JP2003343664A - 船外機のシフトロッド機構 - Google Patents
船外機のシフトロッド機構Info
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- JP2003343664A JP2003343664A JP2002155039A JP2002155039A JP2003343664A JP 2003343664 A JP2003343664 A JP 2003343664A JP 2002155039 A JP2002155039 A JP 2002155039A JP 2002155039 A JP2002155039 A JP 2002155039A JP 2003343664 A JP2003343664 A JP 2003343664A
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】重量や部品点数、組み付け工程数の削減を図る
と共に、組付けを容易にした船外機のシフトロッド機構
を提供するにある。 【解決手段】シフトカム28を遠隔操作することによっ
てギヤケース20内のプロペラシャフト22の回転方向
を切り換える船外機において、シフトカム28はシフト
ロッド26を介して回動操作されると共に、このシフト
ロッド26にニュートラル位置を明確にするディテント
機構37を直接取り付ける一方、このディテント機構3
7は対向配置される一対のディテントボール43によっ
てシフトロッド26を両側から押圧するように構成した
ものである。
と共に、組付けを容易にした船外機のシフトロッド機構
を提供するにある。 【解決手段】シフトカム28を遠隔操作することによっ
てギヤケース20内のプロペラシャフト22の回転方向
を切り換える船外機において、シフトカム28はシフト
ロッド26を介して回動操作されると共に、このシフト
ロッド26にニュートラル位置を明確にするディテント
機構37を直接取り付ける一方、このディテント機構3
7は対向配置される一対のディテントボール43によっ
てシフトロッド26を両側から押圧するように構成した
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のシフトロ
ッド機構に関する。
ッド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機には遠隔操作によってプロペラシ
ャフトの回転方向を正・逆(フォワード・リバース)ま
たは中立状態(ニュートラル)に切り換えるクラッチ機
構が設けられている。クラッチの切換はプロペラシャフ
ト内に設けられたプッシュロッドを進退させてクラッチ
ドッグをプロペラシャフトに連結させたり断続させたり
する(シフトイン、シフトアウト)方法が一般的であ
り、プッシュロッドを進退させる方法としてはシフトカ
ムが多く用いられている。
ャフトの回転方向を正・逆(フォワード・リバース)ま
たは中立状態(ニュートラル)に切り換えるクラッチ機
構が設けられている。クラッチの切換はプロペラシャフ
ト内に設けられたプッシュロッドを進退させてクラッチ
ドッグをプロペラシャフトに連結させたり断続させたり
する(シフトイン、シフトアウト)方法が一般的であ
り、プッシュロッドを進退させる方法としてはシフトカ
ムが多く用いられている。
【0003】シフトカムはそれぞれ回動軸芯からの距離
が異なる三つの連続した窪み形状(フォワード、ニュー
トラル、リバース)からなるカムプロフィールを備え、
スプリングによって常時シフトカムに向かって付勢され
ているプッシュロッドの端部がシフトカムのいずれか一
つの窪み形状に係合することにより各シフト位置が設定
されるようになっている。
が異なる三つの連続した窪み形状(フォワード、ニュー
トラル、リバース)からなるカムプロフィールを備え、
スプリングによって常時シフトカムに向かって付勢され
ているプッシュロッドの端部がシフトカムのいずれか一
つの窪み形状に係合することにより各シフト位置が設定
されるようになっている。
【0004】窪み形状を移動させる方法としては、シフ
トロッドを用いてシフトカムを上下に移動させる方法
と、シフトロッドを用いてシフトカムを水平に回動させ
る方法とがあり、回動式のものは上下式のシフトカムよ
り操作フィーリングがよいため、大型の船外機などに用
いられている。
トロッドを用いてシフトカムを上下に移動させる方法
と、シフトロッドを用いてシフトカムを水平に回動させ
る方法とがあり、回動式のものは上下式のシフトカムよ
り操作フィーリングがよいため、大型の船外機などに用
いられている。
【0005】ところで、各シフト位置は確実に位置決め
されなければならず、特にニュートラル位置が不確実で
あるとエンジン始動と同時に船舶が思わぬ方向に移動す
る虞がある。
されなければならず、特にニュートラル位置が不確実で
あるとエンジン始動と同時に船舶が思わぬ方向に移動す
る虞がある。
【0006】そこで、例えば回動式のシフトカムをニュ
ートラル位置で位置決めする手段として、図11に示す
ようなディテント機構1を備えたものがある。このディ
テント機構1は、シフトロッド2にニュートラル位置を
明確にするための部材であるシフトアシスト4を圧入
し、シフトハウジング3とシフトアシスト4との間にス
プリング5によって付勢されるボール6を配置してこの
ボール6の押さえる力によってシフトカム(図示せず)
をニュートラル位置で位置決めしていた。
ートラル位置で位置決めする手段として、図11に示す
ようなディテント機構1を備えたものがある。このディ
テント機構1は、シフトロッド2にニュートラル位置を
明確にするための部材であるシフトアシスト4を圧入
し、シフトハウジング3とシフトアシスト4との間にス
プリング5によって付勢されるボール6を配置してこの
ボール6の押さえる力によってシフトカム(図示せず)
をニュートラル位置で位置決めしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シフト
ロッド2にシフトアシスト4を圧入する場合、両者の圧
入部に研磨加工が必要になると共に、シフトハウジング
3にスプリング5収納用の穴加工7を施す必要があるな
ど、複雑な作業工程が増え、コスト増の要因となる。
ロッド2にシフトアシスト4を圧入する場合、両者の圧
入部に研磨加工が必要になると共に、シフトハウジング
3にスプリング5収納用の穴加工7を施す必要があるな
ど、複雑な作業工程が増え、コスト増の要因となる。
【0008】また、シフトアシスト4やシフトハウジン
グ3は金属材料を用いるため、重量が嵩んだり、加工に
手間がかかったりする。
グ3は金属材料を用いるため、重量が嵩んだり、加工に
手間がかかったりする。
【0009】さらに、ボール6を付勢するスプリング5
は斜めに取り付けられるため、シフトロッド2に直角に
働く分力と、シフトロッド2と平行に下方に向かって働
く分力とが発生する。シフトロッド2に直角に働く分力
は、シフトロッド2をスプリング5とは反対側に押さえ
つけるため、シフトロッド2が撓み、シフトアシスト4
の上方に配置されるシール部材8のシール性を損なう虞
がある。
は斜めに取り付けられるため、シフトロッド2に直角に
働く分力と、シフトロッド2と平行に下方に向かって働
く分力とが発生する。シフトロッド2に直角に働く分力
は、シフトロッド2をスプリング5とは反対側に押さえ
つけるため、シフトロッド2が撓み、シフトアシスト4
の上方に配置されるシール部材8のシール性を損なう虞
がある。
【0010】また、シフトロッド2と平行に下方に向か
って働く分力は、シフトロッド2全体に下向きの力を与
えるので、シフトハウジング3からシフトアシスト4が
抜け落ちないよう、サークリップ9を抜け止めとして装
着しなければならず、部品点数や組み付け工程数が増加
する。
って働く分力は、シフトロッド2全体に下向きの力を与
えるので、シフトハウジング3からシフトアシスト4が
抜け落ちないよう、サークリップ9を抜け止めとして装
着しなければならず、部品点数や組み付け工程数が増加
する。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、重量や部品点数、組み付け工程数の削減を図る
と共に、組付けを容易にした船外機のシフトロッド機構
を提供することを目的とする。
もので、重量や部品点数、組み付け工程数の削減を図る
と共に、組付けを容易にした船外機のシフトロッド機構
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機のシ
フトロッド機構は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、シフトカムを遠隔操作するこ
とによってギヤケース内のプロペラシャフトの回転方向
を切り換える船外機において、上記シフトカムはシフト
ロッドを介して回動操作されると共に、このシフトロッ
ドにニュートラル位置を明確にするディテント機構を直
接取り付ける一方、このディテント機構は対向配置され
る一対のディテントボールによって上記シフトロッドを
両側から押圧するように構成したものである。
フトロッド機構は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、シフトカムを遠隔操作するこ
とによってギヤケース内のプロペラシャフトの回転方向
を切り換える船外機において、上記シフトカムはシフト
ロッドを介して回動操作されると共に、このシフトロッ
ドにニュートラル位置を明確にするディテント機構を直
接取り付ける一方、このディテント機構は対向配置され
る一対のディテントボールによって上記シフトロッドを
両側から押圧するように構成したものである。
【0013】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記シフトロッドを保持する
シフトハウジングに上記シフトロッドの挿通口を穿設
し、この挿通口を挟んで一対のディテント部材収納部を
対向して一体に形成すると共に、上記ディテント部材収
納部の挿通口側面に上記ディテントボールが必要以上上
記挿通口側に突出しないようストッパを一体に形成した
ものである。
求項2に記載したように、上記シフトロッドを保持する
シフトハウジングに上記シフトロッドの挿通口を穿設
し、この挿通口を挟んで一対のディテント部材収納部を
対向して一体に形成すると共に、上記ディテント部材収
納部の挿通口側面に上記ディテントボールが必要以上上
記挿通口側に突出しないようストッパを一体に形成した
ものである。
【0014】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記シフトハウジングを合
成樹脂製としたものである。
請求項3に記載したように、上記シフトハウジングを合
成樹脂製としたものである。
【0015】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記ディテント機構を
ユニット化して任意の位置に配置可能としたものであ
る。
に、請求項4に記載したように、上記ディテント機構を
ユニット化して任意の位置に配置可能としたものであ
る。
【0016】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、上記ディテント部材収納部
は下方に向かって開口し、その開口部を下方から蓋部材
によって塞いだものである。
請求項5に記載したように、上記ディテント部材収納部
は下方に向かって開口し、その開口部を下方から蓋部材
によって塞いだものである。
【0017】また、上述した課題を解決するために、請
求項6に記載したように、上記シフトハウジングの上記
シフトロッド挿通口を挟んで一対の上記ディテント部材
収納部を対向して配置し、その内部に上記ディテントボ
ールおよびこのディテントボールを常時挿通口に向かっ
て水平方向に付勢するディテントスプリングとを収納す
ると共に、上記シフトロッドの上記ディテントボールに
対応する部位にディテント穴を形成し、上記シフトカム
がニュートラル位置において上記シフトロッドのディテ
ント穴に上記ディテントボールが係合するように上記デ
ィテント穴の位置を設定したものである。
求項6に記載したように、上記シフトハウジングの上記
シフトロッド挿通口を挟んで一対の上記ディテント部材
収納部を対向して配置し、その内部に上記ディテントボ
ールおよびこのディテントボールを常時挿通口に向かっ
て水平方向に付勢するディテントスプリングとを収納す
ると共に、上記シフトロッドの上記ディテントボールに
対応する部位にディテント穴を形成し、上記シフトカム
がニュートラル位置において上記シフトロッドのディテ
ント穴に上記ディテントボールが係合するように上記デ
ィテント穴の位置を設定したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明を適用した船外機の実施
形態を示す左側面図である。図1に示すように、この船
外機11はエンジンホルダ12を備え、このエンジンホ
ルダ12の上方にエンジン13が設置される。なお、こ
のエンジン13はその内部にクランクシャフト14を略
垂直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンであ
る。
形態を示す左側面図である。図1に示すように、この船
外機11はエンジンホルダ12を備え、このエンジンホ
ルダ12の上方にエンジン13が設置される。なお、こ
のエンジン13はその内部にクランクシャフト14を略
垂直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンであ
る。
【0020】エンジンホルダ12の下方にはオイルパン
15が配置されると共に、例えばエンジンホルダ12に
はクランプブラケット16が取り付けられ、このクラン
プブラケット16を介して船外機11が図示しない船体
のトランサムに装着される。また、この船外機11のエ
ンジン13およびエンジンホルダ12の周囲はエンジン
カバー17によって覆われる。
15が配置されると共に、例えばエンジンホルダ12に
はクランプブラケット16が取り付けられ、このクラン
プブラケット16を介して船外機11が図示しない船体
のトランサムに装着される。また、この船外機11のエ
ンジン13およびエンジンホルダ12の周囲はエンジン
カバー17によって覆われる。
【0021】オイルパン15の下部にはドライブシャフ
トハウジング18が設置される。エンジンホルダ12、
オイルパン15およびドライブシャフトハウジング18
内にはドライブシャフト19が略垂直に配置され、その
上端部がクランクシャフト14の下端部に連結される。
ドライブシャフト19はドライブシャフトハウジング1
8内を下方に向かって延び、ドライブシャフトハウジン
グ18の下部に設けられたギヤケース20内のベベルギ
ヤ21およびプロペラシャフト22を介して推進装置で
あるプロペラ23を駆動するように構成される。
トハウジング18が設置される。エンジンホルダ12、
オイルパン15およびドライブシャフトハウジング18
内にはドライブシャフト19が略垂直に配置され、その
上端部がクランクシャフト14の下端部に連結される。
ドライブシャフト19はドライブシャフトハウジング1
8内を下方に向かって延び、ドライブシャフトハウジン
グ18の下部に設けられたギヤケース20内のベベルギ
ヤ21およびプロペラシャフト22を介して推進装置で
あるプロペラ23を駆動するように構成される。
【0022】また、この船外機11には遠隔操作によっ
てプロペラシャフト22の回転方向を正・逆(フォワー
ド・リバース)または中立状態(ニュートラル)に切り
換えるクラッチ機構24が設けられる。
てプロペラシャフト22の回転方向を正・逆(フォワー
ド・リバース)または中立状態(ニュートラル)に切り
換えるクラッチ機構24が設けられる。
【0023】図2は、ギヤケース20の拡大断面図であ
る。また、図3は図2のIII−III線に沿う断面図
である。図2および図3に示すように、クラッチ機構2
4は主にクラッチロッド25、シフトロッド26、シフ
トハウジング27、シフトカム28、プッシュロッド2
9およびクラッチドッグ30等から構成される。クラッ
チロッド25は例えばエンジンカバー17内のエンジン
13近傍からドライブシャフトハウジング18内をギヤ
ケース20に向かって延び、ドライブシャフトハウジン
グ18とギヤケース20との接合部のギヤケース20上
面に配置されるシフトハウジング27の直前でシフトロ
ッド26に連結されるものであって、操船者が操作する
例えばシフトレバー(図示せず)の動きを回転力に変換
してシフトロッド26に伝達するものである。
る。また、図3は図2のIII−III線に沿う断面図
である。図2および図3に示すように、クラッチ機構2
4は主にクラッチロッド25、シフトロッド26、シフ
トハウジング27、シフトカム28、プッシュロッド2
9およびクラッチドッグ30等から構成される。クラッ
チロッド25は例えばエンジンカバー17内のエンジン
13近傍からドライブシャフトハウジング18内をギヤ
ケース20に向かって延び、ドライブシャフトハウジン
グ18とギヤケース20との接合部のギヤケース20上
面に配置されるシフトハウジング27の直前でシフトロ
ッド26に連結されるものであって、操船者が操作する
例えばシフトレバー(図示せず)の動きを回転力に変換
してシフトロッド26に伝達するものである。
【0024】シフトロッド26の下端部にはシフトカム
28が回動一体に設けられる。シフトカム28はその側
面にそれぞれ回動軸芯からの距離が異なる三つの連続し
た窪み形状31からなるカムプロフィールを備える。一
方、プロペラシャフト22の内部にはプッシュロッド2
9がプロペラシャフト22の軸方向に進退自在に内装さ
れる。プッシュロッド29はスプリング32によって常
時シフトカム28に向かって付勢され、プッシュロッド
29の端部がシフトカム28のいずれか一つの窪み形状
31に係合することにより各シフト位置が設定される。
なお、各窪み形状31はそれぞれフォワード(F)、ニ
ュートラル(N)、リバース(R)位置に対応する。
28が回動一体に設けられる。シフトカム28はその側
面にそれぞれ回動軸芯からの距離が異なる三つの連続し
た窪み形状31からなるカムプロフィールを備える。一
方、プロペラシャフト22の内部にはプッシュロッド2
9がプロペラシャフト22の軸方向に進退自在に内装さ
れる。プッシュロッド29はスプリング32によって常
時シフトカム28に向かって付勢され、プッシュロッド
29の端部がシフトカム28のいずれか一つの窪み形状
31に係合することにより各シフト位置が設定される。
なお、各窪み形状31はそれぞれフォワード(F)、ニ
ュートラル(N)、リバース(R)位置に対応する。
【0025】プロペラシャフト22の外周部にはベベル
ギヤ21のフォワードドリブンギヤ33とリバースドリ
ブンギヤ34とが回動自在に軸支され、ドライブシャフ
ト19下端のドライブギヤ35に常時作動連結する。ま
た、プロペラシャフト22の外周部にはクラッチドッグ
30が設けられる。クラッチドッグ30はフォワードド
リブンギヤ33またはリバースドリブンギヤ34のいず
れか一方をプロペラシャフト22に連結および断続させ
るものであって、上記プッシュロッド29の進退によっ
て連結/断続操作される。なお、クラッチドッグ30は
いずれのギヤ33,34もプロペラシャフト22から断
続された状態(ニュートラル)でも維持可能である。
ギヤ21のフォワードドリブンギヤ33とリバースドリ
ブンギヤ34とが回動自在に軸支され、ドライブシャフ
ト19下端のドライブギヤ35に常時作動連結する。ま
た、プロペラシャフト22の外周部にはクラッチドッグ
30が設けられる。クラッチドッグ30はフォワードド
リブンギヤ33またはリバースドリブンギヤ34のいず
れか一方をプロペラシャフト22に連結および断続させ
るものであって、上記プッシュロッド29の進退によっ
て連結/断続操作される。なお、クラッチドッグ30は
いずれのギヤ33,34もプロペラシャフト22から断
続された状態(ニュートラル)でも維持可能である。
【0026】図4は、シフトロッド26の上端を保持す
るシフトハウジング27の下面図であり、図5は図4の
V−V線に沿う断面図である。なお、図4および図5は
シフト位置がニュートラル状態におけるシフトハウジン
グ27を示す。また、図6は、シフト位置がニュートラ
ル以外の状態、すなわちフォワードまたはリバース状態
におけるシフトハウジング27の下面図であり、図7は
図6のVII−VII線に沿う断面図である。さらに図
8はシフトハウジング27の斜視図である。
るシフトハウジング27の下面図であり、図5は図4の
V−V線に沿う断面図である。なお、図4および図5は
シフト位置がニュートラル状態におけるシフトハウジン
グ27を示す。また、図6は、シフト位置がニュートラ
ル以外の状態、すなわちフォワードまたはリバース状態
におけるシフトハウジング27の下面図であり、図7は
図6のVII−VII線に沿う断面図である。さらに図
8はシフトハウジング27の斜視図である。
【0027】図4〜図8に示すように、シフトハウジン
グ27の略中央にはシフトロッド26の挿通口36が上
下方向に穿設される。また、シフトハウジング27には
ディテント機構37が設けられる。
グ27の略中央にはシフトロッド26の挿通口36が上
下方向に穿設される。また、シフトハウジング27には
ディテント機構37が設けられる。
【0028】シフトハウジング27の下面にはディテン
ト機構37を構成する一対のディテント部材収納部38
がシフトロッド26の挿通口36を挟んで対向して設け
られると共に、シフトハウジング27の上面には挿通口
36と同心円上にシール部材収納部39が設けられる。
さらに、シフトハウジング27の上部外周円にはボルト
穴40が穿設された複数個の、本実施形態においては三
個のボス部41が形成される。そして、シフトハウジン
グ27はディテント部材収納部38およびボス部41と
共に合成樹脂によって一体に成形され、そのボス部41
を介してボルト42によってギヤケース20の上面に固
定される(図2参照)。
ト機構37を構成する一対のディテント部材収納部38
がシフトロッド26の挿通口36を挟んで対向して設け
られると共に、シフトハウジング27の上面には挿通口
36と同心円上にシール部材収納部39が設けられる。
さらに、シフトハウジング27の上部外周円にはボルト
穴40が穿設された複数個の、本実施形態においては三
個のボス部41が形成される。そして、シフトハウジン
グ27はディテント部材収納部38およびボス部41と
共に合成樹脂によって一体に成形され、そのボス部41
を介してボルト42によってギヤケース20の上面に固
定される(図2参照)。
【0029】両方のディテント部材収納部38はそれぞ
れ三方が囲まれてシフトロッド26の挿通口36側が開
放された平面視長方形の形状を有する水平方向に延びた
溝形状を有し、下方に向かって開口すると共に、それぞ
れの内部にディテント機構37を構成するディテントボ
ール43が収納される。また、シフトロッド26の挿通
口36側の面に対向する面とディテントボール43との
間にはディテント機構37を構成するディテントスプリ
ング44が弾装され、このディテントスプリング44に
よってディテントボール43を常時挿通口36に向かっ
て水平方向に付勢する。
れ三方が囲まれてシフトロッド26の挿通口36側が開
放された平面視長方形の形状を有する水平方向に延びた
溝形状を有し、下方に向かって開口すると共に、それぞ
れの内部にディテント機構37を構成するディテントボ
ール43が収納される。また、シフトロッド26の挿通
口36側の面に対向する面とディテントボール43との
間にはディテント機構37を構成するディテントスプリ
ング44が弾装され、このディテントスプリング44に
よってディテントボール43を常時挿通口36に向かっ
て水平方向に付勢する。
【0030】さらに、ディテントスプリング44によっ
てディテントボール43が必要以上挿通口36側に突出
しないよう、ディテント部材収納部38の挿通口36側
の面にはストッパ45が一体に形成される。そして、両
方のディテント部材収納部38はそれぞれディテントボ
ール43およびディテントスプリング44が脱落しない
よう、これらが収納された状態で下方から例えば板金製
の蓋部材46によって塞がれ、この蓋部材46は例えば
一対のビス47によってシフトハウジング27に固定さ
れる。
てディテントボール43が必要以上挿通口36側に突出
しないよう、ディテント部材収納部38の挿通口36側
の面にはストッパ45が一体に形成される。そして、両
方のディテント部材収納部38はそれぞれディテントボ
ール43およびディテントスプリング44が脱落しない
よう、これらが収納された状態で下方から例えば板金製
の蓋部材46によって塞がれ、この蓋部材46は例えば
一対のビス47によってシフトハウジング27に固定さ
れる。
【0031】シフトハウジング27に形成されたシフト
ロッド26の挿通口36にはシフトロッド26が上下方
向に挿通され、シフトハウジング27の上面に設けられ
たシール部材収納部39内に例えばオイルシール48が
収納されてドライブシャフトハウジング18とギヤケー
ス20との接合部を液密に保つ。
ロッド26の挿通口36にはシフトロッド26が上下方
向に挿通され、シフトハウジング27の上面に設けられ
たシール部材収納部39内に例えばオイルシール48が
収納されてドライブシャフトハウジング18とギヤケー
ス20との接合部を液密に保つ。
【0032】また、シフトロッド26の、前記一対のデ
ィテントボール43に対応する部位にはディテント穴4
9が形成される。ディテント穴49はシフトロッド26
の軸方向と直交する方向に配置され、シフトロッド26
を貫通する。さらに、ディテント穴49の口径はディテ
ントスプリング44によって付勢されたディテントボー
ル43が例えばストッパ45によって位置規制された状
態でディテントボール43の挿通口36への突出部分が
係合可能な径に設定される。
ィテントボール43に対応する部位にはディテント穴4
9が形成される。ディテント穴49はシフトロッド26
の軸方向と直交する方向に配置され、シフトロッド26
を貫通する。さらに、ディテント穴49の口径はディテ
ントスプリング44によって付勢されたディテントボー
ル43が例えばストッパ45によって位置規制された状
態でディテントボール43の挿通口36への突出部分が
係合可能な径に設定される。
【0033】そして、プッシュロッド29の端部がシフ
トカム28のニュートラル位置に設けられた窪み形状3
1に係合したとき、シフトロッド26のディテント穴4
9にディテントボール43の突出部分が係合するように
ディテント穴49の位置が設定される。
トカム28のニュートラル位置に設けられた窪み形状3
1に係合したとき、シフトロッド26のディテント穴4
9にディテントボール43の突出部分が係合するように
ディテント穴49の位置が設定される。
【0034】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0035】操船者が例えばシフトレバー(図示せず)
を操作することによりクラッチロッド25を介してシフ
トロッド26が回動操作される。シフトロッド26が回
動することによりシフトロッド26下端部のシフトカム
28が回動する。シフトカム28が回動すると、その側
面に形成された一つの窪み形状31に係合したプッシュ
ロッド29の端部が隣接された窪み形状31に係合す
る。窪み形状31はそれぞれの回動軸芯からの距離が異
なるため、窪み形状31の位置に応じてプッシュロッド
29がプロペラシャフト22の内部を進退し、プロペラ
シャフト22外周部のベベルギヤ21とプロペラシャフ
ト22とを連結(または断続)させる。
を操作することによりクラッチロッド25を介してシフ
トロッド26が回動操作される。シフトロッド26が回
動することによりシフトロッド26下端部のシフトカム
28が回動する。シフトカム28が回動すると、その側
面に形成された一つの窪み形状31に係合したプッシュ
ロッド29の端部が隣接された窪み形状31に係合す
る。窪み形状31はそれぞれの回動軸芯からの距離が異
なるため、窪み形状31の位置に応じてプッシュロッド
29がプロペラシャフト22の内部を進退し、プロペラ
シャフト22外周部のベベルギヤ21とプロペラシャフ
ト22とを連結(または断続)させる。
【0036】シフトカム28がニュートラル位置にある
場合、シフトロッド26のディテント穴49に一対のデ
ィテントボール43の突出部分が両側から係合してシフ
トロッド26の位置を確実に保持する。また、シフトレ
バーの操作によってシフトカム28がニュートラル以外
の位置に向かって回動すると、シフトロッド26の回動
に伴ってディテントボール43はディテント穴49の縁
部によって押し戻され、係合状態が解除される。
場合、シフトロッド26のディテント穴49に一対のデ
ィテントボール43の突出部分が両側から係合してシフ
トロッド26の位置を確実に保持する。また、シフトレ
バーの操作によってシフトカム28がニュートラル以外
の位置に向かって回動すると、シフトロッド26の回動
に伴ってディテントボール43はディテント穴49の縁
部によって押し戻され、係合状態が解除される。
【0037】従来用いていたシフトロッド26に圧入さ
れる、ニュートラル位置を明確にするための部材である
シフトアシストを廃止し、シフトロッド26に直接ディ
テント穴49を形成してこのディテント穴49にディテ
ントボール43を係合させることによってディテント機
構37を構成したので、従来必要であったシフトロッド
の圧入部への研磨加工が不用になると共に、重量および
組み付け工程数が削減でき、組付け作業も容易になる。
れる、ニュートラル位置を明確にするための部材である
シフトアシストを廃止し、シフトロッド26に直接ディ
テント穴49を形成してこのディテント穴49にディテ
ントボール43を係合させることによってディテント機
構37を構成したので、従来必要であったシフトロッド
の圧入部への研磨加工が不用になると共に、重量および
組み付け工程数が削減でき、組付け作業も容易になる。
【0038】また、シフトロッドにシフトアシストを圧
入する際、その圧入位置精度が高く求められていたた
め、圧入管理が厳しかったが、シフトロッド26に直接
ディテント穴49を形成してこのディテント穴49にデ
ィテントボール43を係合させることによってディテン
ト機構37を構成したので、圧入工程が不要になり、ニ
ュートラル位置の精度も向上される。
入する際、その圧入位置精度が高く求められていたた
め、圧入管理が厳しかったが、シフトロッド26に直接
ディテント穴49を形成してこのディテント穴49にデ
ィテントボール43を係合させることによってディテン
ト機構37を構成したので、圧入工程が不要になり、ニ
ュートラル位置の精度も向上される。
【0039】さらに、シフトハウジング27をディテン
ト部材収納部38と共に合成樹脂によって一体に成形し
たことにより、重量や部材のコストが削減できると共
に、加工数も減るので加工時間が短縮でき、さらに組付
け作業も容易になるので全体の組み付け工程時間を短縮
できる。
ト部材収納部38と共に合成樹脂によって一体に成形し
たことにより、重量や部材のコストが削減できると共
に、加工数も減るので加工時間が短縮でき、さらに組付
け作業も容易になるので全体の組み付け工程時間を短縮
できる。
【0040】一方、ディテントボール43はディテント
スプリング44によって水平方向に付勢されるので、シ
フトロッド26には直角に働く力のみが発生し、シフト
ロッド26と平行に下方に向かって働く分力はなくな
る。その結果、サークリップのような下方に向かって働
く分力を受ける部材が不要になり、部品点数や組み付け
工程数の削減となる。
スプリング44によって水平方向に付勢されるので、シ
フトロッド26には直角に働く力のみが発生し、シフト
ロッド26と平行に下方に向かって働く分力はなくな
る。その結果、サークリップのような下方に向かって働
く分力を受ける部材が不要になり、部品点数や組み付け
工程数の削減となる。
【0041】また、シフトロッド26は対向する一対の
ディテントボール43によって両側から押圧されるた
め、従来のもののようにシフトロッドに一方向からのみ
働く力によってシフトロッドがスプリングの反対側に押
さえつけられて撓み、シフトハウジング27の上部に配
置されるオイルシール48のシール性を損なうことはな
い。
ディテントボール43によって両側から押圧されるた
め、従来のもののようにシフトロッドに一方向からのみ
働く力によってシフトロッドがスプリングの反対側に押
さえつけられて撓み、シフトハウジング27の上部に配
置されるオイルシール48のシール性を損なうことはな
い。
【0042】さらに、シフトハウジング27の挿通口3
6にシフトロッド26が挿通されていない状態では、デ
ィテント部材収納部38の挿通口36側の面に一体に形
成されたストッパ45によってディテントボール43が
必要以上挿通口36側に突出せず、両ディテントボール
43間に間隙が形成されてシフトロッド26の挿通作業
が容易になる。
6にシフトロッド26が挿通されていない状態では、デ
ィテント部材収納部38の挿通口36側の面に一体に形
成されたストッパ45によってディテントボール43が
必要以上挿通口36側に突出せず、両ディテントボール
43間に間隙が形成されてシフトロッド26の挿通作業
が容易になる。
【0043】ところで、上述した実施形態においてはド
ライブシャフトハウジング18とギヤケース20との接
合部においてシフトロッド26との上端を保持するシフ
トハウジング27にディテント機構37を設けた例を示
したが、ディテント機構37のみを単独で形成してユニ
ット化することもでき、その実施形態を図9および図1
0で示す。
ライブシャフトハウジング18とギヤケース20との接
合部においてシフトロッド26との上端を保持するシフ
トハウジング27にディテント機構37を設けた例を示
したが、ディテント機構37のみを単独で形成してユニ
ット化することもでき、その実施形態を図9および図1
0で示す。
【0044】図9はユニット化されたディテント機構1
37の平面図であり、図10は図9のX−X線に沿う断
面図である。図9および図10に示すように、ケーシン
グ130に一体に形成された平面視長方形の形状の、水
平方向に延びた溝形状を有するディテント部材収納部1
38の中央にはシフトロッドの挿通口136が形成さ
れ、一対のディテントボール143およびディテントス
プリング144がこの挿通口136を挟んで対向して配
置される。
37の平面図であり、図10は図9のX−X線に沿う断
面図である。図9および図10に示すように、ケーシン
グ130に一体に形成された平面視長方形の形状の、水
平方向に延びた溝形状を有するディテント部材収納部1
38の中央にはシフトロッドの挿通口136が形成さ
れ、一対のディテントボール143およびディテントス
プリング144がこの挿通口136を挟んで対向して配
置される。
【0045】また、ディテント部材収納部138はディ
テントボール143およびディテントスプリング144
が脱落しないよう、これらが収納された状態で例えば板
金製の蓋部材146によって塞がれてユニット化され
る。さらに、ケーシング130の両端にはボルト穴14
0が穿設されたボス部141が形成される。なお、ディ
テント部材収納部138には前述した実施形態同様、デ
ィテントスプリング144によってディテントボール1
43が必要以上挿通口136側に突出しないよう、ディ
テント部材収納部138の挿通口136側の面にストッ
パ145が一体に形成される。
テントボール143およびディテントスプリング144
が脱落しないよう、これらが収納された状態で例えば板
金製の蓋部材146によって塞がれてユニット化され
る。さらに、ケーシング130の両端にはボルト穴14
0が穿設されたボス部141が形成される。なお、ディ
テント部材収納部138には前述した実施形態同様、デ
ィテントスプリング144によってディテントボール1
43が必要以上挿通口136側に突出しないよう、ディ
テント部材収納部138の挿通口136側の面にストッ
パ145が一体に形成される。
【0046】そして、詳細には図示しないが、ディテン
ト機構137を備えたケーシング130はギヤケース2
0内の他の部位やエンジンカバー17内、ドライブシャ
フトハウジング18内など任意の位置に後付け可能であ
る。
ト機構137を備えたケーシング130はギヤケース2
0内の他の部位やエンジンカバー17内、ドライブシャ
フトハウジング18内など任意の位置に後付け可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のシフトロッド機構によれば、重量および組み付け工
程数、時間が削減でき、組付け作業も容易になる。ま
た、ニュートラル位置の精度も向上する。
機のシフトロッド機構によれば、重量および組み付け工
程数、時間が削減でき、組付け作業も容易になる。ま
た、ニュートラル位置の精度も向上する。
【図1】本発明に係る船外機のシフトロッド機構の一実
施形態を示す船外機の左側面図。
施形態を示す船外機の左側面図。
【図2】ギヤケースの拡大断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】シフトロッドの上端を保持するシフトハウジン
グの下面図(ニュートラル状態)。
グの下面図(ニュートラル状態)。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】シフトロッドの上端を保持するシフトハウジン
グの下面図(ニュートラル以外の状態)。
グの下面図(ニュートラル以外の状態)。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図。
【図8】シフトハウジングの斜視図。
【図9】ユニット化されたディテント機構の平面図。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図。
【図11】従来のディテント機構を示す図。
11 船外機
20 ギヤケース
22 プロペラシャフト
26 シフトロッド
27 シフトハウジング
28 シフトカム
36 挿通口
37 ディテント機構
38 ディテント部材収納部
43 ディテントボール
44 ディテントスプリング
45 ストッパ
46 蓋部材
49 ディテント穴
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3J028 EA08 EA25 EB03 EB13 EB18
EB33 EB35 FC38 FC42 FC63
GA22 HA23
3J056 AA03 AA63 BA04 BA06 BB41
BB42 BE06 BE07 BE09 CC32
DA02 DA22 GA04 GA14
3J067 AB01 AC03 AC05 BA16 DA31
EA04 GA21
Claims (6)
- 【請求項1】 シフトカムを遠隔操作することによって
ギヤケース内のプロペラシャフトの回転方向を切り換え
る船外機において、上記シフトカムはシフトロッドを介
して回動操作されると共に、このシフトロッドにニュー
トラル位置を明確にするディテント機構を直接取り付け
る一方、このディテント機構は対向配置される一対のデ
ィテントボールによって上記シフトロッドを両側から押
圧するように構成したことを特徴とする船外機のシフト
ロッド機構。 - 【請求項2】 上記シフトロッドを保持するシフトハウ
ジングに上記シフトロッドの挿通口を穿設し、この挿通
口を挟んで一対のディテント部材収納部を対向して一体
に形成すると共に、上記ディテント部材収納部の挿通口
側面に上記ディテントボールが必要以上上記挿通口側に
突出しないようストッパを一体に形成した請求項1記載
の船外機のシフトロッド機構。 - 【請求項3】 上記シフトハウジングを合成樹脂製とし
た請求項1または2記載の船外機のシフトロッド機構。 - 【請求項4】 上記ディテント機構をユニット化して任
意の位置に配置可能とした請求項1、2または3記載の
船外機のシフトロッド機構。 - 【請求項5】 上記ディテント部材収納部は下方に向か
って開口し、その開口部を下方から蓋部材によって塞い
だ請求項1〜4のいずれかに記載の船外機のシフトロッ
ド機構。 - 【請求項6】 上記シフトハウジングの上記シフトロッ
ド挿通口を挟んで一対の上記ディテント部材収納部を対
向して配置し、その内部に上記ディテントボールおよび
このディテントボールを常時挿通口に向かって水平方向
に付勢するディテントスプリングとを収納すると共に、
上記シフトロッドの上記ディテントボールに対応する部
位にディテント穴を形成し、上記シフトカムがニュート
ラル位置において上記シフトロッドのディテント穴に上
記ディテントボールが係合するように上記ディテント穴
の位置を設定した請求項1〜5のいずれかに記載の船外
機のシフトロッド機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155039A JP2003343664A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 船外機のシフトロッド機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155039A JP2003343664A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 船外機のシフトロッド機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003343664A true JP2003343664A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29771652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002155039A Pending JP2003343664A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 船外機のシフトロッド機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003343664A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091642A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Univance Corp | 駆動力配分装置 |
JP2012091641A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Univance Corp | 駆動力配分装置 |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002155039A patent/JP2003343664A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091642A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Univance Corp | 駆動力配分装置 |
JP2012091641A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Univance Corp | 駆動力配分装置 |
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