JP2001098730A - 階段の形成方法 - Google Patents

階段の形成方法

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JP2001098730A
JP2001098730A JP28087599A JP28087599A JP2001098730A JP 2001098730 A JP2001098730 A JP 2001098730A JP 28087599 A JP28087599 A JP 28087599A JP 28087599 A JP28087599 A JP 28087599A JP 2001098730 A JP2001098730 A JP 2001098730A
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JP
Japan
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step board
decorative
receiver
unit
side beam
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JP28087599A
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English (en)
Inventor
Tomotaka Hirohata
友隆 廣畑
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段板受けを側桁の正確な位置に容易に取り付
けることができ、しかも、施工を容易に行うことができ
る鉄骨造等の階段の形成方法の提供。 【解決手段】 側桁1と段板受け2と化粧段板6とを一
体化したものをユニット5として予め製作し、このユニ
ット5を現場に設置して鉄骨造階段を形成するものであ
り、ユニット5の製作は、治具3を用い、この治具3
で、側桁1と段板受け2と化粧段板6の相対配置関係を
決め、段板受け2と側桁1、段板受け2と化粧段板6と
をそれぞれ接合一体化するというようにして行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨造階段等の階
段の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】例えば、鉄製の側桁に、同じく
鉄製の段板受けが取り付けられ、この段板受けに化粧段
板が取り付けられた構造の鉄骨造階段の現場施工は、建
物に側桁を固定し、側桁に段板受けを取り付け、そし
て、段板受けに化粧段板を取り付けていくというように
して行われるが、この施工において、側桁に対する段板
受けの取付けが不正確になりやすく、そのため、化粧段
板が適正な姿勢状態に取り付けられないという事態を生
じやすいことから、そのようなことが起こらないよう、
作業を慎重に進めていかなければならず、熟練も当然に
必要で、施工が非常に厄介であった。
【0003】また、現場での化粧段板の取付け作業は、
段板の下面側から上向き姿勢で行わなければならず、こ
の作業が非常に厄介であった。
【0004】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、段板受けを側桁の正確な取付け位置に容易に取り付
けることができ、しかも、施工を容易に行うことができ
る鉄骨造等の階段の形成方法を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、側桁に段
板受けが取り付けられ、この段板受けに化粧段板が取り
付けられた構造の階段の形成方法であって、側桁と段板
受けと化粧段板のうち、少なくとも側桁と段板受けとを
含むユニットを予め製作し、このユニットを現場に設置
して階段を形成するものとし、前記ユニットの製作は、
治具を用い、この治具で間接又は直接に段板受けを適正
な配置状態にセッティングし、その配置状態において、
段板受けと側桁とを接合一体化するというようにして行
うことを特徴とする階段の形成方法によって解決され
る。
【0006】上記の形成方法では、少なくとも側桁と段
板受けとを含むユニットを予め製作し、このユニットを
現場に設置して階段を形成するものであるから、側桁に
対する段板受けの取付けを工場などで作業容易に行うこ
とができ、側桁に対する段板受けの現場での厄介な取付
け作業を省略することができ、現場での施工を省力化す
ることができる。
【0007】しかも、このユニットの製作は、治具を用
い、この治具で間接又は直接に段板受けを適正な配置状
態にセッティングし、その配置状態において、段板受け
と側桁とを接合一体化するというようにして行うものと
しているから、段板受けを側桁に対して正確な取付け位
置に取り付けることができ、従ってまた、化粧段板の取
付け状態を適正なものにすることができる。
【0008】加えて、段板受けを治具で適正な配置状態
にセッティングした状態で、側桁と段板受けとの接合一
体化を行うものであるから、接合一体化の作業を容易に
行うことができる。
【0009】上記の階段形成方法において、ユニットが
化粧段板を含み、ユニットの製作は、治具を用い、上下
逆向きにした化粧段板を治具上に適正な配置状態にセッ
ティングし、この化粧段板の上面に、上下逆向きにした
段板受けを適正な配置状態にセッティングし、その配置
状態において、化粧段板と段板受けとを接合一体化する
と共に、段板受けと側桁とを接合一体化するというよう
にして行うとよい。
【0010】この場合は、ユニットが化粧段板を含んで
いるから、現場では、このユニットを設置すれば、化粧
段板の施工も同時に終えることができ、現場での施工を
より一層容易なものにすることができる。
【0011】しかも、段板受けへの段板の取付けは、上
下逆向きにした化粧段板の上面に、同じく上下逆向きに
した段板受けをセッティングして行うものであるから、
段板受けへの化粧段板の取付けを下向き姿勢で行うこと
ができ、化粧段板の取付けを作業容易に行うことができ
る。
【0012】もちろん、段板受けは、化粧段板を介して
治具にて適正な配置状態にセッティングされるから、段
板受けを側桁に対して正確な取付け位置に取り付けるこ
とができる。
【0013】また、上記の階段形成方法におけるユニッ
トの製作において、段板受けは予め側桁に対して取付け
位置変更可能に仮取付けされており、治具にて、段板受
けの取付け位置を調整変更した後、段板受けと側桁とを
接合一体化するとよい。
【0014】この場合は、段板受けは予め側桁に仮取付
けされているから、これら段板受けと側桁との本取付
け、即ち、接合一体化の取付け作業を容易に遂行するこ
とができる。即ち、段板受けと側桁との接合一体化の作
業は、側桁を斜めに傾けた状態にして行わなければなら
ず、こういう姿勢で、側桁を段板受けに沿わせ、そし
て、段板受けと側桁とを接合一体化するというのでは、
作業を行いにくい場合がある。そこで、この発明のよう
に、段板受けを予め側桁に仮取付けしておくことで、段
板受けと側桁との接合一体化の作業を行いやすくするこ
とができる。もちろん、あくまで仮取付けであり、段板
受けは側桁に対して位置変更可能に取り付けられている
から、治具により、段板受けの取付け位置を適正な取付
け位置に調整変更することができ、側桁と段板受けとを
適正な配置関係において接合一体化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】本実施形態は、鉄骨造階段の形成方法につ
いてのもので、鉄製の側桁に同じく鉄製の段板受けが取
り付けられ、この段板受けに化粧段板が取り付けられて
構成されるユニットを製作する。ユニットの製作は、工
場などで行う。図1乃至図3に、第1実施形態の鉄骨造
階段の形成方法におけるユニットの製作方法を順次に示
す。
【0017】図1(イ)において、1は側桁、2は段板
受け、6は化粧段板、3は治具である。なお、7は蹴込
み板である。治具3は、これに、化粧段板6…を上下逆
向きにしてセットすることで、化粧段板6…を適正な配
置関係にセッティングすることができる、ささら状の段
部3aをその上部側に有する。
【0018】まず、図1(イ)(ロ)に示すように、上
下逆向きにした化粧段板6…を治具3のささら状段部3
aに配置していき、化粧段板6…同士を互いに適正な配
置関係にセッティングし、こうしてセッティングされた
化粧段板6…に蹴込み板7…を取り付けていく。
【0019】一方、段板受け2…を側桁1に対し仮取付
けする。仮取付けは、例えば、側桁1及び/又は段板受
け2…に設けた図示しないルーズ孔にボルトを通し、各
段板受け2…がその取付け位置をルーズ孔を利用して変
更できるように、軽く締めるというようにして行えばよ
い。この仮取付けは、側桁1を段板受け2を取り付けや
すい姿勢状態、例えば水平状態などにして行えばよい。
【0020】次いで、こうして側桁1に仮取付けした段
板受け2…を、図2(ハ)に示すように、治具3上にセ
ッティングされた化粧段板6の上面にセットする。この
とき、同図に示すように、段板受け2…と化粧段板6…
との相対位置関係に狂いを生じている場合は、側桁1に
対する段板受け2…の取付け位置を上記のルーズ孔を利
用して変更して調整し、段板受け2…と化粧段板6…と
の相対位置関係、及び、段板受け2…と側桁1との相対
配置関係を、図2(ニ)に示すような適正な相対配置関
係に修正する。
【0021】そして、図3(ホ)に示すように、段板受
け2…と化粧段板6…とをボルト4…等のネジ締結手段
等により接合一体化すると共に、段板受け2…と側桁1
とを本締めにより接合一体化する。段板受け2と化粧段
板6とは上下逆向きにされていて、化粧段板6の上面に
段板受け2が配置されているから、化粧段板と段板受け
との接合を下向き姿勢で行うことができ、この接合を作
業上容易に行っていくことができる。また、段板受け2
は、予め、側桁1に仮取付けされているから、仮取付け
の状態から本締めを行うだけでよく、この接合も容易に
行っていくことができる。以上のようにして、段板受け
2…と側桁1と化粧段板6…とを備えた、それらの相対
配置関係が正確な、ユニット5が製作される。
【0022】しかる後、このユニット5を現場に輸送
し、図3(へ)に示すような本来の姿勢状態にして、建
物の所定個所に設置する。現場では、このユニット5を
設置するだけでよく、化粧段板6や化粧蹴込み板7の取
付け作業も不要であり、現場作業を省力化することがで
きる。
【0023】図4乃至図6に示す第2実施形態の形成方
法は、側桁1と段板受け2とを備え、化粧段板を備えな
いユニット5を用いた場合の階段形成方法である。この
場合の治具3は、これに、段板受け2…を上下逆向きに
してセットすることで、段板受け2…を適正な配置関係
にセッティングすることができる、ささら状の段部3a
をその上部側に有する。
【0024】まず、図4(イ)(ロ)に示すように、段
板受け2…を側桁1に対し仮取付けする。仮取付けは、
上記の場合と同様にルーズ孔とボルトを用いて行えばよ
い。次いで、こうして側桁1に仮取付けした段板受け2
…を、図5(ハ)に示すように、治具3上の段部3aに
セットする。このとき、同図に示すように、段板受け2
…と化粧段板6…との相対位置関係に狂いを生じている
場合は、側桁1に対する段板受け2…の取付け位置を、
上記の場合と同様にルーズ孔を利用して変更して調整
し、段板受け2…と側桁1との相対配置関係を、図5
(ニ)に示すような適正な相対配置関係に修正する。そ
して、図6(ホ)に示すように、段板受け2…と側桁1
とを本締めにより接合一体化する。以上のようにして、
段板受け2…と側桁1とを備えた、それらの相対配置関
係が正確な、ユニット5が製作される。
【0025】しかる後、図6(ヘ)に示すように、この
ユニット5に対して、予め工場などで、化粧段板6と蹴
込み板7を取り付け、これを現場に輸送し、本来の姿勢
状態に戻して、建物の所定個所に設置する。現場では、
この段板、化粧板付きのユニット5を設置するだけでよ
く、化粧段板6や化粧蹴込み板7の取付け作業も不要で
あり、現場作業を省力化することができる。また、工場
などでユニット5を上下逆向きなどの作業のしやすい姿
勢状態にして化粧段板6の取付けを行うことができ、化
粧段板6の取付けを容易に行うことができる。
【0026】あるいは、上記のユニット5を現場に輸送
し、建物の所定個所に設置した後、このユニット5に化
粧段板6と蹴込み板7を取り付けてもよい。現場では、
ユニット5と化粧段板6と蹴込み板7との取付けを行う
だけでよく、この場合も現場作業を従来より省力化する
ことができる。化粧段板6等も現場にて適正な取付け状
態に容易に取り付けることができる。
【0027】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱し
ない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、段板受
けとして、各種構成態様のものが用いられてよいし、ま
た、治具についても、化粧段板や段板受けを適正配置状
態にセッティングすることができる各種形態のものが用
いられてよい。また、化粧段板として、木、樹脂、金属
等の種々の化粧段板が用いられてよい。また、階段は必
ずしも鉄骨造でなくともよい。また、側桁への段板受け
の仮取付けの方法は、上記のようなルーズ孔と、ボルト
等によるネジ締結手段とによるものに限られるものでは
なく、要は、段板受けが側桁に対し取付け位置変更可能
に仮取付けされる構造のものであればよい。
【0028】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の階段の形成方法
は、以上のとおりのものであるから、段板受けを側桁の
正確な取付け位置に容易に取り付けることができ、従っ
てまた、化粧段板の取付け状態を適正なものにすること
ができ、しかも、施工を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示すもので、図(イ)及び図
(ロ)は、図2及び図3とともにユニットの製作工程を
順次に示す側面図である。
【図2】図(ハ)及び図(ニ)は、図1及び図3ととも
にユニットの製作工程を順次に示す側面図である。
【図3】図(ホ)及び図(ヘ)は、図1及び図2ととも
にユニットの製作工程を順次に示す側面図である。
【図4】第2実施形態を示すもので、図(イ)及び図
(ロ)は、図5及び図6とともにユニットの製作工程を
順次に示す側面図である。
【図5】図(ハ)及び図(ニ)は、図4及び図6ととも
にユニットの製作工程を順次に示す側面図である。
【図6】図(ホ)及び図(ヘ)は、図4及び図5ととも
にユニットの製作工程を順次に示す側面図である。
【符号の説明】
1…側桁 2…段板受け 3…治具 5…ユニット 6…化粧段板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側桁に段板受けが取り付けられ、この段
    板受けに化粧段板が取り付けられた構造の階段の形成方
    法であって、 側桁と段板受けと化粧段板のうち、少なくとも側桁と段
    板受けとを含むユニットを予め製作し、このユニットを
    現場に設置して階段を形成するものとし、 前記ユニットの製作は、治具を用い、この治具で間接又
    は直接に段板受けを適正な配置状態にセッティングし、
    その配置状態において、段板受けと側桁とを接合一体化
    するというようにして行うことを特徴とする階段の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ユニットが化粧段板を含み、 ユニットの製作は、治具を用い、上下逆向きにした化粧
    段板を治具上に適正な配置状態にセッティングし、この
    化粧段板の上面に、上下逆向きにした段板受けを適正な
    配置状態にセッティングし、その配置状態において、化
    粧段板と段板受けとを接合一体化すると共に、段板受け
    と側桁とを接合一体化するというようにして行う請求項
    1に記載の階段の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記ユニットの製作において、段板受け
    は予め側桁に対して取付け位置変更可能に仮取付けされ
    ており、治具にて、段板受けの取付け位置を調整変更し
    た後、段板受けと側桁とを接合一体化する請求項1又は
    2に記載の階段の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一に記載の階
    段の形成方法において用いられる治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102251631A (zh) * 2011-05-13 2011-11-23 天津大学 悬吊整体式钢结构楼梯及其制作方法
FR3091714A1 (fr) * 2019-01-15 2020-07-17 Rondcarre Système d’assemblage sur place et d’installation d’un escalier métallique quart-tournant en kit

Cited By (3)

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