JP2001097258A - 建設機械の履帯構造 - Google Patents
建設機械の履帯構造Info
- Publication number
- JP2001097258A JP2001097258A JP27963899A JP27963899A JP2001097258A JP 2001097258 A JP2001097258 A JP 2001097258A JP 27963899 A JP27963899 A JP 27963899A JP 27963899 A JP27963899 A JP 27963899A JP 2001097258 A JP2001097258 A JP 2001097258A
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- JP
- Japan
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- crawler belt
- shoe
- construction machine
- track frame
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トラックフレームに対する履帯の位置を必要
に応じて調整することができる建設機械の履帯構造を提
供すること。 【解決手段】 トラックフレーム30と、そのトラック
フレーム30の外周に駆動輪31,遊動輪32及び転輪
33を介して掛け廻された履帯1とを備え、履帯1を構
成するシュー2にボルト3を挿入する長穴4を形成しす
ることで、シュー2とリンク36とを長穴4の適宜の位
置で締結できる。
に応じて調整することができる建設機械の履帯構造を提
供すること。 【解決手段】 トラックフレーム30と、そのトラック
フレーム30の外周に駆動輪31,遊動輪32及び転輪
33を介して掛け廻された履帯1とを備え、履帯1を構
成するシュー2にボルト3を挿入する長穴4を形成しす
ることで、シュー2とリンク36とを長穴4の適宜の位
置で締結できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル,ク
レーンなどの建設機械に関し、特に、履帯のシューとリ
ンクとの締結構造の改良に関する。
レーンなどの建設機械に関し、特に、履帯のシューとリ
ンクとの締結構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設機械の履帯構造は、例えば特
開平10−100951号に示された記載されている。
油圧ショベルに関するこの構成について、図5ないし図
7を用いて説明する。図5は油圧ショベルの側面図、図
6は図5の走行装置の一部断面図、図7は図6のシュー
を下面側から見た一部斜視図である。走行装置を構成す
る左右のトラックフレーム30の外周には、駆動輪3
1,遊動輪32及び複数の転輪33を介して履帯34が
掛け廻されており、その履帯34はシュー35とリンク
36とを4つのボルト37によって締結することで構成
されている。シュー35には、図7に示すように、ボル
ト37を挿入する4つのボルト穴38が形成されてい
る。
開平10−100951号に示された記載されている。
油圧ショベルに関するこの構成について、図5ないし図
7を用いて説明する。図5は油圧ショベルの側面図、図
6は図5の走行装置の一部断面図、図7は図6のシュー
を下面側から見た一部斜視図である。走行装置を構成す
る左右のトラックフレーム30の外周には、駆動輪3
1,遊動輪32及び複数の転輪33を介して履帯34が
掛け廻されており、その履帯34はシュー35とリンク
36とを4つのボルト37によって締結することで構成
されている。シュー35には、図7に示すように、ボル
ト37を挿入する4つのボルト穴38が形成されてい
る。
【0003】上記の構成において、左右のトラックフレ
ーム30に対する履帯34の配置位置は、左右のトラッ
クフレーム30に作用する荷重が履帯34を介して地面
で均一に受けられるようにするために、両者はほぼ中心
位置が一致するような位置となっている。また、履帯3
4の幅は、油圧ショベル全体を安定的に支えるため、左
右それぞれのトラックフレーム30の幅よりも大きい形
状となっている。
ーム30に対する履帯34の配置位置は、左右のトラッ
クフレーム30に作用する荷重が履帯34を介して地面
で均一に受けられるようにするために、両者はほぼ中心
位置が一致するような位置となっている。また、履帯3
4の幅は、油圧ショベル全体を安定的に支えるため、左
右それぞれのトラックフレーム30の幅よりも大きい形
状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術では、左右のトラックフレームと履帯との位置関係
が決められた1つの位置であるために、たとえば、左右
に建造物がある隘路を走行したい場合に、トラックフレ
ームより履帯が出ているためにその経路を通ることがで
きなくなり、迂回することが必要であった。また、油圧
ショベルでの掘削作業時などのように、走行装置の設置
幅(左右の履帯間距離)を大きくして車体全体の安定性
を高めたいときであっても、左右の履帯がそれぞれ左右
のトラックフレームに対して一定に位置決めされている
ため、同じ幅の履帯で必要に応じて安定性を高めること
が難しいという課題があった。
技術では、左右のトラックフレームと履帯との位置関係
が決められた1つの位置であるために、たとえば、左右
に建造物がある隘路を走行したい場合に、トラックフレ
ームより履帯が出ているためにその経路を通ることがで
きなくなり、迂回することが必要であった。また、油圧
ショベルでの掘削作業時などのように、走行装置の設置
幅(左右の履帯間距離)を大きくして車体全体の安定性
を高めたいときであっても、左右の履帯がそれぞれ左右
のトラックフレームに対して一定に位置決めされている
ため、同じ幅の履帯で必要に応じて安定性を高めること
が難しいという課題があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みて成されたもので
あって、その目的とするところは、トラックフレームに
対する履帯の位置を必要に応じて調整することができる
建設機械の履帯構造を提供することにある。
あって、その目的とするところは、トラックフレームに
対する履帯の位置を必要に応じて調整することができる
建設機械の履帯構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、トラック
フレームと、そのトラックフレームの外周に駆動輪,遊
動輪及び転輪を介して掛け廻された履帯とを備え、履帯
を構成するシューとリンクとがボルトによって締結され
ている建設機械において、前記シューに前記ボルトを挿
入する長穴を形成し、前記シューと前記リンクとを長穴
の適宜の位置で締結可能としたことにより達成される。
フレームと、そのトラックフレームの外周に駆動輪,遊
動輪及び転輪を介して掛け廻された履帯とを備え、履帯
を構成するシューとリンクとがボルトによって締結され
ている建設機械において、前記シューに前記ボルトを挿
入する長穴を形成し、前記シューと前記リンクとを長穴
の適宜の位置で締結可能としたことにより達成される。
【0007】上記の構成により、必要に応じてシューと
リンクとの相対位置を長穴に沿って変更し、その適宜の
位置で両者をボルトによって固定することができる。
リンクとの相対位置を長穴に沿って変更し、その適宜の
位置で両者をボルトによって固定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一つの実施の形態
を図1ないし図4により説明する。図1は本発明の建設
機械の履帯構造に関する一つの実施の形態を示す走行装
置の一部断面図、図2は図1に示すシューを下面側から
見た一部斜視図、図3は図1のシューを長穴に沿って右
最大まで移動させた状態を示す走行装置の一部断面部、
図4は図1のシューを長穴に沿って左最大まで移動させ
た状態を示す走行装置の一部断面部である。
を図1ないし図4により説明する。図1は本発明の建設
機械の履帯構造に関する一つの実施の形態を示す走行装
置の一部断面図、図2は図1に示すシューを下面側から
見た一部斜視図、図3は図1のシューを長穴に沿って右
最大まで移動させた状態を示す走行装置の一部断面部、
図4は図1のシューを長穴に沿って左最大まで移動させ
た状態を示す走行装置の一部断面部である。
【0009】なお、図において、図5ないし図7に示さ
れたものと同様なものには同じ符号を付している。
れたものと同様なものには同じ符号を付している。
【0010】走行装置を構成する左右のトラックフレー
ム30の外周に掛け廻された履帯1は、シュー2とリン
ク36とを4つのボルト3(図では2つのみ示してい
る)によって締結することで構成されている。シュー2
には、図2に示すように、ボルト3を一対にして挿入す
るボルト挿入用の2つの長穴4がシュー2の幅方向に形
成されている。
ム30の外周に掛け廻された履帯1は、シュー2とリン
ク36とを4つのボルト3(図では2つのみ示してい
る)によって締結することで構成されている。シュー2
には、図2に示すように、ボルト3を一対にして挿入す
るボルト挿入用の2つの長穴4がシュー2の幅方向に形
成されている。
【0011】上記の構成において、左右に建造物がある
隘路を走行したい場合に、図1に示すように、左右のト
ラックフレーム30の外端よりそれぞれ履帯1がはみ出
していると通り抜けできないときには、図3に示すよう
に、履帯1のリンク36に対してシュー2をこの図の左
側に位置する建築物から遠ざかる方向(左右のトラック
フレーム30の中心へ向かう方向)へ長穴4に沿って移
動させ、4つのボルト3によってシュー2とリンク36
を締結することで、履帯1のシュー2の外端がトラック
フレーム30の外端より内側に位置するため、履帯1と
建築物との干渉を気にせずに、隘路を走行することがで
きる。従って、従来のように、迂回する必要がないの
で、移動を短時間で行うことができる。
隘路を走行したい場合に、図1に示すように、左右のト
ラックフレーム30の外端よりそれぞれ履帯1がはみ出
していると通り抜けできないときには、図3に示すよう
に、履帯1のリンク36に対してシュー2をこの図の左
側に位置する建築物から遠ざかる方向(左右のトラック
フレーム30の中心へ向かう方向)へ長穴4に沿って移
動させ、4つのボルト3によってシュー2とリンク36
を締結することで、履帯1のシュー2の外端がトラック
フレーム30の外端より内側に位置するため、履帯1と
建築物との干渉を気にせずに、隘路を走行することがで
きる。従って、従来のように、迂回する必要がないの
で、移動を短時間で行うことができる。
【0012】また、油圧ショベルでの掘削作業時などの
ように、走行装置の設置幅(左右の履帯間距離)を大き
くして車体全体の安定性を高めたいときには、上記の場
合とは逆に、図4に示すように、履帯1のリンク36に
対してシュー2を図1の通常位置から左右のトラックフ
レーム30の中心から遠ざかる方向へ長穴4に沿って移
動させ、4つのボルト3によってシュー2とリンク36
を締結することで、履帯1のシュー2の外端が左右のト
ラックフレーム30から大きく延出した位置となるた
め、左右の履帯間距離が大きくなり、車体全体の安定性
が良くなる。
ように、走行装置の設置幅(左右の履帯間距離)を大き
くして車体全体の安定性を高めたいときには、上記の場
合とは逆に、図4に示すように、履帯1のリンク36に
対してシュー2を図1の通常位置から左右のトラックフ
レーム30の中心から遠ざかる方向へ長穴4に沿って移
動させ、4つのボルト3によってシュー2とリンク36
を締結することで、履帯1のシュー2の外端が左右のト
ラックフレーム30から大きく延出した位置となるた
め、左右の履帯間距離が大きくなり、車体全体の安定性
が良くなる。
【0013】この実施の形態による効果は、左右のトラ
ックフレームに対する履帯の位置を車体の幅方向で適宜
に調整できることから、隘路を走行できると共に、必要
に応じて車体全体の安定性を向上することができる。
ックフレームに対する履帯の位置を車体の幅方向で適宜
に調整できることから、隘路を走行できると共に、必要
に応じて車体全体の安定性を向上することができる。
【0014】上記の実施の形態では、ボルト挿入用の2
つの長穴4をシュー2の幅方向に形成したが、4つのボ
ルトに対応させて4つの長穴をシューの幅方向に形成し
ても、同様な作用を得ることができる。
つの長穴4をシュー2の幅方向に形成したが、4つのボ
ルトに対応させて4つの長穴をシューの幅方向に形成し
ても、同様な作用を得ることができる。
【0015】また、長穴の形状に関しても、本発明の機
能を損なわない範囲で、色々な形状を選択した場合であ
っても同様な作用を得ることができる。
能を損なわない範囲で、色々な形状を選択した場合であ
っても同様な作用を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明した本発明の建設機械の履帯構
造によれば、トラックフレームに対する履帯の位置を必
要に応じて調整することができるので、隘路走行及び作
業時の車体安定性の向上を図ることができる効果があ
る。
造によれば、トラックフレームに対する履帯の位置を必
要に応じて調整することができるので、隘路走行及び作
業時の車体安定性の向上を図ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の履帯構造に関する一つの実
施の形態を示す走行装置の一部断面図である。
施の形態を示す走行装置の一部断面図である。
【図2】図2は図1に示すシューを下面側から見た一部
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図3は図1のシューを長穴に沿って右最大まで
移動させた状態を示す走行装置の一部断面部である。
移動させた状態を示す走行装置の一部断面部である。
【図4】図4は図1のシューを長穴に沿って左最大まで
移動させた状態を示す走行装置の一部断面部である。
移動させた状態を示す走行装置の一部断面部である。
【図5】図5は従来の履帯構造を備えた油圧ショベルの
側面図である。
側面図である。
【図6】図6は図5の走行装置の一部断面図である。
【図7】図7は図6のシューを下面側から見た一部斜視
図である。
図である。
1 履帯 2 シュー 3 ボルト 4 長穴 30 トラックフレーム 31 駆動輪 32 受動輪 33 転輪
Claims (1)
- 【請求項1】 トラックフレームと、そのトラックフレ
ームの外周に駆動輪,遊動輪及び転輪を介して掛け廻さ
れた履帯とを備え、履帯を構成するシューとリンクとが
ボルトによって締結されている建設機械において、前記
シューに前記ボルトを挿入する長穴を形成し、前記シュ
ーと前記リンクとを長穴の適宜の位置で締結可能とした
ことを特徴とする建設機械の履帯構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27963899A JP2001097258A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 建設機械の履帯構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27963899A JP2001097258A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 建設機械の履帯構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001097258A true JP2001097258A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17613779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27963899A Pending JP2001097258A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 建設機械の履帯構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001097258A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004106811A (ja) * | 2001-11-09 | 2004-04-08 | Topy Ind Ltd | 履帯部品用標準化構造 |
CN115305797A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-11-08 | 徐州徐工筑路机械有限公司 | 一种用于安装履带的转轴机构及破碎再生机 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27963899A patent/JP2001097258A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004106811A (ja) * | 2001-11-09 | 2004-04-08 | Topy Ind Ltd | 履帯部品用標準化構造 |
CN115305797A (zh) * | 2022-09-19 | 2022-11-08 | 徐州徐工筑路机械有限公司 | 一种用于安装履带的转轴机构及破碎再生机 |
CN115305797B (zh) * | 2022-09-19 | 2023-11-21 | 徐州徐工筑路机械有限公司 | 一种用于安装履带的转轴机构及破碎再生机 |
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