JP2001090380A - 耐震住宅および耐震住宅の構成方法 - Google Patents

耐震住宅および耐震住宅の構成方法

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JP2001090380A
JP2001090380A JP26936399A JP26936399A JP2001090380A JP 2001090380 A JP2001090380 A JP 2001090380A JP 26936399 A JP26936399 A JP 26936399A JP 26936399 A JP26936399 A JP 26936399A JP 2001090380 A JP2001090380 A JP 2001090380A
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earthquake
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Toru Kimoto
亨 紀本
Muneo Kotani
宗男 小谷
Tetsuo Hiramatsu
哲雄 平松
Yoshitomo Takahashi
是友 高橋
Osamu Tabata
治 田畑
Kazumi Hijikata
和己 土方
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 居住者もしくは住宅購入者の要望に応じた耐
震性を有する住宅を構成することを課題とする。 【解決手段】 梁および耐力壁より躯体が構成され、オ
イルダンパーが配設される耐震住宅において、各階で、
直交する方向について、それぞれ作用するオイルダンパ
ー16の個数を一致させる。該オイルダンパー16を単
一のオイルダンパーにより構成する。耐震の度合いをオ
イルダンパー16の個数により調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の耐震性を向
上させるための耐震住宅の構成方法、および住宅の制震
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高層建築では柔構造により、大き
な地震力の作用を免れる構造がとられている。しかし、
柔構造では作用する地震力が小さい反面、変形が大きく
なる。高層建築物においては、地震による変形を各階に
分散させて、一つの階における変形は小さくすることが
できる。しかし、中・低層建築においては、大きな変形
は躯体構造に多大な影響を与える。例えば、強震によっ
て約30cmの変形が生じる場合、30階建ての建物で
は1階に尽き1cmの変形で済み、建物は弾性範囲にとど
っまっているが、2階建ての建物が、30cm変形すれ
ば、破壊する可能性がある。このため、低層住宅では、
耐震性を向上させる方法として、一般的な住宅にくら
べ、柱や梁を強固にする専用設計が行われている。柱や
梁に特別に大径のものを使用したり、ブレースの配置数
を増やすなどの方法がとられている。すなわち、耐震住
宅は躯体構造から耐震住宅専用に構成されるものであ
り、躯体を構成する部材から耐震住宅用のものが用いら
れている。この場合には、耐力壁の配置数を確保するな
どの必要があり、住宅の構成が限定される。住宅の基礎
と躯体の間に積層ゴムなどを配設する方法なども知られ
ている。特開平9−13740号公報や、特開平10−
220067号公報に示されるものである。さらに、建
築物内部に耐震要素を付加したり、エネルギー吸収装置
を配設する方法もしられている。特開平11−5068
9号公報に示されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平9−13740
号公報や、特開平10−220067号公報に示される
技術のように、住宅の基礎と躯体の間に緩衝材などを配
設する方法では、専用の基礎と躯体を必要とし、施工費
が高くなる。建築物内部に耐震要素を付加する場合、増
設した耐震要素や制震機構等の位置によっては、建築物
の内部空間の居住性や利用性が阻害されてしまう場合が
ある。そして、特開平11−50689号公報に示され
る技術は、高層建築物を対象にしているものであり、大
きな変形が躯体構造に深刻な負荷を与える住宅のような
低層の建築物には用いることが困難である。最近、耐震
性を有する住宅に対する関心が高まっている。そして、
住宅を購入する人の要望や経済状況に応じた耐震性を有
する住宅が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、梁および耐力壁より躯体が構成され、オイルダンパ
ーが配設される耐震住宅において、各階で、直交する方
向について、それぞれ作用するオイルダンパーの個数
が、一致させる。また、単一のオイルダンパーを用い
て、各階で、直交する方向について、作用する該オイル
ダンパーの個数を一致させると共に、耐震性をオイルダ
ンパーの個数により行う。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。図1は基本躯体の構
成を示す斜視図、図2は躯体の配設される基礎の構成を
示す斜視断面図、図3は地盤改良の構成を示す図、図4
は軸組の配設構成を示す図、図5は耐力壁の斜視図、図
6は吸震軸組の構成を示す略図、図7はオイルダンパー
の特性を示す図、図8は吸震軸組の配置構成を示す図、
図9は1階部分の軸組構成を示す斜視図、図10は1階
部分のオイルダンパーの配置構成を示す略図、図11は
2階部分の軸組構成を示す斜視図、図12は2階部分の
オイルダンパーの配置構成を示す略図である。
【0006】はじめに、住宅の基礎および躯体構造につ
いて図1乃至図6をもちいて説明する。図1において、
住宅1の躯体は、主に、鋼製軸組3および梁4・5によ
り構成されている。そして、該躯体が基礎2上に配設さ
れるものである。軸組3は基礎2上に立設され、該軸組
3の下部は基礎2の上面に固設されている。隣接する軸
組3・3はつなぎ部材などにより接続される。基礎2上
に配設されている軸組3・3・3・・・には耐力壁3b
および吸震軸組14が含まれている。耐力壁3bにはブ
レースが組み込まれており、この耐力壁3bが外周をは
じめ建物全体にバランス良く配置されている。吸振軸組
14にはオイルダンパーが組み込まれており、該吸震軸
組14により躯体1に伝達された揺れが吸収される構成
になっている。
【0007】基礎2の上に立設された軸組3・3・・・
の上には、梁4が配設される。軸組3の上面に梁4がボ
ルトなどにより締結される。該梁4・4・・・には、水
平ブレースが配設されており、躯体に急激な力がかかっ
ても、躯体全体で、強くしなやかに受け止める構成にな
っている。さらに梁4上に2階部分を構成する軸組3が
配設される。梁4上に立設された軸組3も、下面を梁4
に固設され、隣接する軸組3・3は互いに接続される構
成となっている。そして、梁4の上に配設された軸組3
・3・・・の上には小屋梁5が配設される構成になって
いる。小屋梁5は軸組3の上面にボルトなどを締結する
ことにより、固設されている。小屋梁5・5・5・・・
には水平ブレースが配設されており、小屋梁5・5間の
剛性を高めるとともに、強度としなやかさを有する躯体
を構成するものである。そして、小屋梁5の上に小屋組
部材を配設し、屋根を構成することができる。図1に
は、屋根付2階建て住宅を示したが、本発明の耐力壁を
配設する躯体構造は上記のものに限定されるものではな
く、耐力壁を基本部材とする軸組および梁より構成され
る住宅の躯体に使用できるものである。
【0008】次に、図2を用いて基礎2の構成について
説明する。基礎2は、標準の大きさが立上がり幅16c
m、高さ75cm、フーチング幅52cmの大型鉄筋コ
ンクリート連続布基礎である。この大型の基礎により、
躯体からの様々な荷重を受け止め分散させて地面に伝え
るものである。基礎2はクラッシャーラン42上に配設
され、地盤41に下部を埋設されている。コンクリート
基礎2内にはメッシュバー6が通されており、基礎2の
上面にはアンカーボルト7が突設されている。アンカー
ボルト7に前記軸組3を固設するため、軸組3を基礎2
に強固に固設する。そして、軸組3を介して躯体の受け
る様々な荷重を基礎に伝える構成になっている。
【0009】基礎2を配設する地盤は、入念な調査が行
われる。そして、その地盤において、上記の標準基礎で
の対応が不適合と判断された場合には、べた基礎やベー
ス部分の幅を増した基礎等を用いたり、図3に示すごと
く地盤の改良を行う。地盤41の改良としては、図3
(a)および図3(b)に示す方法などがとられる。図
3(a)に示すごとく、基礎2の直下に当る個所に硬質
で、均一な安定層B1を形成し、軟弱な層へ荷重を軽減
させる方法がとられる。もしくは、図3(b)に示すご
とく、杭B2を打ち込んで、荷重を基礎直下の地盤では
なく、杭B2を介して杭周辺の地盤や深部の支持地盤に
伝え構造物を支える方法がとられる。これにより、様々
な地盤においても、住宅を建設することができるのであ
る。
【0010】基礎2上には、図4に示すごとく、一階部
分を構成する軸組3が立設される。軸組3は、基礎2上
面に突設されたアンカーボルト7を、該軸組3の下面に
接続することにより、基礎2に固設される。そして、コ
ーナー部においては軸組3・3間にはつなぎ部材8が配
設され、軸組3・3間の接続が行われる。軸組3・3は
数箇所でボルトにより接続されるため、十分な接続の強
度を得ることができる。基礎2上において、このように
接続された軸組3の上には梁4が配設される。軸組3の
上面には上面に梁4を接続するための孔が穿設されてお
り、該孔を利用して、ボルトなどにより軸組3が梁4に
固設されるものである。軸組3はボルトなどにより基礎
2および梁4に固設されるため、該ボルトを取り外すこ
とにより、軸組3を基礎2および梁4より容易に取り外
すことができる。
【0011】次に、躯体1を構成する耐力壁3bについ
て説明する。耐力壁3bは、図5に示すごとく、C型形
鋼を溶接したフレーム3cに、ブレース3dをX字型に
組み入れた構成になっている。これにより、耐力壁3b
を基礎2と梁4の間もしくは梁4と梁5の間にくみ込みや
すく、耐力壁3bの配置を容易に行うことができる。該
耐力壁3bを、外周をはじめ建物全体にバランス良く配
置し、水平ブレースや梁4を介して建物にかかる荷重を
分散させる。耐力壁3bに地震などにより強い力が働い
た場合、耐力壁3bに組み入れられたブレースにより、
その力に対抗するものである。
【0012】次に、躯体1の耐震性を向上させる吸震軸
組14について説明する。基本躯体1の強度は耐力壁3
bおよび梁4・5により維持される。そして、オイルダ
ンパーを有する吸震軸組14を配設することにより、住
宅の躯体に伝達された地震力を吸収しする。これによ
り、躯体にかかる荷重を軽減でき、耐震性を向上でき
る。図6(a)に示すごとく、吸震軸組14は、フレー
ム15・15および該フレーム15・15に接続された
オイルダンパー16により構成される。フレーム15・
15はオイルダンパー16を介して接続されており、図
6(b)に示すごとく、フレーム15・15間の相対距
離は、オイルダンパー16の可動範囲内において、変化
できる構成になっている。
【0013】オイルダンパー16は、シリンダ、該シリ
ンダ内に挿入されたピストン、該ピストンに接続したロ
ッドにより構成される。ピストンには、バルブ機構が設
けられており、該バルブ機構により、減衰力の速度特性
が調節される。バルブ機構はオリフィス、リリーフバル
ブおよび環状隙間を組み合わせることにより、所定の速
度特性を実現できるものである。これにより、ロッドを
摺動するエネルギーがオイルの粘性抵抗により吸収され
る。そして、オイルダンパーはロッド、シリンダがフレ
ーム15にそれぞれ接続された構成になっている。
【0014】オイルダンパーは、図7に示すような速度
特性を示すものである。ロッドの摺動速度が速い場合に
は抵抗力が大きく、摺動速度が遅い場合には抵抗力が小
さい。このため、急激な揺れにより、吸震軸組14の1
5・15間に大きな力が掛かる場合にはオイルダンパー
に大きな抵抗力が発生するため、耐力壁3bなどに掛か
る荷重を軽減することができる。また、速度依存型の減
衰機構として、小振幅から大振幅まで振幅に応じた減衰
力が作用する。速度に依存した減衰力を大略仮定するこ
とで、減衰定数の形式で性能を設定することができ、応
答スペクトルなどを介して効果の把握が比較的容易にで
きる。
【0015】次に、吸震軸組14の配置構成について、
図8ないし図12を用いて説明する。はじめに、図8に
示すごとく、吸震軸組14は基礎2と梁4との間、およ
び梁4と梁5間に配設される。吸震軸組14の寸法は、
前述の耐力壁3bと同様に構成されているため、基礎躯
体1および基礎2の構成を変更することなく、容易に取
付けることができる。吸震軸組14のフレーム15・1
5は、基礎2および梁4にそれぞれ固設されている。フ
レーム15・15間には、オイルダンパー16が配設さ
れている。これにより、上方のフレーム15と下方のフ
レーム15との相対距離が変化する場合には、オイルダ
ンパー16によりエネルギーが吸収される。
【0016】建物に地震力が伝達され、耐力壁3bおよ
び梁4により構成される基本躯体1が揺れると、その揺
れにより吸震軸組14のフレーム15・15間の相対距
離が変化し、オイルダンパー16により地震力が吸収さ
れる。このため、躯体にかかる地震力が低減され、躯体
の耐震性を向上することができる。上記吸震軸組14に
より、粘性抵抗を利用して建物の減衰力を高め、より大
きな地震エネルギーを吸収することができる。吸震軸組
14により他の躯体構成部材に過大な付加をかけること
なく、地震エネルギーを吸収することができる。そし
て、大地震(地動加速度400gal)に対しても耐力壁
3bおよび躯体が弾性域にとどまり、地震力を受けた後
も、躯体を構成する各部が破損することなく、補修の必
要が無くすことをねらいとしている。
【0017】次に、図9ないし図12において、各階の
軸組3における吸震軸組14の配設位置について説明す
る。まず、図9および図10を用いて、一階部分の軸組
3の配置構成について説明する。基礎2上には軸組3が
配設されており、該軸組3として耐力壁3bおよび吸震
軸組14が配設されている。図9および図10に示すご
とく、吸震軸組14はX方向に平行に配設されたものが
3つあり、Y方向に平行に配設されたものが3つある。
吸震軸組14には1つのオイルダンパー16が配設され
ているため、1階においては、X方向に作用するオイル
ダンパー16とY方向に作用するオイルダンパー16が
それぞれ3つ配設される構成となっている。ここにおい
て、軸組3の配設された平面において、軸組3の1つに
平行な方向をX方向とし、X方向に直行する方向をY方
向とする。
【0018】次に、図11および図12を用いて、二階
部分の軸組3の配置構成について説明する。図11にお
いて軸組3は梁4と梁5の間に配設されているものであ
る。図11および図12に示すごとく、吸震軸組14は
X方向に平行に配設されたものが2つあり、Y方向に平
行に配設されたものが2つある。すなわち、二階におい
ては、X方向に作用するオイルダンパー16とY方向に
作用するオイルダンパー16がそれぞれ2つ配設される
構成となっている。
【0019】上記のごとく、各階を構成する軸組3にお
いて、配設されるオイルダンパー16の数はX方向およ
びY方向について等しくなるように構成されている。梁
4・5および耐力壁3bを基本構成とする躯体構造にお
いて、耐力壁3bが建物の形状に見合ってバランス良く
配設されている、平面的にも立体的にも重心や剛心の偏
りの少ない構成になっいる。吸震軸組14は前述のごと
く、躯体1の揺れに対して抵抗力発生させるものであ
り、躯体1に配設した場合に躯体1の揺れを抑制する効
果を発揮す。抑制される揺れの方向はオイルダンパー1
6の配設方向に依存する。そして、吸震軸組14に配設
されるオイルダンパー16は同一のオイルダンパーによ
り構成されている。これにより、部材の共通化による費
用の削減を行えることができると共に、施工が容易であ
る。
【0020】そして、揺れの抑制される量は、揺れを吸
収するオイルダンパーの個数に依存する。吸震軸組14
により躯体の揺れに変化が起きる。躯体は、吸震軸組1
4を配設した状態においてバランス良く構成する必要が
ある。本実施例においては、各階において、オイルダン
パー16の数をX方向およびY方向について等しくなる
ように配設するので、各階において、水平方向に対する
吸震性のばらつきを解消できる。すなわち、梁4・5お
よび耐力壁3bにより構成される躯体のバランスを保ち
ながら躯体1の耐震性を向上できる。
【0021】各階における、X方向およびY方向に配設
された、オイルダンパー16の個数を一致させることに
より、躯体1のバランスを保ちながら、該躯体1に吸震
性を持たせるので、一箇所に複数個のオイルダンパー1
6を配置して、各階における、X方向およびY方向に配
設された、オイルダンパー16の個数を一致させること
も可能である。この場合には、オイルダンパー16の配
設の自由度が向上する。間取りを犠牲にすることなく、
オイルダンパー16を配設し、建物の耐震性を向上され
ることができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、梁および耐力
壁より躯体が構成され、オイルダンパーが配設される耐
震住宅において、各階で、直交する方向について、それ
ぞれ作用するオイルダンパーの個数が、一致する耐震住
宅を構成するので、容易に耐震住宅を構成可能であり、
躯体のバランスを保ちながら耐震性を向上させることが
できる。このため、既存の住宅の耐震性を容易に向上さ
せることができ、施工に掛かる費用を軽減できる。
【0023】請求項2に記載のごとく、梁および耐力壁
より躯体が構成され、オイルダンパーが配設される耐震
住宅の構成方法において、各階で、直交する方向につい
て、作用するオイルダンパーの個数が一致させる耐震住
宅の構成方法をとるので、容易に耐震住宅を構成可能で
あり、耐震設計の自由度を向上でき、住人の要望に応じ
た耐震性を有する住宅を構成することができる。また、
躯体のバランスを保ちながら耐震性を向上させることが
できる。このため、既存の住宅の耐震性を容易に向上さ
せることができ、施工に掛かる費用を軽減できる。
【0024】請求項3に示すごとく、梁および耐力壁よ
り躯体が構成され、オイルダンパーが配設される耐震住
宅の構成方法において、単一のオイルダンパーを用い
て、各階で、直交する方向について、作用する該オイル
ダンパーの個数を一致させると共に、耐震性をオイルダ
ンパーの個数により行うので、オイルダンパーを配設す
る施工が容易に行われ、施工に掛かる期間を減少し、施
工費を軽減できる。また、オイルダンパーの配設個数に
より耐震性を容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本躯体の構成を示す斜視図。
【図2】躯体の配設される基礎の構成を示す斜視断面
図。
【図3】地盤改良の構成を示す図。
【図4】軸組の配設構成を示す図。
【図5】耐力壁の斜視図。
【図6】吸震軸組の構成を示す略図。
【図7】オイルダンパーの特性を示す図。
【図8】吸震軸組の配置構成を示す図。
【図9】1階部分の軸組構成を示す斜視図。
【図10】1階部分のオイルダンパーの配置構成を示す
略図。
【図11】2階部分の軸組構成を示す斜視図。
【図12】2階部分のオイルダンパーの配置構成を示す
略図。
【符号の説明】
1 躯体 2 基礎 3 軸組 3b 耐力壁 4・5 梁 7 アンカーボルト 14 吸震軸組 15 フレーム 16 オイルダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 哲雄 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 高橋 是友 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 田畑 治 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 土方 和己 大阪府大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 Fターム(参考) 2E002 EA01 EA04 EB12 FA02 FB16 HB01 JA03 JB01 LA03 MA11 MA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁および耐力壁より躯体が構成され、オ
    イルダンパーが配設される耐震住宅において、各階で、
    直交する方向について、それぞれ作用するオイルダンパ
    ーの個数が、一致することを特徴とする耐震住宅。
  2. 【請求項2】 梁および耐力壁より躯体が構成され、オ
    イルダンパーが配設される耐震住宅の構成方法におい
    て、各階で、直交する方向について、作用するオイルダ
    ンパーの個数が一致させることを特徴とする耐震住宅の
    構成方法。
  3. 【請求項3】 梁および耐力壁より躯体が構成され、オ
    イルダンパーが配設される耐震住宅の構成方法におい
    て、単一のオイルダンパーを用いて、各階で、直交する
    方向について、作用する該オイルダンパーの個数を一致
    させると共に、耐震性をオイルダンパーの個数により行
    うことを特徴とする耐震住宅の構成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107251A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Misawa Homes Co Ltd 制振壁パネルの配置方法

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JP2007107251A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Misawa Homes Co Ltd 制振壁パネルの配置方法

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