JP2001102146A - 端子の接合方法 - Google Patents

端子の接合方法

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JP2001102146A
JP2001102146A JP27917599A JP27917599A JP2001102146A JP 2001102146 A JP2001102146 A JP 2001102146A JP 27917599 A JP27917599 A JP 27917599A JP 27917599 A JP27917599 A JP 27917599A JP 2001102146 A JP2001102146 A JP 2001102146A
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JP
Japan
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terminal
shaped
terminals
flat
rod
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JP27917599A
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English (en)
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Yasunori Odakura
安則 小田倉
Kazuhiko Kawakami
和彦 河上
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】孔または切欠きを有する平板状端子またはフラ
ットケーブルに棒状端子を垂直に挿入し、接合するもの
において、簡単な構造で、各端子の位置決め、および、
端子同士の絶縁が容易で、確実に端子を接合できる端子
の接合方法の提供。 【解決手段】平板状端子に実質的に垂直に挿入した棒状
端子を溶接接合する端子の接合方法であって、両端子の
接合部に絶縁部材1を設け、該絶縁部材1の平板状端子
2の挿入部12に該端子の挿入部の形状に合致した孔ま
たは溝と、棒状端子4を挿入可能な孔14とを設け、前
記平板状端子には棒状端子の先端部が嵌入可能な孔21
を形成し、絶縁部材には両端子の接合部の周囲に絶縁隔
壁を設けて両端子の接合部および複数の端子同士間を電
気的に絶縁できるよう構成し、前記絶縁部材に平板状端
子2および棒状端子4を挿入接合した後、両端子を溶接
する端子の接合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の接合方法に
係わり、特に平板状端子と棒状端子を実質的に垂直に接
合する端子の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットケーブルと接続コネクタ
または端子の接合に置ける位置決め手段としては、主と
して、位置決めホルダを用いて行なわれているが、いず
れも、両者の連結方向が同一面上で行なわれているケー
スが多い(特開平8−330004号,特開平11−3
1542号公報等) また、平板状端子またはフラットケーブルに棒状端子を
垂直に挿入し接合する場合、平板状端子を位置決め固定
用治具等により固定した後、平板状端子の孔または切欠
きに棒状端子を挿入し接合していた。
【0003】また、接合後、隣接する端子同士を絶縁す
るためのカバーを設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平板状
端子と棒状端子が、幾つかの列に多数並んでいるような
構造の場合、各々の端子の位置決めが困難な上に、その
接合状態を一様に管理することが困難なために、接合部
の品質にばらつきが生じると云う問題があった。
【0005】また、端子接合後、隣接する端子同士を絶
縁するためのカバーが必要となり、コスト高になると云
う問題があった。
【0006】本発明の目的は、平板状端子(フラットケ
ーブルを含む)に棒状端子を垂直に挿入,接合する接合
構造体において、各端子の位置決め、および、端子同士
の絶縁が容易で、かつ、確実な端子接合を可能とする端
子の接合方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
【0008】〔1〕 平板状端子に実質的に垂直に挿入
した棒状端子を溶接接合する端子の接合方法であって、
両端子の接合部に絶縁部材を設け、該絶縁部材の平板状
端子の挿入部に該端子の挿入部の形状に合致した孔また
は溝と、棒状端子を挿入可能な孔とを設け、前記平板状
端子には棒状端子の先端部が嵌入可能な孔を形成し、絶
縁部材には両端子の接合部の周囲に絶縁隔壁を設けて両
端子の接合部および複数の端子同士間を電気的に絶縁で
きるよう構成し、前記絶縁部材に平板状端子および棒状
端子を挿入接合した後、両端子を溶接することを特徴と
する端子の接合方法。
【0009】〔2〕 前記平板状端子がフラットケーブ
またはL形平板状端子板である前記の端子の接合方法。
【0010】〔3〕 前記平板状端子は、該端子を挿入
する孔または溝から抜けるのを防止する抜止めツメを有
する前記の端子の接合方法。
【0011】〔4〕 前記平板状端子に設けた棒状端子
の先端部が嵌入可能な孔が丸孔で、前記棒状端子が丸棒
である前記の端子の接合方法。
【0012】〔5〕 前記平板状端子と棒状端子とを嵌
入接合後、マイクロアーク溶接、レーザー溶接等により
両端子を構成する金属を溶解することにより接合する前
記の端子の接合方法。
【0013】上記により容易に端子同士の位置決めがで
き、かつ、端子を密着接合できると共に隣接する端子同
士の絶縁が可能となるので端子接続部の信頼性が向上す
る。
【0014】また、端子接合部に絶縁用カバーを特に設
けなくともよいので、作業性の向上を図ることが可能と
なる。
【0015】
【発明の実施の形態】〔実施例 1〕以下、本発明を実
施例により図面を用いて説明する。図1は本実施例の一
例を示す接合構造の斜視図であり、図2はその断面図で
ある。本実施例は、平板状端子用絶縁部材1と平板状端
子2とリード線3と棒状端子4が主な部材である。
【0016】端子接合の手順は、まず、平板状端子用絶
縁部材1に設けた平板状端子の挿入孔12より平板状端
子2を挿入後、平板状端子用絶縁部材1に設けた棒状端
子の挿入孔14より棒状端子4を挿入する。
【0017】平板状端子と棒状端子との接合用孔21
に、棒状端子4を挿入(図の下方から)することで、平
板状端子と棒状端子とを接合し溶接するものである。
【0018】平板状端子2を平板状端子用絶縁部材1へ
の挿入は、その端子先端の断面形状に合致した溝15に
挿入することにより固定される。そして複数本の平板状
端子2の隣接する端子同士は、平板状端子用絶縁部材の
隔壁13によって絶縁され、平板状端子の挿入孔12に
よって端子相互の位置が規制される。
【0019】また、平板状端子用絶縁部材1に設けた棒
状端子の挿入孔14より棒状端子4を挿入し、平板状端
子と棒状端子との接合用孔21に棒状端子4を挿入した
後溶接することで、隣接する棒状端子2同士も平板状端
子用絶縁部材の隔壁13により絶縁される。これによ
り、平板状端子2と棒状端子4の位置決めが容易で、確
実に接合し、溶接することができる。
【0020】なお、上記の接合部の溶接は、平板状端子
用絶縁部材1の上部に設けた、平板状端子と棒状端子の
溶接用孔11から、目視等により接合状態を確認しなが
ら容易に溶接することができる。
【0021】〔実施例 2〕図3は、本発明の他の接合
構造の一実施例を示す断面図である。本実施例は図2の
棒状端子の挿入孔14の一部を、棒状端子4の径とほぼ
同一の径としたことにより、平板状端子2と棒状端子4
の位置決めが更に容易となり、確実に溶接することがで
きる。
【0022】また、平板状端子用絶縁部材1の上部に設
けた平板状端子と棒状端子の溶接用孔11により、目視
等により溶接状態を容易に確認することができる。
【0023】〔実施例 3〕図4は、本発明の他の接合
構造の一実施例を示す斜視図であり、図5はその断面図
である。本実施例は、L形平板状端子用絶縁部材5とL
形平板状端子6とリード線3と棒状端子4が主な部材で
ある。
【0024】端子接合の手順として、まず、L形平板状
端子用絶縁部材5に形成したL形平板状端子の挿入孔5
2に、L形平板状端子6を挿入後、L形平板状端子用絶
縁部材5に形成した棒状端子の挿入孔14より棒状端子
4を挿入し、L形平板状端子と棒状端子との接合用孔6
1に棒状端子4を挿入する。
【0025】L形平板状端子6をL形平板状端子用絶縁
部材5に挿入することで、複数のL形平板状端子の隣接
する端子同士は、L形平板状端子用絶縁部材5に形成し
た隔壁53により絶縁される。
【0026】また、L形平板状端子の挿入孔52により
L形平板状端子6相互の位置が規制され、L形平板状端
子が抜けるのを防止する抜止めツメ54を設けることに
より、L形平板状端子6が抜けるのを防止することがで
きる。
【0027】また、L形平板状端子用絶縁部材5に形成
した棒状端子の挿入孔14より棒状端子4を挿入し、L
形平板状端子6に形成したL形平板状端子と棒状端子と
の挿入孔61に、棒状端子4を挿入した後溶接する。隣
接する棒状端子4同士は、絶縁部材の隔壁53により絶
縁される。
【0028】これにより、L形平板状端子6と棒状端子
4の位置決めが容易にでき、確実に溶接することができ
る。
【0029】また、L形平板状端子用絶縁部材5に形成
したL形平板状端子6と棒状端子との溶接用溝51によ
り、目視等により接合状態を確認しながら容易に溶接す
ることができる。
【0030】〔実施例 4〕図6は、本発明の他の接合
構造の一実施例を示す断面図である。本実施例は図6の
棒状端子の挿入孔14の一部を、棒状端子4の径とほぼ
同一の径としたことにより、L形平板状端子6と棒状端
子4との位置決めが容易となり、確実に溶接することが
できる。
【0031】また、L形平板状端子用絶縁部材5の上部
に形成したL形平板状端子と棒状端子との溶接用溝51
により、目視等により溶接状態を容易に確認することが
できる。
【0032】〔実施例 5〕図7は本発明の端子接合に
おける溶接方法の一例を示す模式断面図である。
【0033】本実施例では、ハーメチックシール気密端
子であるFe/Ni(1/1)材の丸ピン端子と、リン
青銅材のリード線かしめ用L形平板端子を、マイクロア
ーク溶接機(セイワ製作所製)により、接合溶接する場
合を説明する。
【0034】L形平板状端子6には、丸ピン端子を圧入
可能な孔62を設け、確実に端子同士が接触するよう棒
状端子4を圧入する。この際、棒状端子4の先端部が幾
分突出するようにする。
【0035】溶接は、マイクロアーク溶接機9の正電極
81を棒状端子4の先端より僅かに離れた位置に配置
し、負電極82をL形平板状端子6に接触させ、両電極
間にピーク電流10A、ピーク時間200msで電流を
流すことでアークを発生させる。
【0036】この発生したアークにより棒状端子4を溶
解し、この溶解熱によりL形平板状端子6を溶解するこ
とで、両端子を溶接する。
【0037】上記により、自動車等の車両部品のような
耐振強度を要求される装置にも、信頼性の高い端子接合
構造の部品を得ることができる。
【0038】なお、本発明における溶接とは、上記のマ
イクロアーク溶接を始め、レーザー溶接等、接合する互
いの金属を溶解により接合するもので、半田付けとはこ
となるものである。
【0039】また、前記各実施例の端子の接合部の構造
としては、丸棒,丸孔により説明したが、両端子により
形成される断面形状に合わせて平板状端子に形成する孔
の形状は任意である。例えば、楕円,多角形あるいはU
字状の切欠き状のものでも同様の効果を得ることが可能
である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、平板状端子またはフラ
ットケーブルに棒状端子を垂直状に挿入し接合する場合
に、端子同士の容易な位置決めと密着接合ができ、隣接
する端子同士の絶縁が可能となり、端子接合部の信頼性
を向上することができる。
【0041】また、端子接合部に絶縁用カバーを設けた
ことで、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平板状端子の接合構造の斜視図である。
【図2】平板状端子の接合構造の断面図である。
【図3】平板状端子の接合構造の断面図である。
【図4】L形平板状端子の接合構造の斜視図である。
【図5】L形平板状端子の接合構造の断面図である。
【図6】L形平板状端子の接合構造の断面図である。
【図7】L形平板状端子の溶接手段を説明する模式断面
図である。
【符号の説明】
1…平板状端子用絶縁部材、2…平板状端子、3…リー
ド線、4…棒状端子、5…L形平板状端子用絶縁部材、
6…L形平板状端子、9…マイクロアーク溶接機、11
…平板状端子と棒状端子の溶接用孔、12…平板状端子
の挿入孔、13…平板状端子用絶縁部材の隔壁、14…
棒状端子の挿入孔、15…平板状端子の断面形状に合致
した溝、21…平板状端子と棒状端子との接合用孔、5
1…L形平板状端子と棒状端子との溶接用溝、52…L
形平板状端子の挿入孔、53…L形平板状端子用絶縁部
材の隔壁、54…抜止めツメ、61…L形平板状端子と
棒状端子との接合用孔、62…孔、81…正電極、82
…負電極。
フロントページの続き (72)発明者 河上 和彦 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 Fターム(参考) 4E352 AA16 BB05 CC04 CC22 DR09 DR19 DR26 EE01 GG10 5E051 LA01 LB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状端子に実質的に垂直に挿入した棒
    状端子を溶接接合する端子の接合方法であって、 両端子の接合部に絶縁部材を設け、該絶縁部材の平板状
    端子の挿入部に該端子の挿入部の形状に合致した孔また
    は溝と、棒状端子を挿入可能な孔とを設け、 前記平板状端子には棒状端子の先端部が嵌入可能な孔を
    形成し、 絶縁部材には両端子の接合部の周囲に絶縁隔壁を設けて
    両端子の接合部および複数の端子同士間を電気的に絶縁
    できるよう構成し、 前記絶縁部材に平板状端子および棒状端子を挿入接合し
    た後、両端子を溶接することを特徴とする端子の接合方
    法。
  2. 【請求項2】 前記平板状端子がフラットケーブまたは
    L形平板状端子板である請求項1に記載の端子の接合方
    法。
  3. 【請求項3】 前記平板状端子は、該端子を挿入する孔
    または溝から抜けるのを防止する抜止めツメを有する請
    求項1に記載の端子の接合方法。
  4. 【請求項4】 前記平板状端子に設けた棒状端子の先端
    部が嵌入可能な孔が丸孔で、前記棒状端子が丸棒である
    請求項1に記載の端子の接合方法。
  5. 【請求項5】 前記平板状端子と棒状端子とを嵌入接合
    後、マイクロアーク溶接、レーザー溶接等により両端子
    を構成する金属を溶解することにより接合する請求項1
    に記載の端子の接合方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019131664A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 株式会社デンソー 液面検出装置及び液面検出装置の製造方法
JP2021052579A (ja) * 2019-09-23 2021-04-01 スマート エレクトロニクス インク 回路保護装置

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