JP2001097281A - 船外機のシフト構造 - Google Patents

船外機のシフト構造

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JP2001097281A JP28075799A JP28075799A JP2001097281A JP 2001097281 A JP2001097281 A JP 2001097281A JP 28075799 A JP28075799 A JP 28075799A JP 28075799 A JP28075799 A JP 28075799A JP 2001097281 A JP2001097281 A JP 2001097281A
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shift cam
gear case
gear
housing
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Takuya Sato
卓弥 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同一のギヤケースを異なる形式のシフトカムで
共用可能な船外機のシフト構造を提供するにある。 【解決手段】シフトカム18Aを遠隔操作することによ
ってギヤケース10内のプロペラシャフト12の回転方
向を切り換える船外機のシフト構造において、上記ギヤ
ケース10に着脱自在に設けられた保持部材29Aで上
記シフトカム18Aを保持したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のシフト構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機には遠隔操作によってギヤケース
内のプロペラシャフトの回転方向を正・逆(フォワード
・リバース)または中立状態(ニュートラル)に切り換
えるシフト機構が設けられている。クラッチの切換はプ
ロペラシャフト内に設けられたプッシュロッドを進退さ
せてクラッチドッグをプロペラシャフトに連結させたり
断続させる(シフトイン、シフトアウト)構造が一般的
であり、プッシュロッドを進退させる方法としてはシフ
トカムが多く用いられている。
【0003】シフトカムは三つの連続した窪み形状(フ
ォワード、ニュートラル、リバース)からなるカムプロ
フィールを備え、スプリングによって常時シフトカムに
向かって付勢されているプッシュロッドの端部がシフト
カムのいずれか一つの窪み形状に係合することにより各
シフト位置が設定されるようになっている。
【0004】窪み形状を移動させる方法としては、シフ
トカムを上下に移動させる方法と、シフトカムを水平に
回動させる方法とがあり、回動式のものは上下式のシフ
トカムより操作フィーリングがよいため、大型の船外機
などに用いられている。
【0005】そして、上下式および回動式のシフトカム
はいずれもその保持部分が予めギヤケース内に一体に形
成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上下式
および回動式のシフトカムはそれぞれ構造が異なるた
め、保持部分が予めギヤケース内に一体に形成されてい
ると同一のギヤケースを共有できない。そのため、ギヤ
ケースの成形型が二種類必要になり、また、ギヤケース
の管理等が複雑になる。
【0007】また、例えば上下式のシフトカムはエンジ
ンカバーによって覆われたエンジンルーム内にリンク機
構を備えているが、仮に船外機の仕様違いでエンジンル
ーム内のスペースが減少してリンク機構が収納できなく
なった場合、リンク機構が不要な回動式のシフトカムに
変更すればよいが、そのためには新たにギヤケースを用
意しなければならず、コストがかかってしまう。
【0008】一方、シフトカムの保持部分はギヤケース
の最も奥まった位置に形成されているため、保持部分が
ギヤケース内に一体に形成されているとシフトカムの組
付けや取外しが困難である。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、同一のギヤケースを異なる形式のシフトカムで
共用可能な船外機のシフト構造を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機のシ
フト構造は、上述した課題を解決するために、請求項1
に記載したように、シフトカムを遠隔操作することによ
ってギヤケース内のプロペラシャフトの回転方向を切り
換える船外機のシフト構造において、上記ギヤケースに
着脱自在に設けられた保持部材で上記シフトカムを保持
したものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記保持部材はフォワードド
リブンギヤを軸支するベアリングを保持するフォワード
ギヤベアリングハウジングであるものである。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記保持部材は上記ギヤケ
ースとは別体に設けられたシフトカムハウジングである
ものである。
【0013】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記保持部材にディテ
ント機構を設けたものである。
【0014】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、上記シフトカムハウジング
内に上記シフトカムを回動させるシフトロッド軸支用の
ベアリングを設けたものである。
【0015】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、シフトカムハウジング
をギヤケース内部に取り付ける際、シフトカムを予めシ
フトカムハウジング内に装着した後にシフトカムハウジ
ングをギヤケース内部に取り付けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は、この発明を適用した船外機の実施
形態を示す左側面図である。図1に示すように、この船
外機1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホルダ
2の上方にエンジン3が設置される。なお、このエンジ
ン3はその内部にクランクシャフト4を略垂直に配置し
たバーティカル(縦)型のエンジンである。
【0018】エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5
が配置されると共に、例えばエンジンホルダ2にはクラ
ンプブラケット6が取付けられ、このクランプブラケッ
ト6を介して船外機1が図示しない船体のトランサムに
装着される。また、この船外機1のエンジン3およびエ
ンジンホルダ2の周囲はエンジンカバー7によって覆わ
れる。
【0019】オイルパン5の下部にはドライブシャフト
ハウジング8が設置される。エンジンホルダ2、オイル
パン5およびドライブシャフトハウジング8内にはドラ
イブシャフト9が略垂直に配置され、その上端部がクラ
ンクシャフト4の下端部に連結される。ドライブシャフ
ト9はドライブシャフトハウジング8内を下方に向かっ
て延び、ドライブシャフトハウジング8の下部に設けら
れたギヤケース10内のベベルギヤ11およびプロペラ
シャフト12を介して推進装置であるプロペラ13を駆
動するように構成される。
【0020】また、この船外機1には遠隔操作によって
プロペラシャフト12の回転方向を正・逆(フォワード
・リバース)または中立状態(ニュートラル)に切り換
えるシフト機構14A〜14Dが設けられる。
【0021】図2は、本発明の第一実施形態におけるギ
ヤケース10の拡大断面図である。また、図3は図2の
III−III線に沿う断面図である。図2および図3
に示すように、第一実施形態におけるシフト機構14A
は主にクラッチロッド15、シフトロッド16、アシス
ト装置17、シフトカム18A、プッシュロッド19お
よびクラッチドッグ20等から構成され、シフトカム1
8Aを水平に回動させる回動式のシフト機構である。
【0022】クラッチロッド15は例えばエンジンカバ
ー7内のエンジン3近傍からドライブシャフトハウジン
グ8内をギヤケース10に向かって延び、ドライブシャ
フトハウジング8とギヤケース10との接合部のギヤケ
ース10側に配置されるディテント機構21を内装した
アシスト装置17を介してシフトロッド16に連結され
るものであって、操船者が操作する例えばシフトレバー
(図示せず)の動きを回転力に変換してシフトロッド1
6に伝達するものである。
【0023】シフトロッド16の下端部にはシフトカム
18Aが回動一体に設けられる。シフトカム18Aはそ
の側面にそれぞれシフトカムの回動軸芯から距離が異な
る三つの連続した窪み形状22からなるカムプロフィー
ルを備える。一方、プロペラシャフト12の内部にはプ
ッシュロッド19がプロペラシャフト12の軸方向に進
退自在に内装される。プッシュロッド19はスプリング
23によって常時シフトカム18に向かって付勢され、
プッシュロッド19の端部が水平に回動するシフトカム
18Aのいずれか一つの窪み形状22に係合することに
より各シフト位置が設定される。なお、各窪み形状22
はそれぞれフォワード(F)、ニュートラル(N)、リ
バース(R)位置に対応する。
【0024】プロペラシャフト12の外周部にはベベル
ギヤ11のフォワードドリブンギヤ24とリバースドリ
ブンギヤ25とがベアリング26,27によってそれぞ
れ回動自在に軸支され、ドライブシャフト9下端のドラ
イブギヤ28に常時作動連結する。また、プロペラシャ
フト12の外周部にはクラッチドッグ20が設けられ
る。クラッチドッグ20はフォワードドリブンギヤ24
またはリバースドリブンギヤ25のいずれか一方をプロ
ペラシャフト12に連結および断続させるものであっ
て、上記プッシュロッド19の進退によって連結/断続
操作される。なお、クラッチドッグ20はいずれのギヤ
もプロペラシャフト12から断続された状態(ニュート
ラル)においても維持可能である。
【0025】図2および図3に示すように、ベベルギヤ
11のフォワードドリブンギヤ24を軸支するベアリン
グ26は、ギヤケース10に着脱自在に設けられた保持
部材であるフォワードギヤベアリングハウジング29A
によって保持される。また、リバースドリブンギヤ25
を軸支するベアリング27は、ギヤケース10に着脱自
在に設けられたリバースギヤベアリングハウジング30
によって保持される。そして、フォワードギヤベアリン
グハウジング29Aには上記シフトカムの保持部31A
が一体に形成される。
【0026】図4は、本発明の第二実施形態におけるギ
ヤケース10の拡大断面図である。なお、第一実施形態
と同一の構成部材には同一の符号を付す。図4に示すよ
うに、第二実施形態におけるシフト機構14Bは主にク
ラッチロッド(図示せず)、シフトロッド16、シフト
カム18B、プッシュロッド19およびクラッチドッグ
20等から構成され、シフトカム18Bを上下にスライ
ドさせる上下式のシフト機構である。
【0027】シフトロッド16の下端部にはシフトカム
18Bがスライド一体に設けられる。シフトカム18B
はその後面にそれぞれ深さが異なる三つの連続した窪み
形状22からなるカムプロフィールを備え、プッシュロ
ッド19の端部が上下にスライドするシフトカム18B
のいずれか一つの窪み形状22に係合することにより各
シフト位置が設定される。
【0028】図4に示すように、ベベルギヤ11のフォ
ワードドリブンギヤ24を軸支するベアリング26は、
ギヤケース10に着脱自在に設けられた保持部材である
フォワードギヤベアリングハウジング29Bによって保
持される。また、リバースドリブンギヤ25を軸支する
ベアリング27は、ギヤケース10に着脱自在に設けら
れたリバースギヤベアリングハウジング30によって保
持される。そして、フォワードギヤベアリングハウジン
グ29Bには上記シフトカム18Bの保持部31Bが一
体に形成される。さらに、この保持部31Bにはディテ
ント機構21が設けられる。
【0029】このディテント機構21は、シフトカム1
8Bをニュートラル位置で位置決めする手段であって、
例えばシフトカム18Bの前側に形成される窪み32に
剛球33をスプリング34等で付勢する様にしたもので
ある。
【0030】図5は、本発明の第三実施形態におけるギ
ヤケース10の拡大断面図である。また、図6は図5の
VI矢視図である。なお、第一および第二実施形態と同
一の構成部材には同一の符号を付す。図5および図6に
示すように、第三実施形態におけるシフト機構14Cは
第一実施形態に示すシフトA構造と基本的に同一の構造
を有する回動式のシフト機構である。
【0031】相違点としては、第一実施形態においては
ベベルギヤ11のフォワードドリブンギヤ24を軸支す
るベアリング26がギヤケース10に着脱自在に設けら
れたフォワードギヤベアリングハウジング29Aによっ
て保持され、このフォワードギヤベアリングハウジング
29Aにシフトカム18Aの保持部31Aが一体に形成
されるのに対し、第三実施形態においては、フォワード
ドリブンギヤ24を軸支するベアリング26がギヤケー
ス10に一体に形成された嵌合部35に嵌合され、シフ
トカム18Cは別体に設けられた保持部材であるシフト
カムハウジング36Cによって保持されるものである。
【0032】このシフトカムハウジング36Cは、例え
ばギヤケース10の後部に開口されるシャフト口37か
らギヤケース10内部の前方奥部に挿入され、例えばボ
ルト38等によってギヤケース10に着脱自在に取り付
けられる。
【0033】また、シフトカムハウジング36Cをギヤ
ケース10内部に挿着する際、シフトカム18Cは予め
シフトカムハウジング36C内に装着され、シフトカム
ハウジング36C挿着後に上方からシフトロッド16が
シフトカム18Cに取り付けられる。さらに、シフトカ
ムハウジング36C内にはシフトロッド16軸支用のベ
アリング39が設けられる。
【0034】図7は、本発明の第四実施形態におけるギ
ヤケース10の拡大断面図である。また、図8は図7の
VIII矢視図である。なお、第一、第二および第三実
施形態と同一の構成部材には同一の符号を付す。図7お
よび図8に示すように、第四実施形態におけるシフト機
構14Dは第二実施形態に示すシフト機構14Bと基本
的に同一の構造を有する上下式のシフト機構である。
【0035】相違点としては、第二実施形態においては
ベベルギヤ11のフォワードドリブンギヤ24を軸支す
るベアリング26がギヤケース10に着脱自在に設けら
れたフォワードギヤベアリングハウジング29Bによっ
て保持され、このフォワードギヤベアリングハウジング
29Bにシフトカム18Bの保持部31Bが一体に形成
されるのに対し、第四実施形態においては、フォワード
ドリブンギヤ24を軸支するベアリング26がギヤケー
ス10に一体に形成された嵌合部35に嵌合され、シフ
トカム18Dは別体に設けられた保持部材であるシフト
カムハウジング36Dによって保持されるものである。
【0036】このシフトカムハウジング36Dは、例え
ばギヤケース10の後部に開口されるシャフト口37か
らギヤケース10内部の前方奥部に挿入され、例えばボ
ルト38等によってギヤケース10に着脱自在に取り付
けられる。
【0037】また、シフトカムハウジング36Dをギヤ
ケース10内部に挿着する際、シフトカム18Dは予め
シフトカムハウジング36D内に装着され、シフトカム
ハウジング36D挿着後に上方からシフトロッド16が
シフトカム18に取り付けられる。さらに、このシフト
カムハウジング36Dには第二実施形態に示したものと
同様のディテント機構21が設けられる。
【0038】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0039】例えば第一実施形態に示すシフト機構14
において、操船者が例えばシフトレバー(図示せず)を
操作することによりクラッチロッド15を介してシフト
ロッド16が回動操作される。シフトロッド16が回動
することによりシフトロッド16下端部のシフトカム1
8Aが回動する。シフトカム18Aが回動すると、その
側面に形成された一つの窪み形状22に係合したプッシ
ュロッド19の端部が隣接された窪み形状22に係合す
る。窪み形状22はそれぞれシフトカム18Aの回動軸
芯から距離が異なるため、窪み形状22の位置に応じて
プッシュロッド19がプロペラシャフト12の内部を進
退し、プロペラシャフト12外周部のベベルギヤ11と
プロペラシャフト12とを連結(または断続)させる。
【0040】本発明の第一実施形態および第二実施形態
に示すように、ベベルギヤ11のフォワードドリブンギ
ヤ24を軸支するベアリング26保持用のフォワードギ
ヤベアリングハウジング29A,29Bをギヤケース1
0に着脱自在に設け、このフォワードギヤベアリングハ
ウジング29A,29Bにシフトカム18A,18Bの
保持部31A,31Bを一体に形成したことにより、フ
ォワードギヤベアリングハウジング29A,29Bを交
換するだけで異なる形式のシフトカム(回動式および上
下式)を同一のギヤケース10に取り付けることができ
る。
【0041】また、本発明の第三実施形態および第四実
施形態に示すように、フォワードドリブンギヤ24を軸
支するベアリング26をギヤケース10に一体に形成さ
れた嵌合部35に嵌合し、シフトカム18C,18Dを
別体に設けられたシフトカムハウジング36C,36D
によって保持するようにしたことにより、シフトカムハ
ウジング36C,36Dを交換するだけで異なる形式の
シフトカム(回動式および上下式)を同一のギヤケース
10に取り付けることができる。
【0042】上述したように、ギヤケース10に着脱可
能な保持部材、本実施形態においてはフォワードギヤベ
アリングハウジング29A,29Bやシフトカムハウジ
ング36C,36Dによってシフトカム18A〜18D
を保持するようにしたので、異なる形式のシフトカム
(回動式および上下式)を同一のギヤケース10に取り
付けることが容易になる。
【0043】その結果、シフトカム18A〜18Dの形
式に応じて二種類必要であったギヤケース10およびそ
の成形型(図示せず)が一種類でよくなるので、成形型
の費用が削減できると共に、複数のギヤケース10品番
の設定が不要になる。これにより、倉庫等でギヤケース
10を収納する際、分別スペースが不要になり、保管・
管理が簡素化される。
【0044】さらに、例えば上下式のシフトカム18
B,18Dはエンジンカバー7によって覆われたエンジ
ンルーム内にリンク機構(図示せず)を備えているが、
仮に船外機1の仕様違いでエンジンルーム内のスペース
が減少してリンク機構が収納できなくなった場合、フォ
ワードギヤベアリングハウジング29やシフトカムハウ
ジング36の交換だけでリンク機構が不要な回動式のシ
フトカム18A,18Cに変更できるので、コストの削
減に繋がる。
【0045】そして、シフトカム18A〜18Dを保持
する部材(フォワードギヤベアリングハウジング29
A,29Bおよびシフトカムハウジング36C,36
D)をギヤケース10とは別部品にしたことにより、ギ
ヤケース10内部の型中子の形状が簡素化でき、型費を
低減させることができる。
【0046】一方、第三および第四実施形態に示すよう
に、シフトカムハウジング36C,36Dをギヤケース
10内部に挿着する際、シフトカム18C,18Dを予
めシフトカムハウジング36C,36D内に装着し、例
えばギヤケース10の後部に開口されるシャフト口37
からシフトカムハウジング36C,36Dを挿着した後
に上方からシフトロッド16をシフトカム18C,18
Dに取り付けるようにすれば、組付け性が向上し、作業
時間の短縮化も図れる。
【0047】また、第三実施形態に示すように、回動式
のシフトカム18Cを保持するシフトカムハウジング3
6C内にシフトロッド16軸支用のベアリング39を設
けたことにより、シフトロッド16の回動がスムースに
なると共に、支持剛性の補強となってシフトフィーリン
グが向上する。
【0048】さらに、第二および第四実施形態に示すよ
うに、上下式のシフトカム18B,18Dを保持するフ
ォワードギヤベアリングハウジング29Bの保持部31
Bおよびシフトカムハウジング36Bにディテント機構
21を設けたことにより、ニュートラル位置におけるシ
フトカム18に節度を持たせることができる。
【0049】ところで、上述した第三および第四実施形
態においてはギヤケース10の後部に開口されるシャフ
ト口37からギヤケース10内にシフトカムハウジング
36C,36Dを挿着する例を示したが、ギヤケース1
0上面のドライブシャフトハウジング8との合せ面から
ギヤケース10内にシフトカムハウジング36C,36
Dを挿着してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のシフト構造によれば、シフトカムを遠隔操作するこ
とによってギヤケース内のプロペラシャフトの回転方向
を切り換える船外機のシフト構造において、上記ギヤケ
ースに着脱自在に設けられた、フォワードドリブンギヤ
を軸支するベアリングを保持するフォワードギヤベアリ
ングハウジングや上記ギヤケースとは別体に設けられた
シフトカムハウジング等の保持部材で上記シフトカムを
保持したため、異なる形式のシフトカム(回動式および
上下式)を同一のギヤケースに取り付けることが可能と
なり、コストの削減やギヤケースの保管・管理の簡素化
が図れる。
【0051】さらにまた、上記保持部材にディテント機
構を設けたため、ニュートラル位置におけるシフトカム
に節度を持たせることができる。
【0052】そして、上記シフトカムハウジング内に上
記シフトカムを回動させるシフトロッド軸支用のベアリ
ングを設けたため、シフトフィーリングが向上する。
【0053】そしてまた、シフトカムハウジングをギヤ
ケース内部に取り付ける際、シフトカムを予めシフトカ
ムハウジング内に装着した後にシフトカムハウジングを
ギヤケース内部に取り付けたため、組付け性が向上し、
作業時間の短縮化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機のシフト構造の一実施形態
を示す船外機の左側面図。
【図2】第一実施形態におけるギヤケースの拡大断面
図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】第二実施形態におけるギヤケースの拡大断面
図。
【図5】第三実施形態におけるギヤケースの拡大断面
図。
【図6】図5のVI矢視図。
【図7】第四実施形態におけるギヤケースの拡大断面
図。
【図8】図7のVIII矢視図。
【符号の説明】
1 船外機 10 ギヤケース 12 プロペラシャフト 14A〜14D シフト機構 16 シフトロッド 18A〜18D シフトカム 19 プッシュロッド 21 ディテント機構 24 フォワードドリブンギヤ 26 フォワードドリブンギヤを軸支するベアリング 29A,29B フォワードギヤベアリングハウジング
(保持部材) 31A,31B シフトカムの保持部 35 ベアリングの嵌合部 36C,36D シフトカムハウジング(保持部材) 39 シフトロッド軸支用のベアリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトカムを遠隔操作することによって
    ギヤケース内のプロペラシャフトの回転方向を切り換え
    る船外機のシフト構造において、上記ギヤケース10に
    着脱自在に設けられた保持部材で上記シフトカム18を
    保持したことを特徴とする船外機のシフト構造。
  2. 【請求項2】 上記保持部材はフォワードドリブンギヤ
    24を軸支するベアリング26を保持するフォワードギ
    ヤベアリングハウジング29である請求項1記載の船外
    機のシフト構造。
  3. 【請求項3】 上記保持部材は上記ギヤケース10とは
    別体に設けられたシフトカムハウジング36である請求
    項1または2記載の船外機のシフト構造。
  4. 【請求項4】 上記保持部材にディテント機構21を設
    けた請求項1、2または3記載の船外機のシフト構造。
  5. 【請求項5】 上記シフトカムハウジング36内に上記
    シフトカム18を回動させるシフトロッド16軸支用の
    ベアリング39を設けた請求項3または4記載の船外機
    のシフト構造。
  6. 【請求項6】 シフトカムハウジング36をギヤケース
    10内部に取り付ける際、シフトカム18を予めシフト
    カムハウジング36内に装着した後にシフトカムハウジ
    ング36をギヤケース10内部に取り付けた請求項3、
    4または5記載の船外機のシフト構造。
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