JP2001111871A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JP2001111871A
JP2001111871A JP28773299A JP28773299A JP2001111871A JP 2001111871 A JP2001111871 A JP 2001111871A JP 28773299 A JP28773299 A JP 28773299A JP 28773299 A JP28773299 A JP 28773299A JP 2001111871 A JP2001111871 A JP 2001111871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
optical system
image pickup
lens
satisfied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28773299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4083355B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Takada
高田勝啓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP28773299A priority Critical patent/JP4083355B2/ja
Priority to US09/426,865 priority patent/US6674473B1/en
Publication of JP2001111871A publication Critical patent/JP2001111871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4083355B2 publication Critical patent/JP4083355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/61Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise the noise originating only from the lens unit, e.g. flare, shading, vignetting or "cos4"
    • H04N25/611Correction of chromatic aberration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/53Constructional details of electronic viewfinders, e.g. rotatable or detachable
    • H04N23/531Constructional details of electronic viewfinders, e.g. rotatable or detachable being rotatable or detachable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀塩写真に匹敵する高品位な画像、とりわけ
色ズレが目立たない画像を撮影することができる小型低
コストな撮像装置。 【解決手段】 光学系10による物体の像を電子撮像素
子20上に結像することによって物体の画像情報を得る
撮像装置であって、電子撮像素子20及び光学系10が
(1)1.5<P<7.0,(2)3.0<N<20,
(3)1.0×P<δ<5.0×P,(4)nL /nT
<0.25、の条件を満足する。ただし、Pは撮像素子
の画素ピッチ(単位はμm)、Nは撮像素子の画素数
(単位は百万)、θは、最大像高において、前記光学系
から射出した光束の中心光線若しくは絞り中心を通る光
線が撮像素子に入射する角度(単位は°)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
特に、銀塩写真に匹敵する高品位な画像、とりわけレン
ズの倍率色収差に起因する色ズレによる画質劣化を抑制
することが可能な小型低コストな撮像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】写真画質に匹敵する画像を得ることが可
能な印刷用等の用途を想定した業務用デジタルカメラが
ある。これらは200万画素を越える画素数を有してい
るものの、撮像素子の画素ピッチが約7.5〜10μm
前後以上と大きく、1枚のウェハーから得られる素子の
数に制限があり、コストをある程度以上下げることがで
きないという問題がある。
【0003】撮像素子の製造コストを下げるためには、
素子サイズを小型化し、1枚のウェハーから多くの素子
を得るようにすることが最も効果的である。しかし、素
子サイズを小型化するためには、画素数を下げるか、画
素ピッチを小さくする必要がある。
【0004】比較的安価な撮像装置として商品化されて
いる装置には、1/3〜2/3インチサイズの100〜
250万画素程度の撮像素子を用いているものが多い。
このときの画素ピッチは、約3〜5μmと、前記の業務
用デジタルカメラに用いられている撮像素子と比較して
大幅に小さい。
【0005】高品位な画像を得るために多画素な撮像素
子を用いると、ますます画素ピッチの小さな撮像素子を
用いることが必須の条件になる。
【0006】さて、高品位な画質を決める大きな要因
に、解像と並んで色ズレがある。単波長の結像性能が良
くても、いわゆる色収差が大きいと、色の滲みや色ズレ
が起こり、画質を劣化させることが知られている。特に
デジタルカメラ等、固体撮像素子を用いた撮像装置の場
合、軸上色収差よりも、倍率色収差に起因する色ズレが
大きな問題となる。
【0007】図12に入力光強度(アナログ画像)と画
素からの出力強度信号の関係を示すように、固体撮像素
子のようなある一定領域に結像した像が平均化若しくは
加算されて映像信号になるような装置では、光量に傾斜
のある像を撮影しても、得られる映像は階段状になる。
【0008】一方、銀塩写真では、色素の大きさが数〜
数十μmと、大きさに幅のある色素単位で構成されてお
り、像の強度が、概ね光量の傾斜を再現している。
【0009】この両者を比較すると、光量の傾斜の小さ
いところでは小さい差しかないが、1画素内での光量の
傾斜が大きくなると(例えば、左から2番目の画素の位
置)、撮像素子を用いた場合には、実際の像では少ない
光強度になっている領域(例えば、左から2番目の画素
内の右端の領域)まで、画素内での平均的な光強度を持
つ像となってしまう。
【0010】これがモノクロ画像や色相の似た範囲の画
像であれば、単に像のグラデーションが階段状になって
いるだけであるが、特定の色だけがずれた場合には、図
13のように、色の差が階段状に見えることになる。図
13では、簡単のためにR(レッド)とB(ブルー)の
色のみを考えた場合、図13(a)のように、Rの像に
対してBの像がずれが場合、RとBの色の差は図13
(b)のようになり、色の差の信号強度R−Bは階段状
になる。
【0011】人は色の絶対値よりも色の差に対し敏感で
あることが知られており、このような画像を人が観察、
鑑賞すると、色のズレが実際のズレよりも大きく見える
という現象を引き起こす。そのため、撮像素子を用いた
撮像装置に用いるレンズには、色ズレを引き起こす倍率
色収差の高度な補正が求められてきた。
【0012】従来は、前述のズレた色の強度比が人が見
ても大きな差と感じないために必要な倍率色収差の大き
さを求め、多くの検討により、画素ピッチの1/2以下
の倍率色収差であると、像の色ズレがほとんど問題にな
らないことが知られている。
【0013】ところが、小型の撮像素子を用いて安いコ
ストで高品位な画像が得られる撮像装置を構成しようと
すると、前述のように、画素ピッチは3〜5μm程度以
下になり、このような撮像素子に対して倍率色収差を従
来の考え方で補正すると、許容できる倍率色収差は1.
5〜2.5μm以下となり、極めて高度な色収差の補正
が求められる。
【0014】撮像素子を用いた撮像装置の場合には、光
学レンズと撮像素子の間に光学的ローパスフィルターや
赤外カットフィルター等のフィルター類、多板式装置の
場合には光路分岐プリズム等が配置されることが多く、
物理的な寸法は小さくても、光学的には長いバックフォ
ーカスを必要とする。そのため、レンズもバックフォー
カスを長くできるレンズタイプを用いることが一般的
で、物体側から像側に向かって、絞りに対し非対称なパ
ワー配置になることが多い。
【0015】そのため歪曲収差や倍率色収差といった画
角に依存する収差の補正が困難であり、従来ではいわゆ
る異常分散性ガラスを用いて色収差を補正する方法が知
られている。
【0016】上記に示した範囲に倍率色収差を補正する
ためには、さらに異常分散性ガラスを用いたレンズ要素
の数を増やすことが必要になる。
【0017】しかし、一般的に異常分散性ガラスは膨張
係数が大きいか若しくは柔らかくキズがつきやすい等と
いった特性を持つため、多くの加工工数が必要となり、
異常分散性ガラスを多数使用すると、加工コストが高く
なる問題があった。
【0018】異常分散性ガラスを少なくして高度な色収
差の補正を実現するためには、使用するレンズ要素の枚
数を増やしたり、レンズ系を大型化して、各レンズ要素
のパワーを弱めることが必要になるため、装置の小型化
に大きな支障をきたす。
【0019】一方、撮像素子を用いて得られる像は、空
間的にデジタルデータとして扱うことができるため、像
の強度をデジタル化すれば、画像処理等電気的な処理を
施すことが容易になるため、レンズ系で出た色収差を画
像処理で補正する方法が提案されている(特開平8−2
05181号)。しかし、画像処理を行うと、本来デー
タのない像点におけるデータを作成する処理等が必要に
なるため、画質の劣化が避けられない。また、処理が複
雑になると、撮影終了後、メモリーカード等の記録媒体
に記録するまでの時間がかかる問題が生じる。また、レ
ンズの持つ特性を利用するため、特性の異なるレンズに
対しては異なる処理が必要となり、レンズの数に応じた
処理が必要になるという問題がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来例で
は、銀塩写真に匹敵する色ズレの目立たない画像を得る
ためには、加工コストの増大や、レンズ系の大型化、撮
影後の画像処理時間の増大等を招き、小型で低コストな
撮像装置を達成することができない。
【0021】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、銀塩写真に匹敵
する高品位な画像、とりわけ色ズレが目立たない画像を
撮影することができる小型低コストな撮像装置を提供す
ることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の撮像装置は、光学系による物体の像を電子撮像素子
上に結像することによって物体の画像情報を得る撮像装
置であって、前記電子撮像素子及び前記光学系が下記の
条件を満足することを特徴とするものである。
【0023】(1) 1.5<P<7.0 (2) 3.0<N<20 (3) 1.0×P<δ<5.0×P (4) nL /nT <0.25 ただし、Pは撮像素子の画素ピッチ(単位はμm)、N
は撮像素子の画素数(単位は百万)、δは画面中心を含
み画面全体の90%を占める領域内の、波長620nm
若しくは460nmでの倍率色収差の絶対値の最大値
(単位はμm)、n T 、nL は光学系を構成しているレ
ンズ要素の数及び異常分散性ガラスからなるレンズ要素
の数である。
【0024】この場合、その光学系が脱着可能な構造に
なっていることが望ましい。
【0025】また、下記条件を満足することがより好ま
しい。
【0026】(5) 1.5<P<4.0 (6) 4.0<N<20 その場合に、下記条件を満足することがより好ましい。
【0027】(7) 6.0<N<20 また、その撮像素子は、光電変換面の上部にマトリック
ス状あるいはモザイク状のカラーフィルターを配置した
素子であり、かつ、下記条件を満足することがより好ま
しい。
【0028】(8) θ<1.3×P+4 ただし、θは、イメージサークルの90%以内の各点に
おいて、前記光学系から射出した光束の中心光線、若し
くは、絞り中心を通る光線が撮像素子に入射する角度で
ある。
【0029】その場合に、下記条件を満足することがよ
り好ましい。
【0030】(9) θ<P+4 また、下記条件を満足することがより好ましい。
【0031】(10) 1.5×P<δ<5.0×P また、下記条件を満足することがより好ましい。
【0032】(11) nL /nT <0.20 以下、本発明において上記構成をとった理由とその作用
について説明する。
【0033】人間の眼の標準的な角度分解能を1' (視
力1.0に対応)と考えると、この値は限界解像力を得
る値であるから、画像に含まれるラインアンドスペース
がシャープな画像として認識できる分解能はそれよりも
下がったところ(大きい角度)にあると考えられる。
【0034】例えば、その立体角を1.67' (視力
0.6に対応)程度と考えると、例えば40cm離れた
位置から画像を観察するとき、0.194mmの大きさ
まではシャープな像と認識できることになる。
【0035】このようなシャープな像と認識できる場合
には、前述の色ズレが起きた場合に、はっきりと認識で
きることになる。したがって、この場合に色ズレを目立
たなくするためには、前述のように、画素ピッチに対し
て1/2以下に倍率色収差を補正しなければならない。
【0036】40cm離れた位置からA4(210mm
×297mm)サイズのプリントを観察することを考え
ると、この上記の場合の画素数は、約1100×150
0=165万画素、周囲に10mmの余白をとることを
考慮すると、約140万画素となる。
【0037】これから提示する数値は、基本的に40c
m離れた位置からA4サイズのプリントを観察すること
を想定しているが、プリントサイズと観察距離の間に線
形関係が満足されている場合には、得られた画素数はプ
リントサイズによらない。しかし、一般にプリントサイ
ズが小さくなる程、プリントサイズに比べて観察距離が
伸びる傾向にあるため、A6サイズ(105mm×14
9mm)等の小さいプリントサイズでは、提示された画
素数よりも少ない画素数で十分である。言い換えれば、
本発明では、6切程度以上のプリントサイズを得ること
を可能にして銀塩写真に匹敵する高品位な画像と考えて
いる。
【0038】さて、撮像素子を用いて作成された画像
は、当然画像を構成する画素単位は一定であるため、そ
の単位以上の高い空間周波数を有する物体は表現できな
い。種々の空間周波数のパターン部分を有するテストチ
ャートを撮影した場合、最も線幅の狭い部分で、その線
幅が画素ピッチに等しいパターンは、すべて分解して観
察されるのに対して、線幅が画素ピッチを下回り、その
最も狭い線幅が例えば画素ピッチの1/2となる画素単
位以上の高い空間周波数を有するパターンは、低周波の
濃淡、いわゆるモアレが観察されるだけである。
【0039】前述の計算で求めた画素数の画像では、プ
リントの最小画素単位を人間が高いコントラストで明確
に認識できる。したがって、上述のテストチャートの観
察結果を一般画像に拡張すると、ある空間周波数までは
シャープに見え、最小画素単位を越えて高い空間周波数
になると、急激に分解しない画像となるため、画像のコ
ントラストは高くても、グラデーションの表現に乏し
い、いわゆる荒れ感のある画像となる。
【0040】グラデーション豊かな画像とするために
は、人間が感知する解像限界に近い空間周波数まで表現
しなければならない。
【0041】我々はこの点から銀塩写真と等価な画質を
得るためには、少なくとも立体角1.25' (視力0.
8)に対応する画素単位、A4サイズで10mmの余白
を取った場合に約250万画素の画素数が必要であるこ
とを、特願平11−42934号において示した。
【0042】以上は解像力に着目した議論であるが、前
述の通り、色ズレに関する問題も、ズレた部分が画素単
位に起因する階段状になっていることが根本的な問題で
あるから、同様の議論により、光量が傾斜している場合
に、その傾斜を平均化せずに、より忠実に表現できれ
ば、色ズレは撮像素子の問題ではなく、純粋にレンズ系
の問題となり、銀塩写真の場合と全く等価になる。
【0043】光量の傾斜を忠実に表現するレベルを設定
するときに、上記の解像に対する人間の見えの評価を参
考にすることができる。すなわち、プリントを観察する
場合、人間が全く認識できない画素単位であれば、その
画素単位以上に光強度を表現しても、人間には全く等価
に見えるはずであるし、逆に、前述のように、画素単位
をはっきり認識できれば、光強度の変化を忠実に表現し
ているとは認識できない。
【0044】解像の場合には、上述のように、立体角
1.25' (視力0.8)以上が必要であるが、色ズレ
の場合には、単に強度の変化ではなく、そこに色相の変
化を伴うため、解像の検討で求めた画素数以上の画素数
が必要であることが分かった。具体的には、立体角1.
11' (視力0.9)程度以上に小さい画素単位で画像
を構成すれば、レンズの倍率色収差による色ズレが、画
素単位の階段状に表現されても、その強度変化は、レン
ズの色ズレを忠実に表現した場合の強度変化と比較して
も、人間がほとんど差を感知できないことが分かった。
【0045】立体角1.11' を画素数に変換すると、
前述の計算と同様の計算により、A4サイズの周囲10
mmの余白を取ったときに、約300万画素になる。
【0046】さらにその場合、レンズの倍率色収差がど
こまで許容できるか調べると、画素単位以上あっても、
一般的には強度変化を伴うため、人間が色ズレをはっき
り認識できないことが分かった。
【0047】言い換えると、300万画素以上の画素数
を有する撮像素子を用いると、画素ピッチに対して1.
0倍以上の倍率色収差があっても、色ズレを人間がはっ
きりとは認識できないことになる。
【0048】しかし、レンズの倍率色収差が画素単位に
対して5倍を越えると、色収差によるズレ量が大きくな
りすぎ、撮像素子で撮影したことによる影響を無視して
も、色ズレに伴う画質の劣化を許容できなくなる。
【0049】これらの条件を式で表現したものが、下記
条件式(2)の下限と、条件式(3)である。
【0050】(2) 3.0<N<20 (3) 1.0×P<δ<5.0×P ただし、Pは撮像素子の画素ピッチ(単位はμm)、N
は撮像素子の画素数(単位は百万)、δは画面中心を含
み画面全体の90%を占める領域内の、波長620nm
若しくは460nmでの倍率色収差の絶対値の最大値
(単位はμm)である。
【0051】ここで、倍率色収差に関する条件を、中心
を含み画面全体の90%を占める領域内に限定したの
は、それ以外の領域は、画面のほとんど四隅であり、実
際上色ズレが生じていても、画質の劣化として問題にな
ることは少ないと考えられるためである。また、倍率色
収差を求める波長を620nm若しくは460nmとし
た理由は、基準波長として扱うe線を緑の画像の代表と
考え、赤、青の分光特性等から代表波長として選んだ波
長である。装置に使用するカラーフィルターの分光透過
率や撮像素子の分光感度等に応じて、この代表波長はシ
フトするが、おおよそこの程度の波長と考えて光学設計
上問題はない。
【0052】条件式(2)の上限の20は画素数が増え
ることにより、画像の読み出し速度や記録媒体への記録
速度等が長くなりすぎる問題が生じる点や、(2)の上
限値は前述の立体角0.0513' (視力2.3)に相
当しており、例えば、A3以上に拡大し、プリントサイ
ズに比べて観察距離を短くしても、ほとんど画像の劣化
を認識することができなくなる点を考慮して定められ
た。
【0053】このような画素数の撮像素子を作成する場
合、下記条件(1)を満足していることが望ましい。
【0054】(1) 1.5<P<7.0 条件式(1)の上限の7.0は、撮像装置のコストを考
慮して設定したものであり、上限値を越えて大きくなる
と、画素数に比較して撮像素子のサイズが大きくなり、
1枚のウェハーからとれる素子数が少なくなってコスト
の増大を招く。また、条件式(1)の下限値の1.5
は、光学系の回折限界による画質の劣化と、光学系の製
造コストを考慮して設定したものであり、下限値を越え
て小さな値になると、300万画素程度の画素数では、
光学系が回折限界の性能を有していても、回折ボケの影
響を無視できなくなり、画質の劣化を引き起こす。ま
た、画素数が1000万画素を越えた撮像素子を用いた
場合においては、光学系が回折限界に近い性能を有して
いれば、プリントでの画質は満足できるものの、光学系
を構成する各要素の製造公差が厳しくなり、加工コスト
の増大を招き好ましくない。
【0055】上記の撮像素子、光学系の組み合わせを採
用すると、光学系を構成する際、倍率色収差の補正に対
する余裕が生まれ、光学系を構成するレンズ枚数をより
少なく、また、異常分散性ガラスの使用を極力抑えるこ
とができ、小型で安価な光学系を構成することが可能と
なる。
【0056】より具体的には、光学系を構成する全レン
ズ要素の数に対し、異常分散性ガラスを用いたレンズ要
素の数を25%以下に抑えることができ、光学系の加工
コストを低減することが可能となる。この条件を式で表
現したものが、下記条件式(4)である。
【0057】(4) nL /nT <0.25 ただし、nT 、nL は光学系を構成しているレンズ要素
の数及び異常分散性ガラスからなるレンズ要素の数であ
る。
【0058】本発明の撮像装置は、装置の物体側や内部
において、異なる色のカラーフィルターを順次設定し、
撮影した画像を合成することによりカラー画像を構成し
てもよいし、あるいは、撮像素子を2枚以上用い、例え
ば光路分割プリズム等により光路をそれぞれの撮像素子
に導くようにして、同時に複数の色の画像を撮影する方
式等で構成してもよい。
【0059】あるいは、光電変換面の上部にマトリック
ス状あるいはモザイク状のカラーフィルターを配置した
素子を用いて、画像を撮影後マトリックス演算によって
カラー画像を構成する方式で構成してもよい。
【0060】後者の方式では、マトリックス演算により
画像を補間する必要があるため、画質の点では前者の方
法より劣るが、用いる撮像素子が少なく、しかも、少な
い撮影回数でカラー画像を得ることができるため、コス
ト面や使い勝手の点で優れており、コンシューマ製品を
中心として採用している製品が多い。
【0061】この方式では、撮像素子の各画素が、光電
変換面とその上に配置されたカラーフィルターで1つの
組をなしているため、カラーフィルターを透過した光が
本来到達すべき光電変換面とは異なる変換面に到達する
と、色に関する情報が正しく得られない。そのため、光
学系を透過した光は撮像素子に垂直に入射することが望
ましいが、光電変換面の周囲に遮光部等を配置すること
等により、ある程度角度がついていても、画像に与える
影響を無視することができる。しかし、極端に遮光部を
広くすると、全体の面積に対する光電変換面の面積が小
さくなり、電気信号に変換できる光量が少なくなり、感
度の低下を招く。
【0062】そこで、感度面から必要な開口率を想定し
た際、画像に与える影響を無視できる撮像素子への入射
角の許容範囲に関する条件が、下記の条件式(8)であ
る。
【0063】(8) θ<1.3×P+4 ただし、θは、イメージサークルの90%以内の各点に
おいて、光学系から射出した光束の中心光線、若しく
は、絞り中心を通る光線が撮像素子に入射する角度であ
る。
【0064】条件式(8)の上限の1.3×P+4を越
えて大きな値をとると、撮像素子に略垂直に入射する画
面中心に比較して、上記理由により画面周辺で得られる
カラー情報のエラーが大きくなりすぎ、電気的処理を用
いても画面中心と周辺の色が一致しないという問題が生
じる。
【0065】より高品位な画像を得るためには、画像の
画素単位をさらに小さくすることが好ましく、その場合
は、下記条件式(6)を満足すると、なお好ましい。
【0066】(6) 4.0<N<20 また、下記条件式(7)を満足すると、さらに高品位な
画像が得られ好ましい。
【0067】(7) 6.0<N<20 画素ピッチに関しては、下記の条件を満足すると、なお
好ましい。
【0068】(5) 1.5<P<4.0 また、光学系をさらに低コストに構成するためには、倍
率色収差に対する制約条件を緩めることが効果的であ
り、下記の条件を満足すると、なお好ましい。
【0069】(10) 1.5×P<δ<5.0×P 光学系を構成するレンズ要素として、異常分散性ガラス
を使用したレンズ要素の数は下記の条件を満足すると、
なお低コスト化に対し好ましい。
【0070】(11) nL /nT <0.20 また、光学系を射出した光線が撮像素子に入射する角度
は、下記条件を満足することが、なお好ましい。
【0071】(9) θ<P+4 また、本発明の撮像装置は、装置本体と光学系は一体型
で構成してもよいし、また、光学系を交換可能な構成と
してもよい。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像装置の実施例
について説明する。
【0073】本発明に基づく撮像装置全体の構成は、図
1に示すように、被写体の像を結像する光学系10と、
その結像位置に配置されたCCDやCMOS等からなる
撮像素子20と、その撮像素子20で得られた画像信号
を処理する信号処理回路30と、その信号処理回路30
に接続され、撮像された画像データを記憶する記憶装置
40と、信号処理回路30に接続され、撮像された画像
を表示する表示装置50と、撮像された画像を出力する
プリンター等の出力装置60とからなる。
【0074】以下に、主として光学系10に用いるレン
ズ系と、その際に用いる撮像素子20に関する実施例
1、2について説明する。
【0075】(実施例1)この実施例は、光学系10と
して単焦点レンズを使用する実施例であり、撮像素子2
0としては、2/3インチ(6.6mm×8.8mm)
で、画素数2130×2840=605万画素で、画素
ピッチPが3.1μmのものを用いる。
【0076】光学系10を構成するレンズ系は、図2に
断面図を示すように、物体側から順に、物体側に凸面を
向けた正メニスカスレンズと、物体側に凸面を向けた負
メニスカスレンズと、絞りと、両凹レンズと両凸レンズ
の接合レンズと、両凸レンズとからなるレトロフォーカ
スタイプの単焦点レンズ系であり、レンズ系と像面Iの
間に撮像素子20のカバーガラス、フィルター類を構成
する平行平面板Fが配置されている。このレンズ系の数
値データは後記するが、最も像面側の両凸レンズの像面
側の面に非球面を用いている。この実施例の収差図を図
3に示す。図中、SAは球面収差、ASは非点収差、D
Tは歪曲収差、CCは倍率色収差を示す(以下の収差図
においても同じ)。収差図の基準波長はe線であり、球
面収差と倍率色収差は、基準波長以外は620nmと4
60nmの波長に対する収差を記載してある。また、図
中、“FIY”は像高を表している。
【0077】また、本実施例では異常分散性のガラスを
使用していない。
【0078】実施例1の式(1)に関する値P=3.1
μm、式(2)に関する値N=6.05、式(3)に関
する値δ=4.4μm(620nm)、式(4)に関す
る値nL /nT =0/5=0、式(8)に関する値θ=
7.4°であり、何れもそれらの条件式を満足してお
り、得られた画像は銀塩写真に匹敵する、とりわけ色ズ
レが目立たない高品位な画像が得られ、小型低コストな
撮像装置を得ることができる。
【0079】(実施例2)この実施例は、光学系10と
してズームレンズを使用する実施例であり、撮像素子2
0としては、1/2インチ(4.8mm×6.4mm)
で、画素数1780×2370=422万画素で、画素
ピッチPが2.7μmのものを用いる。
【0080】光学系10を構成するズームレンズは、図
4に広角端での断面図を示すように、物体側から順に、
第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた平凸レンズ
1枚からなり、第2レンズ群G2は、物体側に凸面を向
けた負メニスカスレンズと、両凹レンズと物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズとの接合レンズの3枚から
なり、絞りSが続き、絞りSの後の第3レンズ群G3
は、θgd=1.243と異常分散性を持つガラスからな
る両凸レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレ
ンズと物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接
合レンズの3枚からなり、第4レンズ群G4は両凸レン
ズ1枚からなり、広角端から望遠端にかけて、第1レン
ズ群G1と絞りSは固定されており、第2レンズ群G2
は物体側から像側に移動し、第3レンズ群G3と第4レ
ンズ群G4は相互の間隔を広げながら物体側に移動す
る。レンズ系と像面Iの間に撮像素子20のカバーガラ
ス、フィルター類を構成する平行平面板Fが配置されて
いる。このレンズ系の数値データは後記するが、第3レ
ンズ群G3の最も物体側の面と第4レンズ群G4の物体
側の面に非球面を用いている。この実施例の広角端の収
差図を図5に、標準状態の収差図を図6に、望遠端の収
差図を図7にそれぞれ示す。
【0081】実施例2の式(1)に関する値P=2.7
μm、式(2)に関する値N=4.22、式(3)に関
する値δ=5.0μm(広角端620nm)、3.5μ
m(標準状態620nm)、4.4μm(望遠端460
nm)、式(4)に関する値nL /nT =1/8=0.
125、式(8)に関する値θ=1.7°(広角端)〜
2.8°(標準状態)〜3.7°(望遠端)であり、何
れもそれらの条件式を満足しており、得られた画像は銀
塩写真に匹敵する、とりわけ色ズレが目立たない高品位
な画像が得られ、小型低コストな撮像装置を得ることが
できる。
【0082】以下に、上記各実施例の光学系10の数値
データを示すが、記号は上記の外、fは全系焦点距離、
NOはFナンバー、2ωは画角、fB はバックフォーカ
ス、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2
…は各レンズ面間の間隔、n e1、ne2…は各レンズのe
線の屈折率、νd1、νd2…は各レンズのアッベ数であ
る。なお、非球面形状は、zを光の進行方向を正とした
光軸とし、yを光軸と直交する方向の光軸からの距離と
すると、下記の式にて表される。
【0083】z=(y2 /r)/[1+{1−(K+
1)(y/r)2 1/2 ]+A44 +A66 +A88
A1010+ A1212 ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6
A8、A10 、A12 はそれぞれ4次、6次、8次、10次、
12次の非球面係数である。
【0084】 実施例1 f = 9.40 FNO= 2.8 2ω=62.32 ° fB = 3.821 r1 = 19.2904 d1 = 7.1301 ne1 =1.85504 νd1 =23.78 r2 = 31.5332 d2 = 0.2500 r3 = 9.5862 d3 = 1.2000 ne2 =1.48915 νd2 =70.23 r4 = 3.3172 d4 = 3.6931 r5 = ∞(絞り) d5 = 1.2117 r6 = -7.4389 d6 = 1.2000 ne3 =1.85504 νd3 =23.78 r7 = 285.9688 d7 = 2.2502 ne4 =1.73234 νd4 =54.68 r8 = -5.8435 d8 = 0.1500 r9 = 11.4711 d9 = 12.8153 ne5 =1.60548 νd5 =60.64 r10= -13.4741(非球面) d10= 2.7500 r11= ∞ d11= 1.0000 ne6 =1.48915 νd6 =70.23 r12= ∞ 非球面係数 第10面 K = 0.00000 A4 = 3.56156×10-4 A6 = 3.16853×10-9 A8 = 4.61305×10-8 A10= 0 A12= 0 。
【0085】 実施例2 f = 6.62 〜 11.26 〜 19.10 FNO= 2.04 〜 2.30 〜 2.93 2ω= 63.90°〜 38.69°〜 23.79° fB = 0.95 〜 0.95 〜 0.95 r1 = 40.3034 d1 = 5.2797 ne1 =1.48915 νd1 =70.23 r2 = ∞ d2 = (可変) r3 = 20.8569 d3 = 1.2500 ne2 =1.85504 νd2 =23.78 r4 = 8.8296 d4 = 6.8718 r5 = -27.1565 d5 = 1.0000 ne3 =1.48915 νd3 =70.23 r6 = 11.5347 d6 = 3.9456 ne4 =1.85504 νd4 =23.78 r7 = 37.7190 d7 = (可変) r8 = ∞(絞り) d8 = (可変) r9 = 20.0455(非球面) d9 = 2.6165 ne5 =1.57098 νd5 =71.30 r10= -29.3358 d10= 0.2000 r11= 9.0271 d11= 5.5316 ne6 =1.77621 νd6 =49.60 r12= 82.0666 d12= 0.9000 ne7 =1.85504 νd7 =23.78 r13= 5.8260 d13= (可変) r14= 11.0356(非球面) d14= 2.0471 ne8 =1.59142 νd8 =61.28 r15= -35.4897 d15= (可変) r16= ∞ d16= 0.8000 ne9 =1.51825 νd9 =64.14 r17= ∞ d17= 1.8000 ne10=1.54979 νd10=62.84 r18= ∞ d18= 0.8000 r19= ∞ d19= 0.7500 ne11=1.51825 νd11=64.14 r20= ∞ ズーム間隔 f 6.62 11.26 19.10 d2 1.0000 11.1208 16.9659 d7 17.4769 7.3561 1.5110 d8 8.2911 6.0038 1.4970 d13 3.6636 4.3896 5.9973 d15 2.6597 4.2210 7.1201 非球面係数 第9面 K = 0.00000 A4 =-6.09597×10-5 A6 = 1.98645×10-7 A8 = 3.03497×10-8 A10=-3.82462×10-9 A12= 1.06173×10-10 第14面 K = 0.00000 A4 =-5.31919×10-5 A6 =-1.01532×10-5 A8 = 1.35032×10-6 A10=-7.60925×10-8 A12= 1.54969×10-9
【0086】なお、本発明の説明はデジタルカメラを中
心に説明したが、他の撮像装置(例えば、デジタルビデ
オカメラ等)を用いて静止画像を観察する場合も同様で
ある。
【0087】以上のような本発明の撮像装置は、物体像
を形成しその像をCCD等の撮像素子に受光させて撮像
を行う撮像装置、とりわけ電子カメラ、ビデオカメラ等
に用いることができる。以下に、その実施形態を例示す
る。
【0088】図8〜図10は、本発明の撮像装置を電子
カメラとして構成した場合の概念図を示す。図8は電子
カメラ140の外観を示す前方斜視図、図9は同後方斜
視図、図10は電子カメラ140の構成を示す断面図で
ある。電子カメラ140は、この例の場合、撮影用光路
142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路
144を有するファインダー光学系143、シャッター
145、フラッシュ146、液晶表示モニター147等
を含み、カメラ140の上部に配置されたシャッター1
45を押圧すると、それに連動して撮像用対物光学系1
0を通して撮影が行われる。撮像用対物光学系10によ
って形成された物体像が、ローパスフィルター、赤外カ
ットフィルター等のフィルター151を介してCCD2
0(図1の撮像素子に対応)の撮像面上に形成される。
このCCD20で受光された物体像は、信号処理回路3
0を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶
表示モニター147(図1の表示装置50に相当)に表
示される。また、この信号処理回路30には記録手段4
0(図1の記憶装置に対応)が配置され、撮影された電
子画像を記録することもできる。なお、この記録手段4
0は信号処理回路30と別体に設けらてもよいし、フロ
ッピーディスク等により電子的に記録書込を行うように
構成してもよい。
【0089】さらに、ファインダー用光路144上に
は、カバーガラス154を介してファインダー用対物光
学系153が配置してある。このファインダー用対物光
学系153によって形成された物体像は、像正立部材で
あるポロプリズム155の視野枠157上に形成され
る。なお、視野枠157は、ポロプリズム155の第1
反射面と第2反射面との間を分離し、その間に配置され
ている。このポリプリズム155の後方には、正立正像
にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系159が配
置されている。
【0090】図11は、本発明の撮像装置をビデオカメ
ラとして構成した場合の概念図を示す。図11(a)は
ビデオカメラ160の外観を示す斜視図、図11(b)
はビデオカメラ160の構成を示す断面図である。ビデ
オカメラ160、撮影用光学系10と共に、電子ビュー
ファインダー162と液晶表示モニター147を備えて
おり、両者が図1の表示装置50に相当する。ビデオカ
メラ160の上部に配置された録画スタートボタン16
1をオンすると、それに連動して撮影用光学系10を通
して撮影が行われる。撮影用光学系10によって形成さ
れた物体像が、ローパスフィルター、赤外カットフィル
ター等のフィルター151を介してCCD20(図1の
撮像素子に対応)の撮像面上に形成される。このCCD
20で受光された物体像は、信号処理回路30を介し、
電子ビューファインダー162内に配置されたバックラ
イト付き液晶表示素子163上に表示され、接眼レンズ
164で拡大観察可能にされると共に、カメラ本体に折
り畳み可能に取り付けられた液晶表示モニター147に
表示される。ビデオカメラ160には、ビデオテープ挿
脱用ふた166を開けて記録媒体としてのビデオテープ
をセットすることが可能になっており、信号処理回路3
0を介してビデオテープを記録手段40(図1の記憶装
置に対応)として、撮影された電子画像が記録される。
また、ビデオカメラ160はマイク165を備えてお
り、映像信号記録と同時に音声情報記録も同様に行う。
【0091】
【発明の効果】以上の説明と各実施例から明らかなよう
に、本発明によると、撮像装置の光学系の結像性能、撮
像素子の画素数、画素ピッチが最適化されているので、
得られた画像は銀塩写真に匹敵する、特に色ズレが目立
たない高品位な画像であり、また、装置の大きさや製造
コストに有利な構成となっているため、小型低コストな
撮像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく撮像装置全体の構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の実施例1における光学系を構成するレ
ンズ系の断面図である。
【図3】実施例1のレンズ系の収差図である。
【図4】本発明の実施例2における光学系を構成するズ
ームレンズ系の広角端での断面図である。
【図5】実施例2のズームレンズ系の広角端での収差図
である。
【図6】実施例2のズームレンズ系の標準状態での収差
図である。
【図7】実施例2のズームレンズ系の望遠端での収差図
である。
【図8】本発明の撮像装置を電子カメラとして構成した
場合の外観を示す前方斜視図である。
【図9】図8は同後方斜視図である。
【図10】図8の電子カメラの構成を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の撮像装置をビデオカメラとして構成
した場合の概念図である。
【図12】電子撮像素子を用いた場合の光量と映像信号
強度の関係を示す概念図である。
【図13】電子撮像素子を用いた場合の色ズレと映像信
号強度の関係を示す概念図である。
【符号の説明】
10…光学系 20…撮像素子(CCD等) 30…信号処理回路 40…記憶装置 50…表示装置 60…出力装置 140…電子カメラ 141…撮影光学系 142…撮影用光路 143…ファインダー光学系 144…ファインダー用光路 145…シャッター 146…フラッシュ 147…液晶表示モニター 151…フィルター 154…カバーガラス 153…ファインダー用対物光学系 155…ポロプリズム 157…視野枠 159…接眼光学系 160…ビデオカメラ 161…録画スタートボタン 162…電子ビューファインダー 163…バックライト付き液晶表示素子 164…接眼レンズ 165…マイク 166…ビデオテープ挿脱用ふた G1…第1レンズ群 G2…第2レンズ群 G3…第3レンズ群 G4…第4レンズ群 S …絞り F …平行平面板 I …像面 E …観察者眼球

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系による物体の像を電子撮像素子上
    に結像することによって物体の画像情報を得る撮像装置
    であって、前記電子撮像素子及び前記光学系が下記の条
    件を満足することを特徴とする撮像装置。 (1) 1.5<P<7.0 (2) 3.0<N<20 (3) 1.0×P<δ<5.0×P (4) nL /nT <0.25 ただし、Pは撮像素子の画素ピッチ(単位はμm)、N
    は撮像素子の画素数(単位は百万)、δは画面中心を含
    み画面全体の90%を占める領域内の、波長620nm
    若しくは460nmでの倍率色収差の絶対値の最大値
    (単位はμm)、n T 、nL は光学系を構成しているレ
    ンズ要素の数及び異常分散性ガラスからなるレンズ要素
    の数である。
  2. 【請求項2】 該光学系が脱着可能な構造になっている
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 下記条件を満足することを特徴とする請
    求項1記載の撮像装置。 (5) 1.5<P<4.0 (6) 4.0<N<20
  4. 【請求項4】 下記条件を満足することを特徴とする請
    求項3記載の撮像装置。 (7) 6.0<N<20
  5. 【請求項5】 前記撮像素子は、光電変換面の上部にマ
    トリックス状あるいはモザイク状のカラーフィルターを
    配置した素子であり、かつ、下記条件を満足することを
    特徴とする請求項1記載の撮像装置。 (8) θ<1.3×P+4 ただし、θは、イメージサークルの90%以内の各点に
    おいて、前記光学系から射出した光束の中心光線、若し
    くは、絞り中心を通る光線が撮像素子に入射する角度で
    ある。
  6. 【請求項6】 下記条件を満足することを特徴とする請
    求項5記載の撮像装置。 (9) θ<P+4
  7. 【請求項7】 下記条件を満足することを特徴とする請
    求項1記載の撮像装置。 (10) 1.5×P<δ<5.0×P
  8. 【請求項8】 下記条件を満足することを特徴とする請
    求項1記載の撮像装置。 (11) nL /nT <0.20
JP28773299A 1999-10-08 1999-10-08 撮像装置 Expired - Fee Related JP4083355B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28773299A JP4083355B2 (ja) 1999-10-08 1999-10-08 撮像装置
US09/426,865 US6674473B1 (en) 1999-10-08 1999-10-26 Image pickup apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28773299A JP4083355B2 (ja) 1999-10-08 1999-10-08 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001111871A true JP2001111871A (ja) 2001-04-20
JP4083355B2 JP4083355B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=17721047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28773299A Expired - Fee Related JP4083355B2 (ja) 1999-10-08 1999-10-08 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6674473B1 (ja)
JP (1) JP4083355B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057548A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Olympus Optical Co Ltd 電子撮像装置
JP2004361934A (ja) * 2003-05-12 2004-12-24 Olympus Corp 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP2005018041A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Olympus Corp 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP2005326743A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Ricoh Co Ltd ズームレンズおよび撮影機能を有する情報装置
US7301576B2 (en) 2003-01-10 2007-11-27 Olympus Corporation Electronic imaging apparatus
JP2013231759A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Olympus Imaging Corp ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
KR102201421B1 (ko) * 2019-08-07 2021-01-11 한국생산기술연구원 카메라 모듈의 해상력 검사 장치

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7499090B2 (en) 2005-01-27 2009-03-03 Datalogic Scanning, Inc. Rolling-reset imager with optical filter
DE102006045565B3 (de) * 2006-08-04 2008-06-26 Leica Camera Ag Weitwinkel-Aufstecksucher an Messsucherkameras für fotografische Aufnahmen mit unterschiedlichen Brennweiten
US7852572B2 (en) * 2007-06-25 2010-12-14 Ricoh Co., Ltd. Compact super wide-angle imaging system
KR101505699B1 (ko) * 2007-10-08 2015-03-24 블랙아이 옵틱스, 엘엘씨 액체 옵틱스 줌 렌즈 시스템 및 이미징 장치
CN101821658B (zh) * 2007-12-04 2014-02-26 黑眼睛光学有限公司 变焦透镜系统和照相机系统
EP2217960B1 (en) 2007-12-04 2017-06-07 Blackeye Optics, LLC Image-stabilization system comprising two liquid lenses
AU2010234963C1 (en) 2009-04-10 2014-11-06 Blackeye Optics, Llc. Variable power optical system
CA2758207C (en) 2009-04-10 2018-05-22 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3048158B2 (ja) * 1988-10-04 2000-06-05 キヤノン株式会社 カラー画像処理装置
JPH06335006A (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置
JPH08205181A (ja) 1995-01-30 1996-08-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 色収差補正回路および色収差補正機能付き撮像装置
JPH10160410A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Minolta Co Ltd 測距装置
US6046772A (en) * 1997-07-24 2000-04-04 Howell; Paul Digital photography device and method
JP3821929B2 (ja) * 1997-09-29 2006-09-13 フジノン株式会社 カラー画像読み取り用ガウス型レンズ
JPH11325819A (ja) * 1998-05-21 1999-11-26 Nikon Corp 顕微鏡用電子カメラ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057548A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Olympus Optical Co Ltd 電子撮像装置
US7301576B2 (en) 2003-01-10 2007-11-27 Olympus Corporation Electronic imaging apparatus
JP2004361934A (ja) * 2003-05-12 2004-12-24 Olympus Corp 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP4587702B2 (ja) * 2003-05-12 2010-11-24 オリンパス株式会社 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP2005018041A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Olympus Corp 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP4658517B2 (ja) * 2003-05-30 2011-03-23 オリンパス株式会社 結像光学系及びそれを用いた電子機器
JP2005326743A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Ricoh Co Ltd ズームレンズおよび撮影機能を有する情報装置
JP4496009B2 (ja) * 2004-05-17 2010-07-07 株式会社リコー ズームレンズおよび撮影機能を有する情報装置
JP2013231759A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Olympus Imaging Corp ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
KR102201421B1 (ko) * 2019-08-07 2021-01-11 한국생산기술연구원 카메라 모듈의 해상력 검사 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4083355B2 (ja) 2008-04-30
US6674473B1 (en) 2004-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4827193B2 (ja) 電子撮像装置
JP4145066B2 (ja) ズームレンズとそれを用いた電子撮像装置
JP3943922B2 (ja) 撮像装置
US7583310B2 (en) Taking apparatus
JP4285957B2 (ja) ズームレンズ及びそれを有する電子撮像装置
JP3072988B1 (ja) 撮像装置
US6985301B2 (en) Zoom lens
JP2002228922A (ja) 撮影レンズ
JP2007327991A (ja) ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置
JP2004102211A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置
US7075733B2 (en) Zoom lens system and image pickup apparatus including the same
JP3920655B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2010049189A (ja) ズームレンズ及びそれを備える撮像装置
JP4079551B2 (ja) 撮像装置及び撮像光学系
JP4083355B2 (ja) 撮像装置
JP5339190B2 (ja) 結像レンズ、カメラおよび携帯情報端末装置
JP4112210B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置
JP2009163102A (ja) ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置
JP4451069B2 (ja) ズームレンズとそれを用いた電子撮像装置
JP4212291B2 (ja) ズームレンズ及びそれを用いた電子撮像装置
JP2001108895A (ja) バックフォーカスの長い望遠レンズ及びそれを用いた撮像装置
JP2004264343A (ja) ズームレンズを有する電子撮像装置
JP4083356B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置システム
JP3990081B2 (ja) 電子撮像装置及び撮像光学系
JP2003287679A (ja) ズームレンズおよびカメラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080213

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4083355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees