JP2001100045A - 多層コレステリックフィルムを製造する方法i - Google Patents

多層コレステリックフィルムを製造する方法i

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JP2001100045A JP2000201662A JP2000201662A JP2001100045A JP 2001100045 A JP2001100045 A JP 2001100045A JP 2000201662 A JP2000201662 A JP 2000201662A JP 2000201662 A JP2000201662 A JP 2000201662A JP 2001100045 A JP2001100045 A JP 2001100045A
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    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3016Polarising elements involving passive liquid crystal elements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets

Abstract

(57)【要約】 【課題】プレーナー配向を持つ2層あるいはそれ以上の
重合コレステリック液晶(CLC)材料を含有する多層
コレステリックフィルムを調製するプロセスを与える。
コレステリック螺旋軸は層の平面にほぼ垂直に配向され
る。 【解決手段】単一層の調製ちゅうに隣接する層の間の未
重合材料の移動は、このようなプロセスにより得ること
ができる多層コレステリックフィルムに対して最小にな
され、また装飾および安全性の用途に供するため、装飾
および液晶ピグメントにおいて、偏光板や、補償装置、
配向膜、カラーフィルタまたはホログラフィー素子など
の光学素子において調製されるプロセスおよび多層コレ
ステリックフィルムの使用に対して最小になされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層コレステリック
フィルムを製造する方法に関する。本発明は更に、本発
明の方法により得ることができる多層フィルムに関し、
また本発明の方法の使用に関し、並びに、それにより、
装飾および偽造防止に供する、化粧品および液晶ピグメ
ントにおける、偏光板や、補償膜、配向膜、カラーフィ
ルタまたはホログラフィー素子などの光学素子において
調製されたフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】コレステリック液晶(CLC)材料は、
プレーナー配向により薄膜に形成されるとき、すなわ
ち、コレステリック螺旋軸が層の平面にほぼ垂直に配向
される場合,光の任意的な反射の良く知られた効果を示
し,その場合反射光の波長はコレステリック螺旋のピッ
チに依存する。重合性CLC材料を用いることにより、
調製されたCLC層は元の材料の任意的反射特性を保持
する付着性ポリマーフィルムに転換することができる。
【0003】CLCポリマーイルムは技術的に公知であ
り、多くの用途のために、例えば広帯域またはノッチ偏
光板として、デイスプレイまたは投影システムにおける
カラーフィルタとして、更に着色画像フィルムまたはコ
レステリックピグメントフレークの調製のように、装飾
と偽造防止のために提案されている。
【0004】幾つかの用途では、例えば異なる反射波長
を示す、2種または2種以上のコレステリック層を有す
る多層コレステリックフィルムを形成することが望まし
い。
【0005】多層コレステリックポリマーフィルムが従
来開示されている。例えば,EP0634 674は、
一対のカイラルネマテイック液晶ポリマーフィルムを一
緒にし、圧力を加え,ポリマーをそれらのガラス転移温
度以上に加熱してフィルムを固着させることにより、多
層コレステリック液晶ポリマーフィルムを調製すること
を示唆している。
【0006】Maurerら、SID 90 Dige
st、Vol.21、pp.110(1990)は、異
なる反射波長の幾つかの偏光フィルムを結合させること
により得られた偏光カラーフィルターを開示している。
各フィルムの調製は、カイラルおよび非カイラル側鎖基
を含むCLC側鎖ポリシロキサンの層が2枚のガラス板
の間にもたらされ,高温でせん断することにより配向さ
れる。
【0007】JP01−133003−A(Sumit
omo Chem.Ind.)およびJP08−271
731(Nitto Denko)は1つまたはそれ以
上のCLCポリマー層を1/4波長板上に積層すること
により得られる偏光板を開示している。
【0008】しかしながら、上記書類に開示された多層
コレストリックフィルムを製造する方法は幾つかの欠点
を有する。このようにして、CLCポリマー層において
一様な配向を実現することはしばしば非常に困難であ
り、高温度を必要とする。例えば,Maurerらは配
向温度を150℃というが,JP01−133003−
AおよびJP08−271731−Aは、十分CLCポ
リマーのガラス温度以上の温度が要求されることに言及
している。これは、アクリレート、スチレン、またはメ
タアクリレートのように高いガラス温度のポリマーが使
用されるときは特に問題があり、また大量生産には特に
不適切である。
【0009】更に,JP01−133003−Aに開示
された多層膜形成の方法によれば、ポリマーは、異なる
ポリマー層が異なるガラス温度を示すように選択されな
ければならない。このようにして、第一層の頂部に例え
ば第二層を積層し、調製させるときは、第二層の調製温
度(従って,ガラス温度)、第一層の一様な配向などに
影響しないように第一層のガラス温度より低くなければ
ならない。これは適切な材料の選択を厳しく制限すると
共に生成方法をより複雑にする。
【0010】従って,上記の欠点を有さず,反射波長の
より良好な制御を許容し、大量生産に適した効率的でコ
ストイフェクテイブな方法において多層コレステリック
フィルムを製造する方法が必要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、上記要件を満たす多層コレステリック膜を製造する
方法を提供することにある。本発明の他の目的は、以下
の記述から当業者に自明である。多層コレステリックフ
ィルムを調製する簡単な方法は、先ず一波長のコレステ
リック層をコートすると共に重合化し、次にこれの上に
直接、例えば異なる波長の第二のコレステリック層をコ
ートし、重合化することにある。この場合、それぞれの
層の間には相互作用はなく、いずれかの層の反射波長は
制御不能では変化しないということを保証することが重
要である。本発明の発明者らは、これが、隣接する層の
間での未重合材料の移動が、特に第一の、重合化された
層から第二のなお未重合の層までの未重合カイラル材料
の移動が最小になされるとき実現できることを見出して
いる。
【0012】明らかに,重合層から未重合材料を除去す
る最も簡単な方法は、その層の頂部に次の層をコートす
る以前に未重合成分を洗い流すために、適切な溶剤でそ
れを膨潤させ、あるいは浸透させることである。しかし
ながら、この手順は時間と材料がかかり、単一のコレス
テリック層が好適には互いの頂部に直接コートされるべ
きである多層コレステリックフィルムの大きなスケール
の生産には特に不適切である。ここで、本発明者らは、
多層コレステリックフィルムを調製するとき、未重合性
カイラル材料の移動を最小にし、従って以下に詳細に示
す本発明による方法を使用することにより、単一コレス
テリック層の反射波長の望ましくない変化をそれらの重
合化以前に減らすことが可能であることを見出してい
る。
【0013】本発明の一つの目的は、2層またはそれ以
上の層のプレーナー配向の重合コレステリック液晶(C
LC)材料を含有し、コレステリック螺旋軸が層の平面
に対してほぼ垂直に配向される多層コレステリックフィ
ルムを調製する方法であり、・第一の層が、重合性CL
C材料の層を基板上に塗布し、好適にはコートし、任意
的にはCLC材料をプレーナー配向に配向し、例えば熱
線または活性線により配向されたCLC材料を重合化す
ることにより調製され、・第二およびそれより高次の層
が、重合性CLC材料の層を基板上に塗布し、好適には
コートし、任意的にはプレーナー配向にCLC材料を配
向し、調製されたCLC材料を例えば熱線または活性線
により重合することにより調製され、ここに予め重合し
た層の一層が基板として用いられてなる方法であり、隣
接する層間の未重合材料の移動が最小化されることを特
徴とする方法である
【0014】本発明の他の目的は、上記および下記の方
法により得ることができる多層コレステリックフィルム
である。本発明の他の目的は、上記および下記の方法の
使用であり、装飾および偽造防止のための、化粧品およ
び液晶ピグメントにおける、偏光板、補償板、配向膜、
カラーフィルタ、あるいはホログラフィー素子などの光
学素子における、この方法により得ることができる多層
コレステリックフィルムの使用である。
【0015】用語‘プレーナー配向を持つコレステリッ
ク液晶材料の層’はコレステリック相を持つ液晶材料を
意味し、すなわち、その場合メソジェンは、分子のサブ
層内で好適な方向にそれらの主要分子軸を有して配向さ
れ、前記異なるサブ層における好適な配向方向は、層の
平面にほぼ垂直な、すなわち層の法線にほぼ平行な螺旋
軸線周りにツイストされる。この定義は、螺旋軸線が、
層の法線に対して最高2°の角度でチルトされる配向も
含んでいる。隣接する層が異なる螺旋ピッチを有する多
層コレステリックフィルムは特に好適である。重合化さ
れたCLC材料が三次元ポリマーネットワークを形成す
る多層コレステリックフィルムは更に好適である。本発
明による重合性CLC材料は、1種またはそれ以上の重
合性非カイラルメソジェニック化合物を含有し,更に1
種またはそれ以上の重合性カイラルメソジェニック化合
物および/または混合物中にコレステリック液晶相の挙
動を誘起する1種またはそれ以上の非重合可能カイラル
ドーパントを含有する混合物である。
【0016】本発明の第一の好適な実施態様は、重合材
料に化学的には結合されない第一層の重合性CLC材料
の成分の量が最小になされる請求項1に記載のプロセス
に関する。これは、例えば光開始剤などの重合性基や、
カイラルドーパントまたは表面活性剤を含まないCLC
材料の成分の量を最小にし、および/または第一層の重
合化の範囲を最大にすることにより実現される。非常に
好適なのは、重合性基を有さない成分の全量が、全混合
物の重量で、5%以下であり、特に3%以下であり、非
常に好適には1%以下である重合性CLC材料の混合物
である。それは、特に、未重合層の螺旋ピッチ(従っ
て,反射波長)を変える層の間を移動するカイラル未重
合化合物である。反射波長の変化は、カイラル材料の量
の増加と螺旋ねじれパワー(HTP)の増加の両方によ
って増大する。
【0017】ネマテイック液晶ホスト混合物にコレステ
リック相を誘起するカイラルドーパントの螺旋ねじれパ
ワー(HTP)は式(1)により規定される:
【数1】
【0018】ただし、pはコレステリック螺旋のピッチ
であり、cはカイラルドーパントの濃度である。上記式
(1)のネマテイックホストおよびカイラルドーパント
を含有するCLC材料の反射波長λは、下記式(2)に
より第一近似で与えられる:
【数2】 ただし、pはピッチであり、nはコレステリック材料の
平均屈折率である。式(1)および(2)を結合すると
下記式(3)が得られる:
【数3】 CLC材料の2隣接層間の未重合材料の移動は層内のカ
イラル材料の濃度を変化させ、従って、CLC材料が重
合されない限り反射波長の変化に導く。しかしながら、
重合CLC材料の場合には、例えば未重合カイラル材料
の損失は、層のツイストコレステリック構造が上記のよ
うに重合により固定されるので、反射波長の大きな変化
に導くことはない。本発明によれば、重合CLC材料の
第一層上にコートされた重合性CLC材料の第二層にお
ける反射波長の、未重合材料の第二層中へのまたはそれ
からの移動に起因する相対変化は、?λ−λ?/λ
して定義される。ただし、λは、基板上に単一層とし
て重合されたときの第二層のCLC材料の反射ピークの
中心波長であり、λは上記第一層上で重合されたときの
上記第二層のCLC材料の反射ピークの中心の波長であ
る。 単一層として第二層を調製してλを決定するため
に用いられる基板は、重合CLC材料の反射波長に対し
て大きな影響を持たないことが示された。標準の基板と
してポリイミドをコートしたガラス基板を使用した。第
一および第二の層は、同等のまたは異なる重合性CLC
材料から生成することができる。好適には、本発明によ
るプロセスにおいて、2隣接層の間でのカイラル材料の
移動は、│λ−λ│/λ≦0.2、特に≦0.1、
非常に好適には≦0.05、最も好適には≦0.02で
あるように最小化される。低いまたは中間のHTPを有
するカイラル重合性メソジェニック化合物および高いH
TPを有する非重合性カイラルドーパントの両者を含有
する重合性CLC材料の場合には、未反応カイラル重合
性メソジェニック化合物と非重合性ドーパントとの両者
が第一の重合化層から第二の未重合層中に移動すること
が可能である。しかしながら、この場合は、第二層の波
長に対する未重合ドーパントの効果は、未反応重合可能
材料の効果に比べて、かなり強いが、後者の効果ははる
かに小さい。
【0019】このようにして、第一層から第二層中に移
動する非重合性カイラルドーパントの効果、および第二
層の反射波長を変える効果は、カイラルドーパントの量
とタイプの選択により制御でき、後者は例えばHTP又
は移動速度に従って選択される。かくして、この効果の
最小化は、カイラルドーパントの量を減らすことによ
り、および/またはこれらのドーパントのHTPまたは
移動速度を減らすことにより実現させることができる。
一方,高いHTPドーパントの場合には、未重合コレス
テリック層中への少量の移動であってもその反射波長の
かなりの変化に導くことができる。従って,本発明の方
法によれば、ドーパントの量およびHTPは共にバラン
スが取られなければならない。
【0020】特に好適な実施態様によれば、第一および
それより高次の層の重合性CLC材料は、非重合性カイ
ラルドーパントの15重量%以下,好適には10重量%
以下、非常に好適には5重量%以下を含有する。特に好
適なのは,HTP>20μm−1のドーパントであり、
非常に好適なのはHTP>50μm−1のドーパントで
ある。
【0021】本発明の他の特に好適な実施態様は、第一
層の重合化の範囲が最大になされる請求項1に記載のプ
ロセスに関係する。第一層がより完全に重合化できれ
ば、重合可能であるが、重合後未反応であり、また第二
層中に移動できる材料の量はより小さくなる。同時に、
これは、第一の重合層がより付着性になるにつれ、第一
の重合層を、第二の、なお未重合な層からの材料、例え
ば溶媒に対してより不浸透性にする。重合の範囲は、好
適には≧60%、特に≧80%、最も好適には≧95%
である。
【0022】第一層は、カイラルドーパントが層から移
動するとき、その螺旋ピッチが変化しないか、または単
に最小に変化するように十分大きな架橋度を有すること
も重要である。しかしながら、同時に架橋度は、例えば
マクロスコピックな相分離に起因する層からのカイラル
ドーパントの移動を増強させないために、あまりに大き
くあるべきではない。最小の架橋度は通常は5−10%
である。好適には、架橋度は10−40%、最も好適に
は40−60%である。
【0023】本発明の第二の好適な実施態様は、第二層
およびそれより高次の層の少なくとも一層の重合性CL
C材料が、予め重合された層に対する小さな浸透効果を
有するように選択された溶媒と組み合わせて使用される
請求項1に記載のプロセスに関する。このようにして、
CLC材料はコーテイングプロセスに対する溶媒中に溶
解または分散される。溶媒の、第一の重合層中への浸透
は第一層から第二層中への材料の移動が増強される。こ
れは、第二層の螺旋ピッチの変化に導くことができる。
一方,第一層中の重合材料が溶媒によりまたは第二層か
らの低分子量成分により膨潤されるようになるときは、
層の生じる拡大は、ピッチ長を反射バンドのシフトと共
により長波長に増加させる。
【0024】従って、第二層中への材料の移動は、溶媒
が、それが第一の重合層に対して小さな浸透効果を持つ
ように選択されるときは、最小にすることができる。溶
媒の浸透効果は、溶媒中の第一層の重合材料の膨潤度を
測定することにより決定することができる。好適には,
予め重合された層の重合CLC材料は小さな膨潤度を持
つ溶媒が使用される。溶媒の浸透効果を決定する他の方
法は、溶媒による処理の前後で本発明のCLC材料の重
合化層の反射波長の変化を測定するものである。これは
例3で例示する。大きな浸透力を有する溶媒は、収縮
し、その反射波長がより短くなるポリマ−から非重合材
料を除去する際に有効である。一方、小さな浸透効果を
持つ溶媒は、溶媒の処置の後反射波長の小さな変化に導
く。小さな浸透効果を持つ溶媒は特に好適であり、この
効果により反射波長の変化は│Δλ/λ│≦0.2にな
り、特に≦0.1、非常に好適には≦0.05になり、
ここにΔλ=(λ−λ)は、溶媒処置の前(λ
および後(λ)の重合化CLC層の中心反射波長の差
である。好適な溶媒は、例えばジエチルエーテル、イソ
プロパノール、シクロヘキサン、およびPGMEAであ
る。本発明の第三の好適な実施態様は、第二層およびそ
れより高次の層の少なくとも一つの重合性CLC材料
が、重合する前にCLC材料のコレステリック−アイソ
トロピック相転移温度以下の温度でアニールされ、ここ
で、アニーリング時間と温度が最小になされる、請求項
1記載のプロセスに関する。従って、良好な配向を得る
ためには、第二層が硬化前の昇温させてアニールされる
ことが必要になる。この場合,アニーリング温度及び時
間は、層間での材料(特にカイラルドーパント)の移動
を減少させるために最小になされるべきである。この移
動はアニーリングプロセスの温度と時間の両者の増加に
より促進される(例2を参照)。アニーリング時間が十
分に長いときは、第二層の反射波長に大きな変化をもた
らすことができる。
【0025】アニーリング温度は、重合可能CLC材料
のコレステリック−アイソトロピック相転移温度の下
で、好適には1〜40℃であり、特に10〜40℃であ
る。アニーリング時間は、好適には1分以下であり、特
に30秒以下であり、非常に好適には10秒程度であ
り、最も好適には5秒程度である。
【0026】第四の好適な実施態様は、第一に調製され
る層のCLC材料のピッチが次に調製される層のCLC
材料のピッチより長いシーケンスで隣接する層が調製さ
れる請求項1に記載のプロセスに関係する。かくして、
好適には,隣接層のCLC混合物は、第二層におけるよ
り、第一層におけるドーパントの初期量が小さく,従っ
てその螺旋ピッチがより長くなるように選択される。こ
れにより、第一層から第二層中へのドーパントの移動は
減少される。隣接層間のピッチの正確な差は、コレステ
リックフィルムの使用が意図される最終の用途に依存す
る。通常は、この差は30−300nmの範囲にある。
単一層の厚みは、好適には5μm以下であり、特に1〜
5μmであり、非常に好適には3〜5μMである。好適
な実施態様においては、重合性CLC混合物は、2種ま
たはそれ以上の重合性官能基(二重または多重反応性、
あるいは二重または多重官能化合物)を有する少なくと
も1種の重合性メソジェニック化合物を含有する。この
ような混合物の重合に際しては、三次元ポリマーネット
ワークが形成される。このようなネットワークで形成さ
れたポリマーフィルムは、自己支持的であり、高い機械
的、熱的安定性およびその液晶特性の低い温度依存性を
示す。理想的な場合には、ポリマーフィルムの液晶特性
は温度に無関係である。
【0027】多官能メソジェニックまたは非メソジェニ
ック化合物の濃度を変えることにより、生じたポリマー
フィルムの架橋密度,またこれによりフィルムの光学的
性質の温度依存性、熱的および機械的安定性、または溶
媒耐性に対しても重要なガラス転移温度などのその物理
的および化学的性質は容易に同調させることができる。
特に、好適には、重合性CLC混合物は、多重反応性メ
ソジェニック化合物の5〜100重量%、特に25〜8
0重量%、非常に好適には45〜70重量%を含有す
る。二重反応性メソジェニック化合物が特に好適であ
る。
【0028】本発明によるCLC材料の重合性成分は好
適には下記式Iから選択される:
【数4】 ここに、Pは
【化1】 Spは、1〜25個のC原子を持つスペーサ基であり、
Xは
【化2】 又は単一結合であり、nは0または1であり、MGはメ
ソジェニック基であり、更にRは、H、CN、ハロゲン
であり、あるいは未置換、ハロゲンまたはCNによりモ
ノ置換またはポリ置換される最高25個のC原子を有す
る直鎖または分岐状アルキル基であり、Rはまた、1個
またはそれ以上の非隣接CH基が、各々の場合に、互
いに独立に、酸素原子が互いに直接リンクされないよう
に、
【化3】 により置換されることも可能であり、あるいは代わって
RはP−(Sp−X)−を示している。
【0029】式IのMGは下記式IIから好適に選択で
きる:
【数5】 ここに、ZおよびZは、互いに独立に、
【化4】 あるいは単一結合であり、A、AおよびAは互い
に独立に1,4−フェニレンであり、ここに、更に1種
または2種以上のCH基がN、1,4−シクロヘキシレ
ンにより置換されてよく、ここに、更に1種または2種
以上の非隣接CH基がOおよび/またはS、1,4−
シクロヘキセニレン、1,4ビシクロ(2,2,2)オ
クチレン、ピペリジン−1,4−ジイル、ナフタレン−
2,6−ジイル、デカハイドロナフタレン−2,6−ジ
イル、あるいは1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタ
レン−2,6−ジイルにより置換されてよく、A、A
およびAは、全てのこれらの基が未置換であること
ができ,F、Cl、OH、CNあるいはNOあるいは
1〜7個のC原子を有するアルキル、アルコキシ、また
はアルカノイル基によりモノーまたはポリ置換されるこ
とができ,ここに1個またはそれ以上のH原子がFまた
はClにより置換されてよく、更にmは0,1、あるい
は2である。式IIの好適なメソジェニック基のより小
さな基を以下にリストする。簡略化のため、これらの基
におけるPheは1,4−フェニレンであり、PheL
は1〜4個の基Lにより置換される1,4−フェニレン
基であり、ただしLはF、Cl、OH、CN、NO
るいは1〜7個のC原子を有する任意的にフッソ化され
たアルキル、アルコキシまたはアルカノイル基であり、
更にCycは1,4−シクロヘキシレンである。好適な
メソジェニック基の下記リストは、サブ公式I−1〜I
I−24ならびにそれらの鏡像体を含んでいる。
【化5】
【0030】特に好適なのは、サブ公式II−1、II
−2、II−4、II−6、II−7、II―8、II
―11、II−13、II−14、II―15、および
II−16である。これらの好適な基におけるZは、各
々の場合に独立に、式Iにおけると同様にに、Zの意
味の一つを有する。好適には,Zはまたは単一結合であ
る。非常に好適には、メソジェニック基MGは下記の式
およびそれらの鏡像体である:
【化6】
【化7】 ただし、Lは上に与えられた意味を有し,rは0、1、
または2である。
【0031】これらの好適な式における基
【化8】 は非常に好適には
【化9】 を示し,Lはそれぞれ独立に上に与えられた意味の一つ
を有する。特に好適なのは、サブ公式IId,IIg,
IIh,IIi,IIkおよびIIo、特にサブ公式I
IdおよびIIkである。Lは好適には
【化10】 末端極性基を持つ重合性メソジェニック化合物の場合に
は、Rは好適には最高15個のC原子を持つアルキルで
あり、あるいは2〜15個のC原子を持つアルコキシで
ある。式IにおけるRがアルキル基またはアルコキシ基
のとき、すなわち末端CH基が−O−により置換され
るとき、これは直鎖または分岐状である。それは、好適
には直鎖であり、2,3,4,5,6,7あるいは8個
の炭素原子を有し,従って好適には、例えばエチル、プ
ロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オク
チル、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、
ヘキソキシ、ヘプトキシ、あるいはオクトキシ、更にメ
チル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデ
シル、テトラデシル、ペンタデシル、ノノキシ、デコキ
シ、ウンデコキシ、ドデコキシ、トリデコキシ、あるい
はテトラデコキシである。
【0032】オキサアルキル、すなわち一つのCH
が−O−により置換されたものは、好適には、例えば直
鎖2−オキサプロピル(=メトキシメチル)、2−(=
エトキシメチル)または3−オキサブチル(=2−メト
キシエチル),2−,3−,あるいは4−オキサペンチ
ル,2−,3−,4−,あるいは5−オキサヘキシル,
2−,3−,4−,5−,あるいは6−オキサヘプチ
ル,2−,3−,4−,5−,6−あるいは7−オキサ
オクチル,2−,3−,4−,5−,6−,7−あるい
は8−オキサノニルあるいは2−,3−,4−,5−,
6−,7−,8−あるいは9−オキサデシルである。末
端極性基を持つ重合性メソジェニック化合物の場合に
は、Rは、CN,NO ,ハロゲン,OCH,OC
N,SCN,COR,COORあるいは1〜4個の
C原子を有するモノ−、オリゴ−あるいはポリフッソ化
アルキルあるいはアルコキシ基から選択される。R
は、1〜4個のC原子、好適には1〜3個のC原子を
有する任意的にフッソ化アルキルである。ハロゲンは好
適にはFあるいはClである。これらの化合物における
Rは、特に好適には、F,Cl,CN,NO,OCH
,COCH,COC,COOCH,COO
,CF,C,OCF,OCHF
およびOCから選択され、特にF,Cl,CN,
OCHおよびOCFから選択される。
【0033】式Iの化合物においては、Rは非カイラル
基あるいはカイラル基であってもよい。カイラル基の場
合には、それは好適には下記式IIIに従って選択され
る:
【化11】 ここに、Xは、−O−,−S−,−CO−,−COO
−,−OCO−,−OCOO−あるいは単一結合であ
り、Qは、1〜10個のC原子を有するアルキレンあ
るいはアルキレン−オキシ基あるいは単一結合であり、
は、未置換、ハロゲンまたはCNによりモノ−ある
いはポリ置換される1〜10個のC原子を有するアルキ
ルまたはアルコキシ基であり、それはまた、1個または
それ以上の非隣接CH基が、各々の場合に互いに独立
に、酸素原子が互いに直接リンクされないように−C≡
C−,−O−,−S−,−NH−,−N(CH)−,
−CO−,−COO−,−OCO−,−OCO−O−,
−S−CO−あるいは−CO−S−により置換されるこ
とが可能であり、Qは、Qとは異なる1〜4個のC
原子を持つハロゲン、シアノ基あるいはアルキルあるい
はアルコキシ基である。
【0034】式IIIのQがアルキレン−オキシ基で
ある場合,O原子は好適にはカイラルC原子に隣接す
る。好適なカイラル基Rは、例えば,2−ブチル(=1
−メチルプロピル)、2−メチルブチル,2−メチルペ
ンチル,3−メチルペンチル,2−エチルヘキシル,2
−プロピルペンチル,2−オクチル,特に2−メチルブ
チル,2−メチルブトキシ,2−メチルペントキシ,3
−メチルペントキシ,2−エチルヘキソキシ,1−メチ
ルヘキソキシ,2−オクチルオキシ,2−オキサ―3−
メチルブチル,3−オキサ−4−メチルペンチル,4−
メチルヘキシル,2−ノニル,2−デシル,2−ドデシ
ル,6−メトキシオクトキシ,6−メチルオクトキシ,
6−メチルオクタノイルオキシ,5−メチルヘプチルオ
キシカルボニル,2−メチルブチリルオキシ,3−メチ
ルバレロイルオキシ,4−メチルヘキサノイルオキシ,
2−クロロプロピオニルオキシ,2−クロロ−3−メチ
ルブチリルオキシ、2−クロロ−4−メチルバレリルオ
キシ、2−クロロ−3−メチルバレリルオキシ,2−メ
チル−3−オキサペンチル,2−メチル−3−オキサヘ
キシル,1−メトキシプロピル−2−オキシ,1−エト
キシプロピル−2−オキシ,1−プロポキシプロピル−
2−オキシ,1−ブトキシプロピル−2−オキシ、2−
フルオロオクチルオキシ,2−フルオロデシルオキシで
ある。
【0035】更に,非カイラル分岐状基Rを含有する式
Iの化合物は、例えば結晶化傾向の低減のため時折重要
である。この種の分岐状基は一般には一個以上の鎖状分
岐を含まない。好適な非カイラル分岐状基は、イソプロ
ピル,イソブチル(=メチルプロピル),イソペンチル
(=3−メチルブチル),イソプロポキシ,2−メチル
−プロポキシおよび3−メチルブトキシである。
【0036】本発明の他の好適な実施態様は、RがP−
(Sp−X)−を示している式Iの化合物に関する。
式I中Pは、アクリレート基、メタクリレート基、ビニ
ルまたはビニルオキシ基、エポキシ基、スチレン基、プ
ロペニルエーテル基、特にアクリレート、メタクリレー
ト、ビニルあるいはエポキシ基である。式I中スペーサ
基Spに関しては、この目的のため当業者には公知の全
ての基を使用することができる。スペーサ基Spは好適
には、1〜20個のC原子、特に1〜12個のC原子を
持つ直線状または分岐状アルキレン基であり、ここで
は、更に一個またはそれ以上の非隣接CH基が−O
−,−S−,−NH−,−N(CH)−,−CO−,
−O−CO−,−S−CO−,−O−COO−,−CO
−S−,−CO−O−,−CH(ハロゲン)−,CH
(CN)−,−CH=CH−あるいは−C C−により
置換されてよい。通常のスペーサ基は、例えば、−(C
H)−,−(CHCHO)−CHCH−,
−CHCH−S−CHCH−あるいは−CH
CH−NH−CHCH−であり、oは2〜12の
整数であり、pは1〜3の整数である。
【0037】好適なスペーサ基は、例えば、エチレン,
プロピレン,ブチレン,ペンチレン,ヘキシレン,ヘプ
チレン,オクチレン,ノニレン,デシレン,ウンデシレ
ン,ドデシレン,オクタデシレン,エチレンオキシエチ
レン,メチレンオキシブチレン,エチレン−チオエチレ
ン,エチレン−N−メチル−イミノエチレン,1−メチ
ルアルキレン,エテニレン,プロペニレン,およびブテ
ニレンである。特に好適なのは、式Iの本発明の化合物
であり、そこでSpは2〜8個のC原子を有するアルキ
ルあるいはアルコキシ基である。直鎖アルキルまたはア
ルコキシ基は特に好適である。本発明の他の好適な実施
態様においては、式Iのカイラル化合物は、下記式IV
のカイラル基である少なくとも一個のスペーサ基Spを
含有する:
【化12】 ここに、QおよびQは式IIIで与えられた意味を
持ち,更にQは1〜10個のC原子を持つアルキレン
あるいはアルキレン−オキシ基であり、あるいは単一結
合であり、Qとは異なっている。
【0038】式IVにおけるQおよびQがアルキレ
ン−オキシ基である場合には、O原子は好適にはカイラ
ルC原子に隣接している。RがP−Sp−X−を示す場
合には、式Iの化合物における二つのスペーサ基Spは
同じまたは異なってもよい。上記の好適な化合物の中特
に好適なのは、nが1のものである。更に好適なのは、
nが0である基P−(Sp−X)―およびnが1であ
る基P−(Sp−X)−の両者を含有する化合物であ
る。式Iの化合物は、従来公知であり、例えばHoub
en−Weyl,Methoden der orga
nischen Chemie,Thieme−Ver
lag,Stuttgartなどの有機化学の標準的な
作業に記載されている方法により、あるいはそれに類似
して合成することができる。幾つかの特定の調製方法を
これらの例から取ることができる。重合性CLC材料の
成分として使用できる適切な重合性メソジェニック化合
物の例は、例えば,WO93/22397;EP0,2
61,712;DE195,04,224;WO95/
22586およびWO97/00600に開示されてい
る。しかしながら、これらの書類に開示された化合物
は、本発明の範囲を制限しない単に例として見なされる
べきである。
【0039】重合性CLC混合物は、好適には,一個の
重合性官能基を持つ少なくとも一個の重合性メソジェニ
ック化合物および二個またはそれ以上の重合性官能基を
持つ少なくとも一個の重合性メソジェニック化合物を含
有する。特に有用なモノ反応的カイラルおよび非カイラ
ル重合性メソジェニック化合物の例は、以下の化合物の
リストに示されるが、それらは単に例示としてのもので
あり、拘束することを意図せず、本発明を説明するもの
である。
【化13】 ここに、Pは式Iの意味およびその上記の好適な意味の
一つを持ち,xは1〜12の整数であり、Aは1,4−
フェニレンあるいは1,4−シクロヘキシレンであり、
vは0あるいは1であり、Yは上記に定義した極性基で
あり、Rは無極性アルキルあるいはアルコキシ基であ
る。Terは例えばメンチルのようなテルペノイド基で
あり、Cholはコレステリル基であり、更にLおよ
びLはそれぞれ独立にH,F,Cl,CN,OH,N
,あるいは1〜7個のC原子を持つ任意的にハロゲ
ン化されたアルキル,アルコキシまたはカルボニル基で
ある。この関係における用語無極性基は、好適には1個
またはそれ以上の、好適には1〜15個のC原子を持つ
アルキル基あるいは2個またはそれ以上の、好適には2
〜15個のC原子を持つアルコキシ基を示す。
【0040】有用な二反応的カイラルおよび非カイラル
重合性メソジェニック化合物の例が以下の化合物のリス
トに示されるが,しかしそれらは単に例示としてのもの
であり、決して拘束することを意図するものではなく,
本発明を説明するものである。
【化14】 ここに、P,x,D,LおよびLは上記の意味の一
つを持ち,yは、xと同じ、または異なる1〜12の整
数である。
【0041】上記の第一の好適な実施態様による重合化
合なCLC材料は、それら自身必ずしも液晶相を示す必
要はなく、自身良好なプレーナー配向を与える1種また
はそれ以上のカイラルドーパント、特に非重合性カイラ
ルドーパントを含有する。特に好適なのは高いツイスト
パワー(HTP)を持つカイラルドーパント、特にWO
98/00428に開示されたものである。更に通常使
用されるカイラルドーパントは例えば市販のS101
1、R811あるいはCB15(MerckKGaA,
Darmstadt,Germany)である。特に好
適なのは下記式から選択されたカイラル非重合性ドーパ
ントである:
【化15】 式VIIIは(S,S)対掌体を有する。EおよびFは
それぞれ独立に1,4−フェニレンまたはトランス−
1,4−シクロヘキシレンであり、vは0あるいは1で
あり、Zは−COO−,−OCO−,−CHCH
−あるいは単一結合であり、Rは、1〜12個のC原子
を持つアルキル,アルコキシあるいはアルカノイルであ
る。
【0042】式VIIの化合物およびそれらの合成化合
物はWO98/00428に開示されている。式VII
Iの化合物およびそれらの合成化合物はGB2,32
8,207に開示されている。式VIIおよびVIII
の上記カイラル化合物は非常に高い螺旋ツイストパワ−
(HTP)を示し,従って特に本発明の目的のために有
用である。上記の第二の好適な実施態様による重合性C
LC材料は、それら自身プレーナー配向を示すべきであ
る1種または2種以上のカイラルメソジェニック化合
物、特にこの種の重合性カイラル化合物を含有する。好
適には,これらの化合物は式Iから選択され、ここにS
pおよび/またはRはカイラル部分を含有している。特
に好適なのは上記式Va〜Vmから選択されたカイラル
化合物である。
【0043】上記のように第四の好適な実施態様による
重合性CLC材料は、一種またはそれ以上の表面活性剤
からなる表面活性成分を含有する。適切な表面活性剤
は、例えばJ.Cognard,Mol.Cryst.
Liq.Cryst.78,Supplement1,
1−77(1981)に開示されている。特に好適なの
は、下記式から選択される非イオン性フルオロアルキル
アルコキシレイト表面活性剤の混合物などの非イオン性
表面活性剤である:
【化16】 ここに、nはnは4〜12の整数であり、xは5〜15
の整数である。これらの表面活性剤を使用する際には、
0から1度の範囲の、特に0から0.5度の範囲の低い
チルト角を持つ重合フィルムを生成することが可能であ
る。最良の場合には、チルト角は近似的に0度である。
【0044】式IXの表面活性剤は商標Fluorad
171(3MCo.から)の名の下で市販されており、
式Xの表面活性剤は商標ZonylFSN(DuPon
tから)の名の下で市販されている。表面活性剤が使用
されるときは、CLC材料は、好適には,表面活性剤の
500〜2500ppmを含有し、特に1000〜25
00ppmを、非常に好適には1500〜2500pp
mを含有する。さらに好適な材料は、表面活性剤の0.
01〜5重量%を含有し、特に0.1〜3重量%を、非
常に好適には0.2〜2重量%を含有する。
【0045】第一の好適な実施態様による特に好適な重
合性CLC混合物は下記のものを含有する: a)極性末端基を持つ、最高5個の、好適には1、2、
あるいは3個のモノ反応性メソジェニック化合物 5〜
80重量%、好適には10〜65重量%、 b)最高4個の、好適には1個あるいは2個のジ反応性
重合性メソジェニック化合物の10〜90重量%、非常
に好適には25〜75重量% c)最高3個の,好適には1個または2個の非重合性カ
イラルドーパントの0.1〜15重量%、非常に好適に
は0.2〜8重量%、 d)重合開始剤の0.5〜10重量%、非常に好適には
1〜7重量%、 e)1種あるいはそれ以上の表面活性剤の0〜5重量
%、非常に好適には0.1〜2重量%。
【0046】成分a)の化合物は好適には上記式Vaお
よびVbから選択される。成分b)の化合物は好適には
上記式VIaおよびVIbから選択される。成分c)の
カイラルドーパントは好適には上記式VIIおよびVI
IIから選択される。成分e)の表面活性剤は上記式I
XおよびXから好適には選択される。本発明の方法によ
れば、重合性CLC材料は基板上にコートされると共に
一様な配向に配向される。次にそれは引き続き重合され
てコレステリック材料の配向を永久的に固定する。基板
としては例えばガラスまたは水晶板またはプラステイッ
クフィルムまたはプラステイックシートを使用すること
ができる。重合性材料の場合には、基板は、重合の後に
除去可能または除去不能である。基板が重合の後重合さ
れたフィルムから除去されない場合は、好適にはアイソ
トロピック基板が使用される。
【0047】好適には,基板は、例えば、ポリエチレン
テレフタレート(PET)などのポリエステルのフィル
ム、ポリビニルアルコール(PVA)のフィルム、ポリ
カーボネート(PC)あるいはトリアセチルセルロース
(TAC)のフィルム、特に好適にはPETフィルムあ
るいはTACフィルムなどのプラステイック基板であ
る。複屈折性基板として、例えば一軸延伸プラステイッ
クフィルムを使用することができる。例えば、PETフ
ィルムは商標Melinexの下でICI Corp.
から市販されている。CLC材料はまた、溶媒中に、好
適には有機溶媒中に溶解させることができる。次に,こ
の溶液は、例えばスピンコーテイングまたは他の公知の
方法により基板上にコートされ、溶媒は蒸発される。殆
どの場合に、溶媒の蒸発を容易にするために混合物を過
熱することが適している。上記の方法の他に,CLC材
料のコートされた層におけるプレーナー配向が、例えば
ドクターブレードにより材料をせん断することにより更
に増強される。配向膜を、例えばラビングされたポリイ
ミドまたはスパッターされたSiOxの層を基板の頂部
に塗布することもでき,あるいは、すなわち余分の配向
膜を塗布することなしに基板を直接ラビングすることも
できる。
【0048】例えば、ラビングは、ベルベット布などの
ラビング布により、あるいはラビング布でコートされた
フラットバーを用いて実現することができる。本発明の
好適な実施態様においては、ラビングは、例えば基板を
横切ってブラッシュする高速スピンローラのように、少
なくとも一個のラビングローラにより、あるいは少なく
とも二個のローラの間に基板を置くことにより実現さ
れ、ここでそれぞれの場合、ローラの1つはラビング布
でカバーされていてもよい。本発明の他の好適な実施態
様においては、ラビングは、好適にはラビング布でコー
トされるローラ周りに一定の角度で少なくとも部分的に
基板をラップすることにより実現される。重合性CLC
材料の重合化は、これを熱線あるいは活性線に当てるこ
とにより行われる。活性線は、UV光、IR光あるいは
可視光のような光による照射、X線またはγ線による照
射、あるいはイオンまたは電子などの高エネルギーによ
る照射を意味する。好適には,重合化はUV照射により
実行される。活性線源としては、例えば単一のUVラン
プまたは一組のUVランプを使用することができる。大
きなパワーのランプを用いるときは、硬化時間を減らす
ことができる。他の可能な活性線源は、例えばUVレー
ザ、IRレーザあるいは可視レーザのようなレーザであ
る。
【0049】重合化は、活性線の波長で吸収する開始剤
の存在する中で実施される。例えば,UV光を用いて重
合するときは、UV照射の下で分解して重合反応を開始
させるフリーラジカルまたはイオンを生成する光開始剤
を用いることができる。重合性メソゲンをアクリレート
またはメタクリレート基で硬化させるときは、好適には
ラジカル光開始剤を用い,重合性メソゲンをビニルおよ
びエポキシド基で硬化させるときは、好適には陽イオン
光開始剤が用いられる。重合化を開始させるフリーラジ
カルあるいはイオンを生成し加熱するとき分解する重合
開始剤を使用することも可能である。ラジカル重合に供
する光開始剤として、例えば市販のIrgacure6
51、Irgacure184、Darocure11
73、あるいはDarocure4205(全てCib
a Geigy AG)を用いることができるが、カチ
オン性光重合の場合には、市販のUVI6974(Un
ion Carbide)を使用することができる。重
合性CLC混合物は、好適には、重合開始剤の0.01
〜10%、非常に好適には0.05〜5%、特に0.1
〜3%を含有する。UV光開始剤が好適であり、特にラ
ジカル性UV光開始剤が好適である。
【0050】硬化時間は、中でも、重合性メソジェニッ
ク材料の反応性、コートされた層の厚み、重合開始剤の
種類、UVランプのパワーに依存する。本発明による硬
化時間は、好適には、10分より長くなく、特に好適に
は5分より長くなく、更に非常に特に好適には2分より
短い。大量生産の場合は、3分あるいはそれ以下の短い
硬化時間、非常に好適には1分あるいはそれ以下の硬化
時間、特に30秒あるいはそれ以下の硬化時間が好適で
ある。重合開始剤に加えて、重合性材料はまた、例えば
触媒、安定化剤、連鎖移動剤、共反応モノマー、あるい
は界面活性化合物などの1種またはそれ以上の他の適切
な成分を含有してもよい。特に、安定剤を添加すること
は例えば貯蔵時に重合性材料の望ましくない自然発生的
な重合化を防止するために好適である。安定剤として、
原理的には、この目的のために当業者には公知の全ての
化合物を使用することができる。これらの化合物は広く
市販されている。安定剤は、通常は、4−エトキシフェ
ノールあるいはブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)
が知られている。例えば、連鎖移動剤などの他の添加物
も、本発明のポリマーフィルムの物理的諸性質を改良す
るため重合性材料に付加することができる。例えば、ド
デカンチオールのような単官能チオール化合物などの、
あるいは例えばトリメチルプロパン トリ(3−メルカ
プトプロピオネート)のような多官能性チオール化合物
などの連鎖移動剤を重合性材料に添加するとき、自由な
ポリマー鎖の長さ、および/または本発明のポリマーフ
ィルムにおける二つの架橋の間のポリマー鎖の長さは制
御可能である。連鎖移動剤が増加されると、得られたポ
リマーフィルムにおけるポリマー鎖長は減少する。
【0051】ポリマーの架橋結合を増加させるには、2
個またはそれ以上の重合性官能基を持つ非メソジェニッ
ク化合物の最高20%までを、代わりに2官能又は多官
能重合性メソジェニック化合物の他に、重合性材料に添
加してポリマーの架橋結合を増加させることも可能であ
る。二官能基非メソジェニックモノマーの典型的な例は
1〜20個のC原子のアルキル基を持つアルキルジアク
リレートまたはアルキルジメタクリレートである。2個
以上の重合性基を持つ非メソジェニックモノマーの典型
的な例はトリメチルプロパントリメタクリレートまたは
ペンタエルスリトールテトラアクリレートである。
【0052】他の好適な実施態様においては、重合性C
LC混合物は、1個の重合性官能基を持つ非メソジェニ
ック化合物の最高70%、好適には3〜50%を含有す
る。単官能非メソジェニックモノマーの典型的な例はア
ルキルアクリレートまたはアルキルメタクリレートであ
る。例えば、リタデーションフィルムの光学的性質を適
応させるため最高20重量%の量の非重合性液晶化合物
を添加することも可能である。本発明の好適な実施態様
においては、重合性CLC混合物の重合は不活性ガスの
雰囲気下で、好適には窒素雰囲気の下で実施される。適
切な重合化温度の選択は主として重合性材料の透明点、
特に基板の軟化点に依存する。好適には,重合温度は重
合性メソジェニック混合物の透明温度以下少なくとも3
0度っでえある。更に労力を払うこと無しに、当業者
は、上記の説明を用いて,本発明を、その最大の範囲ま
で利用できると考えられる。従って,以下の例は単なる
説明として解釈されるべきであり、如何なる方法でも本
明細書の開示の残りの部分を制限するものではない。
【0053】上記、および以下の例において、他に表示
がないときは、全ての温度は摂氏度で無補正のまま規定
され、すべてのパーツとパーセンテージは重量による。
以下の略記法は諸化合物の液晶挙動を説明するために用
いられる:K=結晶の;N=ネマテイック;S=スメク
テイック;Ch=コレステリック;I=アイソトロピッ
ク。数字は℃での相転移温度を示す。
【実施態様】例1 高ねじれと反射青色を有する重合性CLC混合物1と低
ねじれと反射赤色を有する重合性混合物2を処方した。
【表1】
【化17】 化合物(1)および(2)はD.J.Broerら、M
akromol.Chem.190、3201−321
5(1989)に開示された方法に従い,あるいはそれ
に類似して調製することができる。化合物(3)および
(4)の調製はDE195,04,224に開示されて
いる。カイラルドーパント(5)の調製はWO98/0
0428に開示されている。Irgacure369は
市販の光開始剤(Ciba Geigyから)である。
FC171は市販の非イオン性フルオロカーボン表面活
性剤(3M Corp.から)である。各々の混合物は
キシレンに溶解され、50%溶液を与えた。青い混合物
1は、3000rpmのスピン速度でラビングしたポリ
イミド配向膜と共にガラス基板上にスピン−コートし
た。コレステリック層は、60℃で30秒間アニールさ
れ、次に窒素雰囲気下で1分間UV放射に(波長360
nm、強度13mW/cm)露光して重合し、一層ポ
リマーフィルム1Aを与えた。このプロセスは、赤の混
合物2に対して2分間反復され、一層ポリマーフィルム
1Cを与えた。
【0054】更に、赤の混合物2のキシレン溶液が青の
混合物1の重合化層の上にコートされ、上記のように重
合され、二層ポリマーフィルム1Bを与えた。このプロ
セスが反復されたが、ここでは青の混合物1を赤の混合
物2の重合層の頂部にコートし、重合することにより反
復され、二層ポリマーフィルム1Dを与えた。フィルム
1A−1Dの各々の可視光吸収スペクトルが円偏光を用
いて測定され(Hitachi U2000分光光度
計)、コレステリック層からの反射がスペクトルの吸収
ピークとして現れた。スペクトルは図1(曲線A−D)
に示してある。表1はフィルム1A−1D(λ)に対す
る反射ピークの中心の波長を示し、また2層フィルムお
よびそれらの対応する1層フィルムのピーク間のλの差
(Δλ)、更にλの相対変化(│Δλ/λ│を示す。
【0055】表1 例1の一層および二層コレステリッ
クフィルムに対する中心反射波長
【表2】 *λはそれぞれフィルム1Aおよび1Cに関するもので
ある。カイラル化合物(3)および(4)を含有し、高
いHTPドーパント(5)を更に含有する青の混合物1
のフィルム1Aは青色光の任意的反射を持つ短いピッ
チ、すなわち、大きなツイストを示す。付加的なドーパ
ント(5)無しの赤の混合物2のフィルム1Cは赤色光
の任意的反射を持つ長いピッチを示す。二層フィルム1
Bおよび1Dは、混合物1および2の重合層の一つにそ
れぞれ対応する二つの反射ピークを示す。表1には、単
層フィルム1Aおよび1Cにおける対応するピークと比
較した2層フィルム1Bおよび1Dにおける二つのピー
クの反射波長のシフトΔλが、反射波長の相対変化│Δ
λ/λ│と共に示してある。青の混合物1が先ずコート
されたフィルム1Bの場合には、1層フィルム1Cにお
ける同じピークと比較して、より長い波長のピーク(ピ
ーク2)のより短い波長への大きなシフトΔλが存在す
る。これは、第二層のアニーリングの間に混合物1の第
一の重合層から混合物2の第二の非重合層に移動する非
重合可能カイラルドーパント(5)により説明すること
ができる。第二層におけるカイラル材料の濃度の生じた
増加はその反射ピークをより短波長にシフトさせる。一
方、フィルム1Bにおけるより短い波長のピーク(ピー
ク1)は、1層フィルム1Aにおける同じピークに比較
して、より長い波長に向けて単に少量シフトされる。ピ
ーク1のシフトは、短い波長ピーク(ピーク1)を持つ
第一層(混合物1)においてはコレステリック構造が既
に架橋により固定されているため、ピーク2に対して観
測されたものよりはるかに小さい。ここで、ピーク1の
シフトは第二層の未重合材料による主として第一層の膨
潤に起因し、これは層の厚みを増加させ、従ってピッチ
を増加させるが、第一層から移動するカイラルドーパン
ト(5)の損失はその螺旋ピッチおよび反射波長に対す
る大きな影響は持たない。混合物2が先ずコートされた
フィルム1Dの場合には、より長波長(ピーク2)およ
びより短波長(ピーク1)の両ピークのシフトはフィル
ム1Bと比較してはるかに小さい。これは、第一層(混
合物2)がここでは、第二層中に移動できる非重合性カ
イラル材料(化合物(5))を含有しないためである。
【0056】例2 大きなツイストを持ち、青色光を反射する重合性CLC
混合物3および小さなツイストを持ち、赤色光を反射す
る重合性CLC混合物4を以下のように処方した:
【0057】
【表3】
【0058】
【化18】 化合物(6)および(7)は、D.J.Broerら、
Makromol.Chem.190,3201−32
15(1989)に開示された方法に従って,あるいは
それに類似して調製することができる。カイラルドーパ
ント(8)の調製はWO98/00428に開示されて
いる。Igacure651は市販の光開始剤(Cib
a Geigyから)である。各々の混合物はキシレン
中に溶解されて50%溶液を与えた。青の混合物3は3
000rpmのスピン速度でラビングしたポリイミド配
向膜と共にガラス基板上にスピンコートされた。コレス
テリック層は84℃で30秒間アニールされ、次に窒素
雰囲気下で1分間UV放射に(波長360nm、強度1
3mW/cm)曝して重合され、一層ポリマーフィル
ム2Aを与えた。このプロセスは赤の混合物4に対して
反復され、一層ポリマーフィルム2Bを与えた。
【0059】更に、赤の混合物4のキシレン溶液が上記
のように青の混合物3の重合層の上にスピンコートされ
た。次に,混合物4の未重合層が各種の時間に対して8
4℃の温度でアニールされ、続いて上記のように重合さ
れ、二層フィルム2C−2Gを与えた。フィルム2A−
GDの各々の可視光吸収スペクトルが円偏光光を用いて
測定され(Hitachi U2000 分光光度
計)、コレステリック層からの反射がスペクトルの吸収
ピークとして現れた。フィルム2B−2Gに対するスペ
クトルが図2に(曲線B−G)示される。表2は、反射
ピークの中心の波長(λ)、2層フィルム2C−2Gお
よびそれらの対応する1層フィルム(Δλ)のピークの
間でのλの差、更にλの相対変化(│Δλ/λ?)を示
している。全てのフィルム2A−2Gに対する反射ピー
クの中心波長が表2に与えられる。 表2 例2の一層および二層コレステリックフィルムに
対する中心反射波長
【表4】 *値は各混合物の一層フィルムに対してとってある。 ・*λはそれぞれフィルム2Aおよび2Bに関するもの
である。図2および表2からわかるように、アニーリン
グ時間が増加すると、第二層のλは連続的に短波長に移
動する。同時に,第一層のλはほぼ影響されることはな
い。第二層におけるλの現象は、第一層からの非重合性
カイラルドーパント(8)の第二層中への拡散により説
明できる。一方、第一層のλは高度の架橋により著しく
は変化せず、従ってこの層から移動するカイラルドーパ
ント(8)の損失はその螺旋ピッチおよび反射波長に対
して大きな影響は持たない。 例3 例2の重合性青のclc混合物3の一層ポリマ−フィル
ムの幾つかのサンプルを例2で示したように調製した。
次に、各々のサンプルに対してUVスペクトルを記録
し、更に中心反射波長を計算した。サンプルをスピンコ
ータ上に置き換え、4ドロップの溶媒をサンプルに添加
し、これを3000rpmで30秒間スピンコートし
た。次に、各々のサンmンプルに対してUVスペクトル
を再記録し、反射波長を再計算した。理想的には、二つ
の反射波長は、溶媒がフィルムに対して有害な効果を持
たないときは、同じであるべきである。反射波長の生じ
た変化を表3に示す。 表3 溶媒処理前後の例3の一層コレステリックフィル
ムに対する中心反射波長
【表5】 表3からわかるように、溶媒a−dによる処理は反射波
長λの省略できる変化を単にもたらし、一方溶媒e−i
による処理はλの大きな変化に導く。かくして、溶媒e
−iは溶媒a−dより大きな浸透効果を有することにな
る。以上に示した例は、一般にまたは特に開示した反応
物および/またはこれらの例で用いたものに対する本発
明の動作条件を代替することにより反復され、良好な結
果を与えることができる。以上の開示から、当業者は本
発明の本質的な特性を容易に確認することができ,また
本発明の精神と範囲から逸脱することなしに本発明の多
くの変更と修正を行い、本発明を多くの用法と条件に適
合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CLC混合物から調製された一層フィルムのス
ペクトルから比べて,変化する順の異なる反射波長の二
つの重合可能CLC混合物から調製された二層コレステ
リックフィルムの可視光吸収スペクトルを示したもので
ある。
【図2】異なる反射波長の二つの重合性CLC混合物か
ら調製された二層コレステリックフィルムであって、第
二層が、重合される前に各種時間間隔の間アニールされ
てなるフィルムの、CLC混合物から調製された一層フ
ィルムのスペクトルに比べて,可視光吸収スペクトルを
図示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/20 G02B 5/20 5/32 5/32 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 505 505 1/1337 1/1337 (71)出願人 591032596 Frankfurter Str. 250, D−64293 Darmstadt,Fed eral Republic of Ge rmany (72)発明者 サイモン・グリーンフィールド ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット フランクフルター シュトラ ーセ 250 (72)発明者 アリソン−リンダ・メイ ドイツ連邦共和国 デー−64293 ダルム シュタット フランクフルター シュトラ ーセ 250

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレーナー配向をなし、2層又は3層以上
    の重合コレステリック液晶(CLC)材料を含有する多
    層コレステリックフィルムを製造する方法であって、 第一層が、重合性CLC材料を基板上にコートし、任意
    的にCLC材料をプレーナー配向に配向させ、配向され
    たCLC材料を重合することにより調製され、 第二層およびそれより高次の層が、上記と同様に、予め
    重合された層の一層の上に調製される前記方法におい
    て、 隣接層間の未重合材料の移動が最小化されることを特徴
    とする、前記方法。
  2. 【請求項2】未重合材料の移動によりもたらされる前記
    第二層およびそれより高次の層における反射波長のシフ
    ト│λ−λ│/λのシフトが≦0.1であり、ここ
    にλは、基板上に単一層として重合されたとき前記第
    二層のCLC材料の反射ピークの中心の波長であり、λ
    は、第一層上に重合されたとき前記第二層のCLC材料
    の反射ピークの中心の波長である、ことを特徴とする、
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】多層コレステリックフィルムの隣接する層
    が、異なる螺旋ピッチを有することを特徴とする、請求
    項1記載の方法。
  4. 【請求項4】第一層、第二層、およびそれらより高次の
    層の各々における重合材料が三次元ネットワークを形成
    することを特徴とする、請求項1〜3の少なくとも1項
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】第一層における未重合化合物の量が最小化
    されることを特徴とする、請求項1〜4の少なくとも1
    項に記載の方法。
  6. 【請求項6】第一層およびそれより高次の層のCLC材
    料が、15重量%以下の一つまたはそれ以上の非重合可
    能カイラルドーパントを含有することを特徴とする、請
    求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】第二層およびそれ以上の高次の層のCLC
    材料が、螺旋ツイストパワー(HTP)>20μm−1
    の一つまたはそれ以上のカイラルドーパントを含有する
    ことを特徴とする、請求項1〜6の少なくとも1項に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】第一層の重合化の範囲が最大化されること
    を特徴とする、請求項1〜7の少なくとも1項に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】第二層および第二層以上の層の少なくとも
    一層の重合可能CLC材料が溶媒と組み合わせて用いら
    れ、該溶媒が既に重合化された層に対して小さな浸透効
    果を有するように選択されることを特徴とする、請求項
    1〜8の少なくとも1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】第二層および第二層以上の層の少なくと
    も1項の重合可能CLC材料が、重合化前のCLC材料
    のコレステリック−アイソトロピック相転移温度以下の
    温度でアニールされ、アニール時間と温度は最小になさ
    れることを特徴とする請求項1〜9の少なくとも1項に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】アニーリング温度が、重合性CLC材料
    のコレステリック−アイソトロピック相転移温度の1〜
    40℃以下であることを特徴とする、請求項10記載の
    方法。
  12. 【請求項12】アニーリング時間が1分以下であること
    を特徴とする、請求項9または11記載の方法。
  13. 【請求項13】初めに調製される層のCLC材料のピッ
    チが次に調製される層のCLC材料のピッチより長く調
    製される順に隣接層が調製されることを特徴とする、請
    求項2〜12の少なくとも1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】請求項1〜13の少なくとも1項に記載
    の方法により得ることができる多層コレステリックフィ
    ルム。
  15. 【請求項15】請求項1〜13の少なくとも1項に記載
    の方法の使用、および装飾および安全性の用途のため
    の、偏光板、補償板、配向膜、カラーフィルターまたは
    ホログラフィー素子などの光学素子における、また化粧
    品および液晶ピグメントにおける、請求項14に記載の
    多層コレステイックフィルムの使用.
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