JP2001110167A - 記録装置及び該装置における記録方法 - Google Patents

記録装置及び該装置における記録方法

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JP2001110167A
JP2001110167A JP28757199A JP28757199A JP2001110167A JP 2001110167 A JP2001110167 A JP 2001110167A JP 28757199 A JP28757199 A JP 28757199A JP 28757199 A JP28757199 A JP 28757199A JP 2001110167 A JP2001110167 A JP 2001110167A
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JP28757199A
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Yasushi Kojima
靖 小島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録中のデータが不要であると分かった時点
で、直ちに該データを取り消すことができる記録装置を
提供すること。 【解決手段】 本発明は、データと、データの記録又は
再生を管理するための管理情報が記録される記録媒体11
に対して、該記録媒体11から再生してメモリ14に格納し
た管理情報に基づいてデータを記録する記録装置10にお
けるデータの記録方法に於て、ユーザからの記録指示に
より、前記メモリ14に格納した管理情報に基づいて、記
録媒体11にデータを記録する記録工程を含んでおり、該
記録工程は、ユーザからの取消指示によりデータの記録
を取り消す取消工程を含み、該取消工程は、管理情報を
更新することなくデータの記録を中止する工程である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データの記録又は
再生を管理するための管理情報が記録される記録媒体に
対して、音声データ、画像データ等のデータを管理情報
に基づいて記録する記録装置に関するものである。具体
的には、本発明は、データの記録を即座に取り消しでき
る記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク、光磁気ディスクのよう
に、ユーザがデータを記録できる記録媒体が知られてお
り、該記録媒体には、データがデータ領域に記録され、
データの記録又は再生を管理するための管理情報が管理
領域に記録される。管理情報とは、データをデータ領域
の適所に記録し、且つ記録された所望のデータを再生す
るために必要な情報であり、例えば、データ領域におけ
る記録済領域や記録可能領域の情報や、関連したデータ
の集合であるファイルが記録された領域の情報が含まれ
る。前記記録媒体にデータを記録する記録装置は、記録
媒体から再生しメモリに格納した管理情報に基づいて、
データ領域の記録可能領域にデータを記録する。この記
録動作により変更される管理情報は、記録動作中、記録
動作の終了時、記録媒体の排出時、電源の切断時等にお
いて、記録媒体の管理領域に記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記記録装置は、記録
したデータが不要である場合に、ユーザからの指示によ
り不要データを消去する消去動作を実行できることが多
い。なお、この消去動作は、記録媒体からデータを消去
してから、データ領域における消去された領域を記録可
能領域として登録するように、管理情報を更新してもよ
いし、或いは、消去すべきデータが記録された領域を記
録可能領域またはアクセス(記録/再生)不可領域とし
て登録するように、管理情報のみを更新してもよい。記
録装置における記録動作と消去動作は、別々の動作であ
るから、データの記録中に該データが不要であると分か
ったときでも、該データを取り消すには、記録動作を終
了した後、消去動作を行なう必要があり、また、消去動
作において、ユーザは、消去すべきデータの範囲を指定
する必要があるから、手間と時間がかかることになって
いた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、記録中のデータが不要である
と分かった時点で、直ちに該データを取り消すことがで
きる記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の記録装置は、データと、データの記録又は
再生を管理するための管理情報とが記録される記録媒体
に対して、該記録媒体から再生し、メモリに格納した管
理情報に基づいてデータを記録する記録装置に於て、ユ
ーザがデータの記録を指示する記録指示手段、ユーザが
記録中のデータの取消しを指示する取消指示手段、及
び、記録指示手段からの指示により、前記メモリに格納
した管理情報に基づいて、記録媒体にデータを記録する
記録手段を具えており、該記録手段は、取消指示手段か
らの指示によりデータの記録を取り消す取消手段を具
え、該取消手段は、管理情報を更新することなくデータ
の記録を中止する手段であることを特徴とする。
【0006】
【作用及び効果】上記構成の記録装置は、ユーザが記録
指示手段に対しデータの記録を指示すると、記録手段が
データの記録を開始する。記録中のデータが不要である
とユーザが判断して、ユーザが取消指示手段に対しデー
タの取消を指示すると、記録装置は、取消手段が管理情
報を更新することなくデータの記録を中止する。このと
き、管理情報には、今回記録されたデータに関する情報
は記載されないから、該データにアクセスできず、すな
わち、データが記録媒体から消去されたものと見なすこ
とができる。従って、本発明の記録装置は、データの記
録中に、今回記録されたデータを取り消すことができる
から、記録動作の終了後に消去動作を行なう必要は無
く、また、ユーザが消去すべきデータの範囲を指定する
必要は無い。その結果、手間と時間をかけること無くデ
ータを取り消すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。実施形態1 図1は、本発明の実施形態である光磁気ディスク用記録
再生装置(10)の内部構成を示している。なお、本発明
は、MD(ミニディスク)、MO等の光磁気ディスクの他
に、FD(フロッピーディスク)、HD(ハードディスク)
等の磁気ディスクや、CD−R、DVD等の光ディスク
の様な書込可能な記録媒体に適用できる。図2は、記録
媒体である光磁気ディスク(11)(以下、ディスク(11)と
略称する)の記録領域をメモリマップで示している。該
記録領域の上流端には、記録領域の開始部分を示すリー
ドインエリア(31)が設けられ、下流端には、記録領域の
終了部分を示すリードアウトエリア(32)が設けられてい
る。リードインエリア(31)の下流側には、管理情報が記
録される管理情報エリア(33)が隣接して設けられてい
る。管理情報は、例えばMDではU−TOC(User Tab
le of Contents)と称され、U−TOCの具体的な内容
は、例えば特開平7−65546に詳述されている。リ
ードインエリア(31)および管理情報エリア(33)と、リー
ドアウトエリア(32)とにより挟まれた領域が、データが
記録されるデータエリア(34)となる。
【0008】図1に示すように、前記記録再生装置(10)
は、ディスク(11)に対し、データ又は管理情報を記録し
再生する機構部(12)を具える。機構部(12)は、ディスク
(11)から再生したデータ又は管理情報を記録再生用I/
F(13)に送信すると共に、記録再生用I/F(13)から受
信したデータ又は管理情報をディスク(11)に記録する。
【0009】記録再生用I/F(13)は、機構部(12)から
受信したデータ又は管理情報を、記録再生装置(10)にて
処理するのに適した形式に変換してRAM(ランダムア
クセスメモリ)(14)に送信すると共に、RAM(14)から
受信したデータ又は管理情報を、ディスク(11)への記録
に適した形式に変換して機構部(12)に送信する。例え
ば、記録再生用I/F(13)は、RAM(14)から受信した
データ又は管理情報をCIRC(Cross Interleaved Re
ed-Solomon Code)方式にてコード化した後、EFM(E
ight to Fourteen Modulation)変調して機構部(12)に
送信すると共に、機構部(12)からのデータ又は管理情報
をEFM復調した後、CIRC方式にてデコード化して
RAM(14)に送信する。
【0010】RAM(14)は、記録再生用I/F(13)から
受信した管理情報を格納すると共に、格納された管理情
報を前述のタイミングで記録再生用I/F(13)に送信す
る。また、RAM(14)は、記録再生用I/F(13)から受
信したデータを入出力用I/F(15)に送信すると共に、
入出力用I/F(15)から受信したデータを記録再生用I
/F(13)へ送信する。機構部(12)は、シーク動作等によ
りデータの記録または再生が一時中断することがあるか
ら、RAM(14)は、入出力用I/F(15)にデータを切れ
目なく送信し、入出力用I/F(14)からデータを切れ目
なく受信するため、データを一時記憶する。図3は、R
AM(14)の記憶領域(40)の一部をメモリマップで示して
いる。RAM(14)は、前記管理情報を格納する管理情報
格納部(41)と、データを一時記憶するデータバッファ部
(42)を具える。
【0011】図1に示すように、入出力用I/F(15)
は、RAM(14)から受信したデータを、スピーカ、ディ
スプレイ等のデータ出力部(16)に送信し、或いは、出力
端子(17)を介して外部の出力デバイスに送信する。その
際、データは、データ出力部(16)または出力デバイスに
適した形式に変換される。例えば、スピーカ等のアナロ
グデバイスに送信する場合には、アナログ信号に変換さ
れ、データが、圧縮された音声データまたは画像データ
である場合には、データが展開されてから送信される。
また、入出力用I/F(15)は、マイク、カメラ等のデー
タ入力部(18)から受信したデータ、或いは外部の入力デ
バイスから入力端子(19)を介して受信したデータをRA
Mに送信する。その際、データは、記録再生装置にて処
理するのに適した形式に変換される。例えば、受信した
データがアナログ信号である場合には、適当な方式(例
えば、PCM方式)にてデジタル信号に変換され、受信
したデータが音声データや画像データである場合には、
適当な方式(例えば、ATRAC方式やJPEG方式)
にて圧縮される。
【0012】また、記録再生装置(10)は、記録再生用I
/F(13)、RAM(14)およびデータ入出力用I/F(15)
を制御する制御部(20)と、使用者が操作する操作部(21)
と、記録再生装置(10)の作動状況を表示する表示部(22)
を具える。使用者が操作部(21)を操作して、操作部(21)
から制御部(20)に指示信号を送信することにより制御部
(20)による各種の制御が実行される。また、制御部(20)
から表示部(22)に表示信号を送信することにより、表示
部(22)に作動状況が表示される。なお、表示部(22)がデ
ータ出力部(16)を兼ねてもよい。
【0013】図4〜図10は、上記構成の記録再生装置
(10)における各種動作を示している。まず、ユーザが操
作部(21)の電源スイッチ(図示せず)をオンにすると、
初期化プログラムが実行される(ステップS10)。次
に、ディスク(11)が記録再生装置(10)に装填されてるま
で待機する(ステップS11)。ディスク(11)が記録再生
装置(10)に、予め装填されているか或いは新たに装填さ
れると、ディスク(11)のTOC(33)から管理情報が再生
されて、RAM(14)の管理情報格納部(41)に格納される
(ステップS12)。次に、ユーザが操作部(21)を用いて
再生モード、記録モード、消去モードおよびディスク排
出モードの何れかのモードを選択するまで待機する(ス
テップS13)。
【0014】再生モードが選択されると(ステップS1
4)、図5に示すように、ユーザが再生すべきデータを
選択した後(ステップS20)、選択したデータを管理情
報に基づいてディスク(11)から再生し(ステップS2
1)、再生したデータをデータ出力部(16)または出力端
子(17)に送信する(ステップS22)。これにより、デー
タ出力部(16)または外部の出力デバイスにてデータが出
力される。選択したデータの全てが出力されると、再生
モードを終了し、ステップS13に戻る。
【0015】記録モードが選択されると(ステップS1
5)、図6に示すように、まず、ディスク(11)のデータ
エリア(34)において記録可能な領域を探す(ステップS
25)。次に、データ入力部(18)または外部の入力デバイ
スからのデータを前記記録可能領域に記録する(ステッ
プS26)。そして、データの記録が終了するまで、ステ
ップS24を繰り返した後(ステップS27)、管理情報を
更新する(ステップS28)。このとき、RAM(14)およ
びディスク(11)の両方の管理情報を更新してもよいし、
RAM(14)における管理情報のみを更新してもよい。管
理情報の更新後、記録モードを終了し、ステップS13に
戻る。
【0016】消去モードが選択されると(ステップS1
6)、図7に示すように、ユーザが再生すべきデータを
選択した後(ステップS30)、選択したデータを管理情
報に基づいて消去して、管理情報を更新する(ステップ
S31)。このとき、上述のように、ディスク(11)からデ
ータを消去してから、データエリア(34)における消去さ
れた領域を記録可能領域として登録するように、管理情
報を更新してもよいし、或いは、消去すべきデータが記
録された領域を記録可能領域として登録するように、管
理情報のみを更新してもよい。また、前述のように、R
AM(14)における管理情報のみを更新してもよい。管理
情報の更新後、消去モードを終了し、ステップS13に戻
る。
【0017】ディスク排出モードが選択されると(ステ
ップS17)、図8に示すように、RAM(14)の管理情報
をディスク(11)に記録した後(ステップS35)、ディス
クが排出されて(ステップS36)、ディスク排出モード
が終了し、ステップS11に戻ってディスクが装填される
まで待機する。
【0018】記録再生装置(10)における上記動作中に、
ユーザが上記電源スイッチをオフにすると、電源オフに
よる割込プログラムが作動して、図9に示すように、R
AM(14)の管理情報をディスク(11)に記録した後(ステ
ップS40)、電源がオフとなり、記録再生装置(10)の動
作が終了する。なお、記録再生装置(10)に関する上述の
構成および動作は、従来と同様である。
【0019】本実施形態の記録再生装置(10)では、デー
タの記録中(ステップS26)に、ユーザが操作部(21)の
キャンセルボタン(図示せず)を押すと、キャンセル割
込プログラムが作動して、図10に示すように、データ
の記録を中止し(ステップS45)、記録モードを終了し
てステップS13に戻る。このとき、管理情報は更新され
ないから、管理情報には、今回記録されたデータに関す
る情報は記載されない。従って、記録再生装置(10)は、
該データにアクセスできず、すなわち、データがディス
ク(11)から消去されたものと見なすことができる。従っ
て、本実施形態の記録再生装置(10)は、データの記録中
(ステップS26)に、今回記録されたデータを直ちに取
り消すことができるから、記録モード(ステップS15)
の終了後に消去モード(ステップS16)を実行する必要
は無く、また、ユーザが消去すべきデータを選択する
(ステップS30)必要は無い。その結果、手間と時間を
かけることなくデータを取り消すことができる。
【0020】実施形態2 第2実施形態は、第1実施形態に比べて、記録モード
(ステップS15)およびキャンセル割込プログラムが異
なるが、その他は同じであり、同一部分についてはその
説明を省略する。第2実施形態の記録モード(ステップ
S15)は、データを記録した後に管理情報を更新する第
1実施形態の場合と異なり、データを記録する際に管理
情報を更新するものである。
【0021】すなわち、第2実施形態の記録モードは、
図11に示すように、まず、ディスク(11)のデータエリ
ア(34)において記録可能な領域を探す(ステップS5
0)。次に、データ入力部(18)または外部の入力デバイ
スからのデータを前記記録可能領域に記録すると共に、
管理情報を更新する(ステップS51)。このとき、第1
実施形態と同様に、ディスク(11)の管理情報は更新せず
に、RAM(14)の管理情報を更新してもよい。そして、
データの記録が終了するまで、ステップS51を繰り返し
た後(ステップS52)、記録モードを終了し、ステップ
S13に戻る。
【0022】第2実施形態の記録モードの場合、第1実
施形態のキャンセル割込プログラム(図10を参照)が
実行されてデータの記録が中止されても、管理情報が更
新されている可能性がある。従って、第2実施形態のキ
ャンセル割込プログラムは、図12に示すように、ま
ず、今回の記録中に管理情報が更新されているか否かを
判断する(ステップS55)。これは、管理情報に、今回
記録されたデータに関する情報が記載されているか否か
を調べることにより判断できる。管理情報が更新されて
いない場合には、第1実施形態と同様にデータの記録を
中止し(ステップS56)、記録モードを終了してステッ
プS13に戻る。管理情報が更新されている場合には、管
理情報において、今回記録されたデータに関して記載さ
れた情報を削除すると共に、該データの記録領域を記録
可能となるように管理情報を更新した後(ステップS5
7)、記録モードを終了してステップS13に戻る。
【0023】本実施形態の記録再生装置(10)は、管理情
報が更新されていても、更新部分の情報が削除されるか
ら、今回記録されたデータにアクセスできず、すなわ
ち、データがディスク(11)から消去されたと見なすこと
ができる。従って、本発明は、データの記録中に管理情
報を更新する方式の記録再生装置にも適用でき、手間と
時間をかけること無くデータを取り消すことができる。
【0024】なお、一般に、データを記録する際には、
図13(a)〜(c)に示すように、データエリア(34)にお
いて前回記録された領域の下端から下流側に最も近い記
録可能位置を記録開始位置(50)として、引き続き記録さ
れることが多い。このとき、図示のように、(a)データ
1を記録し、(b)データ2の記録中に、(c)データ2を
キャンセルして、データ3を記録すると、記録可能領域
が分断されることになり、これを繰り返すと記録可能領
域が細切れとなる。画像データのようなデータ長が非常
に長いデータを、細切れの記録可能領域に記録して、該
データを再生した場合、機構部(12)におけるシーク動作
が多発してデータの再生に要する時間が非常に長くな
る。
【0025】そこで、本実施形態の記録再生装置(10)の
キャンセル割込において、ステップS57の後に、記録開
始位置(50)を、今回記録されたデータが記録される前の
位置に戻すステップを追加する。この場合、前述のよう
に、データ1を記録し、データの記録中にデータ2をキ
ャンセルすると、図14(a)に示すように記録開始位置
(50)がデータ1の記録直後の位置(図13(a)を参照)
となり、それからデータ3を記録すると、図14(b)に
示すように、記録可能領域を分断することなくデータ3
を記録できる。従って、該分断によりデータの再生時に
シーク動作が多発することを防止でき、データの再生に
要する時間の遅延を防止できる。
【0026】また、本実施形態では、キャンセル割込の
ステップS57において、今回記録されたデータの記録領
域を記録可能となるように管理情報を更新しているが、
CD−Rのように、1回のみ記録可能な追記型ディスク
や、フラッシュメモリのように、所定の記録領域を一括
して消去する必要がある記録媒体に本実施形態を適用す
る場合では、今回記録されたデータの記録領域を記録不
可となるように管理情報を更新することが望ましい。
【0027】実施形態3 第3実施形態は、第2実施形態と比べて、RAM(14)の
内部構成と、記録モード(ステップS15)およびキャン
セル割込プログラムの動作が異なるが、その他は同じで
あり、同一部分についてはその説明を省略する。第3実
施形態のRAM(14)では、図15に示すように、第1実
施形態と同様に、管理情報を格納する管理情報格納部(4
1)と、データを一時記憶するデータバッファ部(42)を具
えると共に、記録モード(ステップS15)においてデー
タを記録する直前の管理情報を格納する前管理情報格納
部(43)を具える。
【0028】第3実施形態の記録モード(ステップS1
5)は、図16に示すように、まず、管理情報を、管理
情報格納部(41)から前管理情報格納部(43)にコピーする
(ステップS60)。以下、第2実施形態と同様に、ディ
スク(11)のデータエリア(34)において記録可能な領域を
探して(ステップS61)、データ入力部(18)または外部
の入力デバイスからのデータを前記記録可能領域に記録
すると共に、管理情報格納部(41)の管理情報を更新し
(ステップS62)、データの記録が終了するまで、ステ
ップS62を繰り返した後(ステップS63)、記録モード
を終了し、ステップS13に戻る。
【0029】第3実施形態のキャンセル割込プログラム
は、図17に示すように、まず、第2実施形態と同様
に、今回の記録中に管理情報が更新されているか否かを
判断する(ステップS65)。管理情報が更新されていな
い場合には、第1および第2実施形態と同様にデータの
記録を中止し(ステップS66)、記録モードを終了して
ステップS13に戻る。管理情報が更新されている場合に
は、前管理情報格納部(43)に格納された直前の管理情報
を管理情報格納部(41)に転送した後(ステップS67)、
記録モードを終了してステップS13に戻る。
【0030】本実施形態の記録再生装置(10)は、管理情
報が更新されていても、データを記録する直前の管理情
報に戻すことができ、今回記録されたデータにアクセス
できず、すなわち、該データがディスク(11)から消去さ
れたものと見なすことができる。従って、第3実施形態
の記録再生装置は、第2実施形態の記録再生装置と比べ
て、管理情報において、今回記録されたデータに関して
更新された情報を探す手間を省くことができる。
【0031】上記実施形態の説明は、本発明を説明する
ためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限
定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請
求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であ
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である記録再生装置の内
部構成を示すブロック図である。
【図2】光磁気ディスクの概要図と、該ディスクの記録
領域を示すメモリマップである。
【図3】RAMの記憶領域の一部を示すメモリマップで
ある。
【図4】第1実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】第1実施形態の再生モードの動作を示すフロー
チャートである。
【図6】第1実施形態の記録モードの動作を示すフロー
チャートである。
【図7】第1実施形態の消去モードの動作を示すフロー
チャートである。
【図8】第1実施形態のディスク排出モードの動作を示
すフローチャートである。
【図9】第1実施形態の電源オフ割込の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】第1実施形態の記録モードにおけるキャンセ
ル割込の動作を示すフローチャートである。
【図11】第2実施形態の記録モードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第2実施形態の記録モードにおけるキャンセ
ル割込の動作を示すフローチャートである。
【図13】光磁気ディスクのデータエリアの一部を示す
メモリマップであり、第2実施形態におけるデータの記
録動作を示している。
【図14】光磁気ディスクのデータエリアの一部を示す
メモリマップであり、第2実施形態の別の実施例におけ
るデータの記録動作を示している。
【図15】第3実施形態におけるRAMの記憶領域の一
部を示すメモリマップである。
【図16】第3実施形態の記録モードの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図17】第3実施形態の記録モードにおけるキャンセ
ル割込の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
(10) 記録再生装置 (11) 光磁気ディスク (14) RAM (20) 制御部 (21) 操作部 (33) 管理情報エリア (34) データエリア (41) 管理情報格納部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データと、データの記録又は再生を管理
    するための管理情報とが記録される記録媒体に対して、
    該記録媒体から再生してメモリに格納した管理情報に基
    づいてデータを記録する記録装置に於て、 ユーザがデータの記録を指示する記録指示手段、 ユーザが記録中のデータの取消しを指示する取消指示手
    段、及び記録指示手段からの指示により、前記メモリに
    格納した管理情報に基づいて、記録媒体にデータを記録
    する記録手段を具えており、 該記録手段は、取消指示手段からの指示によりデータの
    記録を取り消す取消手段を具え、該取消手段は、管理情
    報を更新することなくデータの記録を中止する手段であ
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 取消手段は、 記録手段による今回の記録中に管理情報が更新されてい
    るか否かを調べる調査手段、 該調査手段により、管理情報が更新されていないことが
    判明した場合に、管理情報を更新することなくデータの
    記録を中止する第1中止手段、及び該調査手段により、
    管理情報が更新されていることが判明した場合に、デー
    タの記録を中止してから、今回の記録中にデータが記録
    された記録媒体中の領域をアクセス不可領域として登録
    するように管理情報を更新する第2中止手段を具える、
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 第2中止手段は、アクセス不可領域とし
    て登録する代わりに、記録可能領域として登録するよう
    に管理情報を更新する、請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 管理情報を一時記憶するバッファを具え
    ており、 記録手段は、データを記録する前の管理情報をバッファ
    に一時記憶する手段を具えており、 取消手段は、第2中止手段に代えて、調査手段により、
    管理情報が更新されていることが判明した場合に、デー
    タの記録を中止してから、バッファに一時記憶した管理
    情報をメモリに戻す手段を具える、請求項2に記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 記録手段は、取消手段によるデータの取
    消し後に、データの記録開始位置を今回の記録前の位置
    に戻す手段を具える、請求項3又は請求項4に記載の記
    録装置。
  6. 【請求項6】 データと、データの記録又は再生を管理
    するための管理情報が記録される記録媒体に対して、該
    記録媒体から再生してメモリに格納した管理情報に基づ
    いてデータを記録する記録装置におけるデータの記録方
    法に於て、 ユーザからの記録指示により、前記メモリに格納した管
    理情報に基づいて、記録媒体にデータを記録する記録工
    程を含んでおり、 該記録工程は、ユーザからの取消指示によりデータの記
    録を取り消す取消工程を含み、該取消工程は、管理情報
    を更新することなくデータの記録を中止する工程である
    ことを特徴とする記録方法。
  7. 【請求項7】 取消工程は、 今回の記録工程中に管理情報が更新されているか否かを
    調べる調査工程、 該調査工程により、管理情報が更新されていない場合に
    は、管理情報を更新することなくデータの記録を中止す
    る第1中止工程、及び該調査工程により、管理情報が更
    新されている場合には、データの記録を中止してから、
    今回の記録工程中にデータが記録された記録媒体中の領
    域をアクセス不可領域として登録するように管理情報を
    更新する第2中止工程を含む、請求項6に記載の記録方
    法。
  8. 【請求項8】 第2中止工程は、アクセス不可領域とし
    て登録する代わりに、記録可能領域として登録するよう
    に管理情報を更新する、請求項7に記載の記録方法。
  9. 【請求項9】 記録装置は、管理情報を一時記憶するバ
    ッファを具えており、 記録工程は、管理情報をバッファに一時記憶してから、
    記録媒体にデータを記録する工程であり、 取消工程は、第2中止工程に代えて、調査工程により、
    管理情報が更新されている場合には、データの記録を中
    止してから、バッファに一時記憶した管理情報をメモリ
    に戻す工程を含む、請求項7に記載の記録方法。
  10. 【請求項10】 記録工程は、取消工程によりデータを
    取り消した後に、データの記録開始位置を今回の記録前
    の位置に戻す工程を含む、請求項8又は請求項9に記載
    の記録方法。
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