JP2001088164A - 二重成形用電気式射出成形機 - Google Patents

二重成形用電気式射出成形機

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JP2001088164A JP26950899A JP26950899A JP2001088164A JP 2001088164 A JP2001088164 A JP 2001088164A JP 26950899 A JP26950899 A JP 26950899A JP 26950899 A JP26950899 A JP 26950899A JP 2001088164 A JP2001088164 A JP 2001088164A
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一成 山口
Hirokuni Kiuchi
裕邦 木内
Hiroyuki Handa
裕幸 半田
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ２基の電気式射出装置が備える電動モータ
を、並設に干渉しない部位に設定することにより、射出
装置を互いに近接して並設可能となす。 【解決手段】 射出用及び計量用とノズルタッチ用の各
駆動源を電動モータとする２基の射出装置１を、機台２
上面に個々にノズルタッチ自在に並設する。各射出装置
１の射出用電動モータ３０を後部支持体５の上側面に配
設する。ノズルタッチ用ギアモータ２０を前部支持体４
の下側面に配設する。計量用電動モータ４０を前部支持
体４と後部支持体５との間のタイバー７に挿通支持した
ノズル押圧部材６の外側面に配設して両射出装置１，１
を互いに近接し、ノズル間隔Ｄを極力狭く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対の金型を使
用して製品を多層又は二色成形する場合に使用される二
重成形用電気式射出成形機に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】これまでの二重成形用
射出成形機が備える油圧式射出装置では、その殆どが後
部の射出シリンダの後端に計量用油圧モータを取付けた
構造を採用しているため、２基の射出装置を近接して機
台上に並列に設置することができ、これによりノズル間
隔も狭くなるので、型締装置に取付けた一対の金型の間
隔も同様に狭く設定されるようになる。
【０００３】しかしながら、電動サーボモータなどの電
動モータを駆動源として使用している電気式射出装置で
は、その殆どが射出装置の両側面又は片側面に電動モー
タを取付けているため、二重成形用として機台上に並設
すると、側面の電動モータが障害となって近接配置する
ことができず、これがため電気式射出装置を二重成形用
射出成形機の射出装置としては採用し難いものとされて
いた。
【０００４】この発明は上記課題を解決するために考え
られたものであって、その目的は、２基の射出装置が備
える電動モータを、射出装置の並設に干渉しない部位に
設定することによって、射出装置を互いに近接可能とな
すとともに、電気式射出装置を採用したものでありなが
らコンパクトに構成し得る新たな二重成形用電気式射出
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、射出用及び計量用とノズルタッチ用の各駆動源を電
動モータとする２基の射出装置を、機台上面に個々にノ
ズルタッチ自在に並設した二重成形用射出成形機におい
て、各射出装置の射出用電動モータを後部支持体の上側
面に配設し、ノズルタッチ用ギアモータを前部支持体の
下側面に配設し、計量用電動モータを前部支持体と後部
支持体との間のタイバーに挿通支持したノズル押圧部材
の外側面にそれぞれ配設して両射出装置を互いに近接
し、ノズル間隔を極力狭く設定してなる、というもので
ある。
【０００６】上記構成では、並設した２基の射出装置の
内側面には駆動用の電動モータがないことから、従来の
油圧式と同様に電気式射出装置を近接配置して、これま
でのようなノズル間隔とすることができ、これにより一
対の金型の間隔も大幅に変わることがないので、射出装
置として電気式を採用した二重成形用射出成形機であっ
ても油圧式の場合とコンパクトに構成することができ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】図において、１，１は機台２の上
面に設置された２基の同一構造の射出装置で、互いに近
接させて個々にノズルタッチ自在に並設してある。
【０００８】この射出装置１は、射出用及び計量用の駆
動源として電動サーボモータを採用し、ノズルタッチ用
の駆動源としてギアモータを採用した電気式のものであ
って、射出スクリュを回転自在に内装した加熱筒３を前
面に取付け、また上面に材料供給口を有する前部支持体
４と、その後方の後部支持体５との間にスクリュ押圧部
材６を、両支持体にわたり設けたタイバー７，７に挿通
して進退自在に備えている。また両支持体は座板８に下
部両側を固定し、その座板８を介して機台２の上面に並
設した長手方向の一対の支軸２ａ，２ａに挿通して、機
台上に進退自在に立設されている。
【０００９】上記後部支持体５とスクリュ押圧部材６と
は、後部支持体５の中央部に軸部を回転自在に軸承し
て、該後部支持体５の前面に設けた定位置のボールねじ
軸９と、スクリュ押圧部材６の後面中央部に突設したボ
ールナット部１０との螺合により連結されており、これ
によりボールねじ軸９に伝達された回転力がボールナッ
ト部１０と上記タイバー７，７により直線運動に変換さ
れてスクリュ押圧部材６が加熱筒３内の射出スクリュと
共に前進移動し、加熱筒３内の樹脂がノズルから射出さ
れるようになっている。
【００１０】またスクリュ押圧部材６の前面中央部に
は、図では省略したが、上記加熱筒３に内装した射出ス
クリュの軸部後端が回転自在に連結されており、その軸
部にスクリュ回転用のプーリー１１が取付けてある。
【００１１】１２はノズルタッチ機構で、先端を機台２
の上に立設した固定盤５０の下部に、保持部材１３によ
り固着して機台上に水平に設けたボールねじ軸１４と、
そのボールねじ軸１４と螺合したボールナット部材１５
と、そのボールナット部材１５を回転自在に内装し、か
つ上記支軸２ａに挿通して前部支持体４の下側の座板８
に連結した可動部材１６と、ボールナット部材１５の外
端部に一体に取付けた伝導歯車１７と、上記前部支持体
４の下側面に取付けて回転軸端の駆動歯車１８を中継歯
車１９を介して上記伝導歯車１７に噛合したノズルタッ
チ用ギアモータ２０とからなり、そのノズルタッチ用ギ
アモータ２０により上記ボールナット部材１５がボール
ねじ軸１４上を回転しつつ移動し、それにより可動部材
１６が射出装置１と共に固定盤５０側に前進移動してノ
ズルタッチが行われるように構成してある。
【００１２】３０は射出用電動サーボモータで、駆動軸
を外向きにして上記後部支持体５の上側面に台座３１を
設けて設置してある。この電動サーボモータ３０の駆動
軸端のプーリー３２には、上記ボールねじ軸９の軸端の
プーリー３４とにわたりタイミングベルト３３が掛け設
けられ、そのタイミングベルト３３を介して、ボールね
じ軸９に回転力が伝達されるようにしてある。
【００１３】４０は計量用電動サーボモータで、機台上
に並設された各射出装置１，１のスクリュ押圧部材６，
６の外側面に一体的に取付けて設置してある。この電動
サーボモータ４０の駆動軸端のプーリー４１には、上記
スクリュ回転用のプーリー１１とにわたるタイミングベ
ルト４２が掛け設けられており、これにより計量用電動
サーボモータ４０によるスクリュ回転によって樹脂の可
塑化と計量とが行えるようにしてある。
【００１４】このように、ノズルタッチ用ギアモータ２
０を前部支持体４の下側面に、射出用電動サーボモータ
４０を後部支持体５の上側面に、計量用サーボモータ４
０をスクリュ押圧部材６の外側面にそれぞれ配設した射
出装置１，１では、射出装置内側に近接の障害となるも
のがないので、並設される射出装置１，１が電気式であ
っても、従来の油圧式と同様に近接配置して、ノズル間
隔Ｄをこれまでと大差なく設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明に係わる二重成形用電気式射出成形
機の一部縦断側面図である。
【図２】 同じく２基の射出装置の並設状態を一部平断
面として示す略示平面図である。
【図３】 射出装置に対する各駆動源の設置位置を示す
略示正面図である。
【符号の説明】
１ 射出装置 ２ 機台 ３ 加熱筒 ４ 前部支持体 ５ 後部支持体 ６ ノズル押圧部材 ７ タイバー ９ ボールねじ軸 １０ ボールナット部材 １２ ノズルタッチ機構 ２０ ノズルタッチ用ギアモータ ３０ 射出用電動サーボモータ ４０ 計量用電動サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 半田 裕幸 長野県埴科郡坂城町大字南条2110番地 日 精樹脂工業株式会社内 Ｆターム(参考） 4F206 JA07 JB22 JB28 JL02 JQ06 JQ51 JQ57 JT01 JT03 JT32 JT38

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 射出用及び計量用とノズルタッチ用の各
    駆動源を電動モータとする２基の射出装置を、機台上面
    にて個々にノズルタッチ自在に並設した二重成形用射出
    成形機において、各射出装置の射出用電動モータを後部
    支持体の上側面に配設し、ノズルタッチ用ギアモータを
    前部支持体の下側面に配設し、計量用電動モータを前部
    支持体と後部支持体との間のタイバーに挿通支持したノ
    ズル押圧部材の外側面にそれぞれ配設して両射出装置を
    互いに近接し、ノズル間隔を極力狭く設定してなること
    を特徴とする二重成形用電気式射出成形機。
JP26950899A 1999-09-22 1999-09-22 二重成形用電気式射出成形機 Expired - Lifetime JP3608104B2 (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361674A (ja) * 2001-06-08 2002-12-18 Japan Steel Works Ltd:The 電動式多材質射出成形機
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