JP2826795B2 - 船舶推進機の駆動伝達装置 - Google Patents
船舶推進機の駆動伝達装置Info
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- JP2826795B2 JP2826795B2 JP5144430A JP14443093A JP2826795B2 JP 2826795 B2 JP2826795 B2 JP 2826795B2 JP 5144430 A JP5144430 A JP 5144430A JP 14443093 A JP14443093 A JP 14443093A JP 2826795 B2 JP2826795 B2 JP 2826795B2
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- Japan
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- gear
- clutch
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外機および船内外機
等の船舶推進機におけるクラッチを介した駆動伝達操作
装置に関する。
等の船舶推進機におけるクラッチを介した駆動伝達操作
装置に関する。
【0002】
【従来技術】船舶推進機の主なものは、エンジンの出力
をバーチカル軸で下方に伝え、ベベルギアおよびクラッ
チギアを介してプロペラ軸の回転に伝達する機構のもの
である。
をバーチカル軸で下方に伝え、ベベルギアおよびクラッ
チギアを介してプロペラ軸の回転に伝達する機構のもの
である。
【0003】このような船外機のクラッチギアをシフト
フォークにより作動させる例としては特開昭50-21493号
公報に開示されているものがある。
フォークにより作動させる例としては特開昭50-21493号
公報に開示されているものがある。
【0004】同例は、プロペラ軸の外周に軸方向に摺動
自在に嵌合される環状部材の摺動でスライダを介してク
ラッチを作動させるもので、環状部材はその外周に溝が
形成され、一方で回転軸芯となるシフトロッドの下部に
クランク状に偏心して係合ピンが垂設されて、前記環状
部材の溝に係合ピンを係合する。
自在に嵌合される環状部材の摺動でスライダを介してク
ラッチを作動させるもので、環状部材はその外周に溝が
形成され、一方で回転軸芯となるシフトロッドの下部に
クランク状に偏心して係合ピンが垂設されて、前記環状
部材の溝に係合ピンを係合する。
【0005】シフトロッドを回動し係合ピンを前後に揺
動することで環状部材を前後に移動しクラッチを作動さ
せる。
動することで環状部材を前後に移動しクラッチを作動さ
せる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかし環状部材はプロペラ軸
とともに高速に正転または逆転し、かかる高速回転する
環状部材の外周の溝にシフトロッドの下部の係合ピンが
係合し摺接しており、かつ係合ピンの摺動で高速回転す
る環状部材を押圧するものであるから、軸心のずれやガ
タ等は僅かであっても助長され易く、操作系の支持構造
や組付け等に多大の注意を払い確実な作動を実現しなけ
ればならず容易ではない。
とともに高速に正転または逆転し、かかる高速回転する
環状部材の外周の溝にシフトロッドの下部の係合ピンが
係合し摺接しており、かつ係合ピンの摺動で高速回転す
る環状部材を押圧するものであるから、軸心のずれやガ
タ等は僅かであっても助長され易く、操作系の支持構造
や組付け等に多大の注意を払い確実な作動を実現しなけ
ればならず容易ではない。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は操作系の確実な支持および正確
な組付けが容易にできる船舶推進機の駆動伝達装置を供
する点にある。
で、その目的とする処は操作系の確実な支持および正確
な組付けが容易にできる船舶推進機の駆動伝達装置を供
する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、プロペラを一端に備えた
プロペラ軸がギアケース内に回転自在に支持され、同プ
ロペラ軸に前後一対の互いに逆回転する前進用ギアと後
進用ギアが回転自在に支持され、前記プロペラ軸ととも
に回転し前後に摺動自在に支持されたクラッチギアが前
記一対のギアのいずれかにクラッチ結合して前記プロペ
ラを正転または逆転させ船舶を前後進させる船舶推進機
の駆動伝達装置において、前記プロペラ軸内を軸方向に
摺動可能で前記プロペラ軸を貫通するクラッチシフター
ピンを介して前記クラッチギアを移動させるシフトスラ
イダーと、前記シフトスライダーを前記ギアケースの上
方から操作可能な操作部材とを備え、前記操作部材は、
前記シフトスライダーのフォーク係合部に係合し同シフ
トスライダーを移動させるシフトフォークと、前記シフ
トフォークを所定方向に移動可能に支持する案内部材
と、前記シフトフォークのロッド係合部に係合し同シフ
トフォークを移動させる回動式ロッド部材と、前記ロッ
ド部材の下端付近を回動自在に支持するとともに前記案
内部材を固定支持して前記ロッド部材の回動を前記シフ
トフォークの移動に伝達するよう小組みする支持部材と
から構成され、前記支持部材を前記ギアケースの所定嵌
合部に上方から嵌合することで前記シフトフォークが前
記シフトスライダーのフォーク係合部に係合し前記ロッ
ド部材の操作駆動が前記シフトスライダーに伝達される
よう組立てられる船舶推進機の駆動伝達装置とした。
を達成するために、本発明は、プロペラを一端に備えた
プロペラ軸がギアケース内に回転自在に支持され、同プ
ロペラ軸に前後一対の互いに逆回転する前進用ギアと後
進用ギアが回転自在に支持され、前記プロペラ軸ととも
に回転し前後に摺動自在に支持されたクラッチギアが前
記一対のギアのいずれかにクラッチ結合して前記プロペ
ラを正転または逆転させ船舶を前後進させる船舶推進機
の駆動伝達装置において、前記プロペラ軸内を軸方向に
摺動可能で前記プロペラ軸を貫通するクラッチシフター
ピンを介して前記クラッチギアを移動させるシフトスラ
イダーと、前記シフトスライダーを前記ギアケースの上
方から操作可能な操作部材とを備え、前記操作部材は、
前記シフトスライダーのフォーク係合部に係合し同シフ
トスライダーを移動させるシフトフォークと、前記シフ
トフォークを所定方向に移動可能に支持する案内部材
と、前記シフトフォークのロッド係合部に係合し同シフ
トフォークを移動させる回動式ロッド部材と、前記ロッ
ド部材の下端付近を回動自在に支持するとともに前記案
内部材を固定支持して前記ロッド部材の回動を前記シフ
トフォークの移動に伝達するよう小組みする支持部材と
から構成され、前記支持部材を前記ギアケースの所定嵌
合部に上方から嵌合することで前記シフトフォークが前
記シフトスライダーのフォーク係合部に係合し前記ロッ
ド部材の操作駆動が前記シフトスライダーに伝達される
よう組立てられる船舶推進機の駆動伝達装置とした。
【0009】前記支持部材は、シフトフォーク、案内部
材および回動式ロッド部材を小組みしてユニット化され
た状態でケーシングに組み付け可能なので、ロッド部材
からシフトフォークへの駆動伝達および各部材の作動が
確実に行われかつ作業性が良く、さらにこの回動式のロ
ッド部材を小組みした支持部材はギアケースの所定の嵌
合部に上方から嵌合するだけでシフトフォークがシフト
スライダーのフォーク係合部に係合するので組付けが簡
単かつ確実に行える。
材および回動式ロッド部材を小組みしてユニット化され
た状態でケーシングに組み付け可能なので、ロッド部材
からシフトフォークへの駆動伝達および各部材の作動が
確実に行われかつ作業性が良く、さらにこの回動式のロ
ッド部材を小組みした支持部材はギアケースの所定の嵌
合部に上方から嵌合するだけでシフトフォークがシフト
スライダーのフォーク係合部に係合するので組付けが簡
単かつ確実に行える。
【0010】ロッド部材を係脱自在に係止して位置決め
することでシフトフォークを中立位置に保持する位置決
め手段を支持部材が備えることで、支持部材をギアケー
ス嵌合部に嵌合する際にシフトフォークを容易にシフト
スライダーのフォーク係合部に係合することができる。
することでシフトフォークを中立位置に保持する位置決
め手段を支持部材が備えることで、支持部材をギアケー
ス嵌合部に嵌合する際にシフトフォークを容易にシフト
スライダーのフォーク係合部に係合することができる。
【0011】ギアケース嵌合部に溝部を形成し支持部材
に設けられた突起を該溝部に嵌入することで、支持部材
のギアケースに対する位置決めが容易にできる。
に設けられた突起を該溝部に嵌入することで、支持部材
のギアケースに対する位置決めが容易にできる。
【0012】ロッド部材を軸中心に180度回動した状
態でシフトフォークのロッド係合部に係合可能とするこ
とで、ベース仕様とカウンター仕様の両仕様に簡単に対
応することができる。
態でシフトフォークのロッド係合部に係合可能とするこ
とで、ベース仕様とカウンター仕様の両仕様に簡単に対
応することができる。
【0013】
【実施例】以下図1ないし図8に図示した本発明の一実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0014】図1は、本実施例の船外機1の全体構造を
示す。ボートSの船尾に掛止装置2によって取り付けら
れた船外機1は、エンジン6を収納しているエンジンル
ームの一部を画成するエンジンカバー3とそれに対応す
る部分から中央をすぼめる形で下方に延びるケース部4
とプロペラ7を有し、水平に延びるプロペラ軸9を支持
するギアケース5とによりその外形が構成されている。
示す。ボートSの船尾に掛止装置2によって取り付けら
れた船外機1は、エンジン6を収納しているエンジンル
ームの一部を画成するエンジンカバー3とそれに対応す
る部分から中央をすぼめる形で下方に延びるケース部4
とプロペラ7を有し、水平に延びるプロペラ軸9を支持
するギアケース5とによりその外形が構成されている。
【0015】エンジンカバー3内のエンジン6は、クラ
ンク軸を鉛直下方へ延出して、バーチカル軸8に同軸上
で連結されている。
ンク軸を鉛直下方へ延出して、バーチカル軸8に同軸上
で連結されている。
【0016】バーチカル軸8はケース部4を下方に貫通
してギアケース5内のギア機構に動力を伝達し、ギア機
構を介して下部ケーシング5内で略水平方向に指向した
プロペラ軸9を正逆転させてプロペラ軸9に嵌着された
プロペラ7を回転してボートSを前進または後進させ
る。
してギアケース5内のギア機構に動力を伝達し、ギア機
構を介して下部ケーシング5内で略水平方向に指向した
プロペラ軸9を正逆転させてプロペラ軸9に嵌着された
プロペラ7を回転してボートSを前進または後進させ
る。
【0017】前記ギア機構にはクラッチ機構を含み、同
クラッチを操作するシフトロッド10が、エンジンカバー
3からギアケース5にかけてバーチカル軸8に平行に設
けられている。
クラッチを操作するシフトロッド10が、エンジンカバー
3からギアケース5にかけてバーチカル軸8に平行に設
けられている。
【0018】図2を参照してギアケース5内で軸受15に
回転自在に支持されたバーチカル軸8の下端には駆動ギ
ア16が嵌着されており、一方ギアケース5内に後方より
嵌入されるベアリングホルダーまたは支持部材17に軸受
18を介して回動自在に支持されるプロペラ軸9には、前
記駆動ギア16の前後に正逆一対の被動ギア19,20が回動
自在に嵌装されて駆動ギア16と噛合している。
回転自在に支持されたバーチカル軸8の下端には駆動ギ
ア16が嵌着されており、一方ギアケース5内に後方より
嵌入されるベアリングホルダーまたは支持部材17に軸受
18を介して回動自在に支持されるプロペラ軸9には、前
記駆動ギア16の前後に正逆一対の被動ギア19,20が回動
自在に嵌装されて駆動ギア16と噛合している。
【0019】駆動ギア16および被動ギア19,20は、ベベ
ルギアであり、バーチカル軸8を回転軸とする駆動ギア
16の回転を、略水平のプロペラ軸9を回転中心軸とする
被動ギア19,20の回転に変えている。前側の被動ギア19
の正回転に対し後側の被動ギア20は逆回転である。
ルギアであり、バーチカル軸8を回転軸とする駆動ギア
16の回転を、略水平のプロペラ軸9を回転中心軸とする
被動ギア19,20の回転に変えている。前側の被動ギア19
の正回転に対し後側の被動ギア20は逆回転である。
【0020】被動ギア19は、その円筒部19aの内側を軸
受21を介してプロペラ軸9に支持されるとともに、円筒
部19aの外側を軸受22を介してギアケース5に回動自在
に支持されており、駆動ギア16と噛合する歯19bの内側
にクラッチ歯19cが形成されている。
受21を介してプロペラ軸9に支持されるとともに、円筒
部19aの外側を軸受22を介してギアケース5に回動自在
に支持されており、駆動ギア16と噛合する歯19bの内側
にクラッチ歯19cが形成されている。
【0021】一方後側の被動ギア20は、その円筒部20a
をプロペラ軸9に回動自在に支持されるとともに、円筒
部20aの外側を軸受23を介して支持部材17に支持されて
おり、駆動ギア16と噛合する歯20bの内側にクラッチ歯
20cが前記被動ギア19のクラッチ歯19cに対向して形成
されている。
をプロペラ軸9に回動自在に支持されるとともに、円筒
部20aの外側を軸受23を介して支持部材17に支持されて
おり、駆動ギア16と噛合する歯20bの内側にクラッチ歯
20cが前記被動ギア19のクラッチ歯19cに対向して形成
されている。
【0022】プロペラ軸9を支持する支持部材17は、前
部大径の円筒部17aにおいて軸受23が内側に介装されて
おり、中央から後部にかけて小径の円筒部17aを形成し
て、その内部にプロペラ軸9が貫通支持されており、円
筒部17bの外側には放射状にリブまたは壁部17cが形成
されていてそれらの間が排気通路となるとともに支持部
材17の外周面がギアケース5内の所定位置に嵌装され
る。
部大径の円筒部17aにおいて軸受23が内側に介装されて
おり、中央から後部にかけて小径の円筒部17aを形成し
て、その内部にプロペラ軸9が貫通支持されており、円
筒部17bの外側には放射状にリブまたは壁部17cが形成
されていてそれらの間が排気通路となるとともに支持部
材17の外周面がギアケース5内の所定位置に嵌装され
る。
【0023】支持部材17の円筒部17aの開口端はギアケ
ース5側の溝に嵌まるワッシャ24に当接し、ギアケース
5と支持部材17の開口端との間にはOリング25が介装さ
れてシールされる。
ース5側の溝に嵌まるワッシャ24に当接し、ギアケース
5と支持部材17の開口端との間にはOリング25が介装さ
れてシールされる。
【0024】支持部材17の後端部はギアケース5の開口
内に螺合される円環状のナット27に係止されて支持され
る。
内に螺合される円環状のナット27に係止されて支持され
る。
【0025】このようにギアケース5内に嵌入される支
持部材17に回動自在に支持されるプロペラ軸9におい
て、前後の被動ギア19と被動ギア20との間にクラッチギ
ア30がプロペラ軸9にスプライン嵌合しており、プロペ
ラ軸9に対して前後に摺動自在でかつ一体に回転する。
持部材17に回動自在に支持されるプロペラ軸9におい
て、前後の被動ギア19と被動ギア20との間にクラッチギ
ア30がプロペラ軸9にスプライン嵌合しており、プロペ
ラ軸9に対して前後に摺動自在でかつ一体に回転する。
【0026】クラッチギア30は、前後の被動ギア19,20
のクラッチ歯19c,20cに対向してクラッチ歯30aを有
し、前方へ摺動すると、前側の被動ギア19のクラッチ歯
19cに噛合して被動ギア19と一緒に正回転し、逆に後方
へ摺動すると、後側の被動ギア20のクラッチ歯20cに噛
合して被動ギア20と一緒に逆回転する。
のクラッチ歯19c,20cに対向してクラッチ歯30aを有
し、前方へ摺動すると、前側の被動ギア19のクラッチ歯
19cに噛合して被動ギア19と一緒に正回転し、逆に後方
へ摺動すると、後側の被動ギア20のクラッチ歯20cに噛
合して被動ギア20と一緒に逆回転する。
【0027】クラッチギア30の回転はこれとスプライン
嵌合するプロペラ軸9に回転が伝達されるので、プロペ
ラ軸9は、クラッチギア30が前方に移動すると正回転
し、後方に移動すると逆回転し、前後いずれの被動ギア
19,20とも噛合しない中央に位置すると、回転は伝達さ
れずニュートラル状態となる。
嵌合するプロペラ軸9に回転が伝達されるので、プロペ
ラ軸9は、クラッチギア30が前方に移動すると正回転
し、後方に移動すると逆回転し、前後いずれの被動ギア
19,20とも噛合しない中央に位置すると、回転は伝達さ
れずニュートラル状態となる。
【0028】クラッチギア30は、前後中央部分に周方向
に溝条30bが形成されていて、図4に示すようにこの溝
条30bに抜けるように直径方向に貫通する大径の円孔30
cと小径の円孔30dが互いに直角方向に対称に穿設され
ている。
に溝条30bが形成されていて、図4に示すようにこの溝
条30bに抜けるように直径方向に貫通する大径の円孔30
cと小径の円孔30dが互いに直角方向に対称に穿設され
ている。
【0029】大径の円孔30cには後述するクラッチシフ
ターピン38が中心部を貫通して嵌合され、小径の円孔30
dにはその内側の開口に若干径の大きい止めボール31が
一部を没して係止できるようになっている。
ターピン38が中心部を貫通して嵌合され、小径の円孔30
dにはその内側の開口に若干径の大きい止めボール31が
一部を没して係止できるようになっている。
【0030】プロペラ軸9の円孔30dに対応する位置部
分には、止めボール31を出没できる円孔9cが形成され
ていて、内部にスプリング32が内装されて止めボール31
を外側へ付勢している。
分には、止めボール31を出没できる円孔9cが形成され
ていて、内部にスプリング32が内装されて止めボール31
を外側へ付勢している。
【0031】このようにスプリング32で外側へ付勢され
ている止めボール31がクラッチギア30の円孔30dに係合
してクラッチギア30を係止している状態がクラッチギア
30のニュートラル位置である。
ている止めボール31がクラッチギア30の円孔30dに係合
してクラッチギア30を係止している状態がクラッチギア
30のニュートラル位置である。
【0032】したがってクラッチギア30は止めボール31
によりニュートラル位置で位置決めされるようになって
おり、クラッチギア30が前後いずれかに力を受けてスプ
リング32の付勢力に打ち勝つと止めボール31が没して係
合が外れクラッチギア30が移動する(図7,図8参
照)。
によりニュートラル位置で位置決めされるようになって
おり、クラッチギア30が前後いずれかに力を受けてスプ
リング32の付勢力に打ち勝つと止めボール31が没して係
合が外れクラッチギア30が移動する(図7,図8参
照)。
【0033】一方プロペラ軸9には、前方から円孔が後
側の被動ギア20の位置まで設けられて円筒部9aを前部
に形成しているとともに、クラッチギア30の位置に軸と
直角方向に長孔9bが穿設されている。
側の被動ギア20の位置まで設けられて円筒部9aを前部
に形成しているとともに、クラッチギア30の位置に軸と
直角方向に長孔9bが穿設されている。
【0034】円筒部9aの内部に二重筒構造のアウター
シフトスライダー33とインナーシフトスライダー34との
組合わされたシフトスライダー40が前方より摺動自在に
嵌入されている。
シフトスライダー33とインナーシフトスライダー34との
組合わされたシフトスライダー40が前方より摺動自在に
嵌入されている。
【0035】アウターシフトスライダー33は、前端にフ
ランジ33aが形成された略円筒状をなすものであり、内
側の孔は前部が断面が長円形の長円孔33bをなし、これ
に続く部分が小円孔33cを短い距離形成したのち大径の
円孔33dが後端まで形成されている。この大径の33bが
形成された後部に軸と直角方向に貫通する若干軸方向に
長い長孔33eが穿設されている。
ランジ33aが形成された略円筒状をなすものであり、内
側の孔は前部が断面が長円形の長円孔33bをなし、これ
に続く部分が小円孔33cを短い距離形成したのち大径の
円孔33dが後端まで形成されている。この大径の33bが
形成された後部に軸と直角方向に貫通する若干軸方向に
長い長孔33eが穿設されている。
【0036】一方インナーシフトスライダー34は、互い
に螺合される前部材35と後部材36とから構成されてお
り、前部材35は若干前寄りにフランジ35aを有し、それ
より前に大径の円柱部35bを形成しフランジ35aより後
に僅かに径を小さくした円柱部35cが短い距離形成され
たのち、前記アウターシフトスライダー33の長円孔33b
に嵌合する偏平部35dが形成され、同偏平部35dよりさ
らに後方へ前記アウターシフトスライダー33の小円孔33
cに嵌入する小径の円柱部35eが形成され、同円柱部35
eの先端部は雄ねじ35fが形成されている。
に螺合される前部材35と後部材36とから構成されてお
り、前部材35は若干前寄りにフランジ35aを有し、それ
より前に大径の円柱部35bを形成しフランジ35aより後
に僅かに径を小さくした円柱部35cが短い距離形成され
たのち、前記アウターシフトスライダー33の長円孔33b
に嵌合する偏平部35dが形成され、同偏平部35dよりさ
らに後方へ前記アウターシフトスライダー33の小円孔33
cに嵌入する小径の円柱部35eが形成され、同円柱部35
eの先端部は雄ねじ35fが形成されている。
【0037】また後部材36は、前記アウターシフトスラ
イダー33の後方に開口した大径の円孔33dに摺動自在に
嵌入する円柱状をなし、前部に前記前部材35の雄ねじ35
fが螺合する雌ねじ36aが形成されるとともに後部には
軸方向と直角方向に貫通する若干軸方向に長い長孔36b
が穿設されており、後端面にはネジ回し用の溝36cが形
成されている。
イダー33の後方に開口した大径の円孔33dに摺動自在に
嵌入する円柱状をなし、前部に前記前部材35の雄ねじ35
fが螺合する雌ねじ36aが形成されるとともに後部には
軸方向と直角方向に貫通する若干軸方向に長い長孔36b
が穿設されており、後端面にはネジ回し用の溝36cが形
成されている。
【0038】以上のような前部材35と後部材36とを互い
にその雄ねじ35fと雌ねじ36aどうしを螺合して一体の
インナーシフトスライダー34としている。インナーシフ
トスライダー34とアウターシフトスライダー33とは予め
小組みされるが、両者間にスプリング37が介装される。
にその雄ねじ35fと雌ねじ36aどうしを螺合して一体の
インナーシフトスライダー34としている。インナーシフ
トスライダー34とアウターシフトスライダー33とは予め
小組みされるが、両者間にスプリング37が介装される。
【0039】すなわちまずアウターシフトスライダー33
の前方開口からインナーシフトスライダー34の前部材35
が嵌入され、このときアウターシフトスライダー33側の
長円孔33bに前部材35側の偏平部35dが嵌合して両者は
互いの相対的回動を規制され、両者のフランジ33aと35
aとは前部材35の円柱部35cの長さ分の間隔をあける。
の前方開口からインナーシフトスライダー34の前部材35
が嵌入され、このときアウターシフトスライダー33側の
長円孔33bに前部材35側の偏平部35dが嵌合して両者は
互いの相対的回動を規制され、両者のフランジ33aと35
aとは前部材35の円柱部35cの長さ分の間隔をあける。
【0040】アウターシフトスライダー33の大径の円孔
33d内に前方から前部材35の小径の円柱部35eが突出し
ており、この円孔33dと円柱部35eとの間にコイル状の
スプリング37を嵌装し、アウターシフトスライダー33の
後方開口を塞ぐようにインナーシフトスライダー34の後
部材36を嵌入して前部材35の雄ねじ35fに前部雌ねじ36
aを合わせ、後端面のねじ回し用の溝36cを利用して後
部材36を回動して螺合していくと、スプリング37がアウ
ターシフトスライダー33との間で押圧されてアウターシ
フトスライダー33を前方へインナーシフトスライダー34
を後方へ互いに付勢する。
33d内に前方から前部材35の小径の円柱部35eが突出し
ており、この円孔33dと円柱部35eとの間にコイル状の
スプリング37を嵌装し、アウターシフトスライダー33の
後方開口を塞ぐようにインナーシフトスライダー34の後
部材36を嵌入して前部材35の雄ねじ35fに前部雌ねじ36
aを合わせ、後端面のねじ回し用の溝36cを利用して後
部材36を回動して螺合していくと、スプリング37がアウ
ターシフトスライダー33との間で押圧されてアウターシ
フトスライダー33を前方へインナーシフトスライダー34
を後方へ互いに付勢する。
【0041】そしてアウターシフトスライダー33の長孔
33eと後部材36の長孔36bとが僅かに前後にズレた位置
になるよう後部材36の回動を調整する。すなわちアウタ
ーシフトスライダー33の長孔33eより僅かに後部材36の
長孔36bが後方に位置して両長孔の重なった部分がちょ
うど円孔を形成するように調整しておく。
33eと後部材36の長孔36bとが僅かに前後にズレた位置
になるよう後部材36の回動を調整する。すなわちアウタ
ーシフトスライダー33の長孔33eより僅かに後部材36の
長孔36bが後方に位置して両長孔の重なった部分がちょ
うど円孔を形成するように調整しておく。
【0042】このように小組みされたアウターシフトス
ライダー33とインナーシフトスライダー34とはプロペラ
軸9の前方開口から円筒部9a内へ嵌入され、前記長孔
どうしが重なった円孔をプロペラ軸9の長孔9bおよび
スプライン嵌合されたクラッチギア30の円孔30cに一致
させてクラッチシフターピン38を嵌入する。
ライダー33とインナーシフトスライダー34とはプロペラ
軸9の前方開口から円筒部9a内へ嵌入され、前記長孔
どうしが重なった円孔をプロペラ軸9の長孔9bおよび
スプライン嵌合されたクラッチギア30の円孔30cに一致
させてクラッチシフターピン38を嵌入する。
【0043】クラッチシフターピン38は、クラッチギア
30の周方向に設けられた溝条30bの内径に等しい長さを
有し、クラッチシフターピン38が抜け落ちないように、
溝条30bにはコイル39が嵌合される。
30の周方向に設けられた溝条30bの内径に等しい長さを
有し、クラッチシフターピン38が抜け落ちないように、
溝条30bにはコイル39が嵌合される。
【0044】このようにしてクラッチ機構が構成され
る。クラッチシフターピン38はクラッチギア30の円孔30
cに嵌合して一体とされ、プロペラ軸9に対しては長孔
9bを貫ぬいていてクラッチギア30とともに前後に摺動
可能である。
る。クラッチシフターピン38はクラッチギア30の円孔30
cに嵌合して一体とされ、プロペラ軸9に対しては長孔
9bを貫ぬいていてクラッチギア30とともに前後に摺動
可能である。
【0045】そしてニュートラル状態ではクラッチシフ
ターピン38はアウターシフトスライダー33に対しては、
その長孔33eの後端縁に沿って貫通し前端縁との間に間
隔を有しており、インナーシフトスライダー34に対して
は長孔36bの前端縁に沿って貫通し後端縁との間に間隔
を有している。
ターピン38はアウターシフトスライダー33に対しては、
その長孔33eの後端縁に沿って貫通し前端縁との間に間
隔を有しており、インナーシフトスライダー34に対して
は長孔36bの前端縁に沿って貫通し後端縁との間に間隔
を有している。
【0046】したがってインナーシフトスライダー34の
長孔36bはクラッチシフターピン38の後方に間隙を有す
るので、インナーシフトスライダー34が前方へ力を受け
ると直接クラッチシフターピン38に力が作用せずスプリ
ング37を圧縮してスプリング37のバネ力を介してアウタ
ーシフトスライダー33に力が伝達されアウターシフトス
ライダー33の長孔33eはその後端縁がクラッチシフター
ピン38に接しているのでアウターシフトスライダー33が
クラッチシフターピン38を前方へ移動させるように作用
する。
長孔36bはクラッチシフターピン38の後方に間隙を有す
るので、インナーシフトスライダー34が前方へ力を受け
ると直接クラッチシフターピン38に力が作用せずスプリ
ング37を圧縮してスプリング37のバネ力を介してアウタ
ーシフトスライダー33に力が伝達されアウターシフトス
ライダー33の長孔33eはその後端縁がクラッチシフター
ピン38に接しているのでアウターシフトスライダー33が
クラッチシフターピン38を前方へ移動させるように作用
する。
【0047】すなわちインナーシフトスライダー34が前
方へ力を受けるとスプリング37を介してアウターシフト
スライダー33がクラッチシフターピン38に作用してクラ
ッチシフターピン38と一体のクラッチギア30を前方へ移
動させる力が働らく。
方へ力を受けるとスプリング37を介してアウターシフト
スライダー33がクラッチシフターピン38に作用してクラ
ッチシフターピン38と一体のクラッチギア30を前方へ移
動させる力が働らく。
【0048】逆にアウターシフトスライダー33の長孔33
eはクラッチシフターピン38の前方に間隙を有するの
で、アウターシフトスライダー33が後方へ力を受けると
直接クラッチシフターピン38に力が作用せずスプリング
37を圧縮してスプリング37のバネ力を介してインナーシ
フトスライダー34に力が伝達されインナーシフトスライ
ダー34の長孔36bはその前端縁がクラッチシフターピン
38に接しているので、インナーシフトスライダー34がク
ラッチシフターピン38を後方へ移動させるように作用す
る。
eはクラッチシフターピン38の前方に間隙を有するの
で、アウターシフトスライダー33が後方へ力を受けると
直接クラッチシフターピン38に力が作用せずスプリング
37を圧縮してスプリング37のバネ力を介してインナーシ
フトスライダー34に力が伝達されインナーシフトスライ
ダー34の長孔36bはその前端縁がクラッチシフターピン
38に接しているので、インナーシフトスライダー34がク
ラッチシフターピン38を後方へ移動させるように作用す
る。
【0049】すなわちアウターシフトスライダー33が後
方へ力を受けると、スプリング37を介してインナーシフ
トスライダー34がクラッチシフターピン38に作用してク
ラッチシフターピン38と一体のクラッチギア30を後方へ
移動させる力が働らく。
方へ力を受けると、スプリング37を介してインナーシフ
トスライダー34がクラッチシフターピン38に作用してク
ラッチシフターピン38と一体のクラッチギア30を後方へ
移動させる力が働らく。
【0050】前記したようにクラッチギア30はプロペラ
軸9に対して止めボール31によってニュートラル状態で
位置決めされているので、スプリング37のバネ力がクラ
ッチシフターピン38に働き止めボール31を突出させてい
るスプリング32の付勢力に打ち勝つと、止めボール31が
没して係合が外れクラッチギア30が勢いよく前後方向に
移動して被動ギア19,20のいずれかに噛合する所謂ディ
テント機構が構成されている。
軸9に対して止めボール31によってニュートラル状態で
位置決めされているので、スプリング37のバネ力がクラ
ッチシフターピン38に働き止めボール31を突出させてい
るスプリング32の付勢力に打ち勝つと、止めボール31が
没して係合が外れクラッチギア30が勢いよく前後方向に
移動して被動ギア19,20のいずれかに噛合する所謂ディ
テント機構が構成されている。
【0051】該ディテント機構によりクラッチの係合が
円滑に行われる。図7はクラッチギア30が前側の被動ギ
ア19に噛合した前進状態を示す図であり、図8はクラッ
チギア30が後側の被動ギア20に噛合した後進状態を示す
図である。
円滑に行われる。図7はクラッチギア30が前側の被動ギ
ア19に噛合した前進状態を示す図であり、図8はクラッ
チギア30が後側の被動ギア20に噛合した後進状態を示す
図である。
【0052】次にアウターシフトスライダー33またはイ
ンナーシフトスライダー34を移動させる操作機構を説明
する。
ンナーシフトスライダー34を移動させる操作機構を説明
する。
【0053】インナーシフトスライダー34の前部材35の
前方円柱部35bは、ギアケース5に形成された円筒部5
aに摺動自在に嵌入支持され、同円筒部5aとプロペラ
軸9との間にインナーシフトスライダー34のフランジ35
aとアウターシフトスライダー33のフランジ33aとが所
定の間隔を存して位置しており、両フランジ35aと33a
間に挟まれるようにして上方から二又に分岐したシフト
フォーク50が跨がっている。
前方円柱部35bは、ギアケース5に形成された円筒部5
aに摺動自在に嵌入支持され、同円筒部5aとプロペラ
軸9との間にインナーシフトスライダー34のフランジ35
aとアウターシフトスライダー33のフランジ33aとが所
定の間隔を存して位置しており、両フランジ35aと33a
間に挟まれるようにして上方から二又に分岐したシフト
フォーク50が跨がっている。
【0054】シフトフォーク50の上方には、ギアケース
5に形成された円孔5bの下端の若干径を小さくした開
口部5cに略円筒状のハウジングまたは支持部材51が上
方より嵌合支持されている。
5に形成された円孔5bの下端の若干径を小さくした開
口部5cに略円筒状のハウジングまたは支持部材51が上
方より嵌合支持されている。
【0055】支持部材51は、上半部に小径の円孔51a、
下半部に大径の円孔51bが上下方向に貫いて形成されて
おり、上半部には小径の横孔51c、下半部下端近傍に横
孔51dが形成されプロペラ軸9に平行になるように設置
され形成されている。
下半部に大径の円孔51bが上下方向に貫いて形成されて
おり、上半部には小径の横孔51c、下半部下端近傍に横
孔51dが形成されプロペラ軸9に平行になるように設置
され形成されている。
【0056】上側の横孔51cの一方には支持部材51の位
置決めを行うノックピン52が一部外側へ突出させて嵌着
されており、ギアケース5の円孔5bの下端開口部5c
の後端縁上部に形成された溝条5dに前記ノックピン52
が上方より嵌入して支持部材51の位置決めを行う。また
上側の他方の横孔51cは、外側面近傍が径を小さくして
おり、内側から該横孔51cにスプリング53を挿入し次い
で保持ボール54を嵌入している。
置決めを行うノックピン52が一部外側へ突出させて嵌着
されており、ギアケース5の円孔5bの下端開口部5c
の後端縁上部に形成された溝条5dに前記ノックピン52
が上方より嵌入して支持部材51の位置決めを行う。また
上側の他方の横孔51cは、外側面近傍が径を小さくして
おり、内側から該横孔51cにスプリング53を挿入し次い
で保持ボール54を嵌入している。
【0057】支持部材51の円孔51aには円筒状の偏心ピ
ンホルダー55が回動自在に嵌入される。偏心ピンホルダ
ー55は、円筒内部に前記シフトロッド10の下端が嵌着さ
れ、シフトロッド10と一体に回動可能であり、このニュ
ートラル状態の位置決めを前記保持ボール54が側面所定
位置に形成された横孔55aに係合して行う。
ンホルダー55が回動自在に嵌入される。偏心ピンホルダ
ー55は、円筒内部に前記シフトロッド10の下端が嵌着さ
れ、シフトロッド10と一体に回動可能であり、このニュ
ートラル状態の位置決めを前記保持ボール54が側面所定
位置に形成された横孔55aに係合して行う。
【0058】下端部55bが外径を大きくしかつニュート
ラル状態で右側方へ膨出した膨出部55cを有し、同膨出
部55cに棒状の偏心ピン56が上部を嵌着されて下方へ垂
設されている。
ラル状態で右側方へ膨出した膨出部55cを有し、同膨出
部55cに棒状の偏心ピン56が上部を嵌着されて下方へ垂
設されている。
【0059】かかる偏心ピンホルダー55は、支持部材51
の下方から円孔51aに嵌入され、上方へ露出した部分に
座金57を介して係止片58により係止され支持部材51に回
動自在に保持される。
の下方から円孔51aに嵌入され、上方へ露出した部分に
座金57を介して係止片58により係止され支持部材51に回
動自在に保持される。
【0060】一方支持部材51の下側の横孔51cにはシフ
トフォークガイドピン59がプロペラ軸9に平行に架設さ
れ、同シフトフォークガイドピン59に前記シフトフォー
ク50の上部が貫通され前後に摺動自在に支持される。
トフォークガイドピン59がプロペラ軸9に平行に架設さ
れ、同シフトフォークガイドピン59に前記シフトフォー
ク50の上部が貫通され前後に摺動自在に支持される。
【0061】このシフトフォーク50の摺動部50aは、そ
の外周面に周方向に指向した溝条50bが形成されていて
同溝条50bの右側に前記偏心ピンホルダー55に垂設され
た偏心ピン56が係合している。
の外周面に周方向に指向した溝条50bが形成されていて
同溝条50bの右側に前記偏心ピンホルダー55に垂設され
た偏心ピン56が係合している。
【0062】クラッチ操作機構は以上のような構造をし
ており、ニュートラル状態で偏心ピン56は最も右側に位
置していて、シフトロッド10が上から見て反時計方向に
回動させられると、偏心ピンホルダー55を介して偏心ピ
ン56が反時計方向に旋回してシフトフォーク50を前方へ
摺動させる。
ており、ニュートラル状態で偏心ピン56は最も右側に位
置していて、シフトロッド10が上から見て反時計方向に
回動させられると、偏心ピンホルダー55を介して偏心ピ
ン56が反時計方向に旋回してシフトフォーク50を前方へ
摺動させる。
【0063】シフトフォーク50が前方へ摺動するとシフ
トフォーク50はインナーシフトスライダー34を前方へ移
動させることになるので、前記したようにクラッチギア
30がディテント動作して図7に示すように前側の被動ギ
ア19に噛合してプロペラ軸9に正回転を伝達し、プロペ
ラ7の正回転によりボートSを前進させることができ
る。
トフォーク50はインナーシフトスライダー34を前方へ移
動させることになるので、前記したようにクラッチギア
30がディテント動作して図7に示すように前側の被動ギ
ア19に噛合してプロペラ軸9に正回転を伝達し、プロペ
ラ7の正回転によりボートSを前進させることができ
る。
【0064】逆にシフトロッド10が上から見て時計方向
に回動させられると、偏心ピン56が時計方向に旋回して
シフトフォーク50を後方へ摺動させ、シフトフォーク50
はアウターシフトスライダー33を後方へ移動させること
になり、前記の如くクラッチギア30がディテント動作し
て図8に示すように後側の被動ギア20に噛合しプロペラ
軸9に逆回転を伝達し、プロペラ7の逆回転によりボー
トSを後進させることができる。
に回動させられると、偏心ピン56が時計方向に旋回して
シフトフォーク50を後方へ摺動させ、シフトフォーク50
はアウターシフトスライダー33を後方へ移動させること
になり、前記の如くクラッチギア30がディテント動作し
て図8に示すように後側の被動ギア20に噛合しプロペラ
軸9に逆回転を伝達し、プロペラ7の逆回転によりボー
トSを後進させることができる。
【0065】本実施例のクラッチ機構は以上のような構
造をしており、組み付けに際しては、予め前記したよう
にアウターシフトスライダー33とインナーシフトスライ
ダー34とを小組みしておきその際に簡単に小組みするこ
とができる。
造をしており、組み付けに際しては、予め前記したよう
にアウターシフトスライダー33とインナーシフトスライ
ダー34とを小組みしておきその際に簡単に小組みするこ
とができる。
【0066】そしてプロペラ軸9にクラッチギア30をス
プライン嵌合させ、止めボール31によりニュートラル位
置にクラッチギア30を位置決めしておき、次いで上記小
組したアウターシフトスライダー33とインナーシフトス
ライダー34を前方からプロペラ軸9の円筒部9aに嵌入
し、長孔33e,36bをプロペラ軸9の長孔9bおよびク
ラッチギア30の円孔30cに一致させてクラッチシフター
ピン38を貫通させ、コイル39で支持しておく。
プライン嵌合させ、止めボール31によりニュートラル位
置にクラッチギア30を位置決めしておき、次いで上記小
組したアウターシフトスライダー33とインナーシフトス
ライダー34を前方からプロペラ軸9の円筒部9aに嵌入
し、長孔33e,36bをプロペラ軸9の長孔9bおよびク
ラッチギア30の円孔30cに一致させてクラッチシフター
ピン38を貫通させ、コイル39で支持しておく。
【0067】このようにアウターシフトスライダー33、
インナーシフトスライダー34、クラッチギア30が組み合
わされたプロペラ軸9の前端部に前側被動ギア19を軸受
21を介して回動自在に嵌合させ、被動ギア19とギアケー
ス5との間に軸受22を介在させてギアケース5内に後方
開口から嵌挿し、インナーシフトスライダー34の前部材
35の前部円柱部35bを円筒部5aに嵌入しておく。
インナーシフトスライダー34、クラッチギア30が組み合
わされたプロペラ軸9の前端部に前側被動ギア19を軸受
21を介して回動自在に嵌合させ、被動ギア19とギアケー
ス5との間に軸受22を介在させてギアケース5内に後方
開口から嵌挿し、インナーシフトスライダー34の前部材
35の前部円柱部35bを円筒部5aに嵌入しておく。
【0068】そして駆動ギア16を被動ギア19に噛合させ
た状態でバーチカル軸8を上方よりギアケース5内に軸
受15を介して挿入し下端部に駆動ギア16を嵌着する。次
いで被動ギア20をプロペラ軸9に嵌入して駆動ギア16と
噛合させ、ワッシャ24を介装し軸受23を嵌装しOリング
25を介在させて、支持部材17を内部にプロペラ軸9を軸
受18を介して嵌入しながらギアケース5内に挿入し、ギ
アケース5の後方開口をシール材27を介在させて閉塞部
材26を螺合して閉塞する。
た状態でバーチカル軸8を上方よりギアケース5内に軸
受15を介して挿入し下端部に駆動ギア16を嵌着する。次
いで被動ギア20をプロペラ軸9に嵌入して駆動ギア16と
噛合させ、ワッシャ24を介装し軸受23を嵌装しOリング
25を介在させて、支持部材17を内部にプロペラ軸9を軸
受18を介して嵌入しながらギアケース5内に挿入し、ギ
アケース5の後方開口をシール材27を介在させて閉塞部
材26を螺合して閉塞する。
【0069】そして予めニュートラル状態に保持ボール
54により位置決めされて支持部材51に組み付けられユニ
ット化された回動式シフトロッド10、偏心ピンホルダー
55、偏心ピン56、シフトフォークガイドピン59、シフト
フォーク50等をギアケース5内の円孔5bに上方より挿
入し、その際ノックピン52が溝条5dに嵌合するように挿
入すると、シフトフォーク50の二又に分岐したフォーク
部がアウターシフトスライダー33とインナーシフトスラ
イダー34のフランジ33a,33b間に跨がるように係合す
る。
54により位置決めされて支持部材51に組み付けられユニ
ット化された回動式シフトロッド10、偏心ピンホルダー
55、偏心ピン56、シフトフォークガイドピン59、シフト
フォーク50等をギアケース5内の円孔5bに上方より挿
入し、その際ノックピン52が溝条5dに嵌合するように挿
入すると、シフトフォーク50の二又に分岐したフォーク
部がアウターシフトスライダー33とインナーシフトスラ
イダー34のフランジ33a,33b間に跨がるように係合す
る。
【0070】以上のように簡単に組み付けができる。な
お回動式シフトロッド10が上下方向を軸として回動し、
その回動方向は支持部材51のギアケース5への装着方向
(下方)と異なるので、装着方法がそれだけ簡単な構成
ですむ。
お回動式シフトロッド10が上下方向を軸として回動し、
その回動方向は支持部材51のギアケース5への装着方向
(下方)と異なるので、装着方法がそれだけ簡単な構成
ですむ。
【0071】シフトロッド10の反時計方向の回動操作に
よりクラッチギア30が前方へディテント動作して前側の
被動ギア19に円滑に噛合し(図7参照)プロペラ軸9を
正回転して前進とすることができ、シフトロッド10の時
計方向の回動操作によりクラッチギア30が後方へディテ
ント動作して後側の被動ギア20に円滑に噛合し(図8参
照)プロペラ軸9を逆回転して後進とすることができ
る。
よりクラッチギア30が前方へディテント動作して前側の
被動ギア19に円滑に噛合し(図7参照)プロペラ軸9を
正回転して前進とすることができ、シフトロッド10の時
計方向の回動操作によりクラッチギア30が後方へディテ
ント動作して後側の被動ギア20に円滑に噛合し(図8参
照)プロペラ軸9を逆回転して後進とすることができ
る。
【0072】ところで船外機を2台船尾に並べて備える
場合は、左右のバランスをとるためプロペラの羽根の向
きを互いに逆にして回転方向も互いに逆回転となるよう
に一方をベース仕様、他方をカウンター仕様に設定する
こともある。
場合は、左右のバランスをとるためプロペラの羽根の向
きを互いに逆にして回転方向も互いに逆回転となるよう
に一方をベース仕様、他方をカウンター仕様に設定する
こともある。
【0073】本実施例に記載した船外機をベース仕様と
し、カウンター仕様の船外機を製造する場合は、ベース
仕様の船外機がそのクラッチギア30を前方に移動して前
側の被動ギア19に噛合したときは、カウンター仕様の船
外機はそのクラッチギアを後方に移動して後側の被動ギ
アと噛合しベース仕様のプロペラ7の正回転に対しカウ
ンター仕様のプロペラは逆回転に回転するようにしなけ
ればならない。
し、カウンター仕様の船外機を製造する場合は、ベース
仕様の船外機がそのクラッチギア30を前方に移動して前
側の被動ギア19に噛合したときは、カウンター仕様の船
外機はそのクラッチギアを後方に移動して後側の被動ギ
アと噛合しベース仕様のプロペラ7の正回転に対しカウ
ンター仕様のプロペラは逆回転に回転するようにしなけ
ればならない。
【0074】そこで本実施例の船外機では、シフトロッ
ド10の下端に嵌着される偏心ピンホルダー55をベース仕
様に対して180 度回動させた位置に嵌着すればよい。す
なわち偏心ピンホルダー55を180 度回動させた位置でシ
フトロッド10に嵌着すると、ニュートラル状態で偏心ピ
ンホルダー55に保持される偏心ピン56は図9および図10
に図示するように旋回中心軸に対してベース仕様とは反
対の左側に位置してシフトフォーク50の左側の溝条50b
に係合する。
ド10の下端に嵌着される偏心ピンホルダー55をベース仕
様に対して180 度回動させた位置に嵌着すればよい。す
なわち偏心ピンホルダー55を180 度回動させた位置でシ
フトロッド10に嵌着すると、ニュートラル状態で偏心ピ
ンホルダー55に保持される偏心ピン56は図9および図10
に図示するように旋回中心軸に対してベース仕様とは反
対の左側に位置してシフトフォーク50の左側の溝条50b
に係合する。
【0075】したがってシフトロッド10を反時計方向
に回動すると、ベース仕様がシフトフォーク50を前方
に移動させるのに対してカウンター仕様はシフトフォー
ク50を後方に移動させ、よってシフトスライダー3
3、34を介してクラッチギアを後側の被動ギアと噛合
させてプロペラを逆回転させることができる。シフトロ
ッド10を時計方向に回動すれば、カウンター仕様はシ
フトフォーク50を前方に移動させプロペラを正回転さ
せることができる。
に回動すると、ベース仕様がシフトフォーク50を前方
に移動させるのに対してカウンター仕様はシフトフォー
ク50を後方に移動させ、よってシフトスライダー3
3、34を介してクラッチギアを後側の被動ギアと噛合
させてプロペラを逆回転させることができる。シフトロ
ッド10を時計方向に回動すれば、カウンター仕様はシ
フトフォーク50を前方に移動させプロペラを正回転さ
せることができる。
【0076】このようにプロペラを除き全て同じ部材を
用いて簡単にカウンター仕様の船外機を構成することが
できる。
用いて簡単にカウンター仕様の船外機を構成することが
できる。
【0077】
【発明の効果】本発明は、支持部材が、シフトフォー
ク、案内部材および回動式ロッド部材を小組みしてユニ
ット化された状態でケーシングに組み付け可能なので、
操作系の可動部分の支持が確実に行えるとともに、作業
性が良い。
ク、案内部材および回動式ロッド部材を小組みしてユニ
ット化された状態でケーシングに組み付け可能なので、
操作系の可動部分の支持が確実に行えるとともに、作業
性が良い。
【0078】また該組み付け時に予め組み付けられたシ
フトスライダーに、回動式シフトロッド等を小組みして
ユニット化された支持部材のシフトフォークを上方より
跨がるように係合すればよいので、ギアケースへ確実に
固定できるとともに組み付け作業がより容易となる。
フトスライダーに、回動式シフトロッド等を小組みして
ユニット化された支持部材のシフトフォークを上方より
跨がるように係合すればよいので、ギアケースへ確実に
固定できるとともに組み付け作業がより容易となる。
【0079】本第2の発明では、ロッド部材を係脱自在
に係止して位置決めすることでシフトフォークを中立位
置に保持する位置決め手段を支持部材が備えることで、
支持部材をギアケース嵌合部に嵌合する際にシフトフォ
ークを容易にシフトスライダーのフォーク係合部に係合
することができる。
に係止して位置決めすることでシフトフォークを中立位
置に保持する位置決め手段を支持部材が備えることで、
支持部材をギアケース嵌合部に嵌合する際にシフトフォ
ークを容易にシフトスライダーのフォーク係合部に係合
することができる。
【0080】本第3の発明では、ギアケース嵌合部に溝
部を形成し支持部材に設けられた突起を該溝部に嵌入す
ることで、支持部材のギアケースに対する位置決めが容
易にできる。
部を形成し支持部材に設けられた突起を該溝部に嵌入す
ることで、支持部材のギアケースに対する位置決めが容
易にできる。
【0081】本第4の発明では、ロッド部材を軸中心に
180度回動した状態でシフトフォークのロッド係合部
に係合可能とすることで、ベース仕様とカウンター仕様
の両仕様に簡単に対応することができる。
180度回動した状態でシフトフォークのロッド係合部
に係合可能とすることで、ベース仕様とカウンター仕様
の両仕様に簡単に対応することができる。
【図1】本発明に係る一実施例の船外機の全体の概略構
造を示す側断面図である。
造を示す側断面図である。
【図2】同要部側断面図である。
【図3】図2におけるIII-III 断面図である。
【図4】図2におけるIV-IV 断面図である。
【図5】図2におけるV−V断面図である。
【図6】図5におけるVI-VI 断面図である。
【図7】前進位置にクラッチが係合した状態を示す横断
面図である。
面図である。
【図8】後進位置にクラッチが係合した状態を示す横断
面図である。
面図である。
【図9】カウンター仕様とした船外機のクラッチ操作装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図10】図9におけるX−X断面図である。
1…船外機、2…掛止装置、3…エンジンカバー、4…
ケース部、5…ギアケース、6…エンジン、7…プロペ
ラ、8…バーチカル軸、9…プロペラ軸、10…シフトロ
ッド、15…軸受、16…駆動ギア、17…支持部材、18…軸
受、19,20…被動ギア、21,22,23…軸受、24…ワッシ
ャ、25…Oリング、27…ナット、30…クラッチギア、31
…止めボール、32…スプリング、33…アウターシフトス
ライダー、34…インナーシフトスライダー、35…前部
材、36…後部材、37…スプリング、38…クラッチシフタ
ーピン、39…コイル、40…シフトスライダー、50…シフ
トフォーク、51…支持部材、52…ノックピン、53…スプ
リング、54…保持ボール、55…偏心ピンホルダー、56…
偏心ピン、57…座金、58…係止片、59…シフトフォーク
ガイドピン。
ケース部、5…ギアケース、6…エンジン、7…プロペ
ラ、8…バーチカル軸、9…プロペラ軸、10…シフトロ
ッド、15…軸受、16…駆動ギア、17…支持部材、18…軸
受、19,20…被動ギア、21,22,23…軸受、24…ワッシ
ャ、25…Oリング、27…ナット、30…クラッチギア、31
…止めボール、32…スプリング、33…アウターシフトス
ライダー、34…インナーシフトスライダー、35…前部
材、36…後部材、37…スプリング、38…クラッチシフタ
ーピン、39…コイル、40…シフトスライダー、50…シフ
トフォーク、51…支持部材、52…ノックピン、53…スプ
リング、54…保持ボール、55…偏心ピンホルダー、56…
偏心ピン、57…座金、58…係止片、59…シフトフォーク
ガイドピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−175344(JP,A) 特開 昭58−156494(JP,A) 特開 平1−105041(JP,A) 特開 昭62−101947(JP,A) 特開 平3−86697(JP,A) 特開 平4−260892(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63H 20/14 F16H 63/04
Claims (4)
- 【請求項1】 プロペラを一端に備えたプロペラ軸がギ
アケース内に回転自在に支持され、同プロペラ軸に前後
一対の互いに逆回転する前進用ギアと後進用ギアが回転
自在に支持され、前記プロペラ軸とともに回転し前後に
摺動自在に支持されたクラッチギアが前記一対のギアの
いずれかにクラッチ結合して前記プロペラを正転または
逆転させ船舶を前後進させる船舶推進機の駆動伝達装置
において、 前記プロペラ軸内を軸方向に摺動可能で前記プロペラ軸
を貫通するクラッチシフターピンを介して前記クラッチ
ギアを移動させるシフトスライダーと、 前記シフトスライダーを前記ギアケースの上方から操作
可能な操作部材とを備え、 前記操作部材は、 前記シフトスライダーのフォーク係合部に係合し同シフ
トスライダーを移動させるシフトフォークと、 前記シフトフォークを所定方向に移動可能に支持する案
内部材と、 前記シフトフォークのロッド係合部に係合し同シフトフ
ォークを移動させる回動式ロッド部材と、 前記ロッド部材の下端付近を回動自在に支持するととも
に前記案内部材を固定支持して前記ロッド部材の回動を
前記シフトフォークの移動に伝達するよう小組みする支
持部材とから構成され、 前記支持部材を前記ギアケースの所定嵌合部に上方から
嵌合することで前記シフトフォークが前記シフトスライ
ダーのフォーク係合部に係合し前記ロッド部材の操作駆
動が前記シフトスライダーに伝達されるよう組立てられ
ることを特徴とする船舶推進機の駆動伝達装置。 - 【請求項2】 前記支持部材は、前記ロッド部材を係脱
自在に係止して位置決めすることで前記シフトフォーク
を中立位置で保持する位置決め手段を有することを特徴
とする請求項1記載の船舶推進機の駆動伝達装置。 - 【請求項3】 前記支持部材の前記ギアケースに対する
位置決めは、前記ギアケースの嵌合部に上下方向に指向
して形成された溝部に前記支持部材に設けられた突起が
嵌入されることで行われることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の船舶推進機の駆動伝達装置。 - 【請求項4】 前記ロッド部材を軸中心に180度回動
した状態で前記シフトフォークのロッド係合部に係合す
ることができることを特徴とする請求項1、2または3
記載の船舶推進機の駆動伝達装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5144430A JP2826795B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 船舶推進機の駆動伝達装置 |
US08/247,980 US5486125A (en) | 1993-05-25 | 1994-05-23 | Drive transmission system for vessel propelling equipment |
CA002124134A CA2124134C (en) | 1993-05-25 | 1994-05-24 | Drive transmission system for vessel propelling equipment |
CA002459052A CA2459052C (en) | 1993-05-25 | 1994-05-24 | Drive transmission system for vessel propelling equipment |
DE69408202T DE69408202T2 (de) | 1993-05-25 | 1994-05-25 | Getriebe für Schiffsantriebsvorrichtung |
EP94303758A EP0626310B1 (en) | 1993-05-25 | 1994-05-25 | Drive transmission system for vessel propulsion device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5144430A JP2826795B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 船舶推進機の駆動伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06329091A JPH06329091A (ja) | 1994-11-29 |
JP2826795B2 true JP2826795B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=15362018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5144430A Expired - Fee Related JP2826795B2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | 船舶推進機の駆動伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2826795B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5544541A (en) * | 1995-01-05 | 1996-08-13 | Eaton Corporation | Shift shaft and shift block assembly |
US7140932B2 (en) | 2003-01-17 | 2006-11-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Outboard motor shift mechanism |
CA2598035C (en) * | 2005-02-18 | 2010-12-21 | Michael Alan Beachy Head | Marine drive |
JP4949887B2 (ja) * | 2007-02-19 | 2012-06-13 | 株式会社豊田中央研究所 | ドグクラッチアクチュエータ |
CN109649623A (zh) * | 2019-01-26 | 2019-04-19 | 武义汤王工贸有限公司 | 一种双齿轮船外机 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP5144430A patent/JP2826795B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06329091A (ja) | 1994-11-29 |
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Legal Events
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