JP2001097664A - 吊り上げ装置 - Google Patents

吊り上げ装置

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JP2001097664A
JP2001097664A JP28091899A JP28091899A JP2001097664A JP 2001097664 A JP2001097664 A JP 2001097664A JP 28091899 A JP28091899 A JP 28091899A JP 28091899 A JP28091899 A JP 28091899A JP 2001097664 A JP2001097664 A JP 2001097664A
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JP
Japan
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closing
valve
opening
operation chamber
pressure
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JP28091899A
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English (en)
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Iwao Takayama
岩雄 高山
Akira Sasaki
晃 佐々木
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TCM Corp
Original Assignee
TCM Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業能率を向上する。 【解決手段】 各グラップルアーム2を、基台1に上下
揺動自在に支持した開閉アーム5と、その開閉アーム5
の下部に設けた伸縮アーム6とによって構成する。開閉
シリンダ8の開き作動室8aへ連通される第1給排路1
1と閉じ作動室8bへ連通される第2給排路12とを、
電磁切換弁13によって油圧ポンプ14と油タンク15
とへ選択的に接続する。上記の開き作動室8aを第1分
岐路21を介して伸縮シリンダ9の伸長作動室9aへ連
通すると共に、前記の閉じ作動室8bを第2分岐路22
を介して収縮作動室9bへ連通する。第1給排路11に
第1カウンタバランス弁31を設ける。第2分岐路22
には、シーケンス弁38と第2カウンタバランス弁32
とを直列に配置すると共に、上記シーケンス弁38に対
して並列に逆止弁39を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンテナやスワ
ップボディなどの被搬送物を吊り上げる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吊り上げ装置には、従来では、
本出願人が先に提案した実開平6−82096号公報に
記載されたものがある。その従来技術は、基台から下向
きに突出させた複数のグラップルアームによって被搬送
物を両側から把持可能に構成し、上記の各グラップルア
ームごとに複数の油圧シリンダを設けて、これら多数の
油圧シリンダを個別に手動操作するようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
オペレータが多数の油圧シリンダを個別に操作する必要
があるので操作が煩雑であり、作業能率を向上するうえ
で改善の余地が残されていた。本発明の目的は、吊り上
げ装置の作業能率を向上することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば、図1と図2に示すよう
に、吊り上げ装置を次のように構成した。基台1から下
向きに突出させた複数のグラップルアーム2によって被
搬送物3を両側から把持可能に構成し、上記の各グラッ
プルアーム2を、上記の基台1に上下揺動自在に支持し
た開閉アーム5と、その開閉アーム5の下部に長手方向
へ移動自在に支持した伸縮アーム6と、その伸縮アーム
6の下部に設けられて前記の被搬送物3の係止部4に係
合するフック7とによって構成し、上記の開閉アーム5
を開閉シリンダ8によって開閉操作すると共に、上記の
伸縮アーム6を伸縮シリンダ9によって伸縮操作するよ
うに構成した、吊り上げ装置において、上記の開閉シリ
ンダ8の開き作動室8aへ連通される第1給排路11と
同上の開閉シリンダ8の閉じ作動室8bへ連通される第
2給排路12とを、切換手段13によって、油圧ポンプ
14と油タンク15とへ選択的に接続可能に構成し、上
記の開き作動室8aを第1分岐路21を介して上記の伸
縮シリンダ9の伸長作動室9aへ連通すると共に、上記
の閉じ作動室8bを第2分岐路22を介して同上の伸縮
シリンダ9の収縮作動室9bへ連通し、上記の第1給排
路11に、上記の閉じ作動室8bの圧力が第1設定圧力
以上となったときに上記の開き作動室8aから上記の切
換手段13への流れを許容する第1カウンタバランス弁
31を設け、上記の第2分岐路22には、シーケンス弁
38と第2カウンタバランス弁32とを直列に配置する
と共に、上記シーケンス弁38に対して並列に逆止弁3
9を設け、上記シーケンス弁38は、上記の閉じ作動室
8bの圧力が上記の第1設定圧力よりも高いシーケンス
圧力以上となったときに上記の切換手段13から上記の
収縮作動室9bへの流れを許容するように構成し、上記
の逆止弁39は、上記の切換手段13から上記の収縮作
動室9bへの流れを阻止するように配置し、上記の第2
カウンタバランス弁32は、上記の伸長作動室9aの圧
力が第2設定圧力以上となったときに上記の収縮作動室
9bから上記の切換手段13への流れを許容するように
構成したものである。
【0005】上記の請求項1の発明は、例えば、同上の
図1と図2に示すように、次の作用効果を奏する。図1
の状態の複数のグラップルアーム2を同時にアンクラン
プ駆動する場合には、複数の切換手段13をアンクラン
プ位置Yへ切換えて、油圧ポンプ14を第1給排路11
へ連通させると共に第2給排路12を油タンク15へ連
通させる。これにより、上記の油圧ポンプ14の圧油
が、第1カウンタバランス弁31と第1分岐路21とを
経て伸長作動室9aへ供給されると共に、その供給圧力
によって第2カウンタバランス弁32が開かれるので、
収縮作動室9bが上記の第2カウンタバランス弁32と
逆止弁39と第2給排路12とを経て油タンク15へ連
通される。このため、伸縮シリンダ9が伸長して、前記
の伸縮アーム6が下向きに伸びていく。これと同時に、
上記の第1給排路11へ供給された圧油が開き作動室8
aへ供給されると共に、閉じ作動室8aが第2給排路1
2を経て油タンク15へ連通されるので、前記の開閉シ
リンダ8が収縮して前記の開閉アーム5が外向きに開か
れる。
【0006】上記アンクランプ状態の複数のグラップル
アーム2をクランプ駆動する場合には、前記の複数の切
換手段13を上記アンクランプ位置Yからクランプ位置
Xへ切換えて、前記の油圧ポンプ14を第2給排路12
へ連通させると共に第1給排路11を油タンク15へ連
通させる。これにより、上記の油圧ポンプ14の圧油が
上記の第2給排路12を経て閉じ作動室8bへ供給され
ると共に、その供給圧力によって第1カウンタバランス
弁31が開かれ、前記の開き作動室8aが上記の第1カ
ウンタバランス弁31を経て油タンク15へ連通され
る。このため、開閉シリンダ8が伸長して、開閉アーム
5が内向きに閉じていく。
【0007】上記の開閉アーム5の閉じ移動によって前
記フック7が地面等の接地面Gに接当すると、その開閉
アーム5の閉じ移動が阻止されるので、上記の閉じ作動
室8bの圧力が上昇する。すると、その上昇圧力によっ
て前記シーケンス弁38が開くので、第2給排路12へ
供給された圧油が上記シーケンス弁38と第2カウンタ
バランス弁32とを経て収縮作動室9bへ供給されると
共に、その第2供給路12の圧力によって前記の第1カ
ウンタバランス弁31が開かれて伸長作動室9aが上記
の第1カウンタバランス弁31を経て油タンク15へ連
通される。これにより、上記の伸縮シリンダ9が収縮し
て、伸縮アーム6が上向きに移動していき、前記フック
7と接地面Gとの接当状態が解除される。
【0008】また、上記の伸縮シリンダ9の上記の収縮
作動によって第2分岐路22の圧力および第2給排路1
2の圧力が低下し、その圧力が前記シーケンス弁38の
シーケンス圧力よりも低下した時に上記シーケンス弁3
8が閉じるので、上記の収縮シリンダ9の収縮が停止す
る。これとほぼ同時に、上記の第2給排路12から閉じ
作動室8bへ供給された圧油によって開閉シリンダ8が
伸長して、開閉アーム5が内向きに閉じ始める。そし
て、図2に示すように、上記の開閉アーム5の閉じ移動
によって前記の伸縮アーム6の下部が被搬送物3の係止
部4に接当すると、その開閉アーム5の閉じ移動が阻止
されるので、上述した通り、伸縮シリンダ9が収縮して
伸縮アーム6が上向きに移動していく。これにより、前
記フック7が上記の係止部4に係合する。
【0009】従って、オペレータは、切換手段を切換え
操作するだけで各グラップルアームを操作でき、油圧シ
リンダを個別に操作する必要がなくなるので、吊り上げ
装置の作業能率が向上する。なお、複数の切換手段を電
気制御等によって同時に切換え操作可能に構成した場合
には、複数のグラップルアームを同時に操作できるの
で、作業能率がさらに向上する。
【0010】請求項2の発明に示すように、前記の第1
給排路11に、前記の第1カウンタバランス弁31に対
して直列に絞り手段34を配置した場合には、伸縮シリ
ンダの伸長作動室から油タンクへ排出されるオイルの流
出速度を制限して、その伸長シリンダの収縮作動室へ供
給される圧油量が過剰になるのを防止できる。その結
果、シーケンス弁の入口圧力が過度に低下することを防
止でき、そのシーケンス弁が確実に作動する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1と図2は、本発明の一実施形
態を示している。まず、図1の系統図によって吊り上げ
装置の全体構成を説明する。基台1は、フォークリフト
やクレーン等の荷役機械によって昇降および水平移動さ
れるようになっており、その基台1の左右両側の前後部
から四つのグラップルアーム2が下向きに突出される
(ここでは、左前部と右前部の二つのグラップルアーム
2・2だけを図示してある)。これら複数のグラップル
アーム2によってスワップボディ3(被搬送物)が両側か
ら把持される。そのスワップボディ3は、着脱式のトラ
ックボディであって、そのまま鉄道貨車や別のトラック
に積み替え可能になっている。
【0012】上記四つのグラップルアーム2は、同一に
構成されており、それぞれ、上記の基台1のブラケット
1aに上下揺動自在に支持した逆L字状の開閉アーム5
と、その開閉アーム5の下部に長手方向へ移動自在に支
持した伸縮アーム6と、その伸縮アーム6の下部に設け
たフック7とを備えている。そのフック7が、前記スワ
ップボディ3の下部に設けた係止部4に係合可能になっ
ている。上記の開閉アーム5が油圧式の開閉シリンダ8
によって開閉操作され、上記の伸縮アーム6が油圧式の
伸縮シリンダ9によって伸縮操作される。
【0013】上記の両シリンダ8・9に圧油給排回路1
0が接続される。その圧油給排回路10は、上記の開閉
シリンダ8の開き作動室8aへ連通される第1給排路1
1と、同上の開閉シリンダ8の閉じ作動室8bへ連通さ
れる第2給排路12と、4ポート3位置形の電磁切換弁
(切換手段)13とを備える。上記の第1給排路11と第
2給排路12とが上記の電磁切換弁13によって油圧ポ
ンプ14と油タンク15とへ選択的に接続可能とされて
いる。上記の開き作動室8aが第1分岐路21を介して
上記の伸縮シリンダ9の伸長作動室9aへ連通されると
共に、前記の閉じ作動室8bが第2分岐路22を介して
同上の伸縮シリンダ9の収縮作動室9bへ連通される。
【0014】上記の第1給排路11には、前記の開き作
動室8aへ向けて第1カウンタバランス弁31と絞り手
段34とが直列に配置される。上記の第1カウンタバラ
ンス弁31は、前記の第2給排路12の圧力(換言すれ
ば前記の閉じ作動室8bの圧力)が第1設定圧力以上と
なったときに上記の開き作動室8aから上記の切換弁1
3への流れを許容するように構成してある。また、上記
の絞り手段34は、ここでは、可変絞り弁35と逆止弁
36とによって構成してある。前記の第2分岐路22に
は、前記の収縮作動室9bへ向けてシーケンス弁38と
第2カウンタバランス弁32とが直列に配置される共
に、上記シーケンス弁38に対して並列に逆止弁39が
配置される。
【0015】上記シーケンス弁38は、前記の第2給排
路12の圧力(換言すれば、閉じ作動室8bの圧力)が前
記の第1設定圧力よりも高いシーケンス圧力以上となっ
たときに上記の切換弁13から上記の収縮作動室9bへ
の流れを許容するように構成してある。また、上記の逆
止弁39は、上記の切換弁13から上記の収縮作動室9
bへの流れを阻止するように配置してある。さらに、上
記の第2カウンタバランス弁32は、上記の第1分岐路
21の圧力(換言すれば、前記の伸長作動室9aの圧力)
が第2設定圧力以上となったときに同上の収縮作動室9
bから上記の切換弁13への流れを許容するように構成
してある。
【0016】なお、この実施形態では、同上の図1に示
す左右のグラップルアーム2・2の圧油給排回路10・
10がメイン切換弁41を介して前記の油圧ポンプ14
および油タンク15へ接続されると共に、残りの二つの
圧油給排回路10・10がサブ切換弁42を介して上記
メイン切換弁41へ接続される。上記のメイン切換弁4
1とサブ切換弁42とは、前記の電磁切換弁13と同様
に、4ポート3位置形の電磁弁によって構成されてい
る。
【0017】また、図2の作動説明図に示すように、前
記フック7の近傍で前記の伸縮アーム6の下部には、ガ
イドプレート44と係合検出手段45とが設けられる。
その係合検出手段45は、上記の伸縮アーム6の下部に
ピン46を介して上下揺動自在に支持したレバー47
と、そのレバー47を水平姿勢に保持する引っ張りバネ
48と、近接スイッチ49とを備える。上記レバー47
の右揺動端に設けた入力部51が、前記スワップボディ
3の係止部4の突起4aに対面している。また、同上レ
バー47の左揺動端に調節移動可能に取り付けた出力具
52が上記の近接スイッチ49に対面している。
【0018】上記の吊り上げ装置は次のように作動す
る。図1の状態の4つのグラップルアーム2を同時にア
ンクランプ駆動する場合には、前記の4つの電磁切換弁
(切換手段)13をアンクランプ位置Yへ切換えると共
に、前記メイン切換弁41とサブ切換弁42をそれぞれ
第1位置L・Uへ切換える。
【0019】すると、前記の油圧ポンプ14が第1給排
路11へ連通されると共に第2給排路12が油タンク1
5へ連通される。これにより、上記の油圧ポンプ14の
圧油が、前記の第1カウンタバランス弁31の逆止弁3
1aと絞り手段34の逆止弁36と第1分岐路21とを
経て伸長作動室9aへ供給されると共に、その供給圧力
によって第2カウンタバランス弁32が開かれるので、
前記の収縮作動室9bが上記の第2カウンタバランス弁
32と逆止弁39と第2給排路12とを経て油タンク1
5へ連通される。このため、伸縮シリンダ9が伸長し
て、前記の伸縮アーム6が下向きに伸びていく。これと
同時に、上記の第1給排路11へ供給された圧油が開き
作動室8aへ供給されると共に、前記の閉じ作動室8b
が第2給排路12を経て油タンク15へ連通されるの
で、開閉シリンダ8が収縮して前記の開閉アーム5が外
向きに開かれる。
【0020】上記アンクランプ状態の4つのグラップル
アーム2をクランプ駆動する場合には、上記メイン切換
弁41とサブ切換弁42をそれぞれ第1位置L・Uに保
持したままで上記の4つの電磁切換弁13を上記アンク
ランプ位置Yからクランプ位置Xへ切換える。すると、
前記の油圧ポンプ14が第2給排路12へ連通されると
共に第1給排路11が油タンク15へ連通される。これ
により、上記の油圧ポンプ14の圧油が上記の第2給排
路12を経て閉じ作動室8bへ供給されると共に、その
供給圧力によって第1カウンタバランス弁31が開かれ
るので、前記の開き作動室8aが絞り手段34の可変絞
り弁35と上記の第1カウンタバランス弁31とを経て
油タンク15へ連通される。このため、開閉シリンダ8
が伸長して、開閉アーム5が内向きに閉じていく。
【0021】上記の開閉アーム5の閉じ移動によって前
記フック7が地面等の接地面Gに接当すると、その開閉
アーム5の閉じ移動が阻止されるので、上記の閉じ作動
室8bの圧力が上昇する。すると、その上昇圧力によっ
て前記シーケンス弁38が開くので、第2給排路12へ
供給された圧油が上記シーケンス弁38と第2カウンタ
バランス弁32の逆止弁32aとを経て収縮作動室9b
へ供給されると共に、その第2供給路12の圧力によっ
て前記の第1カウンタバランス弁31が開かれて伸長作
動室9aが可変絞り弁35と上記の第1カウンタバラン
ス弁31とを経て油タンク15へ連通される。これによ
り、上記の伸縮シリンダ9が収縮して、伸縮アーム6が
上向きに移動していき、前記フック7と接地面Gとの接
当状態が解除される。
【0022】また、上記の伸縮シリンダ9の上記の収縮
作動によって第2分岐路22の圧力および第2給排路1
2の圧力が低下して、その圧力が前記シーケンス弁38
のシーケンス圧力よりも低下した時に上記シーケンス弁
38が閉じるので、上記の収縮シリンダ9の収縮が停止
する。これとほぼ同時に、上記の第2給排路12から閉
じ作動室8bへ供給された圧油によって開閉シリンダ8
が伸長して、開閉アーム5が内向きに閉じ始める。な
お、その開閉アーム5の閉じ移動によって前記フック7
が再び接地面Gに接当した場合には、上述の動作を繰り
返す。すなわち、まず、伸縮アーム6が上向きに移動
し、その後に開閉アーム5が閉じ移動するのである。
【0023】図2に示すように、上記の開閉アーム5の
閉じ移動によって前記の伸縮アーム6の前記ガイドプレ
ート44がスワップボディ3の係止部4に接当すると、
その開閉アーム5の閉じ移動が阻止されるので、上述し
た通り、伸縮シリンダ9(図1参照)が収縮して伸縮アー
ム6が上向きに移動していく。これにより、前記フック
7が上記の係止部4の溝4bに係合し、これと同時に、
その係止部4の突起4aが前記レバー47の入力部51
を押し下げる。すると、そのレバー47の出力具52が
上昇し、その上昇を近接スイッチ49が検出する。その
検出信号に基づいて前記の電磁切換弁13が停止位置Z
へ切り換わり、上記のグラップルアーム2のクランプ駆
動を停止させる。そして、4つのフック7が、対応する
係合部4に係合して全てのグラップルアーム2が上記の
ように駆動停止されると、フォークリフト等の荷役機械
によって前記の基台1およびグラップルアーム2を介し
てスワップボディ3を別の場所へ移送することが可能と
なる。
【0024】上記スワップボディ3の移送時には、前記
メイン切換弁41とサブ切換弁42とをそれぞれ中立位
置N・Wに切換えると共に、前記の四つの電磁切換弁1
3をアンクランプ位置Yへ切換えて、左右の開閉シリン
ダ8・8の開き作動室8a・8a同士を連通させると共
に閉じ作動室8b・8b同士を連通させる。そして、上
記の移送中に上記スワップボディ3が例えば図中の右方
へ揺れた場合には、右側のグラップルアーム2へ大きな
揺動力が右上向きに作用する。すると、右側の開閉シリ
ンダ8が収縮して、その右側の閉じ作動室8b内の油が
左側の閉じ作動室8bへ移動すると共に左側の開き作動
室8a内の油が右側の開き作動室8aへ移動して、その
移動途中に設けた前記の可変絞り弁35の絞り作用によ
って上記の揺動エネルギが吸収される。以上の作用によ
り、上記グラップルアーム2・2は、スワップボディ3
の移送中に過度に大きな力が作用しなくなり、長期間に
わたって良好に使用できる。
【0025】上記の別の場所へ移送したスワップボディ
3を接地面Gに降ろした後、クランプ状態の4つのグラ
ップルアーム2を同時にアンクランプ駆動する。即ち、
前記と同様に、4つの電磁切換弁13をアンクランプ位
置Yへ切換えると共に、前記メイン切換弁41とサブ切
換弁42をそれぞれ第1位置L・Uへ切換える。
【0026】すると、前述した通り、まず、作動抵抗の
少ない伸縮シリンダ9が伸長して伸縮アーム6が下向き
に移動し、その後、開閉シリンダ8が収縮して開閉アー
ム5が外向きに開かれていく。その開閉アーム5が全開
になったことを近接スイッチ等のセンサ(図示せず)によ
って検出し、その検出信号に基づいて上記の電磁切換弁
13を停止位置Zへ切換えて、そのグラップルアーム2
のアンクランプ駆動を停止するのである。そして、4つ
の開閉アーム5が全て全開になって全てのグラップルア
ーム2が上記のように駆動停止されると、上記スワップ
ボディ3の移送が完了する。
【0027】上記の実施形態は次のように変更可能であ
る。前記の切換手段は、例示した一つの電磁切換弁13
によって構成することに代えて複数の電磁開閉弁を組合
わせたものであってもよく、さらには、電磁力等を利用
した自動操作式に代えて手動操作式であっても差し支え
ない。前記のサブ切換弁42を省略して、前記のメイン
切換弁41に前記の四つの電磁切換弁13を並列に接続
してもよい。さらには、これらメイン切換弁41および
サブ切換弁42を省略して、前記の油圧ポンプ14およ
び油タンク15に上記の四つの電磁切換弁13を並列に
接続してもよい。
【0028】前記の絞り手段34の前記の逆止弁36は
省略してもよい。また、その絞り手段34の前記の絞り
弁35は、例示した可変式に代えて固定式のものであっ
てもよく、絞り路であっても差し支えない。さらには、
上記の絞り手段34は省略可能である。前記のシーケン
ス弁38と第2カウンタバランス弁32とは、例示のも
のとは逆の順に配置してもよい。本発明に係る吊り上げ
装置は、例示したスワップボディに代えてコンテナ等の
別の種類の被搬送物を取り扱えることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、吊り上げ装置の全
体系統図である。
【図2】上記の吊り上げ装置に設けた係合検出手段の作
動説明図である。
【符号の説明】
1…基台、2…グラップルアーム、3…被搬送物(スワ
ップボディ)、4…係止部、5…開閉アーム、6…伸縮
アーム、7…フック、8…開閉シリンダ、8a…開き作
動室、8b…閉じ作動室、9…伸縮シリンダ、9a…伸
長作動室、9b…収縮作動室、11…第1給排路、12
…第2給排路、13…切換手段(電磁切換弁)、14…油
圧ポンプ、15…油タンク、21…第1分岐路、22…
第2分岐路、31…第1カウンタバランス弁、32…第
2カウンタバランス弁、34…絞り手段、38…シーケ
ンス弁、39…逆止弁。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(1)から下向きに突出させた複数の
    グラップルアーム(2)によって被搬送物(3)を両側から
    把持可能に構成し、上記の各グラップルアーム(2)を、
    上記の基台(1)に上下揺動自在に支持した開閉アーム
    (5)と、その開閉アーム(5)の下部に長手方向へ移動自
    在に支持した伸縮アーム(6)と、その伸縮アーム(6)の
    下部に設けられて前記の被搬送物(3)の係止部(4)に係
    合するフック(7)とによって構成し、上記の開閉アーム
    (5)を開閉シリンダ(8)によって開閉操作すると共に、
    上記の伸縮アーム(6)を伸縮シリンダ(9)によって伸縮
    操作するように構成した、吊り上げ装置において、 上記の開閉シリンダ(8)の開き作動室(8a)へ連通され
    る第1給排路(11)と同上の開閉シリンダ(8)の閉じ作
    動室(8b)へ連通される第2給排路(12)とを、切換手
    段(13)によって、油圧ポンプ(14)と油タンク(15)
    とへ選択的に接続可能に構成し、 上記の開き作動室(8a)を第1分岐路(21)を介して上
    記の伸縮シリンダ(9)の伸長作動室(9a)へ連通すると
    共に、上記の閉じ作動室(8b)を第2分岐路(22)を介
    して同上の伸縮シリンダ(9)の収縮作動室(9b)へ連通
    し、 上記の第1給排路(11)に、上記の閉じ作動室(8b)の
    圧力が第1設定圧力以上となったときに上記の開き作動
    室(8a)から上記の切換手段(13)への流れを許容する
    第1カウンタバランス弁(31)を設け、 上記の第2分岐路(22)には、シーケンス弁(38)と第
    2カウンタバランス弁(32)とを直列に配置すると共
    に、上記シーケンス弁(38)に対して並列に逆止弁(3
    9)を設け、上記シーケンス弁(38)は、上記の閉じ作
    動室(8b)の圧力が上記の第1設定圧力よりも高いシー
    ケンス圧力以上となったときに上記の切換手段(13)か
    ら上記の収縮作動室(9b)への流れを許容するように構
    成し、上記の逆止弁(39)は、上記の切換手段(13)か
    ら上記の収縮作動室(9b)への流れを阻止するように配
    置し、上記の第2カウンタバランス弁(32)は、上記の
    伸長作動室(9a)の圧力が第2設定圧力以上となったと
    きに上記の収縮作動室(9b)から上記の切換手段(13)
    への流れを許容するように構成した、ことを特徴とする
    吊り上げ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した吊り上げ装置におい
    て、 前記の第1給排路(11)に、前記の第1カウンタバラン
    ス弁(31)に対して直列に絞り手段(34)を配置した、
    ことを特徴とする吊り上げ装置。
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