JPH0427757Y2 - - Google Patents

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JPH0427757Y2
JPH0427757Y2 JP8633987U JP8633987U JPH0427757Y2 JP H0427757 Y2 JPH0427757 Y2 JP H0427757Y2 JP 8633987 U JP8633987 U JP 8633987U JP 8633987 U JP8633987 U JP 8633987U JP H0427757 Y2 JPH0427757 Y2 JP H0427757Y2
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case
transmission
outboard motor
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water pump
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、船外機のエンジンと推進装置との
間に設けられた船外機の変速機に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来より、変速機を備えた船外機がある(たと
えば、特開昭58−85794号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] ところで、船外機には、エンジンを冷却する冷
却水のウオータポンプが設けられる。ところが、
従来は、上下に分割されたウオータポンプの上部
ハウジングと下部ハウジングとを別途設けていた
ため、部品点数が多い。
そこで、船外機本体のケースにウオータポンプ
の下部ハウジングを一体形成することも考えられ
る。しかし、この方法は、ウオータポンプの下部
ハウジングが複雑な形状であることや、アツパケ
ースの形状が複雑な形状であることから、大きな
船外機本体のケースの成形が容易でなくなる。
この考案は、上記の課題に鑑みてなされたもの
で、船外機本体のケースの成形性を低下させるこ
となく、部品点数を少なくし得る船外機の変速機
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、ま
ず、変速機の上部のミツシヨンケースが、船外機
本体のアツパケース内にこのアツパケースと別体
に設けられている。上記上部ミツシヨンケース
は、入力軸に設けられたウオータポンプの上部ハ
ウジングを支持するとともに、この上部ミツシヨ
ンケースの一部により、上記ウオータポンプの下
部ハウジングと一体形成され、この下部ハウジン
グ内にウオータポンプにつながる水通路が形成さ
れている。
[作用] この考案によれば、変速機の上部ミツシヨンケ
ースとウオータポンプの下部ハウジングとが一体
形成されているから、別途、ウオータポンプの下
部ハウジングを設ける必要がない。しかも、上部
ミツシヨンケースの一部により下部ハウジングを
形成しているから構成部品が少なくなるので船外
機の軽量化を図り得る。
また、上部ミツシヨンケースは、船外機本体の
アツパケース内に設けられているから、船外機本
体のアツパケースと別体に形成されているので、
本体のアツパケースの成形性(製造性)を損なう
おそれがない。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図において、1は船外機、2はエンジン、
3は変速機、4は推進装置である。30はスイベ
ルシヤフトで、船外機1を水平方向に旋回自在に
支持している。上記変速機3はスイベルシヤフト
30の下方において、船外機本体のアツパケース
(以下、本体アツパケースという。)31と、船外
機本体のロアケース(以下、本体ロアケースとい
う。)32とにまたがつて設けられている。なお、
33は、両ケース31,32の分割面である。
5は入力軸で、エンジン2のクランク軸6に接
続され、その下部が変速機3内に挿入されてい
る。7は出力軸で、推進装置4のプロペラ軸8に
接続され、その上部が変速機3内に挿入されてい
る。9は変速歯車軸で、変速機3の変速段に応じ
て、上記入力軸5と出力軸7との間を連結するも
ので、入出力軸5,7よりも前方(矢印方向)A
に設けられている。
上記本体ロアケース32の前部の外壁32aお
よび側部の外壁32bは、第2図の変速機3の下
部ミツシヨンケース32Aの一部を形成してい
る。つまり、変速機3の下部ミツシヨンケース3
2Aは、本体ロアケース32と一体形成されてい
る。13は上部ミツシヨンケース(変速機の上部
ミツシヨンケース)で、本体アツパケース31の
内に、つまり、この本体アツパケース31と別体
に設けられている。上記上部ミツシヨンケース1
3は、本体ロアケース32にボルト締めされて、
固定されている。なお、上記上部ミツシヨンケー
ス13は、入力軸5を軸支している。
20はウオータポンプ(ベーンポンプ)で、入
力軸5に設けられ、入力軸5の回転を利用して、
矢印のように、水通路21から水を吸引し、水通
路22に水を排出し、水通路23を介して、エン
ジン2(第1図)に冷却水を供給するものであ
る。このウオータポンプ20は、上記水通路23
を形成する上部ハウジング24と、下部ハウジン
グ25と、両ハウジング24,25に挾まれた2
枚の仕切板26とからなる。下部ハウジング25
は、上記上部ミツシヨンケース13の一部により
形成されるとともに、ミツシヨンケース13と一
体にアルミ鋳物で形成され、かつ、この下部ハウ
ジング25内に上記水通路21,22を形成して
いる。上記上部ハウジング24は、上部ミツシヨ
ンケース13および下部ハウジング25にボルト
(図示せず)で締結されて、上部ミツシヨンケー
ス13に固定されている。なお、上記仕切板26
は、水通路27と上部ハウジング24とを仕切つ
ている。
上記入力軸5の下端部の外周には、変速駆動ギ
ヤ5aが装着されている。この変速駆動ギヤ5a
と、上記出力軸7との間には、ワンウエイクラツ
チ10が設けられ、これにより、通常航行時に、
入力軸5の回転が出力軸7に伝達される。
上記変速歯車軸9には、変速駆動ギヤ5aにか
み合う第1の変速従動ギヤ9aと、シフタ11と
が、スプライン9bを介して、装着されている。
上記シフタ11の下方には、第2の変速従動ギヤ
9cが、変速歯車軸9に回転自在に装着されてい
る。上記シフタ11は、変速歯車軸9の軸方向
に、つまり、上下方向に摺動自在に、装着され、
第2の変速従動ギヤ9cに係合、離脱する係合部
11aを有している。上記出力軸7には、第2の
変速従動ギヤ9cにかみ合う第3の変速従動ギヤ
7aが、一体形成されている。なお、上記第1お
よび第2の変速従動ギヤ9a,9cは、変速歯車
軸9の軸方向にも固定されている。
12はシフトロツドで、その軸方向に移動自在
に、変速歯車軸9よりも前方、つまり、入出力軸
5,7よりも前方に設けられている。14は操作
ロツドで、運転室からの操作により、上下動およ
び回転されるものである。この操作ロツド14
は、第1のアーム部材15にスプライン14aに
より係合し、上記回転によつて、第1のアーム部
材15を回転させ、シフトロツド12の円とうカ
ム12aを介して、シフトロツド12を上下方向
に摺動させる。16はシフト部材で、シフトロツ
ド12に固定され、ボールベアリング17を介し
て、シフタ11を上下動させる。
上記操作ロツド14には、第2のアーム部材1
8が操作ロツド14に対して、回転自在に支持さ
れ、この第2のアーム部材18の先端にチエンジ
ロツド19が固定されている。したがつて、チエ
ンジロツド19は、操作ロツド14の上下動によ
り上下に移動する。このチエンジロツド19は、
周知のように、第1図のプロペラ軸8の前部に当
接するカム部材(図示せず)を上下動させること
により、推進装置4の前後進を選択するものであ
る。第2図において、上記チエンジロツド19
は、変速歯車軸9の中空部9dに挿入されて、変
速機3を貫通し、ミツシヨンケース13と、支持
金具40とにより、径方向に支持されている。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
まず、通常航行時には、シフタ11が、図面の
位置よりも上方に保持されて、シフタ11の係合
部11aが第2の変速従動ギヤ9cに係合しない
状態に保たれる。このため、入力軸5の回転力
が、ワンウエイクラツチ10を介して、出力軸7
に伝達されるので、入力軸5と出力軸7との回転
数が同一に保たれる。
一方、オーバドライブ時には、運転室からケー
ブル(図示せず)などを介して、操作ロツド14
を回転させ、アーム部材15および円とうカム1
2aを介して、シフトロツド12を下方へ摺動さ
せる。この摺動により、シフト部材16がボール
ベアリング17を介して、シフタ11を図面の位
置まで移動させる。これにより、シフタ11と第
2の変速従動ギヤ9cとが係合し、入力軸5の回
転力が、変速駆動ギヤ5a、第1の変速従動ギヤ
9a、スプライン9b、シフタ11および第2の
変速従動ギヤ9cを介して、第3の変速従動ギヤ
7aに伝達される。このため、出力軸7の回転が
入力軸5の回転よりも速くなる。
上記構成において、この考案は、上部ミツシヨ
ンケース13とウオータポンプ20の下部ハウジ
ング25とが一体形成されているから、別途、下
部ハウジング25を設ける必要がないので、部品
点数が減少する。しかも、上部ミツシヨンケース
13の一部によりウオータポンプ20の下部ハウ
ジング25が形成されているから、船外機1(第
1図)の軽量化が図られる。
また、上部ミツシヨンケース13は、本体アツ
パケース31内に設けられているから、本体アツ
パケース31と別体に形成されるので、本体アツ
パケース31の成形性を損なうことがない。した
がつて、複雑な下部ハウジング25をミツシヨン
ケース13と一体に形成し得る。
ところで、チエンジロツド19は、従来、本体
アツパケース31にブラケツトを設けて、このブ
ラケツトにより、支持していた。これに対し、こ
の実施例は、上部ミツシヨンケース13がチエン
ジロツド19を径方向に支持しているので、取付
プラケツト等が不要となるため、やはり、部品点
数が少なくなる。
ところで、第1図の船外機1は、スイベルシヤ
フト30を有しているので、このスイベルシヤフ
ト30の下方における本体アツパケース31およ
び本体ロアケース32の部分Pが、入力軸5およ
び出力軸7よりも前方Aへ突出している。ここ
で、この実施例は、第2図の変速歯車軸9とシフ
トロツド12とが、入出力軸5,7よりも前方に
設けられているから、変速機3全体が、第1図の
船外機1の前部に位置する。このため、前方Aへ
突出している本体ロアケース32における前部の
外壁32aにより、第2図の下部ミツシヨンケー
ス32Aの一部を一体に形成できる。しかも、本
体ロアケース32は、前部の外壁32aばかりで
なく、第1図の側部の外壁32bも、第2図の変
速機3の下部ミツシヨンケース32Aの一部を形
成しているから、別途下部ミツシヨンケース32
Aの前部壁および側部壁を設ける必要がない。し
たがつて、第1図の船外機1の軽量化および小型
化を図り得る。
また、上記のように、変速機3を船外機1の前
部に設けることにより、入力軸5および出力軸7
の後方に、大きなスペースSを設けることができ
る。したがつて、このスペースSに、冷却水もし
くは排ガスの通路などを十分大きく設けることが
できる。つまり、スイベルシヤフト30があるた
めに突出している部分Pに、変速機3を配設する
ことにより、船外機本体内の空間を有効に利用で
きるから、船外機1の小型化を図り得る。
また、第2図の下部ミツシヨンケース32Aが
本体ロアケース32と一体成形されているので、
部品点数が減少し、かつ小型化が図られるととも
に、水の抵抗が小さくなるから、性能が向上す
る。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、別
途、ウオータポンプの下部ハウジングを設ける必
要がないから、部品点数が減少する。しかも、上
部ミツシヨンケースの一部により、下部ハウジン
グを形成しているから、船外機の軽量化を図り得
る。また、上部ミツシヨンケースが本体アツパケ
ースと別体に形成されているから、本体アツパケ
ースの成形性は損なわれない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す船外機の概
略側面図、第2図は変速機の縦断面図である。 1……船外機、2……エンジン、3……変速
機、4……推進装置、5……入力軸、7……出力
軸、9……変速歯車軸、12……シフトロツド、
13……上部ミツシヨンケース、19……チエン
ジロツド、20……ウオータポンプ、21,22
……水通路、24……上部ハウジング、25……
下部ハウジング、31……船外機本体のアツパケ
ース(本体アツパケース)、32……船外機本体
のロアケース(本体ロアケース)、32A……下
部ミツシヨンケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンに接続された入力軸と、推進装置に接
    続された出力軸と、上記入出力軸の間を変速段に
    応じて連結する変速歯車軸と、変速機の変速段を
    選択するシフトロツドとを備えた船外機の変速機
    であつて、上記入力軸を軸支する上部のミツシヨ
    ンケースが、船外機本体のアツパーケース内に、
    このアツパーケースと別体に設けられ、上記上部
    ミツシヨンケースは、上記入力軸に設けられたウ
    オータポンプの上部ハウジングを支持するととも
    に、この上部ミツシヨンケースの一部により、上
    記ウオータポンプの下部ハウジングを一体形成
    し、この下部ハウジング内に上記ウオータポンプ
    につながる水通路を形成した船外機の変速機。
JP8633987U 1987-06-03 1987-06-03 Expired JPH0427757Y2 (ja)

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JP8633987U JPH0427757Y2 (ja) 1987-06-03 1987-06-03

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JPS63194095U JPS63194095U (ja) 1988-12-14
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JP2015101300A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 スズキ株式会社 船外機
JP2015107678A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 スズキ株式会社 船外機

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