JP2001106967A - 水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品 - Google Patents

水性塗料組成物及びこの組成物を塗装した塗装物品

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JP2001106967A
JP2001106967A JP28265199A JP28265199A JP2001106967A JP 2001106967 A JP2001106967 A JP 2001106967A JP 28265199 A JP28265199 A JP 28265199A JP 28265199 A JP28265199 A JP 28265199A JP 2001106967 A JP2001106967 A JP 2001106967A
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resin
aqueous
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compound
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JP28265199A
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Kazuto Yamamoto
一人 山本
Eiji Kuwano
英治 桑野
Teiji Katayama
禎二 片山
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害重金属を含む防錆剤を使用しなくても、
アルミニウムメッキ鋼板上で防食性に優れた塗膜を形成
できる水性塗料を得る。 【解決手段】(A)水性アルキド樹脂及び水性エポキシ
エステル樹脂から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂5
0〜100重量部、(B)水性アクリル樹脂0〜50重
量部及び (C)硬化剤5〜40重量部からなる皮膜形
成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、 (D)
カルシウムイオン交換された非晶質シリカ微粒子及びマ
グネシウム化合物で変性されたリン酸塩系防錆顔料から
選ばれる防錆顔料5〜50重量部及び(E)トリアゾー
ル化合物0〜10重量部を含有する塗料であって、該塗
料の硬化塗膜の架橋間分子量が500〜1500の範囲
内にある水性塗料組成物、及びこの組成物からの塗膜が
形成されてなるアルミニウムメッキ鋼板を基材とする塗
装物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害重金属を含有
しなくても防食性に優れた水性塗料組成物、及びこの塗
料組成物を塗装したアルミニウムメッキ鋼板を基材とす
る塗装物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ガソリンタンク用素材として、鉛/錫合金化メッキ鋼板
(ターンシート)が使用されているが、有害な鉛を使用
しないことなどの地球環境保全の観点から、素材をター
ンシートからアルミニウムメッキ鋼板に変更する検討が
行われている。
【0003】現在使用されているターンシート用の塗料
は、溶剤型塗料、水溶性塗料のいずれも、そのままの組
成でアルミニウムメッキ鋼板に塗装すると、ターンシー
トに塗装した場合に比較して防食性が著しく劣るという
問題があった。この問題を解決する方策として、有害重
金属であるクロム系防錆剤、鉛系防錆剤の多量の使用が
考えられるが、有害重金属を含む防錆剤の多量の使用
は、前記地球環境保全の趣旨にそぐわないものである。
また、溶剤型塗料は、地球温暖化防止のためのCO2
スの排出規制などの観点から好ましくないものである。
【0004】そこで本発明者らは、有害重金属を含む防
錆剤を使用しなくても、アルミニウムメッキ鋼板上で防
食性に優れた塗膜を形成できる水性塗料を得るために鋭
意研究を行った結果、特定の水性樹脂に、カルシウムイ
オン交換されたシリカ微粒子、マグネシウム化合物で変
性されたリン酸塩系防錆顔料及び必要に応じてトリアゾ
ール化合物を組合せた塗料であって、かつその塗料の硬
化塗膜の架橋間分子量を一定範囲内とすることにより上
記目的を達成することができることを見出し本発明を完
成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)水性アルキド樹脂及び水性エポキシエステル樹脂
から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂50〜100重
量部、(B)水性アクリル樹脂0〜50重量部及び
(C)硬化剤5〜40重量部からなる皮膜形成性樹脂成
分の合計量100重量部に対して、(D)カルシウムイ
オン交換された非晶質シリカ微粒子及びマグネシウム化
合物で変性されたリン酸塩系防錆顔料から選ばれる少な
くとも1種の防錆顔料5〜50重量部及び(E)トリア
ゾール化合物0〜10重量部を含有する塗料であって、
該塗料の硬化塗膜の架橋間分子量が500〜1500の
範囲内にあることを特徴とする水性塗料組成物を提供す
るものである。
【0006】また、本発明は、化成処理及び/又は有機
皮膜処理されていてもよいアルミニウムメッキ鋼板基材
上に、上記水性塗料組成物の硬化塗膜が形成されてなる
アルミニウムメッキ鋼板を基材とする塗装物品を提供す
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の塗料組成物の各成分につ
いて、以下に詳細に説明する。
【0008】水性樹脂(A):本発明組成物の(A)成
分である水性樹脂は、水性アルキド樹脂及び水性エポキ
シエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種の樹脂であ
る。本発明において、「水性」とは、水溶性ないしは水
分散性を意味する。
【0009】上記水性アルキド樹脂は、多塩基酸成分、
多価アルコール成分及び油脂肪酸がエステル化された樹
脂であって、かつ水性で塗膜形成能を有するものであれ
ば特に制限されるものではない。
【0010】上記多塩基酸成分としては、例えば無水フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、コハク酸、フ
マル酸、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸など
から選ばれる1種以上の二塩基酸及びこれらの酸の低級
アルキルエステル化物が主として用いられ、必要に応じ
て無水トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカル
ボン酸、無水ピロメリット酸などの3価以上の多塩基酸
などが併用される。また酸成分として、安息香酸、クロ
トン酸、p−t−ブチル安息香酸などの一塩基酸を分子
量調整などの目的で併用することができる。
【0011】上記多価アルコール成分としては、例えば
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、3−メチルペンタンジオール、1,4−ヘ
キサンジオール、1,6−ヘキサンジオールなどの二価
アルコールが主に用いられ、さらに必要に応じてグリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の多価アルコ
ールを併用することができる。これらの多価アルコール
は単独で、あるいは2種以上を混合して使用することが
できる。また上記酸成分、アルコール成分の一部をジメ
チロールプロピオン酸、オキシピバリン酸、パラオキシ
安息香酸など;これらの酸の低級アルキルエステル;ε
−カプロラクトンなどのラクトン類などのオキシ酸成分
に置き換えることもできる。
【0012】上記油脂肪酸としては、例えばヤシ油脂肪
酸、大豆油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、サフラワー油脂肪
酸、トール油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、キリ油脂肪
酸などを挙げることができる。アルキド樹脂の油長は3
0%以下、特に5〜20%程度のものが好ましい。
【0013】これらの成分のエステル化反応(エステル
交換反応も包含する)は、それ自体既知の方法によって
行うことができる。
【0014】また、アルコール成分の一部として、エポ
キシ化合物を使用してエポキシ化合物を部分エステル化
したエポキシ変性アルキド樹脂、アルキド樹脂にスチレ
ンなどのビニルモノマーをグラフト重合させたビニル変
性アルキド樹脂も本発明のアルキド樹脂に包含される。
【0015】アルキド樹脂を水性とするためには、例え
ば、アルキド樹脂を高酸価のものとし、アミン化合物な
どの塩基性化合物で中和して水性化する方法、アルキド
樹脂中にポリオキシエチレン基などの親水基を導入し、
この親水基の働きにより水中に自己乳化させる方法、ア
ルキド樹脂を乳化剤の存在下にて水中に強制撹拌して水
中に分散させる方法、これらを併用した方法などを挙げ
ることができる。
【0016】水性アルキド樹脂の樹脂の分子量は、特に
限定されるものではないが、通常、数平均分子量2,0
00〜10,000、水酸基価20〜200mgKOH
/gの範囲内にあることが好適である。
【0017】水性アルキド樹脂の市販品としては、例え
ば、レジドロールVWA5477、同VWA5499、
同AX246W、同AX906W(以上、いずれもVI
ANOVA(ビアノバ)社製)、ウォーターゾールBC
−3010、同S−118、同S−346(以上、いず
れも大日本インキ化学工業(株)製)などを挙げること
ができる。
【0018】(A)成分として使用できる水性エポキシ
エステル樹脂は、エポキシ樹脂と酸成分がエステル結合
され、かつ水中に安定に溶解又は分散されてなる樹脂で
ある。
【0019】水性エポキシエステル樹脂としては、例え
ば、アクリル樹脂などのカルボキシル基含有ポリマーと
エポキシ樹脂とを反応させて得られるカルボキシル基過
剰の部分反応物がアンモニア又はアミンの存在下で水性
媒体中に分散してなるもの(例えば、特開昭54−75
460号公報、特開昭55−3481号公報、特開昭5
5−3482号公報参照)、エポキシ樹脂と(メタ)ア
クリル酸などのカルボキシル基含有重合性不飽和化合物
とを部分反応させて得られる分子中に重合性不飽和二重
結合を有する付加物と、(メタ)アクリル酸を含むモノ
マー混合物を重合し、該モノマー混合物の重合体のカル
ボキシル基を塩基性化合物で中和して水性媒体中に分散
してなるもの(例えば、特開昭57−105418号公
報、特開昭58−198513号公報参照)、エポキシ
樹脂にコハク酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ヘキサヒドロフタル酸
等の二塩基酸を反応させてなる樹脂のカルボキシル基を
塩基性化合物で中和して水性媒体中に分散してなるもの
などを挙げることができる。
【0020】上記エポキシ樹脂としては、ビスフェノー
ル型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などを挙
げることができる。ビスフェノール型エポキシ樹脂は、
例えばエピクロルヒドリンとビスフェノールとを、必要
に応じてアルカリ触媒などの触媒の存在下に高分子量ま
で縮合させてなる樹脂、エピクロルヒドリンとビスフェ
ノールとを、必要に応じてアルカリ触媒などの触媒の存
在下に、縮合させて低分子量のエポキシ樹脂とし、この
低分子量エポキシ樹脂とビスフェノールとを重付加反応
させることにより得られた樹脂のいずれであってもよ
い。
【0021】上記ビスフェノールとしては、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタン[ビスフェノールF]、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[ビスフ
ェノールA]、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン[ビスフェノールB]、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロ
キシ−tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパ
ン、p−(4−ヒドロキシフェニル)フェノール、オキ
シビス(4−ヒドロキシフェニル)、スルホニルビス
(4−ヒドロキシフェニル)、4,4´−ジヒドロキシ
ベンゾフェノン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)メタ
ンなどを挙げることができ、なかでもビスフェノール
A、ビスフェノールFが好適に使用される。上記ビスフ
ェノール類は、1種で又は2種以上の混合物として使用
することができる。
【0022】ビスフェノール型エポキシ樹脂の市販品と
しては、例えば、油化シェルエポキシ(株)製の、エピ
コート828(エポキシ当量約190、数平均分子量約
350)、エピコート812(エポキシ当量約150、
数平均分子量約320)、エピコート815(エポキシ
当量約180、数平均分子量約350)、エピコート8
20(エポキシ当量約190、数平均分子量約35
0)、エピコート834(エポキシ当量約250、数平
均分子量約470)、エピコート1001(エポキシ当
量約490、数平均分子量約900)、エピコート10
04(エポキシ当量約950、数平均分子量約140
0)、エピコート1007(エポキシ当量約1,70
0、数平均分子量約2,900)、エピコート1009
(エポキシ当量約3,500、数平均分子量約3,75
0)、エピコート1010(エポキシ当量約4,50
0、数平均分子量約5,500);旭チバ社製の、アラ
ルダイトAER6099(エポキシ当量約3,500、
数平均分子量約3,800);及び三井化学(株)製
の、エポミックR−309(エポキシ当量約3,50
0、数平均分子量約3,800)などを挙げることがで
きる。
【0023】また、エポキシ樹脂として使用できるノボ
ラック型エポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、分子内に多数のエポキシ基を有するフェノー
ルグリオキザール型エポキシ樹脂など、各種のノボラッ
ク型エポキシ樹脂を挙げることができる。
【0024】本発明組成物において、(A)成分として
使用できる水性エポキシエステル樹脂の数平均分子量、
水酸基価は特に限定されるものではないが、通常、数平
均分子量2,000〜10,000、水酸基価20〜2
00mgKOH/gの範囲内にあることが、得られる塗
膜の架橋間分子量を所定範囲内とする面から好適であ
る。
【0025】水性アクリル樹脂(B):本発明組成物に
おいて、水性アクリル樹脂(B)は、水溶性ないしは水
分散性のアクリル樹脂であり、有機溶剤中にて重合して
なるカルボキシル基含有アクリル樹脂をアミン化合物な
どの塩基性化合物で中和、水性化した水溶性ないしは水
分散性のアクリル樹脂、エマルション重合してなるアク
リル樹脂水分散物などを挙げることができる。水性アク
リル樹脂(B)は、必要に応じて本発明組成物に配合さ
れる樹脂である。
【0026】水性アクリル樹脂(B)は、カルボキシル
基含有重合性不飽和モノマーとその他の重合性不飽和モ
ノマーとを単量体成分とする共重合体樹脂である。
【0027】上記カルボキシル基含有重合性不飽和モノ
マーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などの1種
又は2種以上の混合物を挙げることができる。
【0028】その他の重合性不飽和モノマーは、上記カ
ルボキシル基含有重合性不飽和モノマーと共重合可能な
モノマーであればよく、求められる性能に応じて適宜選
択して使用することができるものであり、例えば、スチ
レン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン、t−ブチ
ルスチレン、クロルスチレンなどの芳香族系ビニルモノ
マー;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸
n−,i−又はt−ブチル、アクリル酸ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シ
クロヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロ
ピル、メタクリル酸n−,i−又はt−ブチル、メタク
リル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリル
酸又はメタクリル酸の炭素数1〜18のアルキルエステ
ル又はシクロアルキルエステル;2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
3−ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタ
クリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸のC2
〜C8 ヒドロキシアルキルエステル;N−メチロールア
クリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、N
−メトキシメチルアクリルアミド、N−メチロールメタ
クリルアミド、N−ブトキシメチルメタクリルアミドな
どのN−置換アクリルアミド系又はN−置換メタクリル
アミド系モノマーなどの1種又は2種以上の混合物を挙
げることができる。
【0029】上記単量体成分を、溶液重合、エマルショ
ン重合など、それ自体既知の重合方法により共重合体を
得ることができる。溶液重合により得られた共重合体
は、塩基性化合物にて中和することによって水性化する
ことができる。水性アクリル樹脂(B)の分子量は、特
に制限されるものではないが、通常、数平均分子量5,
000〜100,000、水酸基価20〜200mgK
OH/gの範囲内にあることが好適である。硬化剤(C): 本発明組成物の(C)成分である硬化剤
は、前記水性樹脂(A)及び必要に応じて配合される上
記水性アクリル樹脂(B)と反応する硬化剤であり、か
つ本発明組成物中に溶解ないしは分散可能なものであ
り、例えば、水性メラミン樹脂、ブロックイソシアネー
ト化合物、トリス(アルコキシカルボニルアミノ)トリ
アジンなどを挙げることができる。
【0030】上記水性メラミン樹脂は、メラミンとアル
デヒドとの反応によって得られるメチロール化アミノ樹
脂及びメチロール化アミノ樹脂を適当なアルコールによ
ってエーテル化したエーテル化アミノ樹脂のうち、水溶
性ないしは水分散性を有するものが挙げられる。上記反
応に用いられるアルデヒドとしては、ホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンツ
アルデヒド等が挙げられる。また、エーテル化に用いら
れるアルコールの例としてはメチルアルコール、エチル
アルコール、n−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチルアルコー
ルなどが挙げられるが、メチルアルコールが好適に使用
される。
【0031】水性メラミン樹脂(C)の具体例として
は、例えばサイメル300、同303、同325、同3
27、同350、同370[以上、いずれも三井サイテ
ック(株)製]、ニカラックMS15、同MS17、同
MX430、同MX650[以上、いずれも三和ケミカ
ル(株)製]、スミマールM−55[住友化学(株)
製]、レジミン740、同741[以上、いずれもモン
サント社製]などのメチルエーテル化メラミン樹脂;サ
イメル202、同235、同238、同254、同27
2、同1130[以上、いずれも三井サイテック(株)
製]、ニカラックMX485、同MX487[以上、い
ずれも三和ケミカル(株)製]、レジミン755[モン
サント社製]などのメチルエーテル・ブチルエーテル混
合エーテル化メラミン樹脂を挙げることができる。これ
らのメラミン樹脂は1種で又は2種以上の混合物として
使用することができる。
【0032】上記ブロック化ポリイソシアネート化合物
は、下記のポリイソシアネート化合物のイソシアナト基
をブロック化剤でブロック化してなる化合物である。
【0033】上記ブロック化する前のポリイソシアネー
ト化合物としては、例えば、リジンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサン
ジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート類;水
素添加キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、メチルシクロヘキサン−2,4(または
2,6)−ジイソシアネート、4,4´−メチレンビス
(シクロヘキシルイソシアネート)、1,3−(イソシ
アナトメチル)シクロヘキサンなどの環状脂肪族ジイソ
シアネート類;トリレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネート
などの芳香族ジイソシアネート類;リジントリイソシア
ネ−トなどの3価以上のポリイソシアネートなどの如き
有機ポリイソシアネートそれ自体、又はこれらの各有機
ポリイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエ
ステル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記した
如き各有機ジイソシアネート同志の環化重合体(例え
ば、イソシアヌレート)、ビウレット型付加物などが挙
げられる。
【0034】上記ポリイソシアネート化合物をブロック
化するブロック化剤としては、例えばフェノール、クレ
ゾール、キシレノールなどのフェノール系;ε−カプロ
ラクタム;δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、
β−プロピオラクタムなどラクタム系;メタノール、エ
タノール、n−又はi−プロピルアルコール、n−,i
−又はt−ブチルアルコール、エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ベンジルアルコールなどのアルコール系;
ホルムアミドキシム、アセトアルドキシム、アセトキシ
ム、メチルエチルケトキシム、ジアセチルモノオキシ
ム、ベンゾフェノンオキシム、シクロヘキサンオキシム
などオキシム系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチ
ル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルア
セトンなどの活性メチレン系などのブロック化剤を好適
に使用することができる。上記非ブロック化ポリイソシ
アネートと上記ブロック化剤とを混合することによって
容易にポリイソシアネートのイソシアナト基をブロック
化することができる。上記ブロック化ポリイソシアネー
ト化合物は、単独で又は2種以上を組合せて使用するこ
とができる。
【0035】架橋剤(C)として使用可能なトリス(ア
ルコキシカルボニルアミノ)トリアジンの1分子におけ
る3個のアルコキシ基は、同一又は異なって1〜20の
炭化水素基、好ましくは1〜4のアルキル基を表し、ト
リス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジンの市販
品としては、例えば、[TACT](三井サイテック
(株)製、商品名)などを挙げることができる。
【0036】本発明組成物において、本発明組成物から
形成される硬化塗膜は架橋間分子量が500〜150
0、好ましくは700〜1000の範囲内にあることが
適当である。硬化塗膜は架橋間分子量が上記範囲内にな
るように、前記水性樹脂(A)と前記水性アクリル樹脂
(B)と硬化剤(C)の組合わせを選択する必要があ
る。上記架橋間分子量が1500を超えると得られる塗
膜の防食性が低下し、一方、500未満となると得られ
る塗膜が脆くなり、耐衝撃性が低下する。
【0037】前記水性樹脂(A)と前記水性アクリル樹
脂(B)と硬化剤(C)との配合割合は、(A)と
(B)と(C)との合計固形分100重量部中、水性樹
脂(A)が50〜100重量部、好ましくは60〜90
重量部、水性アクリル樹脂(B)が0〜50重量部、好
ましくは0〜40重量部、硬化剤(C)が0〜40重量
部、好ましくは0〜30重量部の範囲内であることが、
硬化性、耐食性などの面から好適である。防錆顔料(D): 本発明組成物において、(D)成分と
して使用される防錆顔料は、カルシウムイオン交換され
た非晶質シリカ微粒子及びマグネシウム化合物で変性さ
れたリン酸塩系防錆顔料から選ばれる少なくとも1種の
顔料である。
【0038】上記カルシウムイオン交換された非晶質シ
リカ微粒子(以下、「イオン交換シリカ」と略称するこ
とがある)は、微細な多孔質のシリカ担体にイオン交換
によってカルシウムイオンが導入されたシリカ微粒子で
ある。塗膜中に配合されたイオン交換シリカは、塗膜を
透過してきたH+ イオンとイオン交換され、防錆種イオ
ンであるカルシウムイオンCa2+が放出されて金属表面
を保護するものと考えられる。イオン交換シリカの市販
品としては、SHIELDEX(シールデックス、登録
商標)C303、同AC−3、同C−5(以上、いずれ
もW.R.Grace & Co.社製)などを挙げる
ことができる。
【0039】上記マグネシウム化合物で変性されたリン
酸塩系防錆顔料(以下、「変性リン酸塩顔料」と略称す
ることがある)は、水に難溶性の縮合リン酸塩又はリン
酸系層状化合物と、マグネシウム化合物とからなる防錆
顔料であり、有害金属を含まない無公害の防錆顔料であ
って、本発明において、アルミメッキ鋼板における防食
性の向上などに効果的な成分である。
【0040】変性リン酸塩顔料を構成することができる
上記水に難溶性の縮合リン酸塩としては、通常、防錆顔
料として使用される縮合リン酸塩であって、水に対する
溶解度がリン(P)の量をP25に換算して10g/
リットル水以下のものが好適である。上記水に難溶性の
縮合リン酸塩の代表例としては、例えば、ピロリン酸ア
ルミニウム、ピロリン酸カルシウム、ピロリン酸錫、ピ
ロリン酸セリウム、ピロリン酸銅、ピロリン酸鉄、ピロ
リン酸チタン、ピロリン酸マグネシウム、ピロリン酸マ
ンガンなどのピロリン酸塩;トリポリリン酸二水素アル
ミニウム、トリポリリン酸鉄などのトリポリリン酸塩;
メタリン酸アルミニウム、メタリン酸鉄、メタリン酸カ
ルシウム、メタリン酸錫、メタリン酸セリウム、メタリ
ン酸マンガン、メタリン酸モリブデン、メタリン酸銀な
どのメタリン酸塩などが挙げられるが、特にトリポリリ
ン酸二水素アルミニウム、メタリン酸アルミニウムが防
錆力などの点から好適である。
【0041】また、変性リン酸塩顔料を構成することが
できる上記リン酸系層状化合物としては、4価金属の層
状リン酸塩のうち、M(HPO4 )2 ・XH2 O[ここ
でMはCe、Ti、Zr、Snなどの4価の金属であ
り、Xは0〜2の数である]で示される酸性塩が用いら
れる。上記リン酸系層状化合物の代表例としては、例え
ば、層状リン酸セリウム、層状リン酸チタン、層状リン
酸ジルコニウム、層状リン酸錫などが挙げられる。
【0042】上記水に難溶性の縮合リン酸塩又は上記リ
ン酸系層状化合物を変性して、変性リン酸塩顔料を構成
することができるマグネシウム化合物としては、例え
ば、酸化マグネシウム、含水酸化マグネシウム、炭酸マ
グネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、リン酸マグネシ
ウム、ホウ酸マグネシウム、メタホウ酸マグネシウム、
ケイ酸マグネシウムなどの無機マグネシウム塩;ステア
リン酸マグネシウム、有機スルホン酸マグネシウムなど
の有機マグネシウム塩を挙げることができるが、特に酸
化マグネシウム、含水酸化マグネシウム、炭酸マグネシ
ウム、ホウ酸マグネシウムが好適である。
【0043】変性リン酸塩顔料における上記水に難溶性
の縮合リン酸塩又は上記リン酸系層状化合物とマグネシ
ウム化合物との配合割合は、前者/後者の重量比で10
/1〜10/10の範囲内であることが、防錆力、pH
の中性化による塗料安定性の向上効果などの点から好適
である。
【0044】変性リン酸塩顔料は、上記水に難溶性の縮
合リン酸塩又は上記リン酸系層状化合物とマグネシウム
化合物とを併用したものであるが、その調製にあたり、
両者の混合は、乾式混合、湿式混合のいずれであっても
よい。
【0045】防錆顔料(D)の配合量は、前記(A)、
(B)及び(C)成分である皮膜形成性樹脂成分の合計
量100重量部に対して、5〜100重量部、好ましく
は10〜60重量部の範囲内にあることが、本発明の塗
料組成物の塗膜を形成したアルミニウムメッキ鋼板の一
般部の防食性、エッヂ部の防食性、塗膜の耐水付着性な
どの点から適当である。なかでも、イオン交換シリカが
5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部の範囲内
にあり、かつ変性リン酸塩顔料が5〜50重量部、好ま
しくは10〜30重量部の範囲内にあることが好適であ
る。
【0046】トリアゾール化合物(E):本発明組成物
において、(E)成分であるトリアゾール化合物は、ア
ルミメッキ鋼板における一般部及び端面であるエッヂ部
の防食性、耐水付着性の向上などに効果的な成分であ
る。
【0047】トリアゾール化合物(E)としては、例え
ば、1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,2,
4−トリアゾール、4−アミノ−1,2,4−トリアゾ
ール、3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール、5
−アミノ−3−メルカプト−1,2,4−トリアゾー
ル、1H−ベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール、6−メチル−8−ヒドロキシトリアゾロ
ピリダジン、6−フェニル−8−ヒドロキシトリアゾロ
ピリダジン、5−ヒドロキシ−7−メチル−1,3,8
−トリアザインドリジンなどが挙げられ、なかでも3−
メルカプト−1,2,4−トリアゾール、5−アミノ−
3−メルカプト−1,2,4−トリアゾールが防食性の
点から好適である。
【0048】本発明の塗料組成物におけるトリアゾール
化合物(E)の配合量は、前記(A)、(B)及び
(C)成分である皮膜形成性樹脂成分の合計量100重
量部に対して、10重量部以下、好ましくは1〜8重量
部の範囲内にあることが、本発明の塗料組成物の塗膜を
形成したアルミニウムメッキ鋼板の一般部の防食性、エ
ッヂ部の防食性、塗膜の耐水付着性などの点から適当で
ある。
【0049】本発明の塗料組成物は、前記水性樹脂
(A)、必要に応じて配合される水性アクリル樹脂
(B)及び水性メラミン樹脂(C)からなる皮膜形成性
樹脂成分、特定の防錆顔料(D)、必要に応じて配合さ
れるトリアゾール化合物(E)及び水から実質的になる
ことができるが、さらに必要に応じて、上記(D)及び
(E)成分以外のそれ自体既知のノンクロム防錆顔料;
リン酸基含有アクリル樹脂;有機溶剤、硬化触媒、着色
顔料、体質顔料、中和剤、塗料用としてそれ自体既知の
消泡剤、塗面調整剤、沈降防止剤などの添加剤を含有し
ていてもよい。
【0050】上記必要に応じて含有してもよいノンクロ
ム防錆顔料としては、亜鉛化合物及びモリブデン酸化合
物から選ばれる少なくとも1種の防錆顔料が好適であ
り、防食性の向上に寄与するものである。ノンクロム防
錆顔料の具体例としては、酸化亜鉛、リン酸亜鉛、リン
・ケイ酸亜鉛、リン酸アルミニウム亜鉛、リン酸カルシ
ウム亜鉛、シアナミド亜鉛カルシウム、亜鉛処理された
ポリリン酸アルミニウム、モリブデン酸亜鉛カルシウ
ム、モリブデン酸亜鉛、リンモリブデン酸亜鉛、リンモ
リブデン酸アルミニウムなどを挙げることができる。な
かでも酸化亜鉛、リン酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛カルシ
ウムが好適である。
【0051】上記ノンクロム防錆顔料を配合する場合に
は、その配合量は、前記(A)、(B)及び(C)成分
である皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対し
て、1〜50重量部、好ましくは2〜40重量部の範囲
内であることが適当である。
【0052】上記リン酸基含有アクリル樹脂は、アクリ
ル樹脂の側鎖にリン酸基を有する樹脂であり、例えば、
アクリル樹脂を構成するモノマー成分の一部として2−
(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェー
トなどのリン酸基を有する重合性不飽和モノマーを使用
し、アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステルな
どの他のモノマーと共重合することによって得ることが
できる。リン酸基含有アクリル樹脂は、通常、重量平均
分子量が2,000〜100,000の範囲内であるこ
とが好適である。リン酸基含有アクリル樹脂は、塗膜を
形成したアルミニウムメッキ鋼板の塗膜の耐水付着性の
向上に寄与することができる。リン酸基含有アクリル樹
脂を配合する場合には、皮膜形成性樹脂成分100重量
部に対して、0.1〜20重量部、さらには1〜15重
量部の範囲内にあることが好ましい。
【0053】上記有機溶剤は、本発明組成物の塗装性の
改善などのために必要に応じて配合されるものであり、
前記樹脂(A)、(B)及び(C)を水中にて溶解ない
し分散できる親水性有機溶剤が好適に使用され、具体的
には、例えば、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテルなどのエーテル系溶
剤、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタ
ノールなどのアルコール系溶剤、アセトンなどを挙げる
ことができ、これらは単独で、あるいは2種以上を混合
して使用することができる。
【0054】前記硬化触媒は、水性樹脂(A)や水性ア
クリル樹脂(B)と硬化剤(C)との反応を促進するた
めに必要に応じて配合されるものである。硬化剤(C)
が水性メラミン樹脂である場合には、硬化剤としてスル
ホン酸化合物又はスルホン酸化合物のアミン中和物が好
適に用いられる。スルホン酸化合物の代表例としては、
p−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、ジノニルナフタレンスルホン酸、ジノニルナフタレ
ンジスルホン酸などを挙げることができる。スルホン酸
化合物のアミン中和物におけるアミンとしては、1級ア
ミン、2級アミン、3級アミンのいずれであってもよ
い。硬化剤(C)がブロック化ポリイソシアネート化合
物である場合には、硬化剤として、例えば、オクチル酸
錫、ジブチル錫ジ(2−エチルヘキサノエート)、ジオ
クチル錫ジ(2−エチルヘキサノエート)、ジオクチル
錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫
オキサイド、ジオクチル錫オキサイド、2−エチルヘキ
サン酸鉛などの有機金属触媒などを挙げることができ
る。
【0055】硬化触媒を配合する場合、皮膜形成性樹脂
成分の合計量100重量部に対して、通常、0.1〜
4.0重量部の範囲内で配合することが好適である。
【0056】体質顔料としては、バリタ、炭酸カルシウ
ム、及び炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムとの混晶か
ら選ばれる少なくとも1種を、塗膜硬度、塗膜物性、塗
膜の付着性などの点から好適に使用することができる。
体質顔料の配合量は、特に限定されるものではないが、
皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対して、通
常、200重量部以下、好ましくは30〜150重量部
の範囲内で使用される。
【0057】次に本発明組成物の塗装方法について説明
する。
【0058】本発明組成物は、例えば、金属、モルタ
ル、セメント、プラスチックス、ガラスなどに塗装でき
るが、金属、特に鋼板に好適に塗装することができる。
被塗物として使用される鋼板としては、冷延鋼板、溶融
亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、亜鉛合金メッキ
鋼板、アルミニウムメッキ鋼板、ステンレス鋼板、銅メ
ッキ鋼板、錫メッキ鋼板、鉛−錫合金メッキ鋼板(ター
ンシート)など、及びこれらの鋼板に燐酸塩処理やクロ
ム酸塩処理などの化成処理及び/又は有機皮膜処理を施
した鋼板を挙げることができる。化成処理及び/又は有
機皮膜処理を施した鋼板としては、上記鋼板に、化成処
理を施したもの、有機皮膜処理を施したもの、クロメー
ト処理などの化成処理を施した後に有機皮膜処理を施し
たものを挙げることができる。有機皮膜処理としては、
アクリルエマルションによる皮膜形成、フェノキシ樹脂
による皮膜形成、エポキシ樹脂による皮膜形成などを挙
げることができる。有機皮膜処理における有機皮膜の膜
厚は特に限定されるものではないが、通常、0.3〜3
μm程度が適当である。
【0059】被塗物としては、なかでも化成処理及び/
又は有機皮膜処理されていてもよいアルミニウムメッキ
鋼板を特に好適に使用することができる。これらの鋼板
は、加工される前のシート状であっても、成型加工され
たものであってもよい。
【0060】本発明組成物は、下塗り塗料又はワンコー
ト仕上げ塗料として好適に使用され、上記鋼板上に、シ
ャワーコート法、ロールコート法、スプレー法、刷毛塗
り法、浸漬法などの公知の方法により塗装することがで
きる。本発明組成物から得られる塗膜の膜厚は、特に限
定されるものではないが、下塗り塗料として使用する場
合は、通常2〜40μm、好ましくは5〜30μmの範
囲であり、ワンコート仕上げ塗料として使用する場合
は、通常8〜50μm、好ましくは10〜40μmの範
囲である。本発明組成物の塗装塗膜の乾燥は、コイルコ
ーティング法などによって塗装したものを連続的に焼付
ける場合には、通常、素材到達最高温度が160〜25
0℃、好ましくは180〜230℃となる条件で15〜
60秒間の条件であり、バッチ式で焼付ける場合には、
通常、80〜160℃で10〜30分間程度焼付けるこ
とによって行うことができる。本発明組成物の塗装塗膜
の乾燥は、コイルコーティング法などによって塗装した
ものを連続的に焼付ける場合には、通常、素材到達最高
温度が160〜250℃、好ましくは180〜230℃
となる条件で15〜60秒間の条件であり、バッチ式で
焼付ける場合には、通常、80〜160℃で10〜30
分間程度焼付けることによって行うことができる。本発
明組成物の塗装塗膜の乾燥は、コイルコーティング法な
どによって塗装したものを連続的に焼付ける場合には、
通常、素材到達最高温度が160〜250℃、好ましく
は180〜230℃となる条件で15〜60秒間の条件
であり、バッチ式で焼付ける場合には、通常、80〜1
60℃で10〜30分間程度焼付けることによって行う
ことができる。本発明組成物の塗装塗膜の乾燥は、コイ
ルコーティング法などによって塗装したものを連続的に
焼付ける場合には、通常、素材到達最高温度が160〜
250℃、好ましくは180〜230℃となる条件で1
5〜60秒間の条件であり、バッチ式で焼付ける場合に
は、通常、80〜160℃で10〜30分間程度焼付け
ることによって行うことができる。
【0061】本発明組成物の塗装塗膜の乾燥は、コイル
コーティング法などによって塗装したものを連続的に焼
付ける場合には、通常、素材到達最高温度が160〜2
50℃、好ましくは180〜230℃となる条件で15
〜60秒間の条件であり、バッチ式で焼付ける場合に
は、通常、80〜160℃で10〜30分間程度焼付け
ることによって行うことができる。
【0062】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。以下、「部」及び「%」は、特に断りのない
限り、いずれも重量基準によるものとする。
【0063】製造例1 トール油脂肪酸及びアマニ油脂肪酸で変性された油長4
2%、酸価40mgKOH/gのアルキド樹脂をトリエ
チルアミンで当量中和し、脱イオン水にて不揮発分68
%に調整し、ついでエチレングリコールモノブチルエー
テルを加えて不揮発分50%のアルキド樹脂水溶液を得
た。
【0064】水性塗料組成物の製造 実施例1〜9及び比較例4 水性エポキシエステルA(*1)の一部(固形分量で2
0部)を用いて、後記表1に示す顔料(防錆顔料を含
む)及び防錆剤を表1に示す配合にて、混合、顔料分散
を行い、ついで、得られた分散物に後記表1に示す残り
の成分を加え、さらに脱イオン水を加えて粘度約500
センチポイズ[20℃でのブルックフィールド粘度計
(6rpm)による測定]の各水性塗料組成物を得た。
【0065】実施例10、11及び比較例1〜3 前記製造例1で得た不揮発分50%のアルキド樹脂水溶
液を用いて、後記表1に示す顔料(防錆顔料を含む)及
び防錆剤を表1に示す配合にて、混合、顔料分散を行
い、ついで、得られた分散物に後記表1に示す残りの成
分を加え、さらに脱イオン水を加えて粘度約500セン
チポイズ[20℃でのブルックフィールド粘度計(6r
pm)による測定]の各水性塗料組成物を得た。
【0066】表1における配合量は不揮発分による表示
である。後記表1中の(註)は、下記のとおりの意味を
有する。 (*1)水性エポキシエステルA:不揮発分40%のエ
ポキシエステルエマルション、樹脂の数平均分子量は約
4000、樹脂の水酸基価は約60mgKOH/g。 (*2)水性エポキシエステルB:商品名「CD54
0」[大日本インキ化学工業(株)製]の不揮発分40
%のエポキシエステルエマルション。 (*3)水性メラミン樹脂:商品名「サイメル325」
[三井サイテック(株)製]のメチルエーテル化メラミ
ン樹脂。 (*4)TACT:三井サイテック(株)製、商品名、ト
リス(アルコキシカルボニルアミノ)トリアジン。 (*5)ブロックイソシアネート化合物:ヘキサメチレ
ンジイソシアネートのトリイソシアヌレート体のメチル
エチルケトオキシムブロック化物。 (*6)水性アクリル樹脂:商品名「AD69」[カネ
ボウ(株)製]の不揮発分48%のアクリル樹脂エマル
ション。
【0067】(*7)シールデックスC303:W.
R.Grase & Co.社製、商品名、カルシウム
イオン交換された非晶質シリカ微粒子。 (*8)シールデックスAC−5:W.R.Grase
& Co.社製、商品名、カルシウムイオン交換され
た非晶質シリカ微粒子。 (*9)変性リン酸塩系防錆顔料: マグネシウム化合
物とトリポリリン酸二水素アルミニウムとを湿式混合し
てなる、マグネシウム化合物で変性されたリン酸塩系防
錆顔料。 (*10)リン酸基含有アクリル樹脂:構成モノマー成
分が、スチレン/n−ブチルアクリレート/2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート/2−メタクリロイルオキシ
エチルアシッドホスフェート=30/40/10/20
(重量比)のリン酸基含有アクリル樹脂であり、樹脂酸
価95mgKOH/g、水酸基価43mgKOH/g、
重量平均分子量約20,000を有する。
【0068】架橋間分子量の測定 実施例1〜11及び比較例1〜4における各樹脂配合の
クリヤ塗料を作成し、このクリヤ塗料をテフロンシート
に乾燥膜厚が約30μmとなるように塗装し、130℃
で20分間焼付けて硬化クリヤ塗膜を得た。ついで、ク
リヤ塗膜をテフロンシートから剥離してフリー塗膜を得
た。このクリヤ塗膜を幅5mmに切断し、2枚重ねて厚
さ60μmとしたものを試料とし、試料の測定部分の長
さを10mmとして、動的粘弾性測定機「UBM−V
4」((株)ユービーエム社製)に設置し、周波数11
0Hz、静加重10g、振幅2.0μmの条件で、30
℃から200℃まで4℃/分の速度で昇温させて動的粘
弾性を測定し、その結果から架橋間分子量を求めた。そ
の結果を後記表1に示す。
【0069】試験塗板の作成 実施例1〜11及び比較例1〜4で得られた水性塗料組
成物を、板厚1.0mmのアルミニウムメッキ鋼板(日
新製鋼(株)製、商品名「アルスター」)に、浸漬塗装
法により塗装し、130℃で20分間焼き付けて試験塗
板を作成した。乾燥膜厚はいずれも約23μmであっ
た。得られた試験塗板について下記の試験方法に基づい
て各種性能試験を行った。その試験結果を後記表1に示
す。
【0070】試験方法 密着性:JIS K−5400 8.5.2(199
0)碁盤目−テ−プ法に準じて、試験塗板の塗膜表面に
カッターナイフで素地に到達するように、直交する縦横
11本ずつの平行な直線を1mm間隔で引いて、1mm
×1mmのマス目を100個作成した。その表面にセロ
ハン粘着テ−プを密着させ、テ−プを急激に剥離した際
のマス目の剥れ程度を観察し下記基準で評価した。
【0071】 ○:塗膜の剥離が全く認められない △:塗膜がわずかに剥離したが、マス目は90個以上残
存 ×:塗膜がかなり剥離し、マス目の残存数は90個未
満。
【0072】防食性:試験塗板を75×150mmの大
きさに切断し、そのままJIS Z−2371に準じて
840時間塩水噴霧試験を行い、試験後の塗板につい
て、一般部の錆発生程度を目視にて下記基準により評価
し、またエッヂからの最大錆幅であるエッジ錆幅(m
m)を測定した。
【0073】一般部の錆発錆程度 ○:一般部に錆の発生が全く認められない △:一般部にわずかに点錆の発生が認められる ×:一般部に多くの錆の発生が認められる。
【0074】耐水付着性:試験塗板を40℃の温水に1
20時間浸漬後、JIS K−5400 8.5.2
(1990)碁盤目−テ−プ法に準じて、試験塗板の塗
膜表面にカッターナイフで素地に到達するように、直交
する縦横11本ずつの平行な直線を1mm間隔で引い
て、1mm×1mmのマス目を100個作成した。その
表面にセロハン粘着テ−プを密着させ、テ−プを急激に
剥離した際に、マス目100個のうち剥がれずに残った
マス目の数を表示した。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【発明の効果】本発明塗料組成物は、水性であること、
有害重金属を含有しなくてもよいことから公害防止の観
点から有利である。本発明の水性塗料組成物は、有害重
金属を含有しなくても防食性に優れた塗膜を形成でき、
特に、本発明の水性塗料組成物をアルミニウムメッキ鋼
板上に塗装した塗装鋼板は、一般部及びエッヂ部におい
ても極めて良好な防食性を示し、耐水付着性も良好であ
る。したがって、有害な鉛を含有するターンシート塗装
板を、本発明の水性塗料組成物を使用することによりア
ルミニウムメッキ鋼板塗装板に置き換えることができる
ので、地球環境保全の観点から有利である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 CA33 DA06 DB07 EB33 EB36 EC15 4J038 CC021 CC022 CC071 CC072 CC081 CC082 CC101 CC102 CG021 CG022 CG031 CG032 CG071 CG072 CG141 CG142 CG171 CG172 CH031 CH032 CH041 CH042 CH071 CH072 CH121 CH122 CH201 CH202 CJ162 DA162 DB061 DB071 DB351 DB371 DB451 DD191 DG302 HA426 HA456 JB36 KA03 KA04 KA05 KA06 KA08 MA08 MA10 MA14 NA03 NA27 PA19 PB04 PB07 PC02 PC03 PC04 PC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水性アルキド樹脂及び水性エポキ
    シエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種の水性樹脂
    50〜100重量部、 (B)水性アクリル樹脂0〜50重量部及び (C)硬化剤5〜40重量部 からなる皮膜形成性樹脂成分の合計量100重量部に対
    して、 (D)カルシウムイオン交換された非晶質シリカ微粒子
    及びマグネシウム化合物で変性されたリン酸塩系防錆顔
    料から選ばれる少なくとも1種の防錆顔料5〜50重量
    部及び (E)トリアゾール化合物0〜10重量部 を含有する塗料であって、該塗料の硬化塗膜の架橋間分
    子量が500〜1500の範囲内にあることを特徴とす
    る水性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、皮膜形成性樹脂成分の合計量1
    00重量部に対して、亜鉛化合物及びモリブデン酸化合
    物から選ばれる少なくとも1種のノンクロム防錆顔料を
    1〜50重量部含有する請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、皮膜形成性樹脂成分の合計量1
    00重量部に対して、リン酸基含有アクリル樹脂を0.
    1〜20重量部含有する請求項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 化成処理及び/又は有機皮膜処理されて
    いてもよいアルミニウムメッキ鋼板基材上に、請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の水性塗料組成物の硬化塗膜
    が形成されてなるアルミニウムメッキ鋼板を基材とする
    塗装物品。
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