JP2001103594A - オーディオ処理装置 - Google Patents

オーディオ処理装置

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JP2001103594A
JP2001103594A JP27674799A JP27674799A JP2001103594A JP 2001103594 A JP2001103594 A JP 2001103594A JP 27674799 A JP27674799 A JP 27674799A JP 27674799 A JP27674799 A JP 27674799A JP 2001103594 A JP2001103594 A JP 2001103594A
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裕司 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオホニック再生用のオーディオ信号を
バイノーラル再生用のオーディオ信号に変換してヘッド
ホンで聴取する場合に、スピーカを使用した聴取時と同
様の正確な音像定位が実現できるようにする。 【解決手段】 少なくとも1つの音源から入力されるn
チャンネル(n≧1の正の整数)のオーディオ信号を2
チャンネルの信号に変換する変換手段13と、この変換
手段13により変換された一対の2チャンネルの信号が
供給されヘッドホンの特性差による聴感上の差を補正す
るための一対の補正フィルタ手段14L,14Rと、こ
の一対の補正フィルタ手段14L,14Rからの一対の
出力信号をヘッドホン18の左右のスピーカユニット1
8L,18Rに供給する出力部17L,17Rとを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドホン装置で
マルチチャンネルのステレオオーディオ信号を再生する
のに適用して好適なオーディオ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、映画等の映像に伴うオーディオ信
号(音声信号)は多チャンネル信号が数多く用いられ、
映像の両側及びセンタに置かれたスピーカおよび受聴者
後方あるいは両横におかれたスピーカ等によって再生さ
れることを想定して記録されている。これにより、映像
中の音源と実際に聞こえてくる音像位置が一致し、さら
に自然な広がりをもった音場が確立される。
【0003】しかし、従来のヘッドホン装置を使用して
このような音声を鑑賞しようとした場合、音声入力によ
る音像は頭の中に定位し、映像位置と音像定位位置が一
致せず、極めて不自然な音像定位となる。さらに各チャ
ンネルの音声信号の定位位置を分離独立して再生するこ
とは出来なかった。もちろん、楽音等の多チャンネルの
音声だけを鑑賞する場合も同様で、スピーカ再生と異な
り音が頭の中から聞こえ、音像定位位置が分離せず極め
て不自然な音場再生であった。
【0004】この現象を改善する為ヘッドホン装置で聴
取しても、スピーカで再生した場合と同等の音場を得る
為に、あらかじめ各チャンネル用に配置されたスピーカ
から受聴者の両耳までの伝達関数を測定あるいは計算
し、これらをディジタルフィルタ等のフィルタによりオ
ーディオ信号に畳込んだ後、ヘッドホン装置により聴取
するという方法が考えられる。
【0005】図8は、この方法を適用した従来のヘッド
ホン装置の一例を示した図である。入力端子1L,1R
に得られる左右2チャンネルのステレオオーディオ信号
は、アナログ/デジタル変換器2L,2Rでデジタルオ
ーディオ信号に変換する。アナログ/デジタル変換器2
L,2Rが出力する左右2チャンネルのオーディオ信号
は、デジタル処理回路3に供給する。このデジタル処理
回路3は、複数個のデジタルフィルタ3LL,3LR,
3RL,3RRと、2個の加算器4L,4Rで構成され
て、スピーカ装置を屋内などに実際に配置した場合に得
られる再生音場と同様の再生音場が、ヘッドホン装置で
得られるように変換する処理(いわゆるステレオホニッ
ク用の音響をバイノーラル用の音響に変換する処理)を
行う回路である。
【0006】デジタル処理回路3の具体的な構成として
は、左チャンネルのオーディオ信号を、第1のデジタル
フィルタ3LLと第2のデジタルフィルタ3LRに供給
し、右チャンネルのオーディオ信号を、第3のデジタル
フィルタ3RLと第4のデジタルフィルタ3RRに供給
する。各デジタルフィルタは、例えば図9に示す構成と
される。この図9に示すデジタルフィルタは、FIR型
のフィルタであり、入力端子111に得られる信号を、
複数段連続して接続された遅延回路112a,112
b,‥‥112m,112nに供給する。そして、入力
端子111に得られる信号と、各遅延回路112a〜1
12nの出力信号とを、それぞれ別の係数乗算器113
a,113b,‥‥113n,113oに供給し、それ
ぞれ個別に設定された係数値を乗算して、その乗算信号
を加算器114a,114b‥‥114m,114nで
順に加算して、全ての係数乗算信号が加算された出力
を、出力端子115に得る構成としてある。
【0007】このような構成のデジタルフィルタで構成
される第1のデジタルフィルタ3LLの出力と、第3の
デジタルフィルタ3RLの出力とを、加算器4Lに供給
して加算し、左チャンネル用の変換出力を得る。また、
第2のデジタルフィルタ3LRの出力と、第4のデジタ
ルフィルタ3RRの出力とを、加算器4Rに供給して加
算し、右チャンネル用の変換出力を得る。
【0008】そして、加算器4Lで加算して得た左チャ
ンネルの出力を、デジタル/アナログ変換器5Lに供給
して、アナログオーディオ信号に変換し、その変換され
たアナログオーディオ信号を、ヘッドホン駆動用の増幅
回路6Lにより増幅した後、ヘッドホン装置7の左耳用
のスピーカユニット7Lに供給する。また、加算器4R
で加算して得た右チャンネルの出力を、デジタル/アナ
ログ変換器5Rに供給して、アナログオーディオ信号に
変換し、その変換されたアナログオーディオ信号を、ヘ
ッドホン駆動用の増幅回路6Rにより増幅した後、ヘッ
ドホン装置7の右耳用のスピーカユニット7Rに供給す
る。
【0009】ここで、デジタル処理回路3での処理で、
ステレオホニック再生用のオーディオ信号が、バイノー
ラル再生用のオーディオ信号に変換される原理を、図1
0を参照して説明する。聴取者の左前方に左チャンネル
用スピーカ装置SLを配置し、右前方に右チャンネル用
スピーカ装置SRを配置して、それぞれのスピーカ装置
からステレオホニック再生用のオーディオ信号を再生さ
せたとする。このとき、聴取者の左耳に届く音は、左チ
ャンネルのスピーカ装置SLから届く音が伝達関数HL
Lを持ち、右チャンネルのスピーカ装置SRから届く音
が伝達関数HRLを持つものとする。また、聴取者の右
耳に届く音は、右チャンネルのスピーカ装置SRから届
く音が伝達関数HRRを持ち、左チャンネルのスピーカ
装置SLから届く音が伝達関数HLRを持つものとす
る。
【0010】このような4つの伝達関数HLL,HL
R,HRL,HRRを、4つのデジタルフィルタ3L
L,3LR,3RL,3RRでの演算処理で再現するよ
うに、各デジタルフィルタの係数乗算器の係数値をセッ
トすることで、ステレオホニック再生用の2チャンネル
オーディオ信号が、バイノーラル再生用の2チャンネル
オーディオ信号に変換される。この場合、各デジタルフ
ィルタの係数乗算器にセットする係数値は、各チャンネ
ルのスピーカ装置から両耳へのインパルス応答の伝達関
数を有響室で測定し、その測定値に基づいて設定するも
のである。図11は、測定されたインパルス応答データ
の一例を示したものである。
【0011】なお、このような処理でステレオホニック
再生用のオーディオ信号が、バイノーラル再生用のオー
ディオ信号に変換する処理については、本出願人が先に
出願した特許公報(特許第2751166号など参照)
に詳細に記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この先に提案した処理
装置によれば、音像定位は聴取者の頭外に定位するよう
になる。しかし、厳密にはヘッドホンによりバイノーラ
ル再生用に変換されたオーディオ信号を聴取する場合、
そのヘッドホンの左右のスピーカユニットから聴取者の
両耳に至るまでの伝達関数が作用することになり、実際
の音源からの音を聞く場合とは若干異なった特性となる
問題がある。
【0013】また、このヘッドホンから聴取者の両耳に
至るまでの伝達関数は、ヘッドホンの種類により異なる
特性になってしまう。従って、使用するヘッドホンを別
の種類のものに替えた場合には、音像の定位状態が異な
る状態になってしまう問題もあった。
【0014】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、ステレオホニック再生用のオーディオ信号をバ
イノーラル再生用のオーディオ信号に変換してヘッドホ
ンで聴取する場合に、スピーカを使用した聴取時と同様
の正確な音像定位が実現できるようにすることを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つの音源から入力されるnチャンネル(n≧1の正の整
数)のオーディオ信号を2チャンネルの信号に変換する
変換手段と、この変換手段により変換された一対の2チ
ャンネルの信号が供給されヘッドホンの特性差による聴
感上の差を補正するための一対の補正フィルタ手段と、
この一対の補正フィルタ手段からの一対の出力信号をヘ
ッドホンの左右のスピーカユニットに供給する出力部と
を備えたものである。
【0016】本発明によると、補正フィルタ手段により
ヘッドホンの特性差による聴感上の差が補正され、聴取
者の左右の耳元には正確にバイノーラル再生用の特性と
なった音が届くようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図3を参照して説明する。
【0018】本実施の形態においては、入力端子11
L,11Rに得られるステレオホニック再生用のオーデ
ィオ信号を、バイノーラル再生用のオーディオ信号に変
換して、この装置に接続されたヘッドホン装置に供給し
て再生させる装置としたものである。図1は、本実施の
形態の全体構成を示す図であり、左チャンネルオーディ
オ信号入力端子11Lと右チャンネルオーディオ信号入
力端子11Rには、ステレオホニック再生用の2チャン
ネルオーディオ信号を構成する左チャンネル信号と右チ
ャンネル信号が供給される。それぞれの端子11L,1
1Rに得られるオーディオ信号は、各チャンネル用のア
ナログ/デジタル変換器12L,12Rでデジタルオー
ディオ信号に変換する。
【0019】変換された各チャンネルのオーディオ信号
は、信号処理部13に供給する。この信号処理部13
は、音源から聴取者の左耳及び右耳までの2系統のイン
パルス応答に基づいて、ヘッドホン再生用の音場を形成
させる2チャンネルのオーディオ信号に変換する処理を
行う回路である。この信号処理部13は、従来例として
図8に示したデジタル処理回路3と同様の原理に基づく
回路であり、例えばFIRフィルタなどのデジタルフィ
ルタと加算器などで構成し、デジタルフィルタの係数乗
算器で乗算する係数値は、音源から聴取者の左耳及び右
耳までの2系統のインパルス応答の実測値に基づいて設
定する。この場合、それぞれのデジタルフィルタは、例
えば数千タップ程度の非常に大規模な演算が行えるもの
を使用する。
【0020】そして本実施の形態においては、信号処理
部13で処理された左チャンネルのオーディオ信号を、
左チャンネル用の特性補正部14Lに供給し、信号処理
部13で処理された右チャンネルのオーディオ信号を、
右チャンネル用の特性補正部14Rに供給し、それぞれ
の特性補正部14L,14Rでヘッドホン特性の補正処
理を行う。ここでの特性補正部14L,14Rでの補正
とは、使用が想定されるヘッドホン(ここでは後述する
ヘッドホン装置18)の特性差による聴感上の差を補正
するためものであり、それぞれ例えばFIR型のデジタ
ルフィルタ(例えば図9に示した構成のデジタルフィル
タ)が使用される。
【0021】即ち、聴取者が装着するヘッドホンに組み
込まれた左のスピーカユニット(ドライバ)から聴取者
の左耳までの左チャンネルの伝達特性をHhl1 とする
と、左チャンネル用の特性補正部14Lを構成するフィ
ルタには、伝達特性Hhl1 の逆特性〔1/Hhl1 〕がイ
ンパルス応答データとして時間領域に畳み込まれるよう
に、フィルタを構成する各係数乗算器の乗算係数などが
設定してある。また、聴取者が装着するヘッドホンに組
み込まれた右のスピーカユニット(ドライバ)から聴取
者の右耳までの左チャンネルの伝達特性をHlr1 とする
と、右チャンネル用の特性補正部14Rを構成するフィ
ルタには、伝達特性Hlr1 の逆特性〔1/Hlr1 〕がイ
ンパルス応答データとして時間領域に畳み込まれるよう
に、フィルタを構成する各係数乗算器の乗算係数などが
設定してある。なお、特性補正部14L,14Rとして
FIR型のデジタルフィルタを使用した場合、例えば数
百タップ程度の比較的回路規模の小さなデジタルフィル
タが使用される。
【0022】各特性補正部14L,14Rで補正された
左右のオーディオ信号は、それぞれのチャンネル毎に別
のデジタル/アナログ変換器15L,15Rに供給し
て、アナログオーディオ信号に変換し、その左右2チャ
ンネルのアナログオーディオ信号を、ヘッドホン駆動用
の比較的増幅率の小さな増幅器16L,16Rで増幅し
た後、ヘッドホン接続端子17L,17Rに供給する。
そして、このヘッドホン接続端子17L,17Rにヘッ
ドホン装置18の接続プラグ(図示せず)を挿入するこ
とで、接続されたヘッドホン装置18の左右のスピーカ
ユニット18L,18Rに、ヘッドホン接続端子17
L,17Rに得られる各チャンネル用のオーディオ信号
が供給され、ヘッドホン装置18からオーディオが再生
される。
【0023】このように構成したことで、ヘッドホン装
置18で再生されて聴取者が聞き取る音場は、元の2チ
ャンネルオーディオ信号を、室内などにスピーカ装置を
配置して形成される音場と同様の良好な音場となる。こ
こで、本例の場合には、特性補正部14L,14Rでヘ
ッドホン特性の補正処理を行うようにしてあるので、使
用するヘッドホン装置18の左右のドライバから聴取者
の両耳までの伝達特性の補正が行われる。従って、聴取
者が聞き取る音が定位する音像は、入力したオーディオ
信号の音源の位置に正確に一致するようになる。特に本
例の場合には、左右のチャンネルで個別の補正処理部1
4L,14Rを使用して独立に補正が行われるので、ヘ
ッドホン特性の補正が左右のチャンネルで正確に行え、
据え置き型のスピーカ装置を使用して聴取した場合に非
常に近い自然な音質を持った音像を再現することが可能
になる。
【0024】なお、上述した説明では、補正処理部14
L,14Rを構成するフィルタとして、FIR型のデジ
タルフィルタを使用するようにしたが、他の構成のデジ
タルフィルタを使用するようにしても良い。例えばII
R型のデジタルフィルタを使用しても良い。図2は、I
IR型のデジタルフィルタの構成例を示した図で、この
例では2次のIIR型フィルタとしてある。その構成を
説明すると、入力端子81に得られる入力信号を、係数
乗算器82aを介して加算器84に供給すると共に、遅
延回路83aにより入力信号を遅延させた後、係数乗算
器82bを介して加算器84に供給し、さらに遅延回路
83aの出力を遅延回路83bにより遅延させた後、係
数乗算器82cを介して加算器84に供給する。また、
加算器84の加算出力を出力端子87に供給すると共
に、この加算出力を遅延回路85aにより遅延させた
後、係数乗算器86aを介して加算器84に供給し、さ
らに遅延回路85aの出力を遅延回路85bにより遅延
させた後、係数乗算器86bを介して加算器84に供給
する。そして、加算器84では供給される各信号を加算
処理して加算出力を得る。
【0025】このように構成される2次のIIR型のデ
ジタルフィルタを、例えば図3に示すように複数段直列
に接続して、補正処理部を構成する。即ち、補正処理部
の入力端子91を1段目のIIR型フィルタ92aに供
給し、このフィルタ92aの出力を2段目のIIR型フ
ィルタ92bに供給し、以下順に直列に接続されたII
R型フィルタに順に供給して、最終段のIIR型フィル
タ92nの出力を補正処理部の出力端子93に供給す
る。このような構成で、各補正処理部14L及び14R
を構成した場合にも、FIR型フィルタを使用した場合
と同様の特性補正処理が行える。
【0026】さらに、各補正処理部14L及び14Rと
して、ほぼ同様の補正特性を有するアナログ回路で構成
されたアナログフィルタとして構成しても良い。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
を参照して説明する。この図4において、上述した第1
の実施の形態で説明した図1に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0028】本実施の形態においても、入力端子11
L,11Rに得られるステレオホニック再生用のオーデ
ィオ信号を、バイノーラル再生用のオーディオ信号に変
換して、この装置に接続されたヘッドホン装置に供給し
て再生させるようにしたものである。ここで本実施の形
態の場合には、2種類の異なる形式のヘッドホン装置が
接続できるようにしたものである。
【0029】以下、本実施の形態の構成について説明す
ると、図4は本実施の形態の全体構成を示す図である。
左チャンネルオーディオ信号入力端子11Lと右チャン
ネルオーディオ信号入力端子11Rには、ステレオホニ
ック再生用の2チャンネルオーディオ信号を構成する左
チャンネル信号と右チャンネル信号が供給される。それ
ぞれの端子11L,11Rに得られるオーディオ信号
は、各チャンネル用のアナログ/デジタル変換器12
L,12Rでデジタルオーディオ信号に変換した後、信
号処理部13に供給する。信号処理部13は、音源から
聴取者の左耳及び右耳までの2系統のインパルス応答に
基づいて、ヘッドホン再生用の音場を形成させる2チャ
ンネルのオーディオ信号に変換する処理を行う回路であ
り、既に第1の実施の形態で説明した回路と全く同じで
ある。
【0030】そして、信号処理部13で処理された左チ
ャンネルのオーディオ信号を、左チャンネル用の第1の
特性補正部14Lに供給し、信号処理部13で処理され
た右チャンネルのオーディオ信号を、右チャンネル用の
第1の特性補正部14Rに供給し、それぞれの第1の特
性補正部14L,14Rでヘッドホン特性の補正処理を
行う。ここでの第1の特性補正部14L,14Rでの補
正処理についても、既に第1の実施の形態で説明したヘ
ッドホン装置18の特性差による聴感上の差を補正する
処理と全く同じであり、図1の特性補正部14L,14
Rと同一構成の回路である。
【0031】即ち、各特性補正部14L,14Rは、F
IR型のデジタルフィルタなどのフィルタ手段で構成さ
れて、聴取者が装着するヘッドホン装置18に組み込ま
れたドライバから聴取者の耳までの左チャンネルの伝達
特性をHhl1 、右チャンネルの伝達特性をHlr1 とする
と、左チャンネル用の特性補正部14Lを構成するフィ
ルタには、伝達特性Hhl1 の逆特性〔1/Hhl1 〕がイ
ンパルス応答データとして時間領域に畳み込んであり、
右チャンネル用の特性補正部14Rを構成するフィルタ
には、伝達特性Hlr1 の逆特性〔1/Hlr1 〕がインパ
ルス応答データとして時間領域に畳み込んである。
【0032】そして、各特性補正部14L,14Rで補
正された左右のオーディオ信号を、それぞれのチャンネ
ル毎に別のデジタル/アナログ変換器15L,15Rに
供給して、アナログオーディオ信号に変換し、その左右
2チャンネルのアナログオーディオ信号を、ヘッドホン
駆動用の比較的増幅率の小さな増幅器16L,16Rで
増幅した後、ヘッドホン接続端子17L,17Rに供給
し、接続されたヘッドホン装置18の左右のスピーカユ
ニット18L,18Rからオーディオを再生させる。こ
こまでは第1の実施の形態で説明した構成及び処理と同
じである。
【0033】そして本実施の形態においては、信号処理
部13が出力する左右2チャンネルのオーディオ信号
を、第2の特性補正部21L,21Rにも供給する。こ
の第2の特性補正部21L,21Rの構成については、
第1の特性補正部14L,14Rと同様にFIR型のデ
ジタルフィルタなどのフィルタ手段で構成され、その補
正する特性が異なる特性としてある。
【0034】即ち、第2の特性補正部21L,21Rで
処理されたオーディオ信号が供給されるヘッドホン装置
(ここでは後述するコードレスヘッドホン装置25)に
組み込まれたドライバから聴取者の耳までの左チャンネ
ルの伝達特性をHhl2 、右チャンネルの伝達特性をHlr
2 とすると、左チャンネル用の第2の特性補正部21L
を構成するフィルタには、伝達特性Hhl2 の逆特性〔1
/Hhl2 〕がインパルス応答データとして時間領域に畳
み込んであり、右チャンネル用の第2の特性補正部21
Rを構成するフィルタには、伝達特性Hlr2 の逆特性
〔1/Hlr2 〕がインパルス応答データとして時間領域
に畳み込んである。
【0035】そして、それぞれの第2の特性補正部21
L,21Rで補正された左右の信号を、それぞれのチャ
ンネル毎に別のデジタル/アナログ変換器22L,22
Rに供給して、アナログオーディオ信号に変換し、その
左右2チャンネルのアナログオーディオ信号を、増幅器
23L,23Rで増幅した後、赤外線信号出力部24に
供給する。この赤外線信号出力部24は、供給される2
チャンネルのオーディオ信号を、所定の帯域の赤外線信
号として出力する回路で、例えば赤外線発光ダイオード
が赤外線信号の出力手段として使用される。
【0036】赤外線信号出力部24から出力される赤外
線信号は、この装置の近傍(例えば数m以内の距離)に
配置されたコードレスヘッドホン装置25の赤外線信号
受光部26で受信され、このコードレスヘッドホン装置
25の左右のスピーカユニット25L,25Rから、受
信したオーディオを再生させる。
【0037】このように構成したことで、ヘッドホン接
続端子17L,17Rに直接接続したヘッドホン装置1
8で再生されて聴取者が聞き取る音像は、そのヘッドホ
ン特性の差が第1の特性補正部14L,14Rで補正さ
れた良好なものになる。そして、赤外線出力部24から
の赤外線信号を受信するコードレスヘッドホン装置25
で再生されて聴取者が聞き取る音像についても、そのヘ
ッドホン特性の差が第2の特性補正部21L,21Rで
補正された良好なものになる。
【0038】従って、ヘッドホン装置18とコードレス
ヘッドホン装置25とでは、ヘッドホン特性(即ちドラ
イバから聴取者の各耳までの伝達特性)に違いがあって
も、それぞれのヘッドホン装置で再生されて聴取者が聞
き取る音像が定位する位置は等しくなり、いずれのヘッ
ドホン装置を使用する場合でも正しい位置に音像が定位
したオーディオを聴取できる。
【0039】なお、本実施の形態で第1,第2の特性補
正部として使用されるフィルタ手段としては、上述した
FIR型デジタルフィルタの他に、第1の実施の形態で
説明したIIR型デジタルフィルタやアナログフィルタ
を適用することも可能である。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態を、図5
を参照して説明する。この図5において、上述した第1
の実施の形態で説明した図1に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0041】本実施の形態においては、ヘッドホン接続
端子の他に赤外線出力部を備えて、ヘッドホン接続端子
に直接接続されるヘッドホン装置と、赤外線出力部から
の赤外線信号を受信するコードレスヘッドホン装置との
いずれか一方が選択的に使用できるようにしたものであ
る。
【0042】以下、本実施の形態の構成について説明す
ると、図5は本実施の形態の全体構成を示す図である。
左チャンネルオーディオ信号入力端子11Lと右チャン
ネルオーディオ信号入力端子11Rには、ステレオホニ
ック再生用の2チャンネルオーディオ信号を構成する左
チャンネル信号と右チャンネル信号が供給される。それ
ぞれの端子11L,11Rに得られるオーディオ信号
は、各チャンネル用のアナログ/デジタル変換器12
L,12Rでデジタルオーディオ信号に変換した後、信
号処理部13に供給する。信号処理部13は、音源から
聴取者の左耳及び右耳までの2系統のインパルス応答に
基づいて、ヘッドホン再生用の音場を形成させる2チャ
ンネルのオーディオ信号に変換する処理を行う回路であ
り、既に第1の実施の形態で説明した回路と全く同じで
ある。
【0043】そして、信号処理部13で処理された左チ
ャンネルのオーディオ信号を、左チャンネル用の第1の
特性補正部31Lに供給し、信号処理部13で処理され
た右チャンネルのオーディオ信号を、右チャンネル用の
第1の特性補正部31Rに供給し、それぞれの第1の特
性補正部31L,31Rで、ヘッドホン接続端子17
L,17Rに接続されるヘッドホン装置18を想定した
ヘッドホン特性(即ちドライバから聴取者の各耳までの
伝達特性)の補正処理を行う。
【0044】また、信号処理部13で処理された左チャ
ンネルのオーディオ信号を、左チャンネル用の第2の特
性補正部32Lに供給し、信号処理部13で処理された
右チャンネルのオーディオ信号を、右チャンネル用の第
2の特性補正部32Rに供給し、それぞれの第2の特性
補正部32L,32Rで、コードレスヘッドホン装置
(図示せず)を想定したヘッドホン特性の補正処理を行
う。各特性補正部の構成については、既に第1,第2の
実施の形態で説明した特性補正部と同じであり、FIR
型のデジタルフィルタ,IIR型のデジタルフィルタ,
アナログフィルタなどのフィルタ手段が使用される。
【0045】そして、第1の特性補正部31L,31R
で補正された左右のオーディオ信号と、第2の特性補正
部32L,32Rで補正された左右のオーディオ信号
は、切換スイッチ33に供給する。切換スイッチ33で
は、制御端子33aに得られる制御信号に基づいて、い
ずれか一方の組のオーディオ信号を選択して出力する。
切換スイッチ33が出力するオーディオ信号は、それぞ
れのチャンネル毎に別のデジタル/アナログ変換器15
L,15Rに供給して、アナログオーディオ信号に変換
し、その左右2チャンネルのアナログオーディオ信号
を、増幅器16L,16Rで増幅した後、ヘッドホン接
続端子17L,17R及び赤外線出力部34に供給す
る。なお、切換スイッチ33の制御端子33aに供給す
る制御信号は、例えばこの装置が備える操作キーの操作
に基づいて生成される。
【0046】ヘッドホン接続端子17L,17Rにヘッ
ドホン装置18を接続した際には、そのヘッドホン装置
18の左右のスピーカユニット18L,18Rからオー
ディオが再生される。また、コードレスヘッドホン装置
(図示せず)を用意した場合には、そのコードレスヘッ
ドホン装置で赤外線出力部34から出力される赤外線信
号を受信し、その受信したオーディオが再生される。
【0047】ここで、ヘッドホン装置18を使用する場
合には、操作キーの操作などにより、切換スイッチ33
で第1の特性補正部31L,31Rの出力を選択させ
て、第1の特性補正部31L,31Rで補正されたオー
ディオ信号を、ヘッドホン接続端子17L,17Rから
ヘッドホン装置18に供給させるように設定する。ま
た、コードレスヘッドホン装置を使用する場合には、操
作キーの操作などにより、切換スイッチ33で第1の特
性補正部31L,31Rの出力を選択させて、第2の特
性補正部32L,32Rで補正されたオーディオ信号
を、赤外線出力部34に供給させるように設定する。
【0048】このように構成したことで、切換スイッチ
33の切換え操作を行うだけで、ヘッドホン接続端子1
7L,17Rに直接ヘッドホン装置18を接続した場合
と、コードレスヘッドホン装置を使用した場合のいずれ
の場合でも、それぞれのヘッドホン特性の差が最適に補
正された良好なものになる。ここで本実施の形態の構成
の場合には、2つのヘッドホン装置を同時に使用するこ
とはできないが、オーディオ信号を出力させるための回
路構成(デジタル/アナログ変換器15L,15Rと増
幅器16L,16R)が1組で良く、それだけ回路構成
を簡単にすることができる。
【0049】なお、切換スイッチ33の切換えは、上述
した例では操作キーの操作に基づいて行われるようにし
たが、例えばヘッドホン接続端子17L,17Rにヘッ
ドホン装置のプラグが挿入されたとき、第1の特性補正
部31L,31R側に切換わり、ヘッドホン接続端子1
7L,17Rにヘッドホン装置のプラグが挿入されてな
いとき、第2の特性補正部32L,32R側に切換わる
ような構成としても良い。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態を、図6
を参照して説明する。この図6において、上述した第
1,第3の実施の形態で説明した図1,図5に対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0051】本実施の形態においては、第3の実施の形
態の場合と同様に、ヘッドホン接続端子の他に赤外線出
力部を備えて、ヘッドホン接続端子に直接接続されるヘ
ッドホン装置と、赤外線出力部からの赤外線信号を受信
するコードレスヘッドホン装置とのいずれか一方が選択
的に使用できるようにしたものであり、その場合の回路
構成をより簡単なものとしたものである。
【0052】以下、本実施の形態の構成について説明す
ると、図6は本実施の形態の全体構成を示す図である。
左チャンネルオーディオ信号入力端子11Lと右チャン
ネルオーディオ信号入力端子11Rには、ステレオホニ
ック再生用の2チャンネルオーディオ信号を構成する左
チャンネル信号と右チャンネル信号が供給される。それ
ぞれの端子11L,11Rに得られるオーディオ信号
は、各チャンネル用のアナログ/デジタル変換器12
L,12Rでデジタルオーディオ信号に変換した後、信
号処理部41に供給する。信号処理部41は、音源から
聴取者の左耳及び右耳までの2系統のインパルス応答に
基づいて、ヘッドホン再生用の音場を形成させる2チャ
ンネルのオーディオ信号に変換する処理と、左右のヘッ
ドホン特性(即ちヘッドホンのドライバから聴取者の各
耳までの伝達特性)の補正処理とを同時に行う回路とし
てある。
【0053】即ち、ステレオホニック再生用のオーディ
オ信号を、バイノーラル再生用のオーディオ信号に変換
する信号処理部(第1の実施の形態などで説明した信号
処理部13)はフィルタ手段で構成されるものであり、
ヘッドホン特性の補正処理を行う特性補正部についても
フィルタ手段で構成されるものであり、ここでは1組の
フィルタ手段で双方の処理を行う構成としてある。具体
的には、例えばFIR型のデジタルフィルタを含む回路
として信号処理部41を構成して、そのデジタルフィル
タに、バイノーラル再生用のインパルス応答データと、
ドライバから聴取者の各耳までの伝達特性との、双方の
データに基づいた係数値を設定して、両処理を同時に実
行できるようにしてある。
【0054】この場合、信号処理部41内のデジタルフ
ィルタの各係数乗算器に設定される係数値については、
コントローラ42により制御される構成としてあり、少
なくとも第1の設定状態と第2の設定状態が選択できる
ようにしてある。ここでは、第1の設定状態について
は、ヘッドホン接続端子17L,17Rに接続したヘッ
ドホン装置18のヘッドホン特性に基づいた補正処理が
行われる設定状態としてあり、第2の設定状態について
は、赤外線出力部34から出力される赤外線信号を受信
するコードレスヘッドホン装置のヘッドホン特性に基づ
いた補正処理が行われる設定状態としてある。
【0055】そして、信号処理部41で処理された左右
のオーディオ信号を、それぞれのチャンネル毎に別のデ
ジタル/アナログ変換器15L,15Rに供給して、ア
ナログオーディオ信号に変換し、その左右2チャンネル
のアナログオーディオ信号を増幅器16L,16Rで増
幅した後、ヘッドホン接続端子17L,17R及び赤外
線出力部34に供給する。
【0056】ヘッドホン接続端子17L,17Rにヘッ
ドホン装置18を接続した際には、そのヘッドホン装置
18の左右のスピーカユニット18L,18Rからオー
ディオが再生される。また、コードレスヘッドホン装置
(図示せず)を用意した場合には、そのコードレスヘッ
ドホン装置で赤外線出力部34から出力される赤外線信
号を受信し、その受信したオーディオが再生される。
【0057】ここで、ヘッドホン装置18を使用する場
合には、コントローラ42の制御で、信号処理部41内
のデジタルフィルタの各係数乗算器を第1の設定状態と
し、コードレスヘッドホン装置を使用する場合には、コ
ントローラ42の制御で、信号処理部41内のデジタル
フィルタの各係数乗算器を第2の設定状態とする。
【0058】このように構成したことで、ヘッドホン接
続端子17L,17Rに直接ヘッドホン装置18を接続
した場合と、コードレスヘッドホン装置を使用した場合
のいずれの場合でも、それぞれのヘッドホン特性の差が
最適に補正された良好なものになる。ここで本実施の形
態の構成の場合には、デジタルフィルタを備えた1組の
信号処理部41で、バイノーラル再生用のオーディオ信
号に変換する変換処理と、ヘッドホン特性の補正処理と
を行うようにしてあるので、それだけ回路構成を簡単に
することができる。また、その1組の信号処理部41
で、2種類のヘッドホン特性の補正処理ができるので、
補正処理部が1組で良く、その点からも回路構成が簡単
になる。
【0059】次に、本発明の第5の実施の形態を、図7
を参照して説明する。この図7において、上述した第1
の実施の形態で説明した図1に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0060】本実施の形態においては、入力端子51
L,51R,51C,51SL,51SR,51LFE
に得られるマルチチャンネルオーディオ信号を、バイノ
ーラル再生用の2チャンネルのオーディオ信号に変換し
て、この装置に接続されたヘッドホン装置に供給して再
生させるようにしたものである。
【0061】以下、本実施の形態の構成について説明す
ると、図7は本実施の形態の全体構成を示す図である。
本例の入力端子に供給されるマルチチャンネルオーディ
オ信号としては、6チャンネルのオーディオ信号で構成
され、左フロントチャンネルの信号(左前方に音像が定
位するチャンネルの信号)が入力端子51Lに得られ、
右フロントチャンネルの信号(右前方に音像が定位する
チャンネルの信号)が入力端子51Rに得られ、センタ
チャンネルの信号(前方の中央に音像が定位するチャン
ネルの信号)が入力端子51Cに得られ、左リアチャン
ネルの信号(左後方に音像が定位するチャンネルの信
号)が入力端子51SLに得られ、右リアチャンネルの
信号(右後方に音像が定位するチャンネルの信号)が入
力端子51SRに得られ、低域信号専用チャンネルの信
号が入力端子51LFEに得られる。なお、このような
チャンネル構成の場合には、低域専用チャンネルを0.
1チャンネルと見なして、残りの5チャンネルと合わせ
て5.1チャンネルと称する場合がある。低域専用チャ
ンネルは、例えば120Hz程度よりも低域のオーディ
オ信号だけが得られるチャンネルである。
【0062】各入力端子51L,51R,51C,51
SL,51SR,51LFEに得られるオーディオ信号
は、各チャンネル毎に個別のアナログ/デジタル変換器
52L,52R,52C,52SL,52SR,52L
FEに供給して、個別にデジタルオーディオ信号に変換
する。そして、変換された各チャンネルのオーディオ信
号を、分配処理部53に供給する。分配処理部53で
は、例えばセンタチャンネルの信号を、左右のフロント
チャンネルの信号に均等に混合する処理を行うと共に、
低域専用チャンネルの信号を他の各チャンネルの信号に
均等に混合する処理を行い、フロントの左右のオーディ
オ信号SLa,SRaとリアの左右のオーディオ信号S
Lb,SRbの4チャンネル信号を得る。
【0063】この4チャンネルのオーディオ信号は、信
号処理部54に供給して、聴取者を囲む4つの異なる位
置に音源がある左右の2チャンネルのオーディオ信号に
変換する処理を行うと共に、その2チャンネルのオーデ
ィオ信号を、音源から聴取者の左耳及び右耳までの2系
統のインパルス応答に基づいて、ヘッドホン再生用の音
場形成用のオーディオ信号に変換する処理を行う。これ
らの処理については、デジタルフィルタなどを使用した
演算処理で実行される。
【0064】そして、信号処理部54で処理された左チ
ャンネルのオーディオ信号を、左チャンネル用の特性補
正部14Lに供給し、信号処理部54で処理された右チ
ャンネルのオーディオ信号を、右チャンネル用の特性補
正部14Rに供給し、それぞれの特性補正部14L,1
4Rでヘッドホン特性の補正処理を行う。ここでの特性
補正部14L,14Rでの補正処理については、第1の
実施の形態で説明したヘッドホン特性の補正処理と同じ
であり、それぞれ例えばFIR型のデジタルフィルタが
使用される。
【0065】各特性補正部14L,14Rで補正された
左右のオーディオ信号は、それぞれのチャンネル毎に別
のデジタル/アナログ変換器15L,15Rに供給し
て、アナログオーディオ信号に変換し、その左右2チャ
ンネルのアナログオーディオ信号を増幅器16L,16
Rで増幅した後、ヘッドホン接続端子17L,17Rに
供給し、このヘッドホン接続端子17L,17Rに接続
されたヘッドホン装置18からオーディオを再生させ
る。
【0066】このように構成したことで、マルチチャン
ネルのオーディオ信号により、ヘッドホン装置18を装
着した聴取者の周囲を囲む位置に音源がある音場が形成
されることになり、マルチチャンネルオーディオ信号の
再生が良好に行える。この場合、第1の実施の形態の場
合と同様に、ヘッドホンのドライバから聴取者の各耳ま
での伝達特性の補正処理が行われるので、それぞれの音
源の位置が正確な位置として聞き取れるようになる。
【0067】なお、本例の場合にはいわゆる5.1チャ
ンネルのオーディオ信号がマルチチャンネルオーディオ
信号として入力した場合の処理について説明したが、他
のチャンネル構成のマルチチャンネルオーディオ信号の
場合にも適用できることは勿論である。
【0068】また、このマルチチャンネルオーディオ信
号を再生する処理を行う場合に、第2,第3,第4の実
施の形態で説明した複数のヘッドホン特性の補正処理の
同時又は選択的な実行を行う構成としても良い。
【0069】また、上述した第2,第3,第4の実施の
形態では、2組のヘッドホン特性の補正処理が行える構
成としたが、3組以上のヘッドホン特性の補正処理が行
える構成としても良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、補正
フィルタ手段によりヘッドホンの特性差による聴感上の
差が補正され、聴取者の左右の耳元には正確にバイノー
ラル再生用の特性となった音が届くようになる。特に、
左右のチャンネルで個別の補正フィルタ手段を使用して
独立に補正が行われるので、ヘッドホンから聴取者の左
右の耳元までの特性の補正が左右のチャンネルで正確に
行え、据え置き型のスピーカ装置を使用して聴取した場
合に非常に近い自然な音質を持った音像を再現すること
が可能になる。
【0071】請求項2に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、一対の補正フィルタ手段を
少なくとも2組設け、それぞれの組の補正フィルタ手段
の補正特性を異なる特性に設定したことで、用意した補
正フィルタ手段の数に対応して、複数のヘッドホンに対
応させることが可能になり、使用可能なヘッドホンが選
択できるようになる。
【0072】請求項3に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、一対の少なくとも2組設け
た内の、一方の組の補正フィルタ手段により補正された
信号を、第1の出力部から第1のヘッドホンに供給し、
他方の組の補正フィルタ手段により補正された信号を、
第2の出力部から第2のヘッドホンに供給するようにし
たことで、種類の異なる複数のヘッドホンを同時に使用
して、それぞれのヘッドホンで正確な音像を再現できる
ようになる。
【0073】請求項4に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、少なくとも2組設けたそれ
ぞれの組の補正フィルタ手段の出力を選択的に出力部に
供給することで、使用する補正フィルタ手段の選択で、
複数のヘッドホンに対応させることが可能になり、使用
可能なヘッドホンが選択できるようになる。
【0074】請求項5に記載した発明によると、請求項
2に記載した発明において、一対の補正フィルタ手段
は、デジタルフィルタを用いて構成したことで、デジタ
ルフィルタの係数設定処理などで簡単に所望の特性補正
処理が行えるようになる。
【0075】請求項6に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、一対の補正フィルタ手段
は、アナログフィルタを用いて構成したことで、アナロ
グ回路によって特性補正処理が行えるようになる。
【0076】請求項7に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、一対の補正フィルタ手段
は、複数の補正データを選択的に設定できるフィルタ手
段としたことで、1つのフィルタ手段の特性を切換える
だけで、簡単に複数のヘッドホンに対応させることが可
能になる。
【0077】請求項8に記載した発明によると、請求項
1に記載した発明において、音源は、少なくとも前方の
左と、前方の右と、前方の中央と、後方の左と、後方の
右の5つの位置で構成されることで、いわゆるマルチチ
ャンネルオーディオによる音像をヘッドホンで正確に定
位させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による全体構成の例
を示すブロック図である。
【図2】IIRフィルタの例を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による特性補正部を
IIRフィルタで構成した例を示す構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による全体構成の例
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による全体構成の例
を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態による全体構成の例
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態による全体構成の例
を示すブロック図である。
【図8】従来のオーディオ処理装置の構成の一例を示す
構成図である。
【図9】デジタルフィルタの一例を示す構成図である。
【図10】頭外音像定位処理を説明するための説明図で
ある。
【図11】インパルス応答データの例を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
11L…左チャンネルオーディオ信号入力端子、11R
…右チャンネルオーディオ信号入力端子、13…信号処
理部、14L,14R…特性補正部(第1の特性補正
部)、17L,17R…ヘッドホン接続端子、18…ヘ
ッドホン装置、21L,21R…第2の特性補正部、2
4…赤外線信号出力部、25…コードレスヘッドホン装
置、31L,31R…第1の特性補正部、31L,31
R…第2の特性補正部、33…切換スイッチ、34…赤
外線信号出力部、41…信号処理部、42…コントロー
ラ、51L…左フロントチャンネルオーディオ信号入力
端子、51R…右フロントチャンネルオーディオ信号入
力端子、51C…センタチャンネルオーディオ信号入力
端子、51SL…左リアチャンネルオーディオ信号入力
端子、51SR…右リアチャンネルオーディオ信号入力
端子、51LFE…低域専用チャンネルオーディオ信号
入力端子、53…分配処理部、54…信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲永 潔文 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D011 AC02 5D062 AA73 AA74

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの音源から入力されるn
    チャンネル(n≧1の正の整数)のオーディオ信号を2
    チャンネルの信号に変換する変換手段と、 上記変換手段により変換された一対の2チャンネルの信
    号が供給され、ヘッドホンの特性差による聴感上の差を
    補正するための一対の補正フィルタ手段と、 上記一対の補正フィルタ手段からの一対の出力信号をヘ
    ッドホンの左右のスピーカユニットに供給する出力部
    と、 を備えたオーディオ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 上記一対の補正フィルタ手段を少なくとも2組設け、そ
    れぞれの組の補正フィルタ手段の補正特性を異なる特性
    に設定した、 オーディオ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 少なくとも2組設けた内の、一方の組の補正フィルタ手
    段により補正された信号を、第1の出力部から第1のヘ
    ッドホンに供給し、 他方の組の補正フィルタ手段により補正された信号を、
    第2の出力部から第2のヘッドホンに供給する、 オーディオ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 少なくとも2組設けたそれぞれの組の補正フィルタ手段
    の出力の内の選択された出力を上記出力部に供給する、 オーディオ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 上記一対の補正フィルタ手段は、デジタルフィルタを用
    いて構成した、 オーディオ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 上記一対の補正フィルタ手段は、アナログフィルタを用
    いて構成した、 オーディオ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 上記一対の補正フィルタ手段は、複数の補正データを選
    択的に設定できるフィルタ手段とした、 オーディオ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のオーディオ処理装置にお
    いて、 上記音源は、少なくとも前方の左と、前方の右と、前方
    の中央と、後方の左と、後方の右の5つの位置で構成さ
    れる、 オーディオ処理装置。
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