JP4413109B2 - 船舶用シフト装置、船舶及び船舶用シフト方法 - Google Patents

船舶用シフト装置、船舶及び船舶用シフト方法 Download PDF

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Description

この発明は、シフトレバーを操作することによりアクチュエータを介してシフト機構のシフト操作を行う船舶用シフト装置、船舶及び船舶用シフト方法に関するものである。
従来、船舶用シフト装置は、シフトレバー又はリモコンレバーの操作により、プッシュプルケーブルを介して、ハンドルギアシフトを回転させ、ドッグクラッチを嵌脱させるものが用いられている。
この装置の場合、操船者が直接ドッグクラッチを操作するため、操作力が弱い場合には、ガリガリ音がしたり、シフトが抜け難かったりする場合がある。また、操作力が余りに強い場合には、シフトINの位置を超え、操船者は適切な操作力でシフト操作を行う必要がある。
このような船舶用シフト装置に関する発明には、特許文献1及び特許文献2に記載されたようなものがある。この特許文献1には、段落番号よれば、シフトレバーの回動をセンサーであるクラッチスイッチやスロットル調整機によって検出し、この検出信号をコントロールユニットに伝える。同時に、コントロールユニットは、その検出信号に基づいて、電源からの電力を調整してスロットルモーター又はクラッチモーターへ伝える。従って、シフトレバーが設けられるリモコンボックスと、コントロールユニットと、船外機のエンジンとの間を信号線によって接続することができる。」と記載されている。
これによれば、「従来のように、リモコンボックスとエンジンとの間を剛性の大きなプッシュプルケーブルによってつなぐ必要がなく、舵を切るため船外機を回動させる場合に、剛性の小さな信号線は船外機の回動に十分に追従できるので、船外機の操作性が良くなる。」と記載されている。
また、特許文献2には、「上部に内燃機関を搭載すると共に、下部に前記内燃機関で駆動されるプロペラを備え、船体の後尾に取りつけられて前記船体を前進あるいは後進させる船外機のシフトチェンジ装置であって、シフトロッドを介してシフトスライダをスライドさせ、クラッチを中立位置から前進ギヤあるいは後進ギヤのいずれかに係合させてシフトチェンジを行なうものにおいて、前記シフトロッドをアクチュエータによって駆動すると共に、前記アクチュエータを前記船外機の内部に配置したことを特徴とする船外機のシフトチェンジ装置。」が記載されている。
これによれば、「シフトロッドをアクチュエータによって駆動すると共に、前記アクチュエータを船外機の内部に配置する如く構成したので、手動によるシフトロッドの駆動に比して操作荷重が軽量となって操作フィーリングを向上させることができる。さらに、アクチュエータを船体に配置した場合に比してシフトロッドとアクチュエータの接続構成を簡素にすることができるため、部品点数および重量の増加を招くことがないと共に、船体のスペースを損なうことがない。」と記載されている。
特開平10−184402 特開2004−1638
しかしながら、特許文献1に記載された発明のように、従来プッシュプルケーブルを用いていたものを信号線に変えて、スロットルモーター又はクラッチモーターをリモコン操作したり、特許文献2に記載された発明のように、シフトロッドをアクチュエータによって駆動したりすることができると、確かにシフト操作は容易になるであろうが、依然として、シフトレバー又リモコンレバーを早く操作すると応答遅れが生じたり、遅く操作すると例えばニュートラルからフォワードに操作する場合にシフトレバーがフォワード位置に到達する前にシフトINしたりと、シフトレバーの操作に対するアクチュエータの応答に時間的誤差を生じる虞があり、操作感の悪いものであった。
そこで、この発明は、シフトレバーの操作に対するアクチュエータの応答に時間的誤差が生じるのを低減させてシフトの操作性を向上することができる船舶用シフト装置を提供することを課題とする。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、シフトレバーを操作することによりアクチュエータを介してシフト機構のシフト操作を行う船舶用シフト装置であって、前記シフトレバーが操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段の複数の位置データに基づいて、前記シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出手段と、該算出手段の予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータの駆動速度を制御する制御手段とを備えた船舶用シフト装置としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記算出手段は、前記位置検出手段による所定回数分の位置データから近似曲線を作成し、該近似曲線から前記シフトレバーが前記操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出するように構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記制御手段は、前記アクチュエータの駆動速度をPWM制御により制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の船舶用シフト装置を備えた船舶としたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、シフトレバーを操作することによりアクチュエータを介してシフト機構のシフト操作を行う船舶用シフト方法であって、前記シフトレバーが操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出工程と、該位置検出工程の複数の位置データに基づいて、前記シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出工程と、該算出工程の予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータの駆動速度を制御する制御工程と、を備えた船舶用シフト方法としたことを特徴とする。
請求項1及び4に記載の発明によれば、シフトレバーが操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段の複数の位置データに基づいて、シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出手段と、算出手段の予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータの駆動速度を制御する制御手段とを備えるから、シフトレバーの操作速度に合わせてアクチュエータの操作速度が調節されるので、シフトレバーの操作に対するアクチュエータの応答に時間的誤差が生じるのを低減させてシフトの操作性を向上することができる。すなわち、シフトレバーを速く操作してもシフト機構をシフト操作するときに生じる応答遅れを小さくすることができ、シフトレバーを遅く操作してもシフトレバーの操作が完了する前にシフト機構のシフト操作が完了してしまわないようにすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、算出手段が位置検出手段による所定回数分の位置データから近似曲線を作成して、シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出するから、シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を従来よりも正確に予測することができるので、シフトレバーの操作終了に合わせてシフト機構がシフトINすることにより操作性の良いシフト操作をすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、アクチュエータの駆動速度がPWM制御により制御されるから、シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間に合わせてシフト機構がシフトINするようにアクチュエータの駆動速度が調節されるので、シフトレバーの操作速度の影響を極小化してシフト操作をすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、シフトレバーが操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出工程と、位置検出工程の複数の位置データに基づいて、シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出工程と、算出工程の予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータの駆動速度を制御する制御工程とを備えるから、シフトレバーの操作速度に合わせてアクチュエータの操作速度が調節されるので、シフトレバーの操作に対するアクチュエータの応答に時間的誤差が生じるのを低減させてシフトの操作性を向上することができる。すなわち、シフトレバーを速く操作してもシフト機構をシフト操作するときに生じる応答遅れを小さくすることができ、シフトレバーを遅く操作してもシフトレバーの操作が完了する前にシフト機構のシフト操作が完了してしまわないようにすることができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1乃至図7には、この発明の実施の形態を示す。
まず構成を説明すると、図1で示すように、船体1は、その船尾に船外機2が取付けられ、この船外機2は、内蔵するエンジン3を電子制御する電子コントロールユニット機能を有するエンジンコントロールノード4と、内蔵する前後進切換装置28を制御するシフトコントロールノード5とが設けられている。また、船体1の船尾の船底には船速を検出する船速センサ6が配設され、この船速センサ6で検出した船速データを送信する船速ノード7が設けられている。
一方、船体1の船首側には、船外機2に対して、スロットル開度及びシフト切換えを指示する遠隔指令値選択手段としてのシフトレバー8が配設され、このシフトレバー8の左前面側に操舵装置9と、キースイッチKS、船速メータSM等を配設した表示ユニット10が配設されている。シフトレバー8にはスロットル開度指令データ及びシフト指令データを送信するシフトノード11が設けられ、操舵装置9にも操舵角データを送信する操舵ノード12が設けられ、表示ユニット10にも、キースイッチ信号を送信すると共に、船速データ等を受信する表示ノード13が設けられている。ここで、シフトレバー8は、図2に示すように、中立位置N、前進全閉位置F、後進全閉位置R、前進全開位置GF及び後進全開位置GRを選択可能になっており、シフトレバー8の回動角度を検出する例えばロータリポテンショメータ、光学式エンコーダ等で構成される回動位置センサ8aを備えている。
そして、エンジンコントロールノード4、シフトコントロールノード5、船速ノード7、シフトノード11、操舵ノード12、表示ノード13がローカルエリアネットワークの一種であるコントローラエリアネットワーク(CAN:Controller Area Network)を構成する伝送路としてのバス15に接続されている。このバス15には各ノード4、5、7、11〜13の物理アドレスを管理するネットワーク管理手段としてのネットワーク管理ノード16が接続されている。
船外機2は、図2に示すように、船体1の船尾1aにクランプブラケット21を介して上下、左右に揺動可能に支持されている。この船外機2は推進機22が配設された下部ケース23にエンジン3を搭載した構造のものである。推進機22は、垂直方向に延びるドライブシャフト24の下端に傘歯車機構25を介して推進軸26を連結し、この推進軸26の後端にプロペラ27を結合した構成となっている。
ここで、傘歯車機構25は、ドライブシャフト24に装着された駆動傘歯車25aと、推進軸26に回転自在に装着された駆動傘歯車25aに噛合された前進傘歯車25b及び後進傘歯車25cとから構成されている。
推進機22には、前後進切換装置28が配設されている。この前後進切換装置28は、例えば電動モータで構成されるアクチュエータ28aによって回転駆動され、上下方向に延長するシフトロッド28bと、このシフトロッド28bに連結されたドッグクラッチ28cとを有し、ドッグクラッチ28cによって前進歯車25b及び後進歯車25cの何れかを推進軸26に結合する前進状態及び後進状態の何れか又は両方とも結合しない中立状態に切換制御する。そして、シフトロッド28bにその回転角を検出して実際のシフト状態を検出する例えば光学式、磁気式等のエンコーダで構成されるにシフト状態センサ28dが設けられている。傘歯車機構25及び前後進切換装置28とによってシフト機構が構成される。
エンジン3は、クランク軸30を走行時に略垂直をなすように縦向きに配置して構成されており、このクランク軸30の下端に前記ドライブシャフト24の上端が連結されている。エンジン3は、シリンダブロック31に形成された気筒31a内にピストン32を挿入配置すると共に、ピストン32をコンロッド33でクランク軸30に連結した構造を有する。
一方、前後進切換装置28のアクチュエータ28aは、シフトコントロールノード5に内蔵されたマイクロコンピュータで構成されるシフトコントロールユニット60によって回転駆動される。
シフトコントロールユニット60は、シフトレバー8が操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出手段としての回動位置センサ8aの複数の位置データに基づいて、シフトレバー8が操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出手段60aと、算出手段60aの予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータ28aの駆動速度を制御する制御手段60bとが備えられている。
また、このシフトコントロールユニット60は、シフトレバー8で前進位置、後進位置及び中立位置の何れかが選択されると、これらに応じたシフトレバー8の位置データがバス15を介して伝送される。シフトレバー8の位置データが前進位置を表すときには、前進傘歯車25bを駆動傘歯車25aに噛合させるようにシフトロッド28bを回動させてドッグクラッチ28cを作動させる。シフトレバー8の位置データが後進位置を表すときには、後進傘歯車25cを駆動傘歯車25aに噛合させるようにシフトロッド28bを回動させてドッグクラッチ28cを作動させる。シフトレバー8の位置データが中立位置を表すときには、前進傘歯車25b及び後進傘歯車25cが共に駆動傘歯車25aから離間するようにシフトロッド28bを回動させてドッグクラッチ28cを作動させる。
このように、船舶用シフト装置を適用された船体1及び船外機2は、シフトレバー8を操作することによりアクチュエータ28aを駆動し、シフトロッド28bを回動させてドッグクラッチ28cを作動させ、シフト操作が行われることになる。
次に、この発明の実施の形態における船舶用シフト装置のシフトの操作方法を述べる。
図3で示すように、シフトレバー8が、例えば中立位置Nから前進全閉位置Fに移動して更に前進全開位置GFに移動すると、回動位置センサ8aは、シフトレバー8が移動する所定時間毎の位置、例えば0.5ms毎の位置、を検出する(図3のS100)(位置検出工程)。
算出手段60aは、図4で示す折れ線グラフAのように回動位置センサ8aが検出した1回目から10回目までの過去10回分のシフトレバー8の位置データをプロットして、これに基づいて、多項式近似曲線Bを図4の実線及び破線で示すように作成する(図3のS101)。例えば、この近似曲線Bは、y=0.2462x2−1.2841x+1.8833で表される。このような近似曲線Bから図4の破線で示すように、シフトレバー8が操作終了位置となる前進全開位置GFに到達する予測時間Tを演算により算出する(図3のS102)(算出工程)。
制御手段60bは、アクチュエータ28aを駆動開始してからシフトINするまでの時間を既定時間Tとして予め入力されており、予測時間Tが既定時間Tよりも小さいか否かを判断する(制御工程)。
そして、予測時間T≧既定時間Tの場合には、シフトレバー8の位置は、再度、回動位置センサ8aによって検出される(図3参照)。この場合に回動位置センサ8aによって、シフトレバー8に関する11回目の位置検出を行い、算出手段60aは、シフトレバー8に関する2回目から11回目までの過去10回分の位置データからシフトレバー8が操作終了するまでの予測時間Tを演算により算出する(制御工程)。
予測時間T<既定時間Tの場合には、予測時間Tの経過時にアクチュエータ28aがシフトINすることができるようにアクチュエータ28aの駆動速度を算出して(図3のS104)、アクチュエータ28aの駆動速度をPWM制御によって駆動制御する(図3のS105)(制御工程)。
アクチュエータ28aは、図3で示すように予測時間T<既定時間Tとなると直ちに駆動が開始され、図5で示すように、駆動開始時には、デューティー比を高くして電流を流すことにより速度が速くなり、シフトレバー8が操作を終了する時にアクチュエータ28aがシフトINするようにされ、応答遅れが少なくなる。その後、次第にデューティー比を小さくして電流を流すことにより速度が遅くなり、制御終了時にデューティー比が0パーセントの状態で電流が流れなくなって止まるように設定され、このようなPWM(Pulse Width Modulation)制御により制御される(制御工程)。従って、アクチュエータ28aの駆動がPWM制御されることによって、シフトレバー8の操作終了時に、アクチュエータ28aがシフトINするように調節することができるから、図6で示すように、シフトレバー8の操作によるアクチュエータ28aの応答遅れtは、図7で示す従来の場合よりも低減されることになる。
このような船舶用シフト装置によれば、シフトレバー8の操作速度に合わせてアクチュエータ28aの操作速度が調節されるので、シフトレバー8の操作に対するアクチュエータ28aの応答に時間的誤差が生じるのを低減させてシフトの操作性を向上することができる。すなわち、シフトレバー8を速く操作してもアクチュエータ28aをシフト操作するときに生じる応答遅れを小さくすることができ、シフトレバー8を遅く操作してもシフトレバー8の操作が完了する前にシフト機構のシフト操作が完了してしまうようなことをなくすることができる。
また、シフトレバー8が操作終了位置に到達する予測時間を従来よりも正確に予測することができるので、シフトレバー8の操作終了に合わせてアクチュエータ28aの駆動を終了させようとすることにより操作性の良いシフト操作をすることができる。
さらに、シフトレバー8が操作終了位置に到達する予測時間に合わせてアクチュエータ28aの駆動速度が調節されてシフト操作が終了されるので、シフトレバー8の操作速度の影響を極小化してシフト操作をすることができる。
なお、図2において、符号は、31はシリンダブロック、32はピストン、33はコンロッド、34はシリンダヘッド、35は点火プラグ、36は排気ポート、37は吸気ポート、38は排気バルブ、39は吸気バルブ、40はカム軸、41はカム軸、43は吸気管、44は電子制御スロットル弁、46は吸気ポート、47はエンジン回転速度センサ、48は吸気圧センサ、49はスロットル開度センサ、50はエンジン温度センサを示している。
この発明の実施の形態に係る船舶用シフト装置を適用する船体及び船外機の概略図である。 同実施の形態に係る船外機の基本構成を示す模式図である。 同実施の形態に係る船外機のシフト操作状況を示すフローチャートである。 同実施の形態に係るシフトレバーの操作位置と操作時間との関係を示すグラフである。 同実施の形態に係るシフトレバーの操作によってアクチュエータを操作する場合にPWM制御に必要な電流の状況を示すグラフである。 同実施の形態に係るシフトレバーの操作とアクチュエータの操作とを比較するグラフであって、(a)は、シフトレバーの操作位置と時間との関係を示すグラフ、(b)シフトレバーの位置データと時間との関係を示すグラフ、(c)及びアクチュエータの操作位置と時間との関係を示すグラフである。 従来技術におけるシフトレバーの操作とアクチュエータの操作とを比較するグラフであって、(a)は、シフトレバーの操作位置と時間との関係を示すグラフ、(b)シフトレバーの位置データと時間との関係を示すグラフ、(c)及びアクチュエータの操作位置と時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
8 シフトレバー
8a 回動位置センサ
28a アクチュエータ
60a 算出手段
60b 制御手段

Claims (5)

  1. シフトレバーを操作することによりアクチュエータを介してシフト機構のシフト操作を行う船舶用シフト装置であって、
    前記シフトレバーが操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出手段と、
    該位置検出手段の複数の位置データに基づいて、前記シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出手段と、
    該算出手段の予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータの駆動速度を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする船舶用シフト装置。
  2. 前記算出手段は、前記位置検出手段による所定回数分の位置データから近似曲線を作成し、該近似曲線から前記シフトレバーが前記操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の船舶用シフト装置。
  3. 前記制御手段は、前記アクチュエータの駆動速度をPWM制御により制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶用シフト装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つに記載の船舶用シフト装置を備えた船舶。
  5. シフトレバーを操作することによりアクチュエータを介してシフト機構のシフト操作を行う船舶用シフト方法であって、
    前記シフトレバーが操作開始位置から現在位置まで移動する所定時間毎の位置を検出する位置検出工程と、
    該位置検出工程の複数の位置データに基づいて、前記シフトレバーが操作終了位置に到達する予測時間を演算により算出する算出工程と、
    該算出工程の予測時間データに基づいて、シフト操作完了時までのアクチュエータの駆動速度を制御する制御工程と、
    を備えたことを特徴とする船舶用シフト方法。
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