JP4836620B2 - 船外機 - Google Patents

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この発明は、船外機に係り、特に、遊星ギヤユニットを備えた船外機に関する。
このような船外機においては、エンジンの回転出力が遊星ギヤユニットにより減速されてプロペラ軸に伝達されるようになっているものがある(特許文献1)。
また、エンジンの直下にドライブ軸と同軸上に遊星ギヤユニットを配置し、遊星ギヤユニットの基本構造はリングギヤを固定し、クランク軸からのトルクを太陽ギヤへ入力し、遊星ギヤの公転トルクをキャリアを介してドライブ軸へ出力する構造を採用しているものがある。
特開平1-273790号公報
このように、船外機に遊星ギヤユニットを備えるものがあり、エンジンのエンジンオイル室と遊星ギヤユニットのギヤオイル室は、分離されているが、例えばクランク軸のオイルシールが損傷するなどの原因で、エンジンオイル室とギヤオイル室の両室のシールが不完全となった場合には、ギヤオイル室はエンジンオイル室の下部に位置しているために、オイルシールなどから漏れ出したエンジンオイルがギヤオイル室へ入り込むことがある。オイル室内の温度上昇やエンジンの高回転により、オイル室内の圧力が上昇した場合、オイル室内にオイルが充満していると圧力上昇を吸収することができずに、ドレンプラグやシールからオイルが漏れることがある。また、ギヤオイル室のオイル圧力が上昇すると、遊星ギヤユニットのギヤ伝達効率にも悪影響を与える可能性がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、ギヤオイル室のオイル圧力の上昇を抑えることが可能な船外機を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、エンジンのクランク軸の下方に遊星ギヤユニットを配置し、 前記エンジンの出力を前記遊星ギヤユニットを介してドライブ軸に伝達し、このドライブ軸に伝達された回転力をプロペラ軸に伝達する船外機において、
前記エンジンは、エンジンオイル室を有し、
前記遊星ギヤユニットは、ギヤオイル室を有し、
前記ギヤオイル室から前記エンジンオイル室へ通じるバイパス通路を、前記ドライブ軸より船外機進行方向後方に備え
前記ギヤオイル室は、前記エンジンオイル室の下方に配置され、
前記バイパス通路の下端は、前記ギヤオイル室の規定オイルレベルより上方に位置し、
前記バイパス通路の上端は、前記エンジンオイル室の規定オイルレベルより上方に位置し、
かつ、前記船外機をチルトアップしたとき、前記バイパス通路の上端が、前記エンジンオイル室の規定オイルレベルより上方であることを特徴とする船外機である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、ギヤオイル室からエンジンオイル室へ通じるバイパス通路を備えており、エンジンオイル室からのエンジンオイルが漏れてギヤオイル室に入り込み、ギヤオイル室が満タンになってギヤオイル室の空隙が少なく、またなくなって運転によりオイルの温度が高くなって圧力が上昇しても、ギヤオイル室からバイパス通路を経由してエンジンオイル室へ圧力を逃がすことで、ドレンプラグからオイルが漏れることがなく、またギヤ伝達効率の悪影響なども防止することができる。また、バイパス通路の上端は、エンジンオイル室の規定オイルレベルより上方に位置することで、船外機の通常の運転ではギヤオイル室とエンジンオイル室との間でのオイルの行き来がなく、どちらかのオイルレベルの過不足を招くことを防止できる。また、バイパス通路の下端は、ギヤオイル室の規定オイルレベルより上方に位置することで、船外機の通常の運転ではギヤオイル室とエンジンオイル室との間でのオイルの行き来がなく、どちらかのオイルレベルの過不足を招くことを防止できる。さらに、船外機をチルトアップしたとき、バイパス通路の上端が、エンジンオイル室の規定オイルレベルより上方である。
以下、この発明の船外機の実施の形態について説明するが、この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
図1は船舶に船外機を搭載した状態の側面図、図2は船外機のエンジンの平面図、図3は船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図である。この実施の形態では、船舶が前進する進行方向を基準として前側、後側、右側、左側とし、鉛直方向を基準として上下とする。
まず、図1において、船舶は、船体1の後部にトランサムボード2を有している。このトランサムボード2には、クランプブラケット10がクランプスクリュ機構20により固定されている。クランプブラケット10には、スイベルブラケット30がチルト軸4を介して回動可能に連結されている。スイベルブラケット30には、推進ユニット50の支持筒51が上下のスイベルブラケットカバー33を介して旋回可能に支持されている。
支持筒51の下部には上ケーシング157が取り付けられ、この上ケーシング157の下端に下ケーシング158が取り付けられている。上ケーシング157には、ドライブ軸53aが配置されている。また、下ケーシング158には、動力伝達ギヤユニット53b及びプロペラ軸53cが配置され、このプロペラ軸53cにはプロペラ52が設けられている。
一方、支持筒51の上部には、4サイクルのエンジン60が遊星ギヤユニット70を介して設けられている。このエンジン60は空冷式であり、エンジン60の動力は遊星ギヤユニット70に内蔵された減速機構70aにより減速され、支持筒51から上ケーシング157、下ケーシング158に内蔵された動力伝達機構53を構成するドライブ軸53a、動力伝達ギヤユニット53b、プロペラ軸53cを介してプロペラ52へ伝達され、このプロペラ52の回転で推進力を得ている。
エンジン60は、エンジン本体61を有し、このエンジン本体61は気筒62を後方に向けて配置されている。気筒62の上部には吸気管63が接続され、この吸気管63にエアクリーナ64が接続されている。吸気管63にはキャブレタ65が配置され、このキャブレタ65はスロットル操作機構80によって操作される。気筒62の下部には排気管265が接続され、この排気管265にマフラ266が接続され、排気ガスが空中排気される。
スロットル操作機構80は、スロットルレバー81、第1スロットルロッド82、第2スロットルロッド83、支持リンク84、操作リンク85及び操作軸86を有する。スロットルレバー81は取付プレート87に回転軸88を支点に回転可能に支持され、このスロットルレバー81に第1スロットルロッド82の一端が係止され、第1スロットルロッド82の他端が支持リンク84に係止されている。また、支持リンク84には、第2スロットルロッド83の一端が係止され、第2スロットルロッド83の他端は操作リンク85に係止され、操作リンク85は操作軸86に固定されている。スロットルレバー81を手前に引くことで、第1スロットルロッド82、支持リンク84、第2スロットルロッド83、操作リンク85を介して操作軸86を開き方向に回転し、一方スロットルレバー81を戻すことで、操作軸86を初期位置の閉じ位置に戻すことができる。
前記取付プレート87はエンジン本体61の右側部にボルト188により締め付け固定され、スロットルレバー81の回転を規制するストッパ89を有し、スロットルレバー81の爪部81aが当接することで引き方向の操作位置規制を行なう。また、支持リンク84は吸気管63に一体に形成された軸受部163aに回転可能に支持されている。
エンジン本体61の上部には、燃料タンク90が配置されている。この燃料タンク90の後側は、左右一対のステー91によってエンジン本体61の両側部に支持され、前側は、1個の前側ステー92によってエンジン本体61のフライホイルマグネトカバー93に支持され、燃料タンク90とフライホイルマグネトカバー93との間には所定の空間190が形成されている。フライホイルマグネトカバー93の前側からリコイルスタータ100を起動するスタータハンドル101が突出しており、乗船者が前側からスタータハンドル101を引っ張り、容易にエンジン60を起動できるようになっている。
左右一対のステー91はそれぞれL字状に形成され、上下方向に延びる取付部91aがボルト94によりエンジン本体61の両側部に取り付けられ、後方に延びる支持部91bにはブラケット91cが溶接され、このブラケット91cに燃料タンク90の左右両側の取付部90aがボルト95により締め付け固定されている。
前側ステー92は左右に延びるように形成され、フライホイルマグネトカバー93の前側の上部に溶接などで固定されている。この前側ステー92には、燃料タンク90の前側に形成された左右一対の取付部90bがボルト96により締め付け固定されている。燃料タンク90の上位部には燃料キャップ90cが設けられ、この燃料キャップ90cを取り外して燃料が供給される。また、燃料タンク90の右側下部には、燃料コック90dが設けられ、この燃料コック90dを開くことで燃料が燃料供給パイプ90eを介してキャブレタ65に供給される。
エンジン本体61の左側下部には、ハンドル取付部110がボルト111によって締め付け固定されている。このハンドル取付部110には、マニュアル操作ハンドル112が回転軸113を支点に回転可能に設けられている。このマニュアル操作ハンドル112の位置調整は、基部112aに設けられた円弧状溝112bの所定位置に位置決めボルト114を締め付け固定することで行なわれ、使用時には前側に倒した状態とし、使用しないときには起てた状態とする。
この船外機は、スイベルブラケット30の前側端部30aがクランプブラケット10に固定したストッパ211に当接しており、チルト軸4を支点にチルトアップ可能になっている。また、図1の船外機は前進状態を示しており、後進するときは、推進ユニット50を支持筒51の軸中心周りを回動させて前後反転させる。この前後反転により推進ユニット50の支持筒51に固定した浮き上がり防止爪120を、クランプブラケット10に固定した支持片121に係合させ、プロペラ52の推進力によって推進ユニット50が浮き上がることがないようにする。
また、この船外機は、推進ユニット50のエンジン60がカウルによって覆われていないために、海や湖などで使用した場合にはエンジン60に直接海水や水がかかるが、逆に外部から水をかけて洗浄することが容易である。また、燃料タンク90がエンジン本体61の上方に空間190を形成して配置されているために、空間190まで容易に水洗いすることができる。
この船外機は、浅瀬航走する際などには、プロペラ52を水面上に出すために乗船者は側部支持ステー91を手前に引くことで、推進ユニット50がチルト軸4を支点に上方に回転してチルトアップすることができる。チルト軸4は、トランサムボード2の後方で、かつ上端部2aより下方位置に配置され、チルト軸4の位置と船外機の重心位置Gとの距離L1が短縮されるため、推進ユニット50のチルトアップ時の荷重を大きく低減できる。したがって、乗船者が手でエンジン60を手前に引き、推進ユニット50を容易にチルトアップ状態にすることができる。
次に、船外機の遊星ギヤユニットを図4及び図5に基づいて詳細に説明する。図4は遊星ギヤユニットのクランク軸とドライブ軸とを組み付け状態の断面図、図5は船外機がチルトアップした状態を示す図である。
この実施の形態の遊星ギヤユニット70は、エンジン60のクランク軸59の下方に配置され、エンジン60の出力が遊星ギヤユニット70を介してドライブ軸53aに伝達される。クランク軸59の下方端部59aは、エンジン本体61のクランクケース162に固定されたクランクケースカバー163の軸受部163aから下方へ突出している。
クランクケースカバー163には、エンジンオイルELが溜まり、クランクケースカバー163の軸受部163aとクランク軸59の下方端部59aとの間には、軸受300及びシール部材301が設けられている。
遊星ギヤユニット70は、ユニットハウジング71、リングギヤ72、遊星ギヤ73、太陽ギヤ74、キャリア75とを含む。ユニットハウジング71は、例えばアルミニウム合金などで鋳造により円筒形に形成され、大径の上部71a、小径の中央部71b、中径の下部71cとからなる。このユニットハウジング71には、ギヤオイルGLが溜まり、上部71aにはメンテナンス時などにギヤオイルを排出するドレン排出孔71a1が形成され、このドレン排出孔71a1にドレンプラグ400が設けられている。エンジンオイルELとギヤオイルGLは同じ成分のオイルが用いられており、例えば供給する供給通路が異なっている。
ユニットハウジング71の上部71aがクランクケースカバー163に接続され、下部71cが支持筒51に接続される。リングギヤ72は、リングギヤ固定用ボルト176によりユニットハウジング71の上部71aに締め付けて、上部71aの内部に固定される。
この実施の形態では、3個の遊星ギヤ73がリングギヤ72と噛み合う。また、遊星ギヤ73は、太陽ギヤ74と噛み合い、この太陽ギヤ74はクランク軸59と同軸上に配置されている。キャリア75は、円盤部75aと、キャリア軸部75bとを鋳造で一体に形成されている。このキャリア軸部75bの上部には、凹み部75b1が形成され、この凹み部75b1に太陽ギヤ74の下軸部74aが軸受500を介して支持されている。太陽ギヤ74の上軸部74bにはスプラインが形成されている。この上軸部74bは、クランク軸59の下方端部59aにスプラインが形成された支持孔59aにスプライン係合している。
円盤部75aの外周には、支持カバー510が圧入して固定され、この支持カバー510の取付孔510aに遊星ギヤ支持ピン77を挿入し、さらに遊星ギヤ支持ピン77を遊星ギヤ73の軸受77aに挿通して先端部77aを介して円盤部75aの取付孔75a1に圧入している。このようにして円盤部75aには、遊星ギヤ支持ピン77が3箇所に起立させて設けられ、この遊星ギヤ支持ピン77に軸受77aを介して遊星ギヤ73が支持されている。
キャリア軸部75bには、上部にスプラインが形成されたドライブ軸嵌合部75b1が形成され、このドライブ軸嵌合部75b1にドライブ軸53aのスプラインが形成された上部53a1がスプライン係合している。キャリア軸部75bは、中央部71bにキャリア軸受79を介して回転可能に支持され、下部71cとの間にはシール部材280が設けられている。
次に、この実施の形態の動力伝達動作を説明する。まず、エンジン60のクランク軸59の回転力が太陽ギヤ74に伝達される。この太陽ギヤ74の回転により遊星ギヤ73が回転すると共に、太陽ギヤ74の周りを公転する。この遊星ギヤ73の回転によりキャリア75が回転し、このキャリア75の回転によりドライブ軸53aが一体に回転して減速する。
この実施の形態のエンジン60は、クランクケースカバー163と、クランクケース162によってエンジンオイル室600が形成されている。このエンジンオイル室600には、規定オイルレベルL10になるようにエンジンオイルELが溜まっている。遊星ギヤユニット70は、ユニットハウジング71と、クランクケースカバー163の底部163dとによってギヤオイル室700が形成されている。このギヤオイル室700には、規定オイルレベルL20になるようにギヤオイルGLが溜まっている。
ギヤオイル室700からエンジンオイル室600へ通じるバイパス通路800が備えられ、このバイパス通路800は、クランクケースカバー163に貫通して形成した連通孔801と、この連通孔801に挿入されたバイパスパイプ802から構成されている。バイパス通路800は、バイパスパイプ802を連通孔801にクランクケースカバー163の下方にまで貫通して設け、バイパスパイプ802のみで構成してもよい。また、クランクケースカバー163にボス部を上下方向へ延ばし、このボス部にバイパス通路を加工によって形成してもよい。
このバイパス通路800は、図2及び図4に示すように、エンジン60のシリンダ軸線L30上に配置され、チルトアップしたときに、規定オイルレベルL10よりも油面レベルが下がる位置に配置するのが好ましい。
バイパス通路800は、図4に示すように、通常の運転状態で上下方向へ配置されている。バイパス通路800の下端、すなわち連通孔801の下端部801aは、ギヤオイル室700の規定オイルレベルL20より上方に位置している。バイパス通路800の上端、すなわちバイパスパイプ802の上端部802aは、エンジンオイル室600の規定オイルレベルL10より上方に位置している。
この船外機では、クランクケースカバー163の軸受部163aとクランク軸59の下方端部59aとの間には、軸受300及びシール部材301が設けられているが、長時間の運転などで軸受300及びシール部材301とクランク軸59の下方端部59aの間から漏れてエンジンオイル室600からのエンジンオイルELがギヤオイル室700に入り込むことがある。このようにして、エンジンオイルELがギヤオイル室700に入り込み、ギヤオイル室700が満タンになってギヤオイル室700の空隙が少なく、またなくなって運転によりオイルの温度が高くなって圧力が上昇したときには、ギヤオイル室700からバイパス通路800を経由してエンジンオイル室600へ圧力が逃げることで、ドレンプラグ400からオイルが漏れることがなく、また遊星ギヤユニット70のギヤ伝達効率の悪影響なども防止することができる。
また、バイパス通路800の下端は、ギヤオイル室700の規定オイルレベルL20より上方に位置し、バイパス通路800の上端は、エンジンオイル室600の規定オイルレベルL10より上方に位置しており、図4に示すように、船外機の通常の運転ではギヤオイル室700とエンジンオイル室600との間でのオイルの行き来がなく、どちらかのオイルレベルの過不足を招くことを防止できる。
また、図5に示すように、船外機をチルトアップしたときにも、エンジンオイル室600の前側が低く、後側が高くなる。したがって、エンジンオイルが前側に移動するからエンジンオイル室600のエンジンオイルがバイパス通路800の上端からか入りこむことがなく、エンジンオイル室600からギヤオイル室700へ逆流することを極力防止することができる。
この発明は、遊星ギヤユニットを備えた船外機に適用でき、簡単な構造で、ギヤオイル室のオイル漏れやオイル圧力の上昇を抑えることが可能である。
船舶に船外機を搭載した状態の側面図である。 船外機のエンジンの平面図である。 船外機のエンジンを進行方向後方から見た側面図である。 遊星ギヤユニットのクランク軸とドライブ軸とを組み付け状態の断面図である。 船外機がチルトアップした状態を示す図である。
符号の説明
1 船体
2 トランサムボード
4 チルト軸
10 クランプブラケット
20 クランプスクリュ機構
30 スイベルブラケット
33 スイベルブラケットカバー
50 推進ユニット
51 支持筒
52 プロペラ
53 動力伝達機構
53a ドライブ軸
53c プロペラ軸
59 クランク軸
60 エンジン
61 エンジン本体
163 クランクケースカバー
70 遊星ギヤユニット
70a 変速機構
71 ユニットハウジング
72 リングギヤ
73 遊星ギヤ
74 太陽ギヤ
74a ギヤ軸部
74a1クランク軸嵌合部
75 キャリア
75a 円盤部
75b キャリア軸部
75b1ドライブ軸嵌合部
76 太陽ギヤ軸受用ピン
77 遊星ギヤ支持ピン
90 燃料タンク
91 前側支持ステー
92 側部支持ステー
160 チルトストッパ機構
176 リングギヤ固定用ボルト
182 薄板カバー
191 すべり軸受
281 すべり軸受
600 エンジンオイル室
700 ギヤオイル室
800 バイパス通路
801 連通孔
802 バイパスパイプ

Claims (1)

  1. エンジンのクランク軸の下方に遊星ギヤユニットを配置し、前記エンジンの出力を前記遊星ギヤユニットを介してドライブ軸に伝達し、このドライブ軸に伝達された回転力をプロペラ軸に伝達する船外機において、
    前記エンジンは、エンジンオイル室を有し、
    前記遊星ギヤユニットは、ギヤオイル室を有し、
    前記ギヤオイル室から前記エンジンオイル室へ通じるバイパス通路を、前記ドライブ軸より船外機進行方向後方に備え
    前記ギヤオイル室は、前記エンジンオイル室の下方に配置され、
    前記バイパス通路の下端は、前記ギヤオイル室の規定オイルレベルより上方に位置し、
    前記バイパス通路の上端は、前記エンジンオイル室の規定オイルレベルより上方に位置し、
    かつ、前記船外機をチルトアップしたとき、前記バイパス通路の上端が、前記エンジンオイル室の規定オイルレベルより上方であることを特徴とする船外機。
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