JP2001100655A - El表示装置 - Google Patents

El表示装置

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JP2001100655A
JP2001100655A JP27708599A JP27708599A JP2001100655A JP 2001100655 A JP2001100655 A JP 2001100655A JP 27708599 A JP27708599 A JP 27708599A JP 27708599 A JP27708599 A JP 27708599A JP 2001100655 A JP2001100655 A JP 2001100655A
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Ryuji Nishikawa
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動電源入力端子からの距離に起因する駆動
ラインVLの抵抗による電源電流の低下を抑制し、本来
供給されるべき電流がEL素子に供給して、明るい表示
を得ることができるEL表示装置を提供する。 【解決手段】 表示画素を備えた表示画素領域に形成さ
れた有機EL素子20に駆動電源からの駆動電流を供給
するための各駆動ラインVLに於いて、透明基板10上
に接続された遮光膜BMを駆動電源入力端子Tと接続
し、これを各駆動ラインVLに接続する。また駆動ライ
ンVLは省略し、遮光膜BMと第2のTFTを直接接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロルミネ
ッセンス素子及び薄膜トランジスタを備えたエレクトロ
ルミネッセンス表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロルミネッセンス(Elec
tro Luminescence:以下、「EL」と称する。)素子
を用いたEL表示装置が、CRTやLCDに代わる表示
装置として注目されており、例えば、そのEL素子を駆
動させるスイッチング素子として薄膜トランジスタ(Th
in Film Transistor:以下、「TFT」と称する。)を
備えたEL表示装置の研究開発も進められている。
【0003】図7に有機EL表示装置の表示画素を示
し、図8に有機EL表示装置の等価回路図を示す。ま
た、図9に図7のA−A線に沿った断面図を示し、図1
0に図7のB−B線に沿った断面図を示す。
【0004】図に示すように、ゲートラインGLとドレ
インラインDLとに囲まれた領域に表示画素20が形成
されている。両信号線の交点付近にはスイッチング素子
である第1のTFT1が備えられており、そのTFT1
のソースは、保持容量電極2と容量を構成する容量電極
3を兼ねるとともに、有機EL素子を駆動する第2のT
FT4のゲート5に接続されている。第2のTFT4の
ソースは有機EL素子の陽極6に接続され、他方のドレ
インは有機EL素子を駆動する駆動ラインVLに接続さ
れている。
【0005】また、前記保持容量電極2はクロム等から
成っており、上層のゲート絶縁膜7を介して第1のTF
T1のソースと一体の容量電極3と重畳し、前記ゲート
絶縁膜7を誘電体層として電荷を蓄積している。この保
持容量8は、第2のTFT4のゲート5に印加される電
圧を保持している。
【0006】続いて、スイッチング用の第1のTFT1
について図7と図9を参照しながら説明する。
【0007】まず石英ガラス、無アルカリガラス等から
なる透明な絶縁性基板10上に、クロム(Cr)、モリ
ブデン(Mo)などの高融点金属からなる第1のゲート
電極11が設けられている。この第1のゲート電極11
は、図7のようにゲートラインGLと一体で例えば左右
に複数本平行に延在されている。また図9の第1のゲー
ト電極11の右隣には、第1のゲート電極11と同一工
程で作られた保持容量電極2が形成されている。この保
持容量電極は、容量8を構成するため、図7の様に第1
のTFT1と第2のTFT2の間で、拡大された部分を
有し、これらは左右に延在された保持容量ラインCLと
一体で構成されている。
【0008】続いて、ゲート絶縁膜7を介して多結晶シ
リコン(p−Siと称する。)膜からなる第1の能動層
12が形成されている。この能動層12は、LDD(Li
ghtly Doped Drain)構造が採用されている。即ち、ゲ
ートの両側に低濃度領域が設けられ、更に外側には、高
濃度のソース領域及びドレイン領域が設けられている。
前記能動層12の上には、ストッパ絶縁膜13が設けら
れている。このストッパ絶縁膜13は、能動層12への
イオン注入阻止膜であり、ここではSi酸化膜から成
る。
【0009】そして、ゲート絶縁膜7、能動層12及び
ストッパ絶縁膜13上には、例えば、順にSiO2膜、
SiN膜及びSiO2膜が積層された層間絶縁膜14が
設けられ、ドレインに設けたコンタクトホールC1介し
てドレイン電極と成るドレインラインDLが電気的に接
続されている。更に全面には、表面の凹凸を平坦にする
ため、例えば絶縁性有機樹脂から成る平坦化膜PLNが
形成されている。EL表示装置は、電流駆動なので、E
L層が均一な膜厚でなければならない。膜厚が薄い部分
で電流集中が発生するからである。従って少なくともこ
の形成領域は、かなりの平坦性が要求されるため、前記
平坦化膜PLNが採用される。
【0010】次に、有機EL素子を駆動する第2のTF
T4について図7と図10を参照して説明する。
【0011】前述した絶縁性基板10上には、前記第1
のゲート11と同一材料の第2のゲート電極15が設け
られており、ゲート絶縁膜7を介して第2の能動層16
が設けられている。前述と同様に能動層の上にはストッ
パ絶縁膜17が設けられている。
【0012】前記能動層16には、ゲート電極15上方
に真性又は実質的に真性であるチャネルと、このチャネ
ルの両側に、p型不純物のソース領域及びドレイン領域
が設けられp型チャネルTFTを構成している。
【0013】そして全面には、前述した層間絶縁膜14
が形成されている。そしてコンタクトホールC2を介し
て駆動ラインVLが電気的に接続されている。更に全面
には、前述した平坦化膜PLNが形成され、コンタクトホ
ールC3によりソースが露出されている。そしてこのコ
ンタクトホールを介してITO(Indium Thin Oxide)
から成る透明電極(有機EL素子の陽極)6が形成され
ている。
【0014】有機EL素子20は、前記陽極6、MTD
ATA(4,4-bis(3-methy lphenylphenylamino)bipheny
l)から成る第1ホール輸送層21、及びTPD(4,4,4
-tris(3-methylphenylphenylamino)triphenylanine)か
らなる第2ホール輸送層22、キナクリドン(Quinacri
done)誘導体を含むBebq2(10-ベンゾ〔h〕キノリ
ノール−ベリリウム錯体)から成る発光層23及びBe
bq2から成る電子輸送層24からなる発光素子層E
M、マグネシウム・インジウム合金から成る陰極25が
この順番で積層形成された構造であり、有機EL素子の
実質全面に設けられている。
【0015】有機EL素子の発光原理および動作は、陽
極6から注入されたホールと、陰極25から注入された
電子とが発光層EMの内部で再結合し、発光層EMを形
成する有機分子を励起して励起子を発生させる。この励
起子が放射失活する過程で発光層EMから光が放たれ、
この光が透明な陽極から透明絶縁基板を介して外部へ放
出されて発光する。
【0016】このように、第1のTFT1のソースSか
ら供給された電荷が保持容量8に蓄積され、第2のTF
T4のゲート15に印加され、その電圧に応じて有機E
L素子を電流駆動し、発光する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示す
ように有機EL素子を駆動する駆動ラインVLは、表示
画素領域外に設けた駆動電源入力端子Tに接続されてお
り、そして縦に並んだ表示画素ごとに接続されて配置さ
れている。そのため、駆動電源入力端子Tから遠ざかる
につれて駆動ラインVLの抵抗がその長さに応じて大き
くなるので、駆動電源入力端子Tから遠い位置にある表
示画素の有機EL素子には本来供給されるべき電流が供
給されなくなり、表示が暗くなり、表示ムラが発生する
欠点があった。
【0018】そこで本発明は、上記の従来の欠点に鑑み
て為されたものであり、駆動ラインVLの抵抗による電
源電流の低下を抑制し、本来供給されるべき電流がEL
素子に供給して、明るい表示を得ることができるEL表
示装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
に各表示画素に位置する駆動ラインの抵抗をより均一に
するもので、第1、第2の両者共に、表示画素に対応す
る領域が開口された遮光膜と駆動ラインとを電気的に接
続することで解決するものである。遮光膜は、画素の部
分だけがくり抜かれた全面ベタの導電膜であるため、全
域に渡り非常に抵抗値が低く、これとコンタクトするこ
とにより駆動電源入力端子から遠ざかっても、抵抗値の
下がる割合は、従来のものよりも抑制される。
【0020】第3に、この構造をボトムゲート型薄膜ト
ランジスタに設けることで解決するものである。
【0021】第4に、この構造をトップゲート型薄膜ト
ランジスタに設けることで解決するものである。
【0022】第5に、前記駆動ラインと前記遮光膜との
コンタクト孔は、前記表示画素毎に形成される事で解決
するものである。
【0023】表示画素毎にコンタクト孔が無いと、その
有無により表示画素のムラがやはり発生する。ここで
は、これを更に抑制する。
【0024】第6に、駆動ラインを省略し、駆動電源入
力端子を遮光膜と接続し、前記遮光膜と前記第2のTF
Tのドレインを電気的に接続する事で解決するものであ
る。実質全面に形成されているため、駆動電源入力端子
から前記第2のTFTまでの抵抗値が低く、しかも駆動
ラインを省略でき、その分他の構成要素の拡大が可能と
なる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のEL表示装置について説
明する。図1は、ボトムゲート型EL表示装置の表示画
素を平面図で示したもので、点線で囲まれ点でハッチン
グした領域は、ゲート材料で形成された領域、実線で囲
まれハッチングされていない部分は、P−Si層、実線
で囲まれ斜め点でハッチングした部分は、透明電極で成
る部分である。更に実線で囲まれ斜め線でハッチングさ
れた部分が、Alを主成分とする電極材料で形成された
部分である。
【0026】図2は、図1のA−A線断面図であり、図
3は、B−B線断面図である。更に図4は、その等価回
路図である。尚図4中、点線で囲まれた部分は、表示画
素領域を示す。
【0027】なお、本実施の形態においては、第1、第
2のTFT1、4ともに、ボトムゲート型のTFTを採
用しており、能動層としてp−Si膜を用いている。ま
たゲート電極11、15は、ダブルゲート構造である。
【0028】では、図1〜図3を参照し、有機EL表示
装置を具体的に説明していく。
【0029】まず、少なくとも表面が絶縁性を有する透
明基板10がある。本実施の形態では、EL素子を水分
から保護するため、メタルキャップ(カン)がEL材料
を封止するように取り付けられている。ただし図面上で
は省略した。そのため発光光は、前記透明基板10から
取り出すため、基板10は、透明である必要があるが、
発光光を上方から取り出す場合は、透明である必要はな
い。ここでは、ガラスや合成樹脂などから成る透明基板
10を採用している。
【0030】この透明基板10の上には、図1の表示画
素領域の上側辺に沿って、左右にゲートラインGLが延
在されている。また保持容量8の下層電極として作用す
る保持容量電極2が設けられると共に、この保持容量電
極2をつなぐため、保持容量ラインCLが左右に延在さ
れている。両ラインGL、CLは、同層でなるため、点
でハッチングしてある。また材料としては、上層にP−
Siを採用する理由からCrやTa等の高融点金属が採
用される。ここでは、約1000〜2000ÅのCrが
スパッタリングにて形成されている。またパターニング
の際は、ステップカバレージが考慮され、側辺はテーパ
ー形状に加工されている。
【0031】続いて、全面にはゲート絶縁膜7および能
動層が積層されて形成されている。ここでは、ゲート絶
縁膜と、動層12、16および保持容量8の上層電極で
ある容量電極3の材料であるa−SiがプラズマCVD
で形成されている。具体的には、下層より約500Åの
Si窒化膜、約1300ÅのSi酸化膜および約500
Åのa−Siが連続プラズマCVDで形成される。
【0032】このa−Siは、約400度の窒素雰囲気
中で脱水素アニールが行われ、その後、エキシマレーザ
によりP−Si化される。また符号13、17は、Si
酸化膜から成るストッパ絶縁膜であり、能動層12、1
6のイオン注入時のマスクとなる。第1のTFT1は、
このストッパ絶縁膜13を介してP(リン)イオンが注
入され、Nチャンネル型のソース、ドレインが形成さ
れ、第2のTFT4は、Bイオンが注入されてPチャン
ネル型のソース、ドレインが形成されている。
【0033】また図1のように、P−Si化された膜
は、ホトリソグラフィ技術によりパターニングされてい
る。つまり第1のTFT1のP−Si層は、ゲートライ
ンGLとドレインラインDLの左上交差部近傍で、ドレ
インラインDLと重畳し、ゲート電極11の上を延在し
た後、保持容量電極2と重畳する容量電極3として延在
されている。またこの容量電極3は、第2のTFT4の
ゲート電極15と電気的に接続するために用いられる接
続配線30右端の下層に延在される。一方、第2のTF
T4のP−Si層は、右側の駆動ラインVLの下層から
第2のゲート電極15の上層を延在し、透明電極から成
る陽極6の下層に延在されている。
【0034】そして全面には、層間絶縁膜14が形成さ
れている。この層間絶縁膜14は、下層から約1000
ÅのSi酸化膜、約3000ÅのSi窒化膜、1000
ÅのSi酸化膜の三層構造が連続CVDで形成されてい
る。この層間絶縁膜は、少なくとも一層有れば良く、膜
厚もこれに限らない。
【0035】次に、層間絶縁膜14の上には、図1の斜
め線でハッチングしたドレインラインDL、駆動ライン
VLおよび接続配線30が形成される。当然コンタクト
が形成され、ドレインラインDLと第1のTFT1の能
動層とのコンタクト孔C1、駆動ラインVLと第2のT
FT4の能動層とのコンタクト孔C2、接続配線30と
容量電極3とのコンタクト孔C4は、それぞれの半導体
層が露出されている。また接続配線30と第2のゲート
電極15のコンタクト孔C5、本発明の特徴となる駆動
ラインVLと遮光膜BMのコンタクト孔C6は、前述の
コンタクト孔とは異なり、ゲート絶縁膜が余分に積層さ
れているため、更にエッチングされCrが露出されてい
る。このライン材料は、下層に1000ÅのMo、上層
に7000ÅのAlが積層された構造であり、Moは、
バリア層である。
【0036】更に約2〜3μmの絶縁材料から成る平坦
化膜PLNが全面に形成されている。この平坦化膜PL
Nの採用の理由の一つとして、従来例でも述べた有機E
L用の膜にある。この膜は、第1のホール輸送層21、
第2ホール輸送層22、発光層23及び電子輸送層24
から成る。またホール輸送層は、一層から構成されても
良い。これらEL材料は、非常に薄い膜の積層体であ
る。またEL素子は、電流駆動であるため、これらの膜
厚が極めて均一に形成されないと、膜厚の薄い部分を介
して電流が大量に流れ、その部分にひときわ輝く輝点が
発生すると同時に、このポイントは、有機膜の劣化を発
生し、最悪の場合破壊に至る。従って、この破壊を防止
するには、陽極6を含む全面ができるだけ平坦である必
要がある。ここではアクリル系の液状樹脂が塗布され、
硬化後は平坦になる。もちろんこの平坦化膜PLNは、
これに限らない事は言うまでもない。
【0037】ここでは、陽極6と第2のTFT4のソー
スが接続されるため、平坦化膜PLNおよび層間絶縁膜
14が開口され、第2の能動層16が露出されたコンタ
クト孔C3が形成されている。
【0038】更に少なくとも陽極6上には、EL素子を
構成する有機膜が形成されている。まず陽極6の上に
は、MTDATA(4,4-bis(3-methylphenylphenylamin
o)biphenyl)から成る第1ホール輸送層21、及びTP
D(4,4,4-tris(3-methylphenylphenylamino)triphenyl
anine)からなる第2ホール輸送層22、キナクリドン
(Quinacridone)誘導体を含むBebq2(10-ベンゾ
〔h〕キノリノール−ベリリウム錯体)から成る発光層
23及びBebq2から成る電子輸送層24からなる発
光素子層EM、マグネシウム・インジウム合金、Alと
Tiの合金またはLiF等から成る陰極25がこの順番
で積層形成された構造である。また、陰極25はAlと
LiFの積層体(LiFが非常に薄く実質合金と成って
いる)を採用している。
【0039】ここで陽極6は、画素毎にパターニングさ
れる必要があるが、陽極6の上の膜は、構造により区別
される。 :陽極6から陰極25まで画素毎にパターニングされ
る第1の構造 :に於いて、陰極25は、パターニングされず、実
質的に表示領域全域にベタで形成される第2の構造。 :陽極6だけが図1の様に画素毎にパターニングさ
れ、陽極の上層から陰極までは、前記ベタの第3の構
造。
【0040】ただし、陰極6は、わざわざパターニング
することもないので一般には全面ベタ構造を採用してい
る。また図面では、陽極6と陰極25が短絡してる如く
図示されているが、EL素子の有機膜は、陽極6周辺も
含み完全に覆われているので短絡は防止されている。こ
れは従来例でも同じである。また陽極6のエッジをカバ
ーするように、平坦化膜PLNの上に更に別の平坦化膜
が形成されても良い。
【0041】更に、表示領域のEL層、または全てのE
L層をカバーするメタルキャップ(カン)が形成されて
いる。EL層は、水を吸湿すると劣化し、水の浸入に対
して保護が必要となるからである。従ってEL層を劣化
させず、耐湿性の高い膜、例えば樹脂膜でキャップの代
用としても良いし、更にこの上にメタルキャップをして
も良い。
【0042】有機EL素子の発光原理および動作は、陽
極6から注入されたホールと、陰極25から注入された
電子とが発光層EMの内部で再結合し、発光層EMを形
成する有機分子を励起して励起子を発生させる。この励
起子が放射失活する過程で発光層EMから光が放たれ、
この光が透明な陽極から透明絶縁基板を介して外部へ放
出されて発光する。
【0043】本発明の特徴は、図1に太いラインで示す
遮光膜BMにある。この遮光膜BMは、透明基板10の
上に直接被着され、EL素子20(陽極6)を露出する
ように開口部が形成されている。材料としては、高融点
金属材料が好ましく、ここでは1000〜2000Åの
Crが採用されている。そして上層のゲート電極11、
15、ゲートラインGL、保持容量電極2および保持容
量ラインCLとの絶縁を確保するため、絶縁層ILが形
成されている。ここでは、下から500ÅのSi窒化
膜、1000ÅのSi酸化膜が積層されて構成されてい
る。
【0044】この遮光膜BMは、陽極6の部分が露出開
口されて、それ以外は実質全面に形成されているので、
その抵抗値は非常に小さく、そのバラツキも少ない。従
ってこの遮光膜BMと駆動電源入力端子Tとを電気的に
接続させ、この遮光膜BMと第2のTFT4を接続させ
ればておけば、各画素に印加される電圧は、従来の構造
と比べより均一となる。尚この駆動電源入力端子Tは、
駆動電源に接続されている。
【0045】図1は、遮光膜BMがまずコンタクト孔C
6を介して駆動ラインVLと接続され、この駆動ライン
VLがコンタクト孔C2を介して第2の能動層16と電
気的に接続されている。
【0046】図4の等価回路からも明らかなように、駆
動ラインVLは、表示領域内において、列方向に延在し
ており、列方向の各表示画素に接続されて駆動電流を供
給している。この表示領域は、かなりの長さになり、解
決しようとする課題の欄にも述べたように抵抗分が発生
するが、遮光膜BMと接続させることで、隣接する表示
画素には実質同電位の電圧が印加されることになる。ま
た電流も遮光膜BMから供給されることになり、各表示
画素に設けられた有機EL素子に本来供給すべき電流を
供給することができるので、前述した抵抗分による表示
劣化、表示の明るさの低下を防止することができる。
【0047】更に遮光膜BMのコンタクト孔の数につい
て述べる。つまり図4において、遮光膜BMの全域にお
いてコンタクト孔は、少なくとも一カ所で形成されれ
ば、抵抗の減少は抑制できる。しかし各画素毎に配置す
れば、抵抗の分布、電圧の分布が更に均一となり、本来
流れる電流、すなわち発光すべき輝度をより忠実に再現
させることができる。このコンタクト孔が符号C6で示
されている。
【0048】以上、ボトムゲート型構造で説明してきた
が、本発明は、トップゲート型構造でも採用でき、第2
の実施の形態として以下に説明する。
【0049】トップゲート型構造の平面パターンは、ボ
トムゲート型構造と実質同じであるので図1を代用す
る。また図1のA−A線に対応する断面図を図5に、B
−B線に対応する断面図を図6に示した。これよりトッ
プゲート型の図面は、符号の下二桁を前実施の形態と同
じ数字にしている。
【0050】簡単に説明すれば、透明基板110の上に
遮光膜が形成され、EL素子20の所だけ開口部OPが
形成されている。そして全面には絶縁層ILが形成され
る。
【0051】この絶縁層ILは、下層に500ÅのSi
窒化膜、上層に1000ÅのSi酸化膜が積層されたも
のである。尚、Si窒化膜は、ガラスから溶出する不純
物のストッパとして働く。
【0052】続いて、第1のTFT101の能動層11
2、この能動層112が延在されて成る保持容量8の下
層電極、第2のTFT104の第2の能動層116の形
成部分に半導体層(P−Siまたはa−Si)が形成さ
れている。
【0053】更には、全面にゲート絶縁膜107が積層
されこの上にゲート電極111、ゲート電極111と一
体のゲートラインGLが形成されると同時に、保持容量
108の上層電極として、前記ゲート電極と同一材料で
形成されている。この保持容量108の上層電極は、図
1の保持容量電極2に相当し、保持容量ラインCLも含
めて一体で左右に延在して形成される。ここでゲート電
極材料は、前述した高融点金属材料の他にAlを主成分
とした材料を用いても良い。Alが使用できる理由とし
て、層間絶縁膜114がプラズマCVD等で低温成膜で
きるからである。
【0054】また能動層である半導体層は、前記ゲート
電極材料で形成されたパターンをマスクとして不純物が
注入される。もちろんPチャンネルとNチャンネルのT
FTがあるため、一方はレジストにてマスクされる。そ
して不純物が注入された後に半導体層がパターニングさ
れる。また保持容量電極102の下層の半導体層は、不
純物が注入されない。しかしここに前記第1のゲート電
極111に加わる電圧、あるいはそれ以上の電圧を加
え、半導体層にチャンネルを発生させることで電極とし
て活用している。
【0055】更に層間絶縁膜114が形成された後、ド
レインラインDLや駆動ラインVLが形成され、その上
に平坦化膜PLNが形成された後に陽極106として透
明電極が形成される。この陽極106と第2のTFT1
04とのコンタクトは、二通りあり、図6のようにソー
ス電極に透明電極がコンタクトしても良いし、透明電極
106が直接能動層とコンタクトしても良い。
【0056】またEL素子20は、前実施の形態と同様
なので説明は省略する。
【0057】このトップゲート型でも、透明基板10の
上に遮光膜BMが形成され、この遮光膜BMが駆動ライ
ンVLとコンタクトし、この駆動ラインVLを介して第
2のTFTと接続されているため、前実施の形態と同様
に駆動ラインVLだけの従来構造に比べ、抵抗または電
圧分布無くなり、本来の表示特性を示すことになる。
【0058】続いて、第3の実施の形態について図1
1、図12および図13を参照して説明する。図11
は、ボトムゲート型の平面図であるが、実質トップゲー
トも同じなのでこれを採用する。また図12は、ボトム
ゲート型で図11のB−B線に対応する断面図であり、
図13は、トップゲート型で図11のB−B線に対応す
る断面図である。
【0059】本実施の形態では、図1の駆動ラインVL
を省略したものであり、コンタクト構造が若干異なる程
度なので詳細な説明は省略する。
【0060】本発明のポイントは、前実施の形態と同様
に遮光膜BMを全面に形成し、これが駆動電源入力端子
Tと接続されているため、図1に示された第2のTFT
4と接続されている駆動ラインVLを省略できる事にあ
る。
【0061】遮光膜BMと第2のTFTとの接続は、主
に以下の3つのコンタクト構造により実現される。
【0062】:C2のコンタクト孔のサイズを変える
構造、 :コンタクト孔の数を増やす構造、 :能動層を直接遮光膜BMにコンタクトする構造 そして駆動ラインVLが省略できる分、TFTのサイズ
やEL素子のサイズを大きくできたり、逆にその分画素
サイズの縮小を実現できる。
【0063】まずの構造は、図11と図12で、ボト
ムゲート型の図で説明してあり、コンタクトC2のサイ
ズを大きく取り、一つのコンタクト孔C2で、能動層1
6も遮光膜BMも露出するようにする。そしてここに電
極材料を埋めることで接続が実現される。もちろんトッ
プゲート型でも応用でき、この構造を図13に転用すれ
ばよい。
【0064】次にの構造は、図13に図で説明してあ
り、第2の能動層116と遮光膜BMが別々に露出され
た2つのコンタクト孔を採用する構造である。もちろん
ボトムゲート型でも応用でき、この構造を図12に転用
すればよい。
【0065】更にの構造は、第2の能動層のソースが
延在される領域に、絶縁層ILを開口し遮光膜BMが露
出されるコンタクト孔を形成すれば、能動層を直接遮光
膜BMに接続することができる。この構造は、やはりト
ップでもボトムゲート型でも実施できる。
【0066】上述の実施の形態においては、半導体膜と
してp−Si膜を用いたが、微結晶シリコン膜又は非晶
質シリコン膜等の半導体膜を用いても良い。
【0067】また遮光膜BMは、陽極よりも内側に形成
することで、開口部OPの内側に非発光領域が設けられ
ないため、光っている画素の周囲を鮮明にさせると同時
に、開口部が狭くなる分、遮光膜BM全体の抵抗値をよ
り下げることができる。
【0068】更に、上述の実施の形態においては、有機
EL表示装置について説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、発光層EMが無機材料から成る無
機EL表示装置にも適用が可能であり、同様の効果が得
られる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、第1
に、遮光膜は、画素の部分だけがくり抜かれた全面ベタ
の導電膜であるため、非常に抵抗値が低く、これと第2
のTFTがコンタクトすることにより、駆動電源入力端
子から遠ざかっても、抵抗値の下がる割合は、従来のも
のよりも抑制でき、本来の表示特性を維持することがで
きる。
【0070】また表示画素毎にコンタクト孔を設けるこ
とで、実質全ての表示画素のムラを抑制できる。
【0071】更には、駆動ラインを別途設けることな
く、駆動電源入力端子を遮光膜と接続し、前記遮光膜と
前記第2のTFTのドレインを電気的に接続する事で、
前述同様に抵抗値のバラツキを抑えることができ、しか
も駆動ラインを省略できる分、他の構成要素の拡大が可
能となったり、その分画素サイズを小さくすることがで
きる。
【0072】最後に全ての実施の形態で言えることであ
るが、駆動ラインVLとして代用する遮光膜を採用して
いるので、各画素毎にクッキリと表示され、映像の鮮明
さの向上、混色の防止が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL表示装置の表示画素の平面図であ
る。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】本発明のEL表示装置の等価回路図である。
【図5】図1のA−A線の断面に相当し、トップゲート
型TFTを採用したEL表示装置の断面図である。
【図6】図1のB−B線の断面に相当し、トップゲート
型TFTを採用したEL表示装置の断面図である。
【図7】従来のEL表示装置の表示画素の平面図であ
る。
【図8】従来のEL表示装置の等価回路図である。
【図9】図7のA−A線の断面図である。
【図10】図7のB−B線の断面図である。
【図11】図1に於いて駆動ラインVLを省略して実現
したEL表示装置の平面図である。
【図12】図11のB−B線の断面に相当し、ボトムゲ
ート型TFTを採用したEL表示装置の断面図である。
【図13】図11のB−B線の断面に相当し、トップゲ
ート型TFTを採用したEL表示装置の断面図である。
【符号の説明】
1 第1のTFT 2 保持容量電極 3 容量電極 4 第2のTFT 6 陽極 7 ゲート絶縁膜 8 保持容量 14 層間絶縁膜 20 EL素子 GL ゲートライン DL ドレインライン CL 保持容量ライン VL 駆動ラインVL BM 遮光膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極との間に発光層を有するEL
    素子と、 前記半導体膜からなる能動層のドレインが前記EL素子
    の駆動ラインに電気的に接続され、前記能動層のソース
    が前記EL素子に電気的に接続された薄膜トランジスタ
    とを備えた表示画素がマトリクス状に配列して成るEL
    表示装置であり、 前記薄膜トランジスタが形成される透明基板に形成さ
    れ、前記陽極に対応する領域が開口された遮光膜と前記
    駆動ラインが電気的に接続される事を特徴としたEL表
    示装置。
  2. 【請求項2】 陽極と陰極との間に発光層を有するEL
    素子と、 半導体膜から成る能動層のドレインがドレインラインに
    接続され、ゲートがゲートラインにそれぞれ接続された
    第1の薄膜トランジスタと、 前記半導体膜からなる能動層のドレインが前記EL素子
    の駆動ラインに接続され、ゲートが前記第1の薄膜トラ
    ンジスタのソースに電気的に接続され、ソースが前記E
    L素子に接続された第2の薄膜トランジスタとを備えた
    表示画素がマトリクス状に配列して成るEL表示装置で
    あり、 前記薄膜トランジスタが形成される透明基板に形成さ
    れ、前記陽極に対応する領域が開口された遮光膜と前記
    駆動ラインが電気的に接続される事を特徴としたEL表
    示装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光膜は、透明基板上に直接形成さ
    れ、絶縁層を介してボトムゲート型薄膜トランジスタが
    設けられる請求項1または請求項2に記載のEL表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記遮光膜は、透明基板上に直接形成さ
    れ、絶縁層を介してトップ型薄膜トランジスタが設けら
    れる請求項1または請求項2に記載のEL表示装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動ラインと前記遮光膜とのコンタ
    クト孔は、前記表示画素毎に形成される請求項1、請求
    項2、請求項3または請求項4に記載のEL表示装置。
  6. 【請求項6】 陽極と陰極との間に発光層を有するEL
    素子と、 半導体膜から成る能動層のドレインがドレインラインに
    接続され、ゲートがゲートラインにそれぞれ接続された
    第1の薄膜トランジスタと、 前記半導体膜からなる能動層のドレインが前記EL表示
    装置の駆動電源入力端子と電気的に接続され、ゲートが
    前記第1の薄膜トランジスタのソースに接続され、ソー
    スが前記EL素子に接続された第2の薄膜トランジスタ
    とを備えた表示画素がマトリクス状に配列して成るEL
    表示装置であり、 前記駆動電源入力端子は、前記薄膜トランジスタが実装
    される透明基板に形成され前記陽極に対応する領域が開
    口された遮光膜と接続され、前記遮光膜と前記第2の薄
    膜トランジスタのドレインが電気的に接続される事を特
    徴としたEL表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の薄膜トランジスタのドレイン
    と前記遮光膜との接続は、前記第2の薄膜トランジスタ
    のドレインとなる能動層と前記遮光膜が露出する一つの
    コンタクト孔に電極材料が埋め込まれて、また前記第2
    の薄膜トランジスタのドレインとなる能動層と遮光膜が
    それぞれ露出される2つのコンタクト孔に前記電極材料
    が埋め込まれて構成される請求項6に記載のEL表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第2の薄膜トランジスタのドレイン
    は、前記遮光膜と直接接続される請求項6に記載のEL
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記遮光膜の開口部は、陽極よりも内側
    に形成される請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8に記
    載のEL表示装置。
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