JP2001104846A - 塗装方法と塗装装置 - Google Patents

塗装方法と塗装装置

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JP2001104846A
JP2001104846A JP29069399A JP29069399A JP2001104846A JP 2001104846 A JP2001104846 A JP 2001104846A JP 29069399 A JP29069399 A JP 29069399A JP 29069399 A JP29069399 A JP 29069399A JP 2001104846 A JP2001104846 A JP 2001104846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン終端の塗装ガンGを間欠作動させて塗
装するにおいて、オーバースプレー等を防止して塗装品
質を向上すると共に、内部印加方式の静電塗装方法が適
用し易く、その上、多色塗料の色替え塗装の塗装生産性
の向上と有害工場廃棄物の低減を図る塗装方法と塗装装
置を提供する。 【解決手段】 ライン始端の塗料槽Tから塗料をポンプ
送出してライン終端の塗装ガンGを間欠作動させて塗装
するにおいて、塗料槽T側の正送・逆送ポンプ2と塗装
ガンG直前の「塗装ガンGのワンショット分の塗料のみ
を受け入れるポンプキャビティーからなるプランジャー
型の間欠送出ポンプ3」の二連装配設にすると共に、そ
の2個のポンプ間を正逆送ホースHで連結した構造に成
し、間欠送出ポンプ3の作動によって塗装ガンGをワン
ショット作動させると共に、その塗装中に正送・逆送ポ
ンプ2を逆転させて正逆送ホースH内の塗料を吸い出し
て真空形態にしてクリーニングし、以下その作動を反復
する塗装装置1と塗装方法が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車ボデ
ィーの塗装ラインにおいて、塗料送出ラインの端末の塗
装ガンを間欠作動させて、順送されてくる自動車ボディ
ーを順次塗装する塗装方法と塗装装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディーの上塗り塗装ラインは
(図5参照)、10色以上30色にも及ぶ多色の上塗り
塗料を択一変換して塗装するので、色別の塗料を送出す
る一次送出ラインL1・L2・L3…を並設した端末に
「特許第1822017号として公知の塗料変換ユニッ
ト5」を設けると共に、その塗料変換ユニット5に続い
て設けた送出ポンプ31とロボットアームR上の塗装ガ
ンGを長大な塗料ホース30で連結した塗装装置を用
い、塗料変換ユニット5で択一した特定色の塗料を塗装
ガンGに送出して順次色替え塗装する形態の多色塗料の
色替え塗装方法と塗装装置が普及しており、最新のもの
として特許第2931900号の公知例がある。
【0003】一方、前記の多色塗料の色替え塗装や単色
塗料による工業製品の塗装方法は、公害防止の見地から
水溶性塗料による静電塗装方法を採択するケースが増加
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の塗装方法
・塗装装置で多色塗料の色替え塗装をする場合は、塗装
ガンG前の長大な塗料ホース30に残存した前回色塗料
の除去クリーニングに長い時間を要し、かつ、塗料の無
駄消費と有機溶剤洗浄剤による有害な工場廃棄物を発生
する。そして、送出ポンプ31として正送・逆送ピスト
ンポンプを用いて、その残存前回色塗料を逆送吸い出し
する前記特許第2931900号のものでも、その塗料
吸い出しと吸い出し後のホース内クリーニングに時間が
かかるので、塗料の色替え時のロスタイムが長くなって
塗装生産性の低下をもたらす難点がある。
【0005】そして、従来の塗装方法・塗装装置では、
例えば自動車ボディーのコーナー曲面部分・平面部分等
の被塗面の条件変化に応じて塗装ガンの塗料射出量を微
妙に変化させる塗料制御を、塗装ガンから遠く離れた送
出ポンプの送出量制御によって行うので、その塗料制御
が高精度にならずオーバースプレーやスプレー不足を生
じ易い塗装品質上の難点がある。
【0006】さらに、静電塗装の場合は、塗料への高電
圧印加手段として外部印加(塗装ガンで噴霧状態にした
塗料に高電圧印加)と内部印加(塗装ガン内流動状態の
塗料に高電圧印加)があり、その内部印加が塗装効率が
良いとされる。しかし、水溶性塗料は塗料自体が良導電
性であることから、より高電圧印加が必要にして「塗料
タンクから塗装ガンに至る塗料送出ラインの特段の絶縁
対策と安全対策」が不可欠になるので、工場の塗装量産
ラインとしての実用性に劣る難点があり、公害防止上有
利にして高効率塗装ができる水溶性塗料の内部印加方式
の静電塗装方法の普及を妨げている。
【0007】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る塗装方法と塗装装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「ライン始端の塗料槽からライン終端の塗装
ガンへ送出ポンプによって塗料を送出し、該塗装ガンを
間欠作動させて塗装するにおいて、前記送出ポンプに正
送・逆送ポンプを用いると共に、前記塗装ガンの直前に
間欠送出ポンプを配設し、該正送・逆送ポンプと該間欠
送出ポンプ間を正逆送ホースで連結してレイアウトし、
前記正送・逆送ポンプによって正送した塗料を、前記間
欠送出ポンプのポンプキャビティーに前記塗装ガンのワ
ンショット分の塗料量のみを受け入れプールし、しかる
のち、該ポンプキャビティー内の塗料を前記塗装ガンに
送出してワンショット塗装すると同時に、前記正送・逆
送ポンプを逆回転させて前記正逆送ホース内の塗料を逆
送吸い出してホース内を真空形態に成し、続いて、塗装
ガンの作動停止間に前記正送・逆送ポンプを正転させて
前記塗料のプールを成し、塗装ガンを間欠作動させて塗
装することを特徴とする塗装方法」の第一発明と、
【0009】「ライン始端の塗料槽からライン終端の塗
装ガンへ送出ポンプによって塗料を送出し、該塗装ガン
を間欠作動させて塗装する塗装装置において、前記送出
ポンプを正送・逆送ポンプに構成すると共に、前記塗装
ガンの直前に、前記塗装ガンのワンショット塗料量を受
け入れるポンプキャビティーを有するプランジャー型の
間欠送出ポンプを配設し、さらに、前記正送・逆送ポン
プの塗料ポートと前記間欠送出ポンプのサクション端の
開閉弁間を正逆送ホースで連結した構造を特徴とする前
記第一発明の塗装方法に用いる塗装装置」の第二発明に
なっている。
【0010】即ち、本発明の塗装方法・塗装装置は、塗
料送出ラインを塗料槽側の正送・逆送ポンプと塗装ガン
直前の間欠送出ポンプの直列二連装ポンプ形態に成し、
その間欠送出ポンプに「塗装ガンのワンショット作動分
の塗料量」を前工程の正送・逆送ポンプの正回転正送に
よって充填プールさせ、しかるのち、そのプールされた
塗料をポンプ押し出しして塗装ガンを作動させる。そし
て、その作動中に正送・逆送ポンプを逆回転させること
によって二連装ポンプ間の正逆送ホース内の残存塗料を
吸い出し逆送してホース内を「残存塗料なしの真空形
態」にしてクリーニングし、塗料の色変え送出に即時対
応可能状態にして塗装ガンを間欠作動させる方法・構造
が特徴である。
【0011】なお、前記の真空形態とは、先端を閉鎖し
た正逆送ホース内の塗料をピストンポンプで吸い出して
真空に近い状態にした形態を意味する。そして、前記第
一・第二発明とも単色塗料塗装・多色塗料の色替え塗
装、ならびに通常のスプレー塗装・静電塗装のいずれに
も適用する。なお、前記の二連送ポンプは正送・逆送ポ
ンプとして特許第2931900号に示される公知の
「上下・回転作動のピストン型ポンプ」等が用いられ。
間欠送出ポンプはポンプキャビティー容積とプランジャ
ー速度が可変のプランジャー型ポンプが用いられる。
【0012】
【作用】以上の構成の本発明の塗装方法・塗装装置は、
間欠作動する塗装ガンの作動中に前記正送・逆送ポンプ
と間欠送出ポンプ間の長大な正逆送ホース内が「残存塗
料なしの真空形態」にクリーニングされるので、塗料の
色替時の該ホース内の塗料廃棄と洗浄が無用になり、塗
料の無駄消費と有害な有機溶剤洗浄廃棄物の多量発生が
防止される。そして、その長大ホースの前回色塗料の洗
浄除去が無用にして、かつ、そのホース内が真空形態で
あることから、次の塗料が高速に進入して間欠送出ポン
プのポンプキャビティーに至るので、多色塗料の色替え
のためのロスタイムが特段に短縮される。
【0013】さらに、塗装ガンの作動中は正逆送ホース
が真空形態になることから、その正逆送ホースを電気不
良導体ホースにすることによって、高電圧印加する静電
ガンを用いる場合でも正逆送ホースを介して塗装ライン
の前半部と後半部が絶縁形態に維持可能となり、該前半
部の絶縁条件が緩和できるので水溶性塗料による内部印
加方式の静電塗装がし易くなる。
【0014】そして、その間欠送出ポンプのプランジャ
ー進退速度を調整可能に構成しておくと、その速度制御
によって塗装ガンの直前での塗料送出量の制御が可能に
なるので、従来構造のものより塗装ガンの射出量の調整
精度が向上してオーバースプレーやスプレー不足が防止
され、塗装品質が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。まず、自動車ボディーの多色塗料の色替え塗装に応
用した本発明一実施形態の塗装装置1を図1〜図3を参
照して説明する。即ち、ライン始端の塗料槽Tから塗料
をポンプ送出してライン端末の塗装ガンG(スプレーガ
ン)を間欠作動させて自動車ボディーを順次塗装する多
色塗料の色替え塗装装置1において、塗料色別の塗料槽
T群のそれぞれに予送ポンプ4を設けた一次送出ライン
L1・L2・L3…が並設され、その端末が特許第18
22017号(特公平5―32110号)等として公知
の塗料変換ユニット5に集約連結されている。
【0016】そして、その塗料変換ユニット5に続いて
「塗装ガンGへ塗料圧送する主ポンプの正送・逆送ポン
プ2(以下、単に正逆送ポンプ2という)」が配設さ
れ、さらに、塗装ガンG直前の塗装ロボットアームR上
に「間欠作動する塗装ガンGのワンショット塗料を受け
入れて塗装ガンGへ間欠送出するプランジャー型の間欠
送出ポンプ3」が配設され、この直列二連装の正逆送ポ
ンプ2と間欠送出ポンプ3間が塗料の正逆送ホースHに
よって連結されている。
【0017】詳しくは、正逆送ポンプ2は(図2参照)
特許第2931900号(特願平10―94121号)
の「多色塗料の色替え塗装装置において公知の正送・逆
送ポンプ」にして、以下の構造を有している。即ち、シ
リンダー11に収納したピストン10を主要部とするピ
ストンポンプにして、ピストン10の下端部分は縦軸心
15に沿って切欠いた半円柱形のポンプキャビティー1
2を有すると共に、作動部17によるピストン10の回
転作動機構とストロークLの上下作動機構を有し、正転
または逆転の一回転に対してワンストローク上下して連
動作動する。
【0018】そして、シリンダー11にはシリンダー1
1の直径上に対向配設された塗料出入口の一次ポート1
3と二次ポート14が設けられ、ピストン10が正回転
して下死点から上死点に上昇する上昇作動の半回転にお
いて、一次ポート13がポンプキャビティー12と連通
状態となって一次ポート13からポンプキャビティー1
2へ塗料を吸い込むと共に、その一次ポート13と18
0°位置ずれしている二次ポート14はピストン10の
周壁によって閉鎖される。そして、続いて作動するピス
トン10の下降作動の半回転において、ポンプキャビテ
ィー12が二次ポート14と連通状態となって下降によ
る押し出しによってポンプキャビティー12内の塗料が
二次ポート14へ送出され、以下順次これを反復して塗
料が一次ポート13から二次ポート14へ送出され、そ
の二次ポート14に接続した正逆送ホースHに塗料を送
出する。そして、ピストン10を逆回転させることによ
って正逆送ホースH内の塗料を二次ポート14から吸い
出して一次ポート13へ送り出して逆送できるようにな
っている。なお、シリンダー11はピストン10の作動
中に「ピストン10の外周に洗浄剤を注入して洗浄す
る」洗浄剤ポート16を有している。
【0019】一方、間欠送出ポンプ3(図3参照)は、
シリンダー11の前端底部に塗装ガンGを接続すると共
に、シリンダー11の周壁の三方開閉弁18を介して正
逆送ホースHを連結して進退自在のプランジャー20を
装着したプランジャー型ポンプにして、プランジャー2
0はシリンダー11の前端部位の前死点21と図示実線
の下死点22間を進退自在にして、その上・下死点21
・22間の空隙が「塗装ガンGのワンショットに必要な
塗料量のみを受け入れ収納するポンプキャビティー1
2」になり、その三方開閉弁18を閉じてプランジャー
20を前進させることによってポンプキャビティー12
内のワンショット塗料が塗装ガンGに送出される。そし
て、三方開閉弁18を開いて後退することによって「正
逆送ポンプ2によって圧送された塗料を前記ワンショッ
ト分のみ受け入れプール」し、次のサイクルの塗装時に
塗装ガンGへ送出する。
【0020】なお、この実施形態の間欠送出ポンプ3の
作動機構は、作動部17から突き出した送り竿23に螺
合した作動ブロック24にプランジャー20が連結さ
れ、送り竿23の回転によってプランジャー20が所定
速度で進退作動すると共に、下死点22のポイントは調
整可能にして、ポンプキャビティー12の容積が塗装ガ
ンGのワンショット塗料の容積に整合調整できる構造を
有し、この「作動部17・間欠送出ポンプ3・塗装ガン
G」がセットになって塗装ロボットアームR上に設定さ
れている。
【0021】そして、以上の正逆送ポンプ2の二次ポー
ト14と間欠送出ポンプ3のサクション端の三方開閉弁
18間には、二重管壁構造にしてホース内が前記真空形
態になっても形状が維持できる応分の剛性を有する正逆
送ホースHが連結されている。
【0022】さらに、以上の構成の塗装装置1には、塗
料色替え時に送路内の前回色塗料を洗浄する洗浄システ
ムが以下のように設けられている。即ち、多色塗料の共
通送路となる塗料変換ユニット5と正逆送ポンプ2のポ
ンプキャビティー12間は洗浄ユニットC1(図1・図
2参照)が設けられ、洗浄剤が塗料変換ユニット5を通
ってポンプキャビティー12に入り(洗浄時には二次ポ
ート14を閉じた状態でピストン10が上方停止してい
る)ポンプキャビティー12に開口している洗浄剤排出
管19からライン外に排出されてクリーニングする。そ
して、間欠送出ポンプ3は「シリンダー11に他の洗浄
ユニットC2」が接続されており、塗料の色替え時に空
になったポンプキャビティー12に洗浄剤を注入して塗
装ガンGから排出し、この部分の前回塗料を洗浄する。
【0023】以上の塗装装置1は、予め制御部にインプ
ットされた塗装プログラムに基づいて「正逆送ポンプ2
・間欠送出ポンプ3・塗装ガンG」を相関自動作動させ
ると共に、色替え時には洗浄ユニットC1・C2によっ
て前記送路を自動洗浄して色替えし、順送されてくる自
動車ボディーを以下の方法によって順次色替え塗装す
る。
【0024】前記制御プログラムによって指定色塗料を
塗料変換ユニット5で択一し、正逆送ポンプ2を正回転
させて択一色塗料を正送して正逆送ホースHを経由して
間欠送出ポンプ3のポンプキャビティー12内へ「塗装
ガンGのワンショット塗装に必要な量のワンショット塗
料」を充填プールする。しかるのち、間欠送出ポンプ3
のプランジャー20が前死点21まで前進して(このと
き三方開閉弁18は閉じている)塗装ガンGへ塗料を送
出してワンショット塗装する。そして、そのワンショッ
ト作動中に正逆送ポンプ2を逆回転させて正逆送ホース
H内の残留塗料を吸い出し逆送して正逆送ホースH内を
真空形態にしてクリーニングする。かくして、塗装ガン
Gによるワンショット塗装が終ると、正逆送ポンプ2を
再び正回転して間欠送出ポンプ3のポンプキャビティー
12に塗料を送入充填して次のワンショット塗装に備
え、以下順次繰り返して順次塗装する。
【0025】なお、この実施形態のものは正逆送ホース
Hの塗料押し出しクリーニングに際するホース内付着の
塗料滴を除去する意図で、以下のエアークリーニング手
段を付設している。即ち、間欠送出ポンプ3の三方開閉
弁18を閉じて正逆送ポンプ2の逆回転によってホース
内塗料を吸い出すとき、三方開閉弁18から圧力エアー
を注入してホース内塗料を後押してホース内周をクリー
ニングする。この圧力エアーは正逆送ポンプ2によって
吸い出されてホース内の真空形態が維持される。
【0026】以上の実施形態の塗装装置・塗装方法は前
記の作用がある。そして、前記の正逆送ホースHのエア
ークリーニング手段を有するので、正逆送ホース内の付
着残存塗料滴が不存在にして正逆送ホースHの電気的絶
縁性が向上するので、水溶性塗料による内部印加方式の
静電塗装が一段と適用し易くなる。
【0027】なお、本発明の塗装装置は前記の実施形態
に限定されず、前記のエアークリーニング手段を省略し
たり、間欠送出ポンプ3として実用新案登録第2024
720号の定量プランジャーポンプを用いたり、間欠送
出ポンプ3の駆動部17をロボットアームRから離れた
ポジションにセットして、その駆動部17と送り竿23
を回転伝達ケーブルで連結する構造にする等の変化があ
る。そして、応分の絶縁安全対策を施した静電塗装や単
色塗装にも当然に適用する。
【0028】さらに、塗装装置1の洗浄システムを以下
の態様にすることがある。即ち(図4参照)図1に示す
塗装装置1において正逆送ポンプ2の直前・直後に三方
開閉弁18A・18Bを設け、塗料色変換時には「洗浄
ユニットC1からの前回色塗料の洗浄剤を塗料変換ユニ
ット5から正送作動の正逆送ポンプ2を経由して三方開
閉弁18Bからライン外排出してクリーニングする。そ
して、正逆送ポンプ2を逆回転させて正逆送ホースH内
の塗料を吸い出し逆送するときは段落0025に示した
エアークリーニング手段による塗料押し出しエアーのみ
を三方開閉弁18Aからライン外放出する。以上の洗浄
システムを採択することがある。
【0029】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の塗装方法
・塗装装置は、塗装ガンを間欠作動させて被塗物を塗装
するにおいて、オーバースプレー・スプレー不足を防止
して塗装品質の向上を図ると共に、高塗装効率の内部印
加方式静電塗装の電気的絶縁性を改良してその普及を促
進することができる。そして、多色塗料による色替え塗
装における色替え時の有害な洗浄剤廃却量の低減を図る
と共に、色替え時のロスタイムを縮小して塗装生産性を
向上する。以上の諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の塗装装置の基本構成図
【図2】図1実施形態の正送・逆送ポンプの構造と作用
を示し、(A)はピストン上死点状態の正面図、(B)
はピストン下死点状態の正面図、(C)は作動説明の横
断面図
【図3】図1実施形態の間欠送出ポンプの構造説明図
【図4】本発明の塗装装置の洗浄システムの他の実施形
態の説明図
【図5】従来の多色塗料の色替え塗装装置の説明図
【符号の説明】
1 塗装装置 2 正送・逆送ポンプ 3 間欠送出ポンプ 4 予送ポンプ 5 塗料変換ユニット 10 ピストン 11 シリンダー 12 ポンプキャビティー 13 一次ポート 14 二次ポート 17 作動部 18 三方開閉弁 20 プランジャー 21 前死点 22 後死点 23 送り竿 24 作動ブロック C 洗浄ユニット H 正逆送ホース L 一次送出ライン G 塗装ガン T 塗料槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン始端の塗料槽からライン終端の塗
    装ガンへ送出ポンプによって塗料を送出し、該塗装ガン
    を間欠作動させて塗装するにおいて、前記送出ポンプに
    正送・逆送ポンプを用いると共に、前記塗装ガンの直前
    に間欠送出ポンプを配設し、該正送・逆送ポンプと該間
    欠送出ポンプ間を正逆送ホースで連結してレイアウト
    し、前記正送・逆送ポンプによって正送した塗料を、前
    記間欠送出ポンプのポンプキャビティーに前記塗装ガン
    のワンショット分の塗料量のみを受け入れプールし、し
    かるのち、該ポンプキャビティー内の塗料を前記塗装ガ
    ンに送出してワンショット塗装すると同時に、前記正送
    ・逆送ポンプを逆回転させて前記正逆送ホース内の塗料
    を逆送吸いしてホース内を真空形態に成し、続いて、塗
    装ガンの作動停止間に前記正送・逆送ポンプを正転させ
    て前記塗料のプールを成し、塗装ガンを間欠作動させて
    塗装することを特徴とする塗装方法。
  2. 【請求項2】 ライン始端の塗料槽からライン終端の塗
    装ガンへ送出ポンプによって塗料を送出し、該塗装ガン
    を間欠作動させて塗装する塗装装置において、前記送出
    ポンプを正送・逆送ポンプに構成すると共に、前記塗装
    ガンの直前に、前記塗装ガンのワンショット塗料量を受
    け入れるポンプキャビティーを有するプランジャー型の
    間欠送出ポンプを配設し、さらに、前記正送・逆送ポン
    プの塗料ポートと前記間欠送出ポンプのサクション端の
    開閉弁間を正逆送ホースで連結した構造を特徴とする請
    求項1の塗装方法に用いる塗装装置。
  3. 【請求項3】 並設した塗料色別の一次送出ライン群の
    端末を、必要色塗料を択一する塗料変換ユニットに集結
    接続し、該塗料変換ユニットに続いて正送・逆送ポンプ
    を接続配設した請求項2の塗装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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