JPH10238436A - 燃料噴射装置 - Google Patents

燃料噴射装置

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JPH10238436A
JPH10238436A JP9191616A JP19161697A JPH10238436A JP H10238436 A JPH10238436 A JP H10238436A JP 9191616 A JP9191616 A JP 9191616A JP 19161697 A JP19161697 A JP 19161697A JP H10238436 A JPH10238436 A JP H10238436A
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delivery pipe
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fuel
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    • F02M2200/85Mounting of fuel injection apparatus
    • F02M2200/856Mounting of fuel injection apparatus characterised by mounting injector to fuel or common rail, or vice versa

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接点の摺動を防止しかつデリバリパイプ
とインジェクタとの間の燃料のシール性の低下を抑制す
る。 【解決手段】 燃料噴射装置は、コネクタ34を備えたデ
リバリパイプ7 と、Oリング52とインジェクタ側ターミ
ナル54とを備えかつデリバリパイプ7 に取付けられるイ
ンジェクタ8 と、インジェクタ側ターミナル54がコネク
タ34に対してインジェクタの軸線方向に摺動するのを防
止する複数の固定フック56及び固定フック溝38とを具備
し、更に、固定フック56と固定フック溝38とが接触する
複数の固定点は、Oリング52の中心点Pを通りかつイン
ジェクタの軸線と直交する線上に配置される。そのた
め、インジェクタ8 は複数の固定点を結ぶ線を中心にデ
リバリパイプ7 に対して回転することができ、Oリング
52は片寄せ量が小さくされ、デリバリパイプ7 とインジ
ェクタ8 との間の燃料のシール性の低下を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射装置に関
し、特には、集積型デリバリパイプに対してインジェク
タがインジェクタの軸線方向に移動することにより、イ
ンジェクタ側ターミナルがデリバリパイプ内のコネクタ
に対して摺動してしまうのを防止しつつ、インジェクタ
がデリバリパイプに対して傾いて取付けられる際にもデ
リバリパイプとインジェクタとの間の燃料のシール性が
低下してしまうのを防止する燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、集積型デリバリパイプに対し
てインジェクタがインジェクタの軸線方向に移動するこ
とによりインジェクタ側ターミナルがデリバリパイプ内
のコネクタに対して摺動してしまうのを防止することが
できる固定フックを備えた燃料噴射装置が知られてい
る。図15は、そのような型式の、従来の燃料噴射装置
のデリバリパイプ及びインジェクタの拡大部分断面図で
ある。図15において、100は、樹脂材で成形され、
かつ燃料ポンプから各気筒のインジェクタ(燃料噴射
弁)までを連結するためのデリバリパイプである。10
2はインジェクタを駆動する電気信号を伝達する電気信
号ラインのデリバリパイプ側ターミナルであり、104
はコネクタ、106はインジェクタ装着穴、108は固
定フック溝である。120は、インテークマニホルド1
40に燃料を噴射供給し、かつ電気的に弁が開閉するイ
ンジェクタである。122はインジェクタ装着穴106
とインジェクタ120との間をシールするOリングであ
り、124は電気信号ラインのインジェクタ側ターミナ
ルである。インジェクタを駆動する電気信号は、デリバ
リパイプの電気信号ラインからデリバリパイプ側ターミ
ナル102とコネクタ104とインジェクタ側ターミナ
ル124とを介してインジェクタ120まで伝達され
る。126は固定フック溝108内に嵌合する固定フッ
ク126であり、128はインジェクタ挿入穴142と
インジェクタ120との間をシールするインシュレータ
である。
【0003】図15に示すように、インジェクタ120
の上端は、Oリング122を介してデリバリパイプ10
0のインジェクタ装着穴106内に保持され、インジェ
クタ120の下端は、インシュレータ128を介してイ
ンテークマニホルド140のインシュレータ挿入穴14
2内に保持されている。燃料の噴射が行われる際、イン
ジェクタ120は燃圧により下方に付勢されるが、固定
フック126の下面と固定フック溝108の下面とが接
触するため、デリバリパイプ100に対してインジェク
タ120がインジェクタの軸線方向に相対運動すること
が防止される。そのため、コネクタ104とインジェク
タ側ターミナル124との電気接点の摺動が防止され、
その結果、電気接点の摩耗により接触抵抗が増加するこ
とが回避される。この種の燃料噴射装置の例としては、
例えば特開平7−224738号公報に記載されたもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インジェク
タ装置穴106のピッチとインジェクタ挿入穴142の
ピッチとが異なる場合、又、インジェクタ挿入穴142
のピッチとインジェクタ装着穴106のピッチとが正確
に等しくても、インジェクタ装着穴106の軸線がイン
ジェクタ挿入穴142の軸線に対して傾いている場合、
インジェクタ120は、インジェクタ装着穴106の軸
線方向に傾いて取り付けられることになるが、この種の
燃料噴射装置は、固定フック126を有さない従来一般
の燃料噴射装置とは異なり、インジェクタ120は、O
リング122、固定フック126およびインシュレータ
128の3点で保持されているために、固定フック12
6を中心にインジェクタ120が回転する。
【0005】図16は、インジェクタ120がインジェ
クタ装着穴106の軸線方向に対して傾いて取付けられ
た場合の、図15と同様の拡大部分断面図である。図1
6に示すように、インジェクタ120がインジェクタ装
着穴106内に傾いて取付けられると、インジェクタ1
20の固定フック126の上面とデリバリパイプ100
の固定フック溝108の上面とが接触し(図中左側)、
インジェクタ120は該接触点を中心に回転する。この
場合、Oリング122は片寄せされ、Oリング122と
インジェクタ装着穴106との締め代が低下してしま
う。その結果、デリバリパイプ100とインジェクタ1
20との間の燃料のシール性が低下してしまう。
【0006】本発明は、前記の点に鑑み、集積型デリバ
リパイプに対してインジェクタがインジェクタの軸線方
向に移動することによりインジェクタ側ターミナルがデ
リバリパイプ内のコネクタに対して摺動してしまうのを
防止しつつ、インジェクタがデリバリパイプに対して傾
いて取付けられる際にもデリバリパイプとインジェクタ
との間の燃料のシール性が低下してしまうのを防止する
燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、電気信号ラインの一端に配置されたコネクタを
備えたデリバリパイプと、該デリバリパイプとの間をシ
ールするOリングと前記コネクタに電気的に接続される
インジェクタ側ターミナルとを備え、かつ前記デリバリ
パイプに取付けられるインジェクタと、前記インジェク
タ側ターミナルが前記コネクタに対してインジェクタの
軸線方向に摺動するのを防止する固定部材とを有する燃
料噴射装置において、前記固定部材は複数の固定点を有
し、該複数の固定点は前記Oリングの中心点を通りかつ
前記インジェクタの軸線と直交する線上に配置されるこ
とを特徴とする燃料噴射装置が提供される。
【0008】請求項1に記載の燃料噴射装置において、
固定部材は、インジェクタ側ターミナルがコネクタに対
してインジェクタの軸線方向に摺動するのを防止し、か
つ、固定部材の複数の固定点は、Oリングの中心点を通
りかつインジェクタの軸線と直交する線上に配置され
る。そのため、インジェクタ側ターミナルは、コネクタ
に対してインジェクタの軸線方向に摺動しない。更に、
インジェクタがデリバリパイプに対して傾いて取付けら
れる場合、インジェクタは、固定部材の複数の固定点を
結ぶ線を中心にデリバリパイプに対して回転する。つま
り、インジェクタはOリングの中心点を中心に回転す
る。この結果、Oリングの締め代の低下を少量とするこ
とができ、シール性の低下を抑制することができる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、電気信号
ラインの一端に配置されたコネクタを備えたデリバリパ
イプと、該デリバリパイプとの間をシールするOリング
と前記コネクタに電気的に接続されるインジェクタ側タ
ーミナルとを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けら
れるインジェクタと、前記インジェクタ側ターミナルが
前記コネクタに対してインジェクタの軸線方向に摺動す
るのを防止する固定部材とを有する燃料噴射装置におい
て、前記固定部材は前記デリバリパイプと前記インジェ
クタとの間に摺動面を有し、該摺動面は前記Oリングの
中心点を中心とする球面であることを特徴とする燃料噴
射装置が提供される。
【0010】請求項2に記載の燃料噴射装置において、
固定部材は、インジェクタ側ターミナルがコネクタに対
してインジェクタの軸線方向に摺動するのを防止し、か
つ、デリバリパイプとインジェクタとの間に、Oリング
の中心点を中心とする球面である摺動面を有する。その
ため、インジェクタ側ターミナルは、コネクタに対して
インジェクタの軸線方向に摺動しない。更に、インジェ
クタがデリバリパイプに対して傾いて取付けられる場
合、固定部材は、Oリングの中心点を中心とする球面で
ある摺動面上を摺動し、インジェクタは、Oリングの中
心点を中心に回転する。この結果、Oリングの締め代の
低下を少量とすることができ、シール性の低下を抑制す
ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、電気信号
ラインの一端に配置されたコネクタを備えたデリバリパ
イプと、該デリバリパイプとの間をシールするOリング
と前記コネクタに電気的に接続されるインジェクタ側タ
ーミナルとを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けら
れるインジェクタと、前記インジェクタ側ターミナルが
前記コネクタに対してインジェクタの軸線方向に摺動す
るのを防止する固定部材とを有する燃料噴射装置におい
て、前記固定部材は前記Oリングの中心点に配置される
ことを特徴とする燃料噴射装置が提供される。
【0012】請求項3に記載の燃料噴射装置において、
固定部材は、インジェクタ側ターミナルがコネクタに対
してインジェクタの軸線方向に摺動するのを防止し、か
つ、Oリングの中心点に配置される。そのため、インジ
ェクタ側ターミナルは、コネクタに対してインジェクタ
の軸線方向に摺動しない。更に、インジェクタがデリバ
リパイプに対して傾いて取付けられる場合、インジェク
タは、デリバリパイプに対して固定部材を中心に回転
し、Oリングの中心点を中心に回転する。この結果、O
リングの締め代の低下を少量とすることができ、シール
性の低下を抑制することができる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、電気信号
ラインの一端に配置されたコネクタを備えたデリバリパ
イプと、該デリバリパイプとの間をシールするOリング
と前記コネクタに電気的に接続されるインジェクタ側タ
ーミナルとを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けら
れるインジェクタと、前記インジェクタ側ターミナルが
前記コネクタに対してインジェクタの軸線方向に慴動す
るのを防止する固定部材とを有する燃料噴射装置におい
て、前記デリバリパイプは前記Oリングとの間にシール
面を有し、該シール面は前記Oリングの中心点を中心と
する球面であることを特徴とする燃料噴射装置が提供さ
れる。
【0014】請求項4に記載の燃料噴射装置において、
デリバリパイプは、Oリングとの間にOリングの中心点
を中心とする球面であるシール面を有する。そのため、
インジェクタがデリバリパイプに対して傾いて取付けら
れたとしても、Oリングの片寄せは発生しない。この結
果、Oリングの締め代の低下は発生せず、シール性の低
下を防止することができる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、電気信号
ラインの一端に配置されたコネクタを備えたデリバリパ
イプと、該デリバリパイプとの間をシールするOリング
と前記コネクタに電気的に接続されるインジェクタ側タ
ーミナルとを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けら
れるインジェクタと、前記インジェクタ側ターミナルが
前記コネクタに対してインジェクタの軸線方向に摺動す
るのを防止する固定部材とを有する燃料噴射装置におい
て、前記インジェクタは前記Oリングを取付けるOリン
グ溝と該Oリング溝に隣接する隣接部分とを有し、該隣
接部分は前記Oリングの中心点を中心とする球面状のガ
イド部を備えたことを特徴とする燃料噴射装置が提供さ
れる。
【0016】請求項5に記載の燃料噴射装置において、
Oリング溝に隣接する隣接部分は、Oリングの中心点を
中心とする球面状のガイド部を備える。そのため、イン
ジェクタがデリバリパイプに対して傾いて取付けられる
場合、ガイド部はOリングの片寄せを制限し、インジェ
クタは、Oリングの中心点を中心に円滑に回転する。こ
の結果、Oリングの締め代の低下を少量とすることがで
き、シール性の低下を抑制することができる。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、電気信号
ラインの一端に配置されたコネクタを備えたデリバリパ
イプと、該デリバリパイプとの間をシールするOリング
と前記コネクタに電気的に接続されるインジェクタ側タ
ーミナルとを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けら
れるインジェクタと、前記インジェクタ側ターミナルが
前記コネクタに対してインジェクタの軸線方向に摺動す
るのを防止する固定部材とを有する燃料噴射装置におい
て、前記固定部材は、前記インジェクタに設けられた当
接面と、該当接面が当接するエンジン側部材の支持面と
を具備し、更に、前記デリバリパイプに対する前記イン
ジェクタの径方向の傾きは、前記デリバリパイプと前記
インジェクタとの間に設けられたコネクタ防水用パッキ
ンと、前記Oリングとによって2点で規制されることを
特徴とする燃料噴射装置が提供される。
【0018】請求項6に記載の燃料噴射装置において、
固定部材は、インジェクタ側ターミナルがコネクタに対
してインジェクタの軸線方向に摺動するのを防止し、か
つ、デリバリパイプに対するインジェクタの径方向の傾
きは、コネクタ防水用パッキンとOリングとによって2
点で規制される。そのため、インジェクタ側ターミナル
は、コネクタに対してインジェクタの軸線方向に摺動し
ない。更に、インジェクタがデリバリパイプに対して傾
いて取付けられる場合、インジェクタはOリングの中心
点を中心に回転する。この結果、Oリングの締め代の低
下を少量とすることができ、シール性の低下を抑制する
ことができる。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、前記固定
部材は前記コネクタ防水用パッキンを含んでおり、前記
コネクタ防水用パッキンは、前記インジェクタと前記デ
リバリパイプと前記エンジン側部材との境界部に配置さ
れることを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射装置が
提供される。
【0020】請求項7に記載の燃料噴射装置において、
コネクタ防水用パッキンがインジェクタとデリバリパイ
プとエンジン側部材との境界部に配置されるため、コネ
クタ防水用パッキンは、インジェクタとデリバリパイプ
との間をシールしつつ、デリバリパイプとエンジン側部
材との間をシールすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。
【0022】図1は、本発明の第一の実施形態の燃料噴
射装置が配設された燃料噴射系を示す構成図である。1
は燃料噴射装置であり、2は燃料タンクである。3は燃
料ポンプであり、4はフューエルフィルタである。5は
燃料供給配管であり、6はパルセーションダンパ6であ
る。7はデリバリパイプであり、8はインジェクタ(燃
料噴射弁)である。10はインテークマニホルドであ
り、11はサージタンクである。12は還流配管であ
り、13は圧力導入配管であり、14はプレッシャレギ
ュレータである。
【0023】燃料タンク2に貯蔵されている燃料は、燃
料ポンプ3により加圧され、フューエルフィルタ4、燃
料供給配管5、パルセーションダンパ6を経て燃料噴射
装置1に供給される。フューエルフィルタ4は、燃料に
含まれる塵埃を除去するものであり、パルセーションダ
ンパ6は、燃料供給配管5の内部で発生する燃料の圧力
(燃圧)脈動を減衰させる機能を奏するものである。
【0024】燃料噴射装置1は、後述するように、デリ
バリパイプ7と複数(本実施形態では4本)のインジェ
クタ8とにより構成されている。燃料供給配管5は、デ
リバリパイプ7に接続されており、圧送された燃料は、
デリバリパイプ7内に形成された燃料流路に導入され
る。デリバリパイプ7にはインジェクタ8が取付けられ
ており、インジェクタ8は、マイクロコンピュータから
の燃料噴射電気信号により作動(開弁、閉弁)を行い、
燃料をインテークマニホルド10内に噴射する。インテ
ークマニホルド10は、吸入空気の脈動を低減するサー
ジタンク11と接続されており、噴射された燃料は、サ
ージタンク11から流入する空気と混合されて、燃焼室
内に吸引される。
【0025】又、デリバリパイプ7には、プレッシャレ
ギュレータ14が接続されている。プレッシャレギュレ
ータ14には、インテークマニホルド10内の圧力が、
サージタンク11に接続された圧力導入配管13から導
入される。プレッシャレギュレータ14は、燃料流路内
の燃圧をインテークマニホルド10内の圧力に対して一
定になるように調節する。更にプレッシャレギュレータ
14は、インジェクタ8から噴射されなかった未噴射燃
料を還流配管12に送り、燃料タンク2に還流させる。
【0026】続いて、上述した燃料噴射系に配設される
燃料噴射装置1を説明する。図2は、本実施形態の燃料
噴射装置の概略の部分断面図である。図2に示すよう
に、燃料噴射装置1は、デリバリパイプ7と複数のイン
ジェクタ8とにより構成されている。20はデリバリパ
イプの電気信号ラインであり、22は集中コネクタであ
る。デリバリパイプ7は、樹脂で成形され、電気信号ラ
イン20と集中コネクタ22とを有する集積型デリバリ
パイプである。インジェクタ8を駆動する電気信号を伝
達する電気信号ライン20は、デリバリパイプ7の成形
時に、デリバリパイプ7に内蔵される。電気信号ライン
20の一端には、集中コネクタ22が配置され、他端に
は、後述するコネクタが配置されている。
【0027】続いて、本実施形態の燃料噴射装置1のデ
リバリパイプ7及びインジェクタ8を説明する。図3
は、本実施形態のデリバリパイプ及びインジェクタを示
す、図2のA−A線に沿った拡大部分断面図である。3
2はデリバリパイプ側ターミナルであり、34はばね性
を有する導電金属により形成されているコネクタであ
る。36はデリバリパイプ7に設けられたインジェクタ
装着穴であり、38は固定フック溝である。52はOリ
ングであり、54はインジェクタ側ターミナルである。
56は、固定フック溝38内に嵌合する固定フックであ
る。58はインシュレータであり、72はインテークマ
ニホルド10に設けられたインジェクタ挿入穴である。
【0028】デリバリパイプ側ターミナル32は、図2
の電気信号ライン20から延長しており、インジェクタ
8を駆動する電気信号を伝達する。電気信号は、電気信
号ライン20から、デリバリパイプ側ターミナル32と
コネクタ34とインジェクタ側ターミナル54とを介し
てインジェクタ8まで伝達される。デリバリパイプ7に
インジェクタ8を取付ける場合、インジェクタ装着穴3
6にインジェクタ8を装着する。その際、同時に、コネ
クタ34とインジェクタ側ターミナル54とが電気的に
接続される。Oリング52は、インジェクタ装着穴36
とインジェクタ8との間に配置され、インジェクタ装着
穴36とインジェクタ8との間をシールする。又、イン
シュレータ58は、インジェクタ挿入穴72とインジェ
クタ8との間に配置され、インジェクタ挿入穴72とイ
ンジェクタ8との間をシールする。
【0029】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ8
は燃圧により下方に付勢されるが、固定フック56の下
面と固定フック溝38の下面とが接触するため、デリバ
リパイプ7に対してインジェクタ8がインジェクタの軸
線方向に相対運動することが防止される。そのため、コ
ネクタ34とインジェクタ側ターミナル54との電気接
点の摺動が防止される。その結果、電気接点の摩耗によ
り接触抵抗が増加することが回避される。
【0030】更に図3に示すように、固定フック56の
下面は、Oリング52の右側及び左側の二点で固定フッ
ク溝38の下面と接触する。固定フック56と固定フッ
ク溝38とが接触する固定点は、Oリング52の外径の
中心点P(以下、「Oリングの中心点」と称する)を通
りかつインジェクタ8の軸線と直交する線L上に位置す
る。そのため、インジェクタ8は、線Lを中心に、つま
りOリング52の中心点Pを中心に(図3において前後
に)デリバリパイプ7に対して回転することができる。
図4は、図3のデリバリパイプ及びインジェクタのB矢
視図である。図4において、インジェクタ8は、Oリン
グの中心点Pを中心にデリバリパイプ7に対して回転す
ることができる。
【0031】それゆえ、インジェクタ装着穴36のピッ
チとインジェクタ挿入穴72のピッチとが異なる場合、
インジェクタ8は、インジェクタ装着穴36の軸線方向
に対して(図3の前後、又は図4の左右に)傾いて取付
けられるが、又、インジェクタ挿入穴72のピッチとイ
ンジェクタ装着穴36のピッチとが正確に等しくても、
インジェクタ装着穴36の軸線がインジェクタ挿入穴7
2の軸線に対して傾いている場合、インジェクタ8は、
インジェクタ装着穴36の軸線方向に対して(図3の前
後、又は図4の左右に)傾いて取付けられるが、インジ
ェクタ8は線L(Oリングの中心点P)を中心に回転す
るため、Oリング52は片寄せ量が小さくされ、Oリン
グ52とインジェクタ装着穴36との締め代は大幅に低
下しない。つまり、デリバリパイプ7とインジェクタ8
との間の燃料のシール性の低下が抑制される。
【0032】以下、本発明の第二の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、図2に示す第一の実
施形態の燃料噴射装置と同様に、デリバリパイプ207
と複数のインジェクタ208とにより構成されている。
【0033】図5は、本実施形態のデリバリパイプ及び
インジェクタを示す、図3と同様の拡大部分断面図であ
る。238は固定フック摺動面であり、256は固定フ
ック摺動面238に沿って摺動する固定フックである。
尚、第一の実施形態の部品と同様の部品には、第一の実
施形態の部品と同一の参照番号を付しており、それらの
説明は省略する。
【0034】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ2
08は燃圧により下方に付勢されるが、固定フック25
6の下面と固定フック摺動面238とが接触するため、
デリバリパイプ207に対してインジェクタ208がイ
ンジェクタの軸線方向に相対運動することが防止され
る。そのため、コネクタ34とインジェクタ側ターミナ
ル54との電気接点の摺動が防止される。その結果、電
気接点の摩耗により接触抵抗が増加することが回避され
る。
【0035】更に図5に一点鎖線で示すように、固定フ
ック摺動面238は、Oリング52の中心点Pを中心と
する球面である。そのため、固定フック256は固定フ
ック摺動面238に沿って摺動し、インジェクタ208
は、Oリング52の中心点Pを中心にデリバリパイプ2
07に対して回転することができる。図6は、インジェ
クタ208が、中心点Pを中心に回転した、つまりデリ
バリパイプ207に対して傾いた状態を示す図面であ
る。
【0036】それゆえ、インジェクタ装着穴36のピッ
チとインジェクタ挿入穴72のピッチとが異なる場合、
インジェクタ208は、インジェクタ装着穴36の軸線
方向に対して傾いて取付けられるが、又、インジェクタ
挿入穴72のピッチとインジェクタ装着穴36のピッチ
とが正確に等しくても、インジェクタ装着穴36の軸線
がインジェクタ挿入穴72の軸線に対して傾いている場
合、インジェクタ208は、インジェクタ装着穴36の
軸線方向に対して傾いて取付けられるが、インジェクタ
208はOリングの中心点Pを中心に回転するため、O
リング52は片寄せ量が小さくされ、Oリング52とイ
ンジェクタ装着穴36との締め代は大幅に低下しない。
つまり、デリバリパイプ207とインジェクタ208と
の間の燃料のシール性の低下が抑制される。
【0037】以下、本発明の第三の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、図2に示す第一の実
施形態の燃料噴射装置と同様に、デリバリパイプ307
と複数のインジェクタ308とにより構成されている。
【0038】図7は、本実施形態のデリバリパイプ及び
インジェクタを示す、図3と同様の拡大部分断面図であ
る。338はOリング52の中心点Pを中心とする球面
である固定フック摺動面である。356は固定フック摺
動面338を有する固定フックであり、340は固定フ
ック溝である。尚、第一の実施形態の部品と同様の部品
には、第一の実施形態の部品と同一の参照番号を付して
おり、それらの説明は省略する。
【0039】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ3
08は燃圧により下方に付勢されるが、固定フック35
6の固定フック摺動面338と固定フック溝340の下
面とが接触するため、デリバリパイプ307に対してイ
ンジェクタ308がインジェクタの軸線方向に相対運動
することが防止される。そのため、コネクタ34とイン
ジェクタ側ターミナル54との電気接点の摺動が防止さ
れる。その結果、電気接点の摩耗により接触抵抗が増加
することが回避される。
【0040】更に図7において、上述したように、固定
フック摺動面338はOリング52の中心点Pを中心と
する球面である。更に、固定フック356は、固定フッ
ク摺動面338と固定フック溝340の下面とが接する
二点で、固定フック溝340の下面により支持されてい
る。そのため、インジェクタ308がデリバリパイプ3
07に対して回転する際に、固定フック356は、固定
フック溝340の下面と固定フック摺動面356とが二
点で接した状態で回転する。つまり、固定フック356
は、Oリング52の中心点Pを中心にデリバリパイプ3
07に対して回転する。その結果、インジェクタ308
は、Oリング52の中心点Pを中心にデリバリパイプ3
07に対して回転することができる。図8は、インジェ
クタ308が、中心点Pを中心に回転した、つまりデリ
バリパイプ307に対して傾いた状態を示す図面であ
る。
【0041】それゆえ、インジェクタ装着穴36のピッ
チとインジェクタ挿入穴72のピッチとが異なる場合、
インジェクタ308は、インジェクタ装着穴36の軸線
方向に対して傾いて取付けられるが、又、インジェクタ
挿入穴72のピッチとインジェクタ装着穴36のピッチ
とが正確に等しくても、インジェクタ装着穴36の軸線
がインジェクタ挿入穴72の軸線に対して傾いている場
合、インジェクタ308は、インジェクタ装着穴36の
軸線方向に対して傾いて取付けられるが、インジェクタ
308はOリングの中心点Pを中心に回転するため、O
リング52は片寄せ量が小さくされ、Oリング52とイ
ンジェクタ装着穴36との締め代は大幅に低下しない。
つまり、デリバリパイプ307とインジェクタ308と
の間の燃料のシール性の低下が抑制される。更に、固定
フック356をOリング52よりもインテークマニホル
ド10側に配置することにより、インジェクタ308を
短くすることができる。
【0042】以下、本発明の第四の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、図2に示す第一の実
施形態の燃料噴射装置と同様に、デリバリパイプ407
と複数のインジェクタ408とにより構成されている。
【0043】図9は、本実施形態のデリバリパイプ及び
インジェクタのOリング周辺の拡大部分断面図である。
446は、デリバリパイプ407に一体成形された固定
フック雄部である。448は、インジェクタ408に圧
入されかつ固定フック雄部446を収容する固定フック
雌部である。尚、第一の実施形態の部品と同様の部品に
は、第一の実施形態の部品と同一の参照番号を付してお
り、それらの説明は省略する。
【0044】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ4
08は燃圧により下方に付勢されるが、固定フック雄部
446の上面と固定フック雌部448の下面とが接触す
るため、デリバリパイプ407に対してインジェクタ4
08がインジェクタの軸線方向に相対運動することが防
止される。そのため、コネクタ34とインジェクタ側タ
ーミナル54との電気接点の摺動が防止される。その結
果、電気接点の摩耗により接触抵抗が増加することが回
避される。
【0045】更に図9に示すように、固定フック雄部4
46の先端は、Oリング52の中心点Pを中心とする球
面状になっている。そのため、インジェクタ408は、
Oリング52の中心点Pを中心にデリバリパイプ407
に対して回転することができる。図10は図9のC矢視
図である。図10において、固定フック雌部448の外
壁450とインジェクタ408の内壁452との間には
隙間480が設けられている。そのため、デリバリパイ
プ407から送られた燃料は、隙間480を通じてイン
ジェクタ408まで移動することができる。
【0046】それゆえ、インジェクタ装着穴36のピッ
チとインジェクタ挿入穴72のピッチとが異なる場合、
インジェクタ408は、インジェクタ装着穴36の軸線
方向に対して傾いて取付けられるが、又、インジェクタ
挿入穴72のピッチとインジェクタ装着穴36のピッチ
とが正確に等しくても、インジェクタ装着穴36の軸線
がインジェクタ挿入穴72の軸線に対して傾いている場
合、インジェクタ408は、インジェクタ装着穴36の
軸線方向に対して傾いて取付けられるが、インジェクタ
408はOリングの中心点Pを中心に回転するため、O
リング52は片寄せ量が小さくされ、Oリング52とイ
ンジェクタ装着穴36との締め代は大幅に低下しない。
つまり、デリバリパイプ407とインジェクタ408と
の間の燃料のシール性の低下が抑制される。
【0047】以下、本発明の第五の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、図2に示す第一の実
施形態の燃料噴射装置と同様に、デリバリパイプ507
と複数のインジェクタ508とにより構成されている。
【0048】図11は、本実施形態のデリバリパイプ及
びインジェクタのOリング周辺の拡大部分断面図であ
る。550は、Oリングの中心点Pを中心とする球面状
の凹部からなりかつOリング52と接するデリバリパイ
プ507のシール面である。尚、他の構成は図13と同
様の構成であり、それらの説明は省略する。
【0049】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ5
08は燃圧により下方に付勢されるが、デリバリパイプ
507に対してインジェクタ508がインジェクタの軸
線方向に相対運動することが防止される。そのため、コ
ネクタ34とインジェクタ側ターミナル54との電気接
点の摺動が防止される。その結果、電気接点の摩耗によ
り接触抵抗が増加することが回避される。
【0050】更に図11に示すように、シール面550
は、Oリング52の中心点Pを中心とする球面状の凹部
からなる。そのため、Oリング52は、シール面550
に沿って摺動して回転することができ、インジェクタ5
08は、Oリング52の中心点Pを中心にデリバリパイ
プ507に対して回転することができる。
【0051】それゆえ、インジェクタ装着穴36のピッ
チとインジェクタ挿入穴72のピッチとが異なる場合、
インジェクタ508は、インジェクタ装着穴36の軸線
方向に対して傾いて取付けられるが、又、インジェクタ
挿入穴72のピッチとインジェクタ装着穴36のピッチ
とが正確に等しくても、インジェクタ装着穴36の軸線
がインジェクタ挿入穴72の軸線に対して傾いている場
合、インジェクタ508は、インジェクタ装着穴36の
軸線方向に対して傾いて取付けられるが、この場合、O
リング52は片寄せされず、Oリング52とインジェク
タ装着穴36との締め代は低下しない。つまり、デリバ
リパイプ507とインジェクタ508との間の燃料のシ
ール性は低下しない。
【0052】以下、本発明の第六の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、図2に示す第一の実
施形態の燃料噴射装置と同様に、デリバリパイプ607
と複数のインジェクタ608とにより構成されている。
【0053】図12は、本実施形態のデリバリパイプ及
びインジェクタのOリング周辺の拡大部分断面図であ
る。652はOリング52を取付けるOリング溝であ
り、654は、Oリング52の片寄せを制限しかつOリ
ング52の中心点Pを中心とする球面状のガイド部であ
る。656は、Oリング52に隣接しかつガイド部65
4を備えた隣接部分である。尚、他の構成は図13と同
様の構成であり、それらの説明は省略する。
【0054】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ6
08は燃圧により下方に付勢されるが、デリバリパイプ
607に対してインジェクタ608がインジェクタの軸
線方向に相対運動することが防止される。そのため、コ
ネクタ34とインジェクタ側ターミナル54との電気接
点の摺動が防止される。その結果、電気接点の摩耗によ
り接触抵抗が増加することが回避される。
【0055】更に図12に示すように、Oリング52
は、Oリング52の中心点Pを中心に、かつインジェク
タ装着穴36の内壁に沿って摺動して回転することがで
き、インジェクタ608は、Oリング52の中心点Pを
中心にデリバリパイプ607に対して回転することがで
きる。その上、本実施形態のインジェクタ608は、O
リング溝652に隣接する隣接部分656を有し、隣接
部分656はOリング52の中心点Pを中心とする球面
状のガイド部654を備える。その結果、ガイド部65
4は、Oリング52の片寄せを制限し、かつインジェク
タ608がOリング52の中心点Pを中心として回転す
るのを補助する。
【0056】それゆえインジェクタ装着穴36のピッチ
とインジェクタ挿入穴72のピッチとが異なる場合、イ
ンジェクタ608は、インジェクタ装着穴36の軸線方
向に対して傾いて取付けられるが、又、インジェクタ挿
入穴72のピッチとインジェクタ装着穴36のピッチと
が正確に等しくても、インジェクタ装着穴36の軸線が
インジェクタ挿入穴72の軸線に対して傾いている場
合、インジェクタ608は、インジェクタ装着穴36の
軸線方向に対して傾いて取付けられるが、この場合、O
リング52は片寄せ量が小さくされ、Oリング52とイ
ンジェクタ装着穴36との締め代は大幅に低下しない。
つまり、デリバリパイプ607とインジェクタ608と
の間の燃料のシール性の低下が抑制される。
【0057】以下、本発明の第七の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、デリバリパイプ70
7と複数のインジェクタ708とインテークマニホルド
710とにより構成されている。
【0058】図13は、本実施形態のデリバリパイプと
インジェクタとインテークマニホルドとを示した拡大部
分断面図である。図13において、760はインジェク
タ708に設けられた当接面、712は、当接面760
が当接するインテークマニホルド710に設けられた支
持面、756はデリバリパイプ707とインジェクタ7
08との間に設けられた、コネクタ34を防水するため
のコネクタ防水用パッキン、742はデリバリパイプ7
07とインテークマニホルド710との間に設けられた
シール部材、80はシリンダヘッドである。図13に示
すように、締結部材により、デリバリパイプ707はイ
ンテークマニホルド710に対して不動に固定されてい
る。尚、第一の実施形態の部品と同様の部品には、第一
の実施形態の部品と同一の参照番号を付しており、それ
らの説明は省略する。
【0059】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ7
08は燃圧により図13の左下方向に付勢されるが、イ
ンテークマニホルド710の支持面712とインジェク
タ708の当接面760とが当接することにより、デリ
バリパイプ707に対してインジェクタ708がインジ
ェクタの軸線方向に相対運動することが防止される。そ
のため、コネクタ34とインジェクタ側ターミナル54
との電気接点の摺動が防止される。その結果、電気接点
の摩耗により接触抵抗が増加することが回避される。
【0060】更に図13に示すように、デリバリパイプ
707に対するインジェクタ708の径方向の傾きは、
デリバリパイプ707とインジェクタ708との間に設
けられたコネクタ防水用パッキン756と、Oリング5
2とによって2点で規制される。そのため、インジェク
タ708がデリバリパイプ707に対して径方向に傾い
て取付けられる場合、インジェクタ708はOリング5
2の中心点Pを中心に回転する。この場合、Oリング5
2は片寄せされず、Oリング52とインジェクタ装着穴
36との締め代は低下しない。つまり、デリバリパイプ
707とインジェクタ708との間の燃料のシール性は
低下しない。
【0061】上述したように、デリバリパイプ707に
対するインジェクタ708の径方向の傾きは、デリバリ
パイプ707とインジェクタ708とによって決定され
る。それゆえ、インテークマニホルド710のインジェ
クタ挿入穴72の寸法精度の影響を受けることなく、イ
ンジェクタ708をデリバリパイプ707に対して位置
決めすることができる。更に、インジェクタ708の先
端がインテークマニホルド710又はシリンダヘッド8
0と接触しないため、熱害を低減することができる。更
に、インジェクタ708の全体がデリバリパイプ707
及びインテークマニホルド710によって覆われている
ため、インジェクタ708が発生する作動音を遮音する
ことができる。その上、インジェクタ708内の一平面
である当接面760と、インテークマニホルド710内
の一平面である支持面712とによって、デリバリパイ
プ707に対してインジェクタ708がインジェクタの
軸線方向に相対運動することを防止することができるた
め、図15に示したような、固定フック126を廃止す
ることができる。
【0062】尚、デリバリパイプ707とインテークマ
ニホルド710との間にシール部材742を設けること
により、デリバリパイプ707とインテークマニホルド
710との間を確実にシールすることができる。
【0063】以下、本発明の第八の実施形態の燃料噴射
装置を説明する。本実施形態の燃料噴射装置が配設され
る燃料噴射系は、図1に示すように、第一の実施形態の
燃料噴射装置が配設された燃料噴射系とほぼ同様であ
る。本実施形態の燃料噴射装置は、デリバリパイプ80
7と複数のインジェクタ808とインテークマニホルド
710とにより構成されている。
【0064】図14は、本実施形態のデリバリパイプと
インジェクタとインテークマニホルドとを示した図13
と同様の拡大部分断面図である。図14において、86
0はインジェクタ808に設けられた当接面、812
は、当接面860が当接するインテークマニホルド81
0に設けられた支持面、856は、デリバリパイプ80
7とインジェクタ808とインテークマニホルド710
との境界部880に設けられた、コネクタ34を防水す
るためのコネクタ防水用パッキン、80はシリンダヘッ
ドである。図14に示すように、締結部材により、デリ
バリパイプ807はインテークマニホルド710に対し
て不動に固定されている。尚、第一の実施形態の部品と
同様の部品には、第一の実施形態の部品と同一の参照番
号を付しており、それらの説明は省略する。
【0065】燃料の噴射が行われる際、インジェクタ8
08は燃圧により図14の左下方向に付勢されるが、イ
ンテークマニホルド710の支持面812とインジェク
タ808の当接面860とが、コネクタ防水用パッキン
856を介して当接することにより、デリバリパイプ8
07に対してインジェクタ808がインジェクタの軸線
方向に相対運動することが防止される。そのため、コネ
クタ34とインジェクタ側ターミナル54との電気接点
の摺動が防止される。その結果、電気接点の摩耗により
接触抵抗が増加することが回避される。
【0066】更に図14に示すように、デリバリパイプ
807に対するインジェクタ808の径方向の傾きは、
デリバリパイプ807とインジェクタ808との間に設
けられたコネクタ防水用パッキン856と、Oリング5
2とによって2点で規制される。そのため、インジェク
タ808がデリバリパイプ807に対して径方向に傾い
て取付けられる場合、インジェクタ808はOリング5
2の中心点Pを中心に回転する。この場合、Oリング5
2は片寄せされず、Oリング52とインジェクタ装着穴
36との締め代は低下しない。つまり、デリバリパイプ
807とインジェクタ808との間の燃料のシール性は
低下しない。
【0067】その上、コネクタ防水用パッキン856
が、デリバリパイプ807とインジェクタ808とイン
テークマニホルド710との境界部880に設けられて
いるため、コネクタ防水用パッキン856により、図1
3に示したコネクタ防水用パッキン756の機能とシー
ル部材742の機能とを同時に達成することができる。
【0068】尚、上述した第七及び第八の実施形態で
は、デリバリパイプ707及び807はインテークマニ
ホルド710に取付けられているが、他の実施形態で
は、デリバリパイプをシリンダヘッド80に直接取付け
ることも可能である。その場合にも、第七及び第八の実
施形態と同様の効果を奏することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、インジェクタ側ターミ
ナルがコネクタに対してインジェクタの軸線方向に摺動
すること、及びデリバリパイプとインジェクタとの間の
燃料のシール性が低下することが、同時に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態の燃料噴射装置が配設
された燃料噴射系を示す構成図である。
【図2】第一の実施形態の燃料噴射装置の概略の部分断
面図である。
【図3】第一の実施形態のデリバリパイプ及びインジェ
クタを示す、図2のA−A線に沿った拡大部分断面図で
ある。
【図4】図3のデリバリパイプ及びインジェクタのB矢
視図である。
【図5】第二の実施形態のデリバリパイプ及びインジェ
クタを示す、図3と同様の拡大部分断面図である。
【図6】第二の実施形態のインジェクタがデリバリパイ
プに対して傾いた状態を示す図面である。
【図7】第三の実施形態のデリバリパイプ及びインジェ
クタを示す、図3と同様の拡大部分断面図である。
【図8】第三の実施形態のインジェクタがデリバリパイ
プに対して傾いた状態を示す図面である。
【図9】第四の実施形態のデリバリパイプ及びインジェ
クタのOリング周辺の拡大部分断面図である。
【図10】図9のC矢視図である。
【図11】第五の実施形態のデリバリパイプ及びインジ
ェクタのOリング周辺の拡大部分断面図である。
【図12】第六の実施形態のデリバリパイプ及びインジ
ェクタのOリング周辺の拡大部分断面図である。
【図13】第七の実施形態のデリバリパイプとインジェ
クタとインテークマニホルドとを示した拡大部分断面図
である。
【図14】第八の実施形態のデリバリパイプとインジェ
クタとインテークマニホルドとを示した図13と同様の
拡大部分断面図である。
【図15】従来の燃料噴射装置のデリバリパイプ及びイ
ンジェクタの拡大部分断面図である。
【図16】インジェクタがインジェクタ装着穴の軸線方
向に対して傾いて取付けられた場合の、図15と同様の
拡大部分断面図である。
【符号の説明】
7…デリバリパイプ 8…インジェクタ 34…コネクタ 38…固定フック溝 52…Oリング 54…インジェクタ側ターミナル 56…固定フック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号ラインの一端に配置されたコネ
    クタを備えたデリバリパイプと、 該デリバリパイプとの間をシールするOリングと前記コ
    ネクタに電気的に接続されるインジェクタ側ターミナル
    とを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けられるイン
    ジェクタと、 前記インジェクタ側ターミナルが前記コネクタに対して
    インジェクタの軸線方向に摺動するのを防止する固定部
    材とを有する燃料噴射装置において、 前記固定部材は複数の固定点を有し、該複数の固定点は
    前記Oリングの中心点を通りかつ前記インジェクタの軸
    線と直交する線上に配置されることを特徴とする燃料噴
    射装置。
  2. 【請求項2】 電気信号ラインの一端に配置されたコネ
    クタを備えたデリバリパイプと、 該デリバリパイプとの間をシールするOリングと前記コ
    ネクタに電気的に接続されるインジェクタ側ターミナル
    とを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けられるイン
    ジェクタと、 前記インジェクタ側ターミナルが前記コネクタに対して
    インジェクタの軸線方向に摺動するのを防止する固定部
    材とを有する燃料噴射装置において、 前記固定部材は前記デリバリパイプと前記インジェクタ
    との間に摺動面を有し、該摺動面は前記Oリングの中心
    点を中心とする球面であることを特徴とする燃料噴射装
    置。
  3. 【請求項3】 電気信号ラインの一端に配置されたコネ
    クタを備えたデリバリパイプと、 該デリバリパイプとの間をシールするOリングと前記コ
    ネクタに電気的に接続されるインジェクタ側ターミナル
    とを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けられるイン
    ジェクタと、 前記インジェクタ側ターミナルが前記コネクタに対して
    インジェクタの軸線方向に摺動するのを防止する固定部
    材とを有する燃料噴射装置において、 前記固定部材は前記Oリングの中心点に配置されること
    を特徴とする燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 電気信号ラインの一端に配置されたコネ
    クタを備えたデリバリパイプと、 該デリバリパイプとの間をシールするOリングと前記コ
    ネクタに電気的に接続されるインジェクタ側ターミナル
    とを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けられるイン
    ジェクタと、 前記インジェクタ側ターミナルが前記コネクタに対して
    インジェクタの軸線方向に慴動するのを防止する固定部
    材とを有する燃料噴射装置において、 前記デリバリパイプは前記Oリングとの間にシール面を
    有し、該シール面は前記Oリングの中心点を中心とする
    球面であることを特徴とする燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 電気信号ラインの一端に配置されたコネ
    クタを備えたデリバリパイプと、 該デリバリパイプとの間をシールするOリングと前記コ
    ネクタに電気的に接続されるインジェクタ側ターミナル
    とを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けられるイン
    ジェクタと、 前記インジェクタ側ターミナルが前記コネクタに対して
    インジェクタの軸線方向に摺動するのを防止する固定部
    材とを有する燃料噴射装置において、 前記インジェクタは前記Oリングを取付けるOリング溝
    と該Oリング溝に隣接する隣接部分とを有し、該隣接部
    分は前記Oリングの中心点を中心とする球面状のガイド
    部を備えたことを特徴とする燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 電気信号ラインの一端に配置されたコネ
    クタを備えたデリバリパイプと、 該デリバリパイプとの間をシールするOリングと前記コ
    ネクタに電気的に接続されるインジェクタ側ターミナル
    とを備え、かつ前記デリバリパイプに取付けられるイン
    ジェクタと、 前記インジェクタ側ターミナルが前記コネクタに対して
    インジェクタの軸線方向に摺動するのを防止する固定部
    材とを有する燃料噴射装置において、 前記固定部材は、前記インジェクタに設けられた当接面
    と、該当接面が当接するエンジン側部材の支持面とを具
    備し、更に、前記デリバリパイプに対する前記インジェ
    クタの径方向の傾きは、前記デリバリパイプと前記イン
    ジェクタとの間に設けられたコネクタ防水用パッキン
    と、前記Oリングとによって2点で規制されることを特
    徴とする燃料噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記固定部材は前記コネクタ防水用パッ
    キンを含んでおり、前記コネクタ防水用パッキンは、前
    記インジェクタと前記デリバリパイプと前記エンジン側
    部材との境界部に配置されることを特徴とする請求項6
    に記載の燃料噴射装置。
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