JP2001104589A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001104589A
JP2001104589A JP2000202031A JP2000202031A JP2001104589A JP 2001104589 A JP2001104589 A JP 2001104589A JP 2000202031 A JP2000202031 A JP 2000202031A JP 2000202031 A JP2000202031 A JP 2000202031A JP 2001104589 A JP2001104589 A JP 2001104589A
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seesaw
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JP2000202031A
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English (en)
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
Original Assignee
Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者を視覚的により一層と楽しませることが
でき、遊技におけるスリルと興奮を増大させることが可
能な遊技機を提供する。 【解決手段】始動入賞口20への球の入賞に基づき、可
変表示装置30で第1画像遊技が実行され、その途中で
リーチ表示が出現した場合には、前記可変表示装置30
に、準当たり図柄配列1とシーソー2が新たに表示され
る。シーソー2は、その両端の少なくとも一方に当たり
図柄が載っており、また当たり図柄に加えて重し3が載
る場合もある。このような第2画像遊技の結果、当たり
図柄がシーソー2のバランスにより、準当たり図柄配列
1中の所定の定位置1aに配置されて大当たり表示が形
成されると、可変入賞装置50が最大16回開閉する特
賞が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に球を
打ち出す遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利
な特賞が発生する遊技機に関する。ここで遊技機とは、
主としてパチンコ機を指すものである。また、遊技機の
可変表示装置はスロットマシンに適用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、様々な
機種のパチンコ機が知られている。パチンコ機の遊技盤
面上には、機種を定めると共に遊技性を高めるためのメ
イン役物が配されている。代表的なメイン役物として
は、液晶画面等からなる可変表示装置が知られており、
かかる可変表示装置を備えたものは、一般にフィーバー
機と称され、広く普及していた。
【0003】フィーバー機では、遊技盤面上に開設され
た始動入賞口に球が入賞すると、前記可変表示装置に各
種図柄がスクロール表示される。そして、スクロール停
止後の図柄の組み合わせが大当たり表示になると、特賞
(いわゆるフィーバー)が発生して、可変入賞口が所定
回数を限度に繰り返し開閉するように設定されていた。
【0004】前記可変表示装置は、一般には横一列に並
ぶ3つの表示欄を有し、各表示欄に停止表示された図柄
が、例えば「1,1,1」の如く総て同一図柄が揃う
と、大当たり表示として特賞が発生するようになってい
た。ここで大当たり表示が確定する前に、1つの表示欄
を残して他の表示欄に停止した図柄が一致するリーチ表
示となった場合には、いわゆるリーチアクションとして
遊技者の期待感を高める表示上の工夫がなされているも
のも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た一般のフィーバー機では、可変表示装置におけるリー
チアクションが設けられていても、リーチ表示後に最後
の表示欄におけるスクロール表示速度を単に遅く変化さ
せたり、画面上に新たにキャラクタを登場させる等、比
較的単純な表示内容のものが多かった。
【0006】何れのリーチアクションでも、可変表示装
置の画面上における表示内容の大きな変化はなく、特賞
が発生するか否かを決定する表示内容が最後まで単純で
画一的であり、興趣に欠けるという問題があった。この
ように従来の可変表示装置の表示では、特賞発生に対す
る遊技者の期待感を高めるべく演出するには限界があっ
た。
【0007】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、可変表示装置での表
示に関して従来にない斬新な娯楽性を高めて、遊技者を
視覚的により一層と楽しませることができ、遊技におけ
るスリルと興奮を増大させることが可能な遊技機を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]遊技盤面(11)上に球を打ち出す遊技で所定の
始動条件が成立すると、各種図柄を用いた画像遊技を実
行し、該画像遊技の結果が所定の大当たり表示に相当す
ると、遊技者に有利な特賞が発生する遊技機(10)に
おいて、前記画像遊技を表示可能に遊技盤面(11)上
に配設された可変表示装置(30)と、前記画像遊技な
いし特賞発生を少なくとも制御する遊技制御装置(10
0)とを有し、前記遊技制御装置(100)は、遊技中
に所定の始動条件が成立した場合に、前記可変表示装置
(30)で各種図柄を入れ替わり変化させた後に停止さ
せる第1画像遊技を実行し、かつ前記第1画像遊技の途
中で、前記大当たり表示への期待感を喚起させる準当た
り表示が出現した場合に、該準当たり表示に組み合わさ
れて大当たり表示を形成する当たり図柄を、所定の定位
置に対しシーソーを使って配置させるか否かを決定する
第2画像遊技を実行し、かつ前記第2画像遊技の結果、
前記当たり図柄がシーソーのバランスにより、前記所定
の定位置に配置されて大当たり表示が形成された場合
に、前記特賞を発生させることを特徴とする遊技機(1
0)。
【0009】[2]前記遊技制御装置(100)は、抽
選実行手段(111)と、第1画像制御手段(113)
と、第2画像制御手段(114)と、特賞生成手段(1
15)を有し、前記抽選実行手段(111)は、遊技中
に所定の始動条件が成立したことに起因して、乱数を用
いた無作為抽選を実行し、前記第1画像制御手段(11
3)は、前記抽選実行手段(111)の抽選結果に応じ
て、前記可変表示装置(30)で各種図柄を入れ替わり
変化させた後に停止させる第1画像遊技を実行し、前記
第2画像制御手段(114)は、前記抽選実行手段(1
11)の抽選結果に応じて、前記第1画像遊技の途中
で、前記大当たり表示への期待感を喚起させる準当たり
表示が出現した場合に、該準当たり表示に組み合わされ
て大当たり表示を形成する当たり図柄を、所定の定位置
に対しシーソーを使って配置させるか否かを決定する第
2画像遊技を実行し、前記特賞生成手段(115)は、
前記抽選実行手段(111)の抽選結果に応じて、前記
第2画像遊技の結果、前記当たり図柄がシーソーのバラ
ンスにより、前記所定の定位置に配置されて大当たり表
示が形成された場合に、前記特賞を発生させることを特
徴とする[1]記載の遊技機(10)。
【0010】[3]前記抽選実行手段(111)は、前
記始動条件が成立した場合に、前記第1画像遊技の途中
で準当たり表示となるか否かを決定する第1画像乱数を
生成し、該第1画像乱数が準当たり表示に相当した場合
に、さらに前記第2画像遊技の結果が大当たり表示に確
定するか否かを決定する第2画像乱数を生成することを
特徴とする[2]記載の遊技機(10)。
【0011】[4]前記第1画像遊技は、1または複数
のライン上で、該ライン上に複数並ぶ各種図柄が入れ替
わり変化した後に順次停止する内容であり、何れかのラ
イン上で最後に停止する図柄を1つ残して、既に停止し
た図柄が互いに一致する状態が前記準当たり表示に相当
し、前記第2画像遊技では、前記第1画像遊技において
準当たり表示を形成する図柄と同一図柄が前記当たり図
柄となることを特徴とする[1],[2]または[3]
記載の遊技機(10)。
【0012】[5]前記可変表示装置(30)では、先
ず画面全体に前記第1画像遊技が表示され、その途中で
前記準当たり表示が出現した場合に、該準当たり表示を
なす何れかのライン上の準当たり図柄配列のみが抜き出
されて新たに表示され、前記準当たり図柄配列の両端の
少なくとも一端側が前記所定の定位置と定められ、次に
前記準当たり図柄配列を含む前記第2画像遊技が表示さ
れ、該第2画像遊技におけるシーソーは、その両端の少
なくとも一方に前記当たり図柄が載った状態で、該当た
り図柄の揺動軌跡が、前記準当たり図柄配列における前
記所定の定位置に重なるように配置されることを特徴と
する[4]記載の遊技機(10)。
【0013】[6]前記第1画像遊技において、前記準
当たり表示を形成した準当たり図柄配列が複数ある場合
には、各準当たり図柄配列がそれぞれ抜き出されて新た
に表示され、各準当たり図柄配列の両端の少なくとも一
端側を前記所定の定位置と定め、前記第2画像遊技にお
いて、前記当たり図柄がシーソーのバランスにより、前
記各準当たり図柄配列の所定の定位置の何れか1つに配
置された場合を、大当たり表示と定めることを特徴とす
る[5]記載の遊技機(10)。
【0014】[7]前記準当たり図柄配列の両端をそれ
ぞれ前記所定の定位置と定め、前記第2画像遊技におい
て、前記当たり図柄がシーソーのバランスにより、前記
各所定の定位置の何れか1つに配置された場合を、大当
たり表示と定めることを特徴とする[5]または[6]
記載の遊技機(10)。
【0015】[8]前記第2画像遊技における準当たり
図柄配列の所定の定位置の数に応じて、前記大当たり表
示に確定する確率を異ならせることを特徴とする
[5],[6]または[7]記載の遊技機(10)。
【0016】[9]前記第2画像遊技におけるシーソー
は、その両端の少なくとも一方に前記当たり図柄に加え
て重しが載った状態に表示され、該重しの重さに応じて
シーソーが所定方向へ揺動すべく表示されることを特徴
とする[5],[6],[7]または[8]記載の遊技
機(10)。
【0017】[10]前記可変表示装置(30)では、
先ず画面全体に前記第1画像遊技が表示され、その途中
で前記準当たり表示が出現した場合に、該準当たり表示
をなす何れかのライン上の準当たり図柄配列のみが抜き
出されて新たに表示され、前記準当たり図柄配列中に前
記所定の定位置が定められ、次に前記準当たり図柄配列
を含む前記第2画像遊技が表示され、該第2画像遊技に
おけるシーソーは、その一端側に前記当たり図柄が表
れ、他端側には各種図柄が入れ替わり変化する様子が表
れた状態で表示され、他端側における図柄の変化が停止
した際に、該他端側で確定された図柄と前記一端側の当
たり図柄との比較において、所定の比較規則に基づき前
記当たり図柄の方が選択された場合に、該当たり図柄が
シーソーのバランスにより、前記所定の定位置に配置さ
れて前記大当たり表示が形成されることを特徴とする
[4]記載の遊技機(10)。
【0018】[11]前記可変表示装置(30)に表示
される前記第2画像遊技では、前記準当たり図柄配列の
下方に前記シーソーが配され、該シーソーの他端側にお
ける図柄の変化に伴ってシーソーの両端が上下に揺動を
繰り返す様子が表示され、前記シーソーの他端側におけ
る図柄の変化が停止した際に、シーソー自体の揺動も停
止し、続いて他端側で確定された図柄と一端側の当たり
図柄との比較において、図柄である数字が大きかった方
が下がり、小さかった方が跳ね上がるシーソーの一方向
への揺動が表示され、跳ね上がった図柄が前記準当たり
図柄配列中の所定の定位置へ配置されたとき、該図柄が
当たり図柄であれば前記大当たり表示が形成されること
を特徴とする[10]記載の遊技機(10)。
【0019】[12]報知手段(70)を有し、該報知
手段(70)は、前記第1画像遊技で準当たり表示が出
現した場合に、該準当たり表示とは別に、準当たり表示
が出現した旨を遊技者に対して報知することを特徴とす
る[1],[2],[3],[4],[5],[6],
[7],[8],[9],[10]または[11]記載
の遊技機(10)。
【0020】[13]前記遊技盤面(11)上に可変入
賞装置(50)を設け、前記可変入賞装置(50)は、
その入賞口を開閉可能な可動板(51)を有して成り、
該可動板(51)は通常は閉状態に維持され、前記可動
板(51)を、所定回数を限度に繰り返し開閉させて、
前記特賞とすることを特徴とする[1],[2],
[3],[4],[5],[6],[7],[8],
[9],[10],[11]または[12]記載の遊技
機(10)。
【0021】[14]前記遊技盤面(11)上に始動入
賞口(20)を設け、前記始動入賞口(20)に球が入
賞することを、前記始動条件に設定したことを特徴とす
る[1],[2],[3],[4],[5],[6],
[7],[8],[9],[10],[11],[1
2]または[13]記載の遊技機(10)。
【0022】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る遊技機(10)によれば、遊技盤面
(11)上に球を打ち出す遊技で始動条件がうまく成立
すると、それに基づき、可変表示装置(30)で第1画
像遊技が実行される。すなわち、可変表示装置(30)
で、各種図柄が入れ替わり変化した後に、何れかの図柄
が様々な組み合わせで停止することになる。
【0023】前記第1画像遊技の途中で、大当たり表示
への期待感を喚起させる準当たり表示が出現した場合に
は、可変表示装置(30)で、前記第1画像遊技に代わ
って今度は第2画像遊技が実行される。ここで第2画像
遊技は、前記準当たり表示に組み合わされて大当たり表
示を形成する当たり図柄が、所定の定位置に対しシーソ
ーを使って配置されるか否かが決定されるという内容に
なっている。
【0024】前記第2画像遊技の結果、前記当たり図柄
がシーソーのバランスにより、前記準当たり表示の所定
の定位置にちょうど配置されて大当たり表示が形成され
た場合には、続いて特賞が発生することになる。このよ
うな第1画像遊技、第2画像遊技ないし特賞発生に至る
一連の遊技過程は、遊技制御装置(100)によって制
御される。
【0025】以上のように本遊技機(10)では、前記
可変表示装置(30)における第1画像遊技で準当たり
表示となった場合には、いわゆるリーチアクションの演
出として、斬新なシーソーゲームを模した第2画像遊技
が実行される。そのため、特賞が発生するか否かを見か
け上決定する過程で、遊技者を視覚的に十分に楽しませ
ることができ、可変表示装置(30)での表示に関する
興趣を高めることができる。
【0026】さらに詳細な遊技機(10)について説明
すれば、遊技盤面(11)上に球を打ち出す遊技で始動
条件が成立すると、それに基づき、先ず抽選実行手段
(111)が無作為抽選を実行する。かかる抽選の実行
に基づき、可変表示装置(30)では第1画像遊技が開
始される。第1画像遊技における表示内容は、前記抽選
結果に関連して第1画像制御手段(113)により制御
される。
【0027】前記第1画像遊技の途中で準当たり表示が
出現すると、それに基づき可変表示装置(30)では、
今度は第2画像遊技が実行される。第2画像遊技におけ
る表示内容も、前記抽選実行手段(111)による抽選
結果に関連して、第2画像制御手段(114)によって
制御される。第2画像遊技の結果、前記当たり図柄がシ
ーソーのバランスにより、前記準当たり表示の所定の定
位置にちょうど配置されて大当たり表示が形成された場
合には、特賞生成手段(115)の制御により特賞が発
生する。
【0028】前記抽選実行手段(111)では、始動条
件が成立する度に無作為抽選を1回ずつ実行し、この1
回の抽選結果だけに基づき、前記第1画像制御手段(1
13)や第2画像制御手段(114)がそれぞれ表示内
容の制御を実行するように設定してもよいが、次のよう
に2回に分けて抽選を実行するようにしてもよい。
【0029】すなわち、抽選実行手段(111)は、始
動条件が成立した場合に、先ず第1画像遊技で準当たり
表示となるか否かを決定する第1画像乱数を生成する。
続いて第1画像乱数が準当たり表示に相当した場合に、
抽選実行手段(111)は、今度は第2画像遊技の結果
が大当たり表示となるか否かを決定する第2画像乱数を
生成する。
【0030】かかる場合、第1画像制御手段(113)
は、前記第1画像乱数に応じて第1画像遊技の表示内容
を制御し、第2画像制御手段(114)は、前記第2画
像乱数に応じて第2画像遊技の表示内容を制御すること
になる。このような2つの乱数を組み合わせることで、
表示内容のバリエーションを増大させることができ、期
待感や臨場感を持たせることができる。
【0031】また、前記第1画像遊技は様々な表示内容
が考えられるが、具体的には例えば、1または複数のラ
イン上で、該ライン上に複数並ぶ各種図柄が変化した後
に順次停止する内容として、何れかのライン上で最後に
停止する図柄を1つ残して、既に停止した図柄が互いに
一致する状態を、前記準当たり表示と定めるとよい。
【0032】この場合、第1画像遊技に関しては、従来
のスクロール表示とほぼ同様の内容となり、遊技者にと
ってなじみやすく容易に理解することができる。また、
前記第2画像遊技では、前記第1画像遊技において準当
たり表示を形成する図柄と同一図柄を当たり図柄とすれ
ば、該当たり図柄と、前記第1画像遊技における準当た
り表示との関係が明確化され、容易に大当たり表示を把
握することができる。
【0033】また、前記第1画像遊技で準当たり表示が
出現した旨を、報知手段(70)によって、例えば音声
や光で遊技者に対して報知するようにすれば、当該事実
を遊技者に確実に知らしめることになり、興奮度を高め
ることができる。具体的には例えば、前記準当たり表示
とは別に音声で報知すれば分かりやすい。
【0034】また、前記第1画像遊技と第2画像遊技と
の表示の仕方であるが、可変表示装置(30)の画面全
体に先ず第1画像遊技を表示し、準当たり表示が出現し
た場合、前記準当たり表示を形成した準当たり図柄配列
のみを抜き出して新たに表示し、該準当たり図柄配列の
両端の少なくとも一端側を前記所定の定位置と定めると
よい。
【0035】ここで第2画像遊技におけるシーソーを、
その両端の少なくとも一方に前記当たり図柄が載った状
態に表示し、該当たり図柄の揺動軌跡が、前記所定の定
位置に重なるように配置させれば、今までにない斬新な
表示内容を楽しむことができる。
【0036】また、前記準当たり表示を形成した準当た
り図柄配列が複数ある場合には、各準当たり図柄配列が
それぞれ抜き出されて新たに表示され、各準当たり図柄
配列の両端の少なくとも一端側を前記所定の定位置と定
めるとよい。さらに、前記準当たり図柄配列の両端をそ
れぞれ前記所定の定位置と定めてもよい。
【0037】かかる場合は第2画像遊技において、前記
当たり図柄がシーソーのバランスにより、所定の定位置
の何れか1つに配置された場合を大当たり表示と定めれ
ば、見かけ上の大当たり表示が確定する確率に変化が生
じて興趣を高めることができる。
【0038】また、実際上も前記準当たり図柄配列の所
定の定位置の数に応じて、前記大当たり表示に確定する
確率を異ならせるようにすれば、遊技内容が変化に富む
ものとなって面白く、遊技者は容易に特賞の発生する可
能性の大小を知ることができる。ここで前記定位置の数
が多いほど、大当たり表示に相当する確率が高くなるも
のとすればよい。
【0039】さらにまた、前記第1画像遊技および第2
画像遊技の別の表示態様として、先ず可変表示装置(3
0)の画面全体に第1画像遊技を表示し、その途中で準
当たり表示が出現した場合に、該準当たり表示をなす何
れかのライン上の準当たり図柄配列のみを抜き出して新
たに表示し、この準当たり図柄配列中の任意の箇所を前
記所定の定位置と定めるようにする。
【0040】ここでは前述した表示の仕方とは異なり、
前記所定の定位置は必ずしも準当たり図柄配列の両端に
限られるものではなく、例えば同一ライン上において最
後の図柄が停止すべき箇所を、そのまま空欄として残し
前記定位置としてもかまわない。
【0041】続いて、前記準当たり図柄配列を含むよう
に第2画像遊技が表示されるが、この第2表示遊技にお
けるシーソーは、その一端側に前記当たり図柄が表れ、
他端側には各種図柄が入れ替わり変化する様子が表れた
状態に表示するとよい。ここで準当たり図柄配列の下方
にシーソーを配して、該シーソーの他端側における図柄
の変化に伴って、シーソーの両端が上下に繰り返し揺動
するように表示すると面白い。
【0042】前記シーソーの他端側における図柄の変化
が停止した際に、該他端側で確定された図柄と前記一端
側の当たり図柄との比較において、所定の比較規則に基
づき前記当たり図柄の方が選択された場合に、該当たり
図柄がシーソーのバランスにより、前記所定の定位置に
配置されて前記大当たり表示が形成されるようにすれ
ば、さらに表示内容に関する興趣を高めることができ
る。
【0043】特に第2画像遊技に関して、より具体的に
は例えば、前記シーソーの他端側における図柄の変化が
停止した際に、シーソー自体の揺動も停止するようにし
て、続いて他端側で確定された図柄と一端側の当たり図
柄との大小の比較において、図柄である数字が大きかっ
た方が下がり、小さかった方が跳ね上がるように、シー
ソーが一方向へ揺動する様子を表示する。
【0044】ここで跳ね上がった図柄が、前記準当たり
図柄配列中の所定の定位置へ配置されたとき、該図柄が
当たり図柄であれば、前記大当たり表示が形成されるよ
うにする一方、跳ね上がって定位置に配置された図柄が
当たり図柄でない場合を、ハズレ表示とすれば、よりい
っそう表示内容が変化に富むものとなり、遊技者を惹き
付けることができる。
【0045】また、前記特賞には、例えば賞球数の割合
を一時的に増したり、特定の役物を入賞し易い形態に変
化させる、それにいわゆる確率変動や時短モード等、様
々な状態が考えられる。具体的には例えば、可変入賞装
置(50)の可動板(51)を所定回数だけ開閉させる
ようにすれば、通常より相対的に高い確率での入賞チャ
ンスを、遊技者に対し明快かつ簡単に与えることができ
る。
【0046】さらにまた、前記始動条件として様々な条
件が考えられるが、例えば、遊技盤面(11)上に、球
が入賞し得る状態に始動入賞口(20)を設けておき、
該始動入賞口(20)に球が入賞することを前記始動条
件としてもよい。かかる場合、遊技者の技量に応じて条
件を満たすことが可能となるため、射幸心を満足させる
ことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図14は本発明の第
1実施の形態に係る遊技機10を示している。本実施の
形態に係る遊技機10は、遊技盤面11上に球を打ち出
す遊技で所定の条件が成立すると、遊技者に有利な特賞
が発生するパチンコ機である。本パチンコ機はいわゆる
フィーバー機であるが、他の機種のパチンコ機等に適用
してもよい。
【0048】図2に示すように、遊技機10の機体正面
の下部右端には、回転操作式のハンドル12が設けられ
ている。このハンドル12を、球の打ち出し力に応じた
角度だけ回転させることにより、機体中の発射装置(図
示せず)が駆動して、球が1個ずつ遊技盤面11上に打
ち出されるように構成されている。
【0049】遊技に供する貸出球や賞球は、機体前面に
設けられた上皿13に貯留される。また、上皿13の下
側には、特賞で多量の球が払い出された場合に、上皿1
3から溢れた球を受け入れる下皿14が設けられてい
る。なお、下皿14には、その下方に設置された玉箱
(図示せず)に球を落とす球抜きレバー14aが設けら
れている。
【0050】遊技盤面11の前面は、該遊技盤面11と
の間に球を移動させる空間を形成するガラス扉で覆われ
ている。遊技盤面11の外縁には、ハンドル12の回転
操作により打ち出された球を、遊技盤面11の鉛直方向
の上方位置へ送り出すためのガイドレール11aが設け
られている。
【0051】遊技盤面11の略中央には、可変表示装置
30と保留球表示装置40が配設されている。これらは
一体化された1つのメイン役物として構成されている。
また、保留球表示装置40の下方には始動入賞口20が
配設され、さらにその下方には可変入賞装置50が配設
されている。
【0052】その他、遊技盤面11上には、打ち出され
た球の落下速度、あるいは方向を変化させるための数多
の障害釘や、風車15等の各種役物も適所に設けられて
いる。また、遊技盤面11の最下部には、入賞しなかっ
た球を回収するためのアウト口17が設けられている。
【0053】遊技盤面11の上方には、各種遊技状態等
を表示し、遊技の面白味を増加させるための表示ランプ
18が設けられている。また、遊技盤面11の裏側に
は、遊技状態を集中管理する遊技制御装置100(図1
参照)が設けられている。遊技制御装置100について
詳しくは後述する。
【0054】図2に示す始動入賞口20は、一般に始動
チャッカーと称されるものであり、遊技盤面11上に球
が入賞し得る状態に設けられている。この始動入賞口2
0に球が入賞することが、後述する第1画像遊技が実行
されるための始動条件として設定されている。また、始
動入賞口20は開閉可能な一対の可動片を有し、いわゆ
るチューリップ型役物として構成されている。
【0055】図1に示すように始動入賞口20は、球の
入賞を検知する始動入賞検知スイッチ21を内部に備え
ている。始動入賞検知スイッチ21は入賞球を検知して
ONになると、始動入賞信号を遊技制御装置100に出
力するように設定されている。始動入賞検知スイッチ2
1は、例えば光センサ、近接センサ、あるいは磁気セン
サ等の各種センサにより構成すればよい。
【0056】図2に示すように可変表示装置30は、各
種画像を表示可能な画面30aを備え、具体的にはカラ
ー液晶ディスプレイから構成されている。ただし、可変
表示装置30はこれに限られるものではなく、モノクロ
液晶ディスプレイはもちろんのこと、蛍光表示管やブラ
ウン管(CRT)等を用いて構成してもよい。
【0057】可変表示装置30は画面30a上には、第
1画像遊技または第2画像遊技がそれぞれ表示されるよ
うになっている。図4に示すように、第1画像遊技が実
行される画面30aでは、合計9個の表示部31が縦3
行と横3列から成るマトリクス状に配置される。
【0058】可変表示装置30では、前記始動入賞口2
0に球が入賞する度に、図5(a)に示すように、各表
示部31ごとに各種図柄が上から下へと入れ替わるよう
スクロール変化した後、1つずつ任意の図柄が停止する
内容の第1画像遊技が表示される。ここで図柄として
は、数字、文字、記号、シンボル等の各種画像が予め用
意されている。
【0059】前記第1画像遊技で、縦、横、斜めに3個
ずつ並ぶ表示部31上を通る何れかのライン上で、例え
ば図5(b),(c)に示すように、最後に停止する図
柄を1つ残して、既に停止した2つの図柄が互いに一致
する状態がリーチ表示(準当たり表示)に相当する。
【0060】前記リーチ表示が出現した際、かかる表示
自体とは別に、報知手段であるスピーカー70に(図1
参照)よって、音声によりリーチ表示が出現した旨が報
知されるように設定されている。なお、第1画像遊技で
リーチ表示が出現しなければ(図5(d)参照)、総て
ハズレ表示に確定する。
【0061】前記第1画像遊技でリーチ表示が出現した
場合、可変表示装置30では、前記第1画像遊技に代わ
って、第2画像遊技が継続して実行されるように設定さ
れている。第2画像遊技は、前記リーチ表示に組み合わ
されて大当たり表示を形成する当たり図柄、すなわちリ
ーチ表示で2つ揃った図柄と同一図柄を、所定の定位置
に対しシーソーを使って配置させるか否かを決定する内
容となっている。
【0062】詳しくは図6に示すように、第2画像遊技
が実行される画面30aでは、前記リーチ表示を形成し
た準当たり図柄配列1のみが抜き出されて新たに表示さ
れる。例えば図5(b)に示すように、図柄「7」が同
一ライン上に2つ並んでリーチ表示になっていれば、図
6に示すように、図柄「7」が2つ並んだ準当たり図柄
配列1が表示されることになる。
【0063】図6において、準当たり図柄配列1の左端
側が空欄となっており、ここが所定の定位置1aとして
設定されることになる。また、シーソー2は、その支点
が準当たり図柄配列1の中央の真下に位置するように、
準当たり図柄配列1と共に新たに表示される。
【0064】シーソー2は、その両端の少なくとも一方
に前記当たり図柄(図6中では「7」)が載った状態に
表示され、該当たり図柄の揺動軌跡が、前記所定の定位
置1aに重なるように配置される。また、シーソー2
は、その両端の少なくとも一方に前記当たり図柄に加え
て重し3が載った状態に表示され、該重し3の重さに応
じてシーソー2が所定方向(例えば図6中の矢印方向)
へ揺動するようになっている。
【0065】前記第2画像遊技の結果、前記当たり図柄
がシーソー2のバランスにより、前記所定の定位置1a
に配置されて大当たり表示が形成された場合に、後述す
る可変入賞装置50が所定回数を限度に繰り返し開閉す
る特賞が発生する。図7に示す例だと、シーソー2の右
端側の図柄「3」に1kgの重し3が載ることで、シー
ソー2の左端側の当たり図柄「7」が、定位置1aのあ
る上方へ向かって揺動する。そして、当たり図柄「7」
がちょうど定位置1aの位置に来て止まったとき、図7
(b)に示す大当たり表示が形成される。
【0066】また、シーソー2の左端側の当たり図柄
「7」上にさらに重い重し3が載ってしまったり、右端
側の図柄「3」上の重し3が軽すぎたりして、シーソー
2の揺動が途中で止まってしまったり、あるいは当たり
図柄「7」が定位置1aを勢いよく通り過ぎてしまった
ような場合は総てハズレ表示に相当し、特賞は発生しな
いようになっている。
【0067】図2に示す保留球表示装置40は、可変表
示装置30での各画像遊技中ないし特賞発生中に、始動
入賞口20に球が入賞した際、未実行となる第1画像遊
技の保留回数を表示するものである。この保留球表示装
置40は、後述する遊技制御装置100からの信号に基
づき、遊技制御装置100に記憶された前記保留回数を
表示するよう設定されている。
【0068】図4に示すように保留球表示装置40は、
4個の保留ランプ41,41…を有し、未実行の第1画
像遊技は4回まで保留可能となっている。すなわち、保
留回数に相当する数の保留ランプ41が点灯すべく制御
される。保留されていた第1画像遊技が実行された場
合、その実行回数が前記保留回数から減算されて遊技制
御装置100に更新記憶され、その回数が保留球表示装
置40に新たに表示される。
【0069】図2に示す可変入賞装置50は、一般に大
口入賞口(アタッカー)と称されるものであり、ソレノ
イド52により開閉駆動する可動板51を備えている。
可変入賞装置50は、前記第1画像遊技で大当たり表示
となった際、遊技制御装置100からの信号に基づき、
特賞を演出するように制御される。ここで特賞とは、可
動板51が所定時間(例えば29秒)に亘って開いた
後、短時間(例えば2〜3秒)だけ閉じるという開閉動
作が、所定ラウンド回数(例えば16回)を限度に繰り
返し実行される状態である。
【0070】図1に示すように、可変入賞装置50の内
部には、入賞した球を検出する入賞検出スイッチ53が
設けられている。この入賞検出スイッチ53からの信号
を元に、前記各ラウンドごとに所定数(例えば10個)
の入賞球が入賞計数機54で計数された時点で、可動板
51は継続して開く所定時間が経過する前であっても、
いったん閉じるように制御される。
【0071】また、可変入賞装置50の内部にはV入賞
口55も設けられており、各ラウンドごとに、V入賞口
55へ入賞することが、次ラウンドに移行するための継
続条件となっている。V入賞口55への球の入賞は、V
入賞検出スイッチ56によって検知される。
【0072】図1に示すように、遊技制御装置100
は、遊技機10全体の動作を集中管理するものであり、
CPU110、ROM120、RAM130等を含むマ
イクロコンピューターから成る。遊技制御装置100は
ユニット化されており、遊技盤面11の裏側等の機体内
に取り付けられる。
【0073】前記CPU110は機能的には、抽選実行
手段111、権利保留手段112、第1画像制御手段1
13、第2画像制御手段114、それに特賞生成手段1
15等を具備している。なお、遊技制御装置100は、
その出力部140から構内情報通信網(LAN)を介し
て、遊技場内の各種機器の動作や運営を集中的に制御す
るホール管理端末機200(図3参照)等にも接続され
ている。
【0074】抽選実行手段111は、前記始動入賞口2
0に球が入賞することに起因して、乱数を用いた無作為
抽選を実行し、その抽選結果である大当たりやハズレに
相当する画像乱数を出力するものである。本実施の形態
では、1回の抽選結果である画像乱数に基づき、前記可
変表示装置30における1回ごとの一連の表示内容は総
て決定される。
【0075】前記画像乱数が大当たりに相当した場合に
は、必ず第1画像遊技でリーチ表示となり、その後第2
画像遊技を経て大当たり表示が確定する。一方、前記画
像乱数がハズレに相当した場合はハズレ表示となるが、
ハズレ表示が確定するまでの表示内容には、以下の2通
りが予め用意されている。
【0076】1つは、第1画像遊技でリーチ状態となる
ことなく、そのままハズレ表示が確定する場合である。
もう1つは、第1画像遊技でリーチ状態となるが、その
後の第2画像遊技の結果、結局ハズレ表示が確定する場
合である。
【0077】抽選実行手段111から出力される画像乱
数は、いったんRAM130に保存された後、第1画像
制御手段113、第2画像制御手段114および特賞生
成手段116に入力される。なお、抽選実行手段111
で用いる乱数表はROM120に格納されており、大当
たりやハズレに相当する確率は予め適宜設定されてい
る。
【0078】権利保留手段112は、前記始動入賞口2
0に球が入賞した際、前記各画像遊技中ないし特賞発生
中であるか否かを判断し、これらの最中であった場合
に、前記抽選実行手段111で抽選された画像乱数に基
づく新たな第1画像遊技(第2画像遊技を含む場合もあ
る。)の実行を一時保留する制御を行うものである。
【0079】ここで保留された画像乱数、すなわち第1
画像遊技の実行権利の数は、同じく権利保留手段112
の制御に基づいて、最大4個まで保留球表示装置40に
表示される。具体的には、保留された実行権利(画像乱
数)の数は、保留球表示装置40における保留ランプ4
1の点灯個数で表示されることになる。
【0080】第1画像制御手段113は、始動入賞口2
0に球が入賞した場合に、図4に示す可変表示装置30
の各表示部31で、それぞれ各種図柄が入れ替わるよう
変化した後に、何れかの図柄が停止する第1画像遊技を
実行するものである。詳しく言えば第1画像制御手段1
13は、RAM130にいったん保存された画像乱数に
基づいて、第1画像遊技を実行することになる。
【0081】第1画像遊技の表示内容は、前記画像乱数
に応じて、大当たり表示の前段階のリーチ表示と、これ
以外のハズレ表示に対応した様々な図柄の組み合わせが
停止表示されるように予めプログラムされている。な
お、停止図柄の組み合わせパターンは、ROM120に
格納された表示制御プログラムデータに予め登録されて
いる。
【0082】第2画像制御手段114は、前記第1画像
遊技でリーチ表示が出現した場合に、前記可変表示装置
30で、第1画像遊技に代わって第2画像遊技を実行す
るものである。第2画像遊技は、シーソー2によって当
たり図柄が、所定の定位置1aにうまく配置されるか否
かが決定される内容となっている。第2画像制御手段1
14も、RAM130にいったん保存された前記画像乱
数に基づいて、第2画像遊技の表示制御を実行すること
になる。
【0083】また、第2画像制御手段114は、前記リ
ーチ表示が出現した時点で、その旨を遊技者に報知する
指令をスピーカー70へ出力するように設定されてい
る。スピーカー70では、第2画像制御手段114から
の指令に基づき、前記リーチ表示とは別に音声で報知す
るように設定されている。
【0084】特賞生成手段115は、前記第2画像遊技
の結果が大当たり表示となった場合、詳しくは抽選実行
手段111の抽選結果が大当たりの場合に、前記第2画
像遊技の終了後、特賞を発生させる制御を実行するもの
である。
【0085】ここで特賞とは、可変入賞装置50の可動
板51が最大16ラウンドまで繰り返し開閉することで
ある。特賞生成手段115には、遊技制御プログラムに
従って、可変入賞装置50のソレノイド52を駆動する
ためのソレノイド回路が含まれている。
【0086】前記遊技制御装置100のROM120に
は、可変入賞装置50等を制御する遊技制御プログラム
データや、可変表示装置30の表示内容に関する表示制
御プログラムデータ、それに各種役物への入賞を演出す
る表示ランプ18の点灯パターン、スピーカー70から
の音声の発生パターン等、固定データが格納されてい
る。前記RAM130は、各種入賞口からの信号を含む
遊技に関する入賞データ等を一時的に記憶するものであ
る。
【0087】また、図1に示すように、遊技機10内部
には賞球払出手段60も設けられている。賞球払出手段
60は、賞球払出計数機61と、各入賞口ごとに所定の
賞球数を設定する払出設定手段62と、賞球数を計数す
る演算手段63を具備して成る。賞球払出手段60も信
号線を介して、前記遊技制御装置100のCPU110
に接続されている。
【0088】図3は、本実施の形態に係る遊技機10を
含む遊技管理装置のシステム構成図である。かかる遊技
管理装置は、LON(Local Operating
Network:エシャロン社登録商標)技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
【0089】遊技島内には、中継器としての台コントロ
ーラ150が複数設置され、各台コントローラ150
に、前記遊技機10や遊技球貸出装置2等が接続されて
いる。台コントローラ150は、対応する遊技機10等
の各種動作や信号の送受信を検知、監視、制御するもの
である。
【0090】台コントローラ150には、遊技機10の
出力部54から各種情報が直接入力される。各台コント
ローラ150は、HALL−BUSを介して、ゲートウ
ェイを兼ねた島コントローラ3に接続されている。島コ
ントローラ3は、対応する遊技島1内の設備機器である
遊技機10等の各データを一時集積、記憶するものであ
る。
【0091】前記島コントローラ3はLANと接続さ
れ、該LANに、ホール管理端末機200や情報表示端
末機300等がそれぞれ接続されている。これらの各種
装置には、ディスプレイ(CRT)、プリンタ、モデ
ム、音声出力装置等が更に接続されている。
【0092】次に遊技機10の作用を説明する。図2に
おいて、遊技者はハンドル12を回転操作して、遊技盤
面11上に球を打ち出して遊技を行う。先ず図11に示
すフローチャートにおいて、打ち出された球が始動入賞
口20にうまく入賞すると(S111でY)、始動入賞
検知スイッチ21から始動入賞信号が遊技制御装置10
0へ出力される。この信号を抽選実行手段111が受け
ると、乱数を用いた抽選が実行される(S112)。
【0093】前記乱数抽選が行われた場合、遊技制御装
置100のRAM130に保存されている画像乱数(保
留球と同義)が、保留球表示装置40に表示し得る限度
数4個未満であるか否かが判別される(S113で
Y)。ここで限度数4個未満であれば、最高4回まで前
記抽選結果である画像乱数(第1画像遊技の実行権利)
が新たに保存される(S114)。このとき、画像乱数
の保存個数、すなわち第1画像遊技の実行権利の保留回
数は、保留球表示装置40の保留ランプ41の点灯によ
って加算表示される(S115)。
【0094】一方、画像乱数が限度数4個まで保存され
ている状態で乱数抽選が行われても(S113でN)、
新たに画像乱数が保存されることはなく、第1画像遊技
の実行権利は放棄される(S117)。その後、第1画
像遊技の実行権利が破棄された場合も含めて、前記始動
入賞口20への入賞に基づく所定数の賞球が払い出され
る(S116)。
【0095】次に図12に示すフローチャートにおい
て、各画像遊技中ないし特賞発生中でなければ(S12
0でN)、前述した第1画像遊技の実行権利が保留され
ているか否かが判別される(S121)。ここで実行権
利が保留されていた場合(S121でY)、該実行権利
に相当する画像乱数がRAM130から1つ読み込まれ
る(S122)。このとき、保留球表示装置40の保留
ランプ41が1つ消灯することで減算表示される(S1
23)。
【0096】前記抽選結果である画像乱数に応じて、先
ずは第1画像制御手段113からの指令に基づき、図4
に示す可変表示装置30の画面30a上で第1画像遊技
が開始される(S123)。かかる第1画像遊技では、
図5(a)に示すように、画面30a上の各表示部31
で、各種図柄が上から下へとスクロール表示される。そ
して、所定時間が経過した後、その表示結果として各図
柄の任意の組み合わせが確定する。
【0097】前記画像乱数が大当たりに相当する乱数で
あった場合には、図5(b),(c)に示すように、可
変表示装置30の画面30a上で、何れかのライン上に
て先ず2個の図柄が同一種類に確定するリーチ表示が出
現する(S125でY)。すると今度は、第2画像制御
手段114からの指令に基づき、可変表示装置30の画
面30a上で第2画像遊技が開始される(S126)。
【0098】第2画像遊技の詳細については次述する
が、かかる第2画像遊技の結果が所定の大当たり表示に
該当した場合には(S127でY)、前記各画像遊技と
同様に前記抽選実行手段111で抽選された画像乱数に
基づき、特賞生成手段115の制御によって特賞が発生
する(S128)。特賞の詳細についても後述する。
【0099】また、前記抽選実行手段111での抽選結
果がハズレであった場合には、第1画像遊技の段階でハ
ズレ表示となるか(S130)、あるいは第2画像遊技
まで実行された結果、結局ハズレ表示(S131)とな
る。かかる場合は特賞が発生することはない。以上のよ
うな遊技過程は、遊技者が遊技を終了するまで繰り返さ
れる(S129)。
【0100】図13に示すフローチャートは、前記第2
画像遊技の内容の詳細を示している。かかる第2画像遊
技では、先ず図6に示すように、可変表示装置30の画
面30aに、前記リーチ表示を形成した準当たり図柄配
列1のみが抜き出されて新たに表示される(S14
0)。例えば図5(b)に示すように、図柄「7」が同
一ライン上に2つ並んでリーチ表示になった場合は、図
6に示すように、図柄「7」が2つ並んだ準当たり図柄
配列1が表示される。
【0101】図6に示すように、準当たり図柄配列1の
左端側が空欄となっており、ここが所定の定位置1aと
して設定される。また、準当たり図柄配列1と共に、シ
ーソー2が、準当たり図柄配列1のちょうど真下に位置
するように新たに表示される(S140)。
【0102】ここでシーソー2は、その両端の少なくと
も一方に前記当たり図柄(図6中では「7」)が載った
状態に表示され、該当たり図柄の揺動軌跡が、前記所定
の定位置1aに重なるように配置される。また、シーソ
ー2は、その両端の少なくとも一方に前記当たり図柄に
加えて重し3が載った状態に表示され、該重し3の重さ
に応じてシーソー2が所定方向(例えば図6中の矢印方
向)へ揺動する(S141)。
【0103】前記画像乱数が大当たりであった場合には
(S142でY)、前記第2画像遊技の結果、前記当た
り図柄がシーソー2のバランスにより、前記所定の定位
置1aに配置されて大当たり表示が形成される(S14
3)。
【0104】図7に示す例だと、シーソー2の右端側の
図柄「3」に1kgの重し3が載ることで、シーソー2
の左端側の当たり図柄「7」が、定位置1aのある上方
へ向かって揺動する。そして、当たり図柄「7」がちょ
うど定位置1aの位置に来て止まったとき、図7(b)
に示す大当たり表示が形成される。かかる場合には、可
変入賞装置50が所定回数を限度に繰り返し開閉する特
賞が発生する(S144)。
【0105】一方、前記画像乱数がハズレであった場合
には(S142でN)、前記第2画像遊技の結果、シー
ソー2の左端側の当たり図柄「7」上にさらに重い重し
3が載ってしまったり、右端側の図柄「3」上の重し3
が軽すぎたりして、シーソー2の揺動が途中で止まって
しまったり、あるいは当たり図柄「7」が定位置1aを
勢いよく通り過ぎてしまったようなハズレ表示が確定す
る(S145)。かかる場合に特賞が発生することはな
い。
【0106】また、前記第2画像遊技において、図8に
示すように、シーソー2の両端に当たり図柄が載るよう
なこともあるが、かかる場合では、準当たり図柄配列1
の定位置1aに対して、揺動軌跡が重なる左端側の当た
り図柄のみが、定位置1aに表示され得るように設定さ
れている。
【0107】また、前記第1画像遊技において、前記リ
ーチ表示を形成した準当たり図柄配列が複数ある場合に
は、例えば図9に示すように、各準当たり図柄配列1,
1Aがそれぞれ抜き出されて、新たに表示されるように
設定してもよい。図9に示す例では、前記第1画像遊技
で2本のライン上にそれぞれ図柄「7」または「3」が
2つずつ揃ったダブルリーチ状態を前提とする。
【0108】図9に示すように、上の準当たり図柄配列
1では、その左端に定位置1aが設けられ、下の準当た
り図柄配列1Aでは、その右端に定位置1bが設けられ
ている。ここで2つの定位置1a,1bは、それぞれシ
ーソー2の両端に載置された当たり図柄の揺動軌跡上に
位置している。かかる場合には、当たり図柄がシーソー
2のバランスにより、前記各準当たり図柄配列1,1A
の所定の定位置1a,1bの何れか1つに配置された場
合が大当たり表示となる。
【0109】また、図10に示すように、前記準当たり
図柄配列1の両端をそれぞれ前記所定の定位置1a,1
bと定めてもよい。ここで前記当たり図柄がシーソー2
のバランスにより、前記各所定の定位置の何れか1つに
配置された場合が、大当たり表示とすれば、見かけ上の
大当たり表示が確定する確率に変化が生じて興趣を高め
ることができる。
【0110】さらにまた、前記準当たり図柄配列の所定
の定位置の数に応じて、前記大当たり表示に確定する確
率を異ならせるようにしてもよい。具体的には例えば、
図9や図10に示すように、所定の定位置1a,1bが
2つである場合には、大当たり表示に確定する確率を、
通常の400分の1から200分の1等に高めることが
考えられる。それにより、遊技内容がさらに変化に富む
ものとなり、遊技者は容易に特賞の発生する可能性の大
小を知ることができる。
【0111】以上のように本遊技機10では、前記可変
表示装置30における第1画像遊技でリーチ表示となっ
た場合には、いわゆるリーチアクションの演出として、
斬新なシーソーゲームを模した第2画像遊技が実行され
る。そのため、特賞が発生するか否かを見かけ上決定す
る過程で、遊技者を視覚的に十分に楽しませることがで
き、可変表示装置30での表示に関する興趣を高めるこ
とができる。
【0112】図14に示すフローチャートは、前記第2
画像遊技の結果が大当たり表示であった場合に実行され
る特賞発生処理を示している。かかる処理では、先ず可
変入賞装置50が開放される(S151)。詳しくは、
前記抽選実行手段111での抽選された画像乱数が大当
たりの場合、これに基づき、特賞生成手段115から可
変入賞装置50へ特賞信号が出力される。すると、可変
入賞装置50のソレノイド52が駆動して、可動板51
を所定時間(例えば29秒)に亘って開く。
【0113】この可変入賞装置50の開放中に、所定個
数、例えば10個の入賞があったか否かが、入賞検出ス
イッチ53からの入賞信号に基づき判別される(S15
2)。ここで10個の入賞があった場合(S152で
Y)、特賞生成手段115からの信号に基づきソレノイ
ド52が駆動し、可動板51が所定時間(例えば2秒)
に亘って閉じられて、可変入賞装置50は閉鎖される
(S154)。
【0114】また、10個の入賞がなかった場合は(S
152でN)、29秒のタイムアウトか否かの判別が行
われ(S153)、タイムアウトの場合は(S153で
Y)、可変入賞装置50が閉鎖される(S154)。ま
た、タイムアウトでない場合は(S153でN)、10
個の入賞があったか否かの判別に戻る。
【0115】可変入賞装置50が2秒間閉鎖された後、
再び可変入賞装置50は29秒間に亘り開放されるが、
その前にラウンド数(可変入賞装置50が開放してから
閉鎖するまでを1ラウンドとする。)が、予め定められ
た上限ラウンド数である16回に達しているか否かが判
別される(S155)。
【0116】未だ上限ラウンド数に達していなければ
(S155でY)、V入賞口55へ入賞したか否かが判
断される(S156)。ここでV入賞口55へ入賞して
いなければ(S156でN)、その時点で特賞は終了す
る(S157)。一方、V入賞口55へ入賞していれば
(S156でY)、再び次ラウンドとして可変入賞装置
50が開放する(S151)。また、上限ラウンド数に
達した場合も(S155でN)、特賞は終了する(S1
57)。
【0117】また、前記実施の形態では、前記抽選実行
手段111によって、始動入賞口20に球が入賞する度
に無作為抽選を1回ずつ実行し、この1回の抽選結果だ
けに基づき、前記第1画像制御手段113や第2画像制
御手段114が表示制御を実行するように構成したが、
別の実施の形態として、前記抽選を2回に分けて実行す
るようにしてもよい。
【0118】すなわち、抽選実行手段111は、始動入
賞口20に球が入賞した場合に、先ず第1画像遊技でリ
ーチ表示となるか、ハズレ表示に確定するかを決定する
第1画像乱数を生成する。続いて、第1画像乱数がリー
チ表示に相当した場合に、再び抽選実行手段111は、
今度は第2画像遊技の結果が大当たり表示に相当するか
否かを決定する第2画像乱数を生成するように設定する
とよい。
【0119】かかる場合、第1画像制御手段113は、
前記第1画像乱数に応じて第1画像遊技の表示内容を制
御し、第2画像制御手段114は、前記第2画像乱数に
応じて第2画像遊技の表示内容を制御することになる。
このような2つの乱数を組み合わせることで、表示内容
のバリエーションを増大させることができ、また最後ま
で結果に予想がつきにくくなり、期待感や臨場感を持た
せることができる。
【0120】図15〜図16は本発明の第2実施の形態
を示している。本実施の形態は、遊技機10の装置自体
の構成は第1実施の形態と同一であるが、第2画像制御
手段114の制御により、可変表示装置30の画面30
a上で実行される第2画像遊技の内容が異なるようにプ
ログラムされている。
【0121】図15は、本実施の形態における第2画像
遊技で大当たり表示が形成される場合の一例を示す画面
フローで、図16は、同じく第2画像遊技でハズレ表示
が形成される場合の一例を示す画面フローである。ま
た、図17は、第2画像遊技の詳細を示すフローチャー
トである。
【0122】図15(1−1)に、第2画像遊技が実行
される画面30aでは、前記リーチ表示を形成した準当
たり図柄配列1のみが抜き出されて新たに表示される。
ここで準当たり図柄配列1の任意の箇所が所定の定位置
1aと定められるが、前記第1実施の形態とは異なり、
定位置1aは必ずしも準当たり図柄配列1の両端に限ら
れるものではなく、リーチライン上において最後の図柄
が停止すべき箇所を、そのまま空欄として前記定位置1
aとするとよい。
【0123】シーソー2は、その支点が準当たり図柄配
列1の中央の真下に位置するように、準当たり図柄配列
1と共に新たに表示されるようになっている。かかるシ
ーソー2は、最初はその一端側に当たり図柄(図15中
では「7」)が載り、他端側で各種図柄が入れ替わり変
化するように表示されるが、第2画像遊技の進行に伴っ
て、次述するように動きが変化するように表示される。
【0124】次に図17のフローチャートに沿って、第
2画像遊技の詳細を説明する。第2画像遊技では、先ず
図15(1−1)に示すように、可変表示装置30の画
面30aに、前記リーチ表示を形成した準当たり図柄配
列1が抜き出されて横一列に表示され、同時に準当たり
図柄配列1の下方にシーソー2が新たに表示される(S
161)。なお、図15の例では、準当たり図柄配列1
の中央が空欄として残り、この空欄がそのまま所定の定
位置1aとなる。
【0125】前述したように、第2画像遊技の最初の段
階では、図15(1−1)に、シーソー2の他端側で各
種図柄が連続的に入れ替わり変化するようにスクロール
表示される(S162)。このスクロール表示の間中、
シーソー2は、その両端が交互に上下方向へ揺動を繰り
返す状態に表示される(S163)。
【0126】シーソー2の他端側における図柄のスクロ
ール表示が所定時間の経過後に停止した際(S163で
Y)、シーソー2自体の揺動も停止し、続いて他端側で
確定された図柄と一端側の当たり図柄との大小が比較さ
れる(S164)。かかる比較の際には、何か特別なア
クションを画面30a上に表示してもよい。なお、ここ
での比較は、あくまで画面30a上における見かけ上の
ものであり、実際には比較に基づく表示結果などは、予
め前記抽選実行手段111の抽選結果である画像乱数に
基づき定められている。
【0127】画像遊技の起因となる画像乱数が大当たり
であった場合には(S165でY)、シーソー2の他端
側には、前記スクロール表示の結果、一端側の当たり図
柄よりも大きな数字が確定表示される。続いて図15
(1−2)に、数字が大きいシーソー2の他端側が下が
る一方、小さかった方の当たり図柄が跳ね上がるよう
に、シーソーの一端側が上へ向かうように揺動する(S
166)。
【0128】図15(1−3)に示すように、シーソー
2の一端側より跳ね上がった当たり図柄は、前記準当た
り図柄配列1中の所定の定位置1aへ配置され、このと
き大当たり表示が確定される(S167)。かかる場合
には前記特賞が発生する(S168)。なお、例えば一
定の割合で、跳ね上がった当たり図柄が定位置1aへう
まく配置されないような表示態様も設定して、次述する
ハズレ表示のバリエーションに加えるようにしてもよ
い。
【0129】一方、画像遊技の起因となる画像乱数がハ
ズレであった場合には(S165でN)、シーソー2の
他端側には、前記スクロール表示の結果、一端側の当た
り図柄より小さな数字が確定表示される。続いて図16
(2−2)に示すように、数字が大きかった当たり図柄
のあるシーソー2の一端側が下がる一方、小さかった方
の確定図柄(ハズレ図柄)が跳ね上がるように、シーソ
ーの他端側が上へ向かうように揺動する(S169)。
【0130】図16(2−3)に示すように、シーソー
2の一端側より跳ね上がった確定図柄は、前記準当たり
図柄配列1中の所定の定位置1aへ配置され、このとき
ハズレ表示が確定される(S170)。かかる場合には
前記特賞が発生することはない。なお、例えば一定の割
合で、シーソー2の他端側に確定した図柄を、一方側の
当たり図柄と同一数字として、かかる場合にシーソー2
がバランスが採れて揺動しないような表示態様も設定し
て、ハズレ表示のバリエーションに加えるようにしても
よい。
【0131】以上のように第2画像遊技において、前記
シーソー2の他端側でスクロール表示を行い、このスク
ロール表示が停止した際に、該他端側で確定された図柄
と一端側の当たり図柄との比較において、所定の比較規
則に基づき当たり図柄の方が選択された場合に、該当た
り図柄がシーソーのバランスにより、前記所定の定位置
に配置されて前記大当たり表示が形成されるようにすれ
ば、さらに表示内容に関する興趣を高めることができ、
遊技者を惹き付けることができる。
【0132】なお、前述した各種実施の形態では、本発
明に係る遊技機をパチンコ機に適用した場合について説
明したが、遊技機はパチンコ機に限られず、同様に機能
する他の遊技機にも適用可能である。例えば、アレンジ
ボール機等のように、遊技媒体として球を用いる各種の
ゲーム機に適用することができる。また、可変表示装置
30はスロットマシンに適用することができる。
【0133】また、前記第1画像遊技では可変表示装置
30の表示部31がマトリクス状に区画されているが、
横一列に3個の表示部が並ぶ簡易な構成としてもよい。
また、前記第1画像遊技でのリーチ表示として、同じ数
字、記号等の図柄が揃う場合について説明したが、その
他に例えば、特定の順に並ぶ場合、記号、図形が特定の
組み合わせとなる場合等が挙げられる。
【0134】また、前記始動入賞口20に球が入賞する
ことを、第1画像遊技が実行されるための始動条件とし
て設定したが、他の補助的な変動表示遊技を行う表示器
や、開閉動作遊技を行う入賞装置等においてある条件を
満たすことを、前記始動条件に設定してもよい。
【0135】また、前記特賞は、可変入賞装置を最大1
6回繰り返し開閉させることに設定したが、これに限ら
れるものではなく、例えば賞球数の割合を一時的に増し
たり、他の役物を入賞し易い形態に変化させる等、様々
な状態に設定してもよい。
【0136】また、前記抽選実行手段111、権利保留
手段112、第1画像制御手段113、第2画像制御手
段114、それに特賞生成手段115は、各遊技機10
ごとに装備された1つの遊技制御装置100によって実
現しているが、例えば特定の機能のみをホール管理端末
機200に組み込んだりして、前記各手段を別々の装置
間に分散させて設けてもよい。
【0137】
【発明の効果】本発明に係る遊技機によれば、可変表示
装置における第1画像遊技で準当たり表示となった場合
には、いわゆるリーチアクションの演出として、斬新な
シーソーゲームを模した第2画像遊技を実行するから、
特賞が発生するか否かを見かけ上決定する過程で、遊技
者を視覚的に十分に楽しませることができ、可変表示装
置での表示に関して従来にない斬新な娯楽性が高まり、
遊技におけるスリルと興奮を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示す正
面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る遊技機を含む遊
技管理装置のシステム構成図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置を拡大して示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置に表示される第1画像遊技の内容の一例を示す説
明図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置に表示される第2画像遊技の内容の一例を示す説
明図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置に表示される第2画像遊技の途中経過の一例を示
す説明図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置に表示される第2画像遊技の別の表示例を示す説
明図である。
【図9】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変表
示装置に表示される第2画像遊技の別の表示例を示す説
明図である。
【図10】本発明の第1実施の形態に係る遊技機の可変
表示装置に表示される第2画像遊技の別の表示例を示す
説明図である。
【図11】本発明の第1実施の形態に係る遊技機におい
て、始動入賞口に球が入った場合の処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第1実施の形態に係る遊技機におい
て、第1画像遊技、第2画像遊技ないし特賞発生を概略
的に示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1実施の形態に係る遊技機におけ
る第2画像遊技の詳細を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1実施の形態に係る遊技機におい
て、特賞発生処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2実施の形態に係る遊技機におけ
る第2画像遊技で、大当たりの場合の画面フローの一例
を示す説明図である。
【図16】本発明の第2実施の形態に係る遊技機におけ
る第2画像遊技で、ハズレの場合の画面フローの一例を
示す説明図である。
【図17】本発明の第2実施の形態に係る遊技機におけ
る第2画像遊技の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技盤面 13…上皿 14…下皿 17…アウト口 18…表示ランプ 20…始動入賞口 21…始動入賞検知スイッチ 30…可変表示装置 31…表示部 40…保留球表示装置 41…保留ランプ 50…可変入賞装置 51…可動板 52…ソレノイド 53…入賞検知スイッチ 54…入賞計数機 55…V入賞口 56…V入賞検出スイッチ 60…賞球払出手段 70…スピーカー 100…遊技制御装置 110…CPU 111…抽選実行手段 112…権利保留手段 113…第1画像制御手段 114…第2画像制御手段 115…特賞生成手段 120…ROM 130…RAM 150…台コントローラ 200…ホール管理端末機

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に球を打ち出す遊技で所定の始
    動条件が成立すると、各種図柄を用いた画像遊技を実行
    し、該画像遊技の結果が所定の大当たり表示に相当する
    と、遊技者に有利な特賞が発生する遊技機において、 前記画像遊技を表示可能に遊技盤面上に配設された可変
    表示装置と、前記画像遊技ないし特賞発生を少なくとも
    制御する遊技制御装置とを有し、 前記遊技制御装置は、 遊技中に所定の始動条件が成立した場合に、前記可変表
    示装置で各種図柄を入れ替わり変化させた後に停止させ
    る第1画像遊技を実行し、 かつ前記第1画像遊技の途中で、前記大当たり表示への
    期待感を喚起させる準当たり表示が出現した場合に、該
    準当たり表示に組み合わされて大当たり表示を形成する
    当たり図柄を、所定の定位置に対しシーソーを使って配
    置させるか否かを決定する第2画像遊技を実行し、 かつ前記第2画像遊技の結果、前記当たり図柄がシーソ
    ーのバランスにより、前記所定の定位置に配置されて大
    当たり表示が形成された場合に、前記特賞を発生させる
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記遊技制御装置は、抽選実行手段と、第
    1画像制御手段と、第2画像制御手段と、特賞生成手段
    を有し、 前記抽選実行手段は、遊技中に所定の始動条件が成立し
    たことに起因して、乱数を用いた無作為抽選を実行し、 前記第1画像制御手段は、前記抽選実行手段の抽選結果
    に応じて、前記可変表示装置で各種図柄を入れ替わり変
    化させた後に停止させる第1画像遊技を実行し、 前記第2画像制御手段は、前記抽選実行手段の抽選結果
    に応じて、前記第1画像遊技の途中で、前記大当たり表
    示への期待感を喚起させる準当たり表示が出現した場合
    に、該準当たり表示に組み合わされて大当たり表示を形
    成する当たり図柄を、所定の定位置に対しシーソーを使
    って配置させるか否かを決定する第2画像遊技を実行
    し、 前記特賞生成手段は、前記抽選実行手段の抽選結果に応
    じて、前記第2画像遊技の結果、前記当たり図柄がシー
    ソーのバランスにより、前記所定の定位置に配置されて
    大当たり表示が形成された場合に、前記特賞を発生させ
    ることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記抽選実行手段は、前記始動条件が成立
    した場合に、前記第1画像遊技の途中で準当たり表示と
    なるか否かを決定する第1画像乱数を生成し、該第1画
    像乱数が準当たり表示に相当した場合に、さらに前記第
    2画像遊技の結果が大当たり表示に確定するか否かを決
    定する第2画像乱数を生成することを特徴とする請求項
    2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記第1画像遊技は、1または複数のライ
    ン上で、該ライン上に複数並ぶ各種図柄が入れ替わり変
    化した後に順次停止する内容であり、何れかのライン上
    で最後に停止する図柄を1つ残して、既に停止した図柄
    が互いに一致する状態が前記準当たり表示に相当し、 前記第2画像遊技では、前記第1画像遊技において準当
    たり表示を形成する図柄と同一図柄が前記当たり図柄と
    なることを特徴とする請求項1,2または3記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】前記可変表示装置では、 先ず画面全体に前記第1画像遊技が表示され、その途中
    で前記準当たり表示が出現した場合に、該準当たり表示
    をなす何れかのライン上の準当たり図柄配列のみが抜き
    出されて新たに表示され、前記準当たり図柄配列の両端
    の少なくとも一端側が前記所定の定位置と定められ、 次に前記準当たり図柄配列を含む前記第2画像遊技が表
    示され、該第2画像遊技におけるシーソーは、その両端
    の少なくとも一方に前記当たり図柄が載った状態で、該
    当たり図柄の揺動軌跡が、前記準当たり図柄配列におけ
    る前記所定の定位置に重なるように配置されることを特
    徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記第1画像遊技において、前記準当たり
    表示を形成した準当たり図柄配列が複数ある場合には、
    各準当たり図柄配列がそれぞれ抜き出されて新たに表示
    され、各準当たり図柄配列の両端の少なくとも一端側を
    前記所定の定位置と定め、 前記第2画像遊技において、前記当たり図柄がシーソー
    のバランスにより、前記各準当たり図柄配列の所定の定
    位置の何れか1つに配置された場合を、大当たり表示と
    定めることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記準当たり図柄配列の両端をそれぞれ前
    記所定の定位置と定め、 前記第2画像遊技において、前記当たり図柄がシーソー
    のバランスにより、前記各所定の定位置の何れか1つに
    配置された場合を、大当たり表示と定めることを特徴と
    する請求項5または6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記第2画像遊技における準当たり図柄配
    列の所定の定位置の数に応じて、前記大当たり表示に確
    定する確率を異ならせることを特徴とする請求項5,6
    または7記載の遊技機。
  9. 【請求項9】前記第2画像遊技におけるシーソーは、そ
    の両端の少なくとも一方に前記当たり図柄に加えて重し
    が載った状態に表示され、該重しの重さに応じてシーソ
    ーが所定方向へ揺動すべく表示されることを特徴とする
    請求項5,6,7または8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】前記可変表示装置では、 先ず画面全体に前記第1画像遊技が表示され、その途中
    で前記準当たり表示が出現した場合に、該準当たり表示
    をなす何れかのライン上の準当たり図柄配列のみが抜き
    出されて新たに表示され、前記準当たり図柄配列中に前
    記所定の定位置が定められ、 次に前記準当たり図柄配列を含む前記第2画像遊技が表
    示され、該第2画像遊技におけるシーソーは、その一端
    側に前記当たり図柄が表れ、他端側には各種図柄が入れ
    替わり変化する様子が表れた状態で表示され、他端側に
    おける図柄の変化が停止した際に、該他端側で確定され
    た図柄と前記一端側の当たり図柄との比較において、所
    定の比較規則に基づき前記当たり図柄の方が選択された
    場合に、該当たり図柄がシーソーのバランスにより、前
    記所定の定位置に配置されて前記大当たり表示が形成さ
    れることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  11. 【請求項11】前記可変表示装置に表示される前記第2
    画像遊技では、前記準当たり図柄配列の下方に前記シー
    ソーが配され、該シーソーの他端側における図柄の変化
    に伴ってシーソーの両端が上下に揺動を繰り返す様子が
    表示され、 前記シーソーの他端側における図柄の変化が停止した際
    に、シーソー自体の揺動も停止し、続いて他端側で確定
    された図柄と一端側の当たり図柄との比較において、図
    柄である数字が大きかった方が下がり、小さかった方が
    跳ね上がるシーソーの一方向への揺動が表示され、跳ね
    上がった図柄が前記準当たり図柄配列中の所定の定位置
    へ配置されたとき、該図柄が当たり図柄であれば前記大
    当たり表示が形成されることを特徴とする請求項10記
    載の遊技機。
  12. 【請求項12】報知手段を有し、該報知手段は、前記第
    1画像遊技で準当たり表示が出現した場合に、該準当た
    り表示とは別に、準当たり表示が出現した旨を遊技者に
    対して報知することを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8,9,10または11記載の遊技
    機。
  13. 【請求項13】前記遊技盤面上に可変入賞装置を設け、 前記可変入賞装置は、その入賞口を開閉可能な可動板を
    有して成り、該可動板は通常は閉状態に維持され、 前記可動板を、所定回数を限度に繰り返し開閉させて、
    前記特賞とすることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8,9,10,11または12記載の
    遊技機。
  14. 【請求項14】前記遊技盤面上に始動入賞口を設け、 前記始動入賞口に球が入賞することを、前記始動条件に
    設定したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8,9,10,11,12または13記載の遊
    技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002248224A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ遊技機

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