JP4639090B2 - 船外機のシフト装置 - Google Patents

船外機のシフト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4639090B2
JP4639090B2 JP2005002348A JP2005002348A JP4639090B2 JP 4639090 B2 JP4639090 B2 JP 4639090B2 JP 2005002348 A JP2005002348 A JP 2005002348A JP 2005002348 A JP2005002348 A JP 2005002348A JP 4639090 B2 JP4639090 B2 JP 4639090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
shift
amount
target
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005002348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006188172A (ja
Inventor
誠 矢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2005002348A priority Critical patent/JP4639090B2/ja
Publication of JP2006188172A publication Critical patent/JP2006188172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4639090B2 publication Critical patent/JP4639090B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

この発明は、船外機のシフト装置に関する。
従来、船外機のクラッチをアクチュエータで駆動することによってシフトチェンジを行うようにした船外機のシフト装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。クラッチをアクチュエータで駆動する場合、アクチュエータの出力を出力伝達機構(リンクやギヤ、ケーブルなど)でクラッチに伝達し、クラッチをニュートラルポジションからフォワードギヤあるいはリバースギヤに係合する位置に変位させる。尚、船外機のクラッチは、フォワードギヤとリバースギヤの間に配置され、変位方向を切り替えることで各ギヤのいずれかに係合させられるのが一般的である。
特開平4−95598号公報
クラッチとそれを駆動するアクチュエータの間には、上記したように出力伝達機構が介在することから、機械的な遊びが少なからず生じる。
図10は、アクチュエータの動作とそれに伴うクラッチの変位を模式的に表す説明図である。図10において、出力伝達機構を符号200で示し、その機械的な遊びを符号Pで表す。また、クラッチを符号202で示す。尚、アクチュエータ位置とは、アクチュエータの動作量を変位と見做して示すものであり、アクチュエータが例えば電動モータであるときはその出力回転角度を表し、油圧シリンダであるときはピストンの位置を表す。
図10に示すように、シフトポジションがニュートラルにあり、出力伝達機構200の遊びPがフォワード側とリバース側に均等に(「P/2」ずつ)分配されていたとする。このとき、インギヤ(フォワードあるいはリバース)にシフトチェンジするには、クラッチの実際の変位量dに遊び「P/2」を加算した値に基づき、アクチュエータの動作量を決定すれば良い。
インギヤにシフトチェンジされると、フォワード側とリバース側に均等に分配されていた遊びが一方に集約される。そのため、インギヤからニュートラルにシフトチェンジするときに必要とされるアクチュエータの動作量は、インギヤにシフトチェンジするときのそれよりも大きくなる(図10の例では「P/2」だけ大きくなる)。
また、例えばフォワード、ニュートラル、フォワードの順でシフトチェンジした場合(即ち、クラッチがシフトチェンジの度に異なる方向に変位する場合)、シフトチェンジを実行する度に遊びを解消する(詰める)必要がある。これに対し、リバース、ニュートラル、フォワードの順でシフトチェンジした場合、リバースからニュートラルにシフトチェンジしたときにフォワード側の遊びが解消されることから、ニュートラルからフォワードにシフトチェンジする際には解消すべき遊びは存在しない。従って、前者と後者では、ニュートラルからフォワードにシフトチェンジするのに必要なアクチュエータの動作量が異なる。
このように、クラッチとアクチュエータの間には機械的な遊びが存在することから、クラッチをある地点からある地点まで変位させるのに必要なアクチュエータの動作量は、クラッチの変位方向や以前のクラッチ位置に応じて変化する(かかる現象をこの明細書では「ヒステリシス」と呼ぶ)。そのため、アクチュエータの動作量をクラッチの変位量に基づいて一義的に決定したのでは、シフトミスを生じる可能性があり、信頼性の点で改善の余地を残していた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、クラッチとそれを駆動するアクチュエータの間の機械的な遊びに起因するシフトミスを防止し、信頼性を向上させるようにした船外機のシフト装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、船外機のクラッチをアクチュエータで駆動してシフトチェンジを行う船外機のシフト装置において、操船者に操作されてシフトチェンジ指示を入力するシフトレバーと、前記シフトレバーの位置に応じた出力を生じるシフトレバー位置センサと、前記シフトレバー位置センサの出力に基づいて前記アクチュエータの目標動作量を決定する目標動作量決定手段と、前記クラッチと前記アクチュエータの間の機械的な遊びに基づいて前記目標動作量を補正する目標動作量補正手段と、前記補正された目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するアクチュエータ制御手段と、を備えると共に、前記アクチュエータ制御手段は、インギヤからニュートラルへのシフトチェンジのとき、前記補正された目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御した後、前記補正される前の目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するように構成した。
また、請求項2にあっては、前記目標動作量決定手段は、前記クラッチの全変位量の2分の1に相当する値から前記目標動作量を決定すると共に、前記目標動作量補正手段は、前記遊びの2分の1に相当する値から前記目標動作量の補正量を決定するように構成した。
請求項1に係る船外機のシフト装置にあっては、操船者によって操作されるシフトレバーの位置に基づき、クラッチを駆動するアクチュエータの目標動作量を決定すると共に、クラッチとアクチュエータの間の機械的な遊びに基づいて前記目標動作量を補正し、補正した目標動作量に基づいてアクチュエータの動作を制御すると共に、インギヤからニュートラルへのシフトチェンジのとき、補正された目標動作量に基づいてアクチュエータの動作を制御した後、補正される前の目標動作量に基づいてアクチュエータの動作を制御するように構成したので、クラッチとアクチュエータの間の機械的な遊びに起因するシフトミスを防止でき、信頼性を向上させることができる。また、ニュートラル時の遊びをフォワード側とリバース側に均等に分配することができる。そのため、ニュートラルからインギヤへのシフトチェンジに必要なアクチュエータの動作量を常に一定にすることができ、シフトミスをより効果的に防止することができると共に、シフトフィーリングを向上させることができる。
請求項2に係る船外機のシフト装置にあっては、クラッチの全変位量の2分の1に相当する値からアクチュエータの目標動作量を決定すると共に、遊びの2分の1に相当する値から前記目標動作量の補正量を決定するように構成したので、上記した効果を簡素な構成で得ることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機のシフト装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る船外機のシフト装置を船体も含めて全体的に示す概略図であり、図2は、図1に示す船外機の側面図である。
図1および図2において、符号10は船外機を示す。船外機10は、図示の如く、船体12の後尾に装着される。
図1に示す如く、船体12において操縦席14の付近には、操船者によって回転操作自在なステアリングホイール16が配置され、ステアリングホイール16の回転軸(図示せず)には、舵角センサ18が設けられる。舵角センサ18は、操船者によって入力されたステアリングホイール16の舵角に応じた信号を出力する。
また、操縦席14の付近にはリモートコントロールボックス(以下「リモコンボックス」という)20が配置される。リモコンボックス20には、操船者によって操作されるレバー20aが設けられる。レバー20aは、初期位置から前後方向(操船者の手前方向と奥方向)に回動操作自在とされ、操船者からのシフトチェンジ指示とエンジン回転数の調整指示を入力する。
また、リモコンボックス20は、レバー位置センサ22を備える。レバー位置センサ22は、レバー20aの位置Si、即ち、操船者によるレバー20aの操作角に応じた信号を出力する。
操縦席14の付近には、さらにシステム・スイッチ24が配置される。システム・スイッチ24は、操船者の操作に応じてオン・オフ信号を出力する。舵角センサ18、レバー位置センサ22およびシステム・スイッチ24の出力は、船外機10に搭載されたマイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(以下「ECU」という)26に入力される。
図2に示すように、船外機10は、その上部にエンジン28を備える。エンジン28は火花点火式のガソリンエンジンである。エンジン28は水面上に位置し、エンジンカバー30で覆われる。また、エンジンカバー30の内部においてエンジン28の付近には、前記したECU26が配置される。
一方、船外機10の下部にはプロペラ32が配置される。プロペラ32は、エンジン28の出力によって回転させられ、船体12を前進あるいは後進させる推力を生じる。
また、船外機10は、船外機10を左右に操舵する操舵用電動モータ34と、エンジン28のスロットルバルブ(図2で図示せず)を開閉するスロットル用電動モータ36と、クラッチ(図2で図示せず)を駆動してシフトチェンジを行うシフト用電動モータ(アクチュエータ)38とを備える。
シフト用電動モータ38の付近には、回転角センサ40が配置される。回転角センサ40は、シフト用電動モータ38の出力回転角度(動作量)に応じた信号を出力し、その出力はECU26に入力される。
ECU26は、上記したシステム・スイッチ24が操作されてオン信号が出力されたときに起動し、各センサの出力に従って以下の処理を行う。
具体的には、舵角センサ18の出力に基づいて操舵用電動モータ34の動作を制御し、船外機10を左右に操舵させる。また、レバー位置センサ22の出力Si(具体的にはその値から求められるレバー20aの操作方向)に基づいてシフト用電動モータ38の動作を制御し、シフトチェンジを行う。そして、回転角センサ40の出力に基づいてシフトチェンジが完了したか否か判断する。シフトチェンジが完了したと判断されたときは、シフト用電動モータ38の動作を終了すると共に、レバー位置センサ22の出力Si(具体的にはその値の大きさ)に基づいてスロットル用電動モータ36の動作を制御し、エンジン回転数を調整する。
次いで、図3以降を参照し、船外機10の構造について詳説する。図3は、船外機10の部分断面図である。
図3に示すように、船外機10はスターンブラケット50を備える。スターンブラケット50は、船体12の後尾に固定される。また、スターンブラケット50には、チルティングシャフト52を介してスイベルケース54が接続される。
また、船外機10は、マウントフレーム56を備える。マウントフレーム56はシャフト部58を備え、シャフト部58はスイベルケース54の内部に鉛直軸回りに回転自在に収容される。マウントフレーム56は、その上端が船外機10のフレームに固定される。また、マウントフレーム56の下端(シャフト部58の下端)は、ロアマウントセンターハウジング60を介して船体12のフレームに固定される。
スイベルケース54の上部には、前記した操舵用電動モータ34が配置される。操舵用電動モータ34の出力軸は、減速ギヤ機構64を介してマウントフレーム56に接続される。即ち、操舵用電動モータ34を駆動することにより、その回転出力が減速ギヤ機構64を介してマウントフレーム56に伝達され、よって船外機10シャフト部58を回転軸として左右に(鉛直軸回りに)操舵される。
また、エンジン28の吸気管70には、スロットルボディ72が接続される。スロットルボディ72は、その内部にスロットルバルブ74を備えると共に、前記したスロットル用電動モータ36が一体的に取り付けられる。スロットル用電動モータ36の出力軸は、スロットルボディ72に隣接して配置された減速ギヤ機構(図示せず)を介し、スロットルバルブ74を支持するスロットルシャフト76に接続される。即ち、スロットル用電動モータ36を駆動することで、その回転出力がスロットルシャフト76に伝達されてスロットルバルブ74が開閉し、よってエンジン28の吸気が調量されてエンジン回転数が調整される。
エンジン28を覆うエンジンカバー30の下方には、エクステンションケース80が取り付けられ、エクステンションケース80の下方には、さらにギヤケース82が取り付けられる。
エクステンションケース80とギヤケース82の内部には、鉛直軸回りに回転自在に支持されたドライブシャフト(バーチカルシャフト)84が配置される。ドライブシャフト84は、その上端にエンジン28のクランクシャフト(図示せず)が接続される一方、下端にはピニオンギヤ86が設けられる。
また、ギヤケース82の内部には、水平軸回りに回転自在に支持されたプロペラシャフト90が収容される。プロペラシャフト90の一端はギヤケース82から船外機10の後方に向けて突出され、そこにボス部92を介して前記したプロペラ32が取り付けられる。
エンジン28から排出された排気は、図に矢印で示すように、排気管94からエクステンションケース80の内部に放出される。エクステンションケース80の内部に放出された排気は、さらにギヤケース82の内部とプロペラのボス部92の内部を通過し、プロペラ32の後方の水中へと排出される。
ギヤケース82の内部には、さらにフォワードベベルギヤ98、リバースベベルギヤ100、クラッチ102、シフトスライダ104およびシフトロッド106などが収容される。
図4は、図3に示すクラッチ102付近の拡大断面図である。
図4に示すように、フォワードベベルギヤ98とリバースベベルギヤ100は、プロペラシャフト90の外周に配置されると共に、上記したピニオンギヤ86と噛合して相反する方向に回転させられる。フォワードベベルギヤ98とリバースベベルギヤ100には、それぞれ爪部98aと爪部100aが設けられる。
フォワードベベルギヤ98とリバースベベルギヤ100の間には、クラッチ102が配置される。クラッチ102は、プロペラシャフト90と一体に回転する。図示の如く、クラッチ102はプロペラシャフト90と同軸の円筒状を呈し、フォワードベベルギヤ98と対向する側面には、爪部98aと係合(噛合)される爪部102Fが設けられる。また、リバースベベルギヤ100と対向する側面には、爪部100aと係合(噛合)される爪部102Rが設けられる。
このように、クラッチの爪部102F,102Rと各ギヤの爪部98a,100aとから、噛合式のクラッチ(いわゆるドグクラッチ)が構成される。
シフトロッド106は、鉛直軸回りに回転自在とされると共に、その底面にはロッドピン106aが設けられる。シフトロッド106の下方には、シフトスライダ104が配置される。シフトスライダ104は、その一端がクラッチ102に接続され、クラッチ102と一体にスライドおよび回転自在とされる。
また、シフトスライダ104の外周には溝部104aが形成され、かかる溝部104aには上記したロッドピン106aが挿入される。ここで、ロッドピン106aは、シフトロッド106の回転中心から所定距離だけ偏心した位置に形成される。従って、シフトロッド106を回転させることにより、ロッドピン106aは、前記した所定距離(偏芯量)を半径とする円弧状の移動軌跡を描きながら変位する。
このロッドピン106aの変位は、シフトスライダ104を介し、プロペラシャフト90の軸方向と平行な変位としてクラッチ102に伝達される。これにより、クラッチ102は、フォワードベベルギヤ98と係合する位置(フォワード位置)、リバースベベルギヤ100と係合する位置(リバース位置)およびそれらのいずれとも係合しない位置(ニュートラル位置)のいずれかにスライドさせられる。
具体的には、クラッチ102がフォワードベベルギヤ98に向けてスライドさせられると、クラッチ102の爪部102Fがフォワードベベルギヤ98の爪部98aに係合される。爪部102Fと爪部98aが係合することで、ドライブシャフト84の回転がピニオンギヤ86、フォワードベベルギヤ98およびクラッチ102を介してプロペラシャフト90に伝達され、よってプロペラ32が回転して船体12を前進させる方向の推力を生じる。これにより、フォワードポジションが確立される。
一方、クラッチ102がリバースベベルギヤ100に向けてスライドさせられると、クラッチ102の爪部102Rがリバースベベルギヤ100の爪部100aに噛合される。爪部102Rと爪部100aが噛合することで、ドライブシャフト84の回転がピニオンギヤ86、リバースベベルギヤ100およびクラッチ102を介してプロペラシャフト90に伝達され、よってプロペラ32が前進時とは逆方向に回転して船体12を後進させる方向の推力を生じる。これにより、リバースポジションが確立される。
また、クラッチ102がフォワードベベルギヤ98とリバースベベルギヤ100の間で停止させられる(即ち、クラッチ102の爪部102F,102Rがフォワードベベルギヤ98の爪部98aおよびリバースベベルギヤ100の爪部100aのいずれとも係合されない)ときは、ドライブシャフト84とプロペラシャフト90の接続が断たれる。これにより、ニュートラルポジションが確立される。尚、ニュートラルポジションからフォワードポジションが確立するまでのクラッチ102の変位量は、ニュートラルポジションからリバースポジションが確立するまでのそれと同じである。
図3の説明に戻ると、前記したシフト用電動モータ38は、エンジンカバー30の内部に配置され、その出力軸は減速ギヤ機構110を介してシフトロッド106の上端に接続される。即ち、シフト用電動モータ38を動作させることにより、その回転出力が減速ギヤ機構110を介してシフトロッド106に伝達される。そして、シフトロッド106の回転に応じてシフトスライダ104とクラッチ102がスライドされることにより、前記したフォワード、ニュートラルおよびリバースのいずれかのシフトポジションが選択される。このように、シフト用電動モータ38の出力は、減速ギヤ機構110、シフトロッド106およびシフトスライダ104からなる出力伝達機構(符号112で示す)を介してクラッチ102に伝達される。
尚、前述した回転角センサ40は、具体的には減速ギヤ機構110に取り付けられる。回転角センサ40は、シフト用電動モータ38の出力回転角度を表す値として、出力伝達機構112の動作量、より詳しくは、減速ギヤ機構110の任意のギヤの回転角度に応じた信号を出力する。
次いで、ECU26で実行されるシフト用電動モータ38の動作制御について詳説する。図5は、その処理を表すフローチャートである。図示のプログラムは、システム・スイッチ24からオン信号が出力されてECU26が起動したとき(船外機10の制御システムが起動したとき)に実行される。
図5フローチャートを説明する前に、図6を参照し、図5フローチャートの処理で使用するパラメータの一部について説明する。図6は、シフト用電動モータ38の動作とそれに伴うクラッチ102の変位を模式的に表す説明図である。
図6において「クラッチ位置Xo」とは、クラッチ102の位置(スライド位置)を表す。クラッチ位置Xoは、回転角センサ40の出力(即ち、シフト用電動モータ38の出力回転角度)と出力伝達機構112の減速比に基づき、図示しないルーチンで算出される。
また、「X」とは、クラッチ102の全変位量を表す。上記したように、ニュートラルポジションからフォワードポジションが確立するまでのクラッチ102の変位量は、ニュートラルポジションからリバースポジションが確立するまでのそれと同じである。従って、ニュートラルポジションからフォワードポジションあるいはリバースポジションが確立するまでのクラッチ102の変位量は、ともに全変位量の2分の1に相当する値、即ち、「X/2」で表される。以下では、全変位量Xの中点(ニュートラルポジションが確立しているときのクラッチ位置Xo)を「0」とし、ニュートラルポジションからフォワードポジションに向かう方向を「+」方向、リバースポジションに向かう方向を「−」方向とする。従って、フォワードポジションが確立しているときのクラッチ位置Xoは「X/2」で表され、リバースポジションが確立しているときのクラッチ位置Xoは「−X/2」で表される。
また、シフト用電動モータ38とクラッチ102の間、具体的には出力伝達機構112には、機械的な遊びPが設けられる。遊びPは、設計値として、あるいは、船外機10が組み上がったときの測定値として、予め所定の値に設定される。また、遊びPは、フォワード側とリバース側で等しくなる、即ち、フォワード側とリバース側のそれぞれに遊び「P/2」が設けられるように、初期設定される。
また、「アクチュエータ位置」とは、シフト用電動モータ38の動作量を変位と見做して示すものであり、具体的には、回転角センサ40によって検出された出力回転角度を表す。また、「レバー位置Si」とは、レバー位置センサ22によって検出されたレバー20aの位置を表す。
以上を前提に図5フローチャートを説明する。ECU26が起動されると、先ずS10において、目標クラッチ位置Xiとヒステリシスによる位相差の予測値hの値を「0」に初期化する。次いでS12でレバー位置Siとクラッチ位置Xoの値を読み込み、S14で目標シフトポジションがフォワード、ニュートラルおよびリバースのいずれであるか判断する。S14の判断は、レバー位置Siに基づいて行われる。
S14で目標シフトポジションがフォワードであると判断されるときはS16に進み、クラッチ位置Xoが「X/2」以上か否か、即ち、フォワードポジションが確立しているか否か判断する。
S16で肯定されるときはS12に戻る一方、S16で否定されるときはS18に進み、目標クラッチ位置Xiの値を「X/2」に設定(決定)する。そしてS20に進み、目標クラッチ位置Xiに遊び「P/2」を加算して得た値にクラッチ位置Xoが達するように、シフト用電動モータ38の動作を制御する。
具体的には、目標クラッチ位置Xiに遊び「P/2」を加算して得た値からシフト用電動モータ38の目標出力回転角度(目標動作量)を決定し、回転角センサ40で検出した出力回転角度が目標出力回転角度となるようにシフト用電動モータ38の動作を制御する。
図6に示すように、シフト用電動モータ38の出力回転角度のうち、「P/2」に相当する回転角度は出力伝達機構112の遊び「P/2」を解消するのに用いられるため、クラッチ102は実際には変位しない。そして、出力伝達機構112の遊びが解消された後、残余の「X/2」に相当する回転角度が出力されることで、クラッチ102が「X/2」だけ変位させられる。
このように、図5フローチャートのS20において、出力伝達機構112の遊びに基づいてシフト用電動モータ38の目標出力回転角度(より詳しくは、その算出の基礎となる目標クラッチ位置Xi)の補正が行われると共に、補正値に基づいてシフト用電動モータ38の動作が制御される。これにより、クラッチ102がフォワードポジションの確立位置に確実に変位される。
尚、上記から明らかなように、クラッチ位置Xoの変化量は、クラッチ102の実際の変位量とは必ずしも一致しない。そこで以下では、クラッチ位置Xoの変化量を「仮変位量」と呼び、クラッチ102の実際の変位量を「実変位量」と呼ぶ。
図5フローチャートの説明を続けると、クラッチ位置Xoが目標クラッチ位置Xiと遊び「P/2」の和に達したとき、即ち、フォワードポジションが確立したときはS22に進み、前記した位相差予測値hの値を「−P/2」に設定した後、S24でシステム・スイッチ24の出力信号を確認する。システム・スイッチ24がオフ信号を出力しているときは、ECU26の動作を停止して(制御システムの動作を停止して)処理を終了する一方、システム・スイッチ24がオン信号を出力しているときはS12に戻る。
S14において目標シフトポジションがニュートラルであると判断されるときはS26に進み、クラッチ位置Xoの値を確認する。S26でクラッチ位置Xoがニュートラル範囲にあると判断されるときは、S12に戻る。他方、S26でニュートラル範囲外であると判断されるときはS28に進み、目標クラッチ位置Xiの値を「0」に設定する。
次いでS30に進み、目標クラッチ位置Xiと位相差予測値hの和にクラッチ位置Xoが達するようにシフト用電動モータ38の動作を制御する。目標クラッチ位置XiはS28で「0」に設定されていると共に、フォワードからニュートラルへのシフトチェンジであれば位相差予測値hはS22で「−P/2」に設定されていることから、クラッチ位置Xoは「−P/2」となる。
図7は、フォワードからニュートラルへのシフトチェンジを実行したときのシフト用電動モータ38の動作とそれに伴うクラッチ102の変位を模式的に表す、図6と同様な説明図である。
図7に示すように、クラッチ102がフォワード側に変位することにより、フォワード側の遊びが解消されて「0」になる一方、リバース側の遊びが「P/2」だけ増加されて「P」となる。従って、ニュートラルにシフトチェンジする際、クラッチ102の仮変位量をフォワードへのシフトチェンジと同様に「X/2+P/2」とすると、クラッチ102の実変位量は「X/2−P/2」となり、元の位置まで戻りきらない。この遊びの増加分「P/2」を補償するのが、位相差予測値hである。
位相差予測値hは、フォワードからニュートラルにシフトチェンジするときの仮変位量を、フォワードにシフトチェンジするときのそれよりも「P/2」だけリバース側に増加させるように、フォワードへのシフトチェンジが完了した際にS22で設定される。これにより、クラッチ102の仮変位量は「X/2+P」となり、そこから遊び「P」を差し引いた「X/2」が実変位量となる。
クラッチ102がフォワードポジションから「X/2」だけリバース方向に変位してニュートラルポジションが確立されると、図5フローチャートのS32に進み、クラッチ位置Xoが目標クラッチ位置Xiに達するようにシフト用電動モータ38の動作を制御する。
目標クラッチ位置XiはS28で「0」に設定されていることから、図7に示すように、シフト用電動モータ38が「P/2」に相当する回転角度だけフォワード方向に動作させられる。これにより、リバース側の遊びが「P/2」だけ減少すると共に、フォワード側の遊びが「P/2」だけ増加し、フォワード側とリバース側のそれぞれに遊び「P/2」が設けられる(初期設定に戻される)。その後、S24に進み、システム・スイッチ24の出力がオン信号であればS12に戻り、オフ信号であればシステムを停止する。
このように、S30において目標クラッチ位置Xiが出力伝達機構112の遊びPに基づいて補正されると共に、補正値に基づいてシフト用電動モータ38の動作が制御される。これにより、クラッチ102がニュートラルポジションの確立位置まで確実に変位される。また、補正値に基づいてシフト用電動モータ38の動作が制御された後、さらにS32において補正前の目標クラッチ位置Xiに基づいてシフト用電動モータ38の動作が制御されることにより、出力伝達機構112の遊びがフォワード側とリバース側に均等に分配される。
一方、S14で目標シフトポジションがリバースであると判断されるときはS34に進み、クラッチ位置Xoが「−X/2」以下か否か、即ち、リバースポジションが確立しているか否か判断する。
S34で肯定されるときはS12に戻る一方、S34で否定されるときはS36に進み、目標クラッチ位置Xiの値を「−X/2」に設定する。そしてS38に進み、目標クラッチ位置Xiから遊び「P/2」を減算して得た値にクラッチ位置Xoが達するようにシフト用電動モータ38の動作を制御する。
図8は、ニュートラルからリバースへのシフトチェンジを実行したときのシフト用電動モータ38の動作とそれに伴うクラッチ102の変位を模式的に表す、図6と同様な説明図である。
図8に示すように、目標クラッチ位置Xi(即ち「−X/2」)から遊び「P/2」を減算することで、クラッチ102の仮変位量はリバース方向へ「X/2+P/2」となる。そのうち、「P/2」はリバース方向の遊び「P/2」を解消するのに用いられることから、クラッチ102はリバース方向に「X/2」だけ変位させられる。これにより、リバースポジションが確立される。
リバースポジションが確立されると、S40に進んで位相差予測値hの値を「P/2」に設定し、さらにS24に進む。その後、目標シフトポジションがニュートラルに戻されると、S14とS26の判断を経てS28に進み、目標クラッチ位置Xiを「0」に設定する。
次いでS30に進み、目標クラッチ位置Xiと位相差予測値hの和にクラッチ位置Xoが達するようにシフト用電動モータ38の動作を制御する。目標クラッチ位置XiはS28で「0」に設定されていると共に、リバースからニュートラルへのシフトチェンジであれば位相差予測値hはS40で「P/2」に設定されていることから、目標クラッチ位置Xiは「P/2」となる。
図9は、リバースからニュートラルへのシフトチェンジを実行したときのシフト用電動モータ38の動作とそれに伴うクラッチ102の変位を模式的に表す、図6と同様な説明図である。
図9に示すように、クラッチ102がリバース側に変位することにより、リバース側の遊びが解消されて「0」になる一方、フォワード側の遊びが「P/2」だけ増加されて「P」となる。
位相差予測値hは、リバースからニュートラルにシフトチェンジするときの仮変位量を、リバースにシフトチェンジするときのそれよりも「P/2」だけフォワード側に増加させるように、リバースへのシフトチェンジが完了した際にS40で設定される。これにより、クラッチ102の仮変位量は「X/2+P」となるため、遊びの増加分「P/2」が補償され、クラッチ102が「X/2」だけフォワード方向に変位してニュートラルポジションが確立される。
ニュートラルポジションが確立されると、図5フローチャートのS32に進み、クラッチ位置Xoが目標クラッチ位置Xiに達するまで、シフト用電動モータ38の動作を制御する。
目標クラッチ位置XiはS28で「0」に設定されていることから、図9に示すように、シフト用電動モータ38が「P/2」に相当する回転角度だけリバース方向に動作させられる。これにより、フォワード側の遊びが「P/2」だけ減少すると共に、リバース側の遊びが「P/2」だけ増加し、フォワード側とリバース側のそれぞれに遊び「P/2」が設けられる。従って、ニュートラルからインギヤ(フォワードあるいはリバース)にシフトチェンジするのに必要なシフト用電動モータ38の動作量は、常に一定(具体的には、「±(X/2+P/2)」に相当する出力回転角度)となる。
このように、この発明の第1実施例に係る船外機のシフト装置にあっては、操船者によって操作されるレバー20aの位置に基づき、クラッチ102を駆動するシフト用電動モータ38の目標動作量を決定する(より詳しくは、その算出の基礎となる目標クラッチ位置Xiを決定する)と共に、クラッチ102とシフト用電動モータ38の間の機械的な遊び、即ち、出力伝達機構112の遊びPに基づいて前記目標動作量を補正し、補正した目標動作量に基づいてシフト用電動モータ38の動作を制御するように構成したので、遊びに起因するシフトミスを防止でき、信頼性を向上させることができる。
また、シフト用電動モータ38の目標動作量の算出の基礎となる目標クラッチ位置Xiを、クラッチ102の全変位量Xの2分の1に相当する値から決定する(具体的には、「X/2」、「0」、「−X/2」のいずれかに設定する)と共に、遊びPの2分の1に相当する値から前記目標動作量の補正量を決定する(具体的には、「P/2」および「−P/2」のいずれかに設定する)ように構成したので、上記した効果を簡素な構成で得ることができる。
さらに、インギヤ(フォワードあるいはリバース)からニュートラルへのシフトチェンジのとき、補正された目標動作量に基づいてシフト用電動モータ38の動作を制御した後、補正される前の目標動作量に基づいてシフト用電動モータ38の動作を制御するように構成したので、ニュートラル時の遊びをフォワード側とリバース側に均等に分配することができる。そのため、ニュートラルからインギヤへのシフトチェンジに必要なシフト用電動モータ38の動作量を常に一定にすることができ、シフトミスをより効果的に防止することができると共に、シフトフィーリングを向上させることができる。
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、船外機(10)のクラッチ(102)をアクチュエータ(シフト用電動モータ38)で駆動してシフトチェンジを行う船外機のシフト装置において、操船者に操作されてシフトチェンジ指示を入力するシフトレバー(レバー20a)と、前記シフトレバーの位置(Si)に応じた出力を生じるシフトレバー位置センサ(レバー位置センサ22)と、前記シフトレバー位置センサの出力に基づいて前記アクチュエータの目標動作量を決定する目標動作量決定手段(ECU26、図5フローチャートのS18,28,36)と、前記クラッチと前記アクチュエータの間の機械的な遊び(出力伝達機構112の遊びP)に基づいて前記目標動作量を補正する目標動作量補正手段(ECU26、図5フローチャートのS20,30,38)と、前記補正された目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するアクチュエータ制御手段(ECU26、図5フローチャートのS20,30,38)と、を備えると共に、前記アクチュエータ制御手段は、インギヤからニュートラルへのシフトチェンジのとき、前記補正された目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御した後、前記補正される前の目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御する(図5フローチャートのS32)ように構成した。
また、前記目標動作量決定手段は、前記クラッチの全変位量の2分の1に相当する値(X/2)から前記目標動作量を決定すると共に、前記目標動作量補正手段は、前記遊びの2分の1に相当する値(P/2)から前記目標動作量の補正量を決定するように構成した。
尚、上記において、クラッチ102を駆動するアクチュエータを電動モータ(シフト用電動モータ38)としたが、油圧シリンダなど、他の形式のアクチュエータであっても良い。
この発明の第1実施例に係る船外機のシフト装置を船体も含めて全体的に示す概略図である。 図1に示す船外機の側面図である。 図1に示す船外機の部分断面図である。 図3に示すクラッチ付近の拡大断面図である。 図3に示すシフト用電動モータの動作制御を表すフローチャートである。 図3に示すシフト用電動モータの動作とそれに伴うクラッチの変位を模式的に表す説明図である。 同様に、図3に示すシフト用電動モータの動作とそれに伴うクラッチの変位を模式的に表す説明図である。 同様に、図3に示すシフト用電動モータの動作とそれに伴うクラッチの変位を模式的に表す説明図である。 同様に、図3に示すシフト用電動モータの動作とそれに伴うクラッチの変位を模式的に表す説明図である。 従来技術に係るアクチュエータの動作とそれに伴うクラッチの変位を模式的に表す説明図である。
符号の説明
10:船外機、26:ECU(目標動作量決定手段、目標動作量補正手段、アクチュエータ制御手段)、38:シフト用電動モータ(アクチュエータ)、102:クラッチ、20a:レバー(シフトレバー)、22:レバー位置センサ(シフトレバー位置センサ)

Claims (2)

  1. 船外機のクラッチをアクチュエータで駆動してシフトチェンジを行う船外機のシフト装置において、
    a.操船者に操作されてシフトチェンジ指示を入力するシフトレバーと、
    b.前記シフトレバーの位置に応じた出力を生じるシフトレバー位置センサと、
    c.前記シフトレバー位置センサの出力に基づいて前記アクチュエータの目標動作量を決定する目標動作量決定手段と、
    d.前記クラッチと前記アクチュエータの間の機械的な遊びに基づいて前記目標動作量を補正する目標動作量補正手段と
    e.前記補正された目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御するアクチュエータ制御手段と、
    を備えると共に、前記アクチュエータ制御手段は、インギヤからニュートラルへのシフトチェンジのとき、前記補正された目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御した後、前記補正される前の目標動作量に基づいて前記アクチュエータの動作を制御することを特徴とする船外機のシフト装置。
  2. 前記目標動作量決定手段は、前記クラッチの全変位量の2分の1に相当する値から前記目標動作量を決定すると共に、前記目標動作量補正手段は、前記遊びの2分の1に相当する値から前記目標動作量の補正量を決定することを特徴とする請求項1記載の船外機のシフト装置。
JP2005002348A 2005-01-07 2005-01-07 船外機のシフト装置 Expired - Fee Related JP4639090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002348A JP4639090B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 船外機のシフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002348A JP4639090B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 船外機のシフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006188172A JP2006188172A (ja) 2006-07-20
JP4639090B2 true JP4639090B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=36795755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005002348A Expired - Fee Related JP4639090B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 船外機のシフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4639090B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5119772B2 (ja) * 2007-07-09 2013-01-16 スズキ株式会社 船外機のシフト制御装置
JP2012110083A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Denso Corp モータ制御装置
JP6789461B2 (ja) * 2017-07-18 2020-11-25 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
JP7340483B2 (ja) * 2020-03-19 2023-09-07 本田技研工業株式会社 船外機のシフト装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088012A (ja) * 1998-09-17 2000-03-28 Aichi Mach Ind Co Ltd 歯車式変速機の自動クラッチ装置
JP2002372141A (ja) * 2001-06-12 2002-12-26 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2003081186A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Yanmar Co Ltd 船舶の発電及び推進システム
JP2004001638A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Honda Motor Co Ltd 船外機のシフトチェンジ装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2817738B2 (ja) * 1998-02-03 1998-10-30 スズキ株式会社 船外機のリモートコントロール装置
JP3024098B2 (ja) * 1998-04-27 2000-03-21 三信工業株式会社 船舶推進機のプロペラ駆動装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000088012A (ja) * 1998-09-17 2000-03-28 Aichi Mach Ind Co Ltd 歯車式変速機の自動クラッチ装置
JP2002372141A (ja) * 2001-06-12 2002-12-26 Honda Motor Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2003081186A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Yanmar Co Ltd 船舶の発電及び推進システム
JP2004001638A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Honda Motor Co Ltd 船外機のシフトチェンジ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006188172A (ja) 2006-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7325506B2 (en) Outboard motor control system
JP4657772B2 (ja) 船外機のシフト装置
JP4313261B2 (ja) 船外機の制御装置
JP4351610B2 (ja) 船外機の制御装置
CA2455755C (en) Outboard motor steering system
US7325505B2 (en) Outboard motor steering control system
US7247066B2 (en) Remote operation system for outboard motor
JPH04278896A (ja) 船舶推進機の遠隔制御装置
JP2006290196A (ja) 船外機の制御装置
US7997222B2 (en) Outboard motor control system
JP2019137278A (ja) 操船システム及び方法
JP4639090B2 (ja) 船外機のシフト装置
US7217167B2 (en) Outboard motor shift device
US10766589B1 (en) System for and method of controlling watercraft
US10661872B1 (en) System for and method of controlling watercraft
JP4851116B2 (ja) 船外機のシフト装置
US11136101B2 (en) Boat speed control device and boat maneuvering system
JP2006069408A (ja) 船外機の操舵装置
JP3715966B2 (ja) 船外機のシフトチェンジ装置
JP4174042B2 (ja) 船外機の遠隔操作装置
JP4413109B2 (ja) 船舶用シフト装置、船舶及び船舶用シフト方法
JP4441433B2 (ja) 船外機の制御装置
JP4434916B2 (ja) 船外機のシフト装置
JP2006062482A (ja) 船外機の遠隔操作装置
JP2023102964A (ja) 船外機および船舶

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees