JP2001105748A - セルフラミネート型熱転写シート - Google Patents

セルフラミネート型熱転写シート

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JP2001105748A
JP2001105748A JP28699999A JP28699999A JP2001105748A JP 2001105748 A JP2001105748 A JP 2001105748A JP 28699999 A JP28699999 A JP 28699999A JP 28699999 A JP28699999 A JP 28699999A JP 2001105748 A JP2001105748 A JP 2001105748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存によるインク中の染料の減少を抑え、形
成される画像に印画ムラを生じない。 【解決手段】 基材フィルム2と、基材フィルム2の一
主面上に形成され、熱転写により被転写体に画像を形成
するインク層3と、基材フィルム2の一主面上に形成さ
れ、熱転写により形成された当該画像上に画像保護フィ
ルムを形成するラミネート層4とを備え、インク層3及
びラミネート層4が含有する有機溶剤量は、それぞれ6
0mg/m2以下であり、ラミネート層4が含有する有
機溶剤量を1としたとき、インク層3が含有する有機溶
剤量は0.5〜2の範囲であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1色以
上のインク層とラミネート層とを基材フィルム上に有す
るセルフラミネート型熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写方式による画像形成が盛ん
であり、その用途は、アミューズメントの分野、メディ
カル分野、さらにはIDカードやパスポート等の身分証
明書等、非常に多岐にわたっている。この熱転写方式
は、熱転写シートのインク層を印画紙等の被転写体に重
ね合わせ、サーマルヘッド等により画像信号に応じて点
状に加熱する。これにより、熱転写シートの染料層の染
料が被転写体の染料受容層に移行し、被転写体上に多数
の色ドットによるフルカラー画像が現れることになる。
特に、昇華性あるいは熱拡散性染料を使用した昇華型熱
転写方式により形成された画像に対しては、当該画像を
保護する目的から、当該画像上に透明フィルムをラミネ
ートする方法が従来から採用されている。
【0003】透明フィルムをラミネートする方法につい
ては、様々な方法が知られている。例えば、熱ローラー
により透明フィルムを画像上に熱圧着する方法、常温で
粘着剤を用いて透明フィルムを画像に接着させる方法等
が挙げられる。例えば、特開昭60−204397号公
報、特開昭59−85793号公報及び特開昭59−7
6298号公報に開示されるように、基材フィルム上に
熱可塑性樹脂からなる画像保護層を有する転写型画像保
護フィルムを用意し、当該転写型画像保護フィルムの画
像保護層を、被保護画像上に熱転写することにより被保
護画像上に透明フィルムをラミネートする方法が挙げら
れる。
【0004】ところで、このような転写型画像保護フィ
ルムを、昇華性染料や熱溶融染料を有する染料層が形成
された熱転写シート上に、各染料層に隣接するように配
設することによって、熱転写ヘッドを使用したプリンタ
内部で、画像形成に連続して透明フィルムをセルフラミ
ネートすることが可能となる。
【0005】このような手法に用いられるセルフラミネ
ート型熱転写シートは、例えば、図4に示すように、シ
ート状基材100上の所定の領域に、イエロー染料層1
01、マゼンタ染料層102及びシアン染料層103
(以下、まとめてインク層と称する。)とラミネート層
104が順次形成されるとともに、これらイエロー染料
層101、マゼンタ染料層102、シアン染料層103
及びラミネート層104の間にセンサーマーク部105
が形成されてなる。また、このセルフラミネート型熱転
写シートには、シート状基材100のセンサーマーク部
105が形成された面とは反対側の面にリボンバック層
106が形成されている。
【0006】このセルフラミネート型熱転写シートにお
いて、ラミネート層104は、インク層を印画紙の染料
受容層に移行させた後、当該染料受容層上に転写される
ものである。このように、印画紙上にラミネート層10
4を転写させることによって、染料受容層上には透明な
層が形成されることとなり、形成した画像を保護するこ
とができる。これにより、印画紙上に形成される画像の
品質を向上させることができる。
【0007】上述のようなセルフラミネート型熱転写シ
ートを適用したインクリボンを作製する際には、複数巻
回してなるロール状のシート状基材100を用いて、リ
ボンバック層106、インク層、ラミネート層104等
を順次形成する。すなわち、ロール状に巻回されたシー
ト状基材100を順次引き出し、リボンバック層106
を形成した後、再びシート状基材100を巻回する。そ
の後、リボンバック層106が形成されたシート状基材
100を引き出し、インク層及びラミネート層104等
を形成した後、再びシート状基材100をロール状に巻
回してなるジャンボロールとなる。次に、ジャンボロー
ルからシート状基材100を順次引き出し、所定の長さ
に裁断して巻回し、いわゆるパンケーキ状態となる。最
後に、パンケーキ状態からシート状基材100を引き出
し、巻芯部材に小巻し、インクリボンを作製する。
【0008】上述のような作製工程において、インク層
及びラミネート層104を形成する際には、主成分であ
る染料等を有機溶剤に溶解したインク層塗料及び主成分
である樹脂等を有機溶剤に溶解したラミネート層塗料
が、シート状基材100に塗工され、ドライヤーにて乾
燥される。そして、ドライヤーでの乾燥後も、インク層
及びラミネート層には、有機溶剤が残留している。
【0009】そして、樹脂の配合比率が高いラミネート
層104は有機溶剤が揮発しにくいため、ラミネート層
104に残留する有機溶剤(以下、残留溶剤と称す
る。)の量は、インク層の残留溶剤の量よりも多くなる
傾向にある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクリボ
ンの作製工程においては、ジャンボロール及び小巻後の
インクリボンの状態で、シート状基材100はロール状
に巻回されている。このため、ジャンボロールの状態に
おいて、インク層及びラミネート層104がリボンバッ
ク層106と重ね合わせられている。このとき、インク
層及びラミネート層104の残留溶剤がリボンバック層
に移行してしまうことがあった。
【0011】そして、ジャンボロールから裁断、小巻さ
れ、インクリボンの状態となったとき、再びインク層及
びラミネート層104とリボンバック層106とが対向
するように重ね合わせられることとなる。このとき、リ
ボンバック層106に移行した残留溶剤が対向するイン
ク層を可塑化し、インク層に含有される染料をリボンバ
ック層106に転写させてしまう。
【0012】このため、従来のインクリボンでは、保存
によってインク層中の染料が減少してしまい、この結
果、形成される画像は本来の正確な色調及び濃度を実現
することができないといった問題があった。
【0013】さらに、ラミネート層104の残留溶剤量
はインク層の残留溶剤量よりも多いため、ジャンボロー
ルの状態においてリボンバック層106に移行する残留
溶剤量も異なることになる。すなわち、図5に示すよう
に、ジャンボロールの状態で、ラミネート層104と接
触しているリボンバック層106aに移行する残留溶剤
量は、インク層と接触しているリボンバック層106b
に移行する残留溶剤量と比較して多くなる。そして、図
6に示すように、インクリボンの状態で、例えばシアン
層103がリボンバック層106aとリボンバック層1
06bとの両方に接触しているとき、リボンバック層1
06aと接触しているシアン層103aは、リボンバッ
ク層106bと接触しているシアン層103bと比較し
て、より多くの染料をリボンバック層106aへ転写し
てしまう。このため、シアン層103aの保持する染料
は、シアン層103bの保持する染料よりも少なくな
る。したがって、図7に示すように、当該シアン層10
3をベタ印画した場合、シアン層103aから形成され
る画像107aの濃度は、シアン層103bから形成さ
れる画像107bの濃度に比べて薄くなる、いわゆる印
画ムラが生じるといった問題があった。
【0014】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、保存によるインク中の染
料の減少を抑え、形成される画像に印画ムラを生じな
い、セルフラミネート型熱転写シートを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明にかかるセルフラミネート型熱転写シート
は、基材フィルムと、基材フィルムの一主面上に形成さ
れ、熱転写により被転写体に画像を形成するインク層
と、基材フィルムの一主面上に形成され、熱転写により
形成された当該画像上に画像保護フィルムを形成するラ
ミネート層とを備え、インク層及びラミネート層が含有
する有機溶剤量は、それぞれ60mg/m2以下であ
り、ラミネート層が含有する有機溶剤量を1としたと
き、インク層が含有する有機溶剤量は0.5〜2の範囲
であることを特徴とする。
【0016】上述の構成のセルフラミネート型熱転写シ
ートでは、インク層及びラミネート層とリボンバック層
とを重ね合わせたとき、インク層及びラミネート層から
リボンバック層へ移行する残留溶剤量が減少するととも
に、インク層から移行する残留溶剤量とラミネート層か
ら移行する残留溶剤量とが略同量となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるセルフラミ
ネート型熱転写シートの具体的な実施の形態について、
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】本実施の形態に示すセルフラミネート型熱
転写シートは、印画紙等の被熱転写シートと組み合わさ
れて、熱転写型のプリンタ装置に用いられるものであ
る。セルフラミネート型熱転写シートは、例えば、図1
及び図2に示すようなインクリボン1に適用される。
【0019】このインクリボン1は、シート状基材2
と、このシート状基材2の一主面の所定の領域に形成さ
れたイエロー層3Y、マゼンタ層3M及びシアン層3C
とからなるインク層領域3と、ラミネート層4と、イエ
ロー層3Y、マゼンタ層3M、シアン層3C及びラミネ
ート層4の間に配設されたセンサーマーク部5と、シー
ト状基材2の他主面上に配設されたリボンバック層6と
を有している。また、ラミネート層4の剥離性を適度に
調整するために、シート状基材2とラミネート層4との
間に予め離型層を形成することも可能である。
【0020】支持体となるシート状基材2としては、従
来公知の熱転写シートに用いられている基材フィルムを
何れも使用することができる。具体的には、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ポリプロ
ピレン、ポリカーボネート、セロハン、酢酸セルロー
ス、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リアミド、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、アイオノ
マー等のプラスチックフィルム等が挙げられる。また、
シート状基材2として、グラシン紙、コンデンサ紙、パ
ラフィン等の薄葉紙、或いはこれら複数種の積層体等で
あっても良い。特に、強度や耐熱性等の点で、ポリエチ
レンテレフタレートを用いることが好ましい。なお、こ
のシート状基材2の厚さは、強度及び耐熱性等が適切に
なるように使用する材料に応じて適宜変更可能である
が、3〜100μmであることが好ましい。
【0021】インク層領域3は、昇華型熱転写方式に使
用される従来公知のインクリボンと同様に構成すること
ができる。このインク層領域3に使用される染料として
は、この種のインクリボンの染料として使用されるもの
であれば何れも使用可能である。イエロー層3Yを形成
する具体的なイエロー系の染料としては、アゾ系、メチ
ン系、スチリル系、ピリドン・アゾ系等及びその混合系
が挙げられる。マゼンタ層3Mを形成する具体的なマゼ
ンタ系の染料としては、アゾ系、アントラキノン系、ス
チリル系、複素環系アゾ色素等及びその混合系が挙げら
れる。シアン層3Cを形成する具体的なシアン系の染料
としては、アントラキノン系、ナフトキノン系、複素環
系アゾ色素、インドアニリン系等及びその混合系が挙げ
られる。
【0022】また、インク層領域3中には、これら染料
の他、バインダー樹脂等が含有されている。バインダー
樹脂としては、この種の熱転写シートの熱転写染料層中
のバインダー樹脂として使用されるものであれば何れも
使用可能である。具体的なバインダー樹脂として、メチ
ルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロ
ース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリスチレン等のビニル系樹脂や各種ウ
レタン樹脂等が挙げられる。
【0023】なお、図1及び図2において、インク層領
域3として、イエロー層3Y、マゼンタ層3M及びシア
ン層3Cを面順次に形成した例を示したが、この他にブ
ラック等のインク層を形成しても良い。また、インク層
領域3は、任意の単一色のみにより構成されていても良
い。
【0024】ラミネート層4は、印画紙上に形成された
画像を覆うようにして当該画像を保護する保護層を形成
するために、形成される層である。すなわち、このラミ
ネート層4は、画像が形成された印画紙上に転写される
ことによって、当該印画紙上に保護層を形成する。
【0025】ラミネート層4に用いられる熱可塑性樹脂
としては、例えばメチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリスチレン等のビニル系樹脂、その他
各種ウレタン樹脂等を用いることができる。
【0026】また、ラミネート層4には、上述の樹脂の
他に、従来のラミネート層に用いられる添加剤等を使用
しても良い。例えば、形成された画像を紫外線から保護
するために、紫外線を遮断する機能を付与する従来公知
の紫外線吸収剤を使用しても良い。具体的な紫外線吸収
剤として、サリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾ
トリアゾール系、置換アクリロニトリル系、ニッケルキ
レート系、ヒンダードアミン系等が挙げられる。
【0027】上述のインク層領域3及びラミネート層4
を形成する各塗料に用いられる溶剤としては、扱い易さ
及びコストの点から、一般の有機溶剤が用いられるが、
特にメチルエチルケトン及びトルエンが好ましく用いら
れる。
【0028】ところで、このインクリボン1において
は、インク層領域3及びラミネート層4の含有する残留
溶剤量が60mg/m2以下とされている。それととも
に、ラミネート層4が含有する残留溶剤量を1としたと
き、インク層領域3が含有する残留溶剤量は、0.5〜
2の範囲とされている。
【0029】これにより、インク層領域3及びラミネー
ト層4からリボンバック層6に移行する残留溶剤量が減
少する。また、インク層領域3から移行する残留溶剤量
とラミネート層4から移行する残留溶剤量とが略同量と
なる。
【0030】インク層領域3及びラミネート層4の含有
する残留溶剤量が60mg/m2を上回ると、ジャンボ
ロール状態でリボンバック層6へ移行する残留溶剤量が
増加し、インクリボン1での保存のときにインク層領域
3の染料が大幅に減少してしまう。
【0031】ラミネート層4が含有する残留溶剤量を1
としたとき、インク層領域3が有する残留溶剤量が0.
5未満である場合には、ラミネート層4からリボンバッ
ク層6へ移行する残留溶剤量が、インク層領域3からリ
ボンバック層6へ移行する残留溶剤量を大幅に上回り、
印画ムラを発生させることとなる。一方、ラミネート層
4が含有する残留溶剤量を1としたときインク層領域3
が有する残留溶剤量が2を上回る場合には、ラミネート
層4からリボンバック層6へ移行する残留溶剤量が、イ
ンク層領域3からリボンバック層6へ移行する残留溶剤
量を大幅に下回り、印画ムラを発生させることとなる。
【0032】ところでラミネート層4及びインク層領域
3は、染料及び樹脂等を有機溶剤に溶解してなる塗料
を、シート状基材2の一主面上に塗布・乾燥されること
により形成される。そして、ラミネート層4は樹脂を主
成分としてなるため、インク層領域3と比較して、有機
溶剤が揮発し難いという性質を有する。すなわち、ラミ
ネート層4は、インク層領域3と比較して多量の残留溶
剤を含有することとなる。
【0033】インク層領域3及びラミネート層4が含有
する残留溶剤の量及び比を、上述のように規定するため
には、インクリボン1の製造工程におけるインク層領域
3及びラミネート層4の塗料の塗布・乾燥の条件を適宜
調節するようにする。例えば図3に示すように、先ず、
シート状基材2を矢印Aの方向へ送り、シート状基材2
の所定の領域にラミネート層4の塗料が塗布され、シー
ト状基材2がドライヤーゾーン10を通過することによ
り乾燥され、ラミネート層4が形成される。次に、シー
ト状基材2の所定の領域にイエロー層3Yの塗料が塗布
され、シート状基材2が再びドライヤーゾーン10を通
過することにより乾燥され、イエロー層3Yが形成され
る。同様に、マゼンタ層3M及びシアン層3Cの塗料が
塗布・乾燥されることにより、マゼンタ層3及びシアン
層3Cが形成される。このように、ラミネート層4は、
ドライヤーゾーン10を4回通過することになり、イン
ク層領域3を構成する各色よりもドライヤーゾーン10
を通過する回数が多くなる。すなわち、ラミネート層4
の残留溶剤を揮発させる工程を増やす方法が挙げられ
る。
【0034】インク層領域3及びラミネート層4が含有
する残留溶剤の量及び比を、上述のように規定するため
には、上述の方法の他、ラミネート層4がドライヤーゾ
ーン10を通過する時間を長くする方法、ドライヤーゾ
ーン10における乾燥温度を上げる方法等が挙げられ
る。
【0035】リボンバック層6は、耐熱性を有すること
でプリンタ装置の熱転写ヘッドからの熱がシート状基材
2に与える影響を低減させ、平滑性を有することで熱転
写ヘッドとの当たりを良好にし、滑性を有することで走
行安定性を付与するために配された層である。
【0036】リボンバック層6は、樹脂を主体としてな
る。特に、耐熱性を付与するためには、硬化性樹脂を用
いることが好ましい。具体的な硬化性樹脂として、ウレ
タン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂等が挙げられる。上記の硬化性樹脂の他、耐熱性の条
件によっては、熱可塑性樹脂を用いることも可能であ
る。リボンバック層6に滑性を付与するためには、例え
ばリン酸エステル型界面活性剤等の従来公知の各種滑剤
や、シリカ、アルミナ、樹脂粒子等の従来公知の各種充
填剤等を用いることができる。
【0037】ところで、上述のような構成のインクリボ
ン1を作製する際には、複数巻回してなるロール状のシ
ート状基材100を用いて、リボンバック層6、インク
層領域3、ラミネート層4等を順次形成する。すなわ
ち、ロール状に巻回されたシート状基材2を順次引き出
し、リボンバック層6を形成した後、再びシート状基材
2を巻回する。その後、リボンバック層6が形成された
シート状基材2を引き出し、インク層領域3及びラミネ
ート層4等を形成した後、再びシート状基材2をロール
状に巻回してなるジャンボロールとなる。次に、ジャン
ボロールからシート状基材2を順次引き出し、所定の長
さに裁断して巻回し、いわゆるパンケーキ状態となる。
最後に、パンケーキ状態からシート状基材2を引き出
し、巻芯部材に小巻し、インクリボン1を作製する。
【0038】すなわち、インクリボン1の作製工程にお
いては、ジャンボロール及び小巻後のインクリボン1の
状態で、シート状基材2はロール状に巻回されている。
このため、ジャンボロールの状態において、インク層領
域3及びラミネート層4とリボンバック層6とは接触し
て重ね合わせられている。このとき、インク層領域3及
びラミネート層4の残留溶剤がリボンバック層6に移行
する。そして、インクリボン1での保存時に、残留溶剤
を含有したリボンバック層6が、インク層領域3に作用
し、染料の減少及び印画ムラを引き起こすこととなる。
【0039】しかしながら、このインクリボン1におい
ては、インク層領域3及びラミネート層4の含有する残
留溶剤量が60mg/m2以下とされている。それとと
もに、ラミネート層4が含有する残留溶剤量を1とした
とき、インク層領域3が含有する残留溶剤量は、0.5
〜2の範囲とされている。このため、インク層領域3及
びラミネート層4からリボンバック層6へ移行する残留
溶剤の量が減少し、且つインク層領域3からリボンバッ
ク層6へ移行する残留溶剤量とラミネート層4からリボ
ンバック層6へ移行する残留溶剤量とが略同量となる。
【0040】つまり、リボンバック層6が含有する残留
溶剤量は少ないため、当該リボンバック層6がインク層
領域3と重ね合わされたとき、インク層領域3からの染
料の転写が起こりにくくなる。それとともに、リボンバ
ック層6は、移行された残留溶剤を部分的に偏りなく一
様に含有しているため、当該リボンバック層6がインク
層領域3と重ね合わされたとき、インク層領域3の染料
も同様に、偏りなく一様に転写されることとなる。
【0041】したがって、保存による染料の減少が防止
され、且つ印画ムラが生じないため、このインクリボン
1は本来の鮮明な色調及び正確な濃度を実現した画像を
形成することができる。
【0042】
【実施例】次に、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて述べる。
【0043】評価に用いるリボンバック層フィルム、シ
アンインク層フィルム、イエローインク層フィルム、ラ
ミネート層フィルムを以下のように作製した。
【0044】リボンバック層フィルムの作製 シート状基材として、厚さ6.0μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 商品名ルミラ
ー)を用いた。このポリエチレンテレフタレートフィル
ムの一主面上に、全面にわたって下記の組成からなるリ
ボンバック層塗工液をグラビアコート方式により塗工
後、55℃のオーブンにて5日間乾燥させ、リボンバッ
ク層フィルムを作製した。
【0045】 リボンバック層塗工液組成 ポリビニルアセタール系樹脂(電気化学工業(株)製 商品名デンカブチラール ♯3000K):5重量部 イソシアネート(日本ポリウレタン工業(株)製 商品名コロネートL):0. 5重量部 リン酸エステル(東邦化学(株)製 商品名フォスファノールGB520):2 0重量部 シリカ(日本シリカ工業(株)製 商品名Nipsil E−200A):0. 5重量部 メチルエチルケトン:37重量部 トルエン:37重量部
【0046】シアンインク層フィルムの作製 シート状基材として、厚さ6.0μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 商品名ルミラ
ー)を用いた。このポリエチレンテレフタレートフィル
ムの一主面上に、全面にわたって下記の組成からなるシ
アンインク層塗工液を乾燥後の厚さが1μmとなるよう
にバーコーターを用いて塗工後、オーブンにて100
℃、1分間乾燥させ、シアンインク層フィルムを作製し
た。
【0047】 シアンインク層塗工液組成 シアン染料(C.I.Solvent Blue63):100重量部 ポリビニルアセタール系樹脂(電気化学工業(株)製 商品名デンカブチラール ♯3000K):100重量部 メチルエチルケトン:900重量部 トルエン:900重量部
【0048】イエローインク層フィルムの作製 シート状基材として、厚さ6.0μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 商品名ルミラ
ー)を用いた。このポリエチレンテレフタレートフィル
ムの一主面上に、全面にわたって下記の組成からなるイ
エローインク層塗工液を乾燥後の厚さが1μmとなるよ
うにバーコーターを用いて塗工後、オーブンにて乾燥さ
せ、実施例1乃至実施例4、比較例1乃至比較例5のイ
エローインク層フィルムを作製した。
【0049】なお、イエローインク層塗工液中の溶剤組
成比率及びオーブンでの乾燥温度は、表1に示すとおり
にした。なお、表1において、MEKとはメチルエチル
ケトンを表し、TOLとはトルエンを表す。
【0050】 イエローインク層塗工液組成 イエロー染料(C.I.Disperse Yellow7):100重量部 ポリビニルアセタール系樹脂(電気化学工業(株)製 商品名デンカブチラール ♯3000K):100重量部 溶剤:1800重量部
【0051】
【表1】
【0052】ラミネート層フィルムの作製 シート状基材として、厚さ6.0μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ(株)製 商品名ルミラ
ー)を用いた。このポリエチレンテレフタレートフィル
ムの一主面上に、全面にわたって下記の組成からなるラ
ミネート層塗工液を乾燥後の厚さが1μmとなるように
バーコーターを用いて塗工後、オーブンにて1分間乾燥
させ、実施例1乃至実施例4、比較例1乃至比較例5の
ラミネート層フィルムを作製した。
【0053】なお、ラミネート層塗工液中の溶剤組成比
率及びオーブンでの乾燥温度は、表1に示すとおりにし
た。
【0054】 ラミネート層塗工液組成 PMMA樹脂(ポリメチルメタクリレート 藤倉化成(株)製 商品名MH10 1−5):100重量部 溶剤:900重量部 なお、上述のように作製したイエローインク層フィルム
及びラミネート層フィルムに含まれる残留溶剤量は、ガ
スクロマトグラフ(島津製作所(株)製 GC−200
0)により計測した。結果を表2に示す。
【0055】以上のように作製した実施例1乃至実施例
4、比較例1乃至比較例5のイエローインク層フィルム
と、実施例1乃至実施例4、比較例1乃至比較例5のラ
ミネート層フィルムとについて、以下に述べるようなプ
レス操作を行った。
【0056】先ず、実施例1のイエローインク層フィル
ムとリボンバック層フィルムとを、互いの塗工表面が接
触するように重ね合わせ、プレス機(小平製作所(株)
製PY−5E A型)を用いて5kg/cm2の圧力で
24時間加圧し、ジャンボロール保存状態の代替プレス
操作を行った。すなわち、実施例1のイエローインク層
フィルムの残留溶剤をリボンバック層へ移行させた。
【0057】次に、残留溶剤の移行したリボンバック層
フィルムとシアンインク層フィルムとを、互いの塗工表
面が接触するように重ね合わせ、プレス機を用いて5k
g/cm2の圧力で10日間加圧し、インクリボン長期
保存状態の代替プレス操作を行った。すなわち、シアン
インク層フィルムのシアン染料を、リボンバック層フィ
ルムへ転写させた。
【0058】以上のようなプレス操作を施されたシアン
インク層フィルムを、インクリボン(ソニー(株)製
UPC−8840)のシアンインク層フィルムと置換・
張り替えることによって、実施例1のイエロー層接触履
歴評価サンプルを作製した。
【0059】また、実施例2乃至実施例4、比較例1乃
至比較例5のイエローインク層フィルム、及び実施例1
乃至実施例4、比較例1乃至比較例5のラミネート層フ
ィルムについても、上述の操作と同様にジャンボロール
保存状態の代替プレス操作、インクリボン長期保存状態
の代替プレス操作等を行い、イエローインク層接触履歴
評価サンプル及びラミネート層接触履歴評価サンプルを
作製した。
【0060】以上のように作製されたイエロー層接触履
歴評価サンプル、ラミネート層接触履歴評価サンプル及
び未プレス処理シアンインク層フィルムについて、シア
ン色の画像の濃度を測定した。画像の濃度は、ビデオプ
リンタ(ソニー(株)製 UP−D8800)を用い
て、未プレス処理シアンインク層フィルムを印画した場
合に濃度が0.5になるエネルギーで、印画紙(ソニー
(株)製 UPC−8840)上に印画し、マクベス濃
度計RD.918(マクベス社製)を用いて測定した。
【0061】(1)保存性評価 イエロー層接触履歴評価サンプル及びラミネート層接触
履歴評価サンプルの印画濃度と未プレス処理シアンイン
ク層フィルムの印画濃度とを比較することにより、イエ
ローインク層フィルム及びラミネート層フィルムの含有
する残留溶剤が、ジャンボロール保存状態及びインクリ
ボン長期保存状態を経て、シアンインク層フィルムの染
料の減少に及ぼす影響を評価した。
【0062】未プレス処理シアンインク層フィルムの画
像濃度を100%としたときの、イエロー層接触履歴評
価サンプル及びラミネート層接触履歴評価サンプルの画
像濃度が95%以上の場合を○とし、95%未満の場合
を×と表した。結果を表2に示す。
【0063】(2)印画ムラ評価 イエロー層接触履歴評価サンプルの印画濃度とラミネー
ト層接触履歴評価サンプルの印画濃度の差の大小から、
イエローインク層フィルム及びラミネート層フィルムの
含有する残留溶剤の比が、ジャンボロール保存状態及び
インクリボン長期保存状態を経て、シアンインク層フィ
ルムより形成される画像の印画ムラに与える影響を評価
した。
【0064】イエロー層接触履歴評価サンプルの印画濃
度とラミネート層接触履歴評価サンプルの印画濃度との
差が、0.05未満である場合と○とし、0.05以上
である場合を×として表した。結果を表2に示す。
【0065】
【表2】
【0066】この表2からも明らかなように、イエロー
インク層フィルムの残留溶剤量及びラミネート層フィル
ムの残留溶剤量がともに60mg/m2以下であり、且
つラミネート層フィルムの残留溶剤量を1としたときイ
エローインク層の残留溶剤量が0.5〜2の範囲とされ
ている実施例1乃至実施例4では、イエローインク層接
触履歴サンプル及びラミネート層接触履歴サンプルの印
画濃度は良好な値であることから、優れた染料の保存性
を示すとともに、印画ムラも生じていないことがわか
る。
【0067】一方、イエローインク層フィルム及び/又
はラミネート層フィルムの残留溶剤量が60mg/m2
を上回る比較例1乃至比較例3では、ジャンボロール保
存時にリボンバック層へ移行する溶剤量が多いために、
インクリボン長期保存時に著しいリボンバック層への染
料の転写が起こり、良好な印画濃度を実現できないこと
がわかる。すなわち、染料の保存性に劣ることがわか
る。
【0068】また、ラミネート層フィルムの残留溶剤量
を1としたときイエローインク層の残留溶剤量が0.5
〜2の範囲を外れている比較例2乃至比較例5では、ラ
ミネート層フィルムの残留溶剤量とイエローインク層フ
ィルムの残留溶剤量との差が大きいために、リボンバッ
ク層へ移行する溶剤量にも差を生じることになる。すな
わち、イエロー層接触履歴評価サンプルとラミネート層
接触履歴評価サンプルとでは、染料の減少量も異なって
くる。したがって、イエロー層接触履歴評価サンプルの
印画濃度とラミネート層接触履歴評価サンプルの印画濃
度とに差が生じ、印画ムラが生じていることがわかる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、インク層及びラミネート層がリボンバック
層と重ね合わせられたとき、インク層及びラミネート層
からリボンバック層へ移行する残留溶剤量が減少する。
このため、再びインク層及びラミネート層とリボンバッ
ク層とが重ね合わせられたとき、インク層からリボンバ
ック層へ転写される染料の量が減少する。また、インク
層及びラミネート層がリボンバック層と重ね合わせられ
たとき、インク層及びラミネート層からリボンバック層
へ移行する残留溶剤量が略同量となる。このため、再び
インク層及びラミネート層とリボンバック層とが重ね合
わせられたとき、リボンバック層の接触履歴にかかわら
ず、インク層からリボンバック層へ転写される染料の量
は略同量となる。これにより、保存によるインク層の染
料の減少が抑えられるとともに、保存によるインク層の
染料の減少は、部分的に偏りなく一様となる。したがっ
て、本発明によれば、保存性に優れ、印画ムラのない画
像の形成を実現するセルフラミネート型熱転写シートを
提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインクリボンの要部概略断面図
である。
【図2】本発明にかかるインクリボンの要部概略平面図
である。
【図3】ラミネート層、イエロー層、マゼンタ層及びシ
アン層を形成する工程を説明するための図である。
【図4】従来のインクリボンの斜視図である。
【図5】ジャンボロール保存状態を説明するための断面
図でる。
【図6】インクリボン保存状態を説明するための断面図
である。
【図7】従来の保存後のシアン層をベタ印画することに
よって形成される、画像の平面図である。
【符号の説明】
1 インクリボン、2 シート状基材、3 インク層領
域、3Y イエロー層、3M マゼンタ層、3C シア
ン層、4 ラミネート層、5 センサーマーク、6 リ
ボンバック層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムと、 上記基材フィルムの一主面上に形成され、熱転写により
    被転写体に画像を形成するインク層と、 上記基材フィルムの一主面上に形成され、上記被転写体
    上に形成された上記画像上に画像保護フィルムを形成す
    るラミネート層とを備え、 上記インク層及び上記ラミネート層が含有する有機溶剤
    量は、それぞれ60mg/m2以下であり、 上記ラミネート層が含有する有機溶剤量を1としたと
    き、上記インク層が含有する有機溶剤量は0.5〜2の
    範囲であることを特徴とするセルフラミネート型熱転写
    シート。
  2. 【請求項2】 上記基材フィルムの他主面上に、リボン
    バック層が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のセルフラミネート型熱転写シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015016603A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 凸版印刷株式会社 熱転写シート

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