JP4780655B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

この発明は、船外機に係り、特に、遊星ギヤユニットを備えた船外機に関する。
このような船外機においては、エンジンの回転出力が遊星ギヤユニットにより減速されてプロペラ軸に伝達されるようになっているものがある。例えば、遊星ギヤユニットをドライブ軸の途中に設け、この遊星ギヤユニットは第1の遊星歯車機構と、第2の遊星歯車機構とを有し、変速操作をブレーキの「開閉」操作によってのみ行うことができ、変速中にであっても動力の伝達を中断することなくプロペラ軸に常に動力を伝達することが可能となるものが知られている(特許文献1)。
また、エンジンの直下にドライブ軸と同軸上に遊星ギヤユニットを縦置きし、遊星ギヤユニットの基本構造はリングギヤを固定し、クランク軸からのトルクを太陽ギヤへ入力し、遊星ギヤの公転トルクをキャリアを介してドライブ軸へ出力する構造を採用しているものがある。
特開平1-273790号公報
ところで、引用文献1の遊星ギヤユニットは、第1の遊星歯車機構と、第2の遊星歯車機構であり、構造が複雑であった。また、エンジンの直下にドライブ軸と同軸上に遊星ギヤユニットを縦置きしたものは、例えば数馬力の小型船外機に採用するには、軸方向が長く、構造が複雑であり、また部品が多く、コストが高くなるために、小型機種には採用が難しい面があった。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、遊星ギヤユニットの軸方向の長さを短縮し、しかも簡単な構成で、かつ安価である船外機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、
クランク軸を縦置きにしたエンジンに遊星ギヤユニットを駆動連結し、前記エンジンの出力を前記遊星ギヤユニットを介してドライブ軸に伝達し、このドライブ軸に伝達された回転力をプロペラ軸に伝達する船外機において、
前記遊星ギヤユニットは、
前記エンジンの下部に接続されるユニットハウジングと、
前記ユニットハウジングの内部に固定されるリングギヤと、
前記リングギヤと噛み合う遊星ギヤと、
前記クランク軸と同軸上に配置され前記遊星ギヤと噛み合う太陽ギヤと、
前記ドライブ軸と一体回転し、前記遊星ギヤを回転可能に支持するキャリアと、を含み、
前記太陽ギヤのギヤ軸部の上部に、前記クランク軸の下部をスプライン係合し、
前記太陽ギヤのギヤ軸部の下部に、前記キャリアの太陽ギヤ軸受用ピンを太陽ギヤ軸方向に挿入したことを特徴とする船外機である。
請求項2に記載の発明は、
前記キャリアに、遊星ギヤ支持ピンの下端部を支持させ、
前記遊星ギヤ支持ピンに、前記遊星ギヤを支持したことを特徴とする請求項1に記載の船外機である。
請求項3に記載の発明は、
前記リングギヤをリングギヤ固定用ボルトにより前記ユニットハウジングに締め付け固定し、
前記遊星ギヤ、前記太陽ギヤ及び遊星ギヤ支持ピンの上方を覆うカバーを、前記リングギヤと共に前記リングギヤ固定用ボルトにより共締めして前記ユニットハウジングに固定したことを特徴とする請求項1に記載の船外機である。
請求項4に記載の発明は、
前記カバーは、オイルを流す開口部を有することを特徴とする請求項3に記載の船外機である。
請求項5に記載の発明は、
前記太陽ギヤは、ギヤ軸部に前記クランク軸の下部がスプライン係合するクランク軸嵌合部を有し、
前記キャリアは、キャリア軸部に前記ドライブ軸の上部がスプライン係合するドライブ軸嵌合部を有し、
前記太陽ギヤ軸受用ピンは、前記クランク軸嵌合部と前記ドライブ軸嵌合部とを区画することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項6に記載の発明は、
前記太陽ギヤは、ギヤ軸部に前記クランク軸の下部がスプライン係合するクランク軸嵌合部を有し、
前記キャリアは、キャリア軸部に前記ドライブ軸の上部がスプライン係合するドライブ軸嵌合部を有し、
前記太陽ギヤと前記太陽ギヤ軸受用ピンとを、すべり軸受を介して回転可能に挿入し、
前記すべり軸受は、前記クランク軸嵌合部と前記ドライブ軸嵌合部とを区画することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項7に記載の発明は、
前記キャリアは、円盤部と、キャリア軸部とを圧入して一体に形成し、
前記太陽ギヤ軸受用ピンを前記キャリア軸部に圧入したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機である。
請求項8に記載の発明は、
前記キャリアは、円盤部と、キャリア軸部とを圧入して一体に形成し、
前記太陽ギヤ軸受用ピンを前記キャリア軸部と一体に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、太陽ギヤのギヤ軸部の上部に、クランク軸の下部をスプライン係合し、太陽ギヤのギヤ軸部の下部に、キャリアの太陽ギヤ軸受用ピンを太陽ギヤ軸方向に挿入したことで、遊星ギヤユニットの軸方向の長さを短縮し、太陽ギヤ廻りをコンパクト化及び簡素化が図れ、簡単な構成で、かつ安価である。また、遊星ギヤユニットの軸方向の長さを短縮したことで、遊星ギヤ支持ピンにより遊星ギヤを支持した時に、遊星ギヤ支持ピンの曲げモーメントの影響を極力減らし、ピン強度低下及び遊星ギヤの倒れを防止できる。
請求項2に記載の発明では、キャリアに、遊星ギヤ支持ピンの下端部を支持させ、遊星ギヤ支持ピンに、遊星ギヤを支持したことで、コンパクト化及び簡素化が図れる。
請求項3に記載の発明では、遊星ギヤ、太陽ギヤ及び遊星ギヤ支持ピンの上方を覆うカバーを、リングギヤと共にリングギヤ固定用ボルトにより共締めしてユニットハウジングに固定することで、装置全体の抜け止めをリングギヤ固定用ボルトにより共用でき、部品点数が少なく、簡単な構成で、かつ安価である。
請求項4に記載の発明では、カバーの開口部からのオイルにより遊星ギヤ、太陽ギヤの潤滑を行なうことができる。
請求項5に記載の発明では、太陽ギヤ軸受用ピンがクランク軸嵌合部とドライブ軸嵌合部とを区画することで、例えばメンテナンスなどでドライブ軸を抜いた後は、ドライブ軸嵌合部は、外部との隔たりはなくなるが、オイルがドライブ軸嵌合部から流れ出すことを太陽ギヤ軸受用ピンによって防止できる。しかも、このクランク軸嵌合部と外部とを分離する構造が、太陽ギヤ軸受用ピンが共用しており、特にこのためだけに部品を追加することなく分離構造が採用できるため、コンパクト化及び簡素化が図れる。
請求項6に記載の発明では、太陽ギヤと太陽ギヤ軸受用ピンとを、すべり軸受を介して回転可能に挿入し、すべり軸受は、クランク軸嵌合部とドライブ軸嵌合部とを区画することで、例えばメンテナンスなどでドライブ軸を抜いた後は、ドライブ軸嵌合部は、外部との隔たりはなくなるが、オイルがドライブ軸嵌合部から流れ出すことをすべり軸受によって防止できる。しかも、このクランク軸嵌合部と外部とを分離する構造が、すべり軸受が共用しており、特にこのためだけに部品を追加することなく分離構造が採用できるため、コンパクト化及び簡素化が図れる。
請求項7に記載の発明では、キャリアは、円盤部と、キャリア軸とを圧入し、太陽ギヤ軸受用ピンをキャリア軸に圧入しており、円盤部、キャリア軸及び太陽ギヤ軸受用ピンを別部品とすることで、例えば素材に引き抜き材を使用し、ギヤ部やスプライン部などを加工で形成することにより最小限の加工で済み、低コストである。
請求項8に記載の発明では、キャリアは、円盤部と、キャリア軸とを圧入し、太陽ギヤ軸受用ピンをキャリア軸と一体に形成しており、円盤部とキャリア軸を別部品とし、太陽ギヤ軸受用ピンとキャリア軸とを一体に形成することで、例えば素材に引き抜き材を使用し、ギヤ部やスプライン部などを加工で形成することにより最小限の加工で済み、低コストであり、かつ部品点数を削減できる。
以下、この発明の船外機の実施の形態について説明するが、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1は船舶に船外機を搭載した状態の側面図、図2は船外機のエンジンの平面図、図3は船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図である。この実施の形態では、船舶が前進する進行方向を基準として前側、後側、右側、左側とし、鉛直方向を基準として上下とする。
まず、図1において、船舶は、船体1の後部にトランサムボード2を有している。このトランサムボード2には、クランプブラケット10がクランプスクリュ機構20により固定されている。クランプブラケット10には、スイベルブラケット30がチルト軸4を介して回動可能に連結されている。スイベルブラケット30には、推進ユニット50の支持筒51が上下のスイベルブラケットカバー33を介して旋回可能に支持されている。
支持筒51の下部には上ケーシング157が取り付けられ、この上ケーシング157の下端に下ケーシング158が取り付けられている。上ケーシング157には、ドライブ軸53aが配置されている。また、下ケーシング158には、動力伝達ギヤユニット53b及びプロペラ軸53cが配置され、このプロペラ軸53cにはプロペラ52が設けられている。
一方、支持筒51の上部には、4サイクルのエンジン60が遊星ギヤユニット70を介して設けられている。このエンジン60は空冷式であり、エンジン60の動力は遊星ギヤユニット70に内蔵された減速機構70aにより減速され、支持筒51から上ケーシング157、下ケーシング158に内蔵された動力伝達機構53を構成するドライブ軸53a、動力伝達ギヤユニット53b、プロペラ軸53cを介してプロペラ52へ伝達され、このプロペラ52の回転で推進力を得ている。
エンジン60は、エンジン本体61を有し、このエンジン本体61は気筒62を後方に向けて配置されている。気筒62の上部には吸気管63が接続され、この吸気管63にエアクリーナ64が接続されている。吸気管63にはキャブレタ65が配置され、このキャブレタ65はスロットル操作機構80によって操作される。気筒62の下部には排気管265が接続され、この排気管265にマフラ266が接続され、排気ガスが空中排気される。
スロットル操作機構80は、スロットルレバー81、第1スロットルロッド82、第2スロットルロッド83、支持リンク84、操作リンク85及び操作軸86を有する。スロットルレバー81は取付プレート87に回転軸88を支点に回転可能に支持され、このスロットルレバー81に第1スロットルロッド82の一端が係止され、第1スロットルロッド82の他端が支持リンク84に係止されている。また、支持リンク84には、第2スロットルロッド83の一端が係止され、第2スロットルロッド83の他端は操作リンク85に係止され、操作リンク85は操作軸86に固定されている。スロットルレバー81を手前に引くことで、第1スロットルロッド82、支持リンク84、第2スロットルロッド83、操作リンク85を介して操作軸86を開き方向に回転し、一方スロットルレバー81を戻すことで、操作軸86を初期位置の閉じ位置に戻すことができる。
前記取付プレート87はエンジン本体61の右側部にボルト188により締め付け固定され、スロットルレバー81の回転を規制するストッパ89を有し、スロットルレバー81の爪部81aが当接することで引き方向の操作位置規制を行なう。また、支持リンク84は吸気管63に一体に形成された軸受部63aに回転可能に支持されている。
エンジン本体61の上部には、燃料タンク90が配置されている。この燃料タンク90の後側は、左右一対のステー91によってエンジン本体61の両側部に支持され、前側は、1個の前側ステー92によってエンジン本体61のフライホイルマグネトカバー93に支持され、燃料タンク90とフライホイルマグネトカバー93との間には所定の空間190が形成されている。フライホイルマグネトカバー93の前側からリコイルスタータ100を起動するスタータハンドル101が突出しており、乗船者が前側からスタータハンドル101を引っ張り、容易にエンジン60を起動できるようになっている。
左右一対のステー91はそれぞれL字状に形成され、上下方向に延びる取付部91aがボルト94によりエンジン本体61の両側部に取り付けられ、後方に延びる支持部91bにはブラケット91cが溶接され、このブラケット91cに燃料タンク90の左右両側の取付部90aがボルト95により締め付け固定されている。
前側ステー92は左右に延びるように形成され、フライホイルマグネトカバー93の前側の上部に溶接などで固定されている。この前側ステー92には、燃料タンク90の前側に形成された左右一対の取付部90bがボルト96により締め付け固定されている。燃料タンク90の上位部には燃料キャップ90cが設けられ、この燃料キャップ90cを取り外して燃料が供給される。また、燃料タンク90の右側下部には、燃料コック90dが設けられ、この燃料コック90dを開くことで燃料が燃料供給パイプ90eを介してキャブレタ65に供給される。
エンジン本体61の左側下部には、ハンドル取付部110がボルト111によって締め付け固定されている。このハンドル取付部110には、マニュアル操作ハンドル112が回転軸113を支点に回転可能に設けられている。このマニュアル操作ハンドル112の位置調整は、基部112aに設けられた円弧状溝112bの所定位置に位置決めボルト114を締め付け固定することで行なわれ、使用時には前側に倒した状態とし、使用しないときには起てた状態とする。
この船外機は、スイベルブラケット30の前側端部30aがクランプブラケット10に固定したストッパ211に当接しており、チルト軸4を支点にチルトアップ可能になっている。また、図1の船外機は前進状態を示しており、後進するときは、推進ユニット50を支持筒51の軸中心周りを回動させて前後反転させる。この前後反転により推進ユニット50の支持筒51に固定した浮き上がり防止爪120を、クランプブラケット10に固定した支持片121に係合させ、プロペラ52の推進力によって推進ユニット50が浮き上がることがないようにする。
また、この船外機は、推進ユニット50のエンジン60がカウルによって覆われていないために、海や湖などで使用した場合にはエンジン60に直接海水や水がかかるが、逆に外部から水をかけて洗浄することが容易である。また、燃料タンク90がエンジン本体61の上方に空間190を形成して配置されているために、空間190まで容易に水洗いすることができる。
この船外機は、浅瀬航走する際などには、プロペラ52を水面上に出すために乗船者は側部支持ステー91を手前に引くことで、推進ユニット50がチルト軸4を支点に上方に回転してチルトアップすることができる。チルト軸4は、トランサムボード2の後方で、かつ上端部2aより下方位置に配置され、チルト軸4の位置と船外機の重心位置Gとの距離L1が短縮されるため、推進ユニット50のチルトアップ時の荷重を大きく低減できる。したがって、乗船者が手でエンジン60を手前に引き、推進ユニット50を容易にチルトアップ状態にすることができる。
次に、船外機の遊星ギヤユニットを図4乃至図6に基づいて詳細に説明する。図4は遊星ギヤユニットのクランク軸とドライブ軸とを組み付け状態の断面図、図5は遊星ギヤユニットの平面図、図6は遊星ギヤユニットの断面図である。
この実施の形態の遊星ギヤユニット70は、エンジン60のクランク軸59の下方に配置され、クランク軸59を縦置きにしたエンジン60に遊星ギヤユニット70が駆動連結され、エンジン60の出力が遊星ギヤユニット70を介してドライブ軸53aに伝達される。クランク軸59の下方端部59aは、エンジン本体61のクランクケース162に固定されたクランクケースカバー163の軸受部163aから下方へ突出している。
クランクケースカバー163には、エンジンオイルが溜まり、クランクケースカバー163の底部にはメンテナンス時などにギヤオイルを排出するドレン排出孔163bが形成され、このドレン排出孔163bにドレンプラグ164が設けられている。クランクケースカバー163の軸受部163aとクランク軸59との間には、軸受300及びシール部材301が設けられている。
遊星ギヤユニット70は、ユニットハウジング71、リングギヤ72、遊星ギヤ73、太陽ギヤ74、キャリア75とを含む。ユニットハウジング71は、例えばアルミニウム合金などで鋳造により円筒形に形成され、大径の上部71a、小径の中央部71b、中径の下部71cとからなる。このユニットハウジング71には、ギヤオイルが溜まり、上部71aにはメンテナンス時などにギヤオイルを排出するドレン排出孔71a1が形成され、このドレン排出孔71a1にドレンプラグ400が設けられている。エンジンオイルとギヤオイルは同じ成分のオイルが用いられており、例えば供給する供給通路が異なっている。
上部71aがクランクケースカバー163にボルト310により締め付け固定して接続され、下部71cが支持筒51にボルト311により接続される。リングギヤ72は、リングギヤ固定用ボルト176によりユニットハウジング71の上部71aに締め付けて固定される。
この実施の形態では、3個の遊星ギヤ73がリングギヤ72と噛み合う。また、遊星ギヤ73は、太陽ギヤ74と噛み合う。この太陽ギヤ74はクランク軸59と同軸上に配置されている。キャリア75は、円盤部75aと、キャリア軸部75bとを圧入して一体に形成されている。このキャリア軸部75bの上部には、凹み部75b1が形成され、この凹み部75b1に太陽ギヤ軸受用ピン76の下部76aが圧入されている。キャリア75は、円盤部75aと、キャリア軸75bとを圧入して一体にし、太陽ギヤ軸受用ピン76をキャリア軸75bに圧入する構造である。キャリア75は、円盤部75a、キャリア軸75b及び太陽ギヤ軸受用ピン76に分解して別部品としており、これらの構成部品のうち、例えば円盤部75aは、パイプ状の引き抜き材を所定長さに切断して形成され、遊星ギヤ支持ピン77の下端部が圧入される圧入孔75a1が加工される。キャリア軸75bはパイプ状の引き抜き材を所定長さに切断し、上部の開口部に凹み部75b1が切削加工され、また上部の内部にスプラインが切削加工により形成される。太陽ギヤ軸受用ピン76は、棒状の引き抜き材を所定長さに切断し、下部76aが大径になるように上部が切削加工される。このように、キャリア75の構成部品は、例えば素材に引き抜き材を使用し、圧入部やスプライン部などを加工で形成することにより最小限の加工で済み、低コストである。
円盤部75aには、遊星ギヤ支持ピン77の下端部が3箇所の圧入孔75a1に圧入して起立させて設けられ、この遊星ギヤ支持ピン77に軸受77aを介して遊星ギヤ73が支持されている。軸受77aには、すべり軸受けを用いており、軸受77aを小型にすることができ、その分遊星ギヤ支持ピン77の径を大きくして強固にすることができる。また、キャリア75に起立させた遊星ギヤ支持ピン77に遊星ギヤ73を支持したことで、コンパクト化及び簡素化が図れる。
キャリア軸部75bには、上部にスプラインが形成されたドライブ軸嵌合部75b1が形成され、このドライブ軸嵌合部75b1にドライブ軸53aのスプラインが形成された上部53a1がスプライン係合している。ドライブ軸53aの上部53a1とドライブ軸嵌合部75b1との間はOリング78によりシールされ、スプライン係合部にオイルが進入することを防止している。キャリア軸部75bは、中央部71bにキャリア軸受79を介して回転可能に支持され、下部71cとの間にはシール部材280が設けられている。
太陽ギヤ74は、ギヤ軸部74aの上部にクランク軸嵌合部74a1を有し、このクランク軸嵌合部74a1にはスプラインが形成されている。このクランク軸嵌合部74a1に、クランク軸59のスプラインが形成された下方端部59aがスプライン係合されている。ギヤ軸部74aの下部に軸受孔74a2が形成され、この軸受孔74a2に太陽ギヤ軸受用ピン76がすべり軸受281を介して太陽ギヤ軸方向に挿入されている。太陽ギヤ74は、パイプ状の引き抜き材を所定長さに切断し、下部の内部を大径に切削加工し、上部の内部にスプラインが切削加工され、さらに下部の外部にギヤ部が切削加工される。このように、太陽ギヤ74は、例えば素材に引き抜き材を使用し、ギヤ部やスプライン部などを加工で形成することにより最小限の加工で済み、低コストである。
この実施の形態では、太陽ギヤ軸受用ピン76の下部76aがキャリア軸部75bの凹み部75b1に圧入され、この太陽ギヤ軸受用ピン76が太陽ギヤ74のギヤ軸部74aにすべり軸受281を介して太陽ギヤ軸方向に挿入され、太陽ギヤ軸受用ピン76が、クランク軸嵌合部74a1とドライブ軸嵌合部75b1とを分離するようにして区画している。したがって、例えばメンテナンスなどでドライブ軸53aを抜いた後は、ドライブ軸嵌合部75b1は、外部との隔たりはなくなるが、オイルがドライブ軸嵌合部75b1から流れ出すことを太陽ギヤ軸受用ピン76によって防止できる。しかも、このクランク軸嵌合部75b1と外部とを分離する構造が、太陽ギヤ軸受用ピン76が共用しており、特にこのためだけに部品を追加することなく分離構造が採用できるため、コンパクト化及び簡素化が図れる。
リングギヤ72は、3箇所に設けたリングギヤ固定用ボルト176によりユニットハウジング71の上部71aに薄板状のカバー182と共に締め付け固定されている。薄板状のカバー182は、遊星ギヤ73、太陽ギヤ74及び遊星ギヤ支持ピン77の上方を覆っている。この薄板状のカバー182には、オイルを流す開口部182aが形成され、この開口部182aから流入するオイルにより遊星ギヤ73、太陽ギヤ74の潤滑を行なうことができる。
このように、リングギヤ72をリングギヤ固定用ボルト176によりユニットハウジング71に締め付け固定し、遊星ギヤ73、太陽ギヤ74及び遊星ギヤ支持ピン77の上方を覆う薄板状のカバー182を、リングギヤ72と共にリングギヤ固定用ボルト176により共締めしてユニットハウジング71に固定することで、装置全体の抜け止めをリングギヤ固定用ボルト176により共用でき、部品点数が少なく、簡単な構成で、かつ安価である。
また、太陽ギヤ74のギヤ軸部74aの上部に、クランク軸59の下方端部59aをスプライン係合し、太陽ギヤ74のギヤ軸部74aの下部に、キャリア75の太陽ギヤ軸受用ピン76を太陽ギヤ軸方向に挿入し回転可能にしたことで、遊星ギヤユニット70の軸方向の長さD10を短縮し、太陽ギヤ廻りをコンパクト化及び簡素化が図れ、簡単な構成で、かつ安価である。また、遊星ギヤユニット70の軸方向の長さD10を短縮したことで、遊星ギヤ支持ピン77も短くでき、遊星ギヤ73を支持した時に、曲げモーメントの影響を極力減らし、ピン強度低下及び遊星ギヤ73の倒れを防止できる。
次に、この実施の形態の動力伝達動作を説明する。まず、エンジン60のクランク軸59の回転力が太陽ギヤ74に伝達される。この太陽ギヤ74の回転により遊星ギヤ73が回転すると共に、太陽ギヤ74の周りを公転する。この遊星ギヤ73の回転によりキャリア75が回転し、このキャリア75の回転によりドライブ軸53aが一体に回転して減速する。
次に、船外機の他の実施の形態の遊星ギヤユニットを図7乃至図9に基づいて詳細に説明する。図7は遊星ギヤユニットのクランク軸とドライブ軸とを組み付け状態の断面図、図8は遊星ギヤユニットの平面図、図9は遊星ギヤユニットの断面図である。
この実施の形態の遊星ギヤユニット70は、図4乃至図6の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。この実施の形態では、円盤部75aとキャリア軸部75bに分解して形成し、この円盤部75aと、キャリア軸部75bとを圧入して一体に形成している。このように、キャリア75を円盤部75a及びキャリア軸部75bに分解し、これらの構成部品のうち、例えば円盤部75aは、パイプ状の引き抜き材を所定長さに切断して形成され、遊星ギヤ支持ピン77の下端部の圧入孔75a1が加工される。キャリア軸75bはパイプ状の引き抜き材を所定長さに切断し、中央部の内部にスプラインが切削加工により形成され、太陽ギヤ軸受用ピン76が、キャリア軸部75bの上部を切削加工して一体に形成している。このように、キャリア75の構成部品は、例えば素材に引き抜き材を使用し、圧入部やスプライン部などを加工で形成され、さらに太陽ギヤ軸受用ピン76がキャリア軸部75bと一体に形成されることで、素材の引き抜き材を最小限加工することで済み、低コストである。また、太陽ギヤ74は、パイプ状の引き抜き材を所定長さに切断し、下部の内部を大径に切削加工し、上部の内部にスプラインが切削加工され、さらに下部の外部にギヤ部が切削加工される。このように、太陽ギヤ74は、例えば素材に引き抜き材を使用し、ギヤ部やスプライン部などを加工で形成することにより最小限の加工で済み、低コストである。
太陽ギヤ74と太陽ギヤ軸受用ピン76とは、すべり軸受191を介して太陽ギヤ軸方向に挿入し回転可能である。すべり軸受191は、太陽ギヤ軸受用ピン76の外周部76g1から上部の開口部76g2の全体を覆うように設けられ、すべり軸受191がクランク軸嵌合部74a1とドライブ軸嵌合部75b1とを分離するようにして区画している。このように、すべり軸受191がクランク軸嵌合部74a1とドライブ軸嵌合部75b1とを区画することで、例えばメンテナンスなどでドライブ軸53aを抜いた後は、ドライブ軸嵌合部75b1は、外部との隔たりはなくなるが、オイルがドライブ軸嵌合部75b1から流れ出すことをすべり軸受191によって防止できる。しかも、このクランク軸嵌合部75b1と外部とを分離する構造が、すべり軸受191が共用しており、特にこのためだけに部品を追加することなく分離構造が採用できるため、コンパクト化及び簡素化が図れる。
この発明は、船舶に備えられる船外機に適用でき、遊星ギヤユニットの軸方向の長さを短縮し、しかも簡単な構成で、かつ安価である。
船舶に船外機を搭載した状態の側面図である。 船外機のエンジンの平面図である。 船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図である。 遊星ギヤユニットのクランク軸とドライブ軸とを組み付け状態の断面図である。 遊星ギヤユニットの平面図である。 遊星ギヤユニットの断面図である。 遊星ギヤユニットのクランク軸とドライブ軸とを組み付け状態の断面図である。 遊星ギヤユニットの平面図である。 遊星ギヤユニットの断面図である。
符号の説明
1 船体
2 トランサムボード
4 チルト軸
10 クランプブラケット
20 クランプスクリュ機構
30 スイベルブラケット
33 スイベルブラケットカバー
50 推進ユニット
51 支持筒
52 プロペラ
53 動力伝達機構
53a ドライブ軸
53c プロペラ軸
59 クランク軸
60 エンジン
61 エンジン本体
163 クランクケースカバー
70 遊星ギヤユニット
71 ユニットハウジング
72 リングギヤ
73 遊星ギヤ
74 太陽ギヤ
74a ギヤ軸部
74a1 クランク軸嵌合部
75 キャリア
75a 円盤部
75b キャリア軸部
75b1 ドライブ軸嵌合部
76 太陽ギヤ軸受用ピン
77 遊星ギヤ支持ピン
90 燃料タンク
91 前側支持ステー
92 側部支持ステー
176 リングギヤ固定用ボルト
182 薄板カバー
191 すべり軸受
281 すべり軸受

Claims (8)

  1. クランク軸を縦置きにしたエンジンに遊星ギヤユニットを駆動連結し、前記エンジンの出力を前記遊星ギヤユニットを介してドライブ軸に伝達し、このドライブ軸に伝達された回転力をプロペラ軸に伝達する船外機において、
    前記遊星ギヤユニットは、
    前記エンジンの下部に接続されるユニットハウジングと、
    前記ユニットハウジングの内部に固定されるリングギヤと、
    前記リングギヤと噛み合う遊星ギヤと、
    前記クランク軸と同軸上に配置され前記遊星ギヤと噛み合う太陽ギヤと、
    前記ドライブ軸と一体回転し、前記遊星ギヤを回転可能に支持するキャリアと、を含み、
    前記太陽ギヤのギヤ軸部の上部に、前記クランク軸の下部をスプライン係合し、
    前記太陽ギヤのギヤ軸部の下部に、前記キャリアの太陽ギヤ軸受用ピンを太陽ギヤ軸方向に挿入したことを特徴とする船外機。
  2. 前記キャリアに、遊星ギヤ支持ピンの下端部を支持させ、
    前記遊星ギヤ支持ピンに、前記遊星ギヤを支持したことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 前記リングギヤをリングギヤ固定用ボルトにより前記ユニットハウジングに締め付け固定し、
    前記遊星ギヤ、前記太陽ギヤ及び遊星ギヤ支持ピンの上方を覆うカバーを、前記リングギヤと共に前記リングギヤ固定用ボルトにより共締めして前記ユニットハウジングに固定したことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  4. 前記カバーは、オイルを流す開口部を有することを特徴とする請求項3に記載の船外機。
  5. 前記太陽ギヤは、ギヤ軸部に前記クランク軸の下部がスプライン係合するクランク軸嵌合部を有し、
    前記キャリアは、キャリア軸部に前記ドライブ軸の上部がスプライン係合するドライブ軸嵌合部を有し、
    前記太陽ギヤ軸受用ピンは、前記クランク軸嵌合部と前記ドライブ軸嵌合部とを区画することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機。
  6. 前記太陽ギヤは、ギヤ軸部に前記クランク軸の下部がスプライン係合するクランク軸嵌合部を有し、
    前記キャリアは、キャリア軸部に前記ドライブ軸の上部がスプライン係合するドライブ軸嵌合部を有し、
    前記太陽ギヤと前記太陽ギヤ軸受用ピンとを、すべり軸受を介して回転可能に挿入し、
    前記すべり軸受は、前記クランク軸嵌合部と前記ドライブ軸嵌合部とを区画することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の船外機。
  7. 前記キャリアは、円盤部と、キャリア軸部とを圧入して一体にし、
    前記太陽ギヤ軸受用ピンを前記キャリア軸部に圧入したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機。
  8. 前記キャリアは、円盤部と、キャリア軸部とを圧入して一体にし、
    前記太陽ギヤ軸受用ピンを前記キャリア軸部と一体に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の船外機。
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