JP2001097778A - セラミック焼結体およびその製造方法 - Google Patents

セラミック焼結体およびその製造方法

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Masanori Kato
雅礼 加藤
Yasuhiro Itsudo
康広 五戸
Takayuki Fukazawa
孝幸 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化珪素を用いたセラミック焼結体の高温で
の機械的な強度を高める。 【解決手段】 炭化珪素の焼結助剤として希土類酸化
物、酸化アルミニウムおよび二酸化珪素を用い、かつ、
得られる焼結体中に焼結助剤成分からなる粒子を成長さ
せず、炭化珪素単相からなるセラミック焼結体を製造す
ることで、高温での機械的な強度の高いセラミック焼結
体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック焼結体
およびその製造方法に係り、特に炭化珪素を用いたセラ
ミック焼結体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭化珪素は高温での強度が大きく、耐熱
性、耐酸化性に優れた材料であり、ガスタービン部品等
の高温耐熱部材への応用が期待される材料の1つであ
る。しかしながら、この炭化珪素は難焼結性であるた
め、助剤の添加無しで緻密な焼結体を得ることが困難な
材料である。このことから、従来から各種助剤系の研究
が盛んになされてきた。例えばボロン−炭素系材料を助
剤として用いた場合は2050℃で15分焼結すること
で密度が3.1g/cm3(理論密度の約97%)を超
える焼結体を得ている(窯業協会誌92[8]461−6
5(1984))。また酸化アルミニウムを助剤として
用いた場合には、2050℃で2時間ホットプレスする
ことで緻密な焼結体を得ている(USP3520656
号)。ところがいずれの場合も2000℃を超える高温
を必要とし、さらに助剤元素と炭化珪素とが昇温過程で
反応し、一酸化炭素が発生するため焼結体中にポアが生
成しやすい。その結果結晶粒も粗大化し、機械的特性、
特に強度と破壊靭性の劣化がさけられなかった。
【0003】そのため炭化珪素を他のセラミックと複合
化することにより、炭化珪素の強度と破壊靭性を向上さ
せようという試みが、特開平5−85825号公報によ
り提案されている。この提案では炭化珪素と希土類酸化
物−酸化アルミニウム−二酸化珪素からなる混合酸化物
の複合体とすることで、強度と破壊靭性が向上すると記
載されている。ところが、炭化珪素と希土類酸化物−酸
化アルミニウム−二酸化珪素からなる混合酸化物の複合
体であるため、炭化珪素そのものの良好な高温特性が十
分発揮できず、また混合酸化物に起因する高温強度劣化
に検討の余地がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
機械的特性の劣化のない炭化珪素を得るためには、高温
での焼結が必要であるという問題があった。
【0005】本発明は、この様な従来技術の課題を解決
するためになされたもので、高温における機械的特性の
劣化のない、実質的に炭化珪素のみからなる焼結体を提
供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下に本発明を説明す
る。
【0007】第1の発明は、実質的に炭化珪素単体から
なり、希土類およびアルミニウムから選ばれる少なくと
も一種の珪酸化を含有する粒界層を有することを特徴と
するセラミック焼結体である。
【0008】第2の発明は、希土類元素、アルミニウ
ム、珪素および酸素を含有する粒界成分と、焼結助剤
と、残部が実質的に炭化珪素とからなるセラミック焼結
体において、前記希土類元素の含有量が、希土類酸化物
に換算して0.1wt%以上、5wt%未満であること
を特徴とするセラミック焼結体である。
【0009】前記アルミニウムの含有量は、酸化アルミ
ニウムに換算して0.1wt%以上4.9wt%未満で
あることが好ましい。
【0010】また、前記粒界成分をそれぞれ酸化物に換
算した時に、二酸化珪素1重量部に対して希土類酸化物
および酸化アルミニウムが、それぞれ0.5〜10重量
部であることが好ましい。
【0011】第3の発明は、希土類元素の酸化物あるい
はフッ化物粉末、酸化アルミニウム粉末および二酸化珪
素粉末からなる焼結助剤と、残部が実質的に炭化珪素粉
末からなる混合粉末を非酸化雰囲気で焼結させるセラミ
ック焼結体の製造方法において、前記希土類元素の酸化
物あるいはフッ化物は、希土類酸化物に換算して0.1
以上、5.0wt%未満であり、焼結温度は、1500
℃以上、2100℃以下であることを特徴とするセラミ
ック焼結体の製造方法である。
【0012】上述した目的を達成するために、本発明者
らは鋭意研究を重ねた結果、焼結助剤として希土類元素
を用いることで高温における機械的特性の劣化のないる
焼結体が従来よりも低温で得られることを見出し、本発
明のセラミック焼結体およびその製造方法を発明するに
至った。
【0013】特に、焼結助剤としての希土類酸化物−酸
化アルミニウム−二酸化珪素からなる混合酸化物を炭化
珪素の粒界に形成することが好ましく、また、この添加
量が所定量よりも少なくすることで、焼結助剤成分を粒
界のみに存在させ、実質的に炭化珪素単相(助剤成分と
の二相構造でない)のセラミック焼結体を得ることが可
能となり、ひいては、高温における機械的特性の劣化の
ない、実質的に炭化珪素のみからなる焼結体得ることが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるセラミック
焼結体およびその製造方法について詳細に説明する。
【0015】まず、ボールミル等の混合機中で炭化珪素
粉末と、希土類酸化物又は希土類フッ化物、酸化アルミ
ニウムおよび二酸化珪素などの助剤成分の粉末とを混合
して混合粉末を得る。これらの各粉末は5μm程度の平
均粒径にして使用すればよい。
【0016】続いて、この混合粉末を例えばコールドプ
レス等既知の方法により圧粉することにより成形体を作
製する。引き続き、得られた成形体を非酸化性雰囲気中
で焼結して、セラミック焼結体を製造する。
【0017】このようにして実質的に炭化珪素のみから
なり、炭化珪素粒子の粒界部のみに希土類元素およびア
ルミニウムの酸化物および珪酸化物を偏析させることが
できる。
【0018】前記希土類酸化物、酸化アルミニウム、二
酸化珪素からなる混合粉末は約1200℃より液相を生
成する。この液相中に炭化珪素が固容し、再析出するこ
とで緻密化が進行し、従来よりも低温で緻密化する。ま
た焼結後混合酸化物は炭化珪素の粒界部のみに析出し、
高温での機械的特性に関与せず、焼結体としては機械的
特性の劣化が避けられる。
【0019】前記希土類元素の総量は、希土類酸化物に
換算して焼結体全体の0.1wt%以上、5wt%未満
の範囲内とすることが望ましい。この希土類元素の含有
量が、前記範囲よりも多いと粒界層だけでなく、炭化珪
素マトリックス中に第2相として希土類酸化物を含む混
合酸化物相が分散・析出し、高温での特性を劣化させ
る。また、アルミニウムの含有量が前記範囲よりも少な
いと、焼結助剤として十分に機能を発揮することができ
ない。
【0020】また、助剤成分中、二酸化珪素の含有量1
重量部に対して、希土類酸化物あるいは酸化アルミニウ
ムの含有量はそれぞれ0.5〜10wt%の範囲とする
ことが望ましい。二酸化珪素1重量部に対する比が0.
5wt%以下、および10wt%以上では、液相を生成
する温度が1600℃以上と高くなり、低温で緻密な焼
結体を得ることが困難である。
【0021】なお、希土類元素としては、スカンジウ
ム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウ
ム、ネオジウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリウ
ム、テルビウム、ディスプロジウム、ホロミウム、エル
ビウム、ツリウム、イッテリビウム、ルテニウムを使用
することができる。
【0022】また、助剤成分中、アルミニウムの総量
は、酸化アルミニウムに換算して焼結体全体の0.1w
t%以上4.9wt%未満の範囲内とすることが望まし
い。アルミニウムの量がこの値を超えると、高温での特
性を劣化させる。また、前記範囲よりも少ないと低温で
緻密化することができない。
【0023】また、前記焼結温度は1500〜2100
℃の範囲であることが望ましい。
【0024】前述のように助剤成分の組成比によって、
多少焼結温度が異なるが、1500℃以下では、焼結が
終結せずに緻密な焼結体が得られず、また、2100℃
以上では希土類酸化物、酸化アルミニウム、二酸化珪素
からなる混合酸化物と炭化珪素が反応しポアを形成し、
緻密な焼結体が得られなくなる恐れがある。このことか
ら、適正焼結温度は1500〜2100℃の範囲に限定
され、好ましくは1600〜2000℃であり、より好
ましくは1700〜2000℃の範囲である。
【0025】焼結時の雰囲気としては、炭化珪素の酸化
を防ぐため、窒素、アルゴン、ヘリウム等の非酸化性雰
囲気が好ましく、中でもアルゴンが好ましい。また、真
空中で焼結してもよい。
【0026】焼結時間としては、0.5〜10hr程度
行えばよい。焼結時間が0.5hrより短いと、助剤成
分を十分に焼結することができず、また10hrより長
くしてもその特性はほとんど向上しない(ポアができる
とか、2相になってしまう恐れがあるとか、デメリット
があれば記載下さい)。
【0027】以上説明した本発明によれば、希土類酸化
物、酸化アルミニウム、二酸化珪素からなる混合酸化物
が0.1〜5.0wt%であり、残部が炭化珪素からな
る混合粉末を、成形後、非酸化性雰囲気中において15
00〜2100℃の温度域で熱処理することで、実質的
に炭化珪素単体からなり、炭化珪素粒子の粒界部のみに
希土類酸化物、酸化アルミニウム、二酸化珪素のうち少
なくとも1種以上からなる酸化物が偏析してあり、高温
での機械的特性の劣化のないことを特徴とするセラミッ
ク焼結体を製造することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0029】実施例1 まず、炭化珪素粉末100g、酸化スカンジウム粉末5
g、酸化アルミニウム粉末2gおよび二酸化珪素粉末2
gを、n−ブタノールを溶媒としてボールミルにより1
6時間混合した後、ロータリーエヴァポレーダーにより
乾燥した。
【0030】得られた混合粉末を金型に所定量充填し、
200MPaの圧力で一軸成形し成形体を作製した。こ
の成形体を0.1MPaのアルゴン雰囲気中、1800
℃で2時間保持し焼結体を得た。得られた焼結体の微構
造を電子顕微鏡にて観察した。
【0031】図1にその像を模式的に示す。図示するよ
うに、実質的に炭化珪素粒子1のみからなる単相のセラ
ミック焼結体が作製されており、助剤成分2は粒界部の
みに偏析されている。
【0032】実施例2 希土類酸化物として酸化イットリウムを5gとした以外
は実施例1と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結
体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的
に示すと、図1と同様であった。
【0033】実施例3 希土類酸化物として酸化ランタンを5gとした以外は実
施例1と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体の
微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に示
すと、図1と同様であった。
【0034】実施例4 希土類酸化物として酸化セリウムを5gとした以外は実
施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体の
微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に示
すと、図1と同様であった。
【0035】実施例5 希土類酸化物として酸化プラセオジウムを5gとした以
外は実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼
結体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式
的に示すと、図1と同様であった。
【0036】実施例6 希土類酸化物として酸化ネオジウムを5gとした以外は
実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体
の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に
示すと、図1と同様であった。
【0037】実施例7 希土類酸化物として酸化サマリウムを5gとした以外は
実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体
の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に
示すと、図1と同様であった。
【0038】実施例8 希土類酸化物として酸化ユーロピウムを5gとした以外
は実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結
体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的
に示すと、図1と同様であった。
【0039】実施例9 希土類酸化物として酸化ガドリニウムを5gとした以外
は実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結
体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的
に示すと、図1と同様であった。
【0040】実施例10 希土類酸化物として酸化テルビウムを5gとした以外は
実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体
の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に
示すと、図1と同様であった。
【0041】実施例11 希土類酸化物として酸化ディスプロジウムを5gとした
以外は実施例3と同様の方法で焼結体を得た竈得られた
焼結体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模
式的に示すと、図1と同様であった。
【0042】実施例12 希土類酸化物として酸化ホロミウムを5gとした以外は
実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体
の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に
示すと、図1と同様であった。
【0043】実施例13 希土類酸化物として酸化エルビウムを5gとした以外は
実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体
の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に
示すと、図1と同様であった。
【0044】実施例14 希土類酸化物として酸化ツリウムを5gとした以外は実
施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼結体の
微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に示
すと、図1と同様であった。
【0045】実施例15 希土類酸化物として酸化イッテリビウムを5gとした以
外は実施例3と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼
結体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式
的に示すと、図1と同様であった。
【0046】実施例16 希土類酸化物として酸化ルテニウムを5gとした以外は
実施例3と同様の方法で焼結体を得た藺得られた焼結体
の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像を模式的に
示すと、図1と同様であった。
【0047】実施例17 希土類酸化物に代えて、フッ化イットリウムを7gとし
た以外は、実施例1と同様の方法で焼結体を得た藺得ら
れた焼結体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。その像
を模式的に示すと、図1と同様であった。
【0048】実施例18 二酸化珪素を0.2gとした以外は実施例1と同様の方
法で焼結体を得た。得られた焼結体の微構造を電子顕微
鏡にて観察した。
【0049】比較例1 希土類酸化物として酸化イットリウムを20gとした以
外は実施例1と同様の方法で焼結体を得た。得られた焼
結体の微構造を電子顕微鏡にて観察した。図2にその像
を模式的に示す。
【0050】図示するように、比較例1で得られたセラ
ミック焼結体は、炭化珪素粒子と、助剤成分粒子とから
なる2相のセラミック焼結体であった。
【0051】比較例2 二酸化珪素を添加しないことを以外は実施例1と 参考例1 焼結温度を1400℃とした以外は実施例1と同様の方
法で焼結体を得た。得られた焼結体の微構造を電子顕微
鏡にて観察した。図3にその像を模式的に示す。
【0052】上記実施例1〜16および比較例1〜3に
ついて、アルキメデス法により焼結体の密度を求めた。
その結果を表1に示す。また、JISに基づく試験片を
作製し、室温と1400℃において、3点曲げ試験を行
い、強度を求めた竈その結果を同じく表1に示す。
【表1】 実施例1〜18においては、焼結による緻密化が進んで
おり、高温での強度も高いセラミック焼結体が得られて
いる。
【0053】比較例1では、焼結助剤成分である酸化イ
ットリウムの量が多く、炭化珪素粒子と助剤成分からな
る粒子との2相構造のセラミック焼結体が得られたた
め、焼結による緻密化は進んだものの、高温での強度が
低くなっている。
【0054】比較例2では、焼結助剤中に珪素元素が含
有されていないために、焼結温度で焼結助剤が十分に液
相化されなかったために、充分緻密化することができ
ず、その強度を高めることができなかった。
【0055】参考例1では、加熱温度が1400℃であ
るために、焼結が進まず、緻密化、強度の量特性で劣っ
ていた。
【0056】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、高温
においても機械的強度の高いセラミック焼結体を提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例で得られたセラミック焼結体の概念
図。
【図2】 比較例1で作製されたセラミック焼結体の概
念図。
【図3】 参考例で作製された世羅未行く焼結体の概念
図。
【符号の説明】
1・・・炭化珪素粒子 2・・・粒界層 3・・・助剤成分粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 孝幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 4G001 BA03 BA04 BA08 BA09 BA10 BA11 BA22 BA82 BB03 BB04 BB08 BB09 BB10 BB11 BB22 BC11 BC52 BC54 BD13 BD14 BD15 BE26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に炭化珪素単体からなり、希土類お
    よびアルミニウムから選ばれる少なくとも一種の珪酸化
    物を含有する粒界層を有することを特徴とするセラミッ
    ク焼結体。
  2. 【請求項2】希土類元素、アルミニウム、珪素および酸
    素を含有する粒界成分と、残部が実質的に炭化珪素とか
    らなるセラミック焼結体において、前記希土類元素の含
    有量が、希土類酸化物に換算して0.1wt%以上、5
    wt%未満であることを特徴とするセラミック焼結体。
  3. 【請求項3】前記アルミニウムの含有量は、酸化アルミ
    ニウムに換算して0.1wt%以上4.9wt%未満で
    あることを特徴とする請求項2記載のセラミック焼結
    体。
  4. 【請求項4】前記粒界成分をそれぞれ酸化物に換算した
    時に、二酸化珪素1重量部に対して希土類酸化物および
    酸化アルミニウムが、それぞれ0.5〜10重量部であ
    ることを特徴とする請求項2記載のセラミック焼結体。
  5. 【請求項5】希土類元素の酸化物あるいはフッ化物粉
    末、酸化アルミニウム粉末および二酸化珪素粉末からな
    る焼結助剤と、残部が実質的に炭化珪素粉末からなる混
    合粉末を非酸化雰囲気で焼結させるセラミック焼結体の
    製造方法において、前記希土類元素の酸化物あるいはフ
    ッ化物は、希土類酸化物に換算して0.1以上、5.0
    wt%未満であり、焼結温度は、1500℃以上、21
    00℃以下であることを特徴とするセラミック焼結体の
    製造方法。
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