JP2001095326A

JP2001095326A - 野菜移植機

Info

Publication number: JP2001095326A
Application number: JP28124799A
Authority: JP
Inventors: Shuichi Shimizu; 修一清水; Toshiro Wada; 俊郎和田; Tomohiro Takeyama; 智洋竹山; Yozo Ogaki; 洋三大垣
Original assignee: Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd; Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd; Yanmar Co Ltd
Priority date: 1999-10-01
Filing date: 1999-10-01
Publication date: 2001-04-10

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の野菜移植機では苗取爪と移植爪を同時
に一往復させて苗トレイから野菜苗を取り出し植え付け
ていたので、作業スピードが遅かった。【解決手段】苗取爪３６によって苗トレイから野菜苗
を取り出し、該苗取爪から野菜苗を移植爪３１に受渡
し、該移植爪を下降させて圃場に移植する野菜移植機に
おいて、前記苗取爪と移植爪の間に、野菜苗を一時的に
保持して、移植爪に受渡す中継体４１を配置し、前記中
継体を受ディスク４１ｃと、底なし中継カップ４１ｂを
設けた円板より構成し、該受ディスク上で円板を回転さ
せて順次野菜苗を取り出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、苗取爪により苗ト
レイから野菜苗を取り出して移植爪内に投入して圃場に
移植する野菜移植機において、高速で移植することを可
能とする技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、野菜移植機の機体後部にスラ
イド軸を左右方向に横設し、該スライド軸に摺動自在に
苗載台を配し、該苗載台上に野菜苗を収納した苗トレイ
を載置し、横送り駆動によって苗載台を左右間欠往復動
させ、左右の終端位置に至ると苗トレイを縦送り駆動が
行われるようにし、苗取爪によって苗トレイ上の野菜苗
を挟持して取り出し、移植爪内に投入して、該移植爪を
回動させて、圃場に移植する野菜移植機の技術は公知と
なっている。例えば、特開平１１−９０２７の技術であ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の野菜移
植機は、苗取爪によって苗トレイより野菜苗を取り出し
て移植爪に搬送して元の位置に戻り、該移植爪は下降し
て圃場に植え付けて元の位置に戻る。つまり、苗取爪も
移植爪もそれぞれ一つずつ配置されて、往復駆動する構
成とし、苗取爪と移植爪は一箇所で受け渡す必要がある
ため、多量の野菜苗を移植する場合、高速移植しようと
しても、苗取爪及び移植爪の駆動速度に限界があるた
め、作業者は苗取爪の作業速度に合わせて歩きながら移
植作業を行っていた。よって、大規模圃場では更なる高
速化が望まれていたのである。そこで本発明は二つの野
菜苗を苗トレイから一度に取り出し、中継カップに一時
的に一つを保持して、移植爪によって連続的に植え付け
られるようにしようとする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項１においては、苗取爪によ
って苗トレイから野菜苗を取り出し、該苗取爪から野菜
苗を移植爪に受渡し、該移植爪を下降させて圃場に移植
する野菜移植機において、前記苗取爪と移植爪の間に、
野菜苗を一時的に保持して、移植爪に受渡す中継体を配
置した。

【０００５】また、請求項２においては、前記中継体を
受ディスクと、底なし中継カップを設けた円板より構成
し、該受ディスク上で円板を回転させて順次野菜苗を取
り出すようにした。

【０００６】請求項３においては、前記苗取爪と中継体
にそれぞれミッションケースから同一の出力軸よりチェ
ーンを介して動力を伝達した。また、請求項４において
は、前記苗取爪と移植爪をそれぞれ二組設け、苗取爪は
並置して往復動させ、移植爪はロータリケースの両側に
配置して、回転駆動させた。

【０００７】また、請求項５においては、前記苗取爪を
四組並列配置し、その両側に苗取爪駆動機構を設けた。
また、請求項６においては、前記両側の苗取爪駆動機構
にそれぞれアームガイドを設け、苗取爪の回動軌跡を設
定した。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図１は本発明の一実施例に係る歩行型野菜移植機の
全体的な構成を示した側面図、図２は苗取爪駆動部と中
継体の側面図、図３は中継体とその駆動部の平面図、図
４は苗取爪駆動部の平面断面図である。

【０００９】本発明の一実施例に係る歩行型の野菜移植
機について全体構成から説明する。図１において、野菜
移植機は、前部にエンジンフレーム２を配設し、該エン
ジンフレーム２上にエンジン４を載置している。前記エ
ンジンフレーム２の後部にミッションケース３が固定さ
れ、該ミッションケース３上部にメインフレーム１が固
設され、該メインフレーム１の内側に移植部５が配置さ
れ、その後部上に苗載台３４が左右スライド可能に配置
され、メインフレーム１後部に操作部６が配設されてい
る。該操作部６には走行クラッチレバーや作業クラッチ
レバー等が配置されている。前記エンジン４やミッショ
ンケース３の上方や側方はカバー９によって覆われてい
る。

【００１０】そして、前記ミッションケース３の下部両
側より走行駆動軸１０・１０が突出され、該走行駆動軸
１０・１０に後走行駆動ケース１２・１２が上下回動自
在に枢支されている。該後走行駆動ケース１２内の走行
駆動軸１０上にはスプロケットが固設され、後走行駆動
ケース１２の他側に車軸１４が軸支されて、該後走行駆
動ケース１２内の車軸１４上にはスプロケットが固定さ
れ、走行駆動軸１０よりスプロケット、チェーンを介し
て車軸１４とともに走行駆動輪１６が駆動できるように
している。

【００１１】また、前記エンジンフレーム２前部の左右
両側には、前輪１５を支持する前輪支持体２２一端が回
動自在に枢支されている。前記前輪支持体２２と後走行
駆動ケース１２とが連結ロッド２０を介して連動連結さ
れている。さらに、後走行駆動ケース１２上部には、上
下動操作ロッド２１の一端が連結され、上下動操作ロッ
ド２１の他端が図示せぬ昇降駆動ユニットに連結されて
いる。

【００１２】従って、前記昇降駆動ユニットを駆動して
左右上下動操作ロッド２０・２１が前後に移動され、後
走行駆動ケース１２と前輪支持体２２が連動して回動さ
れ、後走行駆動ケース１２と前輪支持体２２が立ち上げ
られることで、機体全体を上昇させて高い畝への移植作
業を行うことができ、逆に、後走行駆動ケース１２と前
輪支持体２２が水平状にねかせることで低い畝に適用し
た高さとなる。また、傾斜地においては、左右の高さを
変えて機体の水平を維持することができる。

【００１３】また、メインフレーム１の前後左右中央部
に移植部５が配設されており、該移植部５はロータリケ
ース３０の中央に回動駆動軸を配置し、該ロータリケー
ス３０の両側に開閉機構を介して移植爪３１・３１が配
置されている。前記ミッションケース３の側部より後方
に苗取り駆動機構が延設され、該苗取り駆動機構より前
記メインフレーム１の後部の間に配置した苗載台３４に
動力を伝えて、左右往復駆動と縦送り駆動を可能として
いる。また、前記ミッションケース３の後部側面より後
方に下部フレーム３７を突出し、該下部フレーム３７の
後下部に覆土輪３９を配置している。また、前記覆土輪
３９の上方に主変速レバー２３や植深さレバー、覆土圧
調整レバー、株間変速レバー等を有する第二操作部が配
設されている。

【００１４】前記ロータリケース３０はミッションケー
ス３の一側より後方へ突出した植付伝動ケース２５の後
部に配置され、ミッションケース３内部より苗取り駆動
と同調した動力が植付伝動ケース２５内に伝達されてい
る。また、前記ミッションケース３からチェーン等を介
して苗取爪駆動機構２４に動力が伝達され、該苗取爪駆
動機構２４からチェーン等を介して横送り駆動ケース２
６に動力を伝達している。また、横送り駆動ケース２６
より縦送り伝動ケース２７を介して縦送り駆動力が伝達
されている。この縦送り駆動力によって苗トレー２９が
下方へ一定量ずつ搬送され、横送り駆動ケース２６の上
方に配置するの苗取爪３６によって、苗トレー２９から
野菜苗７（セル整形苗）を一つずつ取り出し後述する中
継体４１を介して移植爪３１に搬送して、該移植爪３１
を下降して畝内に突入させて開き落下させて植え付け、
覆土輪３９によって両側の土を押さえつけて移植するの
である。

【００１５】さらに、前述の苗載台３４にも、ミッショ
ンケース３の動力が後述するチェーンやスプロケット等
を介して動力が伝達され、苗トレー２９が下方へ一定量
（一ポット分）ずつ搬送駆動されて、苗取り駆動機構２
４によって駆動される苗取爪３６によって苗トレー２９
から野菜苗７を一つずつ移植爪に搬送して、該移植爪３
１を下降して畝上で開き野菜苗７を落下させて植え付
け、覆土輪３９によって両側の土を押さえつけて、野菜
苗７を畝に移植することとしている。

【００１６】次に、本発明の高速植付機構について説明
する。高速植付を可能とするために、本発明では前記移
植爪３１が最上昇した位置の上方位置に受け継ぎ機構４
０が配置されている。該受け継ぎ機構４０は図２、図３
に示すように、左右の中継体４１Ｌ・４１Ｒと駆動体４
２と、該中継体４１Ｌ・４１Ｒと駆動体４２を連結して
動力を伝達する伝動部材４３より構成されている。

【００１７】前記中継体４１は円板の外周に歯部を形成
したスプロケット４１ａの上面に中継カップ４１ｂ・４
１ｂを点対称位置に配置し、該中継カップ４１ｂ・４１
ｂは底なしとして開口し、該スプロケット４１ａにも中
継カップ４１ｂ・４１ｂの載置部分に開口部４１ｄ・４
１ｄを設け、更に、スプロケット４１ａの下面には受デ
ィスク４１ｃを配置し、該受ディスク４１ｃには前記一
方（本実施例では左右外側）の開口部４１ｄの下方のみ
開口部４１ｅを設けている。この開口部４１ｅは移植爪
３１の上方に位置させる。そして、前記中継カップ４１
ｂの底の孔及び開口部４１ｄ・４１ｅは苗トレー２９に
収容した野菜苗７が通り抜けられる大きさとし、中継カ
ップ４１ｂは野菜苗７を収容できる大きさとしている。
また、前記駆動体４２はスプロケットより構成され、伝
動部材４３はチェーンにより構成されている。但し、ス
プロケットやチェーンの代わりにプーリーとベルトまた
は歯車等より構成することも可能である。

【００１８】前記駆動体４２はベベルギヤ４４・４５、
伝動軸５３や伝動歯車や伝動スプロケットやチェーン５
４、スプロケット５５等を介して出力軸４６から動力が
伝達されるようにしている。該出力軸４６はミッション
ケース３の後部から変速装置４７を介して動力が伝達さ
れる。また、前記出力軸４６の両側には出力スプロケッ
ト５０Ｌ・５０Ｒが固設され、該出力スプロケット５０
Ｌ・５０Ｒよりチェーン５１・５１を介して、図２、図
４に示す苗取爪駆動機構２４、縦送り機構４９および横
送り駆動機構５２に動力が伝えられる。こうして、左右
２条ずつ合計４つの苗取爪３６・３６・・・が左右両側
より駆動される構成としている。

【００１９】前記苗取爪駆動機構２４は左右両側に配置
して、両側から駆動することによって捩じりや左右に位
相差ができたりしないようにしており、駆動機構は左右
対称に配置されているために、左側について説明する。
駆動ケース６０に入力軸６１が回転自在に横架されて、
該駆動ケース６０外の入力軸６１上にスプロケット６２
が固設され、前記チェーン５１が巻回されて動力が伝達
される。該駆動ケース６０内方の入力軸６１上にはロー
タリーケース６３が固設され、該ロータリーケース６３
内の入力軸６１上にはギヤ６４が回転自在に支持され
て、該ギヤ６４は前記駆動ケース６０に固設されてい
る。

【００２０】そして更に、ロータリーケース６３内に中
間ギヤ６５が回転自在に枢支されて前記ギヤ６４と噛合
し、該中間ギヤ６５はロータリーケース６３の他端に軸
支したクランク軸６６上の歯車６７と噛合している。該
クランク軸６６にクランクアーム６９が固設され、該ク
ランクアーム６９を固設し、左右のクランクアーム６９
・６９の先端間にカム軸７０を横架して固定し、該カム
軸７０上に苗取り支持アーム７１と、苗取爪３６毎に開
閉カム７２を配置している。

【００２１】そして、該苗取り支持アーム７１は平面視
「ヨ」字状に構成して、該苗取り支持アーム７１の中途
部が前記カム軸７０に枢支され、前側の開放側は支持軸
７３を横架し、前端両側から外方向にガイドピン７５・
７５を突出し、該ピン７５先端にローラーを回転自在に
設けてアームガイド７６のガイド孔７６ａに挿入して摺
動自在としている。該アームガイド７６は前記駆動ケー
ス６０に固定し、ガイド孔７６ａは側面視「へ」字状の
長孔としている。また、苗取り支持アーム７１の後側は
閉塞して、この閉塞辺に四組の苗取爪３６が支持されて
おり、該苗取爪３６は前記開閉カム７２の回動によって
開閉左右方向に開閉可能に構成されている。

【００２２】このような構成において、前記入力軸６１
が駆動されると、ロータリーケース６３が回動され、こ
のロータリーケース６３の回転により、ギヤ６４の周囲
を中間ギヤ６５が自転しながら公転し、歯車６７を回転
してクランク軸６６を回転する。この回転によりクラン
クアーム６９も回転するが、その回転方向は逆方向とな
り、該クランクアーム６９の先端にカム軸７０を介して
支持された苗取り支持アーム７１はガイド孔７６ａにガ
イドされて揺動し、苗取爪３６の先端が所定の軌跡を描
いて運動する。この軌跡は、苗取爪３６が苗載台３４上
の苗トレー２９に挿入して、開閉カム７２によって苗取
爪３６を閉じて苗を掴み、続いて取り出して、移植爪３
１上方の中継体４１に苗を運び、苗取爪３６を開いて放
出する、そして、再び苗載台３４側へ移動する往復駆動
軌跡が描かれる。

【００２３】そして前記中継体４１の部分において、放
出された野菜苗７は、左右一側の中継カップ４１ｂから
はそのまま開口部４１ｄ・４１ｅを通過して移植爪３１
内に収納され、畝上へ植え付けられる。左右他方の中継
カップ４１ｂ内に放出された野菜苗７は受ディスク４１
ｃ上に載せられ、スプロケット４１ａの回動によって、
移植爪３１の上方まで搬送され、この位置で開口部４１
ｄ・４１ｅを通過して移植爪３１内に収納されるのであ
る。こうして、四組の苗取爪３６が１往復して４つの野
菜苗７を中継体４１・４１まで搬送し、その間に二組の
ロータリケース３０・３０が一回転して、それぞれ１８
０度毎に二つの移植爪３１で二つずつ移植して、１回転
する間に４つの野菜苗７を移植するようにして、高速植
付を可能としている。

【００２４】また、前記左右一側のチェーン５１の中途
部にスプロケット９０が配置され、該スプロケット９０
を固設した軸９５上にスプロケット９１を設け、該スプ
ロケット９１からチェーン９２を介して横送り駆動ケー
ス２６に横架した入力軸９６上のスプロケット９７に動
力を伝え、該入力軸９６から横送り駆動ケース２６内の
歯車を介して横送り軸９４および縦送り軸９９に動力を
伝えるようにしている。この横送り軸９４の回動によっ
て苗載台３４を一定ピッチで左右方向に往復動させ、縦
送り軸９９の回動によって左右往復するときの折り返す
ときに苗トレイを１ピッチ下方へ送るようにしているの
である。

【００２５】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏するのである。即ち、請求項
１に示す如く、苗取爪によって苗トレイから野菜苗を取
り出し、該苗取爪から野菜苗を移植爪に受渡し、該移植
爪を下降させて圃場に移植する野菜移植機において、前
記苗取爪と移植爪の間に、野菜苗を一時的に保持して、
移植爪に受渡す中継体を配置したので、複数の野菜苗を
一度に搬送して、そのうち一つはそのまま移植爪で移植
し、残りの野菜苗は中継体で保持することができ、苗取
爪の駆動が遅い場合でも移植爪が高速の場合、その速さ
に合わせて作業速度をアップすることができる。

【００２６】請求項２に示す如く、前記中継体を受ディ
スクと、底なし中継カップを設けた円板より構成し、該
受ディスク上で円板を回転させて順次野菜苗を取り出す
ようにしたので、回転により野菜苗が搬送されて、無理
な力がかからず、高速化が可能となり、また、構造が簡
単でコンパクト化が可能であり安価に構成できる。

【００２７】請求項３に示す如く、前記苗取爪と中継体
にそれぞれミッションケースから同一の出力軸よりチェ
ーンを介して動力を伝達したので、動力伝達構成が簡単
となり、安価な構成で同期した駆動力を伝達することが
できる。

【００２８】請求項４の如く、前記苗取爪と移植爪をそ
れぞれ二組設け、苗取爪は並置して往復動させたので、
搬送速度が遅く、野菜苗を取り出すために往復動させる
必要がる苗取爪は二つ同時に並行して駆動でき、搬送量
を増加できる。また、移植爪はロータリケースの両側に
配置して、回転駆動させたので、上下方向の回転で連続
的に移植爪を駆動して搬送して移植することが可能とな
り、両者の組み合わせによって高速化が可能となる。

【００２９】また、請求項５の如く、前記苗取爪を四組
並列配置し、その両側に苗取爪駆動機構を設けたので、
苗取爪を並行に複数配置しても両側から駆動することに
よって、左右の駆動に捩れや位相差等が生じることを防
止でき、また、支持剛性もアップすることができて、苗
取り精度を向上できる。

【００３０】請求項６の如く、前記両側の苗取爪駆動機
構にそれぞれアームガイドを設け、苗取爪の回動軌跡を
設定したので、左右両側から苗取爪を案内することにな
り、苗取り精度を向上することができ、確実に苗を取
り、中継体に受け渡すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る歩行型野菜移植機の全
体的な構成を示した側面図である。

【図２】苗取爪駆動部と中継体の側面図である。

【図３】中継体とその駆動部の平面図である。

【図４】苗取爪駆動部の平面断面図である。

【符号の説明】

３１移植爪３６苗取爪４１中継体４１ｂ中継カップ４１ｃ受ディスク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者和田俊郎大阪府大阪市北区茶屋町１番32号ヤンマー農機株式会社内 (72)発明者竹山智洋大阪府大阪市北区茶屋町１番32号ヤンマー農機株式会社内 (72)発明者大垣洋三兵庫県尼崎市猪名寺２丁目18番１号株式会社神崎高級工機製作所内Ｆターム(参考） 2B060 AC01 BB05 CB17 CB30 CC05

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】苗取爪によって苗トレイから野菜苗を取
り出し、該苗取爪から野菜苗を移植爪に受渡し、該移植
爪を下降させて圃場に移植する野菜移植機において、前
記苗取爪と移植爪の間に、野菜苗を一時的に保持して、
移植爪に受渡す中継体を配置したことを特徴とする野菜
移植機。
【請求項２】前記中継体を受ディスクと、底なし中継
カップを設けた円板より構成し、該受ディスク上で円板
を回転させて順次野菜苗を取り出すようにしたことを特
徴とする請求項１記載の野菜移植機。
【請求項３】前記苗取爪と中継体にそれぞれミッショ
ンケースから同一の出力軸よりチェーンを介して動力を
伝達したことを特徴とする請求項１記載の野菜移植機。
【請求項４】前記苗取爪と移植爪をそれぞれ二組設
け、苗取爪は並置して往復動させ、移植爪はロータリケ
ースの両側に配置して、回転駆動させたことを特徴とす
る請求項１記載の野菜移植機。
【請求項５】前記苗取爪を四組並列配置し、その両側
に苗取爪駆動機構を設けたことを特徴とする請求項１記
載の野菜移植機。
【請求項６】前記両側の苗取爪駆動機構にそれぞれア
ームガイドを設け、苗取爪の回動軌跡を設定したことを
特徴とする請求項５記載の野菜移植機。