JP2001092773A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2001092773A
JP2001092773A JP26699399A JP26699399A JP2001092773A JP 2001092773 A JP2001092773 A JP 2001092773A JP 26699399 A JP26699399 A JP 26699399A JP 26699399 A JP26699399 A JP 26699399A JP 2001092773 A JP2001092773 A JP 2001092773A
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JP
Japan
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circuit
data
address
storage
control circuit
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JP26699399A
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Yoshihiko Imamura
義彦 今村
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FIFO回路のオーバーフローおよびアンダ
ーフローを高性能に回避できるデータ処理装置を提供す
る。 【解決手段】 内部バス制御回路342においてFI
FO回路3441 〜3443 の残量を監視し、これらが
オーバーフローおよびアンダーフローを生じないように
内部バス347を介して、FIFO回路3441 〜34
4 とメインメモリ20との間のデータ転送を制御す
る。内部バス制御回路242における次に制御対象とす
るFIFOの決定処理と、メモリ制御回路341におけ
るメインメモリ20内のアクセスを行う初期アドレスの
生成処理と、バーストアクセスを行う際に行う当該初期
アドレスを用いたアドレスの連続生成処理とを並行して
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置に
関し、特に、FIFO回路の入出力制御に特徴を有する
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、画像処理装置などには、リアル
タイムな画像表示を可能にするためにリアルタイム処理
を行う回路と、例えばメインメモリに対してのアクセス
などの非リアルタイム処理を行う回路とを有し、これら
の回路の間にFIFO(First In First Out)回路を介在
させて、データ処理のタイミングのずれを吸収してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像処理装置では、FIFO回路の記憶容量は有限で
あることから、FIFO回路がオーバーフローまたはア
ンダーフローすると、リアルタイム処理が破綻してしま
うという問題がある。また、内部バスなどを介して複数
のFIFO回路とメインメモリとの間でのデータ入出力
を行う構成の画像処理装置では、FIFO回路のオーバ
ーフローおよびアンダーフローを回避するように、メイ
ンメモリとの間のデータ転送を優先的に行うFIFO回
路を決定した後に、当該データ転送に伴ってアクセスを
行うメインメモリ内のアドレスを算出する。しかしなが
ら、この場合に、FIFO回路の数が多くなると、メイ
ンメモリとの間のデータ転送を優先的に行うFIFO回
路を決定する処理時間が長くなり、FIFO回路がオー
バーフローおよびアンダーフローする可能性が高くなる
という問題がある。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、FIFO回路のオーバーフローおよびアンダ
ーフローを高性能に回避できるデータ処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点のデータ処理装置は、データ転送ラインと、
前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
1の記憶回路と、前記データ転送ラインとの間でデータ
の入出力を行う第2の記憶回路と、前記データ転送ライ
ンを介したデータ伝送を制御する第1の制御回路と、前
記第2の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2の
制御回路とを有し、前記第1の記憶回路は、入力したデ
ータを記憶部に書き込み、読み出し指示信号に基づい
て、前記書き込んだデータを入力順に前記データ転送ラ
インに読み出し、前記記憶部内のデータが記憶されてい
ない未記憶領域の記憶容量を示す残量を監視し、当該残
量を示す残量通知信号を前記第1の制御回路に出力し、
前記第1の制御回路は、前記残量通知信号に基づいて、
前記記憶部がオーバーフローしないように前記第1の記
憶回路に前記読み出し指示信号を出力するか否かを決定
し、前記読み出し指示信号を出力すると決定した場合
に、前記第2の制御回路に書き込み指示信号を出力し、
前記第2の制御回路は、前記書き込み指示信号に基づい
て前記第2の記憶回路内の書き込みを行う初期アドレス
を生成し、当該初期アドレスを用いて前記第2の記憶回
路内の連続したアドレスを順に生成し、前記第2の記憶
回路は、当該生成されたアドレスに、前記第1の記憶回
路から前記データ転送ラインに読み出されたデータを順
に書き込む。
【0006】本発明の第1の観点のデータ処理装置の作
用は以下に示すようになる。本発明の第1の観点のデー
タ処理装置では、第1の記憶回路において、記憶部内の
データが記憶されていない未記憶領域の記憶容量を示す
残量が監視され、当該残量を示す残量通知信号が第1の
制御回路に出力される。そして、第1の制御回路におい
て、第1の記憶回路から入力した残量通知信号に基づい
て、記憶部がオーバーフローしないように、第1の記憶
回路に前記読み出し指示信号を出力するか否かが決定さ
れ、前記読み出し指示信号を出力すると決定した場合
に、第2の制御回路に書き込み指示信号が出力される。
第1の記憶回路は、読み出し指示信号を入力すると、記
憶部からデータ転送ラインにデータを読み出す。また、
第2の制御回路において、第1の制御回路から入力した
前記書き込み指示信号に基づいて前記第2の記憶回路内
の書き込みを行う初期アドレスが生成され、当該初期ア
ドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続したアドレ
スが順に生成される。そして、第2の記憶回路におい
て、当該生成されたアドレスに、第1の記憶回路から前
記データ転送ラインに読み出されたデータが順に書き込
まれる。
【0007】また、本発明の第1の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、前記第2の制御回路は、前記初期ア
ドレスを生成する第1のアドレス生成回路と、前記初期
アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続したアド
レスを順に生成して前記第2の記憶回路に出力する第2
のアドレス生成回路とを有し、前記第1の制御回路にお
ける前記読み出し指示信号の出力の決定処理と、前記第
1のアドレス生成回路における前記初期アドレスの生成
処理と、前記第2のアドレス生成回路による前記アドレ
ス生成処理とを並行して行う。このようにすることで、
第1の記憶回路がオーバーフローしないように行う制御
を高い応答性で行うことができ、第1の記憶回路がオー
バーフローすることを高性能に回避できる。
【0008】また、本発明の第1の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、前記第1の制御回路における前記読
み出し指示信号の出力の決定処理と、前記第1の制御回
路における前回の決定処理に応じて出力された前記書き
込み指示信号に基づいた前記第1のアドレス生成回路に
おける前記初期アドレスの生成処理と、前記第1のアド
レス生成回路において前回に生成された前記初期アドレ
スを用いた前記第2のアドレス生成回路における前記ア
ドレス生成処理とに同じ時間サイクルを割り当ててパイ
プライン処理を行う。
【0009】また、本発明の第1の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、前記第1のアドレス生成回路は、ア
ドレスを算出するアドレス算出回路と、前記算出した初
期アドレスを記憶する第3の記憶回路とを有し、前記デ
ータ処理装置は、前記第3の記憶回路から初期アドレス
が書き込まれ、当該書き込まれた初期アドレスを前記第
2のアドレス生成回路に読み出す第4の記憶回路をさら
に有する。
【0010】また、本発明の第1の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、前記第2の記憶回路は、ロウアドレ
スおよびコラムアドレスによって指定された記憶領域内
のメモリセルに前記データを書き込み、前記第2のアド
レス生成回路は、ロウアドレスを記憶する第5の記憶回
路と、前記第5の記憶回路に記憶されたロウアドレスを
順に増加あるいは減少する第1のアドレス更新回路と、
コラムアドレスを記憶する第6の記憶回路と、前記第6
の記憶回路に記憶されたコラムアドレスを順に増加ある
いは減少する第2のアドレス更新回路とを有し、前記第
1のアドレス生成回路は、前記第4の記憶回路に記憶さ
れた初期アドレスを、前記連続したアドレスの生成を開
始する前に、前記第5の記憶回路および前記第6の記憶
回路に読み出す。
【0011】また、本発明の第1の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、複数の前記第1の記憶回路を有し、
前記第1の制御回路は、前記複数の第1の記憶回路から
入力した前記残量通知信号に基づいて、前記複数の第1
の記憶回路のうち一の前記第1の記憶回路に前記読み出
し指示信号を出力する。
【0012】また、本発明の第1の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、前記第1の記憶回路および前記第2
の記憶回路は、画像データを記憶し、前記第1のアドレ
ス生成回路の前記アドレス算出回路は、前記画像データ
を構成するフレームデータの書き込みを開始する前記第
2の記憶回路のアドレスを記憶する第7の記憶回路と、
前記第2の記憶回路に書き込みを行う画素データの前記
フレームデータ内での位置を特定する位置データを記憶
する第8の記憶回路と、前記画素データのデータ長を記
憶する第9の記憶回路と、前記第8の記憶回路から読み
出した位置データと前記第9の記憶回路から読み出した
データ長とを乗算する乗算回路と、前記第7の記憶回路
から読み出した前記アドレスと、前記乗算回路の乗算結
果とを加算して前記初期データを算出する加算回路とを
有し、前記アドレス算出回路は、前記第1の制御回路か
ら入力した前記書き込み指示信号に基づいて、前記第7
の記憶回路、前記第8の記憶回路および前記第9の記憶
回路に対応する前記アドレス、前記位置データおよび前
記データ長をそれぞれ設定する。
【0013】また、本発明の第2の観点のデータ処理装
置は、データ転送ラインと、前記データ転送ラインとの
間でデータの入出力を行う第1の記憶回路と、前記デー
タ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第2の記憶
回路と、前記データ転送ラインを介したデータ伝送を制
御する第1の制御回路と、前記第2の記憶回路に対して
のアクセスを制御する第2の制御回路とを有し、前記第
1の記憶回路は、書き込み指示信号に基づいて前記デー
タ転送ラインから入力したデータを記憶部に書き込み、
前記書き込んだデータを入力順に読み出し、前記記憶部
内のデータが記憶されている記憶領域の記憶容量を示す
残量を監視し、当該残量を示す残量通知信号を前記第1
の制御回路に出力し、前記第1の制御回路は、前記残量
通知信号に基づいて、前記記憶部がアンダーフローしな
いように前記第1の記憶回路に前記書き込み指示信号を
出力するか否かを決定し、前記書き込み指示信号を出力
すると決定した場合に、前記第2の制御回路に読み出し
指示信号を出力し、前記第2の制御回路は、前記読み出
し指示信号に基づいて前記第2の記憶回路内の読み出し
を行う初期アドレスを生成し、当該初期アドレスを用い
て前記第2の記憶回路内の連続したアドレスを順に生成
し、前記第2の記憶回路は、当該生成されたアドレスか
ら読み出したデータを前記データ転送ラインに出力す
る。
【0014】本発明の第2の観点のデータ処理装置の作
用は以下に示すようになる。本発明の第2の観点のデー
タ処理装置では、第1の記憶回路において、記憶部内の
データが記憶されている記憶領域の記憶容量を示す残量
が監視され、当該残量を示す残量通知信号が第1の制御
回路に出力される。そして、第1の制御回路において、
第1の記憶回路から入力した残量通知信号に基づいて、
記憶部がアンダーフローしないように、第1の記憶回路
に書き込み指示信号を出力するか否かが決定され、前記
書き込み指示信号を出力すると決定した場合に、第2の
制御回路に読み出し指示信号が出力される。読み出し指
示信号が第2の制御回路に入力されると、前記第2の記
憶回路内の読み出しを行う初期アドレスが生成され、当
該初期アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続し
たアドレスが順に生成される。そして、第2の記憶回路
において、当該生成されたアドレスからデータ転送ライ
ンにデータが順に読み出される。そして、第1の記憶回
路において、書き込み指示信号に基づいて、第2の記憶
回路からデータ転送ラインに読み出されたデータが順に
書き込まれる。
【0015】また、本発明の第2の観点のデータ処理装
置は、好ましくは、前記第2の制御回路は、前記初期ア
ドレスを生成する第1のアドレス生成回路と、前記初期
アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続したアド
レスを順に生成して前記第2の記憶回路に出力する第2
のアドレス生成回路とを有し、前記第1の制御回路にお
ける前記書き込み指示信号の出力の決定処理と、前記第
1のアドレス生成回路における前記初期アドレスの生成
処理と、前記第2のアドレス生成回路による前記アドレ
ス生成処理とを並行して行う。
【0016】また、本発明の第3の観点のデータ処理装
置は、リアルタイムにデータを入力するインターフェイ
ス回路と、データ転送ラインと、前記インターフェイス
回路と前記データ転送ラインとの間で介在する第1の記
憶回路と、前記データ転送ラインとの間でデータの入出
力を行う第2の記憶回路と、前記データ転送ラインを介
したデータ伝送を制御する第1の制御回路と、前記第2
の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2の制御回
路とを有し、前記第1の記憶回路は、前記インターフェ
イス回路を介して入力したデータに応じたデータをリア
ルタイムに記憶部に書き込み、読み出し指示信号に基づ
いて、前記書き込んだデータを入力順に前記データ転送
ラインに読み出し、前記記憶部内のデータが記憶されて
いない未記憶領域の記憶容量を示す残量を監視し、当該
残量を示す残量通知信号を前記第1の制御回路に出力
し、前記第1の制御回路は、前記残量通知信号に基づい
て、前記記憶部がオーバーフローしないように前記第1
の記憶回路に前記読み出し指示信号を出力するか否かを
決定し、前記読み出し指示信号を出力すると決定した場
合に、前記第2の制御回路に書き込み指示信号を出力
し、前記第2の制御回路は、前記書き込み指示信号に基
づいて前記第2の記憶回路内の書き込みを行う初期アド
レスを生成し、当該初期アドレスを用いて前記第2の記
憶回路内の連続したアドレスを順に生成し、前記第2の
記憶回路は、当該生成されたアドレスに、前記第1の記
憶回路から前記データ転送ラインに読み出されたデータ
を順に書き込む。
【0017】本発明の第3の観点のデータ処理装置の作
用は、第1の記憶回路が、インターフェイス回路を介し
てデータをリアルタイムに入力する点を除いて、前述し
た第1の観点のデータ処理装置の作用と同じである。
【0018】また、本発明の第4の観点のデータ処理装
置は、リアルタイムにデータの出力を行うインターフェ
イス回路と、データ転送ラインと、前記インターフェイ
ス回路と前記データ転送ラインとの間に介在する第1の
記憶回路と、前記データ転送ラインとの間でデータの入
出力を行う第2の記憶回路と、前記データ転送ラインを
介したデータ伝送を制御する第1の制御回路と、前記第
2の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2の制御
回路とを有し、前記第1の記憶回路は、書き込み指示信
号に基づいて前記データ転送ラインから入力したデータ
を記憶部に書き込み、前記書き込んだデータを入力順に
前記インターフェイス回路側に読み出し、前記記憶部内
のデータが記憶されている記憶領域の記憶容量を示す残
量を監視し、当該残量を示す残量通知信号を前記第1の
制御回路に出力し、前記第1の制御回路は、前記残量通
知信号に基づいて、前記記憶部がアンダーフローしない
ように前記第1の記憶回路に前記書き込み指示信号を出
力するか否かを決定し、前記書き込み指示信号を出力す
ると決定した場合に、前記第2の制御回路に読み出し指
示信号を出力し、前記第2の制御回路は、前記読み出し
指示信号に基づいて前記第2の記憶回路内の読み出しを
行う初期アドレスを生成し、当該初期アドレスを用いて
前記第2の記憶回路内の連続したアドレスを順に生成
し、前記第2の記憶回路は、当該生成されたアドレスか
ら読み出したデータを前記データ転送ラインに出力す
る。
【0019】本発明の第4の観点のデータ処理装置の作
用は、第1の記憶回路が、インターフェイス回路側にリ
アルタイムにデータを出力する点を除いて、前述した第
2の観点のデータ処理装置の作用と同じである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
マルチプロセッサシステムについて説明する。なお、本
実施形態に係わるマルチプロセッサシステムを説明する
前に、本発明の背景技術となるマルチプロセッサシステ
ムについて説明する。背景技術 図1は、本背景技術のマルチプロセッサシステム200
の構成図である。図1は本背景技術のマルチプロセッサ
システム200の構成図、図2は図1に示す内部バス制
御回路242の構成を説明するための図である。図1に
示すように、マルチプロセッサシステム200は、例え
ば、メモリ制御回路241、内部バス制御回路242、
プロセッシングエレメント3431 ,3432 34
3 、FIFO回路2441 ,2442 ,2443 ,2
444 、メモリI/F回路145、システムI/F回路
246および内部バス347,348を1チップ内に集
積化している。
【0021】マルチプロセッサシステム200では、外
部端子246a1 を介して画像データ処理回路211
らプロセッシングエレメント3431 にリアルタイムに
データが入力され、当該データを用いてプロセッシング
エレメント3431 においてリアルタイムに処理が行わ
れる。次に、プロセッシングエレメント3431 からF
IFO回路2441 にリアルタイムにデータS2641
が書き込まれ(入力され)た後に、内部バス制御回路2
42からの読み出し指示信号S2651 に基づいて、F
IFO回路2441 から内部バス347にデータS26
1 が入力順に読み出される(出力される)。当該読み
出されたデータS2671 は、書き込み指示信号S26
2 に基づいて、内部バス347からFIFO回路24
2 に、データS2672 として書き込まれた後に、デ
ータS2642 がプロセッシングエレメント3433
入力順にリアルタイムに読み出される。
【0022】次に、プロセッシングエレメント3433
において、データS2642 を用いて処理が行われる。
そして、プロセッシングエレメント3433 からFIF
O回路2443 にデータS2643 がリアルタイムに書
き込まれ、内部バス制御回路242からの読み出し指示
信号S2653 に基づいて、FIFO回路2443 から
内部バス347にデータS2673 が入力順に読み出さ
れる。当該読み出されたデータS2673 は、書き込み
指示信号S2654 に基づいて、内部バス347からF
IFO回路2444 に、データS2674 として書き込
まれた後に、データS2644 がプロセッシングエレメ
ント3432 に入力順にリアルタイムに読み出される。
なお、当該例では、プロセッシングエレメント3433
がリアルタイム処理を行う場合を例示するが、プロセッ
シングエレメント3433 は非リアルタイム処理を行う
ことも可能である。
【0023】FIFO回路2441 〜2445 は、例え
ば、各々64ビットのラインを128本用いて構成さ
れ、8192ビットの記憶容量を有している。FIFO
回路2441 ,2443 は、それぞれの記憶部の全記憶
領域を、例えば図2に示すように16分割して記憶部の
残量(未記憶領域の記憶容量)を監視し、その残量を示
す残量通知信号S2661 ,S2663 を内部バス制御
回路242に出力する。FIFO回路2441 ,244
3 から内部バス347には、読み出し指示信号S265
1 ,S2653 に基づいてデータS2671 ,S267
3 が読み出される。
【0024】FIFO回路2442 ,2444 は、それ
ぞれ記憶部の全記憶領域を、例えば図2に示すように1
6分割して記憶部の残量(データが既に記憶されている
記憶領域の記憶容量)を監視し、その残量を示す残量通
知信号S2652 ,S2654 を内部バス制御回路24
2に出力する。内部バス347からFIFO回路244
2 ,2444 には、書き込み指示信号S2652 ,S2
654 に基づいてデータS2672 ,S2674 が書き
込まれる。
【0025】内部バス制御回路242は、FIFO回路
2441 〜2444 からの残量通知信号S2441 〜S
2444 に基づいて、FIFO回路2441 〜2444
がオーバーフローおよびアンダーフローしないように、
読み出し指示信号S2651,S2653 および書き込
み指示信号S2652 ,S2654 を生成する。
【0026】メインメモリ20は、メモリI/F回路1
45を介して、内部バス347に接続されている。メモ
リ制御回路241は、例えば、内部バス制御回路242
からの制御信号S342aに基づいて、メインメモリ2
0から読み出したデータを内部バス347に出力すると
共に、内部バス347上のデータをメインメモリ20に
書き込む。
【0027】マルチプロセッサシステム200では、F
IFO回路2441 〜2444 と内部バス347との間
で、所定のデータ量を単位としてデータを入出力する。
例えば、FIFO回路2441 〜2444 と内部バス3
47との間で1024ビットのデータを単位として入出
力する場合に、メモリ制御回路241がメインメモリ2
0をアクセスするメモリイベントには、複数のメモリア
クセスが存在することになる。例えば、メモリI/F回
路145が64ビットで構成されるチップである場合に
は、1回のメモリイベントに16回のメモリアクセス
(データ転送)が含まれる。また、メモリI/F回路1
45が32ビットで構成されるチップの場合には、1回
のメモリイベントに32回のメモリアクセスが含まれ
る。メインメモリ20として、例えばSDRAM(Synch
ronous Dynamic Random Access Memory)のようにデータ
のバースト転送が可能なデバイスを用いた場合には、メ
インメモリ20に対して連続したメモリアクセスを容易
に実現できる。
【0028】以下、マルチプロセッサシステム200を
画像データ処理の分野に応用した場合について説明す
る。画像処理の分野では、一般的に、フレームデータを
単位として種々の処理が行われる。1フレームデータ
は、ディスプレイに1枚分の画像イメージを表示するた
めのデータである。当該フレームデータのデータ量は規
格によって異なるが、いずれの場合にも、1フレームデ
ータを構成する複数の画素データは、メインメモリ20
上の連続したアドレス上に記憶される。そのため、メイ
ンメモリ20として前述したバースト転送が可能なデバ
イスを用いることは、画像処理の分野では好ましい。
【0029】図3は、メモリ制御回路241において、
メインメモリ20の記憶領域にアクセスする際の論理ア
ドレス生成方法を説明するための図である。図3に示す
ように、1枚の画像フレームデータ32は、画像フレー
ムデータ32を構成する複数の画素(ピクセル)データ
に連続したアドレスが割り当てられてメインメモリ20
に記憶されている。ここで、メモリ制御回路241に
は、メインメモリ20に記憶されるフレームデータの先
頭アドレスを記憶するレジスタ33と、アクセスを行お
うとする画素データのフレームデータ上の位置を記憶し
ているレジスタ34と、1画素データ分のデータ長を記
憶しているレジスタ35とが内蔵されている。メモリ制
御回路241では、内部バス制御回路242からの制御
に基づいて、乗算器36において、レジスタ33から読
み出した先頭アドレスと、画素データのフレームデータ
上の位置とを乗算し、乗算結果を加算器37に出力す
る。そして、加算器37において、内部バス制御回路2
42からの制御に基づいて、レジスタ33から読み出し
たフレームデータの先頭アドレスと、乗算器36の乗算
結果とを加算して論理アドレスを得て、これをレジスタ
38に書き込む。
【0030】図4は、メモリ制御回路241において、
論理アドレスから物理アドレスを生成する過程を説明す
るための図である。図4に示すように、レジスタ38に
は、図3を用いて前述した処理を経て論理アドレスが記
憶される。なお、上述した論理アドレスの生成処理は、
例えば、内部バス制御回路242からの制御に基づいて
行われる。メモリ制御回路241では、外部バスアービ
タ290からの制御に基づいて、レジスタ38に記憶さ
れた論理アドレスを用いて、メインメモリ20に固有の
アドレスである物理アドレスが生成される。
【0031】以下、メインメモリ20がDRAMの場合
を例示して物理アドレスの生成処理を説明する。メモリ
制御回路241では、外部バスアービタ290からの制
御に基づいて、レジスタ38から読み出された論理アド
レスが、ロウアドレスおよびコラムアドレスの初期アド
レスとしてレジスタ42,43にそれぞれ書き込まれ
る。そして、外部バスアービタ290からの制御に基づ
いて、レジスタ42,43に記憶されたロウアドレスお
よびコラムアドレスによって指し示されるメインメモリ
20内の記憶領域にレジスタ41のデータが書き込まれ
たり、あるいは、当該記憶領域からレジスタ41にデー
タが読み出される。その後、インクリメンタ46,47
によって、レジスタ42,43に記憶されているロウア
ドレスおよびコラムアドレスが所定数だけ増加される。
【0032】図5は、メインメモリ20にアクセスする
アドレスを生成する処理のタイミングを説明するための
図である。先ず、図5に示す期間61において、内部バ
ス制御回路242において、残量通知信号S2441
S2444 に基づいて、例えば、次にFIFO回路24
1 を制御(サービス)の対象とすることが決定され
る。次に、図5に示す期間62において、当該決定した
FIFO回路2441 に関してレジスタ33,34,3
5に記憶されたデータに基づいて乗算器36および加算
器37を用いて演算が行われ、当該演算によって得られ
た論理アドレスがレジスタ38に書き込まれる。次に、
図5に示す期間63において、内部バス制御回路242
において、残量通知信号S2441 〜S2444 に基づ
いて、例えば、次にFIFO回路2442 を制御(サー
ビス)の対象とすることが決定される。また、それと並
行して、RAS信号にパルスを発生した後に、期間62
で生成した論理アドレスが、ロウアドレスおよびコラム
アドレスの初期アドレスとして、レジスタ38からレジ
スタ42,43にそれぞれ書き込まれる。そして、レジ
スタ42,43に記憶されたロウアドレスおよびコラム
アドレスが、インクリメンタ46,47によって所定数
だけ増加され、メインメモリ20に順に出力される。そ
して、FIFO回路2441 から内部バス347を介し
てレジスタ41に記憶されたデータが、RAS信号にパ
ルスを発生してから数クロックサイクル後に、外部バス
アービタ290の制御に基づいて、バースト方式で16
回連続してメインメモリ20内の連続したアドレスに書
き込まれる。なお、RAS信号の信号線は図4には示さ
れていない。本実施形態において、RAS信号は、DR
AMであるメインメモリ20に接続されているRAS信
号線をアクティブにするための内部信号である。
【0033】上述したように、マルチプロセッサ200
では、FIFO回路2441 〜2444 の中から1つを
選択し、その選択されたFIFO回路とメインメモリ2
0との間でデータ転送を行うため、物理アドレスを計算
する時間Tbがメインメモリ20に実際にアクセスを行
う時間より長く、データ転送時間全体を短縮する上での
ボトルネックとなっている。このとき、FIFO回路を
選択する時間(Tbの前半部分)は、FIFO回路の数
に応じて長くなる。従って、画像処理などの分野のよう
に1チップ内に16個程度のプロセッシングエレメント
を内蔵する場合は、FIFO回路も最低16個程度必要
になり、上記時間Tbが非常に長くなり、FIFO回路
のオーバーフローおよびアンダーフローを高性能に回避
することが困難になる。
【0034】以下に示す本実施形態でのマルチプロセッ
サシステムでは、次に制御対象とするFIFO回路を決
定する処理と、論理アドレスの算出処理と、ロウアドレ
スおよびコラムアドレスに基づいてメインメモリにアク
セスを行う処理とを並行してパイプライン方式で行うこ
とで、メモリアクセスに伴う処理時間を短縮し、FIF
O回路のオーバーフローおよびアンダーフローを高性能
に回避している。
【0035】本発明の実施形態 図6は、本実施形態のマルチプロセッサシステム300
の構成図である。図6に示すように、マルチプロセッサ
システム300は、例えば、メモリ制御回路341、内
部バス制御回路342、プロセッシングエレメント34
1 ,3432 ,3433 、FIFO回路3441 ,3
442 ,3443 ,3444 、メモリI/F回路14
5、システムI/F回路246および内部バス347,
348を1チップ内に有する。メモリI/F回路145
は、メインメモリ20に接続されている。ここで、FI
FO回路3441 〜3444 が本発明の第1の記憶回路
に対応し、メインメモリ20が本発明の第2の記憶回路
に対応し、内部バス制御回路342が本発明の第1の制
御回路に対応し、メモリ制御回路341が本発明の第2
の制御回路に対応している。
【0036】内部バス347,348のバス幅、メモリ
I/F回路145のデータ入出力のデータ幅、並びにF
IFO回路3441 〜3444 のバッファ幅は共に64
ビットである。FIFO回路3441 〜3444 のバッ
ファ幅は、内部バス347から見たときに、1回のアク
セスで受け渡しが可能なデータのビット数を示してい
る。
【0037】なお、本実施形態では、一例として、マル
チプロセッサシステム300において、画像データ処理
回路211 ,212 との間で画像データをリアルタイム
で入出力しながら、所定の画像処理を行う場合を例示し
て説明する。また、画像データ処理回路211 ,212
は、例えば、水平同期信号Hsyncおよびピクセルク
ロック信号PCに基づいて、画像処理を行う。
【0038】マルチプロセッサシステム300では、図
7に示すように、FIFO回路3441 ,3444 に対
して、図7中左側に位置するプロセッシングエレメント
3431 ,3432 が、リアルタイム処理が要求される
リアルタイム処理系330を構成する。また、マルチプ
ロセッサシステム300では、図7に示すように、FI
FO回路3441 〜3444 に対して、図7中右側に位
置するメモリ制御回路341および内部バス制御回路3
42が、リアルタイム処理が要求されない非リアルタイ
ム(シーケンシャル)処理系331を構成する。本実施
形態では、FIFO回路3441 ,3444 によって、
リアルタイム処理系330と非リアルタイム処理系33
1との間での処理タイミングのずれを吸収する。なお、
プロセッシングエレメント3433 は、リアルタイム処
理および非リアルタイム処理の何れを行ってもよい。
【0039】プロセッシングエレメント3431 ,34
2 は、それぞれシステムI/F回路246の外部端子
246a1 ,246a2 に接続され、それぞれ外部端子
246a1 ,246a2 に接続された画像データ処理回
路211 ,212 との間でリアルタイムにデータの入出
力を行いながら、割り当てられた処理(タスク)を実行
する。なお、本実施形態では、外部端子246a1 ,2
46a2 に、画像データ処理回路211 ,212 が接続
された場合を例示して説明する。プロセッシングエレメ
ント3431 ,3432 の各々は、図示しない信号発生
装置から入力した水平同期信号Hsyncおよびピクセ
ルクロック信号PCを基準として所定の期間内に各ピク
セルについての処理を行う。ここで、ピクセルクロック
信号PCは、水平同期信号Hsyncに同期した信号で
あり、水平同期信号Hsyncの1周期内に、P(Pは
整数)周期分のピクセルクロック信号PCが含まれる。
【0040】また、プロセッシングエレメント34
1 ,3433 は、他のプロセッシングエレメントに出
力するデータおよびメインメモリ20に書き込むデータ
を、FIFO回路3441 ,3443 にそれぞれ出力す
る。また、プロセッシングエレメント3433 ,343
2 は、他のプロセッシングエレメントが出力したデータ
およびメインメモリ20から読み出されたデータを、F
IFO回路3442 ,3444 からそれぞれ入力する。
すなわち、プロセッシングエレメント3431 〜343
3 において、相互に通信を行いながら所定の処理を協働
して行うことができる。
【0041】プロセッシングエレメント3433 は、プ
ロセッシングエレメント3431 ,3432 とは異な
り、システムI/F回路246には接続されていない。
プロセッシングエレメント3433 は、FIFO回路3
442 ,3443 およびメインメモリ20との間でデー
タをリアルタイムあるいは非リアルタイム(シーケンシ
ャル)に入出力しながら、当該データをリアルタイムあ
るいは非リアルタイムに処理する。
【0042】なお、プロセッシングエレメント3431
〜3433 としては、例えば、高度なインテリジェント
機能を有するCPUやDSPなどが用いられる。また、
プロセッシングエレメント3431 〜3433 の処理能
力および構成は、相互に同じでも良いし、異なっていて
もよい。
【0043】FIFO回路3441 〜3444 は、図8
に示すように、64ビットのバッファ幅を有し、メイン
メモリ20へのデータ転送の単位である1024(64
×16)ビット分のデータの整数(正の整数)倍、好ま
しくは2倍以上の記憶容量を有している。なお、FIF
O回路3441 〜3444 のバッファ幅は、プロセッシ
ングエレメント3431 〜3433 が扱うデータの単位
の幅には依存しない。
【0044】また、FIFO回路3441 ,3443
ら内部バス347へのデータの読み出し、内部バス34
7からFIFO回路3442 ,3444 へのデータの書
き込みは、メインメモリ20へのデータ転送の単位であ
る1024ビット分のデータを単位として行われる。
【0045】また、FIFO回路3441 ,344
3 は、それぞれ内部バス制御回路342からの読み出し
指示信号S3651 ,S3653 によって制御されるタ
イミングで、プロセッシングエレメント3431 ,34
3 から入力した64ビットのデータS3641 ,S3
643 を入力順で内部バス347に出力する。
【0046】また、FIFO回路3442 ,344
4 は、それぞれ内部バス制御回路342からの書き込み
指示信号S3652 ,S3654 によって制御されるタ
イミングで、内部バス347から入力した64ビットの
データS3672 ,S3674 を入力順で、それぞれプ
ロセッシングエレメント3433 ,3432 に出力す
る。
【0047】図9は、FIFO回路3441 の構成を説
明するための図である。図9に示すように、FIFO回
路3441 は、記憶部3501 、アドレスデコーダ35
1 およびFIFO制御回路3521 を有する。記憶部
3501 は、例えば、64ビットデータ幅のラインを6
4行持っている。プロセッシングエレメント3431
ら記憶部3501 には、プロセッシングエレメント34
1 のリアルタイム処理に応じて例えば単位時間当たり
に一定のデータ量のデータS3641 が書き込まれる。
記憶部3501 から内部バス347へのデータの読み出
しは、1024ビット(16ライン)単位で行われる。
すなわち、1回のデータ転送イベントで16ライン分だ
け、記憶部3501 の残量(データ未記憶領域のデータ
量)が増加する。一方、プロセッシングエレメント34
1 が、記憶部3501 に対してアクセスするデータの
単位は、内部バス347の動作とは無関係であり、例え
ば、数ビットおよび数百ビットなどである。
【0048】なお、本実施形態では、FIFO回路34
1 〜3444 の残量は、プロセッシングエレメント3
431 〜3433 がリアルタイム処理を行う場合を想定
して、プロセッシングエレメント3431 ,3433
らデータを入力するFIFO回路3441 ,3443
ついては記憶部内のデータが記憶されていない未記憶領
域の容量を示し、プロセッシングエレメント3433
3432 にデータを出力するFIFO回路3442 ,3
442 については記憶部内のデータが既に記憶されてい
る記憶領域の容量を示す。
【0049】FIFO制御回路3521 は、図9に示す
ように、書込ポインタ制御回路3601 、読出ポインタ
制御回路3611 および残量検出回路3621 を有す
る。書込ポインタ制御回路3601 は、信号線3631
を介してプロセッシングエレメント3431 から入力し
た書き込み指示信号S3631 に基づいて、データ線3
641 を介してプロセッシングエレメント3431 から
入力したデータS3641 を記憶部3501 に書き込む
際に用いる書込ポインタS3601 を生成し、これを残
量検出回路3621 に出力する。読出ポインタ制御回路
3611 は、信号線3651 を介して内部バス制御回路
342から入力した読み出し指示信号S3651 に基づ
いて、記憶部3501 からデータS3671 を読み出す
際に用いる読出ポインタS3611 を生成し、これを残
量検出回路3621 に出力する。
【0050】アドレスデコーダ3511 は、書込ポイン
タ制御回路3601 が生成した書込ポインタに基づいて
書込アドレスを生成する。データ線3641 を介してプ
ロセッシングエレメント3141 から入力したしたデー
タS3641 は、記憶部3501 内の当該生成したアド
レスに書き込まれる。また、アドレスデコーダ3511
は、読出ポインタ制御回路3611 が生成した読出ポイ
ンタに基づいて読出アドレスを生成する。記憶部350
1 内の当該読出アドレスから読み出されたデータS36
1 は内部バス347に出力される。
【0051】残量検出回路3621 は、書込ポインタS
3601 および読出ポインタS3611 に基づいて、記
憶部3501 の全記憶領域を16分割して残量(未記憶
領域の記憶容量)を監視し、当該残量を示す残量通知信
号S3661 を、信号線3661 を介して内部バス制御
回路342に出力する。
【0052】なお、ここでは、残量検出回路3621
おいて、記憶部3501 の記憶領域を16分割して残量
を監視する場合を例示したが、mを2以上の整数とした
場合に、当該記憶領域を2m 等分して監視してもよい。
記憶部1501 は、例えば、64ビットのラインを12
8本持ち、8192ビットの記憶容量を有している。記
憶部1501 は、例えば、各ラインが各々16本のレジ
スタから構成される4個のモジュールによって構成され
ていてもよいし、各ラインが64本のレジスタによって
構成されていてもよい。
【0053】図6に示すFIFO回路3443 は、基本
的に前述した図9に示すFIFO回路3441 と同じ構
成をしている。但し、FIFO回路3443 は、プロセ
ッシングエレメント3433 からデータS3643 を入
力し、内部バス347にデータS3673 を出力する。
また、FIFO回路3443 は、プロセッシングエレメ
ント3433 から書き込み指示信号S3633 を入力
し、内部バス制御回路342に残量通知信号S3663
を出力する。
【0054】図10は、FIFO回路3442 の構成を
説明するための図である。図10に示すように、FIF
O回路3442 は、記憶部3502 、アドレスデコーダ
3512 およびFIFO制御回路3522 を有する。記
憶部3502 およびアドレスデコーダ3512 は、基本
的に、前述したFIFO回路3441 の記憶部3501
およびアドレスデコーダ3511 とそれぞれ同じであ
る。FIFO制御回路3522 は、図10に示すよう
に、書込ポインタ制御回路3602 、読出ポインタ制御
回路3612 および残量検出回路3622 を有する。書
込ポインタ制御回路3602 は、信号線3652 を介し
て内部バス制御回路342から入力した書き込み指示信
号S3632 に基づいて、データ線3672を介して内
部バス347から入力したデータS3672 を記憶部3
502 に書き込む際に用いる書込ポインタS3602
生成し、これを残量検出回路3622に出力する。読出
ポインタ制御回路3612 は、信号線3632 を介して
プロセッシングエレメント3433 から入力した読み出
し指示信号S3632 に基づいて、記憶部3502 から
データS3642 を読み出す際に用いる読出ポインタS
3612 を生成し、これを残量検出回路3622 に出力
する。
【0055】残量検出回路3622 は、書込ポインタS
3602 および読出ポインタS3612 に基づいて、記
憶部3502 の全記憶領域を16分割して残量(データ
が既に記憶されている記憶領域の記憶容量)を監視し、
当該残量を示す残量通知信号S3662 を、信号線36
2 を介して内部バス制御回路342に出力する。
【0056】図6に示すFIFO回路3444 は、基本
的に前述した図10に示すFIFO回路3442 と同じ
構成をしている。但し、FIFO回路3444 は、内部
バス347からデータS3674 を入力し、プロセッシ
ングエレメント3432 にデータS3644 を出力す
る。また、プロセッシングエレメント3434 から読み
出し指示信号S3634 を入力し、内部バス制御回路3
42に残量通知信号S3664 を出力する。
【0057】次に、内部バス制御回路342について説
明する。内部バス制御回路342は、FIFO回路34
1 〜3444 から入力した残量通知信号S3661
S3664 に基づいて、FIFO回路3441 ,344
3 がオーバーフローおよびFIFO回路3442 ,34
4 にアンダーフローが生じないように、次に制御(サ
ービス)を行う対象とするFIFO回路3441〜34
4 を決定し、FIFO回路3441 〜3444 による
内部バス347に対してのデータの入出力を制御する。
また、内部バス制御回路342は、メモリ制御回路34
1に制御信号S342a1 〜S342a5 を出力してメ
インメモリ20による内部バス347に対してのデータ
の入出力を制御する。ここで、制御信号S342a1
S342a5 が、本発明の第1の制御回路から第2の制
御回路に出力される書き込み指示信号および読み出し指
示信号に対応している。なお、内部バス制御回路342
は、バス使用要求が複数発生した場合に対処するため
に、当該バス使用要求を順次処理するための順序回路を
用いて、待ち行列を作成してバスアービトレーションを
行う。
【0058】次に、メモリ制御回路341およびメイン
メモリ20について説明する。図11はメモリ制御回路
341の構成を説明するための図、図12はメインメモ
リ20の構成を説明するための図である。図11に示す
ように、メモリ制御回路341は、例えば、アドレス算
出回路349、レジスタ391、レジスタ392,39
3、レジスタ394,396およびインクリメンタ39
5,397を有する。ここで、アドレス算出回路349
が本発明の第1のアドレス生成回路に対応し、インクリ
メンタ395,397が第2のアドレス生成回路に対応
している。また、レジスタ38が本発明の第3の記憶回
路に対応し、レジスタ392,393が本発明の第4の
記憶回路に対応し、レジスタ394が本発明の第5の記
憶回路に対応し、レジスタ396が本発明の第6の記憶
回路に対応し、インクリメンタ395が本発明の第1の
アドレス更新回路に対応し、インクリメンタ396が本
発明の第2のアドレス更新回路に対応している。図12
に示すように、メインメモリ20は、セル・アレイ40
0、ロウデコーダ401、コラムデコーダ402および
センスアンプ403を有する。
【0059】メモリ制御回路341は、プロセッシング
エレメント3431 ,3432 ,3433 によるメイン
メモリ20へのデータの書き込みおよびメインメモリ2
0からのデータの読み出しを制御する。このとき、メモ
リ制御回路341によるメインメモリ20に対してのア
クセス動作は、内部バス制御回路342からの制御信号
S342aに基づいて行われる。ここで、メインメモリ
20としては、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic
Random Access Memory)などが用いられる。
【0060】メモリ制御回路341によるメインメモリ
20に対してのアクセスは、メモリアクセスの効率化と
いう観点から、所定のデータ量のデータを単位として行
うことが望ましい。この場合に、メインメモリ20に対
してのアクセス速度は、プロセッシングエレメント34
1 〜3433 の処理速度、FIFO回路3441 〜3
444 のデータ幅および段数、内部バス347のデータ
転送速度、並びにメインメモリ20としてSDRAMな
どを用いた場合にはリフレッシュ動作の期間などを基準
に、プロセッシングエレメント3431 ,3432 の処
理のリアルタイム性を保証すうように決定する必要があ
る。
【0061】メインメモリ20に対してのメモリアクセ
スとしては、例えば16回のバーストメモリアクセスが
採用される。当該バーストメモリアクセスは、メモリ制
御回路341および内部バス制御回路342の制御に基
づいて行われ、メモリ制御回路341によってメインメ
モリ20内のアクセスを行うアドレスを1回指定した後
に、メインメモリ20内の当該指定したアドレスと当該
指定したアドレスに連続したアドレスに対して合計16
回のアクセスが連続して行われる。画像処理などでは、
メインメモリ20内の連続したアドレスに対してのアク
セスが連続して発生することが多く、このようなバース
トメモリアクセスを採用することで、メインメモリ20
に対してのアクセス効率を大幅に高めることができる。
【0062】以下、メモリ制御回路341の構成要素に
ついて詳細に説明する。アドレス算出回路349は、レ
ジスタ33,34,35、乗算器36、加算器37、レ
ジスタ38を有する。ここで、レジスタ33が本発明の
第7の記憶回路に対応し、レジスタ34が本発明の第8
の記憶回路に対応し、レジスタ35が本発明の第9の記
憶回路に対応し、乗算器36が本発明の乗算回路に対応
し、加算器37が本発明の加算回路に対応している。
【0063】レジスタ33は、内部バス制御回路342
からの制御信号S342a1 に基づいて、メインメモリ
20から画素データを読み出す際にメインメモリ20内
での当該画素データを含むフレームデータの先頭アドレ
スを記憶し、画素データをメインメモリ20内に書き込
む際に当該画素データを含むフレームデータを書き込む
メインメモリ20内の先頭アドレスを記憶する。レジス
タ34は、内部バス制御回路342からの制御信号S3
42a2 に基づいて、メインメモリ20から読み出しを
行う画素データおよびメインメモリ20に書き込みを行
う画素データのフレームデータ内での位置を示す位置デ
ータを記憶する。レジスタ35は、内部バス制御回路3
42からの制御信号S342a3 に基づいて、単数の画
素データのデータ長(データ量)を記憶する。
【0064】乗算器36は、レジスタ34から読み出さ
れた位置データと、レジスタ35から読み出された画素
データのデータ長とを乗算し、乗算結果を加算器37に
出力する。加算器37は、レジスタ33から読み出され
たフレームの先頭アドレスと、乗算器36の乗算結果を
加算し、加算結果を論理アドレス(本発明の初期アドレ
ス)としてレジスタ38に書き込んだ後に、当該論理ア
ドレスを読み出してレジスタ392および393にそれ
ぞれロウアドレスの開始ポインタおよびコラムアドレス
の開始ポインタとして書き込む。このとき、論理アドレ
スに対して所定のビット操作を行うことで、ロウアドレ
スの開始ポインタおよびコラムアドレスの開始ポインタ
が得られる。
【0065】アドレス算出回路349は、例えば、内部
バス制御回路342において次に制御の対象として決定
されたFIFO回路3441 〜3444 についての制御
信号S342a1 〜S342a3 を入力するタイミング
で、メインメモリ20に出力するRAS信号を発生させ
ると共に、レジスタ392および393から読み出した
ロウアドレスの開始ポインタおよびコラムアドレスの開
始ポインタを、それぞれレジスタ394および396に
書き込む。
【0066】インクリメンタ396は、レジスタ393
に記憶されているコラムアドレスを例えば1クロックサ
イクル毎に順にインクリメントする。
【0067】レジスタ396には、レジスタ393から
読み出されたコラムアドレスの開始ポインタがコラムア
ドレスの初期値として記憶され、その後、コラムアドレ
スがインクリメンタ397によって1クロックサイクル
毎に順に15回連続してインクリメントされる。このと
き、外部バスアービタ390からの制御信号S390a
2 に基づいて、初期値であるコラムアドレスの開始ポイ
ンタを含めた16個の連続したコラムアドレスが順に読
み出されて図12に示すメインメモリ20のコラムデコ
ーダ402に出力される。
【0068】レジスタ391は、ロウアドレスS394
およびコラムアドレスS396に応じて、読み出しモー
ドの場合には図12に示すセンスアンプ403から入力
したデータS403を書き込んで記憶し、書き込みモー
ドの場合にはデータS391を読み出して図12に示す
セル・アレイ400に出力する。これにより、読み出し
モードの場合には、メインメモリ20の連続したアドレ
スからデータが順にレジスタ391に読み出され、書き
込みモードの場合には、レジスタ391に記憶されたデ
ータがメインメモリ20の連続したアドレスに書き込ま
れる。
【0069】また、メインメモリ20は、例えば、図8
に示すように、64ビットのデータ幅を有する。メイン
メモリ20は、例えば、16ビットのデータ幅のSDR
AMを並列に4個接続したり、あるいは、32ビットの
データ幅のSDRAMを並列に2個接続して構成され
る。なお、メインメモリ20の実現方式は任意である。
以下、メインメモリ20の構成要素について詳細に説明
する。
【0070】セル・アレイ400は、複数のワード線と
複数のビット線との直交して配設し、ワード線とビット
線との交差部にメモリセルを配設している。セル・アレ
イ400は、書き込みモードにおいて、活性状態になっ
たワード線とビット線との交差部のメモリセルに、図1
1に示すレジスタ391から読み出したデータS391
を書き込む。
【0071】ロウデコーダ401は、図11に示すメモ
リ制御回路341のレジスタ394から入力したロウア
ドレスS394に対応するワード線を活性状態にする。
コラムデコーダ402は、図11に示すメモリ制御回路
341のレジスタ396から入力したコラムアドレスS
396に対応するビット線を活性状態にする。
【0072】センスアンプ403は、読み出しモードに
おいて、活性状態になったワード線とビット線との交差
部のメモリセルから読み出したデータS403を、図1
1に示すレジスタ391に出力する。
【0073】図13は、内部バス制御回路342、メモ
リ制御回路341およびメインメモリ20における処理
を説明するための図である。図13では、例えば、内部
バス制御回路342において、時刻「ta」〜「4t
a」の間に、制御(サービス)の対象となるFIFO回
路として、FIFO回路2441 ,2443 ,24
4 ,2442 が順に決定された場合を例示している。
なお、内部バス制御回路342において、時刻「−t
a」〜「0」にFIFO回路3442 が次の制御の対象
として決定され、時刻「−2ta」〜「−ta」にFI
FO回路3444 が次の制御の対象として決定されてい
る。なお、時間taは、例えば、複数のクロックサイク
ルからなる時間である。
【0074】〔時刻「0」〜「ta」〕内部バス制御回
路342において、次にFIFO回路3441 が次の制
御の対象として決定される。それと並行して、時刻「−
ta」〜「0」における前回の内部バス制御回路342
の決定に基づいて、メインメモリ20からFIFO回路
3442 にデータ転送を行うために、内部バス制御回路
342からアドレス算出回路349に制御信号S342
1 〜S342a3 が出力され、メインメモリ20から
読み出しを行うフレームの先頭アドレスがレジスタ33
に書き込まれ、メインメモリ20から読み出しを行う画
素データの当該フレームデータ内での位置データがレジ
スタ34に書き込まれ、1画素データのデータ長がレジ
スタ35に書き込まれ、乗算器36および加算器37を
用いて演算が行われ、演算結果である論理アドレスがレ
ジスタ38を介して、ロウアドレスの開始ポインタおよ
びコラムアドスの開始ポインタとしてそれぞれレジスタ
392および393に書き込まれる。
【0075】また、それと並行して、時刻「−ta」〜
「0」において算出された論理アドレスに応じたロウア
ドレスの開始ポインタおよびコラムアドレスの開始ポイ
ンタが、それぞれレジスタ394および396にロウア
ドレスおよびコラムアドレスとしてそれぞれ書き込ま
れ、RAS(Row Address Strobe)信号およびCAS(Col
umn Address Strobe) 信号を発生する。その後、レジス
タ396に記憶されたコラムアドレスが、インクリメン
タ397によって順にインクリメントされ、16個の連
続した記憶領域を指し示すロウアドレスおよびコラムア
ドレスが、図12に示すロウデコーダ401およびコラ
ムデコーダ402にそれぞれ出力される。これにより、
セル・アレイ400内の連続した16個のアドレスに記
憶されていたデータが、センスアンプ403によってデ
ータS403として順に読み出され、図11に示すレジ
スタ391に書き込まれた後に、外部バスアービタ39
0および内部バス制御回路342の制御によって、図6
および図11に示す内部バス347を介してFIFO回
路3444 に順に書き込まれる。
【0076】〔時刻「ta」〜「2ta」〕内部バス制
御回路342において、次にFIFO回路3443 が次
の制御の対象として決定される。それと並行して、時刻
「0」〜「ta」における内部バス制御回路342の決
定に基づいて、FIFO回路3441 からメインメモリ
20にデータ転送を行うために、内部バス制御回路34
2からアドレス算出回路349に制御信号S342a1
〜S342a3 が出力され、メインメモリ20に書き込
むを行うフレームの先頭アドレスがレジスタ33に書き
込まれ、メインメモリ20に書き込みを行う画素データ
の当該フレームデータ内での位置データがレジスタ34
に書き込まれ、1画素データのデータ長がレジスタ35
に書き込まれ、乗算器36および加算器37を用いて演
算が行われ、演算結果である論理アドレスがレジスタ3
8を介して、ロウアドレスの開始ポインタおよびコラム
アドスの開始ポインタとしてそれぞれレジスタ392お
よび393に書き込まれる。
【0077】また、それと並行して、時刻「0」〜「t
a」において算出された論理アドレスに応じたロウアド
レスの開始ポインタおよびコラムアドレスの開始ポイン
タが、それぞれレジスタ394および396にロウアド
レスおよびコラムアドレスとしてそれぞれ書き込まれ、
RAS信号およびCAS信号にパルスを発生する。その
後、レジスタ394および396に記憶されたロウアド
レスおよびコラムアドレスが、インクリメンタ395お
よび397によって順にインクリメントされ、16個の
連続した記憶領域を指し示すロウアドレスおよびコラム
アドレスが、図12に示すロウデコーダ401およびコ
ラムデコーダ402にそれぞれ出力される。これによ
り、セル・アレイ400内の連続した16個のアドレス
に記憶されていたデータが、センスアンプ403によっ
てデータS403として順に読み出され、図11に示す
レジスタ391に書き込まれた後に、外部バスアービタ
390および内部バス制御回路342の制御によって、
図6および図11に示す内部バス347を介してFIF
O回路3442 に順に書き込まれる。
【0078】〔時刻「2ta」〜「3ta」〕内部バス
制御回路342において、次にFIFO回路3444
次の制御の対象として決定される。それと並行して、時
刻「ta」〜「2ta」における内部バス制御回路34
2の決定に基づいて、メインメモリ20からFIFO回
路3443 にデータ転送を行うために、内部バス制御回
路342からアドレス算出回路349に制御信号S34
2a1 〜S342a3 が出力され、メインメモリ20か
ら読み出しを行うフレームの先頭アドレスがレジスタ3
3に書き込まれ、メインメモリ20から読み出しを行う
画素データの当該フレームデータ内での位置データがレ
ジスタ34に書き込まれ、1画素データのデータ長がレ
ジスタ35に書き込まれ、乗算器36および加算器37
を用いて演算が行われ、演算結果である論理アドレスが
レジスタ38を介して、ロウアドレスの開始ポインタお
よびコラムアドスの開始ポインタとしてそれぞれレジス
タ392および393に書き込まれる。
【0079】また、それと並行して、時刻「ta」〜
「2ta」において算出された論理アドレスに応じたロ
ウアドレスの開始ポインタおよびコラムアドレスの開始
ポインタが、それぞれレジスタ394および396にロ
ウアドレスおよびコラムアドレスとしてそれぞれ書き込
まれ、RAS信号およびCAS信号にパルスを発生す
る。その後、レジスタ394および396に記憶された
ロウアドレスおよびコラムアドレスが、インクリメンタ
395および397によって順にインクリメントされ、
16個の連続した記憶領域を指し示すロウアドレスおよ
びコラムアドレスが、図12に示すロウデコーダ401
およびコラムデコーダ402にそれぞれ出力される。こ
れにより、内部バス347を介してFIFO回路344
1 からレジスタ391に転送されたデータが、セル・ア
レイ400内の連続した16個のアドレスに順に書き込
まれる。
【0080】以下、図6に示すマルチプロセッサシステ
ム300の全体動作の一例について説明する。マルチプ
ロセッサシステム300では、画像データ処理回路21
1 からのデータが、外部端子246a1 を介してリアル
タイムにプロセッシングエレメント3431 に入力さ
れ、当該データに基づいてプロセッシングエレメント3
431 において所定の処理がリアルタイムに行われる。
そして、プロセッシングエレメント3431 の処理結果
であるデータS3641 がFIFO回路3441 にリア
ルタイムに書き込まれる。また、プロセッシングエレメ
ント3433 において、FIFO回路3442 から入力
したデータS3642 に基づいて所定の処理が行われ、
その処理結果のデータS3643 がFIFO回路344
3 に書き込まれる。また、プロセッシングエレメント3
432 において、FIFO回路3444 からのデータS
3644 に基づいて処理の処理がリアルタイムに行わ
れ、そ処理結果のデータが、外部端子246a2 を介し
てリアルタイムに画像データ処理回路212 に出力され
る。上述したプロセッシングエレメント3431 〜34
3 の処理は並行して行われ、当該処理中に、FIFO
回路3441 〜3444 から内部バス制御回路342
に、各々のFIFO回路3441 〜3444 の記憶部の
残量を示す残量通知信号S3661 〜S3664 が出力
される。
【0081】そして、内部バス制御回路342におい
て、残量通知信号S3661 〜S3664 に基づいて、
次に制御(サービス)を行うFIFO回路3441 〜3
444が決定される。そして、例えば、図13を用いて
前述したように内部バス制御回路342において次に制
御を行うFIFO回路3441 〜3444 が決定された
場合には前述した動作がメモリ制御回路341およびメ
インメモリ20において行われ、FIFO回路34
1 ,3443 からメインメモリ20へのデータ転送
と、メインメモリ20からFIFO回路3442 ,34
4 へのデータ転送とが行われる。
【0082】以上説明したように、マルチプロセッサシ
ステム300によれば、図13に示すように、内部バス
制御回路342における次に制御を行うFIFO回路の
決定処理と、メモリ制御回路341のアドレス算出回路
349における論理アドレス(初期アドレス)の生成処
理と、インクリメンタ395,396におけるロウアド
レスおよびコラムアドレスの生成処理とを並行してパイ
プライン方式で行うことから、前述した図1に示す背景
技術のマルチプロセッサシステム200の図13に示す
処理に比べて、メインメモリ20に対してのアクセスに
伴う時間を短縮でき、内部バス制御回路342およびメ
モリ制御回路341によるFIFO回路3441 〜34
4 の残量制御を高い応答性で行うことができる。その
結果、FIFO回路3441 ,3444 のオーバーフロ
ーおよびFIFO回路3442 ,3444 のアンダーフ
ローを高性能に回避できる。その結果、プロセッシング
エレメント3431 ,3432 ,3433 のリアルタイ
ム処理が破綻することを効果的に回避できる。
【0083】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。本発明は、プロセッシングエレメントの数および接
続形態は上述したものには限定されない。また、上述し
た実施形態では、マルチプロセッサシステムを、リアル
タイム処理を行う画像データ処理回路に接続した場合を
例示したが、その他のリアルタイム処理を行う回路に接
続してもよい。
【0084】また、上述した実施形態では、マルチプロ
セッサシステム200,300を、画像処理の分野に適
用した場合を例示したが、本発明は、FA(Factory Aut
omation)、NC(Numerical Control) 、放送および通信
などの分野に適用してもよい。
【0085】また、上述した実施形態では、メインメモ
リ20にバースト方式でアクセスする際に、インクリメ
ンタ395,397によって、レジスタ394,396
に記憶されたロウアドレスおよびコラムアドレスを連続
的に所定数だけインクリメント(増加)させる場合を例
示したが、インクリメンタ395,397の代わりにデ
クリメンタを用い、レジスタ394,396に記憶され
たロウアドレスおよびコラムアドレスを連続的に所定数
だけデクリメント(減少)させるようにしてもよい。
【0086】また、上述した実施形態では、図6に示す
FIFO回路3441 ,3443 がリアルタイムにデー
タを入力し、FIFO回路3442 ,3444 がリアル
タイムにデータを出力する場合を例示したが、これらの
データ入出力は非リアルタイムであってもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の観
点および第3の観点のデータ処理装置によれば、データ
転送ラインを介した第1の記憶回路と第2の記憶回路と
の間のデータ転送を制御することで、第1の記憶部がオ
ーバーフローすることを回避できる。また、本発明の第
1の観点および第3の観点のデータ処理装置によれば、
第2の制御回路において所定の処理を並行して行うこと
で、第1の記憶部がオーバーフローすることを高性能に
回避できる。また、本発明の第2の観点および第4の観
点のデータ処理装置によれば、データ転送ラインを介し
た第1の記憶回路と第2の記憶回路との間のデータ転送
を制御することで、第1の記憶部がアンダーフローする
ことを回避できる。また、本発明の第2の観点および第
4の観点のデータ処理装置によれば、第2の制御回路に
おいて所定の処理を並行して行うことで、第1の記憶部
がアンダーフローすることを高性能に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の背景技術のマルチプロセッサ
システムの構成図である。
【図2】図2は、図1に示すFIFO回路の残量イメー
ジを説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示すメモリ制御回路におけるア
ドレス算出処理を説明するための図である。
【図4】図4は、図3に示すメモリ制御回路を説明する
ための図である。
【図5】図5は、図1に示す内部バス制御回路、メモリ
制御回路およびメインメモリにおける処理を説明するた
めの図である。
【図6】図6は、本発明の実施形態のマルチプロセッサ
システムの構成図である。
【図7】図7は、図6に示すマルチプロセッサシステム
のリアルタイム処理系と非リアルタイム処理系とを説明
するための図である。
【図8】図8は、図6に示すFIFO回路およびメイン
メモリの記憶領域を説明するための図である。
【図9】図9は、図6に示すFIFO回路3441 を説
明するための図である。
【図10】図10は、図6に示すFIFO回路3442
を説明するための図である。
【図11】図11は、図6に示すメモリ制御回路を説明
するための図である。
【図12】図12は、図6に示すメインメモリを説明す
るための図である。
【図13】図13は、図6に示す内部バス制御回路、メ
モリ制御回路およびメインメモリにおける処理を説明す
るための図である。
【符号の説明】
20…メインメモリ、211 ,212 …画像データ処理
回路、33,34,35,38,391,392,39
3,394,396…レジスタ、390…外部バスアー
ビタ、395,396…インクリメンタ、341…メモ
リ制御回路、342…内部バス制御回路、3431 〜3
435 …プロセッシングエレメント、3441 〜344
4 …FIFO回路、345…メモリI/F回路、345
a…外部端子、246…システムI/F回路、145
a,246a1 ,246a2 …外部端子、347,34
8…内部バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/38 310 G06F 13/38 310G G06T 1/60 15/64 450D 1/20 15/66 L Fターム(参考) 5B047 AA30 EA07 EB04 EB12 5B057 CH02 CH05 CH11 CH14 CH18 DA16 5B060 AB13 AC07 CA05 5B061 FF01 GG13 PP05 QQ01 RR03 5B077 AA23 AA27 DD07 DD11 DD22 MM02 MM03

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ転送ラインと、 前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
    1の記憶回路と、 前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
    2の記憶回路と、 前記データ転送ラインを介したデータ伝送を制御する第
    1の制御回路と、 前記第2の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2
    の制御回路とを有し、 前記第1の記憶回路は、入力したデータを記憶部に書き
    込み、読み出し指示信号に基づいて、前記書き込んだデ
    ータを入力順に前記データ転送ラインに読み出し、前記
    記憶部内のデータが記憶されていない未記憶領域の記憶
    容量を示す残量を監視し、当該残量を示す残量通知信号
    を前記第1の制御回路に出力し、 前記第1の制御回路は、前記残量通知信号に基づいて、
    前記記憶部がオーバーフローしないように前記第1の記
    憶回路に前記読み出し指示信号を出力するか否かを決定
    し、前記読み出し指示信号を出力すると決定した場合
    に、前記第2の制御回路に書き込み指示信号を出力し、 前記第2の制御回路は、前記書き込み指示信号に基づい
    て前記第2の記憶回路内の書き込みを行う初期アドレス
    を生成し、当該初期アドレスを用いて前記第2の記憶回
    路内の連続したアドレスを順に生成し、 前記第2の記憶回路は、当該生成されたアドレスに、前
    記第1の記憶回路から前記データ転送ラインに読み出さ
    れたデータを順に書き込むデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記第2の制御回路は、 前記初期アドレスを生成する第1のアドレス生成回路
    と、 前記初期アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続
    したアドレスを順に生成して前記第2の記憶回路に出力
    する第2のアドレス生成回路とを有し、 前記第1の制御回路における前記読み出し指示信号の出
    力の決定処理と、前記第1のアドレス生成回路における
    前記初期アドレスの生成処理と、前記第2のアドレス生
    成回路による前記アドレス生成処理とを並行して行う請
    求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記第1の制御回路における前記読み出し
    指示信号の出力の決定処理と、前記第1の制御回路にお
    ける前回の決定処理に応じて出力された前記書き込み指
    示信号に基づいた前記第1のアドレス生成回路における
    前記初期アドレスの生成処理と、前記第1のアドレス生
    成回路において前回に生成された前記初期アドレスを用
    いた前記第2のアドレス生成回路における前記アドレス
    生成処理とに同じ時間サイクルを割り当ててパイプライ
    ン処理を行う請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】前記第1のアドレス生成回路は、アドレス
    を算出するアドレス算出回路と、 前記算出した初期アドレスを記憶する第3の記憶回路と
    を有し、 前記データ処理装置は、 前記第3の記憶回路から初期アドレスが書き込まれ、当
    該書き込まれた初期アドレスを前記第2のアドレス生成
    回路に読み出す第4の記憶回路をさらに有する請求項2
    に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】前記第2の記憶回路は、 ロウアドレスおよびコラムアドレスによって指定された
    記憶領域内のメモリセルに前記データを書き込み、 前記第2のアドレス生成回路は、 ロウアドレスを記憶する第5の記憶回路と、 前記第5の記憶回路に記憶されたロウアドレスを順に増
    加あるいは減少する第1のアドレス更新回路と、 コラムアドレスを記憶する第6の記憶回路と、 前記第6の記憶回路に記憶されたコラムアドレスを順に
    増加あるいは減少する第2のアドレス更新回路とを有
    し、 前記第1のアドレス生成回路は、 前記第4の記憶回路に記憶された初期アドレスを、前記
    連続したアドレスの生成を開始する前に、前記第5の記
    憶回路および前記第6の記憶回路に読み出す請求項4に
    記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】複数の前記第1の記憶回路を有し、 前記第1の制御回路は、前記複数の第1の記憶回路から
    入力した前記残量通知信号に基づいて、前記複数の第1
    の記憶回路のうち一の前記第1の記憶回路に前記読み出
    し指示信号を出力する請求項1に記載のデータ処理装
    置。
  7. 【請求項7】前記第1の記憶回路および前記第2の記憶
    回路は、画像データを記憶し、 前記第1のアドレス生成回路の前記アドレス算出回路
    は、 前記画像データを構成するフレームデータの書き込みを
    開始する前記第2の記憶回路のアドレスを記憶する第7
    の記憶回路と、 前記第2の記憶回路に書き込みを行う画素データの前記
    フレームデータ内での位置を特定する位置データを記憶
    する第8の記憶回路と、 前記画素データのデータ長を記憶する第9の記憶回路
    と、 前記第8の記憶回路から読み出した位置データと前記第
    9の記憶回路から読み出したデータ長とを乗算する乗算
    回路と、 前記第7の記憶回路から読み出した前記アドレスと、前
    記乗算回路の乗算結果とを加算して前記初期データを算
    出する加算回路とを有し、 前記アドレス算出回路は、前記第1の制御回路から入力
    した前記書き込み指示信号に基づいて、前記第7の記憶
    回路、前記第8の記憶回路および前記第9の記憶回路に
    対応する前記アドレス、前記位置データおよび前記デー
    タ長をそれぞれ設定する請求項4に記載のデータ処理装
    置。
  8. 【請求項8】前記第1の記憶回路は、リアルタイムに入
    力したデータを記憶部に書き込む請求項1に記載のデー
    タ処理装置。
  9. 【請求項9】データ転送ラインと、 前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
    1の記憶回路と、 前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
    2の記憶回路と、 前記データ転送ラインを介したデータ伝送を制御する第
    1の制御回路と、 前記第2の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2
    の制御回路とを有し、 前記第1の記憶回路は、書き込み指示信号に基づいて前
    記データ転送ラインから入力したデータを記憶部に書き
    込み、前記書き込んだデータを入力順に読み出し、前記
    記憶部内のデータが記憶されている記憶領域の記憶容量
    を示す残量を監視し、当該残量を示す残量通知信号を前
    記第1の制御回路に出力し、 前記第1の制御回路は、前記残量通知信号に基づいて、
    前記記憶部がアンダーフローしないように前記第1の記
    憶回路に前記書き込み指示信号を出力するか否かを決定
    し、前記書き込み指示信号を出力すると決定した場合
    に、前記第2の制御回路に読み出し指示信号を出力し、 前記第2の制御回路は、前記読み出し指示信号に基づい
    て前記第2の記憶回路内の読み出しを行う初期アドレス
    を生成し、当該初期アドレスを用いて前記第2の記憶回
    路内の連続したアドレスを順に生成し、 前記第2の記憶回路は、当該生成されたアドレスから読
    み出したデータを前記データ転送ラインに出力するデー
    タ処理装置。
  10. 【請求項10】前記第2の制御回路は、 前記初期アドレスを生成する第1のアドレス生成回路
    と、 前記初期アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続
    したアドレスを順に生成して前記第2の記憶回路に出力
    する第2のアドレス生成回路とを有し、 前記第1の制御回路における前記書き込み指示信号の出
    力の決定処理と、前記第1のアドレス生成回路における
    前記初期アドレスの生成処理と、前記第2のアドレス生
    成回路による前記アドレス生成処理とを並行して行う請
    求項9に記載のデータ処理装置。
  11. 【請求項11】前記第1の制御回路における前記書き込
    み指示信号の出力の決定処理と、前記第1の制御回路に
    おける前回の決定処理に応じて出力された前記読み出し
    指示信号に基づいた前記第1のアドレス生成回路におけ
    る前記初期アドレスの生成処理と、前記第1のアドレス
    生成回路において前回に生成された前記初期アドレスを
    用いた前記第2のアドレス生成回路における前記アドレ
    ス生成処理とに同じ時間サイクルを割り当ててパイプラ
    イン処理を行う請求項10に記載のデータ処理装置。
  12. 【請求項12】前記第1のアドレス生成回路は、アドレ
    スを算出するアドレス算出回路と、 前記算出した初期アドレスを記憶する第3の記憶回路と
    を有し、 前記データ処理装置は、 前記第3の記憶回路から初期アドレスが書き込まれ、当
    該書き込まれた初期アドレスを前記第2のアドレス生成
    回路に読み出す第4の記憶回路をさらに有する請求項1
    0に記載のデータ処理装置。
  13. 【請求項13】前記第2の記憶回路は、 ロウアドレスおよびコラムアドレスによって指定された
    記憶領域内のメモリセルから前記データを読み出し、 前記第2のアドレス生成回路は、 ロウアドレスを記憶する第5の記憶回路と、 前記第5の記憶回路に記憶されたロウアドレスを順に増
    加あるいは減少する第1のアドレス更新回路と、 コラムアドレスを記憶する第6の記憶回路と、 前記第6の記憶回路に記憶されたコラムアドレスを順に
    増加あるいは減少する第2のアドレス更新回路とを有
    し、 前記第1のアドレス生成回路は、 前記第4の記憶回路に記憶された初期アドレスを、前記
    連続したアドレスの生成を開始する前に、前記第5の記
    憶回路および前記第6の記憶回路に読み出す請求項12
    に記載のデータ処理装置。
  14. 【請求項14】複数の前記第1の記憶回路を有し、 前記第1の制御回路は、前記複数の第1の記憶回路から
    入力した前記残量通知信号に基づいて、前記複数の第1
    の記憶回路のうち一の前記第1の記憶回路に前記書き込
    み指示信号を出力する請求項9に記載のデータ処理装
    置。
  15. 【請求項15】前記第1の記憶回路および前記第2の記
    憶回路は、画像データを記憶し、 前記第1のアドレス生成回路の前記アドレス算出回路
    は、 前記画像データを構成するフレームデータの読み出しを
    開始する前記第2の記憶回路のアドレスを記憶する第7
    の記憶回路と、 前記第2の記憶回路から読み出しを行う画素データの前
    記フレームデータ内での位置を特定する位置データを記
    憶する第8の記憶回路と、 前記画素データのデータ長を記憶する第9の記憶回路
    と、 前記第8の記憶回路から読み出した位置データと前記第
    9の記憶回路から読み出したデータ長とを乗算する乗算
    回路と、 前記第7の記憶回路から読み出した前記アドレスと、前
    記乗算回路の乗算結果とを加算して前記初期データを算
    出する加算回路とを有し、 前記アドレス算出回路は、前記第1の制御回路から入力
    した前記読み出し指示信号に基づいて、前記第7の記憶
    回路、前記第8の記憶回路および前記第9の記憶回路に
    対応する前記アドレス、前記位置データおよび前記デー
    タ長をそれぞれ設定する請求項12に記載のデータ処理
    装置。
  16. 【請求項16】前記第1の記憶回路は、記憶部からリア
    ルタイムにデータを読み出す請求項9に記載のデータ処
    理装置。
  17. 【請求項17】リアルタイムにデータを入力するインタ
    ーフェイス回路と、 データ転送ラインと、 前記インターフェイス回路と前記データ転送ラインとの
    間で介在する第1の記憶回路と、 前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
    2の記憶回路と、 前記データ転送ラインを介したデータ伝送を制御する第
    1の制御回路と、 前記第2の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2
    の制御回路とを有し、 前記第1の記憶回路は、前記インターフェイス回路を介
    して入力したデータに応じたデータをリアルタイムに記
    憶部に書き込み、読み出し指示信号に基づいて、前記書
    き込んだデータを入力順に前記データ転送ラインに読み
    出し、前記記憶部内のデータが記憶されていない未記憶
    領域の記憶容量を示す残量を監視し、当該残量を示す残
    量通知信号を前記第1の制御回路に出力し、 前記第1の制御回路は、前記残量通知信号に基づいて、
    前記記憶部がオーバーフローしないように前記第1の記
    憶回路に前記読み出し指示信号を出力するか否かを決定
    し、前記読み出し指示信号を出力すると決定した場合
    に、前記第2の制御回路に書き込み指示信号を出力し、 前記第2の制御回路は、前記書き込み指示信号に基づい
    て前記第2の記憶回路内の書き込みを行う初期アドレス
    を生成し、当該初期アドレスを用いて前記第2の記憶回
    路内の連続したアドレスを順に生成し、 前記第2の記憶回路は、当該生成されたアドレスに、前
    記第1の記憶回路から前記データ転送ラインに読み出さ
    れたデータを順に書き込むデータ処理装置。
  18. 【請求項18】前記第2の制御回路は、 前記初期アドレスを生成する第1のアドレス生成回路
    と、 前記初期アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続
    したアドレスを順に生成して前記第2の記憶回路に出力
    する第2のアドレス生成回路とを有し、 前記第1の制御回路における前記読み出し指示信号の出
    力の決定処理と、前記第1のアドレス生成回路における
    前記初期アドレスの生成処理と、前記第2のアドレス生
    成回路による前記アドレス生成処理とを並行して行う請
    求項17に記載のデータ処理装置。
  19. 【請求項19】前記第1の制御回路における前記読み出
    し指示信号の出力の決定処理と、前記第1の制御回路に
    おける前回の決定処理に応じて出力された前記書き込み
    指示信号に基づいた前記第1のアドレス生成回路におけ
    る前記初期アドレスの生成処理と、前記第1のアドレス
    生成回路において前回に生成された前記初期アドレスを
    用いた前記第2のアドレス生成回路における前記アドレ
    ス生成処理とに同じ時間サイクルを割り当ててパイプラ
    イン処理を行う請求項18に記載のデータ処理装置。
  20. 【請求項20】前記インターフェイス回路からリアルタ
    イムに入力したデータに基づいてリアルタイム処理を行
    い、当該リアルタイム処理によって得られたデータをリ
    アルタイムに前記第1の記憶回路に出力するデータ処理
    回路をさらに有する請求項17に記載のデータ処理装
    置。
  21. 【請求項21】リアルタイムにデータの出力を行うイン
    ターフェイス回路と、 データ転送ラインと、 前記インターフェイス回路と前記データ転送ラインとの
    間に介在する第1の記憶回路と、 前記データ転送ラインとの間でデータの入出力を行う第
    2の記憶回路と、 前記データ転送ラインを介したデータ伝送を制御する第
    1の制御回路と、 前記第2の記憶回路に対してのアクセスを制御する第2
    の制御回路とを有し、 前記第1の記憶回路は、書き込み指示信号に基づいて前
    記データ転送ラインから入力したデータを記憶部に書き
    込み、前記書き込んだデータを入力順に前記インターフ
    ェイス回路側に読み出し、前記記憶部内のデータが記憶
    されている記憶領域の記憶容量を示す残量を監視し、当
    該残量を示す残量通知信号を前記第1の制御回路に出力
    し、 前記第1の制御回路は、前記残量通知信号に基づいて、
    前記記憶部がアンダーフローしないように前記第1の記
    憶回路に前記書き込み指示信号を出力するか否かを決定
    し、前記書き込み指示信号を出力すると決定した場合
    に、前記第2の制御回路に読み出し指示信号を出力し、 前記第2の制御回路は、前記読み出し指示信号に基づい
    て前記第2の記憶回路内の読み出しを行う初期アドレス
    を生成し、当該初期アドレスを用いて前記第2の記憶回
    路内の連続したアドレスを順に生成し、 前記第2の記憶回路は、当該生成されたアドレスから読
    み出したデータを前記データ転送ラインに出力するデー
    タ処理装置。
  22. 【請求項22】前記第2の制御回路は、 前記初期アドレスを生成する第1のアドレス生成回路
    と、 前記初期アドレスを用いて前記第2の記憶回路内の連続
    したアドレスを順に生成して前記第2の記憶回路に出力
    する第2のアドレス生成回路とを有し、 前記第1の制御回路における前記書き込み指示信号の出
    力の決定処理と、前記第1のアドレス生成回路における
    前記初期アドレスの生成処理と、前記第2のアドレス生
    成回路による前記アドレス生成処理とを並行して行う請
    求項21に記載のデータ処理装置。
  23. 【請求項23】前記第1の制御回路における前記書き込
    み指示信号の出力の決定処理と、前記第1の制御回路に
    おける前回の決定処理に応じて出力された前記読み出し
    指示信号に基づいた前記第1のアドレス生成回路におけ
    る前記初期アドレスの生成処理と、前記第1のアドレス
    生成回路において前回に生成された前記初期アドレスを
    用いた前記第2のアドレス生成回路における前記アドレ
    ス生成処理とに同じ時間サイクルを割り当ててパイプラ
    イン処理を行う請求項22に記載のデータ処理装置。
  24. 【請求項24】前記第1の記憶回路からリアルタイムに
    入力したデータに基づいてリアルタイム処理を行い、当
    該リアルタイム処理によって得られたデータをリアルタ
    イムに前記インターフェイス回路に出力するデータ処理
    回路をさらに有する請求項21に記載のデータ処理装
    置。
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JP2008152702A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Murata Mach Ltd データ処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4743110B2 (ja) * 2006-12-20 2011-08-10 村田機械株式会社 データ処理装置

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