JP2001090630A - 筒内噴射式エンジンの燃料供給装置 - Google Patents

筒内噴射式エンジンの燃料供給装置

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JP2001090630A
JP2001090630A JP27307999A JP27307999A JP2001090630A JP 2001090630 A JP2001090630 A JP 2001090630A JP 27307999 A JP27307999 A JP 27307999A JP 27307999 A JP27307999 A JP 27307999A JP 2001090630 A JP2001090630 A JP 2001090630A
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Japan
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fuel
injector
distribution pipe
fuel supply
supply device
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JP27307999A
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English (en)
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Takehiko Yasuoka
剛彦 安岡
Keiji Araki
啓二 荒木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インジェクタの頭部と燃料分配管の差込口との
位置誤差を吸収してインジェクタの保持性能を向上す
る。 【解決手段】燃料分配管30は、各インジェクタ20に
燃料を分配するために各インジェクタ20に対応する差
込口31を有し、この差込口31にインジェクタ20の
頭部22を嵌め込むことにより各インジェクタ20に内
部で連通されて燃料を供給する。燃料分配管30は、隣
り合う2本のインジェクタ20ごとに分割構成された第
1及び第2分配管30A,30Bを有し、第1及び第2
分配管30A,30Bが夫々2本のインジェクタ20の
位置誤差を吸収するように差込口31を介してインジェ
クタ20の頭部22に嵌め込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒内噴射式エンジ
ンの燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−312503号公報には、燃
料分配管でインジェクタを支持する構造が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、インジェクタに
燃料分配管を直接ネジで固定したり、Oリングでシール
する構造をとっているが、燃料分配管をエンジンに固定
する際に、エンジン側の固定穴が精度よくできていない
と、インジェクタに曲げ応力等がかかり、インジェクタ
と燃料分配管との間のシール性が悪化したり、インジェ
クタの針弁動作に悪影響を及ぼす虞がある。
【0004】また、インジェクタのノズル部にカーボン
が付着するのを抑えるためには、燃焼ガスにさらされる
面積を減少させ、ノズル部の放熱量を増加することが有
効であるが、燃料分配管、インジェクタ及びエンジンの
3部品で高い取付精度を実現するには高い加工精度が必
要となる。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、そ
の目的は、インジェクタの頭部と燃料分配管の差込口と
の位置誤差を吸収してインジェクタの保持性能を向上で
きる筒内噴射式エンジンの燃料供給装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の筒内噴射式エンジンの燃
料供給装置は、気筒列方向に少なくとも3本のインジェ
クタが配置され、各インジェクタに燃料を分配する燃料
分配管に各インジェクタに対応する差込口を形成し、該
差込口にインジェクタの頭部を嵌め込むことにより各イ
ンジェクタを保持する筒内噴射式エンジンの燃料供給装
置において、前記燃料分配管を2本のインジェクタごと
に分割させ、該燃料分配管が前記インジェクタにより位
置決めされると共に、エンジンに締結させるための取付
部を設けた。
【0007】また、好ましくは、前記インジェクタはエ
ンジンに形成された取付孔を介して径方向に位置決めさ
れる。
【0008】また、好ましくは、前記燃料分配管の上流
側に高圧ポンプが接続され、該高圧ポンプから燃料のリ
ターン通路が分岐している。
【0009】また、好ましくは、複数に分割された前記
燃料分配管の少なくとも1つに、燃料圧力センサの装着
部が設けられている。
【0010】また、好ましくは、前記インジェクタのノ
ズル部が前記取付孔に対してセンタリングされる。
【0011】また、好ましくは、前記取付孔が先細の円
錐状に形成され、該ノズル部と取付孔との隙間を埋める
ように円錐状の中空部材が設けられる。
【0012】また、本発明の筒内噴射式エンジンの燃料
供給装置は、気筒列方向に少なくとも3本のインジェク
タが配置され、各インジェクタに燃料を分配する燃料分
配管に各インジェクタに対応する差込口を形成し、該差
込口にインジェクタの頭部を嵌め込むことにより各イン
ジェクタを保持する筒内噴射式エンジンの燃料供給装置
において、前記インジェクタの軸心方向に対して前記燃
料分配管の気筒列方向に延びる燃料通路の軸心をオフセ
ットさせ、該燃料分配管の燃料通路と差込口とを分割構
成した。
【0013】また、好ましくは、前記燃料通路は1本で
構成されている。
【0014】また、好ましくは、前記インジェクタの軸
心方向からみて、該燃料分配管のインジェクタ側にエン
ジンへの締結部を設けた。
【0015】また、好ましくは、気筒列方向に対して、
前記インジェクタを挟んで前記燃料分配管の締結部と反
対側にインジェクタを電気的に接続するためのカプラを
配置し、前記燃料分配管の分割部分を中心に気筒列方向
に対称的に配置されている。
【0016】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、燃料分配管を2本のインジェクタごとに分割させ、
燃料分配管がインジェクタにより位置決めされると共
に、エンジンに締結させるための取付部を設けたことに
より、インジェクタの頭部と燃料分配管の差込口との位
置誤差を吸収してインジェクタの保持性能を高め、燃料
圧送系のシール性を向上できる。
【0017】請求項2の発明によれば、インジェクタは
エンジンに形成された取付孔を介して径方向に位置決め
されることにより、よりセンタリング要求が高い構造に
も対処できる。
【0018】請求項3の発明によれば、燃料分配管の上
流側に高圧ポンプが接続され、高圧ポンプから燃料のリ
ターン通路が分岐していることにより、燃料分配菅の構
造を簡略化できる。
【0019】請求項4の発明によれば、複数に分割され
た燃料分配管の少なくとも1つに、燃料圧力センサの装
着部が設けられていることにおり、燃料分配菅の構造を
簡略化できる。
【0020】請求項5の発明によれば、請求項1の効果
を利用して、インジェクタのノズル部が取付孔に対し
て、よりセンタリングできる。
【0021】請求項6の発明によれば、取付孔が先細の
円錐状に形成され、ノズル部と取付孔との隙間を埋める
ように円錐状の中空部材が設けられることにより、より
センタリング要求が高い構造にも対処できる。
【0022】請求項7の発明によれば、インジェクタの
軸心方向に対して燃料分配管の気筒列方向に延びる燃料
通路の軸心をオフセットさせ、燃料分配管の燃料通路と
差込口とを分割構成したことにより、燃料分配管のオフ
セットを有効利用して、インジェクタの位置精度、イン
ジェクタ保持部のシール性を高めることができる。
【0023】請求項8の発明によれば、請求項7の効果
により、燃料通路を1本で構成でき、燃料分配管同士の
継ぎ手が不要にできる。
【0024】請求項9の発明によれば、インジェクタの
軸心方向からみて、燃料分配管のインジェクタ側にエン
ジンへの締結部を設けたことにより、燃料分配管を有効
にオフセットできる。
【0025】請求項10の発明によれば、気筒列方向に
対して、インジェクタを挟んで燃料分配管の締結部と反
対側にインジェクタを電気的に接続するためのカプラを
配置し、燃料分配管をその分割部分を中心に気筒列方向
に対称的に配置したことにより、燃料を各インジェクタ
に均一に分配できると共に、インジェクタ周辺部分のレ
イアウト性を向上できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。[燃料供給シ
ステム]図1は、本実施形態の筒内噴射式エンジンの燃
料供給装置全体を示す図である。
【0027】図1に示すように、シリンダヘッド1に形
成された一対の吸気ポート2、3に近接して、吸気ポー
ト2、3の入射方向と略同方向にインジェクタ20の燃
料の噴孔を有する小径のノズル部21が燃焼室4内に臨
むように配置されている。
【0028】インジェクタ20の頭部22には、燃料分
配管30の差込口31が嵌め込まれ、燃料分配管30か
らインジェクタ20に所定圧力で燃料を供給する。燃料
分配管30内の燃料圧力は燃料圧力センサ32により検
知される。
【0029】インジェクタ20はカプラ23を車体側の
コネクタに接続することにより電気的に制御される。
【0030】燃料分配管30は、上流側の高圧燃料ポン
プ100から燃料供給通路107を通じて燃料が供給さ
れる。高圧燃料ポンプ100は高圧力レギュレータ10
1が内蔵され、燃料タンク102から燃料導入通路10
8を通じて低圧燃料ポンプ103によりフィルタ10
4、105を介して燃料を取り込み、内部の高圧力レギ
ュレータ101により所定圧力に調圧した後に燃料分配
管30に送り出す。さらに、高圧燃料ポンプ100は、
内部の高圧力レギュレータ101により所定圧力に調圧
したときに、余剰となった燃料をリターン通路109を
通じて低圧レギュレータ106を介して燃料タンク10
2に戻す。 [第1の実施形態]図2は、第1実施形態の筒内噴射式
エンジンの燃料供給装置を示す詳細図である。図3は、
図2のIII−III断面図である。図4は、図2の分
配管と分配管同士を連結する連結管との接続状態を示す
詳細図である。
【0031】図2乃至図4に示すように、第1実施形態
の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置は、気筒列方向に
4本のインジェクタ20、20が配置された直噴式直列
4気筒エンジンに搭載され、シリンダヘッド1には、シ
リンダヘッド1に形成された一対の吸気ポート2、3に
近接して、吸気ポート2、3の入射方向と略同方向に、
燃焼室4に開口するインジェクタ20を取り付けるため
の取付孔5が形成され、インジェクタ20において燃料
の噴孔を有する小径のノズル部21が取付孔5内に位置
するように、インジェクタ20が配置されている。イン
ジェクタ20は、ボルト11及びブラケット12により
シリンダヘッド1に固定されている。
【0032】インジェクタ20の軸方向L1において、
ノズル部21の外周と取付孔5の内周との間には、これ
らの間隙を埋めつつ、放熱性を有する中空部材6が介在
されている。中空部材6はインジェクタ20のノズル部
21を取付孔5に対してセンタリングする。
【0033】中空部材6は、シリンダヘッド1の熱伝導
率以上で、インジェクタ20より柔らかいアルミニウム
や銅、これらの合金などからなる金属(銅の場合には更
に熱伝導性が高くなり効果的である)、或いはシリンダ
ヘッド1の硬度以下でインジェクタ20に対しても柔ら
かいフッ素樹脂系の部材、或いはフッ素樹脂を含浸させ
た金属である。
【0034】フッ素樹脂系の部材としては、融点が30
0℃前後で耐熱性が高い、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PC
TFE)である。
【0035】フッ素樹脂を含浸させた金属は、粉末のフ
ッ素樹脂を粉末の金属を混ぜて焼き固められ、熱伝導性
が高いものである。
【0036】中空部材6は、ノズル部21外周と取付孔
5内周の間の隙間に介在する先細の円錐部6aを有す
る。
【0037】中空部材6は、円錐部6aにより、インジ
ェクタ20を径方向及び軸方向に押えてフッ素樹脂系の
柔らかい部材を用いることにより、ノズル部21と取付
孔5との隙間を密封して燃焼室4から燃焼ガスが入り込
まないようする。また、中空部材6は、ノズル部21の
燃焼ガスにさらされる面積を低減でき、ノズル部21の
信頼性を高めてノズル部21の過熱を防止できるので、
ノズル部21の噴孔にカーボンが付着するのを抑えるこ
とができる。
【0038】また、中空部材6は、インジェクタ20の
ノズル部21より頭部側の外周と取付孔5とのはめあい
がすきまばめとされる。
【0039】インジェクタ20の頭部22には円周状に
Oリング等のシール部材10が介在されて燃料分配管3
0の4つの差込口31に接続され、インジェクタ20の
頭部22は、インジェクタ20の径方向に保持される。
【0040】また、中空部材6の上記頭部22側とイン
ジェクタ20とがインジェクタ20の軸方向に当接する
P1部には、コルゲートワッシャ14が介在され、コル
ゲートワッシャ14の反力により、ボルト11及びブラ
ケット12によるインジェクタ20の固定を安定させて
いる。 [燃料分配管]燃料分配管30は、気筒列方向に延びる
燃料通路39と、各インジェクタ20に燃料を分配する
ために各インジェクタ20、20に対応する差込口3
1、31を有し、この差込口31にインジェクタの頭部
22を嵌め込むことにより各インジェクタ20に内部で
連通されて燃料を供給する。
【0041】燃料分配管30は、隣り合う2本のインジ
ェクタ20ごとに分割構成された第1及び第2分配管3
0A,30Bを有し、第1及び第2分配管30A,30
Bが夫々2本のインジェクタ20の位置誤差を吸収する
ように差込口31を介してインジェクタ20の頭部22
に嵌め込まれる。
【0042】図2及び図4に示すように、第1及び第2
分配管30A,30Bは、連結管30Cにより内部で連
通されて連結され、第1分配管30Aと第2分配管30
Bとの相対的な位置のズレがあっても、連結管30Cに
より1本の燃料供給通路として機能させている。
【0043】従来のように少なくとも3本のインジェク
タ、20、20を1本の燃料分配管で保持した場合、隣
り合うインジェクタ20同士にインジェクタ20の径方
向に互いに誤差があると、3本目のインジェクタ20の
位置の誤差が吸収できず、インジェクタ20の頭部と燃
料分配管(差込口)との嵌め合いが悪化してインジェク
タ20の保持性能が低下する虞があるが、本実施形態の
構成のように燃料分配管を分割構成して、各燃料分配管
が2本づつインジェクタを保持することにより、隣り合
うインジェクタ20同士にインジェクタ20の径方向に
互いに誤差があった場合でも互いの位置誤差に合わせて
嵌め込むことができ、インジェクタの頭部と差込口との
嵌め合いの悪化を抑えることができる。
【0044】第1及び第2分配管30A,30Bは、イ
ンジェクタ20の軸心方向L1からみて、燃料分配管3
0のインジェクタ20側にシリンダヘッド1への締結部
33を設け、シリンダヘッド1にボルト32により締結
されている(図2参照)。
【0045】インジェクタ20のカプラ23は、気筒列
方向(燃料分配管30の軸心方向L3)に沿ってインジ
ェクタ20を挟んで燃料分配管30の締結部33と反対
側に配置されている。
【0046】図2及び図4に示すように、第1及び第2
分配管30A,30Bと連結管30Cとは、燃料分配管
30の軸心方向L3と同軸方向に第1及び第2分配管3
0A,30Bの連結管側の夫々一端部に連結管30Cの
各端部が嵌め込まれ、連結管30Cの両端部に形成され
た球面部34と第1及び第2分配管30A,30Bの一
端部内周面とが、該球面部34に形成された溝部35内
に嵌装されたOリング37と該Oリング37のはみ出し
を防止するバックアップリング36、36とを介して当
接している。これにより、第1及び第2分配管30A,
30B同士を連結管30Cで連結する際に、シール性を
確保しつつ、互いの位置誤差を吸収できる。
【0047】第1及び第2分配管30A,30Bの少な
くとも1本に、燃料圧力センサ71の装着部38が設け
られている。 [第2の実施形態の燃料分配管]図5は、第2実施形態
の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置を示す詳細図であ
る。図6は、図5のIV−IV断面図である。
【0048】図5及び図6に示すように、第2実施形態
の燃料分配管40は、軸心方向L3の分割部分P2で分
割構成された第1及び第2分配管40A,40Bを有
し、第1及び第2分配管40A,40Bには回動自在な
4つの連結プラグ42がインジェクタ20に対応して嵌
装され、連結プラグ42に保持された差込口31がイン
ジェクタ20の頭部22に嵌め込まれる。連結プラグ4
2の内周面と燃料分配管40の外周面とはOリング43
が介在されてシールされている。また、連結プラグ42
とインジェクタ20の頭部22もOリング45でシール
されている。さらに、第1及び第2分配管40A,40
Bの分割部分P2における締結部33の内周面と燃料供
給管の外周面とはOリング46でシールされている。
尚、燃料分配管40を分割しているのは、連結プラグ4
2を組み付け易くするためであり、分割構成していない
1本ものでも適用可能である。
【0049】図6に示すように、差込口41は略くの字
状に形成され、差込口41と燃料分配管40とが連結プ
ラグ42を介して内部で連通されて接続されている。
【0050】燃料分配管40の分割部分P2の締結部3
3を、燃料分配管40と別体構造とし、この締結部33
を介して第1及び第2分配管40A,40Bを連結して
いる。
【0051】連結プラグ42は、燃料分配管40の円周
方向まわりに所定範囲で回動可能とされると共に(図6
の矢印S2)、軸心方向L3に沿って所定範囲で移動可
能となっており(図5の矢印S4)、この回動及び移動
によりインジェクタ20の径方向のズレが吸収できるよ
うに構成されている。
【0052】その他の構成については、第1実施形態の
燃料分配管と同一の番号を付与して説明を省略する。
【0053】第2実施形態によれば、連結プラグ42の
回動及び移動によりインジェクタ20の頭部22と挿入
口41との位置ズレを吸収して歪み等を抑え、シール低
下やインジェクタの作動不良等の問題が解消できる。 [第3の実施形態の燃料分配管]図7は、第3実施形態
の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置を示す詳細図であ
る。
【0054】図7に示すように、第3実施形態の燃料分
配管50は、左右対称の分割構成された第1及び第2分
配管50A,50Bを有し、第1及び第2分配管50
A,50Bは各インジェクタ20、20に対応して設け
られた差込口31が、図3に示すように、(図7のV−
V断面図は、ほぼ図2のIII−III断面図である図
3と同一なので、便宜上図3で説明する)インジェクタ
20の頭部22に嵌め込まれる。
【0055】第1及び第2分配管50A,50Bは、互
いに対向する端部付近からインジェクタ20とは反対側
であって、燃料分配管50の軸心方向L3に直交する方
向において図1に示す高圧燃料ポンプ100に接続され
た連結管50Cにより内部で連通されてボルト53によ
り連結されている。
【0056】第1及び第2分配管50A,50B及び連
結管50Cの端部開口は、燃料圧力センサ71を取り付
ける部分を除いてプラグ52により閉塞されている。
【0057】その他の構成については、第1実施形態の
燃料分配管と同一の番号を付与して説明を省略する。
【0058】第3実施形態によれば、上記第1実施形態
の効果と共に、第1及び第2分配管50A,50Bを左
右対称に分割構成したことから、2本のインジェクタ2
0を1組みとして左右いずれの組みにも共通に用いるこ
とができる。
【0059】また、燃料を各インジェクタ20、20に
均一に分配できると共に、インジェクタ20の周辺部分
のレイアウト性を向上できる。 [第4の実施形態の燃料分配管]図8は、第4実施形態
の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置を示す詳細図であ
る。
【0060】図8に示すように、第4実施形態の燃料分
配管60は、左右同一形状に分割構成された第1及び第
2分配管60A,60Bを有し、第1及び第2分配管6
0A,60Bは各インジェクタ20、20に対応して設
けられた差込口31がインジェクタ20の頭部22に嵌
め込まれる(第3実施形態の説明と同様に図3にて説明
する)。
【0061】第1及び第2分配管60A,60Bは、互
いに同方向の端部付近(図では右端)からインジェクタ
20とは反対側であって、燃料分配管60の軸心方向L
3に直交する方向において図1に示す高圧燃料ポンプ1
00に接続された連結管60Cにより内部で連通されて
ボルト63により連結されている。
【0062】第1及び第2分配管60A,60B及び連
結管60Cの端部開口は、燃料圧力センサ71を取り付
ける部分を除いてプラグ62により閉塞されている。
【0063】その他の構成については、第1実施形態の
燃料分配管と同一の番号を付与して説明を省略する。
【0064】第4実施形態によれば、上記第1実施形態
の効果と共に、第1及び第2分配管50A,50Bを左
右対称に分割構成したことから、2本のインジェクタ2
0を1組みとして左右いずれの組みにも共通に用いるこ
とができる。
【0065】また、燃料を各インジェクタ20、20に
均一に分配できると共に、インジェクタ20の周辺部分
のレイアウト性を向上できる。
【0066】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
【0067】本実施形態では、4気筒の偶数気筒のエン
ジンの例を説明したが、3気筒、5気筒等の奇数気筒の
エンジンの場合は、燃料分配管を2本のインジェクタを
保持する側と1本のインジェクタを保持する側に分割さ
せればよい。
【0068】また、本実施形態は、特にインジェクタが
吸気ポートに近接して、吸気ポートの入射方向と略同方
向に倒れて配置された場合に有効であるが、他のレイア
ウトにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の筒内噴射式エンジンの燃料供給装
置全体を示す図である。
【図2】第1実施形態の筒内噴射式エンジンの燃料供給
装置を示す詳細図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2の第2分配管と連結管の接続状態を示す詳
細図である。
【図5】第2実施形態の筒内噴射式エンジンの燃料供給
装置を示す詳細図である。
【図6】図5のIV−IV断面図である。
【図7】第3実施形態の筒内噴射式エンジンの燃料供給
装置を示す詳細図である。
【図8】第4実施形態の筒内噴射式エンジンの燃料供給
装置を示す詳細図である。
【符号の説明】
1…シリンダヘッド 2、3…吸気ポート 4…燃焼室 5…取付孔 6…中空部材 20…インジェクタ 21…ノズル部 30、40、50、60…燃料分配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA02 AB02 AD12 BA00 BA51 CB01 CB03 CB05 CB16 CC01 CD03 CD04 CD10 CD15 CD17 CD19 CD25 CE30 DC18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒列方向に少なくとも3本のインジェ
    クタが配置され、各インジェクタに燃料を分配する燃料
    分配管に各インジェクタに対応する差込口を形成し、該
    差込口にインジェクタの頭部を嵌め込むことにより各イ
    ンジェクタを保持する筒内噴射式エンジンの燃料供給装
    置において、 前記燃料分配管を2本のインジェクタごとに分割させ、
    該燃料分配管が前記インジェクタにより位置決めされる
    と共に、エンジンに締結させるための取付部を設けたこ
    とを特徴とする筒内噴射式エンジンの燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記インジェクタはエンジンに形成され
    た取付孔を介して径方向に位置決めされることを特徴と
    する請求項1に記載の筒内噴射式エンジンの燃料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記燃料分配管の上流側に高圧ポンプが
    接続され、該高圧ポンプから燃料のリターン通路が分岐
    していることを特徴とする請求項1又は2に記載の筒内
    噴射式エンジンの燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 複数に分割された前記燃料分配管の少な
    くとも1つに、燃料圧力センサの装着部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 前記インジェクタのノズル部が前記取付
    孔に対してセンタリングされることを特徴とする請求項
    2に記載の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置。
  6. 【請求項6】 前記取付孔が先細の円錐状に形成され、
    該ノズル部と取付孔との隙間を埋めるように円錐状の中
    空部材が設けられることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1項に記載の筒内噴射式エンジンの燃料供給装
    置。
  7. 【請求項7】 気筒列方向に少なくとも3本のインジェ
    クタが配置され、各インジェクタに燃料を分配する燃料
    分配管に各インジェクタに対応する差込口を形成し、該
    差込口にインジェクタの頭部を嵌め込むことにより各イ
    ンジェクタを保持する筒内噴射式エンジンの燃料供給装
    置において、 前記インジェクタの軸心方向に対して前記燃料分配管の
    気筒列方向に延びる燃料通路の軸心をオフセットさせ、
    該燃料分配管の燃料通路と差込口とを分割構成したこと
    を特徴とする筒内噴射式エンジンの燃料供給装置。
  8. 【請求項8】 前記燃料通路は1本で構成されているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の筒内噴射式エンジンの
    燃料供給装置。
  9. 【請求項9】 前記インジェクタの軸心方向からみて、
    該燃料分配管のインジェクタ側にエンジンへの締結部を
    設けたことを特徴とする請求項7又は8に記載の筒内噴
    射式エンジンの燃料供給装置。
  10. 【請求項10】 気筒列方向に対して、前記インジェク
    タを挟んで前記燃料分配管の締結部と反対側にインジェ
    クタを電気的に接続するためのカプラを配置し、前記燃
    料分配管の分割部分を中心に気筒列方向に対称的に配置
    されていることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか
    1項に記載の筒内噴射式エンジンの燃料供給装置。
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