JP3790868B2 - 編集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、オーディオデータなどを編集して1つの音声データを構築する場合などに適用して好適な編集装置に関する。詳しくは、複数のオーディオ用編集素材を記録すると共に、これと同時にこの編集素材に関連した記録管理情報を記録媒体に記録し、この記録管理情報に基づいて編集素材の記録再生を行うようにする場合であって、記録媒体上に記録されている情報をイレーズ(消去)するにあたり、イレーズフラグを媒体上に記録し、イレーズ終了と同時にこのイレーズフラグを消去するようにすることによって、イレーズモードが中断されたようなときでも再ロード時に、このイレーズ中の情報を確実に消去できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のオーディオ用編集装置では、テープ状記録媒体ではなく光磁気ディスクのようなディスク状記録媒体を使用し、これに複数の音声素材を記録するようにしている。
【0003】
図5は記録媒体として光磁気ディスクなどの光ディスクを使用したときのデータエリアの一例を示すもので、このディスク1はその外周側に音声素材として使用されるオーディオデータを記録するためのメインデータエリア2が設けられ、その内周側に補助データエリア3が設けられる。
【0004】
補助データエリア3には、オーディオデータを記録再生する際の記録管理情報などが記録されるものであって、図ではこのエリアがさらに内周側と外周側に2分される。外周側に位置するメイン補助データエリア(メインAUXエリア)3aと、内周側に位置するサブ補助データエリア(サブAUXエリア)3bとには、同じ補助データ(AUXデータ)が記録される。一方の補助データを読み取れないときでも、他方のエリアに記録された読み取り可能な補助データを使用することによって編集素材を再生できるようにして、今までの編集作業が徒労に帰さないようにするためである。
【0005】
ディスク1に形成されるアドレスはメインデータエリア2と補助データエリア3との境界点pがアドレス0となるように定められている。補助データエリア3に記録される記録管理情報などはページ単位で記録され、再生されるものであり、そのうち特にページ0(ゼロ)には記録管理情報や後述するディスクマネージメント情報などが記録される。したがってこのページ0に記録された記録管理情報などに基づいて、他のページを参照しながら編集素材の切り出しや追加などが行われる。
【0006】
図6は補助データエリアに記録される情報のうち、特に記録管理情報とディスクマネージメント情報の関係を示すもので、ディスクマネージメント情報としては、図のようにTOC(Table Of Contents)、ディスクインフォメーションおよびRECインフォメーションの各情報の他に、後述するようにこの発明に関連したイレーズフラグを記録するエリアが設けられている。
【0007】
ディスクインフォメーションとは、そのディスク固有の識別コード(ディスクID(DISC・ID)という)などを指し、これは装置本体内に設けられた乱数発生手段(ハードウエア)によって生成されたコードが使用される。このディスクIDは32ビット構成である。このようにビット数を多くしたのは、同一乱数の再現性を少なくして、同一のディスクIDが発番されないようにするためである。ディスクIDは生ディスクであるときにこのディスクインフォメーションエリアに記録される。
【0008】
RECインフォメーションとは、記録管理情報(レックID(REC・ID))のことであり、音声素材(編集素材データ)をディスクに記録する都度付される識別コード(レコーディング開始アドレスやその終了アドレスなど)である。
【0009】
ディスクマネージメントの他にユーザデータなどがある。ユーザデータは編集データの他に、編集素材に対して付される編集用の目印(マーク)を示すリスト(マークリスト)などがあり、ユーザデータとマークリストで編集リスト(EDL)が構成される。
【0010】
補助データとしては以上の他にも存在するが、この発明とは直接関連がないのでその詳細な説明は省略する。
【0011】
この編集装置では上述した装置本体側に設けられたメモリ上には、レコーディングデータを管理するための情報として使用される記録管理情報(レックID)のデータベースを持ち、データセーブ時あるいはディスクイジェクト時に、このレックIDがディスク1の補助データエリア3に記録されるようになされている。そして、装置本体に再読み込みされたこのレックID用のデータベースを検索し、レックIDの区間のみミュートを解除することで音声が出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、この編集装置ではディスク1の補助エリアに記録された記録管理情報を一旦装置本体内に設けられたメモリ上にデータベースとしてストアし、ストアされたこのデータベースを検索してレックIDの区間のみミュートを解除することで編集された音声を再生するようにしている。
【0013】
そのため、ディスク1上の情報を消去したいときには記録管理情報を消去(第1のイレーズモードであって、これをインスタントイレーズモードという)すればよい。勿論、この記録管理情報の他にディスクに記録されたオーディオデータ(編集素材)そのものも消去(第2のイレーズモードであって、フルイレーズモードという)してもよい。
【0014】
ところで、データイレーズモード中であって、データ消去が終了していない状態で装置電源が切られたり、ディスクがアンロード(取り出し)されたりすることがある。
【0015】
ディスクに記録されたデータをイレーズする順序としては、図7に示すように番号の若い順に行われるものとする。つまり、サブ補助データエリア、メイン補助データエリア、オーディオデータエリアの順にイレーズ処理され、さらに、同一データが記録されるメイン補助データエリア(メインAUX)及びサブ補助データエリア(サブAUX)にあっては、ディスクマネージメントページがその最後に消去されるようにイレーズアルゴリズムが定められているものとする。
【0016】
このようなアルゴリズムが採用されているときで、電源切断などによるイレーズ処理の中断は以下の3通りが考えられる。
(a)ディスクマネージメントページが消去された後に電源が切られたとき。
【0017】
この場合にはディスクマネージメントページが完全に消去されているので、このページをリードしたときのチェックサムはエラーとなり、ロードされたディスクが生ディスク(未記録ディスク)と判断されるので、特に問題はない。
(b)サブ補助データエリアのイレーズ中若しくはメイン補助データエリアのイレーズ継続中に電源が切られたとき。
【0018】
この場合にあって、サブ補助データエリア側のディスクマネージメントページの消去中に中断した場合には、そのディスクを再ロードしてページリードするとチェックサムエラーとなるから、これによって生ディスクと判断されるので問題はない。
【0019】
しかし、メイン補助データエリアを消去する前に電源が切られたときは、このエリアに記録されているディスクマネージメントデータが完全な形で残っている。そのため、このディスクを再ロードしたときにはそのエリアのディスクマネージメントページを正しくロードできるが、装置の補助データ読み込み能力が低いときには補助データを正しく読み込めないことがある。したがって、このような場合にはこのディスクを再ロードしたときにこれに残存しているメイン補助データエリアのデータを完全に消去する必要がある。
(c)ディスクマメージメントページ以外のページの消去は終了したが、メイン若しくはサブ補助データエリアの双方若しくはメイン補助データエリア側のデータ消去中に電源が切られたとき。
【0020】
この場合には、消去されたデータはランダムなデータとなっているが、ディスクマネージメントページのデータが正常に読み込まれるために、装置本体内のメモリに指定されたページを読み込み、これをメモリのデータベース上に展開してしまう。
【0021】
各ページのデータは編集リストとして互いに相関性のあるデータとなっているため、一部に過去のディスクマネージメントページのデータが使用されることになるため、データベース上に展開されたデータではデータの不整合が生じ、装置が暴走して停止してしまうことがある。メインコントローラMCはパソコンのOSに相当し、補助データはOS用データに相当するため、パソコンでもOS用データが破壊されるとハングアップすることからも明らかである。
【0022】
そこで、この発明では上述した従来の課題を解決したものであって、イレーズモードが中断したときでも、そのディスクに記録された情報を確実に消去できるようにして情報の不整合によるハングアップを除去した編集装置を提案するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するためこの発明に係る編集装置では、編集すべき複数の素材と、これら編集素材に対する編集リストを収めた編集制御情報とを同一の記録媒体上に収録し、収録された上記編集制御情報に基づいて上記複数の編集素材を選択できるようにした編集装置において、上記編集制御情報を消去する動作をインスタントイレーズモードとし、上記編集制御情報及び上記編集素材を消去する動作をフルイレーズモードとしたとき、上記インスタントイレーズモードと上記フルイレーズモードとで異なるイレーズフラグを上記記録媒体上に記録する手段と、上記イレーズフラグを記録する手段により記録された上記イレーズフラグに応じて上記編集制御情報、又は上記編集制御情報及び上記編集素材を消去し、消去処理が終了した段階で上記イレーズフラグを消去する手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
本発明においてイレーズフラグを記録する手段は、インスタントイレーズモードとフルイレーズモードとで異なるイレーズフラグを記録媒体上に記録する。
【0025】
イレーズフラグを消去する手段は、イレーズフラグに応じて編集制御情報、又は編集制御情報及び編集素材を消去し、消去処理が終了した段階でイレーズフラグを消去する。したがって電源が切断されたりして消去処理が途中で中断したときにはイレーズフラグがそのままディスクに残る。
【0026】
ディスクを再ロードした段階でこのイレーズフラグを検索し、これが消去されずに残っているときには、イレーズ処理以外の処理が禁止され、イレーズ処理を実行すべきことをオペレータに促す。これに応じてオペレータがイレーズキーを押すと、イレーズ処理が実行される。そのイレーズ以外の処理が解禁となる。
こうすることで、新旧データが同一のデータベース上に展開され、データの不整合が発生するようなおそれはない。
【0027】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る編集装置の一実施態様を上述したオーディオデータの編集装置に適用した場合につき、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
この発明では図7に示すようにイレーズモードが選択されたときにはイレーズフラグがディスクに記録され、イレーズが完全に終了した段階でこのイレーズフラグが消去されるようになされている。そのため、図6に示すようにこの例では補助データエリアのうちディスクマネージメントエリアの一部にイレーズフラグを記録するエリアが設けられている。イレーズフラグは、ディスク1の記録情報を消去するとき、ディスク全体の消去(フルイレーズ)なのか、一部消去(インスタントイレーズ)なのかを示すフラグである。
【0029】
本例では補助データエリアに記録された記録管理情報のみを消去する第1のイレーズモード(インスタントイレーズモード)と、メインデータエリアに記録されたオーディオデータをも消去する第2のイレーズモード(フルイレーズモード)とが設けられ、そのいずれを指定したかによって異なるイレーズフラグ、例えば前者は「01」のフラグで、後者は「02」のフラグが使用される。
【0030】
図1はこの発明に係る編集装置10の具体例を示す。記録媒体としては光磁気によってデータを記録再生するようにしたディスク(MO)を使用した場合を示す。編集すべき情報としてはオーディオデータを示すが、映像データなどの画像データなどであってもよい。
【0031】
データ記録部5はディスク1を有し、これはスピンドルモータ11によって回転駆動される。ディスク1の下面にはリニアモータ13によって移動自在な光ピックアップ手段12が配され、これより出射するレーザがディスク面に照射されるようになっている。光ピックアップ手段12と対向するディスク1の他面には少許の間隙を保持してデータを記録再生するための磁気ヘッド15が光ピックアップ手段12に同期して移動するように配される。
【0032】
データの記録再生に伴うリニアモータ13の駆動やモータ11の制御などは、CPU内蔵のシステムコントローラ(サーボコントローラ)16によって行われる。さらに音のレコーディングや再生もこのサーボコントローラ16の介在の下に行われる。
【0033】
そのため、端子18に供給された編集素材(音の情報であって、音素を含む)はA/D変換器19で所定ビット数のディジタル信号に変換され、これがクロスフェーダ20を経てエンコーダおよび変調器21に供給され、ディスク1に記録するためのデータ形式にエンコードされると共に変調される。変調された編集素材はバッファ用のRAM22およびドライバ23を経て磁気ヘッド15に供給されてメインデータエリア2に記録される。
【0034】
CPU16によって再生された編集素材は高調波アンプおよびデータ再生用のクロック生成用PLL25を介してバッファRAM26に一時的にストアされる。CPU33によってRAM26より読み出された編集素材は復調器およびデコーダ27に供給されて、データの復調処理とデコード処理が行われ、後段の補間手段28でエラーのあったデータに対する補間処理が施される。さらに、CPU33が管理している記録管理情報に基づき、再生ミュート手段29において再生データに対するミュートのオン、オフが制御される。補間された編集素材はクロスフェーダ30を経てD/A変換器31に供給されてアナログ信号となされて出力される。
【0035】
ディスク1の補助エリア3からリードされたTOC情報は、デコーダ27−補間手段28−再生ミュート手段29−クロスフェーダ20さらには、補助データのリード・ライト用として機能するバッファ32を経てメインのシステムコントローラ(メインコントローラ)33に供給される。
【0036】
メインコントローラ33には表示部の付いたキーボード35やリモコン手段36が接続され、ここから編集指示がなされる。したがってサーボコントローラ16とメインコントローラ33とは互いにリンクしている。ディスク1よりリードされた補助データ、特に編集リストやレックIDが不揮発性のメモリ、この例ではワーキングRAM(EPRAM)37にストアされる。編集時はこの編集リストなどを参照しながら新たな編集作業が遂行される。編集結果は編集リストおよびレックIDとしてRAM37にストアされる。
【0037】
新たな編集によって作成された編集リストやレックIDなどはデータセーブ時あるいはディスクイジェクト時に、バッファ32およびクロスフェーダ20を経てディスク1に再書き込みされる。上述したクロスフェーダ30はディスク1より再生された編集後の音声素材と、入力した編集前の音声素材とを切り換える(クロスフェード)ために設けられている。
【0038】
編集素材である音をレコーディングすると、これに対応するレックIDが生成されて保存されるが、このレックIDをディスクの補助データエリア3にセーブしない限り、レコーディングされた音を再現できない。このレックIDをディスクにセーブする作業に入る前の段階で装置電源が切断されたときを考慮して、この例ではレックIDのバックアップ処理が行われる。
【0039】
電源の切断が起こるのは、エディタが不用意に電源を切ってしまったり、編集中に停電したときである。そのため、どのタイミングに電源切断が発生するか特定できないから、電源切断状態フラグRIDBFを利用することとし、主だった編集手順に対応してフラグを用意し、そのフラグを手順フラグとして順次セット(フラグオン)しながらこれをバックアップする。
【0040】
例えば図2のようにフラグRIDBFが16ビットで構成され、そのうちの下位4ビット(ビット0〜3)が手順フラグとして使用される。音のレコーディングは手順フラグとしてビット0が使用され、レックIDのRAM37への登録はビット3が、レックIDをディスクにセーブするときはビット2がそれぞれ手順フラグとして使用される。RAM37への登録からディスクセーブするまでの間はビット1が手順フラグとして使用される。
【0041】
編集手順が正常に終了した段階で順次上述した手順フラグがリセット(フラグオフ)され、レックIDのセーブ完了によって全ての手順フラグ(ビット0〜3)がリセットされる。
【0042】
その結果、手順フラグがリセットされていないときは対応する編集手順の段階で電源が切られたことが判る。例えば図2に示すようにデータベースへの一時登録中に電源が切れたときには、ビット3は”1”のままでリセット(=”0”)されずにそのままディスク上に残るからである。
【0043】
バックアップされているこのレックIDをディスクにセーブするためには、ロードされたディスクの同一性がチェックされ、リードされたディスクIDとRAM37にストアされた電源切断直前のディスクIDと同じであることが確認されると、ディスク側のレックIDのRAM37上への取り込みが禁止される。そして手順フラグの状態に対応したディスクIDがディスクに記録される。
【0044】
ディスク1に記録された情報を消去したいときにはオペレータはイレーズモードを選択する。そのときには図3のようなイレーズ処理モードに遷移する。
【0045】
図3において、イレーズキーがオンされると「イレーズオン」の表示灯が点灯すると共に、ディスク1のディスクマネージメントページにイレーズフラグが記録される(ステップ41,42,43)。
【0046】
インスタントイレーズモードが選択されたときには「01」のイレーズフラグが記録され、フルイレーズモードが選択されたときには「02」のイレーズフラグが記録される(図7参照)。
【0047】
イレーズフラグの記録が終ると、サーボコントローラ16に対してデータのイレーズ実行をメインコントローラ33側から指示される(ステップ44)。これを受けて記録部5が制御されてイレーズ処理(この例では磁気的なイレーズ処理)がスタートする。この場合上述したように最初はディスクマネージメントページ以外のページに記録された記録管理情報(AUXデータ)が図7の番号順にイレーズ処理される(ステップ45)。
【0048】
これが終了するとディスクマネージメントページを消去すると共にイレーズフラグのうち「01」のイレーズフラグが消去される(ステップ46,47)。ステップ47までの処理はインスタントイレーズモードそのものだからである。
【0049】
次に、フルイレーズモードの指定かどうかが判断され、そうでないときは「イレーズオン」表示が消灯されてイレーズモードの処理が終了する(ステップ48,51)。
【0050】
しかし、ディスクマネージメントページのイレーズフラグの内容を検索した結果、フルイレーズモードが指定されていたときにはメインデータエリアに記録されているオーディオデータのイレーズが実行され(ステップ49)、これが終了すると、「02」のイレーズフラグが消去されてフルイレーズモードが終了する(ステップ50)。その後「イレーズオン」表示が消される(ステップ51)。
【0051】
このようにイレーズモードが選択されると、ディスクにイレーズフラグが記録され、イレーズ処理が終了した段階でイレーズフラグが消去される。そのため、図3のイレーズモード処理中に電源が切られたりすると、イレーズフラグが必ずディスク1上に残存することになるから、このようなときにはディスク再ロード時にイレーズフラグを検索するだけでイレーズ処理が中断されたかどうかを判断できる。
【0052】
図4がそのための一連の処理例を示す。
ディスクが再ロードされると、ディスクデータロードの前処理(ディスクIDの検索など)が実行され(ステップ61)、前処理が終了するとイレーズフラグの有無(残存)が判別され(ステップ62)、イレーズフラグが全て消去されているときは他の処理キーの受け付け待機状態となる(スッテプ71)。
【0053】
イレーズフラグが残っているときは「need erase」表示を行ない、イレーズ処理が未完であることをオペレータに知らせると共に、イレーズ処理を行なうことを促し、RAM37のデータベースが初期化される(ステップ63,64)。
【0054】
データベースの内容が初期化されるとイレーズキーの状態が判別され(ステップ65)、キー入力があるまでイレーズ処理以外のキー入力の受け付けが禁止される(ステップ66)。これはデータ消去が未完のまま別のキー入力を受け付けてしまうと、上述したようにメインコントローラ33内のCPUがハングアップするおそれがあるからである。
【0055】
イレーズキーが押されることによってイレーズフラグの内容に伴ったイレーズ処理が実行される(ステップ67)。つまりインスタントイレーズモードでは補助データエリアのデータ消去が実行され、フルイレーズモードであったときにはメインデータエリアまでのデータ消去が実行される。
【0056】
イレーズ処理がスタートすると上述した処理と同時に、「need erase」表示が消され、これに代わって「イレーズオン」表示が点灯する(ステップ68)。イレーズ処理が終了すると「イレーズオン」表示も消され、このとき始めて他の処理を受け付ける待機モードとなる(ステップ69,70,71)。
【0057】
このようにロードされたディスクにイレーズフラグが消去されずに残存しているときは、イレーズモード中に電源が切られたような不慮の事態が発生したものとして、イレーズ処理を優先させ、これが終了しない限り他の処理ステップには移行できない。その結果データの不整合は発生しない。
【0058】
上述した例では記録媒体としてディスク特に光磁気ディスクを例示したが、これはあくまでも一例であってどのような記録媒体を使用しても、編集素材と記録管理情報を同一の記録媒体にストアするものであれば、この発明を適用できることは容易に理解できる。編集素材は音に限らない。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明ではイレーズモードの途中で電源が切られたりなどしてイレーズモードが中断した状態で記録媒体がアンロードされたようなときでも、その記録媒体に残存する情報を確実に消去できるようにしたものである。
【0060】
これによれば、どのような状態でイレーズモードが中断した場合であってもイレーズフラグの内容に伴った消去処理を実行するので、古い情報を完全に消去できるからデータ不整合によるハングアップなどの事態を回避できる特徴を有する。したがって、この発明は上述したように音声データを編集する編集装置などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る編集装置の一実施態様を示す要部の系統図である。
【図2】レックIDのセーブモードと対応手順フラグとの関係を示す図である。
【図3】イレーズ処理例を示すフローチャートである。
【図4】ディスク再ロードでのイレーズ処理例を示すフローチャートである。
【図5】ディスクエリアの関係を示す図である。
【図6】AUXエリアデータの構造の一部を説明するための図である。
【図7】イレーズモードとイレーズフラグとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク
5 記録部
10 編集装置
33 メインコントローラ
37 RAM
37a バックアップエリア

Claims (5)

  1. 編集すべき複数の素材と、これら編集素材に対する編集リストを収めた編集制御情報とを同一の記録媒体上に収録し、収録された上記編集制御情報に基づいて上記複数の編集素材を選択できるようにした編集装置において、
    上記編集制御情報を消去する動作をインスタントイレーズモードとし、
    上記編集制御情報及び上記編集素材を消去する動作をフルイレーズモードとしたとき、
    上記インスタントイレーズモードと上記フルイレーズモードとで異なるイレーズフラグを上記記録媒体上に記録する手段と、
    上記イレーズフラグを記録する手段により記録された上記イレーズフラグに応じて上記編集制御情報、又は上記編集制御情報及び上記編集素材を消去し、消去処理が終了した段階で上記イレーズフラグを消去する手段とを備えることを特徴とする編集装置。
  2. 当該編集装置に上記記録媒体を装着して上記イレーズフラグの検索モードに移行したときで、
    このイレーズフラグが上記記録媒体上に記録されたままになっているときは、上記インスタントイレーズモード及び上記フルイレーズモード以外の処理が禁止され、
    消去処理が終了した段階で上記インスタントイレーズモード及び上記フルイレーズモード以外の処理モードの受け付けができるようになされたことを特徴とする請求項1記載の編集装置。
  3. 上記イレーズフラグ検索モードのときで、イレーズフラグが記録媒体上に残存しているときはその旨を示す表示がなされるようになされたことを特徴とする請求項記載の編集装置。
  4. 上記記録媒体はディスクであることを特徴とする請求項1記載の編集装置。
  5. 上記編集素材はオーディオデータ若しくはビデオデータであることを特徴とする請求項1記載の編集装置。
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