JP2001099334A - バタフライ弁の弁座シート構造 - Google Patents
バタフライ弁の弁座シート構造Info
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Abstract
上させる。 【解決手段】 弁座1内面全周に亘って溝5を形成し、
この溝5にシート10層を充填嵌め込んで抜け止め及び
剥離を防止する。この溝5への嵌め込みによって抜け止
め・剥離防止が行われれば、フランジを巻き込む必要も
ない。このため、弁座シート10の両側縁10aは弁箱
1両側開口より内側にすることができ、シート形成面が
減少することにより、弁座内面のシートライニング用平
滑加工の範囲が減少して作業性が向上する。弁体4とシ
ート10の圧接面は傾斜12させて、不必要な圧接を防
止する。
Description
弁座シート構造に関する。
軸直角方向に弁軸を貫通させ、その弁軸に蝶形弁体を取
付けた構成であり、その弁箱内面全周には弁座シートが
設けられる(実開平1−87369号公報、特開平2−
97777号公報、実開平5−62772号公報等参
照)。
に、弁箱1の内面全域に亘って形成されるとともに、そ
の両側縁をフランジ2の外面まで至らせて(フランジ2
を巻き込んで)抜け止め及び剥離防止を図っている。こ
の弁座シート10の構成では、従来、図9に示すよう
に、弁箱1を上下金型20、21で挟むようにしてシー
ト用キャビティ22を形成し、ラム23を矢印のごとく
押し込むことにより、シート用ゴムaを湯道24を介し
てそのキャビティ22に注入して鋳込み形成(ライニン
グ)している。
は、その形成面が粗面であると、精度の高いシート層を
得ることができず、弁箱1は一般に鋳物のため、その内
面が粗面であり、そのライニング面は平滑加工をする必
要もある。したがって、上記従来の弁座シート構造は、
弁箱内面全域にライニングしているため、その内面全域
の平滑加工をする必要があり、煩雑であった。
の外側面を基準にしてセットしており、このため、弁V
がフランジ2以外の接手と接続されるような場合には、
フランジ2がないため、従来の金型20、21は使用で
きず、新たな金型を製作する必要があった。
上記問題点を解決することを課題とする。
に、この発明は、弁座内面全周に亘って溝を形成し、こ
の溝にシート層を充填嵌め込むようにして、抜け止め及
び剥離を防止することとしたのである。
・剥離防止が行われれば、フランジを巻き込む必要もな
い。このため、この発明では、弁座シートの両側縁は弁
箱両側開口より内側にすることとしたのである。このよ
うに、シート形成面が減少することにより、弁座内面の
平滑加工の範囲が減少して作業性が向上する。溝は間欠
的でもよいが、全周に連続させた方が形成作業面から好
ましい。
必要な圧接を防止して十分なシール効果を得るようにし
たのである。すなわち、弁座シートの弁体とその回転に
つれて接する内面は、弁体の開放回転方向に向かって径
方向外側に徐々に後退する傾斜面となっているととも
に、他の内面は弁箱の筒軸に平行な面又は弁箱開口に向
かって径方向外側に徐々に後退する傾斜面となっている
構成としたのである。
タフライ弁の弁箱内面全周に被覆される弁座シート構造
であって、その弁箱の内面全周に亘って溝が形成され、
この溝に上記弁座シートが充填されて嵌まり込み、その
弁座シートの両側縁は弁箱両側開口より内側にあり、か
つ、弁座シートの弁体とその回転につれて接する内面
は、弁体の開放回転方向に向かって径方向外側に徐々に
後退する傾斜面となっているとともに、他の内面は弁箱
の筒軸に平行な面又は弁箱開口に向かって径方向外側に
徐々に後退する傾斜面となっている構成とし得る。その
平行面又は傾斜面としたのは、金型を型抜きし易くする
ためである。
は、弁箱にその両開口からそれぞれ嵌入される上下金型
と、弁箱の弁軸貫通孔からそれぞれ嵌入される棒状金型
とから成り、前記上下金型はその分割面が上記回転方向
の傾斜面の頂縁のなす面及びその両面の下縁がなす面で
ある構成を採用し得る。
金型の弁軸穴への嵌入)を基準にして各分割金型をセッ
トすれば、フランジの有無に関係なく、弁座シートを鋳
込みライニングできる。このように、弁軸軸心を基準に
すれば長面間や短面間であっても、単に、継ぎ足しプレ
ートやピースを挿入したり、取り除いたりすることで対
応できる(図4のスペーサ36参照)。すなわち、従来
のように、金型を、弁箱のフランジ面間、フランジ外径
などで位置決め保持する必要がない。このため、弁箱の
長さ(面間寸法)や、フランジ寸法に関係なく、この金
型の使用が可能となる。また、分割面が傾斜面頂縁をな
す面及びその両面の下縁がなす面となっていることによ
り、上下金型を弁箱開口側に引き出すことによって型抜
きすることができる。なお、上記溝は、弁箱の鋳込み成
形時に形成しても、弁箱成形後、機械加工により形成し
てもよい。
のバタフライ弁Vも従来と同様に、円筒状の弁箱1内に
その筒軸直角方向に弁軸3を貫通させ、その弁軸3に蝶
形弁体4を取付け、弁箱1内面全周に弁座シート10を
設けたものである。弁箱1内面には全周に亘る溝5が形
成されており、この溝5に弁座シート10の凸部11が
充填して嵌め込まれている。この嵌め込みによって、弁
箱1から弁座シート10の離脱が防止される。弁座シー
ト10の両側縁10aは弁箱1の開口縁まで至らない内
側にある。その位置は作業性及びシール性を考慮して適
宜に選定する。なお、溝5をアリ溝とすれば、弁座シー
ト10の離脱防止は確実となる。
し線対称となって、その中央部12が弁箱1の開口に向
かって拡径する傾斜面となっており、その他は弁箱1の
筒軸心に平行な面13となっている。このため、弁体4
の開放回転方向(図2(c)の矢印方向)に向かってそ
の傾斜面12は径方向外側に徐々に後退することとな
り、弁体4の閉止作用時、その弁体4の回転とともに、
弁体4の周縁とシート10の傾斜面が近づいて、適度な
圧接力が付与され、弁体4が弁箱1筒軸に垂直になった
ところで、最大の圧接状態となって閉弁がなされる。こ
のとき、弁体4とシート10の圧接点は、傾斜面12の
頂縁12aに至らない位置となって、後述の金型31、
32の分割面とならず、このため、シール性の劣化はな
い。開放時には、傾斜面12によって弁体4とシート1
0の圧接状態は円滑に解除され、その開放操作はスムー
スになされる。
りライニングする一手段を図4、図5に示し、その鋳込
み金型は、弁箱1にその両側開口からそれぞれ嵌入され
る上下金型31、32と、弁箱1の弁軸貫通孔からそれ
ぞれ嵌入される棒状金型(ピン)33、34とから成
る。その上下金型31、32は、その分割面が上記傾斜
面12の頂縁12aのなす面31a、32a及びその両
面31a、32aの下縁がなす面31bとされている
(図5参照)。このため、型抜き時、その抜き方向にシ
ート10の突部がなく、その型抜きが円滑になされる。
剤を塗布した後、図4に示すように、入れ子35を介在
して弁箱1内に突き合わされ、その入れ子35に棒状金
型33、34が嵌入され、金型31、32、33、34
がボルト止めによってスペーサ36を介して固定され
る。この締結状態において、上記金型31内のラム37
を矢印のごとく押すと、未加硫ゴムaが湯道39を通っ
て、弁箱1内面と上下金型31、32で形成するキャビ
ティ38内に圧入される。その圧入されたゴムaを加硫
すると、弁座シート10が形成される。
Vに採用することができ、例えば、図6、図7に示す弁
箱1においても同様にして構成し得る。
座シート層の縮小化を図ることができ、それゆえ、その
成形金型も汎用性の高いものとし得る。
Claims (2)
- 【請求項1】 バタフライ弁Vの弁箱1内面全周に被覆
される弁座シート構造であって、 上記弁箱1の内面全周に亘って溝5が形成され、この溝
5に上記弁座シート10が充填されて嵌まり込み、その
弁座シート10の両側縁10aは弁箱1両側開口より内
側にあり、 かつ、弁座シート10の弁体4とその回転につれて接す
る内面は、弁体4の開放回転方向に向かって径方向外側
に徐々に後退する傾斜面12となっているとともに、他
の内面は弁箱の筒軸に平行な面13又は弁箱開口に向か
って径方向外側に徐々に後退する傾斜面となっているこ
とを特徴とするバタフライ弁Vの弁座シート構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の弁座シート構造のその
弁座シートを鋳込むための金型であって、 弁箱1にその両開口からそれぞれ嵌入される上下金型3
1、32と、弁箱1の弁軸貫通孔からそれぞれ嵌入され
る棒状金型33、34とから成り、前記上下金型31、
32はその分割面が上記回転方向の傾斜面12の頂縁1
2aのなす面31a、32a及びその両面31a、32
aの下縁がなす面31bであることを特徴とする弁座シ
ート形成用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27369299A JP3408471B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | バタフライ弁の弁座シート成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27369299A JP3408471B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | バタフライ弁の弁座シート成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099334A true JP2001099334A (ja) | 2001-04-10 |
JP3408471B2 JP3408471B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17531234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27369299A Expired - Lifetime JP3408471B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | バタフライ弁の弁座シート成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408471B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096206A (ja) * | 2008-10-22 | 2009-05-07 | Maezawa Ind Inc | バタフライ弁のゴムライニング形成方法 |
KR101267829B1 (ko) * | 2013-02-13 | 2013-05-27 | 주식회사 동양밸브 | 밸브의 밸브 시트 형성 방법 |
JP2022507274A (ja) * | 2018-11-14 | 2022-01-18 | 上海箱箱智能科技有限公司 | バダフライバルブ |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27369299A patent/JP3408471B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009096206A (ja) * | 2008-10-22 | 2009-05-07 | Maezawa Ind Inc | バタフライ弁のゴムライニング形成方法 |
JP4709261B2 (ja) * | 2008-10-22 | 2011-06-22 | 前澤工業株式会社 | バタフライ弁のゴムライニング形成方法 |
KR101267829B1 (ko) * | 2013-02-13 | 2013-05-27 | 주식회사 동양밸브 | 밸브의 밸브 시트 형성 방법 |
JP2022507274A (ja) * | 2018-11-14 | 2022-01-18 | 上海箱箱智能科技有限公司 | バダフライバルブ |
US11555544B2 (en) | 2018-11-14 | 2023-01-17 | Horen Cortp Co., Ltd. | Butterfly valve |
JP7261431B2 (ja) | 2018-11-14 | 2023-04-20 | 上海箱箱智能科技有限公司 | バタフライバルブ |
Also Published As
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---|---|
JP3408471B2 (ja) | 2003-05-19 |
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