JP2004245349A - 船外機のシフトチェンジ装置 - Google Patents

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博 水口
Hajime Yoshimura
肇 吉村
Koji Kasai
康治 笠井
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Abstract

【課題】シフトロッドを駆動するアクチュエータを船外機の内部に配置してシフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素にしつつ、シフトイン時に発生する衝撃を緩和してアクチュエータの損傷を防止すると共に、船外機に生じる振動を低減させるようにした船外機のシフトチェンジ装置を提供する。
【解決手段】船外機の内部に配置されたシフト用電動モータによってシフトロッドを回動してシフタークラッチ78を滑動させ、シフタークラッチ78に形成された複数個の爪部78F,78Rを前進ギヤに形成された複数個の爪部あるいは後進ギヤに形成された複数個の爪部のいずれかに噛合させてシフトチェンジすると共に、前記シフタークラッチ78の複数個の爪部78F,78Rを、第1の高さを有する第1の爪部78F1,78R1と、前記第1の高さよりも低い第2の高さを有する第2の爪部78F2,78R2から構成する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は船外機のシフトチェンジ装置(変速機)に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、船外機のシフトチェンジ装置にあっては、先端にカムを備えたシフトロッドをその軸線方向(上下方向)に駆動してシフトスライダをスライドさせ、シフタークラッチを前進ギヤあるいは後進ギヤのいずれかに係合させることによってシフトチェンジが行われる。
【0003】
あるいは、シフトロッドの先端において、その中心軸から偏芯した位置にロッドピンを設け、シフトロッドを回動させることによって生じるロッドピンの移動(即ち、その移動軌跡はロッドピンの偏芯量を半径とする円弧となる)により、シフトスライダをスライドさせてシフトチェンジが行われる。
【0004】
上記したシフトチェンジ装置にあっては、シフトロッドの駆動を手動で行なうと、操作荷重が重いなどの理由から操作フィーリングが良くない。このため、船外機の外部、具体的には船体にアクチュエータを配置し、ケーブルやリンク機構を介して船外機内部のシフトロッドと接続することで、シフトロッドを駆動し、シフトチェンジをパワーアシストすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−95598号公報(図1など)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特許文献1に係る技術にあっては、シフトロッドを駆動するアクチュエータを船体に配置し、ケーブルやリンク機構を介して船外機内部のシフトロッドと接続することから、構成が複雑になり、部品点数および重量が増加すると共に、船体にアクチュエータを取り付けるスペースが必要になるといった不具合があった。そのため、アクチュエータを船外機の内部に配置し、アクチュエータとシフトロッドの接続機構を簡素化することが望ましい。
【0007】
ところで、シフタークラッチと前進、後進の各ギヤの係合は、一般に、シフタークラッチに形成された爪部と、前進、後進の各ギヤに形成された爪部を噛合させることによって行われる。即ち、シフタークラッチと前進、後進の各ギヤに形成された爪部によって噛合式のクラッチ(いわゆるドッグクラッチ)が構成される。噛合式のクラッチは、主動軸側(前進、後進の各ギヤ)と従動軸側(シフタークラッチ)の回転が同期していないと、シフトインする際に各爪部の噛合がスムーズに成立せず、衝撃が生じるおそれがある。
【0008】
このため、上記したようにシフトロッドを駆動するアクチュエータを船外機の内部に配置し、シフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素化すると、シフトイン時(特にシフタークラッチと前進、後進の各ギヤの係合がスムーズに成立しなかったとき)に発生する衝撃がアクチュエータに減衰されることなく伝達されるため、アクチュエータを損傷させるおそれがあると共に、船外機に振動が生じるおそれがある。
【0009】
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、シフトロッドを駆動するアクチュエータを船外機の内部に配置してシフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素にしつつ、シフトイン時に発生する衝撃を緩和してアクチュエータの損傷を防止すると共に、船外機に生じる振動を低減させるようにした船外機のシフトチェンジ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、この発明は請求項1項において、シフトロッドを駆動してシフタークラッチを滑動させ、前記シフタークラッチに形成された複数個の爪部を前進ギヤに形成された複数個の爪部あるいは後進ギヤに形成された複数個の爪部のいずれかに噛合させてシフトチェンジを行い、内燃機関の出力をプロペラに伝達して船体を前進あるいは後進させる船外機のシフトチェンジ装置において、前記船外機の内部に前記シフトロッドを駆動するアクチュエータを備え、前記アクチュエータで前記シフトロッドを駆動することによって前記シフタークラッチを滑動させてシフトチェンジを行うと共に、前記シフタークラッチの複数個の爪部を、第1の高さを有する第1の爪部と、前記第1の高さよりも低い第2の高さを有する第2の爪部から構成した。
【0011】
このように、シフトロッドを駆動するアクチュエータを船外機の内部に配置するように構成したので、アクチュエータを船体に配置する場合に比してシフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素にすることができるため、部品点数や重量の増加を抑制することができると共に、船体のスペースを損なうことがない。
【0012】
また、シフタークラッチに形成された複数個の爪部を前進ギヤに形成された複数個の爪部あるいは後進ギヤに形成された複数個の爪部のいずれかに噛合させてシフトチェンジすると共に、前記シフタークラッチの複数個の爪部を、第1の高さを有する第1の爪部と、前記第1の高さよりも低い第2の高さを有する第2の爪部から構成したので、シフトインの初期で先ず第1の爪部が前進、後進のいずれかのギヤの爪部と噛合して主動軸側(前進ギヤまたは後進ギヤ)と従動軸側(シフタークラッチ)の回転を同期させた後、第2の爪部を含む全ての爪部がギヤの爪部と噛合するので、シフタークラッチと前進、後進の各ギヤの係合をスムーズに成立させることができ、よってシフトイン時の衝撃を緩和することができる。このため、シフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素化した場合であっても、シフトイン時に発生する衝撃からアクチュエータを保護して損傷を防止することができると共に、船外機に生じる振動を低減することができる。また、船外機に生じる振動を低減できるため、船外機の操作フィーリングを向上させることができる。
【0013】
また、請求項2項にあっては、前記シフタークラッチの複数個の爪部を、前記第1の爪部と前記第2の爪部を交互に配置して構成した。
【0014】
このように、高さの異なる第1の爪部と第2の爪部を交互に配置するように構成したので、シフタークラッチとギヤの回転を同期させる際は、第1の爪部の全てに均等な駆動力を作用させるこができると共に、シフタークラッチとギヤの係合を成立させる際は、第2の爪部を含めた全ての爪部に均等な駆動力を作用させることができるため、シフトイン時の衝撃をより効果的に緩和して船外機に生じる振動を一層低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に即してこの発明の一つの実施の形態に係る船外機のシフトチェンジ装置を説明する。
【0016】
図1はその船外機のシフトチェンジ装置を全体的に示す概略図であり、図2は図1の部分説明側面図である。
【0017】
図1および図2において、符合10は、内燃機関、プロペラシャフト、プロペラなどが一体化された船外機を示す。船外機10は、図2に示す如く、スイベルシャフトおよびシフトロッド(共に後述)が回動自在に収容されるスイベルケース12と、スイベルケース12が接続されるスターンブラケット14を介し、船体(船舶)16の後尾に重力軸回りおよび水平軸回りに転舵自在に取り付けられる。
【0018】
船外機10は、その上部に内燃機関(以下「エンジン」という)18を備える。エンジン18は火花点火式の直列4気筒で2200ccの排気量を備える4サイクルガソリンエンジンからなる。エンジン18は水面上に位置し、エンジンカバー20で覆われて船外機10の内部に配置される。エンジンカバー20で被覆されたエンジン18の付近には、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(以下「ECU」という)22が配置される。
【0019】
また、船外機10は、その下部にプロペラ24と、その付近に設けられたラダー26を備える。プロペラ24は、図示しないクランクシャフト、ドライブシャフト、ギヤ機構およびシフト機構を介してエンジン18の動力が伝達され、船体16を前進あるいは後進させる。
【0020】
図1に示す如く、船体16の操縦席付近にはステアリングホイール28が配置される。ステアリングホイール28の付近には舵角センサ30が配置され、操縦者によって入力されたステアリングホイール28の操舵(操作)角に応じた信号を出力する。また、操縦席の右側にはスロットルレバー32が配置されると共に、その付近にはスロットルレバー位置センサ34が配置され、操縦者によって操作されるスロットルレバー32の位置に応じた信号を出力する。
【0021】
スロットルレバー32に隣接した位置にはシフトレバー36が配置されると共に、その付近にはシフトレバー位置センサ38が配置され、操縦者によって操作(シフト)されたシフトレバー36の位置、具体的には、中立、前進および後進のいずれかに応じた信号を出力する。
【0022】
さらに、操縦席付近には、船外機10のチルト角度を調整するためのパワーチルトスイッチ40と、トリム角度を調整するためのパワートリムスイッチ42が配置され、操縦者によって入力されるチルトのアップ・ダウンおよびトリムのアップ・ダウンの指示に応じた信号を出力する。上記した舵角センサ30、スロットルレバー位置センサ34、シフトレバー位置センサ38、パワーチルトスイッチ40およびパワートリムスイッチ42の出力は、それぞれ信号線30L,34L,38L,40Lおよび42Lを介してECU22に送られる。
【0023】
また、後述するシフトロッドの上部には、回動角センサ44(図2に示す)が配置され、シフトロッドの回動角に応じた信号を出力する。回動角センサ44の出力は、信号線44Lを介してECU22に送られる。
【0024】
また、前記したスイベルケース12とスターンブラケット14の付近には、操舵用のアクチュエータ、具体的には電動モータ46(以下、「操舵用電動モータ」という)と、チルト角度およびトリム角度調整用の公知のパワーチルトトリムユニット48が配置され、それぞれ信号線46Lおよび48Lを介してECU22に接続される。また、エンジンケース20の内部には、シフトロッドを回動させるシフトチェンジ用のアクチュエータ、具体的には電動モータ50(以下、「シフト用電動モータ」という)が配置され、信号線50Lを介してECU22に接続される。
【0025】
ECU22は、上記した各センサおよびスイッチの出力に基づき、操舵用電動モータ46を駆動して船外機10を操舵すると共に、パワーチルトトリムユニット48を動作させて船外機10のチルト角度およびトリム角度を調整する。また、シフト用電動モータ50を駆動してシフトチェンジを行うと共に、図示しないスロットルバルブ開閉用の電動モータを駆動してエンジン18の回転数を調整する。
【0026】
図3は、図2を拡大して示す説明側面図である。尚、図3において、図の一部を断面で示す。
【0027】
図3に示すように、パワーチルトトリムユニット48は、1本のチルト角度調整用の油圧シリンダ(以下「チルト用油圧シリンダ」という)48aと、2本の(図では1本のみ表れる)トリム角度調整用の油圧シリンダ(以下「トリム用油圧シリンダ」という)48bを一体的に備える。
【0028】
チルト用油圧シリンダ48aは、そのシリンダボトムがスターンブラケット14に固定されて船体16に取り付けられると共に、ピストンロッドのロッドヘッドがスイベルケース12に当接させられる。トリム用油圧シリンダ48bも、そのシリンダボトムがスターンブラケット14に固定されて船体16に取り付けられると共に、ピストンロッドのロッドヘッドがスイベルケース12に当接させられる。
【0029】
スイベルケース12は、チルティングシャフト52を介してスターンブラケット14に接続される。換言すれば、スイベルケース12は、チルティングシャフト52を中心として船体16と相対角度変位自在に接続される。また、スイベルケース12は、その内部にスイベルシャフト54が回動自在に収容される。スイベルシャフト54は、その上端がマウントフレーム56に固定されると共に、下端がロアマウントセンターハウジング(図示せず)に固定される。マウントフレーム56とロアマウントセンターハウジングは、それぞれエンジン18などが載置されるフレームに固定される。
【0030】
また、スイベルケース12の上部には、前記した操舵用電動モータ46と、操舵用電動モータ46の出力(回転出力)を減速するギヤボックス60が固定される。ギヤボックス60は、その入力側が操舵用電動モータ46の出力軸に接続されると共に、出力側はマウントフレーム56に接続される。即ち、操舵用電動モータ46の回転出力によってマウントフレーム56が回動させられることにより、船外機10の水平方向の転舵がパワーアシストされ、よってプロペラ24およびラダー26が転舵される。尚、船外機10の全舵角量は、左転舵30度、右転舵30度の合計60度である。
【0031】
また、エンジン18(図3で図示せず)の出力は、クランクシャフト(図示せず)およびドライブシャフト70を介し、ギヤケース72の内部に収容されたプロペラシャフト74に伝達され、それに固定されたプロペラ24を回転させる。尚、ギヤケース72は、前記したラダー26を一体的に備える。
【0032】
図4は、プロペラシャフト74付近を拡大して示す説明図である。以下、図4を参照してプロペラシャフト74への動力の伝達について詳説する。
【0033】
図4に示すように、プロペラシャフト74の外周には、ドライブシャフト70の下端に固定されたドライブギヤ70aと噛合して相反する方向に回転する、前進ギヤ76Fと後進ギヤ76Rが配置される。前進ギヤ76Fと後進ギヤ76Rには、それぞれ複数個の前進ギヤ側爪部76Faと後進ギヤ側爪部76Raが形成される。
【0034】
図5は、後進ギヤ76Rの拡大斜視図である。同図を参照して後進ギヤ76Rについて詳説すると、図示の如く、後進ギヤ76Rの中心部には、プロペラシャフト74が回動自在に挿通される貫通孔76Rbが穿設される。貫通孔76Rbと歯76Rcの間には、前記した後進ギヤ側爪部76Raが複数個、具体的には6個、等間隔に配置されるように形成される。尚、6個の後進ギヤ側爪部76Raは、全て同一の高さに形成される。
【0035】
上記した後進ギヤ76Rの構成は、前進ギヤ76Fにも妥当する。即ち、前進ギヤ76Fは、その中心部に穿設された貫通孔と歯(いずれも図示せず)の間に前記した前進ギヤ側爪部76Faが複数個、具体的には6個、等間隔に配置され、それらの高さは全て同一に形成される。
【0036】
図4の説明を続けると、前進ギヤ76Fと後進ギヤ76Rの間には、プロペラシャフト74と一体に回転するシフタークラッチ78が設けられる。シフタークラッチ78は、プロペラシャフト74を軸方向とする円筒状を呈し、前進ギヤ76F側の円形面には、前記した前進ギヤ側爪部76Faと噛合する前進選択用爪部78Fが形成されると共に、後進ギヤ76R側の円形面には、前記した後進ギヤ側爪部76Raと噛合する後進選択用爪部78Rが形成される。即ち、この実施の形態にあっては、シフタークラッチ78に形成された前進選択用爪部78Fと後進選択用爪部78R、前進ギヤ76Fに形成された前進ギヤ側爪部76Fa、および後進ギヤ76Rに形成された後進ギヤ側爪部76Raとによって噛合式のクラッチ(いわゆるドッグクラッチ)が構成される。
【0037】
図6は、シフタークラッチ78の拡大斜視図である。また、図7は、シフタークラッチ78の円形面(後進ギヤ76R側)の拡大平面図であり、図8は、シフタークラッチ78の円形面(後進ギヤ76R側)付近の拡大側面図である。
【0038】
図6から図8を参照し、後進選択用爪部78Rについて説明すると、シフタークラッチ78の中央部にはプロペラシャフト74が挿通されて固定される貫通孔78aが穿設される。後進選択用爪部78Rは、前記貫通孔78aの外周に複数個、具体的には6個、等間隔に配置されるように形成される。
【0039】
ここで、後進選択用爪部78Rは、図8に示すように、高さh1(第1の高さ)を有する第1の爪部78R1と、第1の高さh1よりも所定の高さΔhだけ低い高さh2(第2の高さ)を有する第2の爪部78R2から構成される。具体的には、後進選択用爪部78Rは、図6および図7に示すように、交互に配置された3個の第1の爪部78R1と3個の第2の爪部78R2から構成される。
【0040】
上記した後進選択用爪部78Rの構成は、前進選択用爪部78Fにも妥当する。即ち、図6に一部示すように、前進選択用爪部78Fも、第1の高さh1を有する3個の第1の爪部78F1と、第2の高さh2を有する3個の第2の爪部78F2から構成され、それらは交互に配置される。尚、この理由については後述する。
【0041】
図4の説明に戻ると、ギヤケース72の内部には、シフトロッド80が回動自在に収容され、シフトロッド80の端部底面には、その中心軸から偏芯した位置にロッドピン82が設けられる。
【0042】
ロッドピン82は、シフトロッド80の下方に配置されたシフトスライダ84の凹部84aに挿入される。シフトスライダ84は、プロペラシャフト74およびシフタークラッチ78の延長軸線上をスライド自在に配置されると共に、スプリング86を介してシフタークラッチ78に接続される。
【0043】
尚、図4に示すシフタークラッチ78やロッドピン82の位置は、シフトポジションが中立位置(ニュートラル)にあるときを示す。図9に、シフトポジションが前進位置にあるときのシフタークラッチ78やロッドピン82の位置を示すと共に、図10に、シフトポジションが後進位置にあるときのそれを示す。
【0044】
図4、図9および図10に示すように、シフトロッド80を回動させることにより、ロッドピン82は、シフトロッド80の中心軸80cからの偏芯量を半径とした円弧状の移動軌跡を描く。即ち、シフトロッド80を回動させることにより、ロッドピン82は、シフトスライダ84のスライド方向(即ち、シフトスライダ84の延長軸線SS方向)の変位を生じる。これにより、シフトスライダ84およびシフタークラッチ78がスライド(滑動)され、シフタークラッチ78が前進ギヤ76Fまたは後進ギヤ76Rのいずれかに係合される、あるいは、そのいずれとも係合しない中立(ニュートラル)位置とされる。
【0045】
具体的には、図4に示すように、中立位置において、シフトロッド80の中心軸80cとロッドピン82を結ぶ線は、シフトスライダ84の延長軸線SSと直交する。このときのシフトロッド80の回動角度を零度とする。シフトロッド80の回動角度が零度のとき、シフタークラッチ78に形成された前進選択用爪部78Fと前進ギヤ76Fに形成された前進ギヤ側爪部76Faは噛合せず、また、後進選択用爪部78Rと後進ギヤ76Rに形成された後進ギヤ側爪部76Raも噛合しない。即ち、シフタークラッチ78は、前進ギヤ76Fと後進ギヤ76Rのいずれにも係合されない。
【0046】
一方、図9に示すように、シフトロッド80を中立位置から上面視において右回りに90度回動させることにより、換言すれば、シフトロッド80を回動させてロッドピン82を延長軸線SS上に位置させることにより、ロッドピン82には、延長軸線SS方向において、その偏芯量と同じだけの変位が生じる。これにより、シフトスライダ84およびシフタークラッチ78が前進ギヤ76F側にスライドされ、シフタークラッチ78に形成された前進選択用爪部78Fと前進ギヤ76Fに形成された前進ギヤ側爪部76Faが噛合し、よってシフタークラッチ78が前進ギヤ76Fに係合される。
【0047】
ここで、シフタークラッチ78のスライドの初期、即ち、シフトインの初期にあっては、シフタークラッチ78の前進選択用爪部78Fのうち、先ず、第1の爪部78F1が前進ギヤ側爪部76Faに噛合し、シフタークラッチ78と前進ギヤ76Fの回転を同期させる。
【0048】
そして、シフタークラッチ78のスライド量が増加すると、第1の爪部78F1に加え、それよりも高さの低い第2の爪部78F2も前進ギヤ側爪部76Faに噛合し、よってシフタークラッチ78と前進ギヤ76Fの係合が成立する。
【0049】
次いで図10を参照して後進の場合について説明すると、図示の如く、中立位置からシフトロッド80を上面視において左回りに90度回動させてロッドピン82を延長軸線SS上に位置させることにより、シフトスライダ84およびシフタークラッチ78が後進ギヤ76R側にスライドされ、シフタークラッチ78に形成された後進選択用爪部78Rと後進ギヤ76Rに形成された後進ギヤ側爪部76Raが噛合し、よってシフタークラッチ78が後進ギヤ76Rに係合される。
【0050】
このとき、前進の場合と同様に、シフタークラッチ78のスライドの初期、即ち、シフトインの初期にあっては、シフタークラッチ78の後進選択用爪部78Rのうち、先ず、第1の爪部78R1が後進ギヤ側爪部76Raに噛合し、シフタークラッチ78と後進ギヤ76Rの回転を同期させる。
【0051】
そして、シフタークラッチ78のスライド量が増加すると、第1の爪部78R1に加え、それよりも高さの低い第2の爪部78R2も後進ギヤ側爪部76Raに噛合し、よってシフタークラッチ78と後進ギヤ76Rの係合が成立する。
【0052】
このように、この実施の形態にあっては、前進位置へのシフトチェンジの際、シフトインの初期において、シフタークラッチ78に形成された前進選択用爪部78Fのうち、第1の爪部78F1が前進ギヤ76Fに形成された前進ギヤ側爪部76Faと噛合してシフタークラッチ78と前進ギヤ76Fの回転を同期させた後、第2の爪部78F2を含む全ての爪部が前進ギヤ側爪部76Faに噛合するため、前進選択用爪部78Fと前進ギヤ側爪部76Faの噛合をスムーズに行うことができる。即ち、シフタークラッチ78と前進ギヤFの係合をスムーズに成立させることができ、よってシフトイン時の衝撃を緩和することができる。
【0053】
同様に、後進位置へのシフトチェンジにあっては、シフトインの初期において、シフタークラッチ78に形成された後進選択用爪部78Rのうち、第1の爪部78R1が後進ギヤ76Rに形成された後進ギヤ側爪部76Raと噛合してシフタークラッチ78と後進ギヤ76Rの回転を同期させた後、第2の爪部78R2を含む全ての爪部が後進ギヤ側爪部76Raに噛合するため、後進選択用爪部78Rと後進ギヤ側爪部76Raの噛合をスムーズに行うことができる。即ち、シフタークラッチ78と後進ギヤRの係合をスムーズに成立させることができ、よってシフトイン時の衝撃を緩和することができる。
【0054】
また、シフタークラッチ78において、第1の爪部78F1,78R1と第2の爪部78F2,78R2を交互に配置するように構成したので、シフタークラッチ78と前進、後進の各ギヤ76F,76Rの回転を同期させる際は第1の爪部78F1,78R1の全てに均等な駆動力を作用させるこができると共に、シフタークラッチ78と前進、後進の各ギヤ76F,76Rの係合を成立させる際は第2の爪部78F2,78R2を含めた全ての爪部に均等な駆動力を作用させることができるため、シフトイン時の衝撃をより効果的に緩和することができる。
【0055】
図3の説明に戻ると、シフトロッド80は、図示の如く、ギヤケース72とスイベルケース12(具体的には、そこに収容されるスイベルシャフト54の内部空間)を貫通し、その上端はエンジンカバー20の内部に達する。シフトロッド80の上部には前記したマウントフレーム56が位置すると共に、マウントフレーム56にはシフト用電動モータ50やリダクションギヤ(減速ギヤ)、センサ(後述)などを一体的に備えたユニット90が配置される。
【0056】
図11は、図3のXI−XI 線断面図であり、図12は、図11に示すユニット90を拡大して示す説明図(部分透視図)である。また、図13は、図12のXIII−XIII 線断面図である。
【0057】
図3および図11から図13に示すように、ユニット90は、シフト用電動モータ50と、その出力(回転出力)を減速するリダクションギヤ機構92と、リダクションギヤ機構92の出力軸92osの回動角を検出する、前記した回動角センサ44とを一体化して形成され、エンジンカバー20の内部においてマウントフレーム56上に複数本のボルトを介して脱着自在に固定される。また、シフト用電動モータ50は、ハーネス96(図11および図13に示す)を介してECU22に接続される。
【0058】
図12および図13に良く示すように、シフト用電動モータ50の出力軸50osにはモータ側ギヤ50aが固定され、モータ側ギヤ50aは、それよりも径大(即ち歯数の多い)の第1のリダクションギヤ92aに噛合される。
【0059】
第1のリダクションギヤ92aには、それよりも径小(即ち歯数の少ない)の第2のリダクションギヤ92bが同軸上に固定され、第2のリダクションギヤ92bは、それよりも径大の第3のリダクションギヤ92cに噛合される。第3のリダクションギヤ92cの同軸上には、それよりも径小の第4のリダクションギヤ92dが固定される。
【0060】
前記したリダクションギヤ機構92の出力軸92osには、第4のリダクションギヤ92dよりも径大の第5のリダクションギヤ92eが固定され、それに第4のリダクションギヤ92dが噛合される。
【0061】
また、図13に示すように、リダクションギヤ機構92の出力軸92osの下端付近には、出力軸側ギヤ92fが固定される。出力軸側ギヤ92fは、シフトロッド80の上端付近に固定されたシフトロッド側ギヤ80aに噛合されることにより、シフト用電動モータ50の出力が減速されてシフトロッド80に伝達される。即ち、シフト用電動モータ50の回転出力によって船外機10のシフトチェンジがパワーアシストされる。
【0062】
尚、リダクションギヤ機構92の出力軸92osの直上には、前記した回動角センサ44が配置される。回動角センサ44は、コネクタ44aと図示しないハーネスを介してECU22に接続され、出力軸92osの回動角、換言すれば、シフトロッド80の回動角に応じた信号をECU22に出力する。ECU22は、シフトレバー位置センサ38と回動角センサ44から送られた信号に基づいてシフト用電動モータ50を駆動してシフトチェンジを行う。
【0063】
このように、この実施の形態に係る船外機のシフトチェンジ装置にあっては、船外機10の内部に配置されたシフト用電動モータ50によってシフトロッド80を回動し、シフタークラッチ78を駆動してシフトチェンジするように構成したので、手動によるシフトチェンジに比して操作荷重が軽量となって操作フィーリングを向上させることができる。また、シフト用電動モータ50を船体16に配置した場合に比してシフトロッド80との離間距離が短くなるため、シフト用電動モータ50とシフトロッド80の接続機構を簡素にすることができ、よって部品点数や重量の増加を抑制できると共に、船体16のスペースを損なうことがない。
【0064】
ところで、課題で述べたように、シフトロッドを駆動するアクチュエータ(この実施の形態にあってはシフト用電動モータ50)を船外機の内部に配置してシフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素にすると、シフトイン時(特にシフタークラッチと前進、後進の各ギヤの係合がスムーズに成立しなかったとき)に発生する衝撃がシフトロッドを介してアクチュエータに減衰されることなく伝達されるため、アクチュエータを損傷させるおそれがあると共に、船外機に振動が生じるおそれがある。
【0065】
しかしながら、この実施の形態に係る船外機のシフトチェンジ装置あっては、シフタークラッチ78に形成される爪部の高さを相違させたことから、シフトインの初期で先ず第1の高さh1を有する第1の爪部(前進の場合は前進選択用爪部78Fの第1の爪部78F1、後進の場合は後進選択用爪部78Rの第1の爪部78R1)が、前進、後進のいずれかのギヤの爪部(前進の場合は前進ギヤ側爪部76Fa、後進の場合は後進ギヤ側爪部76Ra)と噛合して主動軸側(前進の場合は前進ギヤ76F、後進の場合は後進ギヤ76R)と従動軸側(シフタークラッチ78)の回転を同期させた後、第1の爪部より高さの低い第2の爪部(前進の場合は前進選択用爪部78Fの第2の爪部78F2、後進の場合は後進選択用爪部78Rの第2の爪部78R2)を含む全ての爪部がギヤの爪部に噛合するため、シフタークラッチ78と前進、後進の各ギヤ76F,76Rの係合をスムーズに成立させることができ、よってシフトイン時の衝撃を緩和することができる。
【0066】
このため、シフトロッド80とシフト用電動モータ50の接続機構を簡素化した場合であっても、シフトイン時に発生する衝撃からシフト用電動モータ50を保護して損傷を防止することができると共に、船外機10に生じる振動を低減することができる。さらに、船外機10に生じる振動を低減できるため、船外機10の操作フィーリングを向上させることができる。
【0067】
また、第1の爪部78F1,78R1と第2の爪部78F2,78R2を交互に配置するように構成したので、シフタークラッチ78と前進、後進の各ギヤ76F,76Rの回転を同期させる際は、第1の爪部78F1,78R1の全てに均等な駆動力を作用させるこができると共に、シフタークラッチ78と前進、後進の各ギヤ76F,76Rの係合を成立させる際は、第2の爪部78F2,78R2を含めた全ての爪部に均等な駆動力を作用させることができるため、シフトイン時の衝撃をより効果的に緩和して船外機10に生じる振動を一層低減することができる。
【0068】
上記の如く、この発明の一つの実施の形態においては、シフトロッド80を駆動してシフタークラッチ78を滑動させ、前記シフタークラッチ78に形成された複数個の爪部(前進選択用爪部78F、後進選択用爪部78R)を前進ギヤ76Fに形成された複数個の爪部(前進ギヤ側爪部76Fa)あるいは後進ギヤ76Rに形成された複数個の爪部(後進ギヤ側爪部76Ra)のいずれかに噛合させてシフトチェンジを行い、内燃機関(エンジン18)の出力をプロペラ24に伝達して船体16を前進あるいは後進させる船外機10のシフトチェンジ装置において、前記船外機10の内部に前記シフトロッド80を駆動するアクチュエータ(シフト用電動モータ50)を備え、前記アクチュエータで前記シフトロッド80を駆動することによって前記シフタークラッチ78を滑動させてシフトチェンジを行うと共に、前記シフタークラッチ78の複数個の爪部を、第1の高さh1を有する第1の爪部(前進選択用爪部78Fの第1の爪部78F1、後進選択用爪部78Rの第1の爪部78R1)と、前記第1の高さh1よりも低い第2の高さh2を有する第2の爪部(前進選択用爪部78Fの第2の爪部78F2、後進選択用爪部78Rの第2の爪部78R2)から構成した。
【0069】
また、前記シフタークラッチ78の複数個の爪部78F,78Rを、前記第1の爪部78F1,78R1と前記第2の爪部78F2,78R2を交互に配置して構成した。
【0070】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、シフトロッドを駆動するアクチュエータを船外機の内部に配置するように構成したので、アクチュエータを船体に配置する場合に比してシフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素にすることができるため、部品点数や重量の増加を抑制することができると共に、船体のスペースを損なうことがない。
【0071】
また、シフタークラッチに形成された複数個の爪部を前進ギヤに形成された複数個の爪部あるいは後進ギヤに形成された複数個の爪部のいずれかに噛合させてシフトチェンジすると共に、前記シフタークラッチの複数個の爪部を、第1の高さを有する第1の爪部と、前記第1の高さよりも低い第2の高さを有する第2の爪部から構成したので、シフトインの初期で先ず第1の爪部が前進、後進のいずれかのギヤの爪部と噛合して主動軸側(前進ギヤまたは後進ギヤ)と従動軸側(シフタークラッチ)の回転を同期させた後、第2の爪部を含む全ての爪部がギヤの爪部と噛合するので、シフタークラッチと前進、後進の各ギヤの係合をスムーズに成立させることができ、よってシフトイン時の衝撃を緩和することができる。このため、シフトロッドとアクチュエータの接続機構を簡素化した場合であっても、シフトイン時に発生する衝撃からアクチュエータを保護して損傷を防止することができると共に、船外機に生じる振動を低減することができる。また、船外機に生じる振動を低減できるため、船外機の操作フィーリングを向上させることができる。
【0072】
請求項2項にあっては、高さの異なる第1の爪部と第2の爪部を交互に配置するように構成したので、シフタークラッチとギヤの回転を同期させる際は、第1の爪部の全てに均等な駆動力を作用させるこができると共に、シフタークラッチとギヤの係合を成立させる際は、第2の爪部を含めた全ての爪部に均等な駆動力を作用させることができるため、シフトイン時の衝撃をより効果的に緩和して船外機に生じる振動を一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る船外機のシフトチェンジ装置を全体的に示す説明図である。
【図2】図1に示す装置の部分説明側面図である。
【図3】図2を拡大して示す説明側面図である。
【図4】図3に示すプロペラシャフト付近を示す説明図である。
【図5】図4に示す後進ギヤの拡大斜視図である。
【図6】図4に示すシフタークラッチの拡大斜視図である。
【図7】図4に示すシフタークラッチの円形面(後進ギヤ側)の拡大平面図である。
【図8】図4に示すシフタークラッチの円形面(後進ギヤ側)付近の拡大側面図である。
【図9】図3に示すプロペラシャフト付近を示す、図4と同様な説明図である。
【図10】同様に、図3に示すプロペラシャフト付近を示す説明図である。
【図11】図3のXI−XI 線断面図である。
【図12】図11に示すユニットを拡大して示す説明図(部分透視図)である。
【図13】図12のXIII −XIII 線断面図である。
【符号の説明】
10 船外機
16 船体
18 エンジン(内燃機関)
24 プロペラ
50 シフト用電動モータ(アクチュエータ)
76F 前進ギヤ
76Fa 前進ギヤ側爪部(前進ギヤに形成された複数個の爪部)
76R 後進ギヤ
76Ra 後進ギヤ側爪部(後進ギヤに形成された複数個の爪部)
78 シフタークラッチ
78F 前進選択用爪部(シフタークラッチに形成された複数個の爪部)
78F1 (前進選択用爪部の)第1の爪部
78F2 (前進選択用爪部の)第2の爪部
78R 後進選択用爪部(シフタークラッチに形成された複数個の爪部)
78R1 (後進選択用爪部の)第1の爪部
78R2 (後進選択用爪部の)第2の爪部
80 シフトロッド

Claims (2)

  1. シフトロッドを駆動してシフタークラッチを滑動させ、前記シフタークラッチに形成された複数個の爪部を前進ギヤに形成された複数個の爪部あるいは後進ギヤに形成された複数個の爪部のいずれかに噛合させてシフトチェンジを行い、内燃機関の出力をプロペラに伝達して船体を前進あるいは後進させる船外機のシフトチェンジ装置において、前記船外機の内部に前記シフトロッドを駆動するアクチュエータを備え、前記アクチュエータで前記シフトロッドを駆動することによって前記シフタークラッチを滑動させてシフトチェンジを行うと共に、前記シフタークラッチの複数個の爪部を、第1の高さを有する第1の爪部と、前記第1の高さよりも低い第2の高さを有する第2の爪部から構成したことを特徴とする船外機のシフトチェンジ装置。
  2. 前記シフタークラッチの複数個の爪部を、前記第1の爪部と前記第2の爪部を交互に配置して構成したことを特徴とする請求項1項記載の船外機のシフトチェンジ装置。
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JP2008248914A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Honda Motor Co Ltd 常時噛合い式歯車変速機のドッグクラッチ構造
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