吸音シート82を隙間なく配置して、超音波が乱反射す
ることを防止している。
面37には送液口83及び吸液口84が開口している。
この送液口83は、前記先端側バルーン設置溝49及び
後端側バルーン設置溝39を介して配置されるバルーン
90内に超音波伝達媒体を送り込んで膨張させる送液チ
ューブ(図7符号85)に連通しており、前記吸液口8
4はバルーン90内に注入されている超音波伝達媒体を
吸液する吸液チューブ(図7符号86)に連通してい
る。
記フレキシブルシャフト21の端部が一体的に固定され
て回転自在なハウジング51にフェライト入りのポリク
ロロプレンゴムやタングステン粉末入りのエポキシ樹脂
等で形成した超音波吸収体であるバッキング材52、ジ
ルコン酸チタン酸塩又はチタン酸塩等の平板状の圧電素
子53及びエポキシ樹脂で形成した凹レンズ形状の音響
レンズ54を接着剤55によって一体的に固着して形成
されている。なお、符号56はフレキシブルシャフト2
1内を挿通して超音波探触子50と前記超音波観測装置
3とを電気的に接続する信号線であり、この信号線によ
って超音波駆動信号や受信信号が伝送されるようになっ
ている。
部10内には前記処置具挿通用チャンネル35に連通す
るチャンネルチューブ87や前記ライトガイド33、イ
メージガイド32、前記超音波探触子50を回転させる
フレキシブルシャフト21を被覆するガイドチューブ2
7、前記送液口83に連通した送液チューブ85、吸液
口84に連通した吸液チューブ86及び前記湾曲部12
を上・下方向に湾曲させるためのアングルワイヤ88
u,88d等が挿通配置されている。前記ガイドチュー
ブ27内にはフレキシブルシャフト21とガイドチュー
ブ27内周面との摺動性を良好にするための潤滑油が充
填されている。
先端硬性部11には前記超音波探触子50のハウジング
51の後方側を保持する2つの軸受部59が設けられて
いる。この軸受部59の間には切り欠き部57を形成し
たスペーサ58が配設されている。このスペーサ58の
切欠部57には抜け止めネジ89に設けたピン部89a
が嵌合するようになっており、この抜け止めネジ89は
位置決め穴を兼ねる第1の潤滑用穴19に螺合固定する
構成になっている。そして、この抜け止めネジ89を第
1の潤滑用穴19に螺合固定することによって、前記超
音波探触子50の挿入部長手軸方向の進退を規制すると
ともに、第1の潤滑用穴19にシール材を充填すること
により潤滑油が漏出することを防止している。
ト21を内挿しているガイドチューブ27の基端部は、
前記主操作部6Aに設けた潤滑油用ブロック61から突
出する連結凸部61aに外嵌されており、締め付けゴム
62を設けた締め付けネジ部材63を潤滑油用ブロック
61の端部に形成した雄ネジ部に螺合することにより、
締め付けゴム62が圧縮されることによってガイドチュ
ーブ27を押圧して連結凸部61aに固定するようにな
っている。
ルシャフト21の後端部に固定された軸部69が挿通す
るシャフト挿通孔64が形成されており、このシャフト
挿通孔64の中途部には第2の潤滑油穴65が連通して
いる。
ング66を配置したシールネジ67が螺合固定されるよ
うになっている。また、前記潤滑油用ブロック61の連
結凸部61aの反対側には前記軸部69を受ける軸受部
68、前記軸部69を介して潤滑油が漏出するのを防止
する水密リング71、前記軸受部68を潤滑油用ブロッ
ク61に固定する押さえネジ部材72が設けられてい
る。
ジ67とを外した状態にして、一方の潤滑用穴19(又
は潤滑油穴65)から潤滑油を注入する一方、潤滑油穴
65(又は潤滑用穴19)から前記潤滑油を吸液するこ
とによって、ガイドチューブ27内に潤滑油を充填する
ようになっている。
用を説明する。術者は接眼部7を覗いて体腔内を観察し
ながら内視鏡1の挿入部10を観察目的部位まで挿入し
ていく。
されている先端キャップ20が観察目的部位に到達した
とき、送液チューブ85によってバルーン90内部に超
音波伝達媒体である脱気水を注入していく。すると、図
9に示すように脱気水が注入されていくにしたがってバ
ルーン90が徐々に膨張していく。
脱気水を供給してしまった場合には、図10に示すよう
に脱気水がバルーン90内に多く流れ込むことにより、
バルーン90が膨張して内圧が上昇していく。その結
果、前記Oリング部91,92を長手方向に押圧する力
が働くが、先端側バルーン設置溝49の先端側側面49
cが傾斜面を形成しているため前記バルーン90のOリ
ング部92が先端側側面49cに沿って移動して挿入部
前方方向に脱落する。
らんで破裂する前に、バルーン90内に送り込まれた脱
気水が開口部90aから腹腔内に流れ出ていく。このと
き、前記バルーン90のOリング部91は後端側バルー
ン設置溝39に係入したままの状態であるので、このバ
ルーン90が体腔内に脱落することがない。そして、バ
ルーン部92が先端側バルーン設置溝49から脱落して
しまったので、挿入部10を体腔外へ一度抜去してバル
ーン90の再装着を行う。
ーン90が膨張すると、図11に示すようにバルーン9
0は体腔壁に密着する。ここで、超音波走査を開始する
ため超音波観測装置3から超音波探触子50へ高電圧パ
ルスの送信を行うとともに、副操作部6B内のモータを
駆動させる。
1が回転を開始するとともに、超音波探触子50から超
音波が出射されて挿入部長手軸方向に対して垂直な方向
に超音波を出射するラジアル走査による超音波観察を行
う。そして、診断終了後、術者は、バルーン90内の脱
気水を吸液チューブ86によって吸液してバルーン90
を収縮させた状態にして挿入部10を体腔外へ抜去す
る。
部が係入配置される先端側バルーン設置溝の先端側側面
を傾斜角θの傾斜面として形成したことにより、バルー
ン内に過剰に脱気水を送り込まれたとき、この供給され
る脱気水によってバルーンは大きく膨らんでいくが、後
端側バルーン設置溝にOリング部を係入配置した状態を
保持して、破裂する前に先端側バルーン設置溝に係入配
置されているOリング部が傾斜面を移動して挿入部前方
方向に脱落して、脱気水を外部に排出することによりバ
ルーンが脱気水の過剰供給によって破裂すること及び脱
落することを確実に防止することができる。
が困難な部位である胆管膵管や気管支等におけるバルー
ンを使用した超音波観察を安全に行える。
で、誤って超音波内視鏡を引き抜こうとした場合でも、
バルーンに外力が加わることによって、バルーンの内圧
が上昇するので、この場合においてもOリング部が傾斜
面に沿って移動して脱落することにより、バルーン内に
注入されている脱気水を外部に排出してバルーンが破裂
することを確実に防止することができる。
よって一体的に固定する構成であってもよい。
部に設けた脱落/破裂防止手段の他の構成例を説明する
図である。
端側バルーン設置溝39の溝底面外形寸法Aと先端側バ
ルーン設置溝49の溝底面外形寸法Bとの間を以下の関
係で設定している。
溝39に係入配置したときのOリング部91の締め付け
率(P1 )と、Oリング部92を先端側バルーン設置溝
49に係入配置したときのOリング部92の締め付け率
(P2 )とは以下の関係になる。
寸法/バルーン溝底面外形寸法) つまり、後端側バルーン設置溝39に係入配置したOリ
ング部91による締め付けの方が、先端側バルーン設置
溝49に係入配置したOリング部92による締め付けよ
り強くなっている。
流れ込んでバルーン内圧が上昇したときには、締め付け
の弱いOリング部92は、後端側バルーン設置溝39に
係入配置されているOリング部91よりも先に、先端側
バルーン設置溝49から脱落する。
の外形寸法は同一寸法Cに設定されている。その他の構
成は前記第1実施形態度同様である。
面外形寸法を後端側バルーン設置溝の溝底面外形寸法よ
り小さく形成して、後端側バルーン設置溝に係入配置し
たOリング部の締め付け率よりも先端側バルーン設置溝
に係入配置したOリング部の締め付け率を小さくしたこ
とによって、供給される脱気水によってバルーンは大き
く膨らんでいくが、後端側バルーン設置溝に係入配置さ
れているOリング部を配置したままの状態で、破裂する
前に先端側バルーン設置溝に係入配置されているOリン
グ部が挿入部前方方向に脱落して、脱気水を外部に排出
することによりバルーンが脱気水の過剰供給によって破
裂すること及び脱落することを確実に防止することがで
きる。その他の作用及び効果は前記第1実施形態と同様
である。なお、図13に示すように先端側バルーン設置
溝49を形成するとき、先端側側壁の外径寸法を寸法C
より小さい寸法Dに設定して、後端側バルーン設置溝3
9に係入配置されているOリング部91よりも先に、先
端側バルーン設置溝49に係入配置されているOリング
部92を脱落させるようにしてもよい。
外表面にバルーン90内に流れ込む脱気水によって上昇
する内圧を検知する検知手段となる圧力検知センサ10
0を設けている。このことによって、バルーン90内に
流れ込む脱気水によって上昇する内圧の検知を行う一
方、先端側バルーン設置溝49に係入配置されているO
リング部92が脱落して脱気水が外部に排出されること
によって低下する内圧を検知して、術者に一方のOリン
グ部が脱落したことを告知したり、バルーン内に脱気水
が流れ込むことを停止させることができる。
ない内圧観測装置に接続されている。
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
振動子を内包した先端キャップと、この先端キャップを
覆い包む前記挿入部先端部に着脱自在で超音波伝達媒体
が充満されるバルーンとを具備する超音波内視鏡におい
て、前記バルーン内に超音波伝達媒体を注入してこのバ
ルーンを膨張させるとき、前記バルーンが超音波伝達媒
体の過剰注入によって、破裂したり、挿入部から脱落す
ることを防止する脱落/破裂防止手段を有する超音波内
視鏡。
ルーンに形成したOリング部が配置されるバルーン設置
溝に形成した、底部から開口端に向かうにしたがって幅
寸法が広がるように変化する傾斜面である付記1記載の
超音波内視鏡。
が配置される先端側バルーン設置溝の前方側側面に形成
した付記2記載の超音波内視鏡。
ルーンに形成したOリング部の締め付け率を変化させる
バルーン設置溝の溝底外径寸法の調整によって行う付記
1記載の超音波内視鏡。
法を、基端側バルーン設置溝の溝底外径寸法より小径に
形成した付記4記載の超音波内視鏡。
した一Oリング部が挿入部から脱落したとき、バルーン
内部から外部に向かって超音波伝達媒体が排出されてい
ることを検知する検知手段を有する付記1記載の超音波
内視鏡。
知する圧力センサである付記6記載の超音波内視鏡。
ルーン内に超音波伝達媒体が過剰注入された場合でも、
バルーンの破裂及び挿入部からの脱落を確実に防止した
超音波内視鏡を提供することができる。
り、図1は超音波内視鏡を備える超音波内視鏡システム
の構成を説明する図
側面及び下面から見たときの図
を説明する図
っている状態を示す図
脱落/破裂防止手段の他の構成例を説明する図
成例を説明する図
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入部の先端側に配置され、超音波振動
子を内包した先端キャップと、この先端キャップを覆い
包む前記挿入部先端部に着脱自在で超音波伝達媒体が充
満されるバルーンとを具備する超音波内視鏡において、 前記バルーン内に超音波伝達媒体を注入してこのバルー
ンを膨張させるとき、 前記バルーンが超音波伝達媒体の過剰注入によって、破
裂したり、挿入部から脱落することを防止する脱落/破
裂防止手段を有することを特徴とする超音波内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29584999A JP3696006B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 超音波内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29584999A JP3696006B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 超音波内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112756A true JP2001112756A (ja) | 2001-04-24 |
JP3696006B2 JP3696006B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=17825994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29584999A Expired - Fee Related JP3696006B2 (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 超音波内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3696006B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001321378A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波プローブシステム |
JP2007296054A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Fujinon Corp | 内視鏡装置 |
CN108697407A (zh) * | 2016-03-03 | 2018-10-23 | 奥林巴斯株式会社 | 超声波内窥镜 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29584999A patent/JP3696006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001321378A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波プローブシステム |
JP2007296054A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Fujinon Corp | 内視鏡装置 |
CN108697407A (zh) * | 2016-03-03 | 2018-10-23 | 奥林巴斯株式会社 | 超声波内窥镜 |
EP3424435A4 (en) * | 2016-03-03 | 2019-11-27 | Olympus Corporation | ULTRASOUND ENDOSCOPE |
CN108697407B (zh) * | 2016-03-03 | 2021-12-07 | 奥林巴斯株式会社 | 超声波内窥镜 |
US11259776B2 (en) | 2016-03-03 | 2022-03-01 | Olympus Corporation | Ultrasound endoscope with ultrasound transducer and balloon including a notch provided on outer circumference of distal wall |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3696006B2 (ja) | 2005-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0362416B2 (ja) | ||
JP3134726B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
US5980462A (en) | Ultrasonic diagnostic devices and ultrasonic endoscopes | |
JPH10262974A (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP2001112756A (ja) | 超音波内視鏡 | |
US20210236088A1 (en) | Guide tube, ultrasound probe, ultrasound imaging system, and method of using ultrasound imaging system | |
JP3691700B2 (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP3597219B2 (ja) | 超音波プローブ用バルーンシース | |
JP4179659B2 (ja) | 超音波プローブ | |
JPH09108224A (ja) | 体腔内超音波プローブ | |
JP3918602B2 (ja) | 超音波検査装置 | |
JP3077497B2 (ja) | 超音波診断装置 | |
JP4258581B2 (ja) | 超音波検査装置 | |
JP2001046376A (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP2005052667A (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP2001046378A (ja) | 超音波プローブ | |
JP2001327503A (ja) | 超音波内視鏡 | |
JP3722667B2 (ja) | 超音波内視鏡 | |
JPH08112280A (ja) | 機械走査型超音波プローブ | |
JP2001321378A (ja) | 超音波プローブシステム | |
JP2985391B2 (ja) | 超音波プローブガイド装置 | |
JP3876525B2 (ja) | 超音波検査装置用バルーン装置 | |
JPH09238946A (ja) | 超音波プローブ | |
JPH08215136A (ja) | 体腔内検査装置 | |
JP2002345817A (ja) | 超音波内視鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050621 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050628 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3696006 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708 Year of fee payment: 8 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |