JPH09204761A - 編集装置 - Google Patents

編集装置

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JPH09204761A
JPH09204761A JP1325396A JP1325396A JPH09204761A JP H09204761 A JPH09204761 A JP H09204761A JP 1325396 A JP1325396 A JP 1325396A JP 1325396 A JP1325396 A JP 1325396A JP H09204761 A JPH09204761 A JP H09204761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イレーズ処理中に電源が切られたようなときで
も、情報を確実にイレーズできるようにする。 【解決手段】編集すべき複数の素材と、これら編集素材
に対する編集リストなどを収めた編集制御情報とを同一
の記録媒体上に収録するようにした編集装置において、
編集素材や編集制御情報をイレーズするときには、記録
媒体上にイレーズフラグを記録してからイレーズ処理を
行い、イレーズ処理が終了した段階で上記イレーズフラ
グを消去する。記録媒体を装着してイレーズフラグの検
索モードに移行したときで、このイレーズフラグが記録
媒体上に記録されたままになっているときは、イレーズ
モード以外の処理が禁止され、イレーズ処理が終了した
段階でイレーズモード以外の処理モードの受け付けを解
禁することによって、古い情報を確実にイレーズして新
旧データの並存を回避し、もってCPUのハングアップ
を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオデー
タなどを編集して1つの音声データを構築する場合など
に適用して好適な編集装置に関する。詳しくは、複数の
オーディオ用編集素材を記録すると共に、これと同時に
この編集素材に関連した記録管理情報を記録媒体に記録
し、この記録管理情報に基づいて編集素材の記録再生を
行うようにする場合であって、記録媒体上に記録されて
いる情報をイレーズ(消去)するにあたり、イレーズフ
ラグを媒体上に記録し、イレーズ終了と同時にこのイレ
ーズフラグを消去するようにすることによって、イレー
ズモードが中断されたようなときでも再ロード時に、こ
のイレーズ中の情報を確実に消去できるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近のオーディオ用編集装置では、テー
プ状記録媒体ではなく光磁気ディスクのようなディスク
状記録媒体を使用し、これに複数の音声素材を記録する
ようにしている。
【0003】図5は記録媒体として光磁気ディスクなど
の光ディスクを使用したときのデータエリアの一例を示
すもので、このディスク1はその外周側に音声素材とし
て使用されるオーディオデータを記録するためのメイン
データエリア2が設けられ、その内周側に補助データエ
リア3が設けられる。
【0004】補助データエリア3には、オーディオデー
タを記録再生する際の記録管理情報などが記録されるも
のであって、図ではこのエリアがさらに内周側と外周側
に2分される。外周側に位置するメイン補助データエリ
ア(メインAUXエリア)3aと、内周側に位置するサ
ブ補助データエリア(サブAUXエリア)3bとには、
同じ補助データ(AUXデータ)が記録される。一方の
補助データを読み取れないときでも、他方のエリアに記
録された読み取り可能な補助データを使用することによ
って編集素材を再生できるようにして、今までの編集作
業が徒労に帰さないようにするためである。
【0005】ディスク1に形成されるアドレスはメイン
データエリア2と補助データエリア3との境界点pがア
ドレス0となるように定められている。補助データエリ
ア3に記録される記録管理情報などはページ単位で記録
され、再生されるものであり、そのうち特にページ0
(ゼロ)には記録管理情報や後述するディスクマネージ
メント情報などが記録される。したがってこのページ0
に記録された記録管理情報などに基づいて、他のページ
を参照しながら編集素材の切り出しや追加などが行われ
る。
【0006】図6は補助データエリアに記録される情報
のうち、特に記録管理情報とディスクマネージメント情
報の関係を示すもので、ディスクマネージメント情報と
しては、図のようにTOC(Table Of Contents)、デ
ィスクインフォメーションおよびRECインフォメーシ
ョンの各情報の他に、後述するようにこの発明に関連し
たイレーズフラグを記録するエリアが設けられている。
【0007】ディスクインフォメーションとは、そのデ
ィスク固有の識別コード(ディスクID(DISC・I
D)という)などを指し、これは装置本体内に設けられ
た乱数発生手段(ハードウエア)によって生成されたコ
ードが使用される。このディスクIDは32ビット構成
である。このようにビット数を多くしたのは、同一乱数
の再現性を少なくして、同一のディスクIDが発番され
ないようにするためである。ディスクIDは生ディスク
であるときにこのディスクインフォメーションエリアに
記録される。
【0008】RECインフォメーションとは、記録管理
情報(レックID(REC・ID))のことであり、音
声素材(編集素材データ)をディスクに記録する都度付
される識別コード(レコーディング開始アドレスやその
終了アドレスなど)である。
【0009】ディスクマネージメントの他にユーザデー
タなどがある。ユーザデータは編集データの他に、編集
素材に対して付される編集用の目印(マーク)を示すリ
スト(マークリスト)などがあり、ユーザデータとマー
クリストで編集リスト(EDL)が構成される。
【0010】補助データとしては以上の他にも存在する
が、この発明とは直接関連がないのでその詳細な説明は
省略する。
【0011】この編集装置では上述した装置本体側に設
けられたメモリ上には、レコーディングデータを管理す
るための情報として使用される記録管理情報(レックI
D)のデータベースを持ち、データセーブ時あるいはデ
ィスクイジェクト時に、このレックIDがディスク1の
補助データエリア3に記録されるようになされている。
そして、装置本体に再読み込みされたこのレックID用
のデータベースを検索し、レックIDの区間のみミュー
トを解除することで音声が出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、この
編集装置ではディスク1の補助エリアに記録された記録
管理情報を一旦装置本体内に設けられたメモリ上にデー
タベースとしてストアし、ストアされたこのデータベー
スを検索してレックIDの区間のみミュートを解除する
ことで編集された音声を再生するようにしている。
【0013】そのため、ディスク1上の情報を消去した
いときには記録管理情報を消去(第1のイレーズモード
であって、これをインスタントイレーズモードという)
すればよい。勿論、この記録管理情報の他にディスクに
記録されたオーディオデータ(編集素材)そのものも消
去(第2のイレーズモードであって、フルイレーズモー
ドという)してもよい。
【0014】ところで、データイレーズモード中であっ
て、データ消去が終了していない状態で装置電源が切ら
れたり、ディスクがアンロード(取り出し)されたりす
ることがある。
【0015】ディスクに記録されたデータをイレーズす
る順序としては、図7に示すように番号の若い順に行わ
れるものとする。つまり、サブ補助データエリア、メイ
ン補助データエリア、オーディオデータエリアの順にイ
レーズ処理され、さらに、同一データが記録されるメイ
ン補助データエリア(メインAUX)及びサブ補助デー
タエリア(サブAUX)にあっては、ディスクマネージ
メントページがその最後に消去されるようにイレーズア
ルゴリズムが定められているものとする。
【0016】このようなアルゴリズムが採用されている
ときで、電源切断などによるイレーズ処理の中断は以下
の3通りが考えられる。 (a)ディスクマネージメントページが消去された後に
電源が切られたとき。
【0017】この場合にはディスクマネージメントペー
ジが完全に消去されているので、このページをリードし
たときのチェックサムはエラーとなり、ロードされたデ
ィスクが生ディスク(未記録ディスク)と判断されるの
で、特に問題はない。 (b)サブ補助データエリアのイレーズ中若しくはメイ
ン補助データエリアのイレーズ継続中に電源が切られた
とき。
【0018】この場合にあって、サブ補助データエリア
側のディスクマネージメントページの消去中に中断した
場合には、そのディスクを再ロードしてページリードす
るとチェックサムエラーとなるから、これによって生デ
ィスクと判断されるので問題はない。
【0019】しかし、メイン補助データエリアを消去す
る前に電源が切られたときは、このエリアに記録されて
いるディスクマネージメントデータが完全な形で残って
いる。そのため、このディスクを再ロードしたときには
そのエリアのディスクマネージメントページを正しくロ
ードできるが、装置の補助データ読み込み能力が低いと
きには補助データを正しく読み込めないことがある。し
たがって、このような場合にはこのディスクを再ロード
したときにこれに残存しているメイン補助データエリア
のデータを完全に消去する必要がある。 (c)ディスクマメージメントページ以外のページの消
去は終了したが、メイン若しくはサブ補助データエリア
の双方若しくはメイン補助データエリア側のデータ消去
中に電源が切られたとき。
【0020】この場合には、消去されたデータはランダ
ムなデータとなっているが、ディスクマネージメントペ
ージのデータが正常に読み込まれるために、装置本体内
のメモリに指定されたページを読み込み、これをメモリ
のデータベース上に展開してしまう。
【0021】各ページのデータは編集リストとして互い
に相関性のあるデータとなっているため、一部に過去の
ディスクマネージメントページのデータが使用されるこ
とになるため、データベース上に展開されたデータでは
データの不整合が生じ、装置が暴走して停止してしまう
ことがある。メインコントローラMCはパソコンのOS
に相当し、補助データはOS用データに相当するため、
パソコンでもOS用データが破壊されるとハングアップ
することからも明らかである。
【0022】そこで、この発明では上述した従来の課題
を解決したものであって、イレーズモードが中断したと
きでも、そのディスクに記録された情報を確実に消去で
きるようにして情報の不整合によるハングアップを除去
した編集装置を提案するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためこの発明に係る編集装置では、編集すべき複数の素
材と、これら編集素材に対する編集リストなどを収めた
編集制御情報とを同一の記録媒体上に収録し、収録され
た上記編集制御情報に基づいて上記複数の編集素材を選
択できるようにした編集装置において、上記編集素材や
編集制御情報をイレーズするときには、上記記録媒体上
にイレーズフラグを記録してからイレーズ処理を行い、
イレーズ処理が終了した段階で上記イレーズフラグを消
去するようにしたことを特徴とする。
【0024】本発明においてはイレーズモードを開始す
る前にディスクにイレーズフラグを記録する。イレーズ
フラグは記録管理情報のみを消去するモードと、オーデ
ィオデータをも消去するモードに応じて異なるフラグが
使用される。
【0025】イレーズ処理が終了した段階で、ディスク
に記録されたイレーズフラグが消去される。したがって
電源が切断されたりしてイレーズ処理が途中で中断した
ときにはイレーズフラグがそのままディスクに残る。
【0026】ディスクを再ロードした段階でこのイレー
ズフラグを検索し、これが消去されずに残っているとき
には、イレーズ処理以外の処理が禁止され、イレーズ処
理を実行すべきことをオペレータに促す。これに応じて
オペレータがイレーズキーを押すと、イレーズ処理が実
行される。そのイレーズ以外の処理が解禁となる。こう
することで、新旧データが同一のデータベース上に展開
され、データの不整合が発生するようなおそれはない。
【0027】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る編集装置
の一実施態様を上述したオーディオデータの編集装置に
適用した場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】この発明では図7に示すようにイレーズモ
ードが選択されたときにはイレーズフラグがディスクに
記録され、イレーズが完全に終了した段階でこのイレー
ズフラグが消去されるようになされている。そのため、
図6に示すようにこの例では補助データエリアのうちデ
ィスクマネージメントエリアの一部にイレーズフラグを
記録するエリアが設けられている。イレーズフラグは、
ディスク1の記録情報を消去するとき、ディスク全体の
消去(フルイレーズ)なのか、一部消去(インスタント
イレーズ)なのかを示すフラグである。
【0029】本例では補助データエリアに記録された記
録管理情報のみを消去する第1のイレーズモード(イン
スタントイレーズモード)と、メインデータエリアに記
録されたオーディオデータをも消去する第2のイレーズ
モード(フルイレーズモード)とが設けられ、そのいず
れを指定したかによって異なるイレーズフラグ、例えば
前者は「01」のフラグで、後者は「02」のフラグが
使用される。
【0030】図1はこの発明に係る編集装置10の具体
例を示す。記録媒体としては光磁気によってデータを記
録再生するようにしたディスク(MO)を使用した場合
を示す。編集すべき情報としてはオーディオデータを示
すが、映像データなどの画像データなどであってもよ
い。
【0031】データ記録部5はディスク1を有し、これ
はスピンドルモータ11によって回転駆動される。ディ
スク1の下面にはリニアモータ13によって移動自在な
光ピックアップ手段12が配され、これより出射するレ
ーザがディスク面に照射されるようになっている。光ピ
ックアップ手段12と対向するディスク1の他面には少
許の間隙を保持してデータを記録再生するための磁気ヘ
ッド15が光ピックアップ手段12に同期して移動する
ように配される。
【0032】データの記録再生に伴うリニアモータ13
の駆動やモータ11の制御などは、CPU内蔵のシステ
ムコントローラ(サーボコントローラ)16によって行
われる。さらに音のレコーディングや再生もこのサーボ
コントローラ16の介在の下に行われる。
【0033】そのため、端子18に供給された編集素材
(音の情報であって、音素を含む)はA/D変換器19
で所定ビット数のディジタル信号に変換され、これがク
ロスフェーダ20を経てエンコーダおよび変調器21に
供給され、ディスク1に記録するためのデータ形式にエ
ンコードされると共に変調される。変調された編集素材
はバッファ用のRAM22およびドライバ23を経て磁
気ヘッド15に供給されてメインデータエリア2に記録
される。
【0034】CPU16によって再生された編集素材は
高調波アンプおよびデータ再生用のクロック生成用PL
L25を介してバッファRAM26に一時的にストアさ
れる。CPU33によってRAM26より読み出された
編集素材は復調器およびデコーダ27に供給されて、デ
ータの復調処理とデコード処理が行われ、後段の補間手
段28でエラーのあったデータに対する補間処理が施さ
れる。さらに、CPU33が管理している記録管理情報
に基づき、再生ミュート手段29において再生データに
対するミュートのオン、オフが制御される。補間された
編集素材はクロスフェーダ30を経てD/A変換器31
に供給されてアナログ信号となされて出力される。
【0035】ディスク1の補助エリア3からリードされ
たTOC情報は、デコーダ27−補間手段28−再生ミ
ュート手段29−クロスフェーダ20さらには、補助デ
ータのリード・ライト用として機能するバッファ32を
経てメインのシステムコントローラ(メインコントロー
ラ)33に供給される。
【0036】メインコントローラ33には表示部の付い
たキーボード35やリモコン手段36が接続され、ここ
から編集指示がなされる。したがってサーボコントロー
ラ16とメインコントローラ33とは互いにリンクして
いる。ディスク1よりリードされた補助データ、特に編
集リストやレックIDが不揮発性のメモリ、この例では
ワーキングRAM(EPRAM)37にストアされる。
編集時はこの編集リストなどを参照しながら新たな編集
作業が遂行される。編集結果は編集リストおよびレック
IDとしてRAM37にストアされる。
【0037】新たな編集によって作成された編集リスト
やレックIDなどはデータセーブ時あるいはディスクイ
ジェクト時に、バッファ32およびクロスフェーダ20
を経てディスク1に再書き込みされる。上述したクロス
フェーダ30はディスク1より再生された編集後の音声
素材と、入力した編集前の音声素材とを切り換える(ク
ロスフェード)ために設けられている。
【0038】編集素材である音をレコーディングする
と、これに対応するレックIDが生成されて保存される
が、このレックIDをディスクの補助データエリア3に
セーブしない限り、レコーディングされた音を再現でき
ない。このレックIDをディスクにセーブする作業に入
る前の段階で装置電源が切断されたときを考慮して、こ
の例ではレックIDのバックアップ処理が行われる。
【0039】電源の切断が起こるのは、エディタが不用
意に電源を切ってしまったり、編集中に停電したときで
ある。そのため、どのタイミングに電源切断が発生する
か特定できないから、電源切断状態フラグRIDBFを
利用することとし、主だった編集手順に対応してフラグ
を用意し、そのフラグを手順フラグとして順次セット
(フラグオン)しながらこれをバックアップする。
【0040】例えば図2のようにフラグRIDBFが1
6ビットで構成され、そのうちの下位4ビット(ビット
0〜3)が手順フラグとして使用される。音のレコーデ
ィングは手順フラグとしてビット0が使用され、レック
IDのRAM37への登録はビット3が、レックIDを
ディスクにセーブするときはビット2がそれぞれ手順フ
ラグとして使用される。RAM37への登録からディス
クセーブするまでの間はビット1が手順フラグとして使
用される。
【0041】編集手順が正常に終了した段階で順次上述
した手順フラグがリセット(フラグオフ)され、レック
IDのセーブ完了によって全ての手順フラグ(ビット0
〜3)がリセットされる。
【0042】その結果、手順フラグがリセットされてい
ないときは対応する編集手順の段階で電源が切られたこ
とが判る。例えば図2に示すようにデータベースへの一
時登録中に電源が切れたときには、ビット3は”1”の
ままでリセット(=”0”)されずにそのままディスク
上に残るからである。
【0043】バックアップされているこのレックIDを
ディスクにセーブするためには、ロードされたディスク
の同一性がチェックされ、リードされたディスクIDと
RAM37にストアされた電源切断直前のディスクID
と同じであることが確認されると、ディスク側のレック
IDのRAM37上への取り込みが禁止される。そして
手順フラグの状態に対応したディスクIDがディスクに
記録される。
【0044】ディスク1に記録された情報を消去したい
ときにはオペレータはイレーズモードを選択する。その
ときには図3のようなイレーズ処理モードに遷移する。
【0045】図3において、イレーズキーがオンされる
と「イレーズオン」の表示灯が点灯すると共に、ディス
ク1のディスクマネージメントページにイレーズフラグ
が記録される(ステップ41,42,43)。
【0046】インスタントイレーズモードが選択された
ときには「01」のイレーズフラグが記録され、フルイ
レーズモードが選択されたときには「02」のイレーズ
フラグが記録される(図7参照)。
【0047】イレーズフラグの記録が終ると、サーボコ
ントローラ16に対してデータのイレーズ実行をメイン
コントローラ33側から指示される(ステップ44)。
これを受けて記録部5が制御されてイレーズ処理(この
例では磁気的なイレーズ処理)がスタートする。この場
合上述したように最初はディスクマネージメントページ
以外のページに記録された記録管理情報(AUXデー
タ)が図7の番号順にイレーズ処理される(ステップ4
5)。
【0048】これが終了するとディスクマネージメント
ページを消去すると共にイレーズフラグのうち「01」
のイレーズフラグが消去される(ステップ46,4
7)。ステップ47までの処理はインスタントイレーズ
モードそのものだからである。
【0049】次に、フルイレーズモードの指定かどうか
が判断され、そうでないときは「イレーズオン」表示が
消灯されてイレーズモードの処理が終了する(ステップ
48,51)。
【0050】しかし、ディスクマネージメントページの
イレーズフラグの内容を検索した結果、フルイレーズモ
ードが指定されていたときにはメインデータエリアに記
録されているオーディオデータのイレーズが実行され
(ステップ49)、これが終了すると、「02」のイレ
ーズフラグが消去されてフルイレーズモードが終了する
(ステップ50)。その後「イレーズオン」表示が消さ
れる(ステップ51)。
【0051】このようにイレーズモードが選択される
と、ディスクにイレーズフラグが記録され、イレーズ処
理が終了した段階でイレーズフラグが消去される。その
ため、図3のイレーズモード処理中に電源が切られたり
すると、イレーズフラグが必ずディスク1上に残存する
ことになるから、このようなときにはディスク再ロード
時にイレーズフラグを検索するだけでイレーズ処理が中
断されたかどうかを判断できる。
【0052】図4がそのための一連の処理例を示す。デ
ィスクが再ロードされると、ディスクデータロードの前
処理(ディスクIDの検索など)が実行され(ステップ
61)、前処理が終了するとイレーズフラグの有無(残
存)が判別され(ステップ62)、イレーズフラグが全
て消去されているときは他の処理キーの受け付け待機状
態となる(スッテプ71)。
【0053】イレーズフラグが残っているときは「need
erase」表示を行ない、イレーズ処理が未完であること
をオペレータに知らせると共に、イレーズ処理を行なう
ことを促し、RAM37のデータベースが初期化される
(ステップ63,64)。
【0054】データベースの内容が初期化されるとイレ
ーズキーの状態が判別され(ステップ65)、キー入力
があるまでイレーズ処理以外のキー入力の受け付けが禁
止される(ステップ66)。これはデータ消去が未完の
まま別のキー入力を受け付けてしまうと、上述したよう
にメインコントローラ33内のCPUがハングアップす
るおそれがあるからである。
【0055】イレーズキーが押されることによってイレ
ーズフラグの内容に伴ったイレーズ処理が実行される
(ステップ67)。つまりインスタントイレーズモード
では補助データエリアのデータ消去が実行され、フルイ
レーズモードであったときにはメインデータエリアまで
のデータ消去が実行される。
【0056】イレーズ処理がスタートすると上述した処
理と同時に、「need erase」表示が消され、これに代わ
って「イレーズオン」表示が点灯する(ステップ6
8)。イレーズ処理が終了すると「イレーズオン」表示
も消され、このとき始めて他の処理を受け付ける待機モ
ードとなる(ステップ69,70,71)。
【0057】このようにロードされたディスクにイレー
ズフラグが消去されずに残存しているときは、イレーズ
モード中に電源が切られたような不慮の事態が発生した
ものとして、イレーズ処理を優先させ、これが終了しな
い限り他の処理ステップには移行できない。その結果デ
ータの不整合は発生しない。
【0058】上述した例では記録媒体としてディスク特
に光磁気ディスクを例示したが、これはあくまでも一例
であってどのような記録媒体を使用しても、編集素材と
記録管理情報を同一の記録媒体にストアするものであれ
ば、この発明を適用できることは容易に理解できる。編
集素材は音に限らない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明ではイレ
ーズモードの途中で電源が切られたりなどしてイレーズ
モードが中断した状態で記録媒体がアンロードされたよ
うなときでも、その記録媒体に残存する情報を確実に消
去できるようにしたものである。
【0060】これによれば、どのような状態でイレーズ
モードが中断した場合であっても古い情報を完全に消去
できるからデータの不整合によるハングアップなどの事
態を回避できる特徴を有する。したがって、この発明は
上述したように音声データを編集する編集装置などに適
用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る編集装置の一実施態様を示す要
部の系統図である。
【図2】レックIDのセーブモードと対応手順フラグと
の関係を示す図である。
【図3】イレーズ処理例を示すフローチャートである。
【図4】ディスク再ロードでのイレーズ処理例を示すフ
ローチャートである。
【図5】ディスクエリアの関係を示す図である。
【図6】AUXエリアデータの構造の一部を説明するた
めの図である。
【図7】イレーズモードとイレーズフラグとの関係を示
す図である。
【符号の説明】
1 ディスク 5 記録部 10 編集装置 33 メインコントローラ 37 RAM 37a バックアップエリア

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集すべき複数の素材と、これら編集素
    材に対する編集リストなどを収めた編集制御情報とを同
    一の記録媒体上に収録し、収録された上記編集制御情報
    に基づいて上記複数の編集素材を選択できるようにした
    編集装置において、 上記編集素材や編集制御情報をイレーズするときには、
    上記記録媒体上にイレーズフラグを記録してからイレー
    ズ処理を行い、 イレーズ処理が終了した段階で上記イレーズフラグを消
    去するようにしたことを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】 上記編集制御情報をイレーズするモード
    と、上記編集情報をもイレーズするモードを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】 上記編集制御情報をイレーズするモード
    と、上記編集情報をもイレーズするモードとで異なるイ
    レーズフラグが上記記録媒体上に記録されるようになさ
    れたことを特徴とする請求項1記載の編集装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体を装着してイレーズフラグの検
    索モードに移行したときで、 このイレーズフラグが上記記録媒体上に記録されたまま
    になっているときは、イレーズモード以外の処理が禁止
    され、 イレーズ処理が終了した段階でイレーズモード以外の処
    理モードの受け付けができるようになされたことを特徴
    とする請求項1記載の編集装置。
  5. 【請求項5】 上記イレーズフラグ検索モードのとき
    で、イレーズフラグが記録媒体上に残存しているときは
    その旨を示す表示がなされるようになされたことを特徴
    とする請求項4記載の編集装置。
  6. 【請求項6】 上記記録媒体はディスクであることを特
    徴とする請求項1記載の編集装置。
  7. 【請求項7】 上記編集素材はオーディオデータ若しく
    はビデオデータであることを特徴とする請求項1記載の
    編集装置。
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JP2011076643A (ja) * 2004-03-31 2011-04-14 Sanyo Electric Co Ltd 情報記録方法及び情報記録または再生装置並びに情報記録再生装置

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