JP2001097230A - ステアリングホールカバーの取付け構造 - Google Patents

ステアリングホールカバーの取付け構造

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JP2001097230A
JP2001097230A JP27663999A JP27663999A JP2001097230A JP 2001097230 A JP2001097230 A JP 2001097230A JP 27663999 A JP27663999 A JP 27663999A JP 27663999 A JP27663999 A JP 27663999A JP 2001097230 A JP2001097230 A JP 2001097230A
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hole
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steering
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Tadakatsu Take
忠勝 武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被覆ラバーに対する押し付け力を高めて水の侵
入や騒音シール性を高め、ブラケットとステアリング装
置との間に充分なクリアランスを確保してレイアウト自
由度を高めることができるステアリングホールカバーを
提供する。 【解決手段】車体に設けた孔を通過して車内とエンジン
ルームの間にステアリング装置を配置する際に、孔を、
ステアリング装置の一部を包みこみながら貫通させた被
覆ラバーによってエンジンルーム側から覆い、孔の開口
縁部に接した被覆ラバーの外縁に、エンジンルーム側か
らブラケット34を当接し、開口縁部からブラケットま
で貫通したボルト締結要素の締め付けによりブラケット
が被覆ラバーの外縁を前記開口縁部側に押し付けて固定
するステアリングホールカバーの取付け構造である。ブ
ラケット34は、ボルト締結要素が貫通するボルト貫通
孔34a、34b、34eの近傍位置を除いた周方向
に、ブラケットの曲げ剛性を補強するビード40を連続
して設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体(ダッシュ
ロアパネル)に設けた孔を通過して車内とエンジンルー
ムの間にステアリング装置を配置する際に、ステアリン
グ装置の一部を収納するようにエンジンルーム側から孔
を覆って配置することで、エンジンルームから車内への
水や騒音の侵入を防ぐステアリングホールカバーの取付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、ダッシュロアパネル2に設けた
孔4をエンジンルーム側から覆っている従来のステアリ
ングホールカバー6を示すものである。エンジンルーム
及び車内の間には、孔4を通過して電動式パワーステア
リング装置8が配置されており、ステアリングホールカ
バー6の被覆ラバー10が装置8のジョイント部8aを
収納した状態で孔4を覆っている。
【0003】ステアリングホールカバー6は、被覆ラバ
ー10と、被覆ラバー10の外周縁を孔4の開口縁部に
固定するブラケット12とを備えている。被覆ラバー1
0は、図8に示すように、耳状ラバー部10aと、耳状
ラバー部10aの中央部から膨出して開口部10bが裏
面側と連通している筒状ラバー部10cと、耳状ラバー
部10aの外縁に所定間隔をあけて4箇所の位置に設け
たボルト貫通孔10d10e、10f、10gとを備え
た軟質樹脂製の部材である。
【0004】ブラケット12は、図9に示すように、第
1ブラケット分割体12Aと、第2ブラケット分割体1
2Bとによる二分割タイプの金属製の板状ブラケットで
ある。第1ブラケット分割体12Aには、被覆ラバー1
0の上部の二カ所のボルト貫通孔10d、10eに対応
するボルト貫通孔12a、12bが形成されている。ま
た、第1ブラケット分割体12A及び第2ブラケット分
割体12Bの両端部は、それぞれの外形を大きくしてそ
の中央部にボルト貫通孔12c、12dが形成されてお
り、第1ブラケット分割体12A及び第2ブラケット分
割体12Bの両端部を重ね合わせてボルト貫通孔12c
どうし、ボルト貫通孔12dどうしを一致させることに
より、被覆ラバー10の中央部の二カ所のボルト貫通孔
10f、10gに対応するようになっている。
【0005】第1ブラケット分割体12A及び第2ブラ
ケット分割体12Bの周方向の全域には、図10にも示
すように、内側の板部を折り曲げて立ち上げた補強リブ
14が形成されている。そして、孔4の開口縁部にボル
ト貫通用孔を4箇所設けておくとともに、筒状ラバー部
10cに電動式パワーステアリング装置8のジョイント
部8aを収納した状態で、被覆ラバー10の耳状ラバー
部10aを、エンジンルーム側の孔4の開口縁部に当接
させる。次いで、耳状ラバー部10aの外縁にブラケッ
ト12を当接し、4箇所のボルト貫通用孔に被覆ラバー
10及びブラケット12のボルト貫通孔を対応し、図7
に示すように、それらに室内側から貫通したスタッドボ
ルト16を被覆ラバー10及びブラケット12の各ボル
ト貫通孔に挿入し、エンジンルーム側に突出したネジ部
にナット18を螺合する。これにより、耳状ラバー部1
0aの外縁を、ブラケット12が孔4の開口縁部側に押
し付けた状態でステアリングホールカバー6が孔4のエ
ンジンルーム側に配置される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電動式パワ
ーステアリング装置8は、ジョイント部8aの下部に大
型のギヤハウジング8bが位置する構造となるが、孔4
のエンジンルーム側に配置したステアリングホールカバ
ー6は、ブラケット12の補強リブ14がギヤハウジン
グ8b側に立ち上がっており、この補強リブ14とギヤ
ハウジング8bとの間に充分なクリアランスを確保する
ことができず、レイアウト自由度が低くなる。
【0007】また、被覆ラバー10の外縁を孔4の開口
縁部に強く押し付けてエンジンルーム側の水の侵入や騒
音のシール効果を高めるためには、ブラケット12の曲
げ剛性を高めればよいが、ブラケット12に補強リブ1
4を設けただけでは充分な押し付け力を得ることができ
ず、このステアリングホールカバー6のように、孔4に
スタッドボルト16及びナット18を介して固定するボ
ルト固定位置を多く(4箇所)設けると、被覆ラバー1
0の外縁に対する押し付け力を高めてシール効果を高め
ることができる。しかし、孔4の開口縁部のボルト固定
位置を4箇所とすると、ステアリングホールカバー6を
取り付ける際に多くの手間と時間が費やされるととも
に、その孔4の開口縁部のボルト貫通用孔を高精度に設
けないと、被覆ラバー10及びブラケット12のボルト
貫通孔に対応しないおそれがある。
【0008】また、図9に示したように、第1ブラケッ
ト分割体12A及び第2ブラケット分割体12Bの両端
部の曲げ剛性を高めるために、それら両端部の外形を大
きくし、その先端まで補強リブ14が連続するようにし
ているが、そうすると、先端部に、補強リブ14の先端
などにより鋭角な角部20が存在するので、ステアリン
グホールカバー6を取り付けるときの作業安全性の面で
問題がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、被覆ラバーに対する押し付け力を高めて水のシー
ル性や騒音シール性を高め、ブラケットとステアリング
装置との間に充分なクリアランスを確保してレイアウト
自由度を高めることができるとともに、孔の開口縁部へ
の取り付けを作業安全性を確保しながら簡単に行うこと
ができるステアリングホールカバーの取付け構造を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は被覆ラバーと、当該被覆ラバ
ーの外縁に沿って外観環形状をなすブラケットとを備
え、車体に設けた孔を通過して車内とエンジンルームの
間にステアリング装置を配置する際に、前記孔を、前記
ステアリング装置の一部を包みこみながら貫通させた前
記被覆ラバーによって前記エンジンルーム側から覆い、
前記孔の開口縁部に接した前記被覆ラバーの外縁に、エ
ンジンルーム側から前記ブラケットを当接し、前記開口
縁部から前記ブラケットまで貫通したボルト締結要素の
締め付けにより前記ブラケットが前記被覆ラバーの外縁
を前記開口縁部側に押し付けて固定するステアリングホ
ールカバーの取付け構造において、前記ブラケットの前
記ボルト締結要素が貫通するボルト貫通孔の近傍位置を
除いた周方向に、当該ブラケットの曲げ剛性を補強する
ビードを連続して設けた。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のステアリングホールカバーの取付け構造において、
前記ビードを、前記被覆ラバーの外縁に当接する面が凸
曲面状に突出している形状とし、このビードに対向して
前記開口縁部に当接する被覆ラバーの外縁に、前記開口
縁部に向けて突出するシール用突条を周方向に連続して
一体に設けた。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のステアリングホールカバーの取付け構造にお
いて、前記ブラケットを、略馬蹄形状をなす第1ブラケ
ット分割体及び第2ブラケット分割体による2分割タイ
プとし、これら第1及び第2分割体の両端部にそれぞれ
ボルト貫通孔を形成し、これらボルト貫通孔を互いに重
ね合わせて前記ボルト締結要素を貫通させる構造とする
一方、前記ビードを各ボルト貫通孔の近傍まで形成して
いき、各ボルト貫通孔の周囲の端部形状を、鋭角な角部
が存在しない丸みを付けた形状とした。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3の何れかに記載のステアリングホールカバーの取付
け構造において、前記被覆ラバーの外縁の所定位置に仮
止め用突起片を形成するとともに、前記ブラケットのボ
ルト貫通孔の近傍位置に、前記仮止め突起片を係合させ
る仮止め孔を形成した。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載のステアリングホールカバ
ーによると、ブラケットに、当該ブラケットの曲げ剛性
を補強するビードを周方向に連続して設けたことから、
このブラケットで被覆ラバーの外縁を孔4開口縁部に向
けて強く押し付けることができる。これにより、エンジ
ンルーム側で発生した水や騒音が車内へ侵入するのを遮
断するシール効果を高めることができる。
【0015】また、本発明は、ビードの形成によりブラ
ケットの曲げ剛性が高まることから、ボルト締結要素の
締め付け作業を行う箇所を減少させることが可能とな
り、作業能率が大幅に向上する。また、本発明は、ブラ
ケットからエンジンルーム側に突出する部分が無いの
で、例えば電動式パワーステアリングのようにブラケッ
トの近くに大型のギヤハウジングが位置していても、ブ
ラケットとギヤハウジングとの間に充分なクリアランス
を確保することができ、レイアウト自由度を大幅に向上
させることができる。
【0016】また、請求項2記載の発明によると、ビー
ドを、被覆ラバーの外縁に当接する面が凸曲面状に突出
している構造とすると、ブラケットが被覆ラバーの外縁
を押し付ける際に、ビードがシール用突条を充分に押し
つぶして孔の開口縁部との間に隙間を設けない。これに
より、シール効果をさらに向上させることができる。ま
た、請求項3記載の発明によると、ブラケットを、略馬
蹄形状をなす第1ブラケット分割体及び第2ブラケット
分割体による2分割タイプとしても、これら第1及び第
2分割体の両端部に形成したボルト貫通孔の近傍までビ
ードが形成されているので、曲げ剛性を高めて請求項1
及び請求項2と同様の効果を得ることができる。そして
本発明では、これら第1及び第2分割体の両端部の端部
形状を、鋭角な角部が存在しない丸みを付けた形状とし
たので、ステアリングホールカバーを取り付けるときの
作業安全性を充分に確保することができる。
【0017】さらに、請求項4記載の発明によると、被
覆ラバーの外縁に形成した仮止め用突起片をブラケット
の仮止め孔に係合し、被覆ラバー及びブラケットを仮に
一体化した状態で取付け作業を行うと、さらに作業効率
が向上する。それとともに、ブラケットのボルト貫通孔
の近傍位置に仮止め孔を形成したことから、ビードの長
さを充分に確保してブラケットの曲げ剛性を高めること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るステアリング
ホールカバーの取付け構造の1実施形態を図面を参照し
て説明する。なお、図7から図10に示した従来の構造
と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略
する。なお、スタッドボルト16及びナット18が、本
発明のボルト締結要素に相当する。
【0019】図1の符号30が、ダッシュロアパネル2
に設けた孔4をエンジンルーム側から覆っている本実施
形態のステアリングホールカバーである。なお、本実施
形態も、エンジンルーム及び車内の間に、孔4を通過し
て電動式パワーステアリング装置8が配置されている。
ステアリングホールカバー30は、被覆ラバー32と、
被覆ラバー32の外周縁を孔4の開口縁部に固定するブ
ラケット34とを備えている。
【0020】被覆ラバー32は軟質樹脂を材料とし、図
2に示すように、孔4の開口形状より大きい外縁形状を
なす耳状ラバー部32aと、耳状ラバー部32aの中央
部から膨出しており、下方を向く開口部32bが裏面側
と連通している筒状ラバー部32cと、耳状ラバー部3
2aの外縁に所定間隔をあけて3箇所の位置に設けたボ
ルト貫通孔32d、32e、32fと、図2の上部に位
置するボルト貫通孔32の近くの耳状ラバー部32aの
外縁に設けた仮止め用の第1棒状突起部32gと、図2
の下部の位置する耳状ラバー部32aの外縁に設けた仮
止め用の第2棒状突起部32hとを備えた軟質樹脂製の
部材である。
【0021】第2棒状突起部32hは、図3に示すよう
に、上方に突出する棒体36aの途中に弾性変形可能な
膨出部36bを設けた部材である。また、第1棒状突起
部32gも、第2棒状突起部32hと同一形状となって
いる。ここで、耳状ラバー部32aの外縁の裏面(孔4
の開口縁部に当接する面)には、図3に示すように、2
本のシール用突条38が互いに平行に連続形成されてい
る。
【0022】一方、ブラケット34は、図4に示すよう
に、耳状ラバー部32aの外縁に沿う略馬蹄形状の第1
ブラケット分割体34Aと、第2ブラケット分割体34
Bとによる二分割タイプの金属製の板状ブラケットであ
る。第1ブラケット分割体34Aには、被覆ラバー32
の上部のボルト貫通孔32dに対応するボルト貫通孔3
4aが形成されているとともに、両端部にも被覆ラバー
32のボルト貫通孔32e、32fに対応するボルト貫
通孔34bが形成されている。ここで、第1ブラケット
分割体34Aの両端部は、符号35で示す部分のように
丸みを付けて形成されている。
【0023】また、ボルト貫通孔34aの近くには、前
述した被覆ラバー32の第1棒状突起部32gを圧入さ
せる仮止め孔34dが形成されている。そして、第1ブ
ラケット分割体34Aの長手方向には、図5に示すよう
に、裏面側に曲率を有して突出するビード40が連続し
て形成されている。ここで、このビード40は、図5に
示すように、第1ブラケット分割体34Aに被覆ラバー
32が当接する際に、耳状ラバー部32aのシール用突
条38に裏側から対向する位置に形成されている。な
お、このビード40は、仮止め孔34d及びボルト貫通
孔34aの間のみが連続していない。
【0024】また、第2ブラケット分割体34Bの両端
部にも、被覆ラバー32の中央部のボルト貫通孔32
e、32fに対応するボルト貫通孔34eが形成されて
いる。そして、第2ブラケット分割体34Bの両端部
も、符号35で示す部分のように丸みを付けて形成され
ている。また、図4における第2ブラケット分割体34
Bの下部には、被覆ラバー32の第2棒状突起部32h
を圧入させる仮止め孔34fが形成されている。
【0025】そして、第2ブラケット分割体34Bの長
手方向には、裏面側に曲率を有して突出するビード40
が、仮止め孔34fの近くみを除いて連続して形成され
ている。ここで、このビード40も、第2ブラケット分
割体34Bに被覆ラバー32が当接する際に、耳状ラバ
ー部32aのシール用突条38に裏側から対向する位置
に形成されている。
【0026】上記構成のステアリングホールカバー30
を孔4の開口縁部に取り付けるには、先ず、孔4の開口
縁部にボルト貫通用孔を3箇所設けておく。次いで、被
覆ラバー32の第1及び第2棒状突起部32g、32h
を、第1及び第2ブラケット分割体32A、32Bの仮
止め孔34d、34f内に圧入し、被覆ラバー32に第
1及び第2ブラケット分割体32A、32Bを仮止めし
ておく。次いで、筒状ラバー部32cに電動式パワース
テアリング装置8のジョイント部8aを収納した状態
で、被覆ラバー32の耳状ラバー部32aを、エンジン
ルーム側の孔4の開口縁部に当接させる。次いで、耳状
ラバー部32aの外縁にブラケット34を当接し、3箇
所のボルト貫通用孔に被覆ラバー32及びブラケット3
4のボルト貫通孔を対応し、図1に示すように、それら
に室内側から貫通したスタッドボルト16を被覆ラバー
32及びブラケット34の各ボルト貫通孔に挿入し、エ
ンジンルーム側に突出したネジ部にナット18を螺合す
る。これにより、耳状ラバー部32aの外縁を、ブラケ
ット34が孔4の開口縁部側に押し付けた状態でステア
リングホールカバー30が孔4のエンジンルーム側に配
置される。
【0027】上記構成によると、ブラケット34を構成
している第1及び第2ブラケット分割体34A、34B
の長手方向にビード40を形成しており、しかも、ボル
ト貫通孔34aの近傍に仮止め孔34dを形成してビー
ド40の長さを充分に確保しているので、ブラケット3
4の曲げ剛性が充分に高まる。これにより、ブラケット
34で被覆ラバー32の外縁を孔4の開口縁部に向けて
強く押し付けることができる。しかも、ブラケット34
のビード40は、被覆ラバー32のシール用突条38に
裏側から対向しており、ブラケット34が被覆ラバー3
2の外縁を押し付ける際に、ビード40がシール用突条
38を充分に押しつぶして孔4の開口縁部との間に隙間
を設けない。したがって、エンジンルーム側で発生した
水や騒音が車内へ侵入するのを遮断するシール効果を高
めることができる。
【0028】また、本実施形態のブラケット34は、従
来の補強リブ14を設けたブラケット12と比較して、
エンジンルーム側に突出する部分が無いので、ジョイン
ト部8aの下部に大型のギヤハウジング8bが位置して
いても、ブラケット34とギヤハウジング8bとの間に
充分なクリアランスを確保することができ、レイアウト
自由度が大幅に向上する。
【0029】また、ビード40の形成によりブラケット
34の曲げ剛性が高まったことから、スタッドボルト1
6及びナット18を使用したボルト固定位置を3箇所に
減少させることが可能となり、スタッドボルト16及び
ナット18の取り付け作業の手間を減少させることがで
きる。また、ボルト固定位置を3箇所にしたことから、
孔4の開口縁部のボルト貫通用孔を多少ずれた位置に設
けても、被覆ラバー10及びブラケット12の両者を自
由にずらして孔4の開口縁部に確実に取り付けることが
でき、作業能率を向上させることができる。
【0030】また、第1ブラケット分割体34A及び第
2ブラケット分割体34Bの両端部までビード40を形
成したから、それらの両端部を丸み35を付けて形成し
ても曲げ剛性を確保することができる。これにより、第
1ブラケット分割体34A及び第2ブラケット分割体3
4Bの両端部に角部が存在しないので、ステアリングホ
ールカバー30を取り付けるときの作業安全性を充分に
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステアリングホールカバーが、車
体(ダッシュロアパネル)に設けた孔をエンジンルーム
側から覆っている状態を示す図である。
【図2】本発明に係るステアリングホールカバーを構成
する被覆ラバーを示す図である。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】本発明に係るステアリングホールカバーを構成
するブラケットを示す図である。
【図5】図4のV −V 線矢視図である。
【図6】ブラケットを構成している第1ブラケット分割
体及び第2ブラケット分割体の端部の重ね合わせ状態を
示す図である。
【図7】従来のステアリングホールカバーが、車体(ダ
ッシュロアパネル)に設けた孔をエンジンルーム側から
覆っている状態を示す図である。
【図8】従来のステアリングホールカバーを構成する被
覆ラバーを示す図である。
【図9】従来のステアリングホールカバーを構成するブ
ラケットを示す図である。
【図10】図9のX −X 線矢視図である。
【符号の説明】
2 ダッシュロアパネル(車体) 4 孔 8 ステアリング装置 16 スタッドボルト 18 ナット 30 ステアリングホールカバー 32 被覆ラバー 32a 耳状ラバー部 32c 筒状ラバー部 32d、32e、32f 被覆カバーのボルト貫通孔 32g 第1棒状突起部(仮止め用突起片) 32h 第2棒状突起部(仮止め用突起片) 34 ブラケット 34a、34b、34e ブラケットのボルト貫通孔 34d、34f 仮止め孔 34A 第1ブラケット分割体 34B 第2ブラケット分割体 35 丸み38 シール用突条 40 ビード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆ラバーと、当該被覆ラバーの外縁に
    沿って外観環形状をなすブラケットとを備え、車体に設
    けた孔を通過して車内とエンジンルームの間にステアリ
    ング装置を配置する際に、前記孔を、前記ステアリング
    装置の一部を包みこみながら貫通させた前記被覆ラバー
    によって前記エンジンルーム側から覆い、前記孔の開口
    縁部に接した前記被覆ラバーの外縁に、エンジンルーム
    側から前記ブラケットを当接し、前記開口縁部から前記
    ブラケットまで貫通したボルト締結要素の締め付けによ
    り前記ブラケットが前記被覆ラバーの外縁を前記開口縁
    部側に押し付けて固定するステアリングホールカバーの
    取付け構造において、 前記ブラケットの前記ボルト締結要素が貫通するボルト
    貫通孔の近傍位置を除いた周方向に、当該ブラケットの
    曲げ剛性を補強するビードを連続して設けたことを特徴
    とするステアリングホールカバーの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記ビードを、前記被覆ラバーの外縁に
    当接する面が凸曲面状に突出している形状とし、このビ
    ードに対向して前記開口縁部に当接する被覆ラバーの外
    縁に、前記開口縁部に向けて突出するシール用突条を周
    方向に連続して一体に設けたことを特徴とする請求項1
    記載のステアリングホールカバーの取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットを、略馬蹄形状をなす第
    1ブラケット分割体及び第2ブラケット分割体による2
    分割タイプとし、これら第1及び第2分割体の両端部に
    それぞれボルト貫通孔を形成し、これらボルト貫通孔を
    互いに重ね合わせて前記ボルト締結要素を貫通させる構
    造とする一方、前記ビードを各ボルト貫通孔の近傍まで
    形成していき、各ボルト貫通孔の周囲の端部形状を、鋭
    角な角部が存在しない丸みを付けた形状としたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のステアリングホールカバ
    ーの取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記被覆ラバーの外縁の所定位置に仮止
    め用突起片を形成するとともに、前記ブラケットのボル
    ト貫通孔の近傍位置に、前記仮止め突起片を係合させる
    仮止め孔を形成したことを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載のステアリングホールカバーの取付け構
    造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210567A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Honda Motor Co Ltd ジョイントカバー構造
US10179612B2 (en) 2016-09-02 2019-01-15 Ford Global Technologies, Llc Body aperture plug and body conversion
JP2019131093A (ja) * 2018-02-01 2019-08-08 鬼怒川ゴム工業株式会社 ステアリングホールカバー組立体

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