JP3303420B2 - メモリアクセス制御装置 - Google Patents

メモリアクセス制御装置

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JP3303420B2
JP3303420B2 JP09926893A JP9926893A JP3303420B2 JP 3303420 B2 JP3303420 B2 JP 3303420B2 JP 09926893 A JP09926893 A JP 09926893A JP 9926893 A JP9926893 A JP 9926893A JP 3303420 B2 JP3303420 B2 JP 3303420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バスと記憶素子の間に
接続されバスに対する応答とダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリの制御を行うメモリアクセス制御装置
に係わり、特にバスに対するデータ転送とリフレッシュ
動作のためのアービトレーションとを効率的に行うよう
にしたメモリアクセス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリ(DRAM)を記憶素子として使用すると、データ
の書き込みや読み出しのためのアクセス動作の他に、こ
のDRAMに蓄えられているデータを消失させないため
に定期的なリフレッシュ動作を行うことが必要である。
DRAMに対するこのような各種アクセスを行うため
に、従来からメモリアクセス制御装置が使用されてい
る。
【0003】図15は、従来使用されたメモリアクセス
制御装置の構成を表わしたものである。このメモリアク
セス制御装置11は、前記したように記憶素子としての
DRAM12とデータの転送を行うためのシステムバス
13の間に配置されている。
【0004】このメモリアクセス制御装置11は、シス
テムバス13に接続されたバスインターフェイス(I/
F)回路14を備えている。バスインターフェイス回路
14は、メモリサイクルの開始時にシステムバス13か
ら制御信号としてのアドレスストローブ信号やアドレス
の供給を受け、これらのラッチを行う一方、サイクルの
終了時には要求された処理が終了したことを示すアクノ
リッジ(ACK)信号の出力を行うようになっている。
【0005】バスインターフェイス回路14に接続され
たアドレスバッファ15は、前記したアドレスストロー
ブ(AS)信号を用いてアドレスを保持する。デコード
部16は、このラッチされたアドレスをデコードする。
これは、そのアドレスが自身の保有すべきメモリに対す
るものであるかどうかをチェックして、その場合にはチ
ップセレクト信号を出力するためである。DRAM制御
部17は、このチップセレクト信号が出力された場合
に、DRAM12に対してRAS(Row AddressSelec
t)信号、CAS(column Address Select )信号、メ
モリアドレス等の各種の信号を出力すると共に、DRA
M12に固有の周期でリフレッシュ要求信号を内部で発
行するようになっている。データバッファ18は、DR
AM12とシステムバス13の双方に接続され、DRA
M制御部17の制御の下で、データの保持をDRAM1
2からのデータの読み出し時とDRAM12へのデータ
の書き込み時の双方について行うようになっている。
【0006】図16は、この従来のメモリアクセス制御
装置のアービトレーションに関する制御動作を示したも
のである。図17に示した各種タイミングと共にこのメ
モリアクセス制御装置の動作を説明する。ここでは、シ
ステムバス13上の図示しないマスタからライトアクセ
スがDRAM12に対して行われるものとし、その数ク
ロックサイクル前に、リフレッシュ要求が出されていた
ものとし、この場合におけるリフレッシュ・アービトレ
ーションについて説明を行う。ただし、説明を簡単にす
るため、システムバス13は、アドレスとデータが多重
化されているものとする。
【0007】図17(a)〜(c)は、それぞれシステ
ムバス13におけるアドレスストローブ(AS)信号と
アクノリッジ信号(ACK)およびアドレスとデータを
表わしており、同図(d)と(e)はメモリアクセス制
御装置の内部信号としてのリフレッシュ要求信号(RE
FREQ)とチップセレクト信号(CS)を、また同図
(f)〜(i)はDRAM12のRAS信号、CAS信
号、アドレス(ADR)およびデータ(DATA)を示
している。
【0008】同図(a)および(c)に示したようにシ
ステムバス13上には、アドレスストローブ信号とアド
レスが同時に出力されるようになっている。図16に示
したようにメモリアクセス制御装置11はアドレススト
ローブ信号の到来を認識すると(ステップS101;
Y)、このアドレスをアドレスバッファ15にラッチす
る(ステップS102)。ラッチされたアドレスはデコ
ード部16で解読され、DRAM12に対するアドレス
として解読されれば(ステップS103;Y)、図17
(e)に示したようにチップセレクト信号がライトアク
セスのためにDRAM制御部17に入力される。
【0009】図17(d)に示したように、この例では
リフレッシュ要求信号が、同図(e)のチップセレクト
信号の発生直前に発行されている(ステップS104;
Y)。したがって、DRAM制御部17はすぐさまライ
トアクセスを実行することはできず、これに先行してD
RAM12に対するリフレッシュが実行され(ステップ
S105)、この後にデータの書き込みのためのメモリ
サイクルが実行される(ステップS106)。
【0010】このため、システムバス13上の前記した
マスタは、このリフレッシュサイクルが終了するまでア
クノリッジ信号を受け取る(図17b)ことができず、
システムバス12上にはアドレスストローブ(AS)信
号が出力されてからアクノリッジ信号(ACK)の受け
取りが行われるまでアイドルサイクル(CPU(中央処
理装置)等のマスタが待たされる時間)が挿入される結
果となる。
【0011】このような欠点を除くため、特開平4−1
7042号公報に記載されたようなアービトレーション
の手法が提案されている。この手法では、メモリアクセ
ス制御装置内のアービトレーションを、バスの使用許可
を表わすバスグラント信号を契機として開始させるよう
にしている。そして、このアービトレーション開始時に
すでにDRAMのリフレッシュ動作中であるか否かを判
別して、動作中でなければメモリアクセスを優先させ、
リフレッシュ動作中である場合にはそのリフレッシュ動
作の直後にDRAMに対するメモリアクセスを開始させ
るようにしている。この結果、DRAMのリフレッシュ
とメモリアクセスが競合する際には、アドレスのデコー
ド(ステップS103)後にアービトレーションを行う
よりも、わずかばかり効率的な処理が可能になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この手法で
はアービトレーションの開始を、アドレスストローブ信
号の代わりにバスグラント信号といったバス上の別の信
号で行っているにすぎない。したがって、これによりD
RAMに対するライトアクセスに多少の改善が見られる
としても、システムバス全体にリフレッシュ動作の影響
は残ることになり、効率の点からは疑問とされる場合が
ある。例えば、この手法ではDRAMに現在アクセスし
ているマスタを、リフレッシュの終了後、更にメモリア
クセスが終了するまで待たせてしまうことになる。
【0013】そこで本発明の目的は、DRAM等のメモ
リに対するリフレッシュ動作とメモリアクセスが競合す
る可能性がある場合に、メモリアクセスをできるだけ迅
速に行い、データ転送の効率化を図ることのできるメモ
リアクセス制御装置を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、各種のメモリに対し
てアクセスを行うことのできるメモリアクセス制御装置
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)所定のDRAMをリフレッシュするために一
定間隔でリフレッシュ要求を発生するリフレッシュ要求
手段と、(ロ)リフレッシュ要求があったとき前記した
DRAMがリフレッシュされるまでこの要求を保持する
リフレッシュ要求保持手段と、(ハ)このリフレッシュ
要求保持手段がリフレッシュ要求を保持している状態で
前記したDRAMに他の何らのアクセスも行われないと
きこれをリフレッシュするリフレッシュ制御手段と、
(ニ)バス上のアドレスを一時的に保持するアドレス保
持手段と、(ホ)このアドレス保持手段に保持されたア
ドレスが前記したDRAMに対するものであるか否かを
判別する第1の解読手段と、(へ)この第1の解読手段
が前記したDRAMに対するものであると判別したアド
レスを先入れ先出しの論理で順に格納するアドレス格納
手段と、(ト)このアドレス格納手段にアドレスが格納
されるとき、これに対応するバス上のデータを先入れ先
出しの論理で順に格納するデータ格納手段と、(チ)ア
ドレス格納手段から出力されるアドレスとアドレス保持
手段の出力をDRAMに対するデータの書き込みか読み
出しかに応じて択一的に選択するアドレス選択手段と、
(リ)このアドレス選択手段の出力するアドレスが前記
したDRAMに対するものであるか否かを判別する第2
の解読手段と、(ヌ)この第2の解読手段がそのアドレ
スが前記したDRAMに対するものであると判別したと
きでデータの書き込みが行われるとき前記したDRAM
がアクセスされていないかどうかの判別を行うアイドル
状態判別手段と、(ル)このアイドル状態判別手段がア
クセスされていないと判別したときおよびアクセスされ
ていると判別したときでアクセスが終了したときアドレ
ス格納手段とデータ格納手段から対応するアドレスとデ
ータを取り出して前記したDRAMにデータの書き込み
を行わせるデータ書込制御手段とをメモリアクセス制御
装置に具備させる。
【0016】
【0017】
【0018】すなわち請求項記載の発明では、定期的
にリフレッシュを行わないとデータが消去するようなD
RAMのアクセスを制御するメモリアクセス制御装置
に、リフレッシュを一定間隔で要求するリフレッシュ要
求手段を用意させ、この要求があったときにDRAMが
リフレッシュされるまでこれを保持させる。そして、リ
フレッシュの要求があったときにそのDRAMがアクセ
スされていないときには、リフレッシュ制御手段によっ
てリフレッシュを行わせる一方、バス上のアドレスとデ
ータをそれらがDRAMに対するものであるかどうかを
アドレスの解読によって判別し、そうである場合にはそ
れぞれの格納手段に順に格納していく。そして、DRA
Mに対してデータの書き込みが行われるときには、DR
AMがアクセスされていない状態でアドレスとデータは
それぞれの格納手段から読み出し、DRAMに書き込む
ようにしている。このように、DRAMに対するメモリ
アクセスがリフレッシュ動作の合間をぬって自在に行わ
れるので、メモリアクセスの効率化が図られることにな
る。
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例におけるメモリア
クセス制御装置の構成の概要を表わしたものである。図
15と同一部分には同一の符号を付しており、これらの
説明を適宜省略する。本実施例のメモリアクセス制御装
置21は、システムバス13上に現われたアドレスを一
時格納するアドレスラッチ回路を含んだバスインタフェ
ース(I/F)回路22を備えている。バスインターフ
ェイス回路22の次段には、アドレスバッファ23と、
これから出力されるアドレスとバスインターフェイス回
路22から直接出力されるアドレスの選択を行うアドレ
スマルチプレクサ24と、バスインターフェイス回路2
2から直接出力されるアドレスを解読する第1のデコー
ド部26とが接続されている。ここでアドレスバッファ
23は、バスインターフェイス回路22のラッチしたア
ドレスを、バッファリング可能であれば複数個格納する
ことができるようになっている。
【0023】第1のデコード部26に接続されたバッフ
ァ制御部27は、アドレスマルチプレクサ24の切換制
御を行う他、システムバス13上のデータを複数個格納
するデータバッファ28の制御を行うようになってい
る。また、アドレスマルチプレクサ24から選択的に出
力されたアドレスは第2のデコード部29に入力されて
解読され、DRAM制御部31がこれに基づいてDRA
M12およびデータバッファ28に制御信号を送出し、
これらの制御を行うようになっている。DRAM制御部
31は、メモリ制御シーケンサとリフレッシュ制御シー
ケンサを備えており、前者はDRAM12に対するデー
タの書き込み等のメモリサイクルを実行し、後者はDR
AM12に対するリフレッシュを実行するようになって
いる。
【0024】また、本実施例のメモリアクセス制御装置
21ではバッファ制御部27とDRAM制御部31はそ
れぞれ独立して動作するようになっている。このため、
システムバス13からのアクセスは、記憶素子(DRA
M12)そのものを意識しないで行われるようになって
いる。
【0025】図2および図3は本実施例のメモリアクセ
ス制御装置のDRAM制御部のアービトレーションに関
する制御動作を示したものであり、このうち図3はリフ
レッシュ制御シーケンサの制御を、図2はメモリ制御シ
ーケンサの制御をそれぞれ表わしている。また、図4は
バッファ制御部におけるアービトレーションに関する制
御動作を示したものである。以下の説明では、従来例と
比較を容易にするために、図1に示したシステムバス1
3上のあるマスタがDRAM12に対してライトアクセ
スを行うものとし、その数クロック前にリフレッシュ要
求が出されているものとする。また、図5は図17と対
応するもので、このアービトレーション動作における各
種のタイミングを示したものである。この図で(a)〜
(e)で示した各信号は、図17の(a)〜(e)で示
した各信号とそれぞれ対応している。
【0026】図2から明らかなように、DRAM制御部
31のリフレッシュ制御シーケンサはリフレッシュ要求
の有無(ステップS201)とDRAM12のアイドル
(IDLE)状態の有無(ステップS202)の監視を
行っている。そして、リフレッシュ要求があり(ステッ
プS201;Y)、DRAM12がアイドル状態であれ
ば(ステップS202;Y)、この要求を受け付けてD
RAM12のリフレッシュを実行するようになっている
(ステップS203)。
【0027】ここでは、図5(d)に示したようにリフ
レッシュ要求(REFREQ)が出て、それから数クロ
ック遅れて同図(a)に示すアドレスストローブ(A
S)信号が出力されるものとしている。したがって、図
5(d)でリフレッシュ要求が出た時点で図3のメモリ
制御シーケンサはDRAM12のアクセスのためのデコ
ードを行っておらず(ステップS301;N)、アイド
ル状態となっている。このため、DRAM12に対する
リフレッシュが直ちに実行されることになる(ステップ
S203)。
【0028】このリフレッシュ要求が行われた後にシス
テムバス13上にアドレスストローブ(AS)信号が現
われると(図4ステップS401;Y)、図1のバスイ
ンターフェイス回路22はこれをラッチし(ステップS
402)、第1のデコード部26はこのアドレスをデコ
ードする(ステップS403)。この例の場合には、こ
れがDRAM12に対するライトアクセスとなってい
る。そこで、チップセレクト信号(CS)(図5e)が
第1のデコード部26からバッファ制御部27に入力さ
れる。
【0029】バッファ制御部27では、このアクセスが
データを書き込むためのものであるので(ステップS4
04;Y)、このアドレスをアドレスバッファ23に書
き込む(ステップS405)。そして、システムバス1
3上にアドレス(ADR)の後に送られてくるデータ
(DATA)をデータバッファ28に書き込んで(ステ
ップS406)、更にバスインターフェイス回路22か
らアクノリッジ信号(ACK)(図5b)を出力させ
て、バスサイクルを終了させる。
【0030】これに対して、この例とは異なるが、ステ
ップ404でライトサイクルではないと判別された場合
には(N)、データバッファ28が空になるのを待って
(ステップS407)、DRAM12からこのデータバ
ッファ28にデータを書き込むことになる(ステップS
408)。この書き込まれたデータは、システムバス1
3上に送出されることになる。
【0031】一方、DRAM制御部31は、アドレスマ
ルチプレクサ24から出力されたアドレスが第2のデコ
ード部29で解読された結果として出力されるチップセ
レクト信号(CS)を受け取ったら(ステップS30
1;Y)、DRAM12がアイドル状態であるかどうか
をチェックする(ステップS302)。そして、アイド
ル状態であれば(Y)、リフレッシュ要求が出ていない
ことを条件として(ステップS303;Y)、DRAM
に対する書き込みのためのメモリサイクルを実行する
(ステップS304)。このとき、データバッファ28
に格納されているデータが使用される。リフレッシュ要
求がでている場合には(ステップS303;Y)、再び
DRAM12がアイドル状態になるまで待機して同様の
制御を行うことになる。
【0032】ところで、図5に示した例ではバッファ制
御部27とDRAM制御部31が共にアイドル状態で受
け付けたときのライトサイクルを示している。このた
め、たまたまこれら2つの制御部27、31が同じバス
アクセスに対して動作している。本実施例のメモリアク
セス制御装置では、リフレッシュアービトレーション等
を実行するためのDRAM制御部31がシステムバス1
3に対する応答と切り離されている。このため、リフレ
ッシュ要求が存在する状態でDRAM12がアイドル状
態であれば、直ちにリフレッシュサイクルを実行するこ
とが可能である。
【0033】図6は、バッファ制御部とDRAM制御部
とが独立して動作している場合の一例を表わしたもので
ある。この図の(a)〜(i)は、それぞれ図5の
(a)〜(i)と対応している。この図6の場合には、
システムバス13上でメモリライトサイクルが3つ連続
して起こっており、1番目のアドレスストローブのすぐ
後にリフレッシュ要求が生じている。
【0034】すなわち、それぞれのアドレスストローブ
(AS)と同時にシステムバス13上にはアドレス
0 、A1 、A2 が順に現われており、バスインターフ
ェイス回路22はこれらを順にラッチしてアクノリッジ
信号(ACK)をそれぞれ返している。また、システム
バス13上に各アドレスA0 、A1 、A2 に続いて現わ
れたデータD0 、D1 、D2 (図6c)は、データバッ
ファ28に順に格納されるようになっている。このよう
に、本実施例のメモリアクセス制御装置でバッファ制御
部27は、データバッファ28がデータを格納できる限
り、これらを所定のタイミングで順に格納させる。
【0035】一方、DRAM制御部31は初期的にアイ
ドル状態となっているが、第2のデコード部29による
チップセレクト信号(CS)を受信した段階では(ステ
ップS302;Y)、まだリフレッシュ要求(REFR
EQ)がないので(ステップS303;N)、DRAM
12に対するデータD0 の書き込みのためのメモリサイ
クルを実行する(ステップS304)。このサイクルが
終了すると、次のアドレスA1 に基づくチップセレクト
信号(CS)を受け取るが、この時点でリフレッシュ要
求の信号レベルがH(ハイ)となっていることを認識す
る(ステップS303;Y、S201;Y)。そこで、
この場合にはメモリサイクルを実行せず、代ってDRA
M12のリフレッシュを行う(ステップS203)。
【0036】このリフレッシュサイクルが終了すると、
再びアイドル状態になるので(ステップS302;
Y)、データD1 をDRAM12に書き込むためのメモ
リサイクルが実行されることになる(ステップS30
4)。以下、同様にしてDRAM12がアイドル状態に
なった時点でリフレッシュ要求が存在するかどうかによ
ってメインサイクルの実行の可否が決定されることにな
る。
【0037】図7は、以上説明した本実施例のメモリア
クセス制御装置の回路構成を具体的に表わしたものであ
る。DRAM制御部31は、図1に示したDRAM12
に対するアドレスの出力と、RAS、CASおよびWE
(Wrte Enable )の各制御信号を生成する回路ブロック
である。
【0038】DRAM制御部31は、第2のデコード部
29からチップセレクト信号41を入力するメモリ制御
シーケンサ42と、このメモリ制御シーケンサ42から
MEM信号43を入力しREF信号44を出力するリフ
レッシュ制御シーケンサ45と、リフレッシュ制御シー
ケンサ45からREF信号46を入力し、REF要求信
号47をメモリ制御シーケンサ42とリフレッシュ制御
シーケンサ45に出力するリフレッシュカウンタ48
と、メモリ制御シーケンサ42からRC信号49を選択
信号として入力しアドレスマルチプレクサ24から供給
されるアドレス51を分割してアドレス53として出力
するメモリアドレス・マルチプレクサ54、ならびにR
AS信号55とCAS信号56を出力するRAS用オア
回路57およびCAS用オア回路58から構成されてい
る。
【0039】ここで、MEM信号43はメモリ制御シー
ケンサ42が動作しているときに出力される信号であ
り、REF信号44、46はリフレッシュ制御シーケン
サ45が動作しているときに出力される信号である。ま
た、REF要求信号47はリフレッシュを要求する信号
である。
【0040】メモリ制御シーケンサ42は、図3で示し
た制御を主として行うことになる。ただし、ステップS
301でデコードが行われたか否かの判別は、チップセ
レクト信号41が出力されたかどうかによって行われ、
ステップS302でDRAM12がアイドル状態である
かどうかの判別は、リフレッシュ制御シーケンサ45か
ら入力されるREF信号44を用いて行われる。
【0041】なお、RAS用オア回路57とCAS用オ
ア回路58にはそれぞれメモリ制御シーケンサ42とリ
フレッシュ制御シーケンサ45からRAS信号61、6
2とCAS信号63、64が出力されるようになってい
る。これは、これらのシーケンサ42、45のいずれか
一方のみが動作している状態でも、RAS信号55とC
AS信号56の出力を確保するためである。
【0042】図8は、DRAM制御部におけるメモリ制
御シーケンサによるメモリサイクルの実行の様子を表わ
したものであり、図3のステップS304を具体的に示
したものである。また、図9はライト時における各部の
信号状態を示しており、図10はリード時における各部
の信号状態を示している。
【0043】まず、最初のステップ501において、D
RAM制御部31ではメモリ制御シーケンサ42から出
力されるRAS信号61、CAS信号63、WE信号6
6およびMEM信号43を信号“1”に、RC信号49
を信号“0”に設定する(ステップS501)。ここ
で、RAS信号61、CAS信号63、WE信号66は
共に“0”で意味を持つ信号であり、このステップ50
1で設定される“1”では意味を持たない。マルチプレ
クサ54に供給されるRC信号49は“1”のときカラ
ム(column)を選択し、“0”のときはロウ(row )を
選択するようになっている。MEM信号43は“1”で
意味を持つようになっている。
【0044】ステップ502では、DRAM12に対す
るアクセスがリードであるかライトであるかを判別す
る。ライトであれば(N)、次のサイクルのステップ5
03でRAS信号61を信号“0”に設定し(ステップ
S503)、更に次のサイクルのステップ504ではR
C信号49を“1”、WE信号66を“0”に設定する
と共に、メモリ制御シーケンサ42からデータバッファ
28に送出されるDDRD信号86をアクティブにして
データ87を読み出す。
【0045】次にステップS505のサイクルではCA
S信号63を“0”に設定し、次のサイクルのステップ
S506ではアドレス制御シーケンサ76に対して信号
“1”のENDW信号88を送出することでメモリサイ
クルの終了を通知する。そして、最後のサイクルを示す
ステップS507では、再びステップS501と同様の
信号状態に戻して制御を終了させる(エンド)。
【0046】一方、リードサイクルが行われる場合には
(ステップ502;Y)、ステップS508でRAS信
号61を信号“0”に設定し、次のサイクルのステップ
S509ではRC信号49を“1”に設定する。更に次
のサイクルのステップS510ではCAS信号63を
“0”に設定し、この後のサイクルのステップS511
ではDACK信号99を“1”に設定してアクノリッジ
信号92を出力させるようにしている。リードサイクル
でも、最後にステップS507で再びステップS501
と同様の信号状態に戻して制御を終了させる(エン
ド)。
【0047】リフレッシュ制御シーケンサ45について
説明する。リフレッシュ制御シーケンサ45は、図2に
示した制御を主として行うことになる。ここでステップ
S202のDRAM12がアイドル状態かどうかの判別
は、MEM信号43を用いて行われることになる。本実
施例では、リフレッシュサイクルとして、CASビフォ
アRASリフレッシュサイクルを使用している。また、
シーケンサ45の方がメモリ制御シーケンサ42よりも
高い優先順位を有するようになっている。
【0048】リフレッシュカウンタ48は、図示しない
クロック信号を入力し、DRAM12の仕様に沿った所
定の時間間隔でREF要求信号47を出力するカウンタ
回路てある。カウント動作は、メモリアクセス制御装置
の電源がオンになった時点から開始する。そして、前記
した所定の時間に相当するカウント数に到達するとRE
F要求信号47を出力して、再び最初からカウント動作
を行う。以下同様である。
【0049】リフレッシュカウンタ48から出力される
REF要求信号47は、リフレッシュ制御シーケンサ4
5がこれを認識するまで継続して出力される。この認識
までの時間中も、リフレッシュカウンタ48によるカウ
ント動作は中断なく行われるようになっている。
【0050】図11は、DRAM制御部によるリフレッ
シュサイクルの動作の流れを表わしたものであり、図2
におけるステップS203の制御を具体化したものであ
る。まず、ステップSではリフレッシュ制御シーケンサ
45から出力されるRAS信号62、CAS信号64を
信号“1”に設定すると共に、WE信号66およびRE
F信号、44、46を信号“1”に設定する(ステップ
S601)。ここで、RAS信号62、CAS信号64
は共に“0”で意味を持つ信号であり、このステップ6
01で設定される“1”では意味を持たない。メモリ制
御シーケンサ42あるいはリフレッシュカウンタ48に
供給されるREF信号44、46は、リフレッシュが行
われているか否かの認識に使用される信号であり、
“1”のときリフレッシュが行われる状態であることを
表わしている。
【0051】次のサイクルのステップS602では、C
AS信号64が“0”に設定され、次のサイクルのステ
ップS603ではRAS信号62が“0”に設定され
る。この後、それぞれのサイクルでCAS信号64が
“1”に、RAS信号62が“1”に設定される(ステ
ップS604、S605)。そして、最後のサイクルを
示すステップS606では、REF信号44、46をリ
フレッシュの終了を示す“0”に設定する他はステップ
S601と同じ信号状態に設定してリフレッシュに関す
る制御を終了させる(エンド)。
【0052】次に、メモリアドレス・マルチプレクサ5
4について説明する。メモリアドレス・マルチプレクサ
54は、前記したようにアドレスマルチプレクサ24か
ら出力されるアドレス51を入力して、列(ROW)ア
ドレスと行(COLUMN)アドレスの2つに分割し、
これらの一方をアドレス53として出力するようになっ
ている。この選択制御のために、メモリ制御シーケンサ
42から出力されるRC信号49が用いられる。
【0053】次に、このメモリアクセス制御装置21に
おける第1および第2のデコード部29、26について
説明する。第2のデコード部29はアドレスマルチプレ
クサ24から出力されるアドレス51を入力してチップ
セレクト信号41を生成する回路である。アドレス51
がメモリアクセス制御装置21のサポートするメモリ
(DRAM12)のアドレスレンジ内にあれば、チップ
セレクト信号41が出力されることになる。
【0054】一方、第1のデコード部26は、バスイン
ターフェイス回路22から出力されるアドレス71を基
にしてチップセレクトのためのBCS信号72を生成す
るようになっている。アドレス71がメモリアクセス制
御装置21のサポートするメモリのアドレスレンジ内に
あり、かつライトサイクルであれば、BCS信号72が
出力されることになる。
【0055】ところで、アドレス71は第1のデコード
部26に供給されると共にアドレスバッファ23にも供
給される。アドレスバッファ23は、FIFO(先入れ
先出し)メモリで構成されている。アドレスバッファ2
3には、バッファ制御部27内のバッファ制御シーケン
サ74から出力されるBAWR信号75を契機としてア
ドレス71の格納を行い、同じくバッファ制御部27内
のアドレス制御シーケンサ76から出力されるBARD
信号77を契機としてアドレス78の出力を行うように
なっている。
【0056】アドレスバッファ23は、アドレスの格納
状態を示すFULL信号81とEPMPTY信号82の
2つの信号(あるいはフラグ)を出力するようになって
いる。FULL信号81はバッファ制御シーケンサ74
に供給されるもので、アドレスバッファ23が一杯にな
った状態で出力される。EPMPTY信号82はアドレ
ス制御シーケンサ76に供給されるもので、アドレスバ
ッファ23が空になった状態で出力される。
【0057】次に、データの格納を行うデータバッファ
28について説明する。データバッファ28にもFIF
Oメモリが使用されている。ただし、本実施例ではその
満杯や空の状態を示す信号またはフラグは使用されな
い。データバッファ28は、バッファ制御シーケンサ7
4から出力されるBDWR信号84を契機として、図1
に示したシステムバス13からバスインターフェイス回
路22を介してデータ85を取り込み内部に順次格納す
る。そして、メモリ制御シーケンサ42のDDRD信号
86が入力すると、これを契機としてデータ87の読み
出しを行うようになっている。
【0058】バスインターフェイス回路22は、システ
ムバス13(図1)からアドレス85を入力するアドレ
スレジスタ91と、システムバス13上のマスタに対し
てアクノリッジ信号92を出力するアクノリッジ(AC
K)レジスタ93と、この手前に配置されたオア回路9
4から構成されている。アドレスレジスタ91にはアド
レスストローブ(AS)信号96とクロック信号97も
供給されるようになっており、アドレスストローブ信号
96が有効な状態でクロック信号97に同期してアドレ
ス85をラッチする。そして、これをアドレス71とし
て第2のデコーダ部26等に供給するようになってい
る。
【0059】アクノリッジレジスタ93の手前に配置さ
れたオア回路94には、バッファ制御シーケンサ74か
らBACK信号98が入力され、またメモリ制御シーケ
ンサ42からDACK信号99が入力されるようになっ
ている。これは、バスサイクルのライトに対応したとき
にはバッファ制御シーケンサ74がアクノリッジ信号9
2の出力タイミングを制御し、リード(読み出し)に対
応したときにはメモリ制御シーケンサ42がアクノリッ
ジ信号92の出力タイミングを制御するようにするため
である。
【0060】次に、前記したバッファ制御部27の動作
を更に具体的に説明する。バッファ制御部27は、アド
レスバッファ23のリードおよびライトの制御と、デー
タバッファ28のライトの制御ならびにアドレスマルチ
プレクサ24の切り替え制御とを行うようになってい
る。
【0061】図12は、バッファ制御部におけるバッフ
ァ制御シーケンサの制御の様子を表わしたものである。
バッファ制御シーケンサ74は、まずステップS701
で第1のデコード部26からBCS信号72が出力され
るのを待機し、BCS信号72が到来したら(Y)、ア
ドレスバッファ23がフルでないことの確認を行う(ス
テップ702)。フルであれば(Y)、新たにアドレス
71を格納することができないので、この状態が解消さ
れるまで待機状態となる。
【0062】アドレスバッファ23がフルでなければ
(N)、BAWR信号75がこれに対して出力され、ア
ドレスバッファ23にアドレス71の格納が行われる
(ステップ703)。次にBDWR信号84がデータバ
ッファ28に出力され、データ85がこれに格納される
(ステップ704)。この次の段階で、BACK信号9
8がオア回路94に出力され(ステップ705)、シス
テムバス13上にアクノリッジ信号92が送出されるこ
とになる。
【0063】図13は、バッファ制御部におけるアドレ
ス制御シーケンサの制御の様子を表わしたものである。
アドレス制御シーケンサ76は、アドレスマルチプレク
サ24の切り替え制御のためのSEL信号101を
“0”に初期化する(ステップ801)。ここで、SE
L信号101が“0”とは、アドレスバッファ23を経
ずにアドレスレジスタ91から直接にアドレス71を選
択することになる。
【0064】この状態でアドレス制御シーケンサ76
は、EPMPTY信号82を用いてアドレスバッファ2
3がエンプティ(空)であるか否かをチェックする。エ
ンプティであれば(Y)、先のステップS701と同様
に第1のデコード部26からBCS信号72が出力され
るのを待機する(ステップ803)。エンプティでなけ
れば(ステップ802;N)、エンプティになるまで待
つ。BCS信号72が出力されたら(ステップ803;
Y)、SEL信号101を“1”に設定する(ステップ
804)。これにより、アドレスマルチプレクサ24は
アドレスバッファ23側から出力されるアドレス78を
選択する状態となる。
【0065】アドレスバッファ23がエンプティになら
ない状態で(ステップ805;N)、メモリ制御シーケ
ンサ42からENDW信号88が送出されてくると(ス
テップ806;Y)、アドレス51を読み出すためのB
ARD信号77が出力される(ステップ807)。この
タイミングでアドレスバッファ23はアドレス51を出
力し、DRAM12に対するデータ87の書き込みが行
われることになる。
【0066】アドレスバッファ23にまだ、次のアドレ
スが格納されている場合には以上の制御が繰り返されて
いく(ステップ805〜S807)。もちろん、この途
中でDRAM12に対するリフレッシュ動作が行われる
ときには、ライトサイクルの次の起動がこの間だけ遅延
されるので、ENDW信号88の出力(ステップ50
6)が遅れることになり、アドレスバッファ23から次
に読み出されるアドレス78も遅延して出力されること
になる。このようにして、アドレスバッファ78に現在
格納されているアドレスのすべてが読み出されたら(ス
テップ805;Y)、アドレス制御シーケンサ76の制
御が一先ず終了して(リターン)、再びアドレスバッフ
ァ23がエンプティで無くなるのを待つことになる(ス
テップ802)。
【0067】変形例
【0068】図14は、本発明の変形例としてメモリア
クセス制御装置のDRAM制御部の他の態様を表わした
ものである。この変形例では、第2のデコード部29の
出力するチップセレクト信号41が、DRAM制御部1
10内の第1〜第Nの複数のメモリサイクルシーケンサ
1111 〜111N と、リフレッシュのタイミングを設
定するリフレッシュシーケンサ112とに供給されるよ
うになっている。
【0069】アイドル監視回路113は、これら第1〜
第Nのメモリサイクルシーケンサ1111 〜111N
リフレッシュシーケンサ112からそれらの動作中か動
作中でないかを表わした信号を受け取ると共に、リフレ
ッシュカウンタ114からリフレッシュ要求117を受
け取るようになっている。そして、これらの信号を基に
して、これら第1〜第Nのメモリサイクルシーケンサ1
111 〜111N とリフレッシュシーケンサ112の動
作を許可する信号118をそれぞれ出力するようになっ
ている。第1〜第Nのメモリサイクルシーケンサ111
1 〜111N とリフレッシュシーケンサ112の作成す
る制御信号119は、オア回路121に供給され、図1
に示したDRAM12等のメモリに対する制御信号12
2が作成されることになる。
【0070】この変形例のメモリアクセス制御装置で
は、第1〜第Nのメモリサイクルシーケンサ1111
111N に各種のメモリに適応するようにそれぞれ別々
のシーケンスを設計して設定しておけば、DRAM制御
部110内で一種のバス構造をもたせて、これらのメモ
リの制御が可能になる。
【0071】また、この変形例では、複数のシーケンサ
1111 〜111N を備えているので、回路自体のタイ
ミング設計が容易になる他、新しいタイミングの追加
や、すでに存在するタイミングを修正するサイクルに
も、個々のシーケンサに対して再設計を行うだけでよく
簡単である。また、別の種類のメモリに対するシーケン
サをこれらの一部に加えることも可能である。
【0072】なお、実施例および変形例ではリフレッシ
ュを要求するメモリとしてDRAMを取り上げて説明し
たが、データの保持のために定期的に電源を必要とする
ものであれば、これに限らないことは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、バス上に現われたアドレスおよびデータをそ
れぞれの格納手段に格納しておき、アドレスがこのメモ
リアクセス制御装置のアクセスの対象となるメモリに対
するものであるとき、このメモリがアクセスされていな
いことおよびエンプティ検出手段がエンプティを検出し
ていないことを条件としてそのアドレスの示す位置にデ
ータを格納することにしたので、メモリ特有のアクセス
時間の長さや、リフレッシュサイクルとのアービトレー
ションといったサイクルに影響されることなく、データ
をメモリに格納することができ、システムバス等のバス
のスループットが向上する。また、メモリへのアクセス
が効率的に行われるばかりでなく、リフレッシュサイク
ルが隠蔽されるため、メモリへのアクセス時間が実際に
早くなるだけでなく、見掛け上の速度も向上する。
【0074】更に請求項1または請求項2記載の発明に
よれば、アドレスやデータを格納する格納手段が先入れ
先出しメモリ(FIFOメモリ)によって構成されてい
るので、データの書き込みが時系列で行われることにな
り、メモリに格納されているデータが現状を正確に反映
することになる。しかも、これらの格納手段は複数のア
ドレスやデータを格納することができるので、複数のデ
ータを連続的にメモリに格納することも可能であり、デ
ータ処理の平均化と高速化を達成することができる。
【0075】また、請求項1記載の発明によれば、バス
上のアドレスを一時的に保持して、これがメモリアクセ
ス制御装置のアクセスの対象となるアドレスでありデー
タの書き込みが行われるときであるかどうかを判別し、
そうである場合に限ってそのアドレスやそのアドレスに
対応するデータをそれぞれの格納手段に格納することに
した。したがって、格納手段にアクセスの対象となるア
ドレスやデータのみを格納することになり、効率的な格
納が可能になる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるメモリアクセス制
御装置の構成の概要を表わしたブロック図である。
【図2】 本実施例で使用するメモリ制御シーケンサの
制御の様子を示す流れ図である。
【図3】 本実施例で使用するリフレッシュ制御シーケ
ンサの制御の様子を示す流れ図である。
【図4】 本実施例のバッファ制御部のアービトレーシ
ョンに関する制御動作を示した流れ図である。
【図5】 本実施例のアービトレーション動作における
各種のタイミングを示したタイミング図である。
【図6】 バッファ制御部とDRAM制御部とが独立し
て動作している場合の各種タイミング図である。
【図7】 本実施例のメモリアクセス制御装置の回路構
成を具体的に表わした回路図である
【図8】 本実施例のDRAM制御部におけるメモリ制
御シーケンサによるメモリサイクルの実行の様子を表わ
した流れ図である。
【図9】 本実施例のメモリ制御シーケンサのライト時
における各部の信号状態を示す波形図である。
【図10】 本実施例のメモリ制御シーケンサのリード
時における各部の信号状態を示す波形図である。
【図11】 本実施例のDRAM制御部によるリフレッ
シュサイクルの動作の流れを表わした流れ図である。
【図12】 本実施例のバッファ制御部におけるバッフ
ァ制御シーケンサの制御の様子を表わした流れ図であ
る。
【図13】 本実施例のバッファ制御部におけるアドレ
ス制御シーケンサの制御の様子を表わした流れ図であ
る。
【図14】 本発明の変形例としてメモリアクセス制御
装置のDRAM制御部の他の態様を表わしたブロック図
である。
【図15】 従来使用されたメモリアクセス制御装置の
構成を表わしたブロック図である。
【図16】 従来のメモリアクセス制御装置のアービト
レーションに関する制御動作を示した流れ図である。
【図17】 従来のメモリアクセス制御装置を使用した
アービトレーション動作における各種のタイミングを示
したタイミング図である。
【符号の説明】
12…DRAM、13…システムバス、21…メモリア
クセス制御装置、22…バスインタフェース回路、23
…アドレスバッファ、24…アドレスマルチプレクサ、
26…第1のデコード部、27…バッファ制御部、28
…データバッファ、29…第2のデコード部、42…メ
モリ制御シーケンサ、45…リフレッシュ制御シーケン
サ、48、114…リフレッシュカウンタ、53…アド
レス、54…メモリアドレス・マルチプレクサ、55…
RAS信号、56…CAS信号、57…RAS用オア回
路、58…CAS用オア回路、66…WE信号、74…
バッファ制御シーケンサ、76…アドレス制御シーケン
サ、87…データ、91…アドレスレジスタ、93…ア
クノリッジレジスタ、110…、1111 〜111 N
第1〜第Nのメモリサイクルシーケンサ、112…リフ
レッシュシーケンサ、113…アイドル監視回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のダイナミック・ランダム・アクセ
    ス・メモリをリフレッシュするために一定間隔でリフレ
    ッシュ要求を発生するリフレッシュ要求手段と、 リフレッシュ要求があったとき前記ダイナミック・ラン
    ダム・アクセス・メモリがリフレッシュされるまでこの
    要求を保持するリフレッシュ要求保持手段と、 このリフレッシュ要求保持手段がリフレッシュ要求を保
    持している状態で前記ダイナミック・ランダム・アクセ
    ス・メモリに他の何らのアクセスも行われないときこれ
    をリフレッシュするリフレッシュ制御手段と、 バス上のアドレスを一時的に保持するアドレス保持手段
    と、 このアドレス保持手段に保持されたアドレスが前記ダイ
    ナミック・ランダム・アクセス・メモリに対するもので
    あるか否かを判別する第1の解読手段と、 この第1の解読手段が前記ダイナミック・ランダム・ア
    クセス・メモリに対するものであると判別したアドレス
    を先入れ先出しの論理で順に格納するアドレス格納手段
    と、 このアドレス格納手段にアドレスが格納されるとき、こ
    れに対応するバス上のデータを先入れ先出しの論理で順
    に格納するデータ格納手段と、 前記アドレス格納手段から出力されるアドレスと前記ア
    ドレス保持手段の出力を前記ダイナミック・ランダム・
    アクセス・メモリに対するデータの書き込みか読み出し
    かに応じて択一的に選択するアドレス選択手段と、 このアドレス選択手段の出力するアドレスが前記ダイナ
    ミック・ランダム・アクセス・メモリに対するものであ
    るか否かを判別する第2の解読手段と、 この第2の解読手段がそのアドレスが前記ダイナミック
    ・ランダム・アクセス・メモリに対するものであると判
    別したときでデータの書き込みが行われるとき前記ダイ
    ナミック・ランダム・アクセス・メモリがアクセスされ
    ていないかどうかの判別を行うアイドル状態判別手段
    と、 このアイドル状態判別手段がアクセスされていないと判
    別したときおよびアクセスされていると判別したときで
    アクセスが終了したとき前記アドレス格納手段とデータ
    格納手段から対応するアドレスとデータを取り出して前
    記ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリにデータ
    の書き込みを行わせるデータ書込制御手段とを具備する
    ことを特徴とするメモリアクセス制御装置。
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