JP2001105646A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2001105646A
JP2001105646A JP29212499A JP29212499A JP2001105646A JP 2001105646 A JP2001105646 A JP 2001105646A JP 29212499 A JP29212499 A JP 29212499A JP 29212499 A JP29212499 A JP 29212499A JP 2001105646 A JP2001105646 A JP 2001105646A
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JP29212499A
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Katsumune Hayashi
克宗 林
Hiroyuki Furuyama
浩之 古山
Koichi Yamada
孝一 山田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2139Compensation for malfunctioning nozzles creating dot place or dot size errors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドット切れの発生による印字品質の低下を防
止することができるサーマルプリンタを得ることであ
る。 【解決手段】 印字回数記憶手段によって更新記憶され
たサーマルヘッドの発熱素子単位での印字回数が発熱素
子の寿命印字回数を超えている場合には、その寿命印字
回数を超えた発熱素子の両隣の発熱素子に対してドット
印字の際に通常より高いエネルギーを印加する。これに
より、ドット切れのおそれがある寿命印字回数を超えた
発熱素子の両隣の発熱素子により印字されるドットD1
の大きさを印加エネルギーを高くした分だけ大きくする
ことができるので、ドット切れのおそれがある発熱素子
による印字部分をその両隣の発熱素子による印字によっ
て補うことで、印字品質の低下を防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の発熱素子の
選択的な発熱によって感熱記録方式の印字を行うサーマ
ルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノンインパクト方式のプリンタの
一種として、感熱記録方式の印字を行うサーマルプリン
タと称するものが存する。このサーマルプリンタは、サ
ーマルヘッドにライン状に配列された多数の発熱素子を
選択的に発熱させ、例えば感熱紙を直接発色させること
によりドットを形成し、このドットの選択的な集合によ
って所定の印字を行う構造のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、サーマルヘ
ッドの発熱素子は劣化することがあり、このように劣化
してしまった場合には、印字の際にいわゆるドット切れ
(ドット抜け)が発生してしまう。また、ライン状に配
列された多数の発熱素子は、その配列場所によって印字
する頻度が必ずしも同じではないので、前もってドット
切れ(ドット抜け)が発生する発熱素子を予測すること
は困難になっている。
【0004】このように、ドット切れ(ドット抜け)が
発生した場合には、空白ラインが生じてしまい、印字品
質が低下してしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、ドット切れの発生による
印字品質の低下を防止することができるサーマルプリン
タを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
多数の発熱素子をライン状に配列し、それらの各発熱素
子をエネルギーの印加によって選択的に駆動させて記録
媒体にドット印字するサーマルヘッドと、このサーマル
ヘッドの前記発熱素子単位での駆動回数に基づいて印字
回数を更新記憶する印字回数記憶手段と、この印字回数
記憶手段によって更新記憶された前記印字回数が寿命印
字回数を超えているか否かを各発熱素子について判断す
る寿命発熱素子検出手段と、この寿命発熱素子検出手段
によって前記発熱素子の寿命印字回数を超えていると判
断された前記発熱素子の両隣の前記発熱素子をドット印
字の際に駆動する場合、通常より高いエネルギーを印加
する高エネルギー印加手段と、を備える。
【0007】したがって、印字回数記憶手段によって更
新記憶されたサーマルヘッドの発熱素子単位での印字回
数が発熱素子の寿命印字回数を超えている場合には、そ
の寿命印字回数を超えた発熱素子の両隣の発熱素子に対
してドット印字の際に通常より高いエネルギーが印加さ
れる。これにより、ドット切れのおそれがある寿命印字
回数を超えた発熱素子の両隣の発熱素子により印字され
るドットの大きさが印加エネルギーを高くした分だけ大
きくなるので、ドット切れのおそれがある発熱素子によ
る印字部分をその両隣の発熱素子による印字によって補
うことで、印字品質の低下を防止することが可能にな
る。
【0008】請求項2記載の発明は、多数の発熱素子を
ライン状に配列し、それらの各発熱素子をエネルギーの
印加によって選択的に駆動させて記録媒体にドット印字
するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの各発熱素
子にドット切れが生じているか否かを検出するドット切
れ発熱素子検出手段と、このドット切れ発熱素子検出手
段によってドット切れが検出された前記発熱素子の両隣
の前記発熱素子をドット印字の際に駆動する場合、通常
より高いエネルギーを印加する高エネルギー印加手段
と、を備える。
【0009】したがって、ドット切れが生じているサー
マルヘッドの発熱素子がドット切れ発熱素子検出手段に
よって検出された場合には、そのドット切れを生じた発
熱素子の両隣の発熱素子に対してドット印字の際に通常
より高いエネルギーが印加される。これにより、ドット
切れを生じた発熱素子の両隣の発熱素子により印字され
るドットの大きさが印加エネルギーを高くした分だけ大
きくなるので、ドット切れが生じた発熱素子による印字
部分をその両隣の発熱素子による印字によって補うこと
で、印字品質の低下を防止することが可能になる。
【0010】請求項3記載の発明は、多数の発熱素子を
ライン状に配列し、それらの各発熱素子をエネルギーの
印加によって選択的に駆動させて記録媒体にドット印字
するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの前記発熱
素子単位での駆動回数に基づいて印字回数を更新記憶す
る印字回数記憶手段と、この印字回数記憶手段によって
更新記憶された前記印字回数が前記発熱素子の寿命印字
回数を超えているか否かを各発熱素子について判断する
寿命発熱素子検出手段と、前記サーマルヘッドの各発熱
素子にドット切れが生じているか否かを検出するドット
切れ発熱素子検出手段と、このドット切れ発熱素子検出
手段によってドット切れが検出された前記発熱素子の両
隣の前記発熱素子または前記寿命発熱素子検出手段によ
って前記発熱素子の寿命印字回数を超えていると判断さ
れた前記発熱素子の両隣の前記発熱素子をドット印字の
際に駆動する場合、通常より高いエネルギーを印加する
高エネルギー印加手段と、を備える。
【0011】したがって、印字回数記憶手段によって更
新記憶されたサーマルヘッドの発熱素子単位での印字回
数が発熱素子の寿命印字回数を超えている場合、また
は、ドット切れが生じているサーマルヘッドの発熱素子
がドット切れ発熱素子検出手段によって検出された場合
には、その発熱素子の両隣の発熱素子に対してドット印
字の際に通常より高いエネルギーが印加される。これに
より、ドット切れのおそれがある寿命印字回数を超えた
発熱素子、または、ドット切れを生じた発熱素子の両隣
の発熱素子により印字されるドットの大きさが印加エネ
ルギーを高くした分だけ大きくなるので、ドット切れの
おそれがある発熱素子、または、ドット切れが生じた発
熱素子による印字部分をその両隣の発熱素子による印字
によって補うことで、印字品質の低下を防止することが
可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図8に基づいて説明する。本実施の形態のサーマルプ
リンタは、商品販売登録データ処理装置であるPOS
(Point of Sales:販売時点管理)端末等で利用される
レシートプリンタに適用されている。
【0013】ここで、図1はレシートプリンタ1の構造
を概略的に示す側面図である。図1に示すように、レシ
ートプリンタ1には、ローラ状のプラテンローラ2が設
けられており、このプラテンローラ2にはサーマルヘッ
ド3が押圧バネ4により付勢されて圧接されている。こ
のサーマルヘッド3は、プラテンローラ2に対向接触す
る部分に多数の発熱素子3a(図3参照)をライン方向
(記録媒体の搬送方向に対して直交する方向)に一列に
配列している。詳細については後述するが、このような
サーマルヘッド3においては、それらの発熱素子3aの
ヘッド抵抗値の仕様が適用されるPOS端末等の仕様に
応じて選択可能とされている。そして、このプラテンロ
ーラ2とサーマルヘッド3との間には、記録媒体である
感熱紙5が挿通されている。また、プラテンローラ2に
は、複数個の歯車による減速機構6を介在させて紙送り
機構を構成するパルスモータ7が連結されている。
【0014】次に、レシートプリンタ1に内蔵された各
部の電気的接続について図2を参照して説明する。図2
に示すように、レシートプリンタ1には、全体の制御を
受け持つCPU8が設けられている。このCPU8のI
/Oポート(図示せず)には、サーマルヘッド駆動回路
9を介してサーマルヘッド3が接続されている。このサ
ーマルヘッド3は、CPU8からの印字データ(DAT
A)、印字動作の基本信号であるクロック信号(CLO
CK)、ストローブ信号(STROBE)、印字に際し
ての印字データのラッチに用いられるラッチ信号(LA
CH)、サーマルヘッド3の蓄熱による温度上昇を制限
するための履歴制御を行う複数のゲート信号(GAT
E)の各信号に基づき駆動される。
【0015】ここで、図3はサーマルヘッド駆動回路9
の構成を示す回路図である。図3に示すように、本実施
の形態においては、印字データ(DATA)及びストロ
ーブ信号(STROBE)はそれぞれ2系統を有してお
り、印字データ(DATA)は異常時印字データ(DA
TA1)及び通常時印字データ(DATA2)とされ、
ストローブ信号(STROBE)は異常時ストローブ信
号(STROBE1)及び通常時ストローブ信号(ST
ROBE2)とされている。ここで、異常時ストローブ
信号(STROBE1)の通電パルス幅と通常時ストロ
ーブ信号(STROBE2)の通電パルス幅との関係
は、 STROBE1の通電パルス幅>STROBE2の通電
パルス幅 である。
【0016】また、発熱素子3aが例えば512個配列
されたサーマルヘッド3には、印字データ(DATA)
に基づいて選択的にジュール発熱させる複数のドライバ
IC(IC1〜IC8)が備えられている。各ドライバ
IC(IC1〜IC8)は、印字データ(DATA)を
記憶するための64ビット長のシフトレジスタ、印字デ
ータラッチのためのラッチ回路等で構成されている。こ
のような各ドライバIC(IC1〜IC8)には、印字
データ(DATA)、クロック信号(CLOCK)、ラ
ッチ信号(LACH)、ゲート信号(GATE)がそれ
ぞれ入力する構成とされている。各ドライバIC(IC
1〜IC8)と対応する各64個の発熱素子3aとの間
には、アンドゲートANDやオアゲートOR等からなる
論理回路が設けられており、各ドライバIC(IC1〜
IC8)は、ラッチ回路にラッチされている印字データ
(DATA)をストローブ信号(STROBE)に応じ
て出力し、対応する各64個の発熱素子3aを通電駆動
することになる。より具体的には、異常時印字データ
(DATA1)のみが入力された場合には異常時ストロ
ーブ信号(STROBE1)に応じて発熱素子3aが通
電駆動され、通常時印字データ(DATA2)のみが入
力された場合には通常時ストローブ信号(STROBE
2)に応じて発熱素子3aが通電駆動され、異常時印字
データ(DATA1)と通常時印字データ(DATA
2)とが同時に入力された場合には異常時ストローブ信
号(STROBE1)に応じて発熱素子3aが通電駆動
されることになる。これにより、感熱紙5に対する2種
類のストローブ信号(STROBE)に基づく印字を1
ライン中で併せて行うことが可能になっている。
【0017】加えて、サーマルヘッド3のヘッド基板
(図示せず)にはサーミスタTが取り付けられており、
このサーミスタTによる検出信号(ヘッド温度情報)は
A/D変換器10を介してデジタル値としてCPU8の
I/Oポートに取り込まれるように接続されている。
【0018】また、CPU8には、データバス、アドレ
スバス等のバスラインを介してROM11,RAM12
及びキャラクタジェネレータ用ROM13が接続されて
いる。ROM11は制御プログラム等の固定的なデータ
を格納したものであり、RAM12は可変的なデータを
一時的に書き換え自在に格納したものである。
【0019】続いて、ROM11について説明する。こ
こで、図4はROM11中の記憶エリアを示す説明図で
ある。図4に示すように、ROM11には、制御プログ
ラム等を格納するプログラム記憶エリア11a、サーマ
ルヘッド3のヘッド抵抗値ランクテーブル14(図5参
照)等を格納するテーブルその他の記憶エリア11b、
サーミスタ値別ヘッド通電テーブル11cをヘッド抵抗
値ランク別に格納するサーミスタ値別ヘッド通電テーブ
ル記憶エリア11dが確保されている。ここで、図5は
ヘッド抵抗値ランクテーブル14を示す説明図である。
図5に示すように、テーブルその他の記憶エリア11b
に格納されているヘッド抵抗値ランクテーブル14は、
ヘッド抵抗値の範囲を1〜16なる16段階のランクに
渡って用意したものである。何れのヘッド抵抗値ランク
を使用するかはジャンパ(図示せず)によって予め設定
される。
【0020】また、ROM11のサーミスタ値別ヘッド
通電テーブル11cは、サーミスタTにより検出された
温度情報に対応するサーマルヘッド3の発熱素子3aへ
の2種類分(異常時ストローブ信号(STROBE1)
及び通常時ストローブ信号(STROBE2))の通電
パルス幅が予め設定されたものであり、ヘッド抵抗値ラ
ンク1〜16の16段階分のテーブルが用意されてい
る。図4(b)に、例えばランク1のサーミスタ値別ヘ
ッド通電テーブル11cの設定内容の一例を模式的に例
示する。温度ランク0〜Fに示す各ヘッド温度範囲別に
設定される異常時の通電パルス幅及び通常時の通電パル
ス幅の各通電幅データは、ヘッド温度に対して反比例す
るように設定されている。このように設定することによ
り、サーマルヘッド3の温度変動によって印字濃度にム
ラが発生しにくくなっている。
【0021】次に、RAM12について説明する。ここ
で、図6はRAM12中の記憶エリアを示す説明図であ
る。図6に示すように、RAM12には、サーマルヘッ
ド3のヘッド抵抗値ランクに対応したサーミスタ値別ヘ
ッド通電テーブル11cを展開するエリア12a、文字
データを一時格納する印字バッファ12b、この印字バ
ッファ12bに格納した文字データを印字データとして
1ライン分ドット展開する編集バッファ12c、ポイン
タエリア12d、フラグエリア12e、発熱素子寿命印
字回数記憶エリア12f等が確保されている。発熱素子
寿命印字回数記憶エリア12fは、サーマルヘッド3の
発熱素子3aの平均的な寿命印字回数を予め記憶するエ
リアである。
【0022】さらに、図2に示すように、CPU8に
は、不揮発性のRAMであるカウントメモリ15が接続
されている。このカウントメモリ15は、サーマルヘッ
ド3の発熱素子3aの数(例えば512個)分のカウン
タを有しており、編集バッファ12cにドット展開され
た1ライン分の印字データに基づいて対応する発熱素子
3aの印字回数をそれぞれ更新記憶するものである。
【0023】加えて、CPU8には、プラテンローラ2
を駆動して感熱紙5を搬送するためのパルスモータ7が
ドライバIC16を介して接続されている。
【0024】このような構成において、ROM11に格
納された制御プログラムに基づくCPU8による印字動
作の制御を図7に示すフローチャートを参照して説明す
る。図7に示すように、印字処理は、まずステップS1
において、ドット切れ検出処理を実行する。ドット切れ
検出処理は、例えば、サーマルヘッド3の各発熱素子3
aが劣化してくると抵抗値が上昇するので、一定電圧の
下に検出される各発熱素子3aの電流値に基づいて抵抗
値を検出し、発熱素子3aの抵抗値が一定の抵抗値以上
であればドット切れとして検出するものとする。ここ
に、ドット切れ発熱素子検出手段の機能が実行される。
【0025】次に、ジャンパによって設定されたサーマ
ルヘッド3のヘッド抵抗値ランクを読み取ってヘッドラ
ンクを判別し(ステップS2)、ROM11のサーミス
タ値別ヘッド通電テーブル記憶エリア11dから該当す
るヘッドランクのサーミスタ値別ヘッド通電テーブル1
1cをRAM12のサーミスタ値別ヘッド通電テーブル
展開エリア12aに展開して設定する(ステップS
3)。例えば、サーマルヘッド3のヘッド抵抗値ランク
がランク1であれば、図4(b)に示したような情報が
サーミスタ値別ヘッド通電テーブル展開エリア12aに
展開されて設定される。
【0026】続くステップS4においては、サーマルヘ
ッド3のヘッド基板に取り付けられたサーミスタTによ
ってヘッド温度を検出し、RAM12のサーミスタ値別
ヘッド通電テーブル展開エリア12aに設定されている
サーミスタ値別ヘッド通電テーブル11cを参照してサ
ーミスタTによって検出したヘッド温度が含まれている
温度ランクに対応した異常時及び通常時の通電パルス幅
を読み込み、それらの通電パルス幅を異常時ストローブ
信号(STROBE1)及び通常時ストローブ信号(S
TROBE2)としてそれぞれ出力する。
【0027】ステップS5においては、例えば外部機器
より送信されて印字バッファ12bに記憶されている文
字データが1ライン毎にキャラクタジェネレータ用RO
M13を参照して編集バッファ12cに順にドット展開
され、通常時印字データ(DATA2)が生成される。
【0028】また、続くステップS6においては、ステ
ップS5で生成された通常時印字データ(DATA2)
に基づいて対応するサーマルヘッド3の各発熱素子3a
の印字回数をカウントメモリ15において記憶更新す
る。ここに、印字回数記憶手段の機能が実行される。
【0029】続くステップS7では、ステップS1での
ドット切れ検出処理においてドット切れの発熱素子3a
が検出されたか否かが判断され、ステップS8では、カ
ウントメモリ15に記憶されている各発熱素子3aの印
字回数の中にRAM12の発熱素子寿命印字回数記憶エ
リア12fに記憶された寿命印字回数を超えたものが有
るか否かが判断される。ここに、寿命発熱素子検出手段
の機能が実行される。
【0030】ドット切れの発熱素子3aは検出されず
(ステップS7のN)、寿命印字回数を超えた発熱素子
3aも無い場合には(ステップS8のN)、そのままス
テップS9に進む。ステップS9では、1ライン分の通
常時印字データ(DATA2)を出力することにより、
通常時印字データ(DATA2)が出力されたサーマル
ヘッド3の各発熱素子3aがそれぞれ通常時ストローブ
信号(STROBE2)の通電パルス幅だけ駆動される
とともに、感熱紙5がパルスモータ7の駆動によって紙
送りされる。これにより、感熱紙5への印字が行われ
る。
【0031】一方、ドット切れの発熱素子3aが検出さ
れているか(ステップS7のY)、または、寿命印字回
数を超えた発熱素子3aが有る場合には(ステップS8
のY)、ステップS10に進む。ステップS10では、
ドット切れまたは寿命印字回数を超えた発熱素子3aの
両隣の発熱素子3aに対応するデータを抽出し、異常時
印字データ(DATA1)を生成する。
【0032】その後ステップS9に進み、1ライン分の
異常時印字データ(DATA1)と通常時印字データ
(DATA2)とをそれぞれ出力することにより、異常
時印字データ(DATA1)又は通常時印字データ(D
ATA2)が出力されたサーマルヘッド3の各発熱素子
3aがそれぞれ異常時ストローブ信号(STROBE
1)又は通常時ストローブ信号(STROBE2)の通
電パルス幅だけ駆動されるとともに、感熱紙5がパルス
モータ7の駆動によって紙送りされる。これにより、感
熱紙5への印字が行われる。
【0033】なお、異常時印字データ(DATA1)は
通常時印字データ(DATA2)と同一の発熱素子3a
に出力されるが、 STROBE1>STROBE2 であることから、異常時ストローブ信号(STROBE
1)に基づく異常時印字データ(DATA1)が通常時
ストローブ信号(STROBE2)に基づく通常時印字
データ(DATA2)に重なって発色することになる。
つまり、ドット切れの発熱素子3aまたは寿命印字回数
を超えた発熱素子3aが存在する場合には、その発熱素
子3aの両隣の発熱素子3aに対する通電パルス幅を長
く制御して印加エネルギーを高くすることにより、図8
に示すように、ドット切れまたは寿命印字回数を超えた
発熱素子3aの両隣の発熱素子3aにより印字されるド
ットD1の大きさを印加エネルギーを高くした分だけ他
の発熱素子3aにより印字されるドットD2より大きく
することができる。したがって、ドット切れの発熱素子
3aによる印字部分をその両隣の発熱素子3aによる印
字によって補うことで、発熱素子3aのドット切れに伴
う空白ラインである各ドット間の隙間Xを減少させるこ
とが可能になるので、印字品質の低下を防止することが
できる。ここに、高エネルギー印加手段の機能が実行さ
れる。
【0034】ステップS5〜S10の処理は、印字バッ
ファ12bに記憶されている文字データが全て印字され
る迄(ステップS11のY)、繰り返される。印字バッ
ファ18bに記憶されている文字データが全て印字され
た場合には(ステップS11のY)、印字処理が終了す
る。
【0035】なお、本実施の形態においては寿命発熱素
子検出手段とドット切れ発熱素子検出手段との両方を実
行するようにしたが、これに限るものではなく、いずれ
か一方のみを実行するようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、多数の発
熱素子をライン状に配列し、それらの各発熱素子をエネ
ルギーの印加によって選択的に駆動させて記録媒体にド
ット印字するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの
前記発熱素子単位での駆動回数に基づいて印字回数を更
新記憶する印字回数記憶手段と、この印字回数記憶手段
によって更新記憶された前記印字回数が寿命印字回数を
超えているか否かを各発熱素子について判断する寿命発
熱素子検出手段と、この寿命発熱素子検出手段によって
前記発熱素子の寿命印字回数を超えていると判断された
前記発熱素子の両隣の前記発熱素子をドット印字の際に
駆動する場合、通常より高いエネルギーを印加する高エ
ネルギー印加手段と、を備え、印字回数記憶手段によっ
て更新記憶されたサーマルヘッドの発熱素子単位での印
字回数が発熱素子の寿命印字回数を超えている場合に
は、その寿命印字回数を超えた発熱素子の両隣の発熱素
子に対してドット印字の際に通常より高いエネルギーを
印加することにより、ドット切れのおそれがある寿命印
字回数を超えた発熱素子の両隣の発熱素子により印字さ
れるドットの大きさを印加エネルギーを高くした分だけ
大きくすることができるので、ドット切れのおそれがあ
る発熱素子による印字部分をその両隣の発熱素子による
印字によって補うことで、印字品質の低下を防止するこ
とができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、多数の発熱
素子をライン状に配列し、それらの各発熱素子をエネル
ギーの印加によって選択的に駆動させて記録媒体にドッ
ト印字するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの各
発熱素子にドット切れが生じているか否かを検出するド
ット切れ発熱素子検出手段と、このドット切れ発熱素子
検出手段によってドット切れが検出された前記発熱素子
の両隣の前記発熱素子をドット印字の際に駆動する場
合、通常より高いエネルギーを印加する高エネルギー印
加手段と、を備え、ドット切れが生じているサーマルヘ
ッドの発熱素子がドット切れ発熱素子検出手段によって
検出された場合には、そのドット切れを生じた発熱素子
の両隣の発熱素子に対してドット印字の際に通常より高
いエネルギーを印加することにより、ドット切れを生じ
た発熱素子の両隣の発熱素子により印字されるドットの
大きさを印加エネルギーを高くした分だけ大きくするこ
とができるので、ドット切れが生じた発熱素子による印
字部分をその両隣の発熱素子による印字によって補うこ
とで、印字品質の低下を防止することができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、多数の発熱
素子をライン状に配列し、それらの各発熱素子をエネル
ギーの印加によって選択的に駆動させて記録媒体にドッ
ト印字するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの前
記発熱素子単位での駆動回数に基づいて印字回数を更新
記憶する印字回数記憶手段と、この印字回数記憶手段に
よって更新記憶された前記印字回数が前記発熱素子の寿
命印字回数を超えているか否かを各発熱素子について判
断する寿命発熱素子検出手段と、前記サーマルヘッドの
各発熱素子にドット切れが生じているか否かを検出する
ドット切れ発熱素子検出手段と、このドット切れ発熱素
子検出手段によってドット切れが検出された前記発熱素
子の両隣の前記発熱素子または前記寿命発熱素子検出手
段によって前記発熱素子の寿命印字回数を超えていると
判断された前記発熱素子の両隣の前記発熱素子をドット
印字の際に駆動する場合、通常より高いエネルギーを印
加する高エネルギー印加手段と、を備え、印字回数記憶
手段によって更新記憶されたサーマルヘッドの発熱素子
単位での印字回数が発熱素子の寿命印字回数を超えてい
る場合、または、ドット切れが生じているサーマルヘッ
ドの発熱素子がドット切れ発熱素子検出手段によって検
出された場合には、その発熱素子の両隣の発熱素子に対
してドット印字の際に通常より高いエネルギーを印加す
ることにより、ドット切れのおそれがある寿命印字回数
を超えた発熱素子、または、ドット切れを生じた発熱素
子の両隣の発熱素子により印字されるドットの大きさを
印加エネルギーを高くした分だけ大きくすることができ
るので、ドット切れのおそれがある発熱素子、または、
ドット切れが生じた発熱素子による印字部分をその両隣
の発熱素子による印字によって補うことで、印字品質の
低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のレシートプリンタの構
造を概略的に示す側面図である。
【図2】レシートプリンタに内蔵された各部の電気的接
続を示すブロック図である。
【図3】サーマルヘッド駆動回路の構成を示す回路図で
ある。
【図4】ROM中の記憶エリアを示す説明図である。
【図5】ヘッド抵抗値ランクテーブルを示す説明図であ
る。
【図6】RAM中の記憶エリアを示す説明図である。
【図7】印字処理の流れを概略的に示すフローチャート
である。
【図8】ドット印字の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 サーマルヘッド 3a 発熱素子 5 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 孝一 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 東芝テ ック株式会社大仁事業所内 Fターム(参考) 2C066 AA03 AA14 AA16 AC01 BC02 BC03 BC06 BC14 CC01 CC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱素子をライン状に配列し、そ
    れらの各発熱素子をエネルギーの印加によって選択的に
    駆動させて記録媒体にドット印字するサーマルヘッド
    と、 このサーマルヘッドの前記発熱素子単位での駆動回数に
    基づいて印字回数を更新記憶する印字回数記憶手段と、 この印字回数記憶手段によって更新記憶された前記印字
    回数が寿命印字回数を超えているか否かを各発熱素子に
    ついて判断する寿命発熱素子検出手段と、 この寿命発熱素子検出手段によって前記発熱素子の寿命
    印字回数を超えていると判断された前記発熱素子の両隣
    の前記発熱素子をドット印字の際に駆動する場合、通常
    より高いエネルギーを印加する高エネルギー印加手段
    と、を備えるサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 多数の発熱素子をライン状に配列し、そ
    れらの各発熱素子をエネルギーの印加によって選択的に
    駆動させて記録媒体にドット印字するサーマルヘッド
    と、 このサーマルヘッドの各発熱素子にドット切れが生じて
    いるか否かを検出するドット切れ発熱素子検出手段と、 このドット切れ発熱素子検出手段によってドット切れが
    検出された前記発熱素子の両隣の前記発熱素子をドット
    印字の際に駆動する場合、通常より高いエネルギーを印
    加する高エネルギー印加手段と、を備えるサーマルプリ
    ンタ。
  3. 【請求項3】 多数の発熱素子をライン状に配列し、そ
    れらの各発熱素子をエネルギーの印加によって選択的に
    駆動させて記録媒体にドット印字するサーマルヘッド
    と、 このサーマルヘッドの前記発熱素子単位での駆動回数に
    基づいて印字回数を更新記憶する印字回数記憶手段と、 この印字回数記憶手段によって更新記憶された前記印字
    回数が前記発熱素子の寿命印字回数を超えているか否か
    を各発熱素子について判断する寿命発熱素子検出手段
    と、 前記サーマルヘッドの各発熱素子にドット切れが生じて
    いるか否かを検出するドット切れ発熱素子検出手段と、 このドット切れ発熱素子検出手段によってドット切れが
    検出された前記発熱素子の両隣の前記発熱素子または前
    記寿命発熱素子検出手段によって前記発熱素子の寿命印
    字回数を超えていると判断された前記発熱素子の両隣の
    前記発熱素子をドット印字の際に駆動する場合、通常よ
    り高いエネルギーを印加する高エネルギー印加手段と、
    を備えるサーマルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045121A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Tohoku Ricoh Co Ltd 部品交換時期延長方法、製版装置、印刷装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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